JPH1097838A - 誘導結合プラズマ質量分析装置 - Google Patents
誘導結合プラズマ質量分析装置Info
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- JPH1097838A JPH1097838A JP8266135A JP26613596A JPH1097838A JP H1097838 A JPH1097838 A JP H1097838A JP 8266135 A JP8266135 A JP 8266135A JP 26613596 A JP26613596 A JP 26613596A JP H1097838 A JPH1097838 A JP H1097838A
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Abstract
オン伝達効率を向上すると共に、調整を簡単化する。 【解決手段】 イオンレンズ部40の少なくとも一部
を、極数が4以上のマルチポールイオンビームガイド1
00、110、112、112B、120とする。
Description
質量分析装置に係り、特に、質量分析計部分へのイオン
伝達効率が高く、調整が容易なイオンビームガイドを備
えた誘導結合プラズマ質量分析装置に関する。
誘導結合プラズマを、質量分析計のイオン源として用い
て、溶液中の元素分析をイオンによって行う誘導結合プ
ラズマ質量分析装置が提案されている(例えば特開昭6
2−26757参照)。
えば、図1に示す如く、溶液状の試料8を霧化してイオ
ン化部20に導入するための、試料8を常時送ると共
に、スプレーチャンバ16からの廃液を排出するペリス
タルティックポンプ12、該ペリスタルティックポンプ
12によってサンプリングされた溶液試料8を霧化する
ためのネプライザ14、及び、該ネプライザ14によっ
て霧化された粒子の中で細かい粒子だけを選別するスプ
レーチャンバ16を含む試料導入部10と、前記ネプラ
イザ14にキャリアガス(例えばArガス)を注入する
ためのガス制御部18と、前記試料導入部10からキャ
リアガスと共に運ばれてきた試料中の元素をイオン化す
るための、トーチ22及び該トーチ22の外側に巻かれ
た誘導コイル24を含むイオン化部20と、前記誘導コ
イル24に高周波電力を供給してプラズマを生成するた
めのRF電源26と、大気圧下の前記イオン化部20で
イオン化された元素をサンプリングして、高真空下のイ
オンレンズ部40に導入するための、前記トーチ22内
で発生したイオンの運動エネルギの方向を揃えるための
サンプリングコーン32、及び、該サンプリングコーン
32を通過したイオンの一部を通過させるためのスキマ
ーコーン34を含むインターフェース部30と、該イン
ターフェース部30を通過したイオンを収束し、質量分
析計部分に導くための、静電イオンレンズを用いた引出
し電極42、収束レンズ44、及び、イオンレンズ46
を含むイオンレンズ部40と、例えば4本の電極ロッド
54で構成された四重極マスフィルタ52を含む質量選
択部50と、前記四重極マスフィルタ52を駆動するた
めのマスフィルタ駆動回路56と、前記質量選択部50
を通過してきた測定質量数のイオンを計数するための、
例えば2次電子増倍管62を含むイオン検出部60とを
備えている。
コーン32とスキマーコーン34によって形成されるイ
ンターフェースチャンバ38内を真空に排気するための
ロータリポンプ72、前記イオンレンズ部40のイオン
レンズチャンバ48内を高真空に排気するためのターボ
分子ポンプ74、前記四重極マスフィルタ52と2次電
子増倍管62が収められたアナライザチャンバ58内を
高真空に排気するためのターボ分子ポンプ76、及び、
前記ターボ分子ポンプ74及び76を低真空に排気する
ためのロータリポンプ78を含んで構成される真空排気
系、80は、前記試料導入部10、ガス制御部18、R
F電源26、マスフィルタ駆動回路56、検出部60、
真空排気系70等を制御するためのシステムコントロー
ラ、82は、該システムコントローラ80に指示を与え
ると共に、データ採取や分析データの解析を行うための
ワークステーションである。
