JPH11100168A - 糸条巻取装置 - Google Patents

糸条巻取装置

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JPH11100168A
JPH11100168A JP26562697A JP26562697A JPH11100168A JP H11100168 A JPH11100168 A JP H11100168A JP 26562697 A JP26562697 A JP 26562697A JP 26562697 A JP26562697 A JP 26562697A JP H11100168 A JPH11100168 A JP H11100168A
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JP
Japan
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contact roller
roller
rotor
winding device
brushless motor
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JP26562697A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Kino
義浩 木野
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Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/02Winding and traversing material on to reels, bobbins, tubes, or like package cores or formers
    • B65H54/40Arrangements for rotating packages
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H54/00Winding, coiling, or depositing filamentary material
    • B65H54/70Other constructional features of yarn-winding machines
    • B65H54/74Driving arrangements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2701/00Handled material; Storage means
    • B65H2701/30Handled filamentary material
    • B65H2701/31Textiles threads or artificial strands of filaments

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の糸条巻取装置は、コンタクトローラ
をブラシレスモータによって駆動させる事で、装置自体
のコンパクト、小型化を可能となし、モータからの熱伝
達を抑制してパッケージに及ぼす影響をなくす事にあ
る。 【解決手段】 巻取位置aのスピンドル5のパッケージ
Pに圧接されるコンタクトローラ10を、ブラシレスモ
ータ11でダイレクトドライブさせる。そして、ブラシ
レスモータ11の小型化されたステータ20とロータ2
1によりコンタクトローラ10の高速回転を確保しつ
つ、装置自体をコンパクト、小型化する。又、発熱しな
いロータ21を介してコンタクトローラ10をダイレク
トドライブさせる事で、コンタクトローラ10が圧接す
るパッケージPの熱劣化を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルととも
にコンタクトローラもモータ駆動する糸条巻取装置に係
わり、特に、装置自体のコンパクト、小型化を図り、モ
ータの発熱をコンタクトローラに伝達する事を抑制する
ようにした糸条巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な糸条巻取装置としては、モータ
駆動されるスピンドルに装着されたボビンに形成される
パッケージに圧接するようにコンタクトローラが設けら
れ、コンタクトローラの圧接によってパッケージが崩れ
ないように形状を整えつつ糸を巻取ものである。このコ
