JPH1098620A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH1098620A
JPH1098620A JP24797596A JP24797596A JPH1098620A JP H1098620 A JPH1098620 A JP H1098620A JP 24797596 A JP24797596 A JP 24797596A JP 24797596 A JP24797596 A JP 24797596A JP H1098620 A JPH1098620 A JP H1098620A
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JP
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small
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JP24797596A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Okamoto
仁 岡本
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロックの走査方向と直交する方向に強い相
関関係をもつ画像等においても、ブロック間の相関を圧
縮符号化に反映することができるとともに、ブロック全
体に分散しているノイズの影響を受け難く、符号化効率
を向上しつつ精細性を維持することが可能な画像処理装
置を提供する。 【解決手段】 図9において最上段の原画像を、粗いブ
ロック(2×2)で分割し、各ブロック内の平均二乗誤
差を求める。この平均二乗誤差が所定値を越える場合
は、徐々に細かいブロック(4×4),(8×8),…
…に分割してゆく。そして、最終的に得られたブロック
を各々一画素と看做して符号化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像をスキ
ャナーにより読み取ってデジタル画像データに変換した
後、画像データを一旦蓄積して画像の記録を行うデジタ
ル複写機や、画像データの伝送を行うファクシミリ、あ
るいは画像データの通信や処理を行うパーソナルコンピ
ュータ等に使用される画像処理装置に関し、特にカラー
静止画像のデジタル画像データの情報論的な冗長度を圧
縮して符号化するのに適した画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のデジタル画像データの情
報論的な冗長度を圧縮して符号化する画像処理装置に関
しては、種々の方式のものが提案されているが、その一
つに画像データを所定数の画素を含むブロックに分割し
てブロックごとに符号化を行う所謂ブロックトランケー
ション符号化(Block Truncation C
oding:BTC)方式がある。一般にブロックごと
に符号化するBTC方式は、一つのブロック内の情報で
完結して符号化するものであるためブロック間の相関が
弱くなり、符号化効率を高めるためにブロックのサイズ
を大きく設定すると、ブロック間の相関を符号に十分反
映することができず、精細性を維持することが困難であ
った。
【0003】そこで、ブロック間の相関を利用して符号
化効率を高めつつ精細性を維持することが可能な符号化
方式として、例えば、特開昭57−127363号公報に開示さ
れているブロックトランケーション符号化(DBTC)
方式が既に提案されている。このDBTC型符号化方式
では、ブロック内の画素値がほぼ均一の場合はブロック
の平均画素値を唯一の画素値情報とし、全画素に平均画
素値を示す画素に相当する画素情報を与えて画素情報を
ランレングス(RL)符号化するとともに、注目ブロッ
クの画素値と直前のブロックの画素値が同一である場合
には、同一であることを示すフラグで符号化すること
で、符号化効率を高めつつ隣接するブロックの画素値を
考慮して精細性を維持している。
【0004】また、特開昭59−44175 号公報に開示され
ているブロックランレングス(BRL)符号化方式で
は、特定の画素情報を有するブロックをランレングス
(RL)符号化することで符号化効率を高めている。
【0005】さらに、特開平4 −270473号公報に開示さ
れている符号化方法では、ブロックを一つの画素値で近
似するモード、一つの画素値で近似される複数のブロッ
クをブロックランレングス(BRL)符号化するモー
ド、ブロックを二つの画素値で近似するモードおよびブ
ロックを四つ以上の画素値で近似するモードをそれぞれ
設けて、符号化効率と画質の向上を図っている。
【0006】また、画像電子学会誌第23巻第1号(1994)
P3 〜10の「セグメンテーションに基づく画像符号化方
式と解像度変換への応用」に開示されている符号化方式
では、原画像と符号の誤差が所定値を越えた場合にブロ
ックを分割していくことで画質を維持するとともに、分
