JPH1099579A - 糸切機能付ミシン - Google Patents

糸切機能付ミシン

Info

Publication number
JPH1099579A
JPH1099579A JP25475096A JP25475096A JPH1099579A JP H1099579 A JPH1099579 A JP H1099579A JP 25475096 A JP25475096 A JP 25475096A JP 25475096 A JP25475096 A JP 25475096A JP H1099579 A JPH1099579 A JP H1099579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blade
thread cutting
fixed
thread
movable blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25475096A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Terao
晃 寺尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP25475096A priority Critical patent/JPH1099579A/ja
Publication of JPH1099579A publication Critical patent/JPH1099579A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 可動刃の動作中に可動刃と固定刃が動作方向
に離間すること可能とし、可動刃、及び、糸切機構を小
型化する。 【解決手段】 可動刃組の揺動軌跡上には、固定刃19
が固定刃19の上面と可動刃11aの下面が接する高さ
でフレームに取付られている。その固定刃19は、端部
には水平方向に固定刃突起部19aが形成され、この固
定刃19の根本付近は弾性を有しており、固定刃突起部
19a付近に上下方向の力が生じると弾性変形する。可
動刃11aと案内板11bとが可動刃取付台11cに積
層して固着されており、案内板11bの端部には下方向
に案内板突起部11baが形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の糸切断刃を
相対的に移動して、糸を切断する糸切機能付ミシンに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ミシンの固定された固定刃と、そ
の上方に往復動可能に配置された可動刃と、その固定刃
及び可動刃との間で刃圧を生じさせるための機構が設け
られている。その刃圧とは、固定刃と可動刃とを互いに
接近させるような力である。また、可動刃の移動に際し
て、その固定刃と可動刃とのそれぞれの端部の一部が、
上方から見て重なるので、固定刃と可動刃とが可動刃の
復動時に衝突する恐れがある。そのため、可動刃が移動
しても固定刃と可動刃との一部が常に重なっているよう
に、可動刃を長く形成し、上記衝突を防止している。ま
た、この可動刃は、糸を振り分ける糸案内部材に積層し
て組み付けられることもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構成にするには、可動刃をその動作方向に長くす
る必要があり、可動刃、ひいては糸切機構全体が大型化
するという問題点があった。また、可動刃と糸案内とを
積層するために、組み付けや部品精度の誤差のため、そ
の固定刃と可動刃とのそれぞれの端部の一部が重なって
いても、固定刃と可動刃とが可動刃の復動時に衝突する
恐れがある。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、良好に糸切断刃の移動を移動す
ることができる糸切機能付ミシンを提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の糸切機能付ミシンは、糸を切断する
ための複数の糸切断刃と、複数の糸切断刃のそれぞれの
端部が所定方向から見て重なるように、複数の糸切断刃
のうち少なくとも1つの糸切断刃を移動する刃移動手段
と、刃移動手段による糸切断刃の移動に伴い、端部の重
なりの前に複数の糸切断刃を互いに離間させ、端部の重
なり後に複数の糸切断刃を接近或いは接触させる刃離間
手段とを備えている。
【0006】従って、複数の糸切断刃は糸を切断する。
刃移動手段は、複数の糸切断刃のそれぞれの端部が所定
方向から見て重なるように、複数の糸切断刃のうち少な
くとも1つの糸切断刃を移動する。刃離間手段は、刃移
動手段による糸切断刃の移動に伴い、端部の重なりの前
に複数の糸切断刃を互いに離間させ、端部の重なり後に
複数の糸切断刃を接近或いは接触させる。
【0007】請求項2の糸切機能付ミシンは、刃移動手
段によって移動される糸切断刃に対し積層して配置さ
れ、切断される糸を案内する案内部材を備え、案内部材
は、刃移動手段によって移動される糸切断刃に対し積層
して配置され、切断される糸を案内する。
【0008】請求項3の糸切機能付ミシンは、弾性を有
する固定された糸切断刃と、固定された糸切断刃に対し
相対的に移動する糸切断刃と、固定された糸切断刃に向
かって突出するように、案内部材の一部を折り曲げ形成
された刃離間手段とを備えている。従って、弾性を有す
る固定された糸切断刃と、固定された糸切断刃に対し相
対的に移動する糸切断刃とによって糸を切断する。案内
部材の一部を折り曲げ形成された刃離間手段は、固定さ
れた糸切断刃に向かって突出する。こうして、糸切りの
ための糸切断刃の移動に伴い、案内部材の一部を折り曲
げ形成された部分と固定された糸切断刃とが接触して、
固定された糸切断が弾性変形し、固定された糸切り切断
刃と移動する糸切切断刃とが離間する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0010】図1(a)は、本装置の平面図、図1(b)
は、本装置の側面図であり、ミシンモータの回転を水平
釜1の釜軸1aに伝達する装置として駆動ベルト3を用
いている。水平釜1には糸切カム5が固着されており、
カム溝5aは糸切カム5の下面に形成されている。フレ
ーム7の下面側には作動レバー9が装着され、作動レバ
ー9の一方の端部は可動刃組11と連結し、もう一方の
端部にはカムフォロア9aが固着されており、糸切装置
が作動しない時には作動レバー9はバネ13によって下
方に付勢されている(図2(a)、図2(b)参照)。
カムフォロア9aをカム溝5aに当接させるための駆動
源としてソレノイド15が用いられ、トリガー部材17
によって作動レバー9とソレノイド15を連結してい
る。
【0011】図2(a)に示すようにカムフォロア9a
のカム溝5aへの当接、離間を円滑におこなうため、カ
ム溝5aには第1カム溝拡大部5aaと第2カム溝拡大
部5abが設けられている。図3(a)は可動刃組11
の平面図及び側面図、図3(b)は可動刃組11の側面
図の拡大図であり、可動刃11aと案内板11bが可動
刃取付台11cに積層して固着されており、案内板11
bの端部には下方向に案内板突起部11baが形成され
ている。案内板突起部11baは、案内板11bの一部
を曲げて形成され、ミシンに組み付けられた際に、固定
刃19に向かって突出する。この案内板突起部11ba
が、請求項3記載の刃移動手段に相当する。
【0012】また、図1(a)に示すように、可動刃組
