JPH1098645A - 画像情報変換方法 - Google Patents

画像情報変換方法

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JPH1098645A
JPH1098645A JP20667497A JP20667497A JPH1098645A JP H1098645 A JPH1098645 A JP H1098645A JP 20667497 A JP20667497 A JP 20667497A JP 20667497 A JP20667497 A JP 20667497A JP H1098645 A JPH1098645 A JP H1098645A
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哲夫 小川
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Tomokiyo Kato
智清 加藤
Hiroaki Kikuchi
弘晃 菊地
Freeman Rooke
フリーマン ルーク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 映画フィルム上の画像情報をPAL、及びN
TSC方式の映像信号に変換する際には、複数回にわた
り映画フィルムをテレシネ装置にかけることにより、映
画フィルムを傷める頻度が増すことになってしまう。 【解決手段】 テレシネ装置11は24Fpsで撮影さ
れた映画フィルム10上の画像情報を25Fpsで再生
して625/50の映像信号に変換する。ディジタルビ
デオテープ記録装置12はテレシネ装置11で変換され
た625/50の映像信号をビデオテープカセット13
にそのままの走査線数/フィールド周波数で記録する。
ディジタルテープ再生装置14は映像信号が記録された
ビデオテープカセット13をフィールド周波数50Hz
で再生する。モディファイディジタルビデオテープ再生
装置15はビデオテープカセット13をフィールド周波
数47.952Hzで再生する。NTSC変換部16
は、625/47.952の映像信号を525/59.
94の映像信号に変換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映画フィルム上に
撮影された画像情報を光学的に読み取って、その画像情
報をPAL、及びNTSC方式の標準映像信号に変換す
る画像情報変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、映画フィルム上に撮影された画像
情報を、NTSC(National Television System Commi
tee)方式、及びPAL(Phase Alternating by Line)
方式の標準映像信号に変換するには、画像読み取り装置
であるテレシネ(Telecine)装置を用いた図11に示す
システムが考えられていた。
【0003】欧州を中心に使用されているPAL方式の
映像信号は、走査線数(本)/フィールド周波数(H
z)が625/50である。これに対して、米国、日本
を中心に使用されているNTSC方式の映像信号は、5
25/59.94(正確にはフィールド周波数は60/
1.001=59.94005994...であるが、
以下525/59.94と表記する。)である。
【0004】通常、映画フィルム141は1秒間に24
コマで撮影されているが、図11に示したシステムで
は、PAL方式の625/50の映像信号を、テレシネ
装置142の再生スピードを1秒間当たり25コマとし
て得ていた。
【0005】これに対して、NTSC方式の525/5
9.94の映像信号は、テレシネ装置142での再生ス
ピードを撮影スピードと同様1秒間当たり24コマ(正
確には24/1.001=23.9760239
8...)として再生した後、フィールド周波数変換装
置143によりフィールド周波数を59.94Hzに変
換して得ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11に示
したシステムで映画フィルム上の画像情報をPAL、及
びNTSC方式の映像信号に変換する際には以下のよう
な問題点が生じてしまう。
【0007】先ず、上記システムでは、PAL方式の6
25/50の映像信号を得る際、及びNTSC方式の5
25/59.94の映像信号を得る際の二度にわたって
テレシネ装置142を使用している。テレシネ装置2は
高価であり一つのユーザが複数台を所有することは希で
ある。このため、テレシネ装置142を占有するのはそ
の使用効率を悪化させてしまう。
【0008】また、テレシネ装置142では、映画フィ
ルム141の幅方向に形成された例えば両側パフォレー
ションに噛合するスプロケットにより、該映画フィルム
141を一定速度に走行させたり、間欠走給させてお
り、複数回にわたり映画フィルム141をテレシネ装置
142にかけることにより、映画フィルム141を傷め
る頻度が増すことになってしまう。
【0009】また、上記システムで得たPAL方式の6
25/50の映像信号、及びNTSC方式の525/5
9.94の映像信号を放映する前には、それぞれ編集処
理を加えるのが一般的であるが、この場合、625/5
0の映像信号用、及び525/59.94の映像信号用
の二つのマスターテープが必要となってしまう。
【0010】また、NTSC方式の525/59.94
の映像信号は元の映画フィルム141に比べてその演奏
時間が0.1%長くなるだけであるが、PAL方式の6
25/50の映像信号では、変換過程において1秒間当
たり24コマで撮影された映画情報を1秒間当たり25
コマで再生しているのでその演奏時間が約4%短くなっ
てしまう。
【0011】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、テレシネ装置の使用を1度とし、使用効率を上