割後、相関の高い領域を統合してチェーン符号化するこ
とで符号化効率も確保している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭57−127363号公報及び特開昭59−44175 号公報、並
びに特開平4 −270473号公報に開示されたブロックラン
レングス(BRL)による走査方向に留まったブロック
間の相関を利用する方式では、ブロックの走査方向と直
交する方向に強い相関関係をもつ画像等において、ブロ
ック間の相関を圧縮符号化に反映することができず、縦
方向の直線が不連続となったりして、精細性を維持する
ことができないという問題点を有している。
【0008】また、上記画像電子学会誌第23巻第1号(1
994)P3 〜10の「セグメンテーションに基づく画像符号
化方式と解像度変換への応用」に開示されているよう
に、原画像と符号の誤差が所定値を越えた場合にブロッ
クを分割することで適応的にブロックサイズを変化させ
る方式の場合には、画質は向上するものの、比較的単純
な要素によって構成される例えば文字や罫線、あるいは
グラフなどの多い画像データを圧縮符号化する際にも、
ビットマップ等画素単位の情報を符号として持たなけれ
ばならないため、すべてを同一の画素値で近似させる場
合などごく一部の場合を除いて、ブロック当たりの情報
量を大きく減らすことは難しく、符号化効率をあまり高
くすることができないという問題点を有している。
【0009】そこで、上記画像電子学会誌第23巻第1号
(1994)に開示された技術において、符号化効率を高める
ためにブロックサイズを大きく設定することも考えられ
る。しかし、このようにブロックサイズを大きく設定し
た場合には、原画像と符号の誤差が所定値を越えている
か否かの判別を行う誤差値の評価が問題となる。すなわ
ち、誤差値を評価する際に、その誤差値がブロック全体
に分散しているノイズによって生じた値なのか、限定さ
れた箇所に実際に存在する図形等の画像データによって
生じた値なのか、誤差値のみに基づいて区別することが
困難である。
【0010】そのため、ブロック全体に分散しているノ
イズの影響を受けやすいばかりか、局所的に実際に存在
する図形等の画像の再現性が低下するという問題点を新
たに有している。また、相関の高いブロック領域を統合
してチェーン符号化する際に、ブロックサイズを大きく
設定するとその分だけ符号量も多くなるため、符号化効
率の大幅な向上は期待することができないという問題点
をも有している。
【0011】そこで、本発明は、上記従来技術の問題点
を解決するためになされたものであり、その目的とする
ところは、ブロックの走査方向と直交する方向に強い相
関関係をもつ画像等においても、ブロック間の相関を圧
縮符号化に反映することができるとともに、ブロック全
体に分散しているノイズの影響を受け難く、符号化効率
を向上しつつ精細性を維持することが可能な画像処理装
置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1記載の構成にあっては、入力した画像データを
ブロックに分割し該ブロックごとに符号化を行う画像処
理装置であって、入力された画像データを所定数の画素
を含むブロックに分割する分割手段と、前記各ブロック
に含まれる画素データの統計情報を求める統計情報演算
手段と、前記統計情報演算手段によって求められた統計
情報に基づき、前記各ブロックは再分割して符号化を行
うべき第1のブロックであるか、再分割せずに符号化を
行うべき第2のブロックであるかを判定する判定手段
と、前記第1のブロックを、所定の条件を満たす小ブロ
ックに分割する再分割手段と、前記小ブロックおよび前
記第2のブロックについて代表値を求める代表値演算手
段と、これら代表値に対して符号化を行う符号化手段と
を有することを特徴とする。
【0013】また、請求項2記載の構成にあっては、前
記再分割手段は、各小ブロックが前記所定の条件を満た
すようになるまで分割をくり返すものであり、前記符号
化手段は、前記統計情報または前記判定手段における判
定結果に基づいて、複数の符号化方式のうち何れかを適
用するものであることを特徴とする。
【0014】さらに、請求項3記載の構成にあっては、
請求項2記載の画像処理装置において、前記再分割手段
は、一種類もしくは複数種類の所定の形状に前記第1の
ブロックまたは小ブロックを再分割し、または所定の数
の小ブロックに再分割することを特徴とする。
【0015】さらに、請求項4記載の構成にあっては、
請求項3記載の画像処理装置において、前記適応的符号
化手段は、前記第1のブロックの大きさもしくは小ブロ
ックの大きさに応じて、選択可能な符号化手段の数およ
び種類が変更可能なことを特徴とする。 (作用)本発明による画像処理装置によれば、画素情報
に応じてブロックをブロックの相似形の小ブロックに再
分割し、得られた小ブロックを一つの画素として符号化
を行うことで、小ブロック間の相関を利用して効率的な
圧縮符号化を行うことでできる。
