JPH1097881A - 電気部品収納ボックス - Google Patents

電気部品収納ボックス

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Publication number
JPH1097881A
JPH1097881A JP8271867A JP27186796A JPH1097881A JP H1097881 A JPH1097881 A JP H1097881A JP 8271867 A JP8271867 A JP 8271867A JP 27186796 A JP27186796 A JP 27186796A JP H1097881 A JPH1097881 A JP H1097881A
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JP
Japan
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connector
main body
relay
piece
box
Prior art date
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Pending
Application number
JP8271867A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kawai
貴幸 河合
Itsusei Kurihara
壱成 栗原
Kiyobumi Nakayama
清文 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リレーボックスの部品数、組付工数を低減
し、組付作業性を高める。 【解決手段】 リレーボックスはリレー40がコネクタ
30を介して固定される本体11と、本体11に被せら
れリレー40を収納する箱体10を本体11と共に構成
する蓋体22とを備えている。本体11にはコネクタ3
0の側面に形成されたコネクタ側ロック部35と結合し
てコネクタを固定する本体側ロック部15が突設されて
いる。 【効果】 コネクタ側ロック部が本体側コネクタ部に結
合させることにより、コネクタを本体に固定できるた
め、部品点数、組付工数を低減できるとともに、電気部
品を本体にコネクタを介して組み付ける作業が簡便にな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気部品収納ボッ
クス、特に、自動車に搭載される電装品を収納して自動
車の車体に固定的に取り付けるのに使用されるものに関
し、例えば、自動車電装品としての電磁継電器(以下、
リレーという。)の収納および取り付けに利用して有効
なものに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車には電装品として各種の
リレーが搭載されるが、走行時の振動および雨水や塵埃
からリレーを保護するために、電装品としてのリレーを
収納ボックスに収納して自動車の車体に取り付ける取付
技術が採用されている。
【0003】従来のこの種の電気部品収納ボックスとし
て、例えば、図7に示されているように、本体2、蓋体
3、中本体4、抜け止め体5を備えたリレーボックス1
が提案されている。リレー6はこのリレーボックス1に
次のようにして組み付けられる。リード線7をそれぞれ
接続された複数本の雌端子片8がコネクタ9に装着され
る。次いで、リレー6がコネクタ9に機械的に接続され
るとともに、各雌端子片8によって各リード線7に電気
的に接続される。コネクタ9が中本体4に上方向から下
方向に挿入されてコネクタ側ロック部9aと中本体側ロ
ック部4aによって固定される。中本体4が本体2に装
着された後に、蓋体3が本体2に被せ着けられる。
【0004】この組付作業に際して、リード線7が引っ
張られて雌端子片8がコネクタ9から抜けてしまうのを
防止するため、雌端子片8がコネクタ9に装着された後
またはリレー6がコネクタ9に装着された後に、抜け止
め体5がコネクタ9に下方向から上方向に嵌入される。
以上のようにして組立られたリレーボックス1は自動車
の車体(図示せず)に固定的に取り付けられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ように構成された従来のリレーボックスにおいては、部
品点数が多くなるばかりでなく、コネクタを係止するた
めの中本体側ロック部が中本体の壁によって囲まれてい
るため、コネクタ側ロック部を中本体側ロック部に固定
する際に、中本体の壁が邪魔になり作業性が悪くなった
り、また、ロック部が壁の中にあるため、ロック状態を
確認しずらいという欠点がある。
