JPH1099289A - 核磁気共鳴検査装置 - Google Patents
核磁気共鳴検査装置Info
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- JPH1099289A JPH1099289A JP8280296A JP28029696A JPH1099289A JP H1099289 A JPH1099289 A JP H1099289A JP 8280296 A JP8280296 A JP 8280296A JP 28029696 A JP28029696 A JP 28029696A JP H1099289 A JPH1099289 A JP H1099289A
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- magnetic field
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- magnetic resonance
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Abstract
容易に行なうことができるようにする。 【解決手段】 シーケンスコントローラ12によって、
RFパルス制御部15を制御して一つの傾斜磁場パルス
系列についての情報に基づいて波形およびタイミングを
定めたRF信号をRF発生部31より発生させ、専用経
路41を通じて受信部34に入力させ、信号処理部35
を経て得られたデータから実時間の波形・タイミングを
再現し、元の情報と比較する。
Description
(MR現象)を利用してイメージングやスペクトロスコ
ピー測定を行なう核磁気共鳴検査装置に関し、とくに撮
像パルスシーケンスの検証を容易に行なうことができる
ようにした核磁気共鳴検査装置に関する。
体)を静磁場中に配置し、その磁場強度に対応する共鳴
周波数に一致する周波数のRF電力のパルス的な照射を
行なって被検体中の核スピンを励起する。その後、被検
体に生じるNMR信号を受信してデータを収集する。そ
の際、受信データに位置情報を付加するため、X,Y,
Zの直交3軸の各方向に磁場強度が傾斜している傾斜磁
場Gx,Gy,Gzのパルスを発生させる。
パルスシーケンスの全体にわたって精度よく実行する必
要がある。パルスシーケンスが設計者の意図した通りに
実際に精度よく実行されているか否かの検証は、従来で
は、付加的に測定器を用いて観測したり、あるいは得ら
れた画像の善し悪しから判定するようにしている。
ような測定器を用いた検証では最近の撮像パルスシーケ
ンスの複雑化・高精度化にともない困難性が増してきて
いる。また、なんらかの不具合でいずれかのパルスシー
ケンスの実行に障害が発生した場合など、その原因究明
等の調査も非常に困難になってきている。画像の善し悪
しからは結果的になんらかの不具合があることが分かる
のみで、同様に、原因究明は困難である。
ケンスの検証や異常の判定を容易に行なうことができる
とともに、原因の特定も容易にできるように改善した、
核磁気共鳴検査装置を提供することを目的とする。
め、この発明によれば、静磁場を発生する手段と、該静
磁場に重畳するよう3方向の傾斜磁場をそれぞれ発生す
る手段と、RF送信手段と、RF受信手段と、上記3方
向の傾斜磁場発生手段およびRF送信手段を制御し、そ
れらのパルス波形およびタイミングを定めて撮像シーケ
ンスを行なう撮像シーケンス制御手段とを備える核磁気
共鳴検査装置において、シーケンス構成要素情報を格納
する記憶手段と、このシーケンス構成要素情報を乗せた
RF信号を発生するよう上記RF送信手段を制御する手
段と、該RF信号を上記受信手段に受信させるための専
用信号伝達手段と、受信されたRF信号から上記のシー
ケンス構成要素情報を再現し上記の記憶手段に格納され
たシーケンス構成要素情報と比較する手段とがさらに具
備されることが特徴となっている。
ンスは、3方向の傾斜磁場およびRF送信の各々につい
て、定められたタイミングでつぎつぎにパルスを発生す
ることにより行われる。これら4軸の時間系列について
のパルス波形およびタイミングはあらかじめ設計された
撮像シーケンスにより決められる。そこで、ある撮像シ
ーケンスを実行しようとするとき、撮像シーケンス制御
手段は、その撮像シーケンスの構成要素情報、つまり波
形に関する情報、コマンドの種類を表わす情報、それら
のタイミングについての情報を取り込んで、その情報に
基づいて3方向の傾斜磁場発生手段およびRF送信手段