【0016】換言すれば、本発明による画像処理装置は
ブロック内の画素情報に応じて解像度を変化させ、画像
を再現するのに十分かつ符号化効率を高められる解像度
で符号化することで、局所領域における画像の相関を符
号化に反映させていることになる。
【0017】また、統合ブロックの形状を所定のものと
することで、タグを付加するだけでブロックの形状およ
び大きさを明示できるため、チェーン符号等でブロック
の形状を記述する必要がなくなり、符号量を減らすこと
が可能になる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。図1は本発明による画像処
理装置の一実施形態を示すブロック図であり、1は図示
しないスキャナーによって読み取られた原稿の原画像デ
ータ、2は原画像データ1を縦方向にm画素、横方向に
n画素(例えば、m×n=8×8=64画素)の所定の
大きさに分割したブロック、3は原画像データ1のうち
符号化を行う単位であるブロック2毎に順次分割された
画像データを一時記憶するバッファである。
【0019】また、4は所定の大きさのブロック2及び
このブロック2を必要に応じて更に小さなブロックに分
割した小ブロックの代表値を演算する代表値演算器と、
BTCやDCT符号化方式等の一つ又は複数の符号化方
式を採用した符号化器とを含む符号化手段、5は前記原
画像データ1と前記符号化手段4によって得られた符号
の復号画像から所定の統計量を演算する統計量演算手段
である。
【0020】6は前記統計量演算手段5によって得られ
た統計量に基いて、所定の大きさのブロック2の再分割
を行うか否かを選択する選択手段、7は前記選択手段6
によって再分割が選択された場合にブロック2を所定の
大きさに再分割する再分割手段、8は前記符号化手段4
によって符号化された画像データを蓄積及び伝送する蓄
積/伝送手段である。
【0021】図2は上記の如く構成される本実施形態に
よる画像処理装置の更に具体的なハードウエアブロック
図を示すものである。
【0022】図において、9は図示しないスキャナー等
によって読み取られ、入力された原稿の1ページ分の原
画像データ1を記憶するフレーム画像バッファ、10は
一ブロック(例えば、m×n=8×8=64画素)分の
画像データ2を一時記憶するブロック画像バッファ、1
1は符号化の対象を一ブロックそのままの大きさの画像
データ2とするか、この一ブロックを更に小さなブロッ
クに再分割した小ブロックとするかを後述する選択器1
6からの信号に基づいて切り換える選択スイッチであ
る。
【0023】また、12は符号化対象のブロックの画像
データをBTCやDCT符号化方式等の対応する一種類
または複数種類の符号に変換したデータを出力する符号
化器、13はブロックの再分割を行うブロック再分割
器、14は一ブロック分の符号化された一種類または複
数種類の画像データ、及び符号化された画像データを復
号化した画像データを一時記憶しておく中間符号バッフ
ァである。
【0024】15は、前記符号化器12から得られた一
種類または複数種類の符号化された画像データと原画像
データ2とを比較して所定の統計量を演算する統計量演
算器、16は前記統計量演算器15から得られた統計量
に基づいて前記符号化器12から得られた一種類または
複数種類の符号化された画像データの中から適当な画像
データを選択する選択器、17は一ブロック分の符号化
されたデータを一時記憶しておくブロック符号バッフ
ァ、18は1ページ分の符号化された画像データを記憶
しておくフレーム符号バッファである。
【0025】なお、本実施形態では、前記ブロック再分
割器13によって分割される小ブロックの形状は、最初
に取り出されたブロック2の形状の相似形のみとするよ
うに設定されている。
【0026】次に、図3の符号化フローチャートを参照
しながら、図2に示した本発明の一実施形態における画
像処理装置の動作について説明する。
【0027】まず、上記画像処理装置では、図示しない
スキャナー等によって読み取られ、入力された原稿の1
ページ分の原画像データ1がフレーム画像バッファ9に
取り込まれて記憶される。次に、上記フレーム画像バッ
ファ9に記憶された原画像データ1をブロック毎に符号
化していくため、原稿の1ページ分の原画像データ1
を、図4に示すように、例えば8×8=64画素の一ブ
ロック分の画素データ2毎に分割し、当該分割された一
ブロック分の画素データ2をブロック画像バッファ10
に取り込んで記憶する(ステップ1)。
【0028】上記の如く原稿の1ページ分の原画像デー
タ1を一ブロック分の画素データ2毎に分割する際、原
稿の1ページ分の原画像データ1の縦方向及び横方向の
総画素数が一ブロックに相当する縦横の画素数で割り切
れない場合、つまり、縦方向及び横方向の最後の画素数
が所定のm又はn(例えば、m=n=8)に満たない場
合には、図5に示すように、予め決められた画素値の画
素を縦方向及び横方向の最後の画素に付加、もしくは原