ンタクトローラは、パッケージの成長(巻太り)に伴い
径外方に移動され、通常、コンタクトローラの回転数
(周速)を検出し、コンタクトローラの回転数が一定と
なるようにスピンドルのモータを制御している。このよ
うなコンタクトローラを有する糸条巻取装置は、種々提
案されており、コンタクトローラ自体もモータ駆動させ
るものがある。これは、コンタクトローラの回転数を巻
取状況に応じてパッケージ又はボビンの周速と独立して
制御でき、又満管ボビンから空ボビンへの自動糸切換え
する時に、コンタクトローラがボビンから一時的に離れ
ても回転速度を低下させる事がないため、円滑な糸切換
えを可能とできる等の利点があるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
糸条巻取装置では、コンタクトローラをモータ駆動させ
るものとして、汎用されるPMモータやインダクション
モータが用いられており、糸の巻取高速化の要請によっ
てコンタクトローラを高速回転するには、これらモータ
のステータやロータなどを大型化する必要があり、糸条
巻取装置のコンパクト、小型化を達成できない。
【0004】又、巻取高速化の要請に応じるべく、大型
のPMモータやインダクションモータでコンタクトロー
ラを駆動させるためには、例えば、特開平9−0958
26号公報に記載されるように軸受で両端支持されたコ
ンタクローラの一支持端との間のローラ軸にモータを配
置する構造とする必要がある事から、PMモータやイン
ダクションモータのロータやステータからの発熱がロー
ラ軸から直接軸受やコンタクトローラに伝達され、軸受
の寿命を低下させ、パッケージを部分的に熱劣化させて
巻取糸条の糸質を不均一にするという問題もある。この
問題を解決するために、PMモータやインダクションモ
ータとコンタクトローラの連結を、カップリングを介し
て行う事でコンタクトローラへの熱伝達を抑制する事
や、コンタクトローラにファンを設置し、又上記公報
(特開平9−095826号公報)に記載されるように
冷却油を循環させてモータを強制的に冷却する事が考え
られるが、カップリングや強制的な冷却手段を配置する
と、糸条巻取装置の大型化や製造コストの上昇を招く。
【0005】本発明の糸条巻取装置は、コンタクトロー
ラをブラシレスモータによって駆動させる事で、装置自
体のコンパクト、小型化を可能となし、モータからの熱
伝達を抑制してパッケージに及ぼす影響をなくすことに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の糸条巻取装置で
は、駆動されるスピンドルに装着されたボビンに形成さ
れるパッケージに圧接され、駆動手段により駆動される
コンタクトローラを備えてなる糸条巻取機において、前
記駆動手段は、ステータに空隙をもって対峙され、コン
タクトローラを直接駆動させるロータを有するブラシレ
スモータで構成されるものである。これにより、コンタ
クトローラをブラシレスモータで直接駆動させると、コ
ンパクト、小型化されたステータやロータによってコン
タクトローラを高速回転させる事ができる。又、ブラシ
レスモータは、ステータに電流を流す事でロータを介し
てコンタクトローラを駆動できる事から、即ち、ロータ
側に電流を流すことなくコンタクトローラを駆動できる
事から、発熱しないロータを介してコンタクトローラに
ステータの発熱を伝達する事が抑制できる。
【0007】又、ブラシレスモータを、回転自在に両端
支持されたコンタクトローラの支持端から突出するロー
ラ軸延長部に、直接的に設けると、従来のようにブラシ
レスモータとコンタクトローラを連結するカップリング
を必要としない。
【0008】又、ブラシレスモータに、ロータの回転数
を検出する検出手段を設け、検出手段の回転数検出に応
じてコンタクトローラ及びスピンドルの駆動を制御する
ようにすると、モータ軸又はローラ軸にギアを設け、パ
ルスエンコーダなどでモータの回転数を検出するものを
配置する必要がなくなり、装置自体のコンパクト化を達
成できる。
【0009】更に、駆動されるスピンドルに装着された
ボビンに形成されるパッケージに圧接され、駆動手段に
より駆動されるコンタクトローラを備えてなる糸条巻取
機において、前記駆動手段は、回転自在に両端支持され
たコンタクトローラの支持端から突出するローラ軸延長
部に、アタッチメントを介して取外し自在に設けられて
いるものである。これにより、ローラ軸延長部からアタ
ッチメントを介して駆動手段を取外す事で、コンタクト
