JPH1099292A - 核磁気共鳴検査装置 - Google Patents
核磁気共鳴検査装置Info
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- JPH1099292A JPH1099292A JP8280299A JP28029996A JPH1099292A JP H1099292 A JPH1099292 A JP H1099292A JP 8280299 A JP8280299 A JP 8280299A JP 28029996 A JP28029996 A JP 28029996A JP H1099292 A JPH1099292 A JP H1099292A
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Abstract
響を除去する。 【解決手段】 撮像パルスシーケンス情報に基づいて波
形発生部43、43、…よりGx,Gy,Gzの各波形
データを出力させ、この波形データを振幅調整部44、
波形変換部45を経て出力遅延部46に送る。出力遅延
部46では、撮像パルスシーケンス情報に含まれていた
遅延データに応じて、Gx,Gy,Gzの各波形データ
ごとに遅延量を定めてそれらを出力する。
Description
(MR現象)を利用してイメージングやスペクトロスコ
ピー測定を行なう核磁気共鳴検査装置に関し、とくに撮
像パルスシーケンスの制御系の改良に関する。
体)を静磁場中に配置し、その磁場強度に対応する共鳴
周波数に一致する周波数のRF電力のパルス的な照射を
行なって被検体中の核スピンを励起する。その後、被検
体に生じるNMR信号を受信する。その際、NMR信号
に位置情報を付加するため、X,Y,Zの直交3軸の各
方向に磁場強度が傾斜している傾斜磁場Gx,Gy,G
zのパルスを発生させる。そして受信信号を検波・A/
D変換してデータ収集し、このデータを処理することに
より画像を再現する。
せ、データ処理によって画像情報を再現するためには、
3軸の傾斜磁場波形、励起パルス波形、送・受信系での
発生信号の周波数と位相とを正確にコントロールすると
ともに、これらの各タイミングを数μ秒間隔で撮像パル
スシーケンスの全体にわたって精度よく実行する必要が
ある。これらは、高精度な撮像パルスシーケンサーを使
用することによって可能となる。
な撮像パルスシーケンサーで発生させられたパルスシー
ケンスに応じて傾斜磁場電源等の駆動されるときに遅延
が生じて撮像パルスシーケンスの正確なコントロールが
できないという問題がある。この遅延は傾斜磁場電源等
の駆動系に不可避であり、この遅延量の存在が撮像パル
スシーケンスの正確な実行を困難にし、画像の劣化を招
く。とくに、傾斜磁場は傾斜磁場コイルにより発生させ
られ、被駆動系が大きなインダクタンス成分やキャパシ
タンス成分を含むコイルであることから、傾斜磁場電源
の性能を劣化させ、ひいては時間軸上の誤差としてその
影響が現れ、大きな問題となっている。
実際に発生させられる傾斜磁場パルス等のタイミングが
正確にコントロールされるように改善した核磁気共鳴検
査装置を提供することを目的とする。
め、この発明によれば、静磁場を発生する手段と、該静
磁場に重畳するよう直交3軸の各方向の傾斜磁場をそれ
ぞれ発生する手段と、RF送信手段と、RF受信手段
と、所定波形の上記3軸の傾斜磁場パルスおよび所定波
形の高周波パルスがそれぞれ所定のタイミングで発生す
るよう制御する撮像パルスシーケンス制御手段とを備え
る核磁気共鳴検査装置において、上記撮像パルスシーケ
ンス制御手段は、上記3軸の傾斜磁場パルス波形を発生
する手段と、該パルス波形の出力タイミングを遅延デー
タに応じて3軸の傾斜磁場パルス波形のそれぞれにつき
独立に遅延させる遅延手段とを含むことが特徴となって
いる。
は、それぞれ遅延手段を介して出力される。この遅延手
段は3軸のそれぞれの遅延データに応じた遅延時間だけ
遅延させるものである。そのため、3軸の傾斜磁場発生
系での遅延量がそれぞれ異なるものであっても、これら
に対応してそれぞれの軸の傾斜磁場パルスを正確なタイ
ミングで実際に発生させることができる。すなわち、傾
斜磁場パルス等が所望のタイミングで発生するよう撮像
パルスシーケンスを正確に設計したとしても傾斜磁場発
生系での遅延でそのタイミングでは発生しないが、その
ような遅延による影響が出ないように撮像パルスシーケ
ンスを設計しておき、撮像パルスシーケンス情報に含ま
れる遅延データに応じて3軸の傾斜磁場パルス波形の出