を制御することになる。
乗せて発生させ、これを専用の信号伝達手段を経て受信
手段に受信させ、受信されたRF信号から上記のシーケ
ンス構成要素情報を再現し元のシーケンス構成要素情報
と比較すれば、撮像シーケンス制御手段が、パルス波形
を元の情報通り正しく制御しているか、その波形やコマ
ンドを元の情報通りのタイミングで正しく発生するよう
制御しているか、の検証が可能となる。受信され再現さ
れたシーケンス構成要素情報と元のシーケンス構成要素
情報との比較により、どこに不具合があるかも容易に分
かるため、原因の究明の役に立つ。
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、シーケンスコントローラ12は、ホストコンピュー
タ11から取り込んだ撮像パルスシーケンスの情報に基
づき、傾斜磁場制御部14、RFパルス制御部15、受
信部34、信号処理部35などの全体のシーケンシャル
な動作を制御し、撮像パルスシーケンスの実行を司る。
傾斜磁場制御部14は、Gx電源21、Gy電源22、
Gz電源23を制御し、所定のパルス波形の駆動電流が
Gxコイル24、Gyコイル25、Gzコイル26に流
れるようにする。こうして、Gx、Gy、Gzの各傾斜
磁場パルスが発生させられる。この傾斜磁場パルスは、
図示しない静磁場発生装置によって発生させられる均一
な静磁場に重畳するように発生させられる。
る空間には図示しない被検体が配置される。RFパルス
制御部15は、RF発生部31において、上記の静磁場
における被検体の共鳴周波数に対応する周波数の搬送波
が発生させられ、この搬送波が所定のパルス波形にAM
変調されるように制御する。RF発生部31において発
生させられたRFパルス(搬送波をAM変調したもの)
は、送信コイル32を経て被検体に照射される。
号は受信コイル33で受信され、受信部34に送られて
周波数変換、A/D変換を受け、さらに信号処理部35
に送られて位相検波される。こうして得られた受信デー
タは記憶部(メモリ)36に蓄積された後、シーケンス
コントローラ12を経てホストコンピュータ11に送ら
れ、2次元フーリエ変換などの画像再構成アルゴリズム
によって処理される。
すようなものである。この図2の(a)、(b)、
(c)、(d)に示すような波形のRFパルス、Gzパ
ルス、Gxパルス、Gyパルスが所定のタイミングで順
次発生させられる。図2の(e)は種々のコマンドの発
生タイミングのみを示す。
ようとするとき、シーケンスコントローラ12は、この
撮像パルスシーケンスを表わす情報をホストコンピュー
タ11から取り込み、それに基づいて4軸の時間系列
(RF、Gx、Gy、Gz)のシーケンスを同時実行し
ていく。その情報には、4軸の時間系列ごとの、波形に
関する情報、コマンドの種類に関する情報、波形やコマ
ンドのタイミングに関する情報が含まれている。すなわ
ち、このシーケンスの構成要素情報には、傾斜磁場制御
部14やRFパルス制御部15にどのようなコマンドを
どのタイミングで与えてどのような動作をどの時点で行
なわせるかのコマンド種類、コマンド発生時期、コマン
ド間隔などの情報、そしてパルス発生する場合のその波
形の形状(波高値)や、波形点数、波形点間間隔、波形
の発生時期、波形間インターバルなどの情報が含まれ
る。
同様であるが、この発明では、シーケンスコントローラ
12が取り込んだ撮像パルスシーケンス情報を記憶する
記憶部(メモリ)13が設けられる。そして、シーケン
スコントローラ12には上記のような実際の撮像パルス
シーケンスを実行する機能とは別に、つぎに述べるよう
なシーケンスの検証動作を行なう機能が設けられる。
報に基づいて4軸の時間系列の1軸ずつ単独に行われ
る。たとえばGxの時間系列については、図2の(c)
に示すような波形のパルスを順次正確なタイミングで発
生すればよいのであるが、このGxパルスを実際にGx
コイル24から発生するのではなく、RFパルス制御部
15を制御することによってRF発生部31からそのG
xパルスの波形で搬送波をAM変調したRFパルスを発
生させる。
られた専用の経路41を通じて直接受信部34に入力さ
れる。受信部34では、実際に撮像パルスシーケンスが
行われたときと同様に、受信した信号の周波数変換、A
/D変換がなされる。その後信号処理部35に送られ、
位相検波されることも同様であり、信号処理部35から
得られるデータは記憶部36に格納される。
よびサンプリング間隔を可変として、図2の(c)で示
すように順次発生させられる複数のパルスの全体をサン