11の揺動軌跡上には、固定刃19が固定刃19の上面
と可動刃11aの下面が接する高さでフレーム7に取付
られている。その固定刃19は、図4に示すように、端
部には水平方向に固定刃突起部19aが形成されてい
る。この固定刃19と可動刃11aとが、複数の糸切断
刃に相当する。可動刃11aを移動させる糸切カム5及
び作動レバー9等が刃移動手段に相当する。また、この
固定刃19の根本付近は弾性を有しており、固定刃突起
部19a付近に上下方向の力が生じると弾性変形する。
【0013】尚、可動刃11a及び案内板11bは、可
動刃11aの往動に伴い、固定刃119から完全に離間
するように、最小の大きさで作成されている。
【0014】また、図9に示すように、水平釜1は、ミ
シンアーム部の上下動する針100と協働するように一
定方向に回転され、糸切カム5は、針100及び水平釜
1と接触しないようなタイミングで可動刃11aを作動
させるように回転する。この糸切カム5、水平釜1、釜
軸1aとは一体的に回転する。そして、釜軸1aが停止
すると、針100の上下動も停止するように構成されて
いる。
【0015】本実施例は以上に説明した如く構成され
る。
【0016】次に、前記構成に基づく動作を説明する。
糸切信号を受け、ミシンモータの回転が駆動ベルト3を
介して伝達され、水平釜1とそれに固着された糸切カム
5が左回転し、第1カム溝拡大部5aaがカムフォロア
9aの上部に達したとき(図2(a)参照)ソレノイド
15がオンし、トリガー部材17を介して作動レバー9
が押し上げられ、カムフォロア9aとカム溝5aが当接
する(図2(c)参照)。次に、糸切カム5の回転に伴
い作動レバー9が揺動し、作動レバー9の端部に連結し
た可動刃組11を往復動させる。
【0017】図5、図6、図7、図8は可動刃組11の
一連の動作を表したもので、先ず、可動刃組11は上糸
21と下糸23を通過して図5に示す位置まで往動する
が、この位置では固定刃19と可動刃11aは完全に離
間している。次に、可動刃組11は復動し、復動する途
中で案内板11bによって上糸21と下糸23を捕らえ
る。その後、可動刃11aと固定刃19と刃部11a
c、19ac(本発明の端部)が当接する前に双方の衝
突を避けるため、図6(a)、図6(b)に示すように
案内板突起部11baと固定刃突起部19aとが接触し
て、固定刃19の根本部分が下方に弾性変形する。即
ち、案内板突起部11baが固定刃突起部19aを押し
下げる。
【0018】そして、可動刃11aの刃部が固定刃19
の刃部を復動方向に通過した後で糸切り前に、案内板突
起部11baが固定刃突起部19aの根本側(図4に示
す*印)に移動し、案内板突起部11baと固定刃突起
部19aとが離間すると、固定刃19の根本部分が上方
に復元し、固定刃19と可動刃11aとが上下方向に再
接触する。
【0019】それから、案内板11bによって固定刃1
9まで導かれた上糸21と下糸23とが、図7に示すよ
うに、可動刃11aの刃部と固定刃19の刃部とが合わ
さる位置で切断され、切断後、更に第2カム溝拡大部5
abがカムフォロア9aと当接するまで糸切カム5を回
転させ(図8参照)、ミシンモータを停止し、水平釜1
と糸切カム5の回転を止める。その後、ソレノイド15
をオフし、バネ13のバネ圧によってカムフォロア9a
をカム溝5aから離間させ一連の糸切動作を終了する。
【0020】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、請
求項1記載の糸切機能付ミシンによれば、刃移動手段に
よる糸切断刃の移動に伴い、糸切断刃の端部の重なりの
前に複数の糸切断刃が互いに離間し、端部の重なり後に
複数の糸切断刃が接近或いは接触するので、糸切断刃を
常に接触するための長さを確保する必要が無く、糸切断
刃の長さを最小限にしても良好に糸切りを行うことがで
き、また、ミシンの小型化を図ることができる。
【0021】請求項2の糸切機能付ミシンによれば、案
内部材と糸切断刃とが積層して配置されたための影響に
関わらず、案内部材による糸案内を伴う糸切断を良好に
行うことができる。
【0022】請求項3の糸切機能付ミシンによれば、弾
性を有する固定された糸切断刃と案内部材の一部を折り
曲げ形成された刃離間手段とを接触させ、複数の糸切断
刃を離間させるので、簡単な構成でミシンを構成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の一実施例の自動糸切装置
の平面図である。図1(b)はその自動糸切装置の側面
図である。
【図2】図2(a)は糸切機構の平面図である。図2
(b)は図2(a)のA−A線断面図である。図2
(c)は図2(a)のA−A線断面図である。
【図3】図3(a)は可動刃組の平面図及び側面図であ
る。図3(b)は可動刃組の側面図の拡大図である。
【図4】固定刃の平面図である。
【図5】糸切機構の平面図である。
【図6】図6(a)は糸切機構、特に可動刃と固定刃の
関係を表す平面図である。図6(b)は図6(a)のB
−B線断面図である。
【図7】糸切機構の平面図である。
【図8】糸切機構の平面図である。
【図9】糸切機能付ミシンの全体図である。
【符号の説明】
11 可動刃組 11a 可動刃 11b 案内板 11ba 案内板突起部 19 固定刃 19a 固定刃突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 糸を切断するための複数の糸切断刃と、 前記複数の糸切断刃のそれぞれの端部が所定方向から見
    て重なるように、前記複数の糸切断刃のうち少なくとも
    1つの糸切断刃を移動する刃移動手段と、 前記刃移動手段による糸切断刃の移動に伴い、前記端部
    の重なりの前に前記複数の糸切断刃を互いに離間させ、
    前記端部の重なり後に前記複数の糸切断刃を接近或いは
    接触させる刃離間手段とを備えることを特徴とする糸切
    機能付ミシン。
  2. 【請求項2】 前記刃移動手段によって移動される糸切
    断刃に対し積層して配置され、切断される糸を案内する
    案内部材を備えることを特徴とした請求項1記載の糸切
    機能付ミシン。
  3. 【請求項3】 弾性を有する固定された糸切断刃と、 前記固定された糸切断刃に対し相対的に移動する糸切断
    刃と、 前記固定された糸切断刃に向かって突出するように、前
    記案内部材の一部を折り曲げ形成された刃離間手段とを
    備えることを特徴とした請求項2記載の糸切機能付ミシ
    ン。
JP25475096A 1996-09-26 1996-09-26 糸切機能付ミシン Pending JPH1099579A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25475096A JPH1099579A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 糸切機能付ミシン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25475096A JPH1099579A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 糸切機能付ミシン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1099579A true JPH1099579A (ja) 1998-04-21

