JPH109635A - 熱交換換気装置 - Google Patents

熱交換換気装置

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JPH109635A
JPH109635A JP15827996A JP15827996A JPH109635A JP H109635 A JPH109635 A JP H109635A JP 15827996 A JP15827996 A JP 15827996A JP 15827996 A JP15827996 A JP 15827996A JP H109635 A JPH109635 A JP H109635A
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JP
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passage
exhaust
air
ventilation
rapid ventilation
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JP15827996A
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Inventor
Atsushi Nishio
淳志 西尾
Aiichiro Kato
愛一郎 加藤
Takuya Saeki
卓也 佐伯
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 室内の空気を急速に換気したい要請に、効果
的かつ適切に対応できる熱交換換気装置を得る。 【解決手段】 排気流を形成する送風機を備えた排気通
路と、給気流を形成する送風機を備えた給気通路とを有
し、排気通路と給気通路との一部を内蔵した熱交換器の
通路で熱交換可能に構成し、排気通路にはダンパ7によ
り開閉でき、熱交換器の通路を迂回するバイパス通路を
設けるとともに、バイパス通路を強制的に開放しバイパ
ス通路による換気運転を行なわせる急速換気手段9を設
け、この急速換気手段9を、室内を急速に換気したい要
求を検知する急速換気スイッチ10と、急速換気スイッ
チ10による急速換気要求の検知によりバイパス通路を
開放させる時間を管理するタイマ比較手段12とにより
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵の熱交換器に
より給気流と排気流との間で熱交換を行ないながら換気
する熱交換換気装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱交換換気装置は、熱交換器により給気
流と排気流との間で熱交換を行ないながら換気する装置
であり、室内の温度等の状態量の変動を抑えながら換気
でき省エネルギー効果がある。その基本的な構成は、図
10に示すとおりである。即ち、室内の空気を室外へ排
気する排気流を形成する排気送風機101を備えた排気
通路と、室外の空気を室内へ給気する給気流を形成する
給気送風機102を備えた給気通路とを有している。排
気通路と給気通路との一部は、それぞれ熱交換器103
の一次通路と二次通路とで構成され、一次通路を通過す
る排気流と二次通路を通過する給気流との間で連続的な
熱交換が行なわれる。
【0003】冷暖房装置による冷暖房を行なわない春秋
といった中間期には自然換気の方がむしろ快適性が高か
ったりするので、熱交換器103を迂回させるバイパス
通路104を排気通路や給気通路に構成しているものが
多い。バイパス通路104は通常においてはダンパ10
5により閉止されているが、操作回路に設けられた切換
スイッチ106を切換えることによりダンパ105を開
動作させ、バイパス通路104を使った自然換気が実施
できるようになっている。バイパス通路104が開放さ
れると、室外の空気は給気送風機102により熱交換器
103の二次通路を通って室内へ供給され、室内の空気
は排気送風機101によって排気通路に吸込まれ、熱交
換器103を迂回するバイパス通路104を経て室外へ
排気されることになる。熱交換器103を機能させる熱
交換換気運転では、省エネルギー効果が得られる反面、
熱交換器103の一次通路や二次通路を通過させるため
圧力損失が大きく、バイパス通路104を通過させるバ
イパス運転時に比べ、同じ電力で排気送風機101を運
転しても排気風量は少ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
交換換気装置では、熱交換換気運転中において喫煙等で
室内の空気の汚れの度合いが高くなったような時には、
排気風量が少ないので、汚れた空気は短時間には排出さ
れにくい。このようなことから、熱交換換気運転を一時
中断して、バイパス運転に切換えて汚れた空気をなるべ
く速やかに排出しようとする使い方がなされるケースが
多い。