ローラを回転自在に支持する軸受などの交換を容易に行
う事が可能となる。
【0010】又、アタッチメントを、ローラ軸延長部の
外周に形成されたテーパー形状に倣って嵌め込まれるテ
ーパー付スリーブで構成すると、アタッチメントとロー
ラ軸のテーパー形状により、駆動手段とコンタクトロー
ラとの組立てを、精度良く且つ容易にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態における
糸条巻取装置について、図1〜図5を参照しつつ説明す
る。本発明の糸条巻取装置は、駆動されるスピンドルに
装着されたボビンに形成されるパッケージに圧接される
コンタクトローラを、ブラシレスモータによって直接駆
動(ダイレクトドライブ)させる事で、装置自体のコン
パクト、小型化を図りつつ、モータからの熱伝達を抑制
してパッケージの熱劣化を防止するものである。
【0012】図1及び図2において、本発明の糸条巻取
装置は、タレット式の紡糸巻取機1を例にして説明す
る。紡糸巻取機1は、本体フレーム2に対して平軸3の
周りで180°づつ旋回するタレット板4と、該タレッ
ト板4の前面側に片持ち状に一端部が支持された2本の
スピンドル5,6と、タレット板4の背面側に固定され
て各スピンドル5,6を回転駆動する駆動モータ7,8
と、本体フレーム2に対して垂直に昇降自在になった昇
降枠9に設けられたコンタクトローラ10と、該コンタ
クトローラ10を回転駆動するDCブラシレスモータ1
1(駆動手段)と、昇降枠9に設けられたトラバース装
置12とから主に構成されている。昇降枠9はその基端
側に設けた圧接シリンダ13によって荷重を支持され、
昇降部の全重量(コンタクトローラ10,ブラシレスモ
ータ11など)を圧接シリンダ13による持上げ力との
差圧が、巻取位置aに位置するスピンドル5のパッケー
ジPに対するコンタクトローラ10の圧接となる様にし
ている。尚、Bは巻取位置aと待機位置bにある各スピ
ンドル5,6に装着されるボビンである。
【0013】コンタクトローラ10は、各スピンドル
5,6に平行に配置されており、ローラ軸15の両端部
で軸受16と制振手段となるシール部材33(ゴム製O
リング等の弾性体)を介して昇降枠9に対して上下に微
小量(ε)だけ移動自在に弾性支持されている。ローラ
軸15は、各スピンドル5,6の自由端側に位置する支
持端から突出するローラ軸延長部17を有しており、該
ローラ軸延長部17にオーバーハング(片持ち)状態で
ブラシレスモータ11が直接的に設けられている。ブラ
シレスモータ11は、トランジスタ等の電子スイッチン
グからなるドライバーを有し、ブラシや整流子の機械的
接触部分を電気回路から除去したもので、ステータコア
20(ステータ)内に空隙h(但し、h>ε)をもって
対峙される回転自在なロータ21を有するインナーロー
タ型が用いられる。尚、ブラシレスモータ11として
は、ステータコアの外側に空隙をもって回転自在とされ
たロータを有するアウターロータ型であっても良い。
【0014】次に、コンタクトローラ10の支持構造
と、ブラシレスモータ11(駆動手段)の組付け構造の
詳細について、図3及び図4に基づいて説明する。
【0015】図3及び図4において、コンタクトローラ
10は、2分割されて同軸連結された2つの円筒状のロ
ーラ本体18を有し、各ローラ本体18の両端から突出
するローラ軸15を2つの取付ブロック30内に配置さ
れた軸受16によって昇降枠9に回転自在として両端支
持されている。尚、ローラ本体18としては、2分割の
ものに限らず、1本のものでも良い。各軸受16は、複
数のシール部材(Oリング)31を介して取付ブロック
30内に介挿されたオイルミスト用のスリーブ32内に
配置され、制振手段となるシール部材33(Oリング)
を介してスリーブ32内の段付穴34に挿入されてい
る。スリーブ32には、軸受16と段付穴34の段部3
4aとの間に区画されたオイル室cに開口するオイルミ
スト微小孔35が形成されており、微小孔35はオイル
孔36を介して図示しない油圧源に接続されている。
又、スリーブ32の外周にはオイルを回収するための環
状溝36が形成されており、環状溝36は回収孔37を
介して上記油圧源に接続されている。これにより、上記
油圧源から供給される潤滑油が微小孔35から霧状(ミ
スト)にオイル室c内に噴射され、軸受16の潤滑油と
して用いられると共に、噴射された潤滑油は環状溝36
から回収孔37を介して上記油圧源に回収されるように
なっている。