力タイミングの遅延量をそれぞれ独立にコントロールす
ることにより、ハードウェア系での遅延を補正して、所
望のタイミングで各軸の傾斜磁場を正確に発生させるこ
とができる。これによって、3軸の傾斜磁場発生系での
ハードウェア的な相違に基づく3軸の傾斜磁場パルスの
間での微妙なずれをも補正できるので、核スピンの位相
の乱れなどもなくすことができ、結果として良好な画像
などを得ることが可能となる。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明を適用した撮像パルスシーケンサー中の傾斜磁場
等の波形制御部分を示すものである。この撮像パルスシ
ーケンサーを含む核磁気共鳴検査装置の全体の構成は図
3に示すようなものとなっている。説明の便宜上、図3
から説明すると、撮像パルスシーケンサー12は、ホス
トコンピュータ11から取り込んだ撮像パルスシーケン
スの情報に基づき、傾斜磁場制御部14、RFパルス制
御部15、受信部34、信号処理部35などの全体のシ
ーケンシャルな動作を制御し、撮像パルスシーケンスの
実行を司る。傾斜磁場制御部14は、Gx電源21、G
y電源22、Gz電源23を制御し、所定のパルス波形
の駆動電流がGxコイル24、Gyコイル25、Gzコ
イル26に流れるようにする。こうして、Gx、Gy、
Gzの各傾斜磁場パルスが発生させられる。この傾斜磁
場パルスは、図示しない静磁場発生装置によって発生さ
せられる均一な静磁場に重畳するように発生させられ
る。
る空間には図示しない被検体が配置される。RFパルス
制御部15は、RF発生部31において、上記の静磁場
における被検体の共鳴周波数に対応する周波数の搬送波
が発生させられ、この搬送波が所定のパルス波形にAM
変調されるように制御する。RF発生部31において発
生させられたRFパルス(搬送波をAM変調したもの)
は、送信コイル32を経て被検体に照射される。
号は受信コイル33で受信され、受信部34に送られて
周波数変換、A/D変換を受け、さらに信号処理部35
に送られて位相検波される。こうして得られた受信デー
タは記憶部(メモリ)36に蓄積された後、撮像パルス
シーケンサー12を経てホストコンピュータ11に送ら
れ、2次元フーリエ変換などの画像再構成アルゴリズム
によって処理される。
部の傾斜磁場等の波形制御部は図1のように構成されて
おり、ホストコンピュータ11から波形情報やエレメン
ト情報等を含む撮像パルスシーケンス情報が送られてき
ており、これらがタイミング発生部41、エレメント制
御部42、波形発生部43等にセットされ、その撮像パ
ルスシーケンス情報に基づいたデジタル波形を生成して
出力する。タイミング発生部41は、データアクジショ
ンシステム内で共通に使用されるシステムクロックを基
準に全体の各々のタイミングをコントロールする。ま
た、エレメント制御部42は、撮像パルスシーケンスの
最小繰り返し単位であるエレメントを制御・管理する。
波形発生部43、43、…は、ホストコンピュータ11
からの波形情報に基づきGx、Gy、Gzの各傾斜磁場
パルス波形等をそれぞれ発生し、このデジタル波形が振
幅調整部44で振幅調整され、さらに波形変換部45で
撮像空間中に設定された任意の座標軸に変換された後、
出力遅延部46で各軸独立に遅延させられて出力され
る。
に、波形発生部43で発生させられ振幅調整部44で振
幅調整されさらに波形変換部46で変換されたGx、G
y、Gzの各波形データが入力される入力レジスタ5
1、52、53と、これらで保持された各波形データを
時系列方向にシフトさせて出力するシフトレジスタ5
7、58、59を備える。さらに、各軸の波形データの
出力タイミングに関するディレイデータを保持するディ
レイレジスタ54、55、56を有する。
報の一部として、ホストコンピュータ11から送られて
くるもので、撮像パルスシーケンスの設計者があらかじ
めホストコンピュータ11に入力しておいたものであ
る。すなわち、X,Y,Zの各軸の傾斜磁場は図3に示
すようにそれぞれ電源21〜23とコイル24〜26と
の組み合わせによって発生させられ、インダクタンス分
やキャパシタンス分などに起因して遅延が生じることが
避けられない。そのため、高精度な撮像パルスシーケン
サー12を用いて、波形およびタイミングとも高精度に
定められた波形データを傾斜磁場制御部14に入力して
も、その入力通りのタイミングで各軸の傾斜磁場が発生
することはない。そこで、あらかじめこれら各軸のハー
ドウェアでの遅延量を測定して、そのような遅延が生じ
ることを前提として撮像パルスシーケンスを設計してお
くのである。