げると共に、映画フィルムを傷める頻度を下げる画像情
報変換方法の提供を目的とする。
【0012】また、本発明は、マスターテープを一本だ
けにできる画像情報変換方法の提供を目的とする。
【0013】さらに、本発明は、上記二つの方式の映像
信号の演奏時間を実用上映画フィルムの演奏時間と同じ
にする画像情報変換方法の提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像情報変
換方法は、上記課題を解決するために、1秒間当たり所
定のコマ数で撮影された映画フィルム上の画像情報を第
1の変換工程が走査線数625(本)/フィールド周波
数50(Hz)の映像信号に変換し、その625/50
の映像信号を記録工程が記録媒体に記録し、その記録媒
体から再生工程が625/50の映像信号を第1の変換
工程で用いたフィールド周波数50Hzとは異なるフィ
ールド周波数で再生してから、第2の変換工程が該映像
信号をNTSC方式の525/59.94の映像信号に
変換する。
【0015】ここで、この画像情報変換方法は、上記記
録工程により625/50の映像信号が記録された記録
媒体を、フィールド周波数50Hzで再生する他の再生
工程を備え、上記再生工程と切り換えて用いてもよい。
【0016】また、1秒間当たり24コマで撮影された
映画フィルム上の画像情報を上記第1の変換工程が1秒
間当たり25コマのスピードで再生した場合、上記第2
の変換工程は上記再生工程で得られた映像信号のフィー
ルド周波数を5/4倍にする。
【0017】また、1秒間当たり25コマで撮影された
映画フィルム上の画像情報を上記第1の変換工程が同じ
スピードで再生した場合、上記第2の変換工程は上記再
生工程で得られた映像信号のフィールド周波数を6/5
倍にする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像情報変換
方法のいくつかの実施の形態について説明する。先ず、
第1の実施の形態について図1〜図8を参照しながら説
明する。この第1の実施の形態は、1秒間当たり24コ
マ、すなわち24フレームパーセコンド(Fps)で撮
影された映画フィルム10上の画像情報をPAL方式の
走査線625(本)/フィールド周波数50(Hz)の
映像信号、及びNTSC方式の525/59.94の映
像信号に変換する画像情報変換方法を適用した画像情報
変換システムである。
【0019】この画像情報変換システムは、24Fps
で撮影された映画フィルム10上の画像情報を25Fp
sで再生して625/50の映像信号に変換するテレシ
ネ装置11と、このテレシネ装置11で変換された62
5/50の映像信号をビデオテープカセット13にその
ままの走査線数/フィールド周波数で記録するディジタ
ルビデオテープ記録装置12と、このディジタルビデオ
テープ記録装置12により625/50の映像信号が記
録されたビデオテープカセット13をフィールド周波数
50Hzで再生するディジタルテープ再生装置14と、
上記ディジタルビデオテープ記録装置12により625
/50の映像信号が記録されたビデオテープカセット1
3をフィールド周波数47.952Hz(正確には60
/1.001×4/5=47.95204795・・・
であるが以下47.952と表記する。)で再生するモ
ディファイディジタルビデオテープ再生装置15と、こ
のモディファイディジタルビデオテープ再生装置15で
得られた625/47.952の映像信号を525/5
9.94の映像信号に変換するNTSC変換部16とを
備えて成る。
【0020】このNTSC変換部16は、モディファイ
ディジタルビデオテープ再生装置15で得られた625
/47.952の映像信号の走査線数を525本に変換
する走査線数変換装置17と、フィールド周波数を5
9.94Hzに変換するフィールド周波数変換装置18
とから成る。
【0021】映画フィルム10は、幅方向の両側にフィ
ルム送り用のパフォレーション10aを備えている。テ
レシネ装置11は、上記パフォレーション10aに噛合
するスプロケットにより、映画フィルム10を一定速度
で走行させて、各コマの画像情報を、625/50の映
像信号に変換する。
【0022】このテレシネ装置11の構成を図2に示
す。このテレシネ装置11は、映画フィルム10が供給
リール21から引き出されて案内ローラ22、テンショ
ンローラ23、案内ローラ24、駆動ローラ25及び案
内ローラ26を介して巻取りリール27に巻き取られる
ように装架されるフィルム走行系を備え、このフィルム
走行系の上記案内ローラ24と駆動ローラ25の間に設
けられた情報読み取り部30により上記映画フィルム1
0から画像情報や音声情報を光学的に読み取り、その読
み取り信号からビデオ信号とオーディオ信号を信号処理
部40により生成して、各信号出力端子51,52から
ディジタルビデオテープ記録装置12に出力するように
なっている。
【0023】上記フィルム走行系の供給リール21、駆
動ローラ25及び巻取りリール27は、上記映画フィル
ム10を一定速度で搬送する搬送手段として機能するも
ので、モータ制御回路28によりそれぞれ駆動制御され
る駆動モータにより回転されて、上記映画フィルム10
を一定速度で走行させるようになっている。
【0024】なお、テンションローラ23は、一端が引
張コイルバネ23Aにより弾性付勢されたテンションア
ーム23Bの先端に設けられており、引張コイルバネ2
3Aによる弾性付勢力をもって映画フィルム10に転接
することによりテンションを一定に保持する。そして、
上記映画フィルム10は上記テンションコントローラ2
3でテンションが一定に保たれながら駆動ローラ25に
より一定速度で走行され、巻取りリール27に巻き取ら
れる。駆動ローラ25は、映画フィルム10を挟持した
状態で一定回転することにより、該映画フィルム10を
一定速度で走行させる。
【0025】また、情報読み取り部30は、映画フィル