ては、トーチ22にキャリアガスを流し、誘導コイル2
4に高周波電力をかけることで生成するプラズマの中
に、霧状にした試料8を導入し、試料中の元素をイオン
化する。このイオンを、サンプリングコーン32とスキ
マーコーン34から構成されるインターフェース部30
を経て、イオンレンズ部40に導入し、更に四重極マス
フィルタ52で元素を質量別に検出することによって、
殆んどの元素について、検出下限がサブng/L(pp
t )レベルまで測定できる、超高感度な元素分析が可能
になる。
前記イオンレンズ部40から質量選択部50へのイオン
伝達効率(静電イオンレンズあるいはイオンビームガイ
ドを含むイオンレンズ部の性能を示す指標の一つであ
り、イオンレンズ部に入射したイオン数Aと、イオンレ
ンズ部から出射し質量分析計部分へ入射するイオン数B
の割合B/Aで定義される)が低い。特にイオンレンズ
を直列に複数個配置した多段型では、多数のイオンレン
ズが必要で、調整が複雑である。更に、プラズマから検
出器に到達する真空紫外フォトン等により、連続的な白
色のバックグラウンドがスペクトル中に発生してSN比
を低下させ、検出能力を制限する等の問題点を有してい
た。
くなされたもので、イオンビームガイドを導入したイオ
ンレンズ部のイオン伝達効率を高め、且つ、調整を容易
とすることを第1の課題とする。
重反射してイオン検出器に到達してしまわないようにす
ることを第2の課題とする。
換メンテナンスを容易にすることを第3の課題とする。
ズマ質量分析装置において、試料を霧化して、イオン化
部に導入するための試料導入部と、該試料導入部からキ
ャリアガスと共に運ばれてきた試料中の元素をイオン化
するための、トーチを含むイオン化部と、大気圧下の該
イオン化部でイオン化された元素をサンプリングして、
真空下のイオンレンズ部に導入するためのインターフェ
ース部と、該インターフェース部を通過したイオンを収
束して質量選択部に導入するための、イオンビームガイ
ドを含むイオンレンズ部と、該イオンレンズ部から導入
されるイオンを、測定質量数毎に分けるための、マスフ
ィルタを含む質量選択部と、該質量選択部を通過してき
た測定質量数のイオンを計数するイオン検出部とを備
え、前記イオンレンズ部の少なくとも一部を、電極ロッ
ド数が4本以上のマルチポールイオンビームガイドとす
ることにより、前記第1の課題を解決したものである。
行方向に分割した場合には、分割したマルチポールイオ
ンビームガイドに異なるバイアス電圧を印加することに
よって、最適化することができる。
ームガイドのうち、出側のマルチポールイオンビームガ
イドの電極ロッドを、イオンビーム進行方向に対して傾
けるか、曲げて配置した場合には、イオン化部の誘導結
合プラズマから発生されるフォトンが、検出部に入射す
るのを防止して、測定精度を高めることができる。
ガイドの両者に、ほぼ同じ高周波電圧を加える一方、直
流バイアス電圧は、入側のマルチポールイオンビームガ
イドに正電圧、出側のマルチポールイオンビームガイド
に負電圧を印加するようにした場合には、分割されたマ
ルチポールイオンビームガイドを的確に駆動することが
できる。
ドを、電極ロッド数が8本のオクタポールで構成した場
合には、効率良くイオン伝達効率を高めることができ
る。なお、電極ロッド数は8本に限定されず、4本のQ
ポール(四重極)、6本のヘキサポール、12本のドデ
カポール等、4本以上の他の本数とすることができる。
圧を分圧して、前記マルチポールイオンビームガイドに
印加するようにした場合には、マルチポールイオンビー
ムガイドの専用電源が不要であり、電源が簡略化できる
と共に、マスフィルタと連動して、全ての質量のイオン
に対して最適な高周波電圧を加えることができる。
いてマスフィルタ用電源から取り出し、直流バイアス電
圧を抵抗を介し重畳して、前記マルチポールイオンビー
ムガイドに印加するようにした場合には、構成が簡略で
ある。
いてマスフィルタ用電源から取り出し、センタータップ
付トランスを用いて直流バイアス電圧を加えて、前記マ
ルチポールイオンビームガイドに印加するようにした場
合には、非線形の負荷に対しても、全てのロッドに安定