【0005】しかしながら、バイパス運転により急速換
気を行なうには切換スイッチ106をそのつど操作しな
くてはならない煩わしさがあるうえ、熱交換換気運転に
戻す操作を忘れてしまうこともあり、必要以上の時間バ
イパス運転され勝ちで、熱交換換気装置本来の省エネル
ギー性が損なわれることが多い。
【0006】本発明は、上記した従来の問題点を解消す
るためになされたもので、その課題とするところは、室
内の空気を急速に換気したい要請に、効果的かつ適切に
対応できる熱交換換気装置を得ることであり、室内の空
気を急速に換気したい要請に煩わしい操作を要すること
なく適切に応じ得る熱交換換気装置を得ることであり、
その熱交換換気装置本来の省エネルギー性を確保するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
に請求項1の発明は、室内の空気を室外へ排気する排気
流を形成する送風機を備えた排気通路と、室外の空気を
室内へ給気する給気流を形成する送風機を備えた給気通
路とを有し、排気通路と給気通路との一部をそれぞれ熱
交換器の通路で構成して排気流と給気流との間での熱交
換を可能にし、排気通路には開閉手段により開閉でき、
熱交換器の通路を迂回するバイパス通路を設けるととも
に、バイパス通路を強制的に開放しそのバイパス通路に
よる換気運転を行なわせる急速換気手段を設け、この急
速換気手段を、室内を急速に換気したい要求を検知する
検知手段と、この検知手段の急速換気要求の検知により
バイパス通路を開放させる時間を管理する時間管理手段
とにより構成する手段を採用する。
【0008】上記手段を採用することにより、急速換気
要求が検知手段により検知されると、排気通路の送風機
により室内の空気が圧力損失の大きい熱交換器の通路を
迂回するバイパス通路を経て室外へ時限的に排気され、
急速換気が時間を限って実施されることになる。
【0009】前記課題を達成するために請求項2の発明
は、請求項1に係る前記手段における急速換気手段に、
排気通路の送風機の排気風量を増加させる風量増加手段
を具備させる手段を採用する。
【0010】上記手段を採用することにより、請求項1
に係る前記機能とともに急速換気要求に対して、排気風
量を大きくしてより速やかに対応することができる。
【0011】前記課題を達成するために請求項3の発明
は、室内の空気を室外へ排気する排気流を形成する送風
機を備えた排気通路と、室外の空気を室内へ給気する給
気流を形成する送風機を備えた給気通路とを有し、排気
通路と給気通路との一部をそれぞれ熱交換器の通路で構
成して排気流と給気流との間での熱交換を可能にし、排
気通路には開閉手段により開閉でき、熱交換器の通路を
迂回するバイパス通路を設けるとともに、バイパス通路
を強制的に開放しそのバイパス通路による換気運転を行
なわせる急速換気手段を設け、この急速換気手段を、室
内の空気の汚れを検知し出力する汚れ検知手段と、この
汚れ検知手段の検出値が所定値を越えるとバイパス通路
を開放し、所定値以下ではバイパス通路を閉止する比較
手段とにより構成する手段を採用する。
【0012】上記手段を採用することにより、急速換気
の必要がある程に室内の空気が汚れると、汚れ検知手段
により検知され、排気通路の送風機により室内の空気が
圧力損失の大きい熱交換器の通路を迂回するバイパス通
路を経て室外へ排気され、急速換気が汚れが低減するま
で行なわれることになる。
【0013】前記課題を達成するために請求項4の発明
は、請求項3に係る前記手段における急速換気手段に、
排気通路の送風機の排気風量を増加させる風量増加手段
を具備させる手段を採用する。
【0014】上記手段を採用することにより、請求項3
に係る前記機能とともに急速換気時には排気風量を大き
くしてより速やかに急速換気を行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図面に
基づいて説明する。 実施の形態1.図1はこの実施の形態1の熱交換換気装
置の構成図であり、図2はその急速換気手段の構成図で
あり、図3は急速換気手段の動作を示すフローチャート
である。この熱交換換気装置は、図1に示すように室内
の空気を室外へ排気する排気流を形成する排気送風機1
を備えた排気通路2と、室外の空気を室内へ給気する給
気流を形成する給気送風機3を備えた給気通路4とを有
している。排気通路2と給気通路4との一部は、それぞ
れ積層型の熱交換器5の一次通路と二次通路とで構成さ
れ、一次通路を通過する排気流と二次通路を通過する給
気流との間で連続的な熱交換が行なわれる。排気通路2
には熱交換器5の一次通路を迂回するバイパス通路6が
設けられている。バイパス通路6の上流部にはバイパス
通路6を開閉するダンパ7が設けられている。ダンパ7
はダンパ駆動手段8により開閉され、通常においてはバ
イパス通路6を閉止している。
【0016】熱交換換気装置の操作部には切換スイッチ
が配設され、この切換スイッチを切換えることによりダ