【0016】又、スリーブ32内には、軸受16から開
口端に向かってラビリンス38,スリーブ39,予圧ウ
ェーブワッシャー40、スリーブ41の順に配置されて
おり、軸受16を含む各部材38〜41はスリーブ32
の開口端に嵌め込まれたスラスト軸受42によって抜け
止めされている。43は各スリーブ39,41内との間
に介挿されたシール部材(Oリング)である。そして、
コンタクトローラ10は、ローラ軸15をスリーブ32
の段付穴34の小径側から挿入して、軸受16内に圧入
する事で各取付ブロック30を介して昇降枠9に対して
回転自在、且つシール部材33を弾性変形させることで
上下に微小量εだけ移動自在として弾性的に両端支持さ
れている。又、スピンドル5の自由端側に位置するロー
ラ軸15は、その支持端から連続してローラ軸延長部1
7が突出している。ローラ軸延長部17の外周には、先
端に向かって段々に縮径するテーパー形状17aが形成
されており、該ローラ軸延長部17にアタッチメント4
5を介してブラシレスモータ11がオーバーハング状態
(片持ち状態)で組付けられている。
【0017】アタッチメント45は、ローラ軸延長部1
7のテーパー形状17aに倣って嵌め込まれるテーパー
穴45aを有するテーパー付スリーブであって、外周面
にブラシレスモータ11のロータ21が接着されてい
る。ロータ21は、例えば焼結によって円筒状に形成さ
れたネオジ磁石などの磁力の強い永久磁石(強磁性体)
であって、その内外周に各磁極が着磁されている。ロー
タ21の外周にはコンタクトローラ10の微小量εより
大きな空隙hをもってコイルが巻回されたステータコア
20が対峙されており、ステータコア20は昇降枠9に
固設されるモータ本体46内に配置されている。ステタ
ーコア20は、図5に示すように、コイル巻数を増やす
ために、その周方向に複数分割された分割コア47から
なり、各分割コア47にローラ軸15の軸方向に向けて
電流が流れるようにコイルを巻回する構成とされてい
る。
【0018】又、ステータコア20とロータ21の空隙
hは、高速回転され、巻取位置aにあるスピンドル5の
パッケージP(図1に示す)からの押し上げなどにより
昇降枠9に対して上下移動されるコンタクトローラ10
の振れ(微小量ε)を吸収するに十分なものとされてい
る。これにより、ブラシレスモータ11を、弾性的に両
端支持されたコンタクトローラ10の支持端から突出す
るローラ軸延長部17にオーバーハング状態(片持ち状
態)で組付ける構造としても、コンタクトローラ10の
振れによりロータ21がステータコア20に接触して破
損することが防止される。この場合、空隙hを多くする
とモータ11の出力が低下する事にもなるが、ロータ2
1の磁力を強力にすることで、コンタクトローラ10の
振れ(微小量ε)を吸収できる空隙hとしても、モータ
自体のコンパクト、小型化を保ったままでコンタクトロ
ーラ10を高速回転させれる。
【0019】そして、ブラシレスモータ11のローラ軸
延長部17への組付けは、図4に示すように、アタッチ
メント45のテーパー穴45aをローラ軸延長部17に
嵌め込み、該ローラ軸延長部17のテーパー形状17a
から突出する連結軸48をアタッチメント45のテーパ
ー穴45aに連続する連結穴45bに貫通させる。アタ
ッチメント45の連結穴45bから突出した連結軸48
にワッシャー49とナット50により締め付ける事でア
タッチメント45を介してロータ21をコンタクトロー
ラ10のローラ軸延長部17に組付ける。次いで、ロー
ラ軸延長部17に組付けられたロータ21に対して空隙
hをもって対峙するようにモータ本体46内のステータ
コア20を配置し、モータ本体46を昇降枠9に取付け
る事で組付けを完了する。これにより、ブラシレスモー
タ11は、ステータコア20のコイルにドライバーなど
の回路によって電流を流すと、ロータ21との磁界形成
によりアタッチメント45、ローラ軸15を介してコン
タクトローラ10を直接駆動(ダイレクトドライブ)さ
せる。
【0020】又、図4において、ブレシレスモータ11
には、ロータ21(コンタクトローラ10)の回転数を
検出する検出手段55が組付けられている。検出手段5
5は、アタッチメント45の先端外周に接着された複数
の永久磁石56と、アタッチメント45やローラ軸15
の先端側を閉鎖する蓋部材58に配置された磁気センサ
57とで構成されている。永久磁石57は焼結などによ
って成形されて、その内外周に各磁極が着磁されてい
る。又、磁気センサ57はコンタクトローラ10と巻取