ム10に写し込まれている各種情報を上記フィルム走行
系の案内ローラ24と駆動ローラ25の間において光学
的に読み取るもので、読み取り用の光源31と、この光
源31から出射された情報読み取り用の光を映画フィル
ム10を介して受光するCCDリニアセンサ32とから
なる。このCCDリニアセンサ32は映画フィルム10
の全幅に対応されて配置されている。情報読み取り部3
0は、上記フィルム走行系を一定速度で走行する上記映
画フィルム10について、単位時間毎に全幅分の情報を
上記CCDリニアセンサ32により読み取り、その読み
取り信号を信号処理部40に供給する。
【0026】さらに、信号処理部40は、情報読み取り
部30のCCDリニアセンサ32から読み取り信号が供
給されるA/D変換器41、このA/D変換器41によ
り上記読み取り信号をディジタル化した読み取りデータ
が供給されるバッファメモリ42、このバッファメモリ
42から上記読み取りデータが読み出されて供給される
画面位置制御ブロック43、画像処理ブロック44及び
オーディオ処理ブロック45、上記画面位置制御ブロッ
ク43から画面のフレームタイミング情報が供給される
ビデオタイミングブロック46、上記画像処理ブロック
44からビデオデータが供給されるD/A変換器47、
このD/A変換器47により上記ビデオデータをアナロ
グ化したビデオ信号が供給されるエンコーダ48、上記
オーディオ処理ブロック45からオーディオデータが供
給されるD/A変換器49などを備えて成る。
【0027】バッファメモリ42は、情報読み取り部3
0のCCDリニアセンサ32からの上記読み取り信号を
A/D変換器41がディジタル化した読み取りデータを
一時的に蓄積する。このバッファメモリ42に一時蓄積
される読み取りデータには、映画フィルム10の画面領
域についての読み取り信号をディジタル化した画像情
報、コマ位置情報、各コマの制御情報、ディジタルオー
ディオ情報などが含まれている。
【0028】このバッファメモリ42からの上記読み取
りデータの読み出しは、上記画面位置制御ブロック43
から供給される画面のフレームタイミング情報に基づい
て、ビデオタイミングブロック46により制御されてお
り、上記バッファメモリ42から上記画像情報、上記コ
マ位置情報、各コマの制御情報、ディジタルオーディオ
情報などが分離して読み出される。そして、上記コマ位
置情報及び各コマの制御情報が上記画面位置制御ブロッ
ク43に供給され、また、上記画像情報が上記画像処理
ブロック44に供給され、さらに、上記ディジタルオー
ディオ情報が上記オーディオ処理ブロック45に供給さ
れる。
【0029】画面位置制御ブロック43は、上記コマ位
置情報及び各コマの制御情報からフィルム送りの制御情
報及び画面のフレームタイミング情報を生成し、この情
報を上記モータ制御回路28に供給するとともに、フレ
ームタイミング情報を上記ビデオタイミングブロック4
6に供給する。
【0030】モータ制御回路28は、上記制御情報に応
じて各駆動モータを駆動して、上記フィルム走行系の供
給リール21、駆動ローラ25及び巻取りリール27の
回転制御を行うことにより、映画フィルム10を一定速
度で走行させる。
【0031】このテレシネ装置11では、24Fpsで
撮影された映画フィルム10を25Fpsで再生するよ
うにモータ制御回路28が上記制御情報に応じて各駆動
モータを駆動し、上記フィルム走行系の供給リール2
1、駆動ローラ25及び巻取りリール27の回転制御を
行う。
【0032】画像処理ブロック44は、1フレーム分の
画像データを一時記憶するフレームメモリなどを備えて
なり、上記画像情報に色補正や画面のサイズ補正などの
画像処理を施す。この画像処理ブロック44は、画像処
理を施したビデオデータをD/A変換器47に供給す
る。そして、D/A変換器47は、画像処理ブロック4
4により画像処理が施された画像情報をアナログ化して
上記エンコータ48に供給する。エンコーダ48は、D
/A変換器47によりアナログ化されたビデオ信号をハ
イビジョン等の所定のテレビジョン方式に準拠したビデ
オ信号に変換し、このビデオ信号を出力端子51からデ
ィジタルビデオテープ記録装置12に出力する。
【0033】また、オーディオ処理ブロック45は、バ
ッファメモリ42から読み出されたディジタルオーディ
オ情報について、誤り訂正処理などのオーディオ処理を
施す。このオーディオ処理ブロック45は、オーディオ
処理を施したディジタルオーディオデータをD/A変換
器49に供給する。そして、D/A変換器49は、オー
ディオ処理ブロック45によりオーディオ処理を施した
ディジタルオーディオデータをアナログ化する。このD
/A変換器49によりアナログ化したオーディオ信号を
信号出力端子52からディジタルビデオテープ記録装置
12に出力する。
【0034】このようにテレシネ装置11からディジタ
ルビデオテープ記録装置12には、本来24Fpsで撮
影された映画フィルム10を25Fpsで再生した62
5/50のビデオ信号及びオーディオ信号が供給される
ことになる。
【0035】ディジタルビデオテープ記録装置12とし
ては、例えばD−1フォーマットのビデオテープ記録装
置(以下、D−1ビデオテープ記録装置という。)を用
いることができる。D−1ビデオテープ記録装置は、C
CIR.Rec.601に対応するいわゆる4:2:2
コンポーネント符号化方式に基づいた規格のビデオテー
プ記録装置である。このため、D−1ビデオテープ記録
装置をディジタルビデオテープ記録装置12として用い
る場合には、上記テレシネ装置11から供給されるビデ
オ信号は、4:2:2コンポーネント符号化方式のビデ
オ信号とされている。
【0036】D−1ビデオテープ記録装置のビデオ、オ
ーディオ処理系の概略構成を図3に示す。テレシネ装置
11が出力端子51を介して出力したコンポーネントビ
デオ信号Y,B−Y,R−Yは、A/D変換器61でそ
れぞれディジタルビデオ信号Y,Cb,Crに変換され