【0006】本発明の目的は、部品点数および組付工数
を低減することができるとともに、組付作業性を高める
ことができる電気部品収納ボックスを提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電気部品収
納ボックスは、電気部品がコネクタを介して固定される
本体と、この本体に被せ着けられて電気部品を収納する
箱体を本体と共に構成する蓋体とを備えている電気部品
収納ボックスにおいて、前記本体には前記コネクタの側
面に形成されたコネクタ側ロック部と結合して前記コネ
クタを固定する本体側ロック部が突設されていることを
特徴とする。
【0008】前記した手段によれば、コネクタの側面に
形成されたコネクタ側ロック部を本体に突設された本体
側コネクタ部に結合させることにより、コネクタを本体
に固定することができるため、部品点数、組付工数を低
減することができるとともに、電気部品を本体にコネク
タを介して組み付ける作業が簡便になる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
リレーボックスを示す分解斜視図であり、図2はその組
立図を示しており、図3以降は各構成部品を示してい
る。
【0010】本実施形態において、本発明に係る電気部
品収納ボックスは、自動車電装品の一例であるリレーの
収納および取り付けに使用されるリレーボックスとして
構成されている。リレーボックスはリレーをコネクタと
共に収納する容積を有する六面体の箱形状に形成された
箱体10を備えており、箱体10はいずれも耐候性を有
する樹脂が使用されてそれぞれ一体的に成形された本体
11および蓋体22によって構成される。本体11はリ
レー40をコネクタ30を介して固定的に保持するよう
に構成され、蓋体22は本体11に保持されたリレー4
0およびコネクタ30を被覆するように構成されてい
る。
【0011】図3に示されているように、本体11は下
端辺に底板が水平に対して斜め下向きに張り出された背
板12を備えており、垂直に立設された背板12の背面
にはリレーボックスを自動車の車体に取り付けるのに使
用される第1ブラケット13および第2ブラケット14
がそれぞれ突設されている。第1ブラケット13は互い
に内向きに対向するアングル形状の一対のブラケット部
片から形成されており、背板12の背面中央部に突設さ
れた両ブラケット部片間に車体側の雄ブラケット(図示
せず)が嵌入されるように構成されている。第2ブラケ
ット14は背板12の背面上方に半長円形の板形状に突
設されており、車体の取付孔にボルト等によって締結さ
れるように構成されている。すなわち、リレーボックス
は車体側の取付条件に応じて、第1ブラケット13、第
2ブラケット14のいずれか一方または双方によって車
体側への取り付けが可能なように構成されている。
【0012】背板12の正面にはコネクタを固定的に保
持するための本体側ロック部15が前方に一体的に突設
されている。本体側ロック部15は背板12の下側半分
に背板12の中心よりも片側(以下、右側とする。)に
若干偏心されて垂直方向に延在するように配設されてお
り、支柱15a、と左右で一対の鍔15b、15bと、
本体側係合部片15cとから構成されている。支柱15
aは正面から見て長方形の板形状に形成され垂直方向に
延在されて背板12の正面から前方に突出されており、
その左辺および右辺には左右の鍔15b、15bが左右
対称形に突設されている。本体側係合部片15cは支柱
15aの上端部において両鍔15b、15bの間に配置
されてフック形状に形成されている。
【0013】底板16は平面視が略正方形の板形状に形
成されており、底板16の上面には雌端子片の抜けを防
止するための第1抜け止め部17および第2抜け止め部
18が、垂直方向上向きにそれぞれ突設されている。第
1抜け止め部17は2枚の歯先部片を有するフォーク形
状に形成されて、底板16の上面における本体側ロック
部15の前方に配置されており、左右方向に並んだ2枚
の歯先部片17a、17bがコネクタの後記する各雌端
子片収納孔に下から嵌入されるように構成されている。
第2抜け止め部18は3枚の歯先部片を有するフォーク
形状に形成されて、第1抜け止め部17の左脇に配置さ
れており、前後方向に並んだ3枚の歯先部片18a、1
8b、18cがコネクタの後記する各端子片収納孔に下
から嵌入されるように構成されている。
【0014】底板16の左右の端辺には一対の側板1
9、19がそれぞれ垂直方向上向きに低く立ち上げられ
ており、両側板19、19の外脇には門字形状の本体側
係合部20、20が一対、それぞれ平行に突設されてい
る。両本体側係合部20、20は後記する蓋体側係合部
にそれぞれ係合することにより、本体11と蓋体22と