ンパ駆動手段8によりダンパ7を開動作させ、バイパス
通路6を使った自然換気が実施できるようになってい
る。切換スイッチの切換えによるバイパス通路6による
自然換気は、従来と同様に春秋等の中間期に行なわれ
る、バイパス運転である。
【0017】この実施の形態1の熱交換換気装置には、
ダンパ駆動手段8を動作させる上述の切換スイッチとは
別系統の急速換気手段9が構成されている。急速換気手
段9は、図2に示すように室内を急速に換気したい要求
を検知する検知手段としての急速換気スイッチ10と、
急速換気運転時間を計測する急速換気運転タイマ11
と、急速換気運転タイマ11の時間と任意に設定された
運転時間とを比較するタイマ比較手段12とから構成さ
れている。急速換気スイッチ10が閉成されると、急速
換気要求があったとして急速換気運転タイマ11が起動
し、急速換気スイッチ10が閉成された時点からの時間
を計測し、タイマ比較手段12に出力する。タイマ比較
手段12は、急速換気運転タイマ11の出力と、設定さ
れた運転時間とを入力して、設定された運転時間に達す
るまでダンパ駆動手段8によりダンパ7を開動作する。
この実施の形態1では急速換気スイッチ10は、押す度
に要求が反転するモメンタリスイッチで構成されている
が、急速換気要求を入力できるものであればよい。
【0018】急速換気手段9は、図3のステップ101
において急速換気要求が有るか無いかの判定を常時行な
っている。ステップ101で急速換気要求があれば、ス
テップ102,103の処理を行ない、無ければステッ
プ104の処理を行なう。ステップ102ではタイマ比
較手段12からダンパ駆動手段8にダンパ7を開放させ
る出力が出され、バイパス通路6を使った圧力損失の少
ない強制的な急速換気運転が行なわれる。ステップ10
3では急速換気運転の時間が設定時間に達したか否かが
判定される。設定時間に達すればステップ101へ戻
り、上記した処理を繰り返す。設定時間に達していなけ
れば、ステップ102へ戻り、急速換気運転を継続す
る。ステップ104では急速換気要求がないので、通常
の熱交換換気装置の運転処理がなされ、ステップ101
へ戻る処理が行なわれる。
【0019】このようにこの実施の形態1の熱交換換気
装置では、急速換気要求が無ければこれまでのこの種の
熱交換換気装置と同様に、熱交換換気や給排気によるバ
イパス通路6を使った自然換気が実施できる。室内の空
気が喫煙等で汚れ、急速換気スイッチ10の閉成によっ
て急速換気要求が検知されると、設定時間の間、時限的
に急速換気運転が行なわれる。急速換気運転は、事実上
は春秋等の中間期のバイパス運転と同様にバイパス通路
6を開放して排気することにより行なわれる。即ち、圧
力損失の少ないバイパス通路6を経て汚れた空気が室外
へ排出され、短時間で効果的な急速換気を行なうことが
できる。この間、熱交換換気は中断されるものの、急速
換気要求に速やかに短時間で応えることができるため、
熱交換換気による省エネルギー効果を損なう程度は少な
くて済み、また、熱交換換気運転への戻し忘れも起らな
いので、熱交換換気装置の省エネルギー性が損なわれる
ことも殆どない。
【0020】実施の形態2.この実施の形態2の熱交換
換気装置は、上述の実施の形態1の熱交換換気装置にお
ける急速換気手段9に、排気送風機1の排気風量を増加
させる風量増加手段13を具備させたものであり、これ
に係る構成以外は実施の形態1のものと同じである。従
って、実施の形態1のものと同じ部分については実施の
形態1のものと同一の符号を用いそれらについての説明
は省略する。
【0021】図4に示すように、この実施の形態2の急
速換気手段9には排気送風機1の排気風量を増加させる
風量増加手段13が具備されている。タイマ比較手段1
2の出力は風量増加手段13を経て排気送風機1へも印
加される。これにより、急速換気運転時には、排気送風
機1は通常より大きい排気風量で運転され、より短時間
で室内の汚れた空気を効果的に排出することができる。
【0022】この実施の形態2の急速換気手段9は、図
5のステップ201において急速換気要求が有るか無い
かの判定を常時行なっている。ステップ201で急速換
気要求あれば、ステップ202,203,204の処理
を行ない、無ければステップ205,206の処理を行
なう。ステップ202,203ではタイマ比較手段12
からダンパ駆動手段8と風量増加手段13とに出力が印
加され、バイパス通路6を使った強制的な大風量での急
速換気運転が行なわれる。ステップ204では急速換気
運転の時間が設定時間に達したか否かが判定される。設
定時間に達すればステップ201へ戻り、上記した処理
を繰り返す。設定時間に達していなければ、ステップ2
02へ戻り、急速換気運転を継続する。ステップ20
5,206では急速換気要求がないので、通常の熱交換
換気装置の運転処理がなされ、ステップ201へ戻る処
理が行なわれる。これ以外の機能及び利点は実施の形態
1のものと同じである。