画像データ1の縦方向あるいは横方向の最後の画素を所
定数だけ複写して、縦方向及び横方向の最後のブロック
の画素データ2を埋めることにより、1ページ分の原画
像データ1を余すところなく整数個のブロックに分割す
る。
【0029】このようにして、上記フレーム画像バッフ
ァ9に記憶された1ページ分の原画像データ1のうち、
例えば、左上の一番目のブロックから右方向に順番に、
一ブロック分の画素データ2をブロック画像バッファ1
0に取り込んで一時記憶する(ステップ1)。次に、一
ブロック分の画素データ2をブロック画像バッファ10
から読み出し、選択スイッチ11を介して符号化器12
によって一ブロック分の画素データ2を一つの画素値で
表すための代表値を求め、この一つのブロック分の画素
データ2は、前記代表値を画素値とする一つの画素と見
なされる(ステップ2)。
【0030】ここで、前記一ブロック分の画素データ2
を表すための代表値としては、例えば、一ブロック分の
m×n個の全画素データの平均値、又は一ブロック内の
所定位置に位置する複数個の画素データの平均値、又は
一ブロックの中央に位置する1つの画素データ又は複数
個の画素データの平均値、又は一ブロック分のm×n個
の全画素データを濃度順に並べた際のメディアン(中央
値)等が用いられる。
【0031】さらに説明すると、前記一ブロック分の画
素データ2を表すための代表値として、例えば、一ブロ
ック分のm×n個の全画素データの平均値を用いた場
合、この一ブロック分の全画素データの平均値p0 は、
ブロック内の各画素の濃度をそれぞれaijとすると、p
0 =Σaij/(m×n)で与えられる。
【0032】いま、一ブロック分の画素データ2が図6
に示すようなものであるとすると、この画素データ2を
表すための代表値として平均値p0 を用いた場合、一ブ
ロック分の画素データ2は、平均値p0 の画素濃度を有
する一つの画素と見なされることになる。
【0033】次に、符号化器12によって前記ブロック
の符号、この場合では、図6に示すように、一ブロック
分の画素データ2を一つの画素値で表す代表値p0 と、
ブロックサイズを示すタグとが符号20として生成され
(ステップ3)、この符号化された一ブロックの画素デ
ータ2は、中間符号バッファ14に一時記憶される。
【0034】一方、統計量演算器15は、前記ブロック
画像バッファ10に一時記憶された一ブロック分の原画
像データ2と、前記中間符号バッファ14に一時記憶さ
れた符号化器12によって得られた符号20の復号画像
とから統計量、例えば平均二乗誤差が求められる(ステ
ップ4)。
【0035】ここで、平均二乗誤差をEとすると、この
平均二乗誤差Eは次式で与えられる。 E=Σ(aij−p02 なお、Σはiについて1〜mまで、jについて1〜nま
でとるものとする。
【0036】次に、前記統計量を基に、選択器16によ
り前記ブロックを再分割するか否かを判定し(ステップ
5)、一ブロック分の原画像データ2と復号画像データ
とがほぼ同一と見なせる場合は、図6に示す符号20を
ブロック符号バッファ17に送り、ブロックを分割する
べきと判定された場合には、ブロック再分割器13によ
って前記ブロックをブロックと相似形の小ブロック、例
えば縦横ともに1/2の大きさ(m×n=8×8の場合
には、4×4のブロック)に再分割する(ステップ
6)。
【0037】その際、前記選択器16により前記ブロッ
クを再分割するか否かの判定は、例えば、統計量として
の平均二乗誤差Eが所定値以下であるか、所定値を越え
るか否かを判断することによって行われる。例えば、図
7や図8に示すように、一ブロック分の原画像データ2
内にノイズと見なせる画素がランダムにわずか存在する
場合には、これらの一ブロック分の原画像データ2は、
白色または所定の一色の一様な画素と見なされる。
【0038】その後、前記小ブロックは、図9に示すよ
うに、符号化器12によって代表値が求められ、前記代
表値を画素値とする一つの画素と捉えられる(ステップ
7)。そして、前記と同様にして、再分割された一ブロ
ック分の画素データを二つの画素値で表す代表値p01及
びp02と、ブロックサイズを示すタグと、ブロックの分
割状態を示すビットマップとが符号20として生成され
(ステップ3)、この符号化された一ブロックの画素デ
ータ2は、中間符号バッファ14に一時記憶される。
【0039】さらに、統計量演算器15によって、前記
ブロック画像バッファ10に一時記憶された分割後の一
ブロック分(4×4)の原画像データ2と、前記中間符
号バッファ14に一時記憶された符号化器12によって
得られた符号の復号画像とから統計量、例えば平均二乗
誤差が求められ(ステップ4)、選択器16によって再
分割を行うか否かが選択される。
【0040】ブロックを分割するべきと判定された場合
には、図9に示すように、ブロック再分割器13によっ
て前記ブロックをブロックと相似形の小ブロック、例え
ば縦横ともに1/2の大きさ(2×2のブロック)に再
分割する(ステップ6)。