を結合するようになっている。
【0015】底板16の前側端辺には、後記する蓋体側
リード線保持部片と協働してリード線保持筒21を構成
する本体側リード線保持部片(以下、本体側保持部片と
いう。)21aが、垂直方向下向きに突設されている。
本体側保持部片21aは、周方向の幅が全長にわたって
一定になるように円筒体の一部が縦割りにされた断面略
C字形状の一部切欠円筒体に形成されている。
【0016】図4に示されているように、蓋体22は平
面視の外形が本体11の底板16と略等しい略正方形
で、高さが本体11の背板12よりも若干高い縦長の直
方体箱形状に一体成形されている。蓋体22の底面壁に
は底側開口部23が底面全体に開設されており、蓋体2
2の背面壁(背板)には背側開口部24が本体11の背
板12と実質的に同一形状に大きく開設されている。背
側開口部24の開口縁辺には保持溝25が背板12の縁
辺部を下側から挿入されて保持し得るように形成されて
いる。蓋体22の左右の側壁板の外面における下端部中
央には、一対の蓋体側係合部26、26がそれぞれ突設
されており、両蓋体側係合部26、26は前記した左右
の本体側係合部20、20とそれぞれ係合するように構
成されている。
【0017】蓋体22の前壁板の下端辺には蓋体側リー
ド線保持部片(以下、蓋体側保持部片という。)21b
が垂直方向下向きに突設されており、蓋体側保持部片2
1bは外径が本体側保持部片21aの内径よりも若干大
きめの略半円筒体形状に形成されている。蓋体側保持部
片21bの下端部には中央部が未すぼまりになる迎え角
部21cが形成されている。蓋体側保持部片21bは本
体側保持部片21aに上側から挿入されることにより、
軽圧入の状態になってリード線保持筒21を構成するよ
うになっている。蓋体側保持部片21bが本体側保持部
片21aに上から挿入されるとき、迎え角部21cは挿
入を案内する。
【0018】コネクタ30は絶縁性を有する樹脂が使用
されて一体成形された保持体31を備えており、保持体
31は蓋体22の容積よりも小さい体積の大略直方体形
状に形成されている。図5に示されているように、保持
体31には第1〜第5雌端子片収納孔(以下、収納孔と
いう。)32a〜32eがそれぞれ、断面が四角形で垂
直方向に貫通する孔形状に開設されており、第1〜第5
収納孔32a〜32eは所定の雌端子片を収納して固定
的に保持し得るように構成されている。第1収納孔32
aおよび第2収納孔32bは保持体31の右側中央部に
おいて左右隣合わせに並べられており、第3収納孔32
c、第4収納孔32dおよび第5収納孔32eは保持体
31の左側半分において前後方向に一列に並べられてい
る。第1収納孔32aと第2収納孔32bの断面四角形
の大きさは、第3収納孔32c、第4収納孔32dおよ
び第5収納孔32eの断面四角形の大きさよりも大きく
設定されている。
【0019】本実施形態において、コネクタ30の接触
子としての雌端子片は4個使用されており、第1収納孔
32aおよび第2収納孔32bにそれぞれ収納されて固
定的に保持される第1雌端子片33aおよび第2雌端子
片33bの大きさは、第3収納孔32cおよび第4収納
孔32dにそれぞれ収納されて固定的に保持される第3
雌端子片33cおよび第4雌端子片33dの大きさより
も大きく形成されている。第1〜第4雌端子片33a〜
33dは銅系材料(銅または銅合金)等の導電性を有す
る板材が使用されて、図1の第4雌端子片33dに参照
されるように、略長円形の筒形状に一体成形されてお
り、下端部において第1〜第4リード線34a〜34d
がそれぞれ結線されている。第1雌端子片33aおよび
第2雌端子片33bにそれぞれ結線された第1リード線
34aおよび第2リード線34bの太さは、第3雌端子
片33cおよび第4雌端子片33dにそれぞれ結線され
た第3リード線34cおよび第4リード線34dの太さ
よりも太くなっている。
【0020】図5に示されているように、保持体31の
背面にはコネクタ30を本体11に固定させるためのコ
ネクタ側ロック部35が一体的に形成されており、コネ
クタ側ロック部35は本体側ロック部15と結合するよ
うに構成されている。すなわち、コネクタ側ロック部3
5は本体側ロック部15と対応するように保持体31の
背面の中心よりも片側に若干偏心されて垂直方向に略全
長に渡って形成されており、本体側ロック部15の支柱
15aが嵌入される中央溝35aと、本体側ロック部1
5の一対の鍔15b、15bがそれぞれ嵌入される左右
で一対の保持溝35b、35bと、本体側係合部片15
cに係合するコネクタ側係合部片35cとから構成され
ている。
【0021】保持体31の正面には第2のコネクタ側ロ
ック部35Aが一体的に突設されており、第2のコネク
タ側ロック部35Aは本体側ロック部15の構成と同様