ィレイデータがいったんディレイレジスタ54、55、
56のそれぞれに格納され、シフトレジスタ57、5
8、59は、これらのディレイレジスタ54、55、5
6に格納された各軸のディレイデータに応じて、入力さ
れた波形データを時系列的にシフトさせて出力する。こ
れにより、各軸の傾斜磁場駆動系に与える波形データの
タイミングが、各軸の傾斜磁場駆動系において実際に生
じる遅延量を考慮した上で定められたものとなり、これ
らのハードウェア上での遅延にもかかわらず設計者の意
図通りのタイミングで各軸の傾斜磁場を正確に発生させ
ることができる。
一つの例を示すものであり、具体的な構成等は種々に変
更できることはいうまでもない。
共鳴検査装置によれば、傾斜磁場を発生するハードウェ
ア系での遅延を補正して正確なタイミングで撮像パルス
シーケンスを実行することができ、良好な画質の画像を
得ることが可能となる。
サー中の傾斜磁場等の波形制御部分を示すブロック図。
示すブロック図。
装置の全体を示すブロック図。
Claims (1)
- 【請求項1】 静磁場を発生する手段と、該静磁場に重
畳するよう直交3軸の各方向の傾斜磁場をそれぞれ発生
する手段と、RF送信手段と、RF受信手段と、所定波
形の上記3軸の傾斜磁場パルスおよび所定波形の高周波
パルスがそれぞれ所定のタイミングで発生するよう制御
する撮像パルスシーケンス制御手段とを備える核磁気共
鳴検査装置において、上記撮像パルスシーケンス制御手
段は、上記3軸の傾斜磁場パルス波形を発生する手段
と、該パルス波形の出力タイミングを遅延データに応じ
て3軸の傾斜磁場パルス波形のそれぞれにつき独立に遅
延させる遅延手段とを含むことを特徴とする核磁気共鳴
検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8280299A JPH1099292A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8280299A JPH1099292A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099292A true JPH1099292A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17623057
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8280299A Pending JPH1099292A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1099292A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006149564A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mri装置およびmri装置の画質改善方法 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8280299A patent/JPH1099292A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006149564A (ja) * | 2004-11-26 | 2006-06-15 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mri装置およびmri装置の画質改善方法 |
JP4699744B2 (ja) * | 2004-11-26 | 2011-06-15 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | Mri装置およびmri装置の画質改善方法 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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A977 | Report on retrieval |
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A521 | Written amendment |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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