したバイアス電圧を印加できる。従って、入側のマルチ
ポールイオンビームガイドのように、プラズマが入射し
て大電流が流れても、常に一定電圧で駆動できる。
ームガイドを、光の反射率が低いブラックポールで構成
して、前記第2の課題を解決したものである。
に、導電性を有する低反射率膜をコーティングすること
により形成するようにした場合には、ブラックポールを
容易に形成することができる。
成するようにした場合には、低反射率膜を確実に形成す
ることができる。
前に、電極ロッドの表面を荒すつや消し処理を施した場
合には、電極ロッド表面の光沢を減らして、反射防止効
果を高めることができる。
ビームガイドを構成する電極ロッドを着脱可能として、
前記第3の課題を解決したものである。
し、一部が電極ロッド挿入用に切り欠かれた略円形の凹
部を有するロッド支持部により該電極ロッドを保持する
ようにした場合には、単純な形状の電極ロッドを用いる
ことができる。
保持部を保持可能なロッド支持部により前記電極ロッド
の保持部を保持するようにした場合には、ロッド支持部
による電界の乱れを少なくすることができる。
ルロッド形状とした電極ロッドの一部とした場合には、
電極ロッドを引抜き加工や押し出し加工により容易に製
造できる。
ドのイオンビーム側の断面形状をできるだけ円形に近づ
ける一方、該電極ロッドの保持部の側面及びロッド支持
部の側面に、直線状部を設けた場合には、該直線状部の
線接触により、電極ロッドを確実に保持できる。
施形態を詳細に説明する。
導結合プラズマ質量分析装置において、イオンレンズ部
40に、図2(側面図)及び図3(横断面図)に示す如
く、電極ロッド102が8本、中心線に関して点対称に
配置されたオクタポールイオンビームガイド100を設
けたものである。
マ、103は、装置停止時に、オクタポールイオンビー
ムガイド100を含むイオンレンズチャンバ48、及
び、マスフィルタ52を含むアナライザチャンバ58を
真空に保つためのゲート弁、104は、イオンレンズチ
ャンバ48とアナライザチャンバ58の間に配設された
開口板である。
いて、霧状の試料(図示せず)が誘導結合プラズマIC
Pの中に導入されると、該試料中の元素がイオン化され
る。このイオンが、サンプリングコーン32とスキマー
コーン34から構成されるインターフェース部を経て、
オクタポールイオンビームガイド100に導入される。
このようにしてオクタポールイオンビームガイド100
に導入される粒子の中には、試料元素のイオン(荷電粒
子)のみならず、電子やArのような中性粒子も含まれ
ている。しかし、試料元素イオンはオクタポールの高周
波電界によって中心軸付近に閉じ込められながら進み、
その他の粒子は発散したり拡散したりする。このため、
オクタポールイオンビームガイド100の中を進んでき
た試料元素イオンは、開口板104を通過して質量選択
部に導入される。その後、試料元素イオン中の所望の質
量数のイオンだけが、マスタフィルタ52を通過して、
検出器で計数される。
0に印加する電圧は、図3に例示する如く、マスフィル
タ駆動回路56から四重極マスフィルタ52の電極ロッ
ド54に加えられる電圧V1、V2を、コンデンサC
1、C2を用いて分圧してセンタータップ付トランス1
06に加え、該センタータップ付トランス106のセン
タータップに直流バイアス電圧を加えた後、オクタポー
ルイオンビームガイド100の電極ロッド102に加え
るように構成することができる。なお、四重極マスフィ
ルタ52の電極ロッド54及びオクタポールイオンビー
ムガイド100の電極ロッド102のいずれも、中心線
に関して対称な電極には同じ電圧が印加される。
54に加える電圧V1、V2を、 V1=VRF+VDC …(1) V2=−VRF−VDC …(2) (ここで、VRFは高周波成分、VDCは直流成分)とする
と、オクタポールイオンビームガイド100の各電極ロ
ッド102に加える電圧はkVRF、−kVRFとなる。こ
の電圧kVRF、−kVRFは、前記コンデンサC1、C2
の値によって制御でき、例えば、k=0.08として、
オクタポールイオンビームガイド100の各電極ロッド
102に加える電圧kVRF、−kVRFを、マスフィルタ