る。これらディジタルビデオ信号Y,Cb,Crは、ソー
スコーディング回路62に供給される。
【0037】ソースコーディング回路62は、上記ディ
ジタルビデオ信号Y,Cb,Crを重み順符号を用いて符
号化する。これは、10進の大きさ順に並べた例えば8
ビット符号を、重みの順に並べた符号に対応させて変換
するコーディング処理である。これにより、誤り訂正符
号により検出できず、画面に残る誤りの影響を軽減す
る。ソースコーディング回路62で符号化されたディジ
タルビデオ信号Y,Cb,Crはインタセクタシャフリン
グ回路63に供給される。
【0038】インタセクタシャフリング回路63は、イ
ンタセクタにおけるシャフリングを上記ディジタルビデ
オ信号Y,Cb,Crに施す。後段のアウタエンコーダ6
4で行う誤り訂正符号(ECC)により、誤りの存在は
検出できるが訂正ができない場合がある。この場合、修
整により目立たないように処理するが、それでも修整画
素が画面内で集中すると画質劣化が無視できなくなる。
そのために、このインタセクタシャフリング回路63で
は、画像符号の発生順序と記録符号の順序をインタセク
タで入れ換える。インタセクタシャフリング回路63の
シャフリング出力は、アウタエンコーダ64に供給され
る。
【0039】アウタエンコーダ64は、上記シャフリン
グ出力にECC符号を付加する。具体的には、上記シャ
フリング出力を所定の長さのブロックに区切り、所定の
演算により外符号用の2ワードのリードソロモン積符号
(検査符号)を生成し付加する。アウタエンコーダ64
のエンコーダ出力は、イントラセクタシャフリング回路
65に供給される。
【0040】イントラセクタシャフリング回路65は、
上記エンコード出力のイントラセクタにシャフリング処
理を施す。具体的には、外検査符号生成後の2次元に配
置された符号を、同一の2次元ブロック内でなるべくラ
ンダムに並べなおす。
【0041】一方、テレシネ装置11が出力端子52を
介して出力したアナログオーディオ信号、例えばR,L
チャンネル信号は、A/D変換器66でディジタルオー
ディオ信号に変換される。このディジタオーディオ信号
は、前処理回路67に供給されて前処理が施された後、
ブロック化回路68に供給される。
【0042】ブロック化回路68は、上記オーディオ信
号をブロック化しアウタエンコーダ69に供給する。ア
ウタエンコーダ69は、ブロック化された上記オーディ
オ信号にECC符号を付加し、シャフリング回路70に
供給する。シャフリング回路70は、エンコード出力を
シャフリングする。
【0043】イントラセクタシャフリング回路65から
のビデオシャフリング出力とシャフリング回路70から
のオーディオシャフリング出力は、多重化回路71に供
給される。
【0044】多重化回路71は、上記ビデオシャフリン
グ出力と上記オーディオシャフリング出力とを時分割多
重する。この多重化出力はインナエンコーダ72に供給
される。
【0045】インナエンコーダ72は、上記多重化出力
にECC符号の一種である共通の内符号(インナコー
ド)を付加する。このエンコード出力は同期/ID付加
回路73に供給される。
【0046】オーディオ信号とビデオ信号は同期ブロッ
クと呼ばれる共通のフォーマットで構成されており、同
期/ID付加回路73は2個のインナーコードブロック
に同期パターンとブロックの番号などを示すIDパター
ンを加え、1シンクブロックとして、スクランブル回路
74に出力する。
【0047】スクランブル回路74からのスクランブル
出力は、記録アンプ75、回転トランスを介してヘッド
76に記録電流として供給され、高密度記録に適した未
飽和記録によって磁気テープ77にディジタル記録され
る。
【0048】D−1ビデオテープ記録装置のようなディ
ジタルビデオテープ記録装置は、アナログビデオテープ
記録装置に比べて、記録信号の画質、音質の向上を実現
すると共に、ダビング特性の向上を実現できる。ディジ
タル記録による再生画質は符号化のパラメータに主とし
て依存し、記録再生特性の影響を受けにくい。例えば、
再生画像の波形歪みは、A/D、D/A変換前後のアナ
ログ回路の歪みのみとなる。また、記録再生時の歪み、
雑音は再生符号の誤りとなり、画質劣化の要因とはなる
が、誤り率がある値以下であれば、誤り訂正符号の使用
によりこれを訂正又は修整することができる。これらの
理由により、ディジタル記録の方が高画質が期待でき、
特にダビング時に顕著となる。
【0049】ディジタルビデオテープ記録装置12であ
るD−1ビデオテープ記録装置によって上記テレシネ装
置11からのビデオ信号をビデオテープカセット13の
磁気テープ77に625/50で記録する。このディジ
タルビデオテープ記録装置12で625/50規格のビ
デオ信号が記録されたビデオテープカセット13は、P
AL方式の再生系、及びNTSC方式の再生系でD−1
ビデオテープ再生装置をディジタルビデオテープ再生装
置14、及びモディファイディジタルビデオテープ再生
装置15として用いることにより、共通のマスタビデオ
テープカセット13とすることができる。
【0050】マスタビデオテープカセット13を1本と
するということは、テレシネ装置11の使用を一度とす
ることであるので、ソフト的な価値の非常に高い映画フ
ィルム10を傷つける頻度を少なくできる。
【0051】また、NTSC方式の映像信号に編集を加
える場合でも625/50のビデオ信号が記録されたマ
スタビデオテープカセット13を使うので、625/5
0での編集が可能となり、垂直解像度を向上することが
できる。
【0052】このマスタビデオテープカセット13の磁
気テープ77をディジタルビデオテープ再生装置14が
そのままフィールド周波数50Hzで再生すれば、PA
L方式の625/50のビデオ信号を得ることができ
る。この場合、ビデオ信号の再生時間は、テレシネ装置
11での25Fps再生というテープスピードに依存す
るので、4%短くなる。例えば、120分の映画を62