に雄形に構成されている。第2のコネクタ側ロック部3
5Aは本体側ロック部が雌形に構成されている場合に使
用される。
【0022】保持体31の上端部外周の四隅にはリレー
40を横から支持するための各支持部片36がそれぞれ
垂直方向上向きに突設されている。各支持部片36は平
面視がL字形のアングル形状に形成されており、リレー
40のコーナ部に対角線外側から当接することにより、
リレー40を支持するように構成されている。保持体3
1の左右側面の上端には門字形状のコネクタ側係合部3
7、37が一対、それぞれ垂直方向上向きに突設されて
おり、両コネクタ側係合部37、37は後記する各リレ
ー側係合部にそれぞれ係合することにより、コネクタ3
0とリレー40とを結合するようになっている。
【0023】図1に示されているように、リレー40は
直方体形状に構成されたパッケージ41を備えている。
パッケージ41の内部にはリレー機能部(図示せず)が
気密封止されており、内部のリレー機能部にそれぞれ電
気的に接続された第1〜第4雄端子片42a〜42dが
パッケージ41の下端面から突設されている。第1雄端
子片42aおよび第2雄端子片42bはパッケージ41
の下端面右側中央部において左右隣合わせで平行に横に
並べられており、第3雄端子片42cおよび第4雄端子
片42dはパッケージ41の下端面の左側半分において
前後方向に平行に並べられている。第1雄端子片42a
および第2雄端子片42bの大きさは、第1収納孔32
aおよび第2収納孔32bにそれぞれ収納されて固定的
に保持される大きさに形成されており、第3雄端子片4
2cおよび第4雄端子片42dの大きさは、第3収納孔
32cおよび第4収納孔32dにそれぞれ収納されて固
定的に保持される大きさに形成されている。
【0024】リレー40の左右の側面における下端部付
近には、前記した各コネクタ側係合部37、37にそれ
ぞれ係合する各リレー側係合部43、43がそれぞれ突
設されており、両リレー側係合部43、43は各コネク
タ側係合部37、37にそれぞれ係合することにより、
コネクタ30とリレー40とを結合するようになってい
る。
【0025】次に、リレーボックスの組立作業を説明す
る。この説明により、本発明の一実施形態であるリレー
ボックスの構成並びに作用効果が共に明らかにされる。
【0026】予め、指定の第1〜第4リード線34a〜
34dがそれぞれ結線された第1〜第4雌端子片33a
〜33dは、コネクタ30のそれぞれ指定された第1〜
第4収納孔32a〜32dに下側からそれぞれ嵌入され
る。第1〜第4リード線34a〜34dの他端は第1〜
第4収納孔32a〜32dの下端開口から下方に延びた
状態になる。
【0027】図5に示されているように、リレー40の
第1〜第4雄端子片42a〜42dはコネクタ30の指
定された第1〜第4収納孔32a〜32dに上側から挿
入され、リレー40のパッケージ41の下面がコネクタ
30の保持体31の上面に当接される。パッケージ41
が保持体31に当接すると、左右のコネクタ側係合部3
7、37が左右のリレー側係合部43、43にそれぞれ
係合した状態になるため、リレー40はコネクタ30に
固定的に装着された状態になる。
【0028】以上のようにしてリレー40が装着された
コネクタ30は、図6に示されているように本体11に
装着される。すなわち、コネクタ側ロック部35が本体
側ロック部15に上側から嵌入される。この際、支柱1
5aが中央溝35aに、左右の鍔15b、15bが左右
の保持溝35b、35bに相対的に押し入れられると、
本体側係合部片15cとコネクタ側係合部片35cとが
上下で係合した状態になるため、コネクタ30は本体1
1に結合した状態になる。
【0029】この嵌入に伴って、本体11の第1抜け止
め部17の第1歯先部片17aがコネクタ30の第1収
納孔32aに、第2歯先部片17bが第2収納孔32b
に上からそれぞれ挿入し、第2抜け止め部18の第1歯
先部片18aがコネクタ30の第3収納孔32cに、第
2歯先部片18bが第4収納孔32dに、第3歯先部片
18cが第5収納孔32eに上からそれぞれ挿入する。
この際、本体11は正面、左右両側面および上面が開放
した状態になっているため、リレー40が装着されたコ
ネクタ30の本体11への装着作業は簡単かつ迅速に実
行することができ、また、装着後の点検作業も前方、左
右側方、上方から実行することができるため、簡単かつ
正確に実行することができる。
【0030】このようにして第1抜け止め部17および
第2抜け止め部18が第1〜第4収納孔32a、32
b、32cおよび32dに下から嵌入されると、第1〜
第4収納孔32a、32b、32cおよび32dに予め
収容された第1〜第4雌端子片33a、33b、33c
および33dは第1抜け止め部17および第2抜け止め