52の各電極ロッド54に加える高周波成分VRF、−V
RFの8%に設定することができる。
ンビームガイド100の電極ロッド102に加える電圧
に、センタータップ付トランス106を用いて直流バイ
アス電圧を加えるようにしているので、非線形負荷とな
るオクタポールに対しても、全てのロッドに均一なバイ
アス電圧を印加できる。例えば、プラズマが入射するス
キマーコーン34側のオクタポールイオンビームガイド
は、図4に例示する電流−電圧特性を示す。即ち、電圧
が負の時は殆んど電流は流れないが、電圧が正の時は極
めて大きな電流が流れる。このようなイオンビームガイ
ドに、後出図7に示すような2つの抵抗Rを介して直流
バイアス電圧を印加すると、一方の抵抗に電流が流れる
が他方の抵抗には流れず、高周波電圧の正負反転に応じ
てこれが切り替わる。実際に電極ロッド102に印加さ
れるバイアス電圧は、抵抗Rにおける電圧降下分だけ減
少するから、8本のロッド内の4本と他の4本で異なる
バイアス電圧が印加されてしまう。しかし、図3に示し
たように、抵抗を用いないセンタータップ付きトランス
106を使用すれば、電流の大小に拘らず、全ての電極
ロッドに所定のバイアス電圧を印加することができる。
図5は、このようなオクタポールイオンビームガイドの
駆動状態を示す等価回路である。
ンビームガイド100をイオンビーム進行方向に分割
し、入側オクタポールイオンビームガイド110と出側
オクタポールイオンビームガイド112に分けた、本発
明の第2実施形態を詳細に説明する。
ルイオンビームガイド110と出側オクタポールイオン
ビームガイド112の間に配設された、両者間のイオン
伝達効率を高く維持するための開口板である。
いて、霧状の試料(図示せず)が誘導結合プラズマIC
Pの中に導入されると、該試料中の元素がイオン化され
る。このイオンが、サンプリングコーン32とスキマー
コーン34から構成されるインターフェース部を経て、
入側オクタポールイオンビームガイド110に導入され
る。試料元素イオンはオクタポールの高周波電界によっ
て中心軸付近に閉じ込められながら進み、その他の粒子
は発散したり拡散したりする。入側オクタポールイオン
ビームガイド110の中を進んできた試料元素イオン
は、開口板114を通過して出側オクタポールイオンビ
ームガイド112に入射し、入側オクタポールイオンビ
ームガイト110と同様に中心軸付近に閉じ込められな
がら進行して行き、質量選択部に導入される。その後、
試料元素イオン中の所望の質量数のイオンだけが、マス
タフィルタ52を通過して、検出器で計数される。
110に対する電圧は、第1実施形態と同様に、図3に
示したような回路を用いて印加することができる。
ド112は、入側オクタポールイオンビームガイド11
0と異なり、スキマーコーン34から離れているので、
必ずしもセンタータップ付トランスを用いる必要はな
く、図7に示すように、コンデンサC1、C2を用いて
マスフィルタ駆動回路58から取り出した電圧に、抵抗
Rを介して直流バイアス電圧を重畳することも可能であ
る。
ポールイオンビームガイド110と出側オクタポールイ
オンビームガイド112に、同じ高周波電圧を加える
が、図8に示す如く、直流バイアス電圧は、入側オクタ
ポールイオンビームガイド110は正電圧V1、出側オ
クタポールイオンビームガイド112には負電圧V2を
印加することができる。このように、入側オクタポール
イオンビームガイドと出側オクタポールイオンビームガ
イドでバイアス電圧を変えることによって、良好なイオ
ンの伝達効率を得ることができる。
タポールイオンビームガイド112の電極ロッドを、イ
オンビーム進行方向に対して傾けるか、図11や図12
に示す如く、曲げて配置することにより、誘導結合プラ
ズマから入射してくる光のフォトンが、マスフィルタ5
2に直接入射するのを防止して、直接光によるノイズを
1/104 〜1/105 に減らし、S/N比を大幅に向
上させ、測定精度を高めることができる。この際、開口
板104や114の向きは、図9や図10に実線で示す
向き、破線で示す向きのいずれとすることもできる。
や54をイオンビーム進行方向に対して傾ける角度は、