5/50のビデオ信号として再生すると115分で終わ
る。
【0053】なお、このディジタル再生装置14として
は、D−1ビデオテープ再生装置を用いることができ
る。
【0054】D−1ビデオテープ再生装置のビデオ、オ
ーディオ処理系の概略構成を図4に示す。マスタビデオ
テープカセット13の磁気テープ77に記録されたディ
ジタル信号は、再生ヘッド81により再生された後、再
生アンプ82で増幅される。再生アンプ82の再生出力
は同期/ID検出回路83に供給される。
【0055】同期/ID検出回路83は、上記再生出力
から同期信号とIDを検出し、信号の区切り、ブロック
番号を明らかにする。
【0056】デスクランブル回路84は、上記再生出力
のスクランブルを解除し、スクランブルの解除された再
生信号をインナデコーダ85に供給する。
【0057】インナデコーダ85は、上記再生信号に付
加されている内符号を用いて誤り訂正を実行し、その出
力をデータ分離回路86に供給する。
【0058】データ分離回路86によって分離されたデ
ィジタルビデオ信号はイントラセクタデシャフリング回
路87に、またディジタルオーディオ信号はデシャフリ
ング回路92に供給される。
【0059】イントラセクタデシャフリング回路87
は、上記ディジタルビデオ信号をイントラセクタでデシ
ャフリングし、コンポーネントのディジタルビデオ信号
Y,Cb,Crをアウタデコーダ88に供給する。
【0060】アウタデコーダ88で外符号を用いての誤
り訂正が施されたディジタルビデオ信号Y,Cb,Cr
は、インタセクタデシャフリング回路89、ソースデコ
ーダ90を介してD/A変換器91に供給される。D/
A変換器91は、上記ディジタルビデオ信号Y,Cb,
Crをアナログのコンポーネントビデオ信号Y,B−
Y,R−Yに変換して出力する。
【0061】一方、デシャフリング回路92は、データ
分離回路86で分離されたディジタルオーディオ信号の
シャフリングを解く。シャフリングが解かれたディジタ
ルオーディオ信号は、アウタデコーダ93により誤り訂
正処理が施された後、後処理回路94、オーディオコン
シール回路95を介してD/A変換器96に供給され
る。
【0062】D/A変換器96は、上記ディジタルオー
ディオ信号をアナログオーディオ信号に変換し、例えば
R,Lチャンネルオーディオ信号として出力する。
【0063】一方、上記マスタビデオテープカセット1
3から525/59.94のビデオ信号を得るには、モ
ディファイディジタルビデオテープ再生装置15を用い
た再生を行う必要がある。このモディファイディジタル
ビデオテープ再生装置15でもD−1ビデオテープ再生
装置を用いることができる。この場合のD−1ビデオテ
ープ再生装置のビデオ、オーディオ処理系の構成も図3
と同様であるのでここでは説明を省略する。
【0064】このモディファイディジタルビデオテープ
再生装置15は、サーボ系を図5に示すように構成し、
マスタビデオテープカセット13の磁気テープ77に記
録されている625/50のビデオ信号をフィールド周
波数47.952Hzで再生する。
【0065】同期信号分離回路101は、入力される基
準信号から水平同期信号を抽出し、フェーズロックルー
プ(PLL)回路102に供給する。このPLL回路1
02は、後述するようにLCを可変とした電圧制御形発
振回路(voltage controlledoscillator、VCO)を用
いており、入力される基準信号のフィールド周波数に応
じ、Cの値が変化し、発振クロックの周波数を可変する
ことができる。PLL回路102が出力したクロック
は、垂直(V)同期(SYNC)発生器103に供給さ
れる。VSYNC発生器103が発生した垂直同期信号
は、ドラムサーボ系104及びキャプスタンサーボ系1
10に供給される。VSYNC発生器103は、ビデ
オ、オーディオ処理系に必要とされる各種クロックも発
生するが、ここでは説明を省略する。
【0066】ドラムサーボ系104では、ドラムモータ
105からのドラム回転パルス(PG)と上記垂直同期
信号との位相を位相比較器106が比較し、位相制御信
号を演算増幅器107の反転入力端子に供給している。
演算増幅器107には、ドラムモータ105からの周波
数発生(FG)パルスから速度検出器109が検出した
速度制御信号も供給されている。演算増幅器107の演
算出力は駆動増幅器108で増幅されてからドラムモー
タ105に供給され、該ドラムモータ105の回転数及
び回転位相のズレを補正するのに使われる。
【0067】キャプスタンサーボ系110では、再生コ
ントロール信号を分周器115で分周した信号と、上記
垂直同期信号とを位相比較器112で位相比較し、位相
制御信号を演算増幅器113の反転入力端子に供給して
いる。演算増幅器113には、キャプスタンモータ11
1からの周波数発生(FG)パルスから速度検出器11
6が検出した速度制御信号も供給されている。演算増幅
器113の演算出力は駆動増幅器114で増幅されてか
らキャプスタンモータ111に供給され、該キャプスタ
ンモータ111の回転数及び回転位相のズレを補正する
のに使われる。
【0068】PLL回路102の構成を図6に示す。こ
のPLL回路102は、位相比較器121と、低域フィ
ルタ122と、VCO123と、分周器124とを備え
てなる。
【0069】位相比較器121は、同期信号分離回路1
01で分離抽出された水平同期信号と、VCOの出力ク
ロックを所定の分周比で分周したクロックとの位相を比
較する。
【0070】低域フィルタ122のフィルタ出力は、V
CO123に供給されるが、このVCO123はフィル
タ出力によってLCの値が変化し、発生クロックを例え
ば47.952Hz、49.95Hz又は50Hzとい
うようにサーボ系100に供給される基準信号により切
り換えることができる。
【0071】したがって、モディファイディジタルビデ
オテープ再生装置15では、フィールド周波数が47.