部18によって下から固定された状態になるため、例え
ば、本体11の移送等に際して第1〜第4リード線34
a、34b、34cおよび34dに引抜き力が作用した
としても、第1〜第4雌端子片33a、33b、33c
および33dが第1〜第4収納孔32a、32b、32
cおよび32dから引き抜かれてしまうことは防止され
る。なお、本実施形態においては、第5収納孔32eに
は雌端子片が収納されていないため、第2抜け止め部1
8の第3歯先部片18cは第5収納孔32eに嵌入され
ただけの状態になる。
【0031】しかも、本実施形態においては、コネクタ
30が本体11に装着される際に、コネクタ側ロック部
35が本体側ロック部15に嵌入されるのに伴って、第
1抜け止め部17および第2抜け止め部18が第1〜第
5収納孔32a、32b、32c、32d、32eに下
から嵌入されるため、別の操作によって第1抜け止め部
17および第2抜け止め部18が第1〜第5収納孔32
a、32b、32c、32d、32eに嵌入される従来
例に比べてきわめて作業性がよい。
【0032】また、リレー40が装着されたコネクタ3
0は本体11にコネクタ側ロック部35と本体側ロック
部15とによる支持かつ結合ばかりでなく、第1抜け止
め部17および第2抜け止め部18と第1〜第5収納孔
32a、32b、32c、32d、32eとの嵌合によ
っても支持されかつ固定されるため、リレー40は本体
11に確実に支持されかつ固定された状態になり、自動
車の振動等によってリレー40が本体11から遊離する
ことは確実に防止されることになる。
【0033】その後、第1〜第4リード線34a、34
b、34cおよび34dは本体11の本体側保持部片2
1aに挿通される。この際、本体側保持部片21aは一
部が縦に切り欠かれた円筒体形状に形成されているた
め、第1〜第4リード線34a、34b、34cおよび
34dはその切欠部から横に平行移動させて本体側保持
部片21aの内部に挿入させることができ、第1〜第4
リード線34a、34b、34cおよび34dは本体1
1の本体側保持部片21aに簡単かつ迅速に挿通させる
ことができる。
【0034】続いて、蓋体側保持部片21bが本体側保
持部片21aに上から挿入され、蓋体22が本体11に
被せ着けられることにより、図2に示されているよう
に、本体11と蓋体22によって箱体10が構成され
る。蓋体22が本体11に完全に被せ着けられると、左
右の本体側係合部20、20が左右の蓋体側係合部2
6、26にそれぞれ係合した状態になるため、蓋体22
と本体11とは結合された状態になる。この状態におい
て、本体11に固定的に保持されたコネクタ30および
リレー40は、蓋体22および本体11によって構成さ
れた箱体10によって密封された状態になる。
【0035】蓋体側保持部片21bが本体側保持部片2
1aに奥まで嵌入されると、リード線保持筒21が構成
された状態になる。この状態において、第1〜第4リー
ド線34a、34b、34cおよび34dはリード線保
持筒21に内部から外部へ引き出された状態になる。こ
こで、蓋体側保持部片21bの外径が本体側保持部片2
1aの内径よりも若干大径に設定されていることによ
り、蓋体側保持部片21bは本体側保持部片21aに軽
く圧入した状態になるため、リード線保持筒21におけ
る蓋体側保持部片21bと本体側保持部片21aとの接
触面は完全に密着した状態になる。したがって、リード
線保持筒21の内部に挿通された第1〜第4リード線3
4a、34b、34cおよび34dはリード線保持筒2
1によって確実に密封された状態になっている。
【0036】以上のようにして組み立てられたリレーボ
ックスは第1ブラケット13、第2ブラケット14のい
ずれかまたは双方によって自動車の車体に取り付けられ
る。例えば、リレーボックスが自動車の被水し易い場所
に取り付けられたとしても、コネクタ30およびリレー
40は蓋体22および本体11によって構成された箱体
10により完全に密封されているため、電気部品である
コネクタ30およびリレー40が被水することは確実に
防止される。また、リード線保持筒21における蓋体側
保持部片21bと本体側保持部片21aとの接触面は完
全に密着しているため、リード線保持筒21からリレー
ボックスの内部に浸水することも確実に防止される。
【0037】なお、本発明は前記実施形態に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、種
々変更可能であることはいうまでもない。
【0038】例えば、箱体にリレーおよびコネクタを1
組だけ収納するように構成するに限らず、本体側ロック
部や抜け止め部を2組以上設けて、リレーおよびコネク
タを2組以上収納するように構成してもよい。また、本