開口板114と104の開口径やビームガイドの長さ等
に応じて決めることができる。この傾き角度は、大であ
ると、イオンビームガイドから飛び出したり、電極ロッ
ドに衝突するイオン数が増えるので、プラズマからの光
が検出器に直接達するのを防止可能な必要最少限の角度
とすることが望ましい。
ッド102を曲げる曲率も、なるべく小さくするのが、
イオン伝達効率の点で好ましく、電極ロッド102を全
体に亘って曲げて、曲率を最少限とすることが望まし
い。なお、電極ロッド102の両端部には、ビームガイ
ドの組立や設置を考えて、直線部を設けることができ
る。
する方向は任意である。
直線状の電極ロッドを用いることができる。
ムを最初のロッド出入射部で1回曲げるだけであるの
で、マスフィルタ52に多くのイオンを到達させること
ができる。
タポールイオンビームガイド110とマスフィルタ52
の電極ロッド54が平行であるため、図10や図12の
配置に比べて、装置を小さくできる。
ームが滑らかに曲げられるため、ロッド出入射部の損失
が少ない。
れるイオンビームガイドを示したものである。この第3
実施形態では、前記電極ロッドとして、例えばステンレ
ス製ロッドの表面をショットブラストで粗して表面のつ
やを消し、次いで、例えばブラッククロムを厚み1μm
程度に薄くめっきすることにより、通電用に導電性を有
する低反射率膜をコーティング(黒色コーティングと称
する)したブラックロッド102Bを備えたブラックマ
ルチポールイオンビームガイド112Bを用いるように
している。
ステンレスロッド、又は、その表面に保持枠へのハンダ
付けを容易とするための金めっきが施された電極ロッド
に比べて、イオンビーム進行方向に対して傾けるか、曲
げて配置した電極ロッド表面を多重反射してイオン検出
部に到達し、バックグラウンドノイズとなる光の反射を
大幅に減らすこと(ロッドを傾ける角度やロッドの長さ
によって違うが、発明者等の実験によれば1/20程
度)ができ、イオンレンズ部に導入される光遮蔽板(フ
ォトンストッパ)やイオン軌道を曲げるためのΩ(オメ
ガ)レンズを省略して、構成を簡略化することができ
る。
ドの表面を粗してつやを消した場合には、反射防止効果
が高い。
ククロムめっきの他に、アルマイト処理(電極ロッドが
アルミニウム製の場合)、亜鉛ブラックコーティング、
導電性スプレー(真空中で使用しない場合)等を用いる
ことができる。
れる電極ロッドの支持方法を示したものである。この第
4実施形態では、ロッド支持枠130に、一部が電極ロ
ッド挿入用に切り欠かれた略円形の凹部を有するロッド
支持部130Aが設けられ、該ロッド支持部130Aに
より、電極ロッド102や102Bをはさんで保持する
ようにしている。
の高い、ばね用ステンレス鋼SUS304−CSPで形
成され、そのロッド支持部130Aの内径は、電極ロッ
ド102や102Bの外径よりもわずかに小さくされる
と共に、挿入を容易とするための切り欠き130Bが形
成されている。
オンビームガイドの組立て状態を図15に示す。ここで
電極ロッド両端近傍のロッド支持枠130が、45°ず
らして2枚ずつ設けられているのは、隣り合う電極ロッ
ドに異なる電位(図15では+VRFと−VRF)を印加す
るためである。
がロッド支持枠130に、ハンダ付けや溶接で固定され
ておらず、容易に着脱可能であるため、長期間の使用に
よって汚れる電極ロッドの交換メンテナンスが容易に行
える。
ある単純形状の電極ロッドを用いることができる。
態で用いられる電極ロッドと、その支持方法を示したも
のである。この第5実施形態では、図16に示す如く、
電極ロッド140を2本のロッドが側面で連結されたデ
ュアルロッド形状として、その一方を保持部140Aと
している。該保持部140Aは、図17に示す如く、ロ
ッド支持枠142のロッド支持部142Aではさんで保
持される。
Aが、イオンビームガイドの外周側に遠ざけられ、イオ
ンビーム側電極ロッド140Bの側面に突出しなくなる
ため、イオンビームガイド内の電界分布が、電極ロッド
以外の電界形成上余分な構造物であるロッド支持部14
2Aによる影響を受け難くなり、実質的にイオンビーム