952Hzである625/47.952基準信号を入力
することにより、625/50のビデオ信号を625/
47.952のビデオ信号として再生することができ
る。
【0072】このモディファイディジタルビデオテープ
再生装置15で得られた525/47.952のビデオ
信号は、NTSC変換部16に供給されて、525/5
9.94のビデオ信号に変換される。
【0073】NTSC変換部16は、上述したように、
625/47.952の映像信号の走査線数を525本
に変換する走査線数変換装置17と、フィールド周波数
を59.94Hzに変換するフィールド周波数変換装置
18とを備えてなる。
【0074】走査線数変換装置17は、625本の走査
線を525本に走査線補間(ラインインターポレーショ
ン)する。この走査線数変換装置17は、625本の走
査線を576アクティブラインから486アクティブラ
インへと垂直フィルタリングして、525本の走査線を
得ている。走査線が625本である場合の垂直解像度
は、525本の場合の垂直解像度より高いので、リサン
プリングプロセスでの垂直解像度の損失はなくなり、高
画質が期待できる。
【0075】フィールド周波数変換装置18は、47.
952Hzというフィールド周波数を5/4倍して5
9.94Hzに変換するために、いわゆる3:2プルダ
ウン処理を行う。
【0076】このいわゆる3:2ブルダウン処理につい
て図7及び図8を参照しながら説明する。フィールド周
波数47.952Hzのビデオ信号をインターレースで
走査し、入力側18aのevenフィールドを出力側18b
のevenフィールドに、入力側18aのoddフィールドを
出力側18bのoddフィールドになるように変換する。
入力側18aの映像信号はテレシネ装置11の映像出力
に基づいているので、同一フレーム内においては時間差
がない。このため、出力側18bに変換される映像信号
は、時間的には不都合を生じさせない。入力側4フレー
ムにつき、出力側に新たに1フレームを作り出すことに
なるが、フレーム内のフィールド順に不都合を生じさせ
ないので動きに不自然さを感じさせない。
【0077】なお、このNTSC変換部16により得ら
れた525/59.94のビデオ信号の再生時間は、映
画フィルム10の通常再生時間より0.1%だけ長くな
る。
【0078】このようにして第1の実施の形態となる画
像情報変換システムは、24Fpsで撮影された映画フ
ィルム10をPAL方式の625/50のビデオ信号
と、NTSC方式の525/59.94のビデオ信号に
変換することができる。
【0079】この場合、マスタビデオテープカセット1
3を1本にするということは、テレシネ装置11の使用
を1度にするということであるので、映画フィルム10
を傷つける頻度を少なくできる。また、NTSC方式で
も625/50のマスタビデオテープカセットを使い、
走査線625本からラインインターポレーションにて走
査線525本を作るので、元から525本で変換するよ
りも高画質が期待できる。また、モディファイディジタ
ルビデオテープ再生装置15は既存のD−1ビデオ再生
装置のPLL回路を変更し、外部基準信号を変更するだ
けでよいのでコストの低減を図ることができる。
【0080】次に、第2の実施の形態について図9及び
図10を参照しながら説明する。
【0081】この第2の実施の形態は、25Fpsで撮
影された映画フィルム20上の画像情報をPAL方式の
走査線625(本)/フィールド周波数50(Hz)の
映像信号、及びNTSC方式の525/59.94の映
像信号に変換する画像情報変換方法を適用した画像情報
変換システムである。
【0082】この画像情報変換システムが上記第1の実
施の形態と異ならせるのは、25Fpsで撮影された映
画フィルム20をテレシネ装置11で25Fpsで再生
することと、モディファイディジタルビデオテープ再生
装置131での再生をフィールド周波数49.95Hz
(正確には50/1.001=49.95004995
・・・であるが、以下49.95と表記する。)となる
ように行い、NTSC変換部132のフィールド周波数
変換装置133でのフィールド周波数変換を6/5倍と
する点である。他の各部については第1の実施の形態と
同様であるので詳細な説明を省略する。
【0083】ディジタルビデオテープ記録装置12は、
テレシネ装置11が25Fpsで再生した625/50
のビデオ信号をビデオテープカセット13に記録する。
このディジタルビデオテープ記録装置12で625/5
0規格のビデオ信号が記録されたビデオテープカセット
13は、PAL方式の再生系、及びNTSC方式の再生
系でD−1ビデオテープ再生装置をディジタルビデオテ
ープ再生装置14、及びモディファイディジタルビデオ
テープ再生装置131として用いることにより、共通の
マスタビデオテープカセット13とすることができる。
【0084】マスタビデオテープカセット13を1本と
するということは、テレシネ装置11の使用を一度とす
ることであるので、ソフト的な価値の非常に高い映画フ
ィルム10を傷つける頻度を少なくできる。
【0085】また、NTSC方式の映像信号に編集を加
える場合でも625/50のビデオ信号が記録されたマ
スタテープ13を使うので、625/50での編集が可
能となり、垂直解像度を向上することができる。
【0086】このマスタビデオテープカセット13の磁
気テープ77をディジタルビデオテープ再生装置14が