【0041】ブロックを縦横ともに1/2に再分割した
場合には、2×2画素、正確には2×2個の画素と見な
された小ブロックにより構成されたブロックが次の符号
化の対象となってステップ3に戻り、符号化器12によ
って、例えばBTCによる符号化が行われ、二つの代表
値とビットマップからなる符号20が得られる。なお、
原画像データの画素のサイズと小ブロックのサイズとが
等しい場合には、選択可能な符号化手段を増やし、例え
ばDCT符号化も候補に含め、統計量演算器15によっ
て得られた統計量を基に符号化手段が選択される。
【0042】上記の如くステップ3からステップ7を繰
り返し、一ブロック分の原画像データ2と復号画像デー
タとがほぼ同一と見なせる場合あるいは原画像データの
画素のサイズと小ブロックのサイズとが等しくなった
時、ブロックあるいは小ブロックの再分割を中止し、一
ブロック分の符号化を終える。そして、1ページ分の原
画像データ1の総てのブロックについて終了するまで、
以上の処理を繰り返す(ステップ8)。
【0043】(変形例)なお、前記の実施形態では、画
像処理装置を符号化器や選択器等からなるハードウエア
によって構成した場合について説明したが、これに限定
されるものではなく、ソフトウエアによって構成しても
勿論良い。さらに、上記実施形態において、一連の処理
を終えて得られた符号に可逆圧縮符号化を掛けるように
構成しても良い。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明による画像処
理装置では、業務連絡用の文書など文字や罫線、グラフ
など比較的単純な要素によって構成される画像データ
を、画像の大域的な情報を失うことなく、各図形の概要
を保存したまま、極めて高い効率で圧縮符号化すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による画像処理装置の一実施形態を示
すブロック図である。
【図2】 上記実施形態による画像処理装置の更に具体
的な構成を示すハードウエアブロック図である。
【図3】 上記実施形態による画像処理装置の動作を示
すフローチャートである。
【図4】 一つのブロックを示す説明図である.
【図5】 一ページ分の原画像データを分割した状態を
示す説明図である。
【図6】 一ブロックの符号化状態を示す説明図であ
る。
【図7】 一ブロックの画像の一例を示す説明図であ
る。
【図8】 一ブロックの画像の一例を示す説明図であ
る。
【図9】 一ブロックの符号化状態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】 1 原画像データ 2 分割したブロック 3 バッファ 4 符号化手段 5 統計量演算手段 6 選択手段 7 再分割手段 8 蓄積/伝送手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力した画像データをブロックに分割し
    該ブロックごとに符号化を行う画像処理装置であって、 入力された画像データを所定数の画素を含むブロックに
    分割する分割手段と、 前記各ブロックに含まれる画素データの統計情報を求め
    る統計情報演算手段と、 前記統計情報演算手段によって求められた統計情報に基
    づき、前記各ブロックは再分割して符号化を行うべき第
    1のブロックであるか、再分割せずに符号化を行うべき
    第2のブロックであるかを判定する判定手段と、 前記第1のブロックを、所定の条件を満たす小ブロック
    に分割する再分割手段と、 前記小ブロックおよび前記第2のブロックについて代表
    値を求める代表値演算手段と、 これら代表値に対して符号化を行う符号化手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記再分割手段は、各小ブロックが前記
    所定の条件を満たすようになるまで分割をくり返すもの
    であり、 前記符号化手段は、前記統計情報または前記判定手段に
    おける判定結果に基づいて、複数の符号化方式のうち何
    れかを適用するものであることを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記再分割手段は、一種類もしくは複数
    種類の所定の形状に前記第1のブロックまたは小ブロッ
    クを再分割し、または所定の数の小ブロックに再分割す
    ることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記符号化手段は、前記第1のブロック
    の大きさもしくは小ブロックの大きさに応じて、選択可
    能な符号化方式の数および種類が変更可能であることを
    特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
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