【0023】実施の形態3.この実施の形態3の熱交換
換気装置は、基本的には上述の実施の形態1,2の熱交
換換気装置における急速換気手段9の急速換気スイッチ
10を室内の空気の汚れを検知し出力する汚れ検知手段
14で構成したものであり、これに係る構成以外は基本
的には実施の形態1,2のものと同じである。従って、
実施の形態1,2のものと同じ部分については実施の形
態1,2のものと同一の符号を用いそれらについての説
明は省略する。
【0024】この実施の形態3の熱交換換気装置は、図
6に示すように汚れ検知手段14の出力により自動的に
急速換気運転を行なうように構成したものである。汚れ
検知手段14は煙センサや、ガスセンサ等で単独に構成
してもよく、煙センサや、ガスセンサ等を並列にして構
成してもよい。この汚れ検知手段14の出力は、比較手
段15に入力される。比較手段15は、汚れ検知手段1
4の出力と、設定された汚れ具合の値とを比較し、前者
が後者を越えた場合に急速換気要求を検知し、ダンパ駆
動手段8と風量増加手段13とを動作させる。
【0025】即ち、急速換気手段9は、図7におけるス
テップ301において汚れ検知手段14の検出値が設定
値を越えたか否かの判定を常時行なっている。ステップ
301で検出値が設定値を越えれば、急速換気要求が有
るとして、ステップ302の処理を行ない、越えていな
ければステップ303の処理を行なう。ステップ302
では実施の形態1や実施の形態2と同様に急速換気運転
の処理を行なう。ステップ303では、急速換気要求が
ないので、通常の熱交換換気装置の運転処理がなされ、
ステップ301へ戻る。この実施の形態3では、急速運
転時間を管理する必要はなく、汚れ検知手段14の検出
値が設定値を下回れば、急速換気運転は自動的に解除さ
れ通常運転に移行することになる。従って、必要最小限
の急速換気運転が行なわれることになり、熱交換換気装
置の省エネルギー性を確保することができる。これ以外
の機能及び利点は実施の形態1,2のものと基本的に同
じである。
【0026】実施の形態4.この実施の形態4の熱交換
換気装置は、基本的には上述の実施の形態3の熱交換換
気装置における急速換気手段9における汚れ検知手段1
4を人検知手段16で構成したものであり、これに係る
構成以外は実施の形態3のものと同じである。従って、
実施の形態3のものと同じ部分については実施の形態3
のものと同一の符号を用いそれらについての説明は省略
する。
【0027】この実施の形態4の熱交換換気装置は、図
8に示すように室内の在人を検知し出力する人検知手段
16の出力により自動的に急速換気運転を行なうように
構成したものである。この人検知手段16と実施の形態
3で述べた汚れ検知手段14を併設し、これらの出力の
AND出力でダンパ駆動手段8や風量増加手段13を動
作させるようにすることも可能である。ここでは、単に
人検知手段16の出力を、急速換気要求があるものとし
ている。人検知手段16が在人を検知した後の出力は、
急速換気手段9により人の検知が無くなるまでは無効と
する処理がなされる。即ち、実際には急速換気手段9の
動作を示した図9におけるステップ402からステップ
401へ帰還する間に、急速換気処理が完了したかどう
かを確認し、人が存在するかどうかを判定してステップ
403へ分岐させる処理を実施する。これ以外の機能
は、汚れ検知手段14を人検知手段16に置換しただけ
で、実施の形態3のものと同じである。
【0028】
【発明の効果】以上、実施の形態による説明からも明ら
かなように、請求項1の発明によれば急速換気要求が検
知手段により検知されると、排気通路の送風機により室
内の空気が圧力損失の大きい熱交換器の通路を迂回する
バイパス通路を経て室外へ時限的に排気され、急速換気
が時間を限って効果的に実施されることになり、室内の
空気を急速に換気したい要請に対応できる熱交換換気装
置が得られる。そして、時間が経てば熱交換換気へ自動
的に戻るので、操作も煩わしさがなく熱交換換気装置の
省エネルギー性を確保することができる。
【0029】請求項2の発明によれば、請求項1に係る
前記効果とともに急速換気要求に対して、排気風量を大
きくしてより速やかに対応することができ、急速換気を
より効果的に行なうことができる。
【0030】請求項3の発明によれば、室内の空気の汚
れが急速換気を必要とする汚れ具合になると汚れ検知手
段により検知され、排気通路の送風機により室内の空気
が圧力損失の大きい熱交換器の通路を迂回するバイパス
通路を経て、室外へ汚れが低減するまで排気され、急速
換気が室内の空気の汚れの度合いによって適切かつ効果
的に実施されることになり、室内の空気を急速に換気し
たい要請に自動的に対応できる熱交換換気装置が得られ
る。そして、汚れが低減すれば熱交換換気へ自動的に戻
るので、操作も不要で煩わしさがなく熱交換換気装置の
省エネルギー性を確保することができる。
【0031】請求項4の発明によれば、請求項3に係る