そのままフィールド周波数50Hzで再生すれば、PA
L方式の625/50のビデオ信号を得ることができ
る。この場合、ビデオ信号の再生時間は、25Fps記
録の映画フィルム20に対するテレシネ装置11での再
生が25Fps同一速度で行われているので、全く同じ
にすることができる。
【0087】モディファイディジタル再生装置131
は、サーボ系を図5に示すように構成し、PLL回路1
02を図6に示すように構成して、外部からフィールド
周波数49.95Hzをもった625/49.95基準
信号を入力することによりマスターカセット13の磁気
テープ77に記録されている625/50のビデオ信号
をフィールド周波数49.95Hzとなるように再生す
る。
【0088】このモディファイディジタルビデオテープ
再生装置131で得られた525/49.95Hzのビ
デオ信号は、NTSC変換部132に供給されて、52
5/59.94のビデオ信号に変換される。
【0089】NTSC変換部132は、上述したよう
に、625/49.95の映像信号の走査線数を525
本に変換する走査線数変換装置17と、フィールド周波
数を59.94Hzに変換するフィールド周波数変換装
置133とを備えてなる。
【0090】走査線数変換装置17は、625本の走査
線を525本に走査線補間(ラインインターポレーショ
ン)する。この走査線数変換装置17は、625本の走
査線を576アクティブラインから486アクティブラ
インへと垂直フィルタリングして、525本の走査線を
得ている。走査線が625本である場合の垂直解像度
は、525本の場合の垂直解像度より高いので、リサン
プリングプロセスでの垂直解像度の損失はなくなり、高
画質が期待できる。
【0091】フィールド周波数変換装置133は、4
9.95Hzというフィールド周波数を6/5倍して5
9.94Hzに変換するために、いわゆる3:2:3:
2:2プルダウン処理を行う。
【0092】このいわゆる3:2:3:2:2プルダウ
ン処理について図10を参照しながら説明する。フィー
ルド周波数49.95Hzのビデオ信号をインターレー
スで走査し、入力側133aのevenフィールドを出力側
133bのevenフィールドに、入力側133aのoddフ
ィールドを出力側133bのoddフィールドになるよう
に変換する。入力側133aの映像信号はテレシネ装置
11の映像出力に基づいているので、同一フレーム内に
おいては時間差がない。このため、出力側133bに変
換される映像信号は、時間的には不都合を生じさせな
い。入力側5フレームにつき、出力側に新たに1フレー
ムを作り出すことになるが、フレーム内のフィールド順
に不都合を生じさせないので動きに不自然さを感じさせ
ない。
【0093】なお、このNTSC変換部132により得
られた525/59.94のビデオ信号は、映画フィル
ム20より0.1%だけ長くなる。
【0094】このようにして第2の実施の形態となる画
像情報変換システムは、25Fpsで撮影された映画フ
ィルム20をPAL方式の625/50のビデオ信号
と、NTSC方式の525/59.94のビデオ信号に
変換することができる。
【0095】この場合、マスタビデオテープカセット1
3を1本とすればよいので、テレシネ装置11の使用は
1度であり、映画フィルム20を傷つける頻度を少なく
できる。また、NTSC方式でも625/50のマスタ
ビデオテープカセットを使い、走査線625本からライ
ンインターポレーションにて走査線525本を作るの
で、元から525本で変換するよりも高画質が期待でき
る。
【0096】また、25Fpsで撮影された映画フィル
ム20を用いているので、ビデオ信号に変換されたと
き、525/59.94のビデオ信号、及び625/5
0のビデオ信号とも、映画フィルムの演奏時間と実用上
同じ演奏時間となる。
【0097】また、モディファイディジタルビデオテー
プ再生装置131は既存のD−1ビデオ再生装置のPL
L回路を変更し、外部基準信号を変更するだけでよいの
でコストの低減を図ることができる。
【0098】なお、上記第1及び第2の実施の形態で
は、ディジタルビデオテープ再生装置、及びモディファ
イディジタルビデオテープ再生装置により、625/5
0の映像信号、及び525/59.94の映像信号を共
に得ているが、いずれかを選択的に動作させていずれか
の映像信号を得るようにしてもよい。
【0099】また、モディファイディジタルビデオ再生
装置のみを用い、625/50及び625/47.95
2の映像信号を再生したり、625/50及び625/
49.95の映像信号を再生してもよい。この場合に
は、525/59.94を得るためのNTSC変換部の
動作を選択的にすることになる。
【0100】
【発明の効果】本発明に係る画像情報変換方法は、1秒
間当たり所定のコマ数で撮影された映画フィルム上の画
像情報を第1の変換工程が走査線数625(本)/フィ
ールド周波数50(Hz)の映像信号に変換し、その6
25/50の映像信号を記録工程が記録媒体に記録し、
その記録媒体から再生工程が625/50の映像信号を
第1の変換工程で用いたフィールド周波数50Hzとは
異なるフィールド周波数で再生してから、第2の変換工
程が該映像信号をNTSC方式の525/59.94の
映像信号に変換するので、テレシネ装置の使用を1度と
し、使用効率を上げると共に、映画フィルムを傷める頻
度を下げることができる。また、マスターテープを一本
だけにできる。