体側ロック部は本体の側部である背板の正面に配設する
に限らず、本体の中央部である底板の中央部に配設して
もよい。
【0039】リレーボックスの組立順序は前記実施形態
に限らず、例えば、コネクタを本体に装着した後に、リ
レーをコネクタに装着するようにしてもよい。
【0040】コネクタに接続するリード線は4本に限ら
ず、1本もしくは2本、3本または5本以上であっても
よい。
【0041】以上の説明では主としてリレーを収納して
自動車の車体に取り付けるリレーボックスについて説明
したが、本発明はそれに限定されるものではなく、リレ
ー以外の電装品を収納して自動車の車体に取り付けるた
めの電装品収納ボックス、さらには、自動車電装品以外
の電気部品を収納して配電盤等に取り付けるための電気
部品収納ボックス全般に適用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コネクタの側面に形成されたコネクタ側ロック部を本体
に突設した本体側ロック部に結合させることにより、コ
ネクタと本体とのロック部が本体より突出した位置にあ
るため、組み付け作業性を向上することができるととも
に、そのロック状態も確認し易くなり、また、本体にロ
ック部を突設してコネクタを固定して蓋体を被せ付ける
構成としたので、部品点数を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるリレーボックスを示
す分解斜視図である。
【図2】その組立図を示しており、(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は背面図、(d)は平面図、
(e)は底面図である。
【図3】本体を示しており、(a)は正面図、(b)は
側面図、(c)は背面図、(d)は平面図である。
【図4】蓋体を示しており、(a)は正面図、(b)は
側面図、(c)は背面図、(d)は底面図である。
【図5】リレーが装着されたコネクタを示しており、
(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は背面図、
(d)は底面図、(e)は側面断面図、(f)は正面断
面図である。
【図6】リレーとコネクタの組立体が装着された本体を
示しており、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は平面図である。
【図7】従来のリレーボックスを示す分解斜視図であ
る。
【符合の説明】
10…箱体、11…本体、12…背板、13…第1ブラ
ケット、14…第2ブラケット、15…本体側ロック
部、15a…支柱、15b…鍔、15c…本体側係合部
片、16…底板、17…第1抜け止め部、17a、17
b…歯先部片、18…第2抜け止め部、18a、18
b、18c…歯先部片、19…側板、20…本体側係合
部、21…リード線保持筒、21a…本体側リード線保
持部片、21b…蓋体側リード線保持部片、21c…迎
え角部、22…蓋体、23…底側開口部、24…背側開
口部、25…保持溝、26…蓋体側係合部、30…コネ
クタ、31…保持体、32a〜32e…第1〜第5雌端
子片収納孔、33a〜33d…第1〜第4雌端子片、3
4a〜34d…第1〜第4リード線、35…コネクタ側
ロック部、35A…コネクタ側ロック部、35a…中央
溝、35b…保持溝、35c…コネクタ側係合部片、3
6…支持部片、37…コネクタ側係合部、40…リレ
ー、41…パッケージ、42a〜42d…第1〜第4雄
端子片、43…リレー側係合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品がコネクタを介して固定される
    本体と、この本体に被せ着けられて電気部品を収納する
    箱体を本体と共に構成する蓋体とを備えている電気部品
    収納ボックスにおいて、 前記本体には前記コネクタの側面に形成されたコネクタ
    側ロック部と結合して前記コネクタを固定する本体側ロ
    ック部が突設されていることを特徴とする電気部品収納
    ボックス。
JP8271867A 1996-09-20 1996-09-20 電気部品収納ボックス Pending JPH1097881A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100428600C (zh) * 2003-05-20 2008-10-22 矢崎总业株式会社 将线束固定在电连接箱的罩上的结构和电连接箱
JP2020145024A (ja) * 2019-03-05 2020-09-10 住友電装株式会社 カバー付きコネクタ

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