側電極ロッド140Bのみで形成される理想的な電界分
布が得られる。
の電極ロッド140のイオンビーム側140Bの断面形
状をできるだけ円形に近づける一方、該電極ロッド14
0の保持部140A側の側面及びロッド支持部142A
の側面に、直線状部140Dを設けたので、電極ロッド
140の保持部140Aとロッド支持枠142のロッド
支持部142Aを線接触として、電極ロッド140を確
実に保持できる。
向に同一であるので、電極ロッド140を引抜き加工や
押し出し加工により容易に製造できる。
140Bの断面形状は、円形に限定されず、双曲線の一
部の形状等、他の断面形状とすることができる。又、電
極ロッド140の保持部140A側の断面形状も円形に
限定されず、菱形、三角形等、他の断面形状とすること
もできる。更に、保持部は、必ずしもロッド長手方向全
体に連続して設ける必要は無く、一部にのみ不連続的に
設けても良い。
側オクタポールイオンビームガイド110と出側オクタ
ポールイオンビームガイド112が、全て電極ロッド数
が8本のオクタポールイオンビームガイドとされていた
が、このうち任意の数や全部のイオンビームガイドを、
図18(側面図)及び図19(横断面図)に示すよう
な、電極ロッド122の数が4本のQポール(四重極)
イオンビームガイド120としたり、6本のヘキサポー
ルや12本のドデカポール等、他の本数のマルチポール
イオンビームガイドとすることができる。
オンビームガイドに、マスフィルタの8%の電圧を印加
したところ、約5amu(atomic mass unit)〜250
amuの範囲で、良好なイオン伝達効率が実現されるこ
とを確認できた。
る質量選択部へのイオン伝達効率を向上でき、調整が簡
単であり、バックグラウンドのノイズを低減することが
できる。
構成を示す、一部断面図を含むブロック線図
周辺の構成を示す側面図
ルイオンビームガイドに電圧を印加する回路の構成を示
す、図2のIII −III 線に沿う横断面図を含む回路図
ガイドにおける電流−電圧特性の例を示す線図
の構成を示す側面図
ポールイオンビームガイドに電圧を印加する回路の構成
を示す回路図
出側オクタポールイオンビームガイドに、異なる直流バ
イアス電圧を印加する回路の構成を示す回路図
ームガイドを示す側面図
持枠により電極ロッドを保持した状態を示す正面図
図
Claims (19)
- 【請求項1】試料を霧化して、イオン化部に導入するた
めの試料導入部と、 該試料導入部からキャリアガスと共に運ばれてきた試料
中の元素をイオン化するための、トーチを含むイオン化
部と、 大気圧下の該イオン化部でイオン化された元素をサンプ
リングして、真空下のイオンレンズ部に導入するための
インターフェース部と、 該インターフェース部を通過したイオンを収束して質量
選択部に導入するための、イオンビームガイドを含むイ
オンレンズ部と、 該イオンレンズ部から導入されるイオンを、測定質量数
毎に分けるための、マスフィルタを含む質量選択部と、 該質量選択部を通過してきた測定質量数のイオンを計数
するイオン検出部とを備え、 前記イオンレンズ部の少なくとも一部を、電極ロッド数
が4本以上のマルチポールイオンビームガイドとしたこ
とを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記マルチポールイオ
ンビームガイドが、イオンビーム進行方向に分割されて
いることを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項3】請求項2において、前記分割されたマルチ
ポールイオンビームガイドのうち、出側のマルチポール
イオンビームガイドの電極ロッドを、イオンビーム進行
方向に対して傾けて配置することを特徴とする誘導結合
プラズマ質量分析装置。 - 【請求項4】請求項2において、前記分割されたマルチ
ポールイオンビームガイドのうち、出側のマルチポール
イオンビームガイドの電極ロッドを、イオンビーム進行
方向に対して曲げて配置することを特徴とする誘導結合
プラズマ質量分析装置。 - 【請求項5】請求項2乃至4のいずれか一項において、
分割されたマルチポールイオンビームガイドの両者に、