プリングしてA/D変換するよう、シーケンスコントロ
ーラ12が受信部34を制御する。そして、このときの
開始タイミング情報およびサンプリング間隔情報を用い
れば、記憶部36に格納されたデータから実時間のパル
ス波形を再現できる。これがシーケンスコントローラ1
2において行われ、再現されたパルス波形が記憶部13
に記憶されていたパルスシーケンス構成要素情報と比較
され、この時間系列におけるパルスシーケンスが元の情
報通りに行われたかどうかの検証がなされる。
形との差違が検出されれば、その部分の波形あるいはタ
イミングが正しく実行されていないことが分かり、異常
を容易に判断することが可能となる。
り、この発明が上記に限定される趣旨でないことはもち
ろんである。撮像パルスシーケンスは図2に示したもの
以外にも採用できるし、具体的な構成も図1で示したも
のだけでなく、種々に変更可能である。
共鳴検査装置によれば、撮像パルスシーケンスの設計者
が意図し、記述した通りに、実際の撮像パルスシーケン
スが正確に制御されているか否かの動作検証を、特別な
測定器等を用いることなく、容易かつ高精度に行なうこ
とができる。これにより核磁気共鳴検査装置の動作不良
等の発見に役立てることができる。さらに、新たな撮像
パルスシーケンスの開発を容易にし、ひいては患者(被
検者)の負担を軽減して良好な診断画像を得ることも可
能となる。
Claims (1)
- 【請求項1】 静磁場を発生する手段と、該静磁場に重
畳するよう3方向の傾斜磁場をそれぞれ発生する手段
と、RF送信手段と、RF受信手段と、上記3方向の傾
斜磁場発生手段およびRF送信手段を制御し、それらの
パルス波形およびタイミングを定めて撮像シーケンスを
行なう撮像シーケンス制御手段とを備える核磁気共鳴検
査装置において、シーケンス構成要素情報を格納する記
憶手段と、このシーケンス構成要素情報を乗せたRF信
号を発生するよう上記RF送信手段を制御する手段と、
該RF信号を上記受信手段に受信させるための専用信号
伝達手段と、受信されたRF信号から上記のシーケンス
構成要素情報を再現し上記の記憶手段に格納されたシー
ケンス構成要素情報と比較する手段とをさらに具備する
ことを特徴とする核磁気共鳴検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8280296A JPH1099289A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8280296A JPH1099289A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1099289A true JPH1099289A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17623016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8280296A Pending JPH1099289A (ja) | 1996-09-30 | 1996-09-30 | 核磁気共鳴検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1099289A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011251038A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置及び、波形調整方法 |
CN105806870A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-07-27 | 厦门大学 | 一种抵抗磁场不均匀的纯化学位移核磁共振谱方法 |
-
1996
- 1996-09-30 JP JP8280296A patent/JPH1099289A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011251038A (ja) * | 2010-06-03 | 2011-12-15 | Hitachi Medical Corp | 磁気共鳴イメージング装置及び、波形調整方法 |
CN105806870A (zh) * | 2016-03-11 | 2016-07-27 | 厦门大学 | 一种抵抗磁场不均匀的纯化学位移核磁共振谱方法 |
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