Family

ID=17269365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25475096A Pending JPH1099579A (ja) 1996-09-26 1996-09-26 糸切機能付ミシン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1099579A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106436072A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 浙江中捷缝纫科技有限公司 一种缝纫机剪线机构

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106436072A (zh) * 2016-11-29 2017-02-22 浙江中捷缝纫科技有限公司 一种缝纫机剪线机构
CN106436072B (zh) * 2016-11-29 2023-07-11 浙江中捷缝纫科技有限公司 一种缝纫机剪线机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7048165B2 (en) Staple detecting mechanism of electric stapler
JP2005042260A (ja) 丸編機における給糸切換装置及び方法
US5131340A (en) Selective thread cutting device in a sewing machine
US5080031A (en) Needle thread holding device in sewing machine
JPH1099579A (ja) 糸切機能付ミシン
US6672232B2 (en) Two-thread lock-stitch sewing machine with thread cutter
JPS62187001A (ja) ベニヤ単板の切断装置
US2908781A (en) Relay switch rocker means
KR100717915B1 (ko) 시트 후처리장치
US4674424A (en) Presser foot lifting mechanism
CN209854351U (zh) 柱筒型缝纫机的切线装置
JP2007007219A (ja) ミシンの自動糸切り装置
JPH11207652A (ja) ステープル装置
US4967575A (en) Thread cutting and holding device
US4630559A (en) Thread cutting mechanism in lock stitch sewing machine
US5370073A (en) Thread cutting device for a sewing machine
CN213068891U (zh) 一种扫描踢卡机构以及免疫定量分析仪
CN111663258B (zh) 柱筒型缝纫机的切线装置
JPH1099580A (ja) 糸切機能付ミシン
JP3824923B2 (ja) 2本針ミシンの糸切り装置
FI92025C (fi) Kone muovi- ja/tai paperiaineiden leikkaamiseksi
JP3617179B2 (ja) ミシンのメス駆動機構
CN102634939B (zh) 钉扣机的切线装置
JP3798051B2 (ja) ミシンの自動糸切り装置
JPS62129093A (ja) ミシンの糸切り装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20050311

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050412

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050802