【0101】また、上記第1の変換工程が1秒間当たり
25コマで撮影された映画フィルム上の画像情報を同じ
スピードで再生した場合、上記第2の変換工程は上記再
生工程で得られた映像信号のフィールド周波数を6/5
倍にするので、上記二つの方式の映像信号の演奏時間を
実用上映画フィルムの演奏時間と同じにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像情報変換方法の第1の実施の
形態のブロック図である。
【図2】上記第1の実施の形態に用いるテレシネ装置の
詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】上記第1の実施の形態に用いるディジタルビデ
オテープ記録装置に適用できるD−1ビデオテープ記録
装置のビデオ、オーディオ処理系のブロック図である。
【図4】上記第1の実施の形態に用いるディジタルビデ
オテープ再生装置に適用できるD−1ビデオテープ再生
装置のビデオ、オーディオ処理系のブロック図である。
【図5】上記第1の実施の形態に用いるモディファイデ
ィジタルビデオテープ再生装置に適用できるD−1ビデ
オテープ再生装置のサーボ系のブロック図である。
【図6】上記サーボ系のPLL回路の具体例を示すブロ
ック図である。
【図7】上記第1の実施の形態に用いられるフィールド
周波数変換装置のいわゆる3:2ブルダウン処理を説明
するために用いたインターレース走査を示す図である。
【図8】上記第1の実施の形態に用いられるフィールド
周波数変換装置が行ういわゆる3:2ブルダウン処理の
原理図である。
【図9】本発明に係る画像情報変換方法の第2の実施の
形態のブロック図である。
【図10】上記第2の実施の形態に用いられるフィール
ド周波数変換装置が行ういわゆる3:2:3:2:2プ
ルダウン処理の原理図である。
【図11】従来の画像情報変換システムの構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
10 映画フィルム、11 テレシネ装置、12 ディ
ジタルビデオテープ記録装置、13 マスタビデオテー
プカセット、14 ディジタルビデオテープ再生装置、
15 モディファイディジタルビデオテープ再生装置、
16 NTSC変換部、17 走査先数変換装置、18
フィールド周波数変換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐山 宏志 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 加藤 智清 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 菊地 弘晃 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 ルーク フリーマン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94065 レッドウッドシティ コンパスサ ークル560

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映画フィルム上の画像情報を標準映像信
    号に変換する画像情報変換方法において、 1秒間当たり所定のコマ数で撮影された映画フィルム上
    の画像情報を走査線数(本)/フィールド周波数(H
    z)が625/50である映像信号に変換する第1の変
    換工程と、 上記第1の変換工程で変換された625/50の映像信
    号を記録媒体に記録する記録工程と、 上記記録工程により625/50の映像信号が記録され
    た記録媒体から該映像信号を上記第1の変換工程のフィ
    ールド周波数と異なるフィールド周波数で再生する再生
    工程と、 上記再生工程で得られた映像信号を525/59.94
    の映像信号に変換する第2の変換工程とを備えることを
    特徴とする画像情報変換方法。
  2. 【請求項2】 上記記録工程により625/50の映像
    信号が記録された記録媒体から該映像信号をフィールド
    周波数50Hzのまま再生する他の再生工程を備え、上
    記再生工程と切り換えて用いることを特徴とする請求項
    1記載の画像情報変換方法。
  3. 【請求項3】 上記第1の変換工程は、1秒間当たり2
    4コマで撮影された映画フィルム上の画像情報を1秒間
    当たり25コマのスピードで再生することを特徴とする
    請求項1記載の画像情報変換方法。
  4. 【請求項4】 上記第2の変換工程は、上記再生工程で
    得られた画像情報のフィールド周波数を5/4倍にする
    フィールド周波数変換工程を備えて成ることを特徴とす
    る請求項3記載の画像情報変換方法。
  5. 【請求項5】 上記第1の変換工程は、1秒間当たり2
    5コマで撮影された映画フィルム上の画像情報を同じス
    ピードで再生することを特徴とする請求項1記載の画像
    情報変換方法。
  6. 【請求項6】 上記第2の変換工程は、上記再生工程で
    得られた映像信号のフィールド周波数を6/5倍にする
    フィールド周波数変換工程を備えて成ることを特徴とす
    る請求項5記載の画像情報変換方法。
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