ほぼ同じ高周波電圧を加える一方、直流バイアス電圧
は、入側のマルチポールイオンビームガイドに正電圧、
出側のマルチポールイオンビームガイドに負電圧を印加
することを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれか一項において、
前記マルチポールイオンビームガイドを、電極ロッド数
が4本のQポール(四重極)で構成したことを特徴とす
る誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項7】請求項1乃至5のいずれか一項において、
前記マルチポールイオンビームガイドを、電極ロッド数
が8本のオクタポールで構成したことを特徴とする誘導
結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項8】請求項1において、前記マスフィルタに印
加する高周波電圧を分圧して、前記マルチポールイオン
ビームガイドに印加することを特徴とする誘導結合プラ
ズマ質量分析装置。 - 【請求項9】請求項8において、前記高周波電圧を、コ
ンデンサを用いてマスフィルタ用電源から取り出し、直
流バイアス電圧を抵抗を介し重畳して、前記マルチポー
ルイオンビームガイドに印加することを特徴とする誘導
結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項10】請求項8において、前記高周波電圧を、
コンデンサを用いてマスフィルタ用電源から取り出し、
センタータップ付トランスを用いて直流バイアス電圧を
加えて、前記マルチポールイオンビームガイドに印加す
ることを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項11】請求項1において、前記マルチポールイ
オンビームガイドを、光の反射率が低いブラックポール
で構成したことを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析
装置。 - 【請求項12】請求項11において、前記ブラックポー
ルを、電極ロッドに、導電性を有する低反射率膜をコー
ティングすることにより形成したことを特徴とする誘導
結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項13】請求項12において、前記低反射率膜を
ブラッククロムで形成したことを特徴とする誘導結合プ
ラズマ質量分析装置。 - 【請求項14】請求項12又は13において、前記低反
射率膜をコーティングする前に、電極ロッドの表面を粗
すつや消し処理が施されていることを特徴とする誘導結
合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項15】請求項1において、前記マルチポールイ
オンビームガイドを構成する電極ロッドを着脱可能とし
たことを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項16】請求項15において、前記電極ロッドの
断面形状を円形とし、一部が電極ロッド挿入用に切り欠
かれた略円形の凹部を有するロッド支持部により該電極
ロッドを保持することを特徴とする誘導結合プラズマ質
量分析装置。 - 【請求項17】請求項15において、前記電極ロッドに
保持部を設け、該保持部を保持可能なロッド支持部によ
り前記電極ロッドの保持部を保持することを特徴とする
誘導結合プラズマ質量分析装置。 - 【請求項18】請求項17において、前記電極ロッドの
保持部を、デュアルロッド形状とした電極ロッドの一部
としたことを特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装
置。 - 【請求項19】請求項18において、前記デュアルロッ
ド形状の電極ロッドのイオンビーム側の断面形状をでき
るだけ円形に近づける一方、該電極ロッドの保持部の側
面及びロッド支持部の側面に、直線状部を設けたことを
特徴とする誘導結合プラズマ質量分析装置。
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