前記効果とともに急速換気を、排気風量を大きくしてよ
り速やかに対応することができ、急速換気をより効果的
に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の熱交換換気装置の構成を示す
構成図である。
【図2】 実施の形態1の熱交換換気装置の急速換気手
段の構成図である。
【図3】 実施の形態1の急速換気手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】 実施の形態2の熱交換換気装置の急速換気手
段の構成図である。
【図5】 実施の形態2の急速換気手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】 実施の形態3の熱交換換気装置の急速換気手
段の構成図である。
【図7】 実施の形態3の急速換気手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 実施の形態4の熱交換換気装置の急速換気手
段の構成図である。
【図9】 実施の形態4の急速換気手段の動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】 従来の熱交換換気装置の構成図である。
【符号の説明】
1 排気送風機 2 排気通路 3 給気送風機 4 給気通路 5 熱交換器 6 バイパス通路 7 ダンパ 8 ダンパ駆動手段 9 急速換気手段 10 急速換気スイッチ 12 タイマ比較手段 13 風量増加手段 14 汚れ検知手段 15 比較手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を室外へ排気する排気流を形
    成する送風機を備えた排気通路と、室外の空気を室内へ
    給気する給気流を形成する送風機を備えた給気通路とを
    有し、上記排気通路と給気通路との一部をそれぞれ熱交
    換器の通路で構成して上記排気流と上記給気流との間で
    の熱交換を可能にし、上記排気通路には開閉手段により
    開閉でき、上記熱交換器の通路を迂回するバイパス通路
    を設けるとともに、上記バイパス通路を強制的に開放し
    そのバイパス通路による換気運転を行なわせる急速換気
    手段を設け、この急速換気手段を、室内を急速に換気し
    たい要求を検知する検知手段と、この検知手段の急速換
    気要求の検知により上記バイパス通路を開放させる時間
    を管理する時間管理手段とにより構成したことを特徴と
    する熱交換換気装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の熱交換換気装置であっ
    て、急速換気手段に、排気通路の送風機の排気風量を増
    加させる風量増加手段を具備させたことを特徴とする熱
    交換換気装置。
  3. 【請求項3】 室内の空気を室外へ排気する排気流を形
    成する送風機を備えた排気通路と、室外の空気を室内へ
    給気する給気流を形成する送風機を備えた給気通路とを
    有し、上記排気通路と給気通路との一部をそれぞれ熱交
    換器の通路で構成して上記排気流と上記給気流との間で
    の熱交換を可能にし、上記排気通路には開閉手段により
    開閉でき、上記熱交換器の通路を迂回するバイパス通路
    を設けるとともに、上記バイパス通路を強制的に開放し
    そのバイパス通路による換気運転を行なわせる急速換気
    手段を設け、この急速換気手段を、室内の空気の汚れを
    検知し出力する汚れ検知手段と、この汚れ検知手段の検
    出値が所定値を越えると上記バイパス通路を開放し、所
    定値以下では上記バイパス通路を閉止する比較手段とに
    より構成したことを特徴とする熱交換換気装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の熱交換換気装置であっ
    て、急速換気手段に、排気通路の送風機の排気風量を増
    加させる風量増加手段を具備させたことを特徴とする熱
    交換換気装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005026624A1 (en) * 2003-09-12 2005-03-24 Systemair As A ventilation unit combined with a heat recovery unit and a separate connection to a kitchen flue
JP2007248016A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Mitsubishi Electric Corp 熱交換型空調換気装置
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