位置aのスピンドル5の駆動を制御するコントローラ
(図示しない)に接続されており、コンタクトローラ1
0と共に回転される永久磁石56に磁力を検出して上記
コントローラに検出信号として出力する。そして、上記
コントローラは、連続して出力される検出信号により、
ロータ21(コンタクトローラ10)の回転数を得て、
該回転数検出に基づいてコンタクトローラ10をスピン
ドル5のパッケージPの周速よりやや早い速度の一定速
度で駆動制御する事で、パッケージPに対するバルジ巻
を防止する。尚、上記コントローラは、巻取位置aのス
ピンドル5は、パッケージPの成長(巻太り)に伴って
減速し、コンタクトローラ10にパッケージPの成長
(巻太り)により圧接シリンダ13(図1に示す)によ
って径外方に移動されるように制御する。
【0021】このように、本発明の糸条巻取装置では、
巻取位置aのスピンドル5のパッケージPに圧接される
コンタクトローラ10を、ステータコア20とロータ2
1とでなるブラシレスモータ11でダイレクトドライブ
する構成としたので、ステータコア20やロータ21を
コンパクト、小型化にして、コンタクトローラ10を高
速回転できる事から、もって装置自体をコンパクト、小
型化する事が可能となる。特に、ブラシレスモータ11
を、コンタクトローラ10のローラ軸延長部17にアタ
ッチメント45を介して直接的に設ける構造とすると、
従来のように、コンタクトローラ10を駆動するモータ
とコンタクトローラ10とを連結するためのカップリン
グなどを必要としない。
【0022】又、ブラシレスモータ11でコンタクトロ
ーラ10をダイレクトドライブする構成としても、モー
タ11の発熱する部位が電流が流れるステータコア20
であり、アタッチメント45を介してコンタクトローラ
10のローラ軸延長部17に組付けられるロータ21が
発熱する事がない。従って、コンタクローラ10をダイ
レクトドライブしても、ステータコア20の発熱が空隙
hを介してロータ21,ローラ軸15からコンタクトロ
ーラ10に伝達される事を抑制でき、圧接されるパッケ
ージPを熱劣化させて巻取糸条の糸質を不均一にする事
が防止される。特に、インナーロータ型のブラシレスモ
ータ11を用いると、ステータコア20が外側に位置す
るため、外気との接触により冷却効率が良くなり、ロー
タ21からコンタクトローラ10に伝達される熱を抑制
させる効果が顕著となる。更に、空隙hを介してステー
タコア20の発熱がロータ21に伝達される事になる
が、これを防止する方法として、空隙hに冷却空気を圧
入吸引する事が考えられる。
【0023】更に、検出手段55をブラシレスモータ1
1に組付けると、ローラ軸15などにギアを設けて、パ
ルスエンコーダなどによってモータの回転数を検出する
ものを配置する必要がなく、更に装置自体をコンパク
ト、小型化にする事が可能となる。
【0024】又、ブラシレスモータ11のロータ軸延長
部17への組付けを、アタッチメント45とローラ軸延
長部17とのテーパー嵌合により行う構造とすると、ブ
ラシレスモータ11とコンタクトローラ10の芯ずれな
どをなくして精度良く組付ける事を容易に行える。そし
て、アタッチメント45を介してブラシレスモータ11
を、コンタクトローラ10から取外し自在とできるた
め、軸受16などの交換作業を容易に行える。
【0025】尚、本発明の糸条巻取装置では、紡糸巻取
機1に適用した場合について説明したが、これに限定さ
れるものでなく、スピンドルの如きものをモータ駆動す
る如何なる場合に適用しても良い。又、糸条巻取装置で
は、ブラシレスモータ11をローラ軸延長部17に組付
ける構造について説明したが、これに限定されるもので
なく、従来から汎用されているPMモータやインダクシ
ョンモータなどをローラ軸延長部17に組付ける場合に
適用しても良い。更に、アタッチメント45とローラ軸
延長部17との連結をテーパー嵌合により行う構造につ
いて説明したが、これに限定されるものでなく、キーと
キー溝により連結する構造としても良い。
【0026】
【発明の効果】本発明の糸条巻取装置では、スピンドル
に装着されたボビンに形成されるパッケージに圧接され
るコンタクトローラを、ステータとロータとでなるブラ
シレスモータで直接駆動(ダイレクトドライブ)する
と、ステータやロータをコンパクト、小型化にしても、
コンタクトローラを高速回転できる事から、装置自体を
コンパクト、小型化する事が可能となる。特に、電流が
流れず発熱しないロータを介してコンタクトローラを直
接駆動(ダイレクトドライブ)すると、コンタクトロー
ラへの熱伝達が抑制され、パッケージの熱劣化を防止で
きる。
【0027】又、ブラシレスモータを、コンタクローラ
の支持端から突出するローラ軸延長部に、直接的に設け
る構造とすると、従来のようにブラシレスモータとコン
タクトローラとを連結するカップリングなどを必要とし
ない事から、糸条巻取装置のコンパクト、小型化を達成
できる。又、コンタクトローラの支持端の内側にモータ
を設ける場合、ローラ軸にロータを取り付けた状態での
バランス取りが非常に困難であるが、コンタクトローラ
の支持端から突出するローラ軸延長部にモータを設ける
場合、コンタクトローラとモータのロータとをそれぞれ
別個にバランス取りしてから取り付ければ良く、バラン
ス取り作業が非常に簡単になる。
【0028】又、ブラシレスモータに、ロータの回転数
を検出する検出手段を設け、該検出手段の回転数検出に
応じてコンタクトローラ及びスピンドルの駆動を制御す
るようにすると、モータ軸又はローラ軸にギアを設け
て、パルスエンコーダなどによってモータの回転数を検
出するものを配置する必要がなく、更に装置自体をコン
パクト、小型化にする事が可能となる。
【0029】更に、スピンドルに装着されたボビンに形
成されるパッケージに圧接されるコンタクトローラを駆
動する駆動手段を、コンタクトローラの支持端から突出
するローラ軸延長部に、アタッチメントを介して取外し
自在に設ける構造にすると、コンタクトローラを回転自
在に支持する軸受などの交換を容易に行う事が可能とな
る。
【0030】又、アタッチメントを、ローラ軸延長部の
外周に形成されたテーパー形状に倣って嵌め込まれるテ
ーパー付スリーブで構成すると、アタッチメントとロー
ラ軸とのテーパー形状により、駆動手段とコンタクトロ
ーラとの組立てを、精度良く且つ容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糸条巻取装置の構成を示す側面図である。
【図2】糸条巻取装置の構成を示す正面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【符号の説明】
5,6 スピンドル 10 コンタクトローラ 11 ブラシレスモータ(駆動手段) 15 ローラ軸 17 ローラ軸延長部 17a テーパー形状 20 ステータコア(ステータ) 21 ロータ 45 アタッチメント 45a テーパー穴 55 検出手段 B ボビン P パッケージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動されるスピンドルに装着されたボビ
    ンに形成されるパッケージに圧接され、駆動手段により
    駆動されるコンタクトローラを備えてなる糸条巻取装置
    において、前記駆動手段は、ステータに空隙をもって対
    峙され、コンタクトローラを直接駆動させるロータを有
    するブラシレスモータで構成される糸条巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシレスモータは、回転自在に両
    端支持されたコンタクトローラの支持端から突出するロ
    ーラ軸延長部に、直接的に設けられている請求項1に記
    載の糸条巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシレスモータには、ロータの回
    転数を検出する検出手段を設け、検出手段の回転数検出
    に応じてコンタクトローラ及びスピンドルの駆動を制御
    するようにした請求項1又は請求項2に記載の糸条巻取
    装置。
  4. 【請求項4】 駆動されるスピンドルに装着されたボビ
    ンに形成されるパッケージに圧接され、駆動手段により
    駆動されるコンタクトローラを備えてなる糸条巻取装置
    において、前記駆動手段は、回転自在に両端支持された
    コンタクトローラの支持端から突出するローラ軸延長部
    に、アタッチメントを介して取外し自在に設けられてい
    る糸条巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記アタッチメントは、ローラ軸延長部
    の外周に形成されたテーパー形状に倣って嵌め込まれる
    テーパー付スリーブである請求項4に記載の糸条巻取装
    置。
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