JP2674359B2 - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JP2674359B2
JP2674359B2 JP3143349A JP14334991A JP2674359B2 JP 2674359 B2 JP2674359 B2 JP 2674359B2 JP 3143349 A JP3143349 A JP 3143349A JP 14334991 A JP14334991 A JP 14334991A JP 2674359 B2 JP2674359 B2 JP 2674359B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内の空気調和を行う
空気調和機と、室内から排気される室内空気と屋外から
給気される外気との間で熱交換を行わせつつ換気を行う
熱交換換気機とを備えた空気調和装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気調和のエネルギーを低減
するとともに、快適な空気調和を行うために、給気ファ
ンによって屋外から室内へ給気される外気と、排気ファ
ンによって室内から屋外へ排気される室内空気との間で
熱交換を行わせ、温度差を低減した外気を室内へ導くよ
うにした熱交換換気機が用いられている。このような熱
交換換気機において、熱交換換気を行う熱交換換気モー
ドと、このような熱交換を伴わずに換気を行う普通換気
モードとを選択できるものも提供されている。熱交換換
気機は、室内の冷暖房や除湿を行う空気調和機とともに
使用される場合があり、空気調和機に連動して熱交換換
気機を動作させる技術が従来から提案されている。
【0003】一方、たとえば事務所ビルなどでは、勤務
者が出社してくるたとえば30分程前から、暖房または
冷房が開始されて室内の空間の温度調整が行われ、勤務
者が出社してくる時刻には、快適な室温とされるのが一
般的である(以下、このような温度調整のことを、「予
熱」または「予冷」という。)。従来から提案されてい
る空気調和機と熱交換換気機とを連動させる技術では、
空気調和の負荷を低減するために、空気調和機により暖
房または冷房が行われるときには、熱交換換気機は熱交
換換気モードで運転させるのが一般的である。したがっ
て、上記の予熱・予冷の際にも給気ファンおよび排気フ
ァンを駆動させて熱交換換気モードによる強制的な換気
が行われることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、室内に
人がいないときには、室内の空気は汚れないので、強制
的な換気を行うことはさほど必要ではない。また、空気
調和を開始した初期には、室内の空気の温度は空気調和
機での設定温度から大きく離れている場合が多く、予熱
・予冷の際に給気ファンおよび排気ファンを駆動して強
制的に換気を行うことは、却って空気調和機の負荷を大
きくすることになるとともに、予熱・予冷の立ち上がり
時間(室温が設定温度に達するまでの時間をいう。)が
長くなるという問題も生じる。
【0005】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、温度調整の開始初期における空気調和機の
負荷を低減して、空気調和の立ち上がり時間を短縮する
ことができるとともに、空気調和のエネルギーを低減す
ることができるようにした空気調和装置を提供すること
である。
【0006】上記の目的を達成するための本発明の空気
調和装置は、屋外からの外気を室内に導く給気ファン(1
5)と、室内空気を屋外に排気させる排気ファン(10)と、
屋外からの外気と室内空気との間で熱交換を行わせる熱
交換器(9) とを有し、上記熱交換しつつ換気を行う熱交
換換気モードおよび上記熱交換することなく換気を行う
普通換気モードの間で換気モードが切り換え可能な熱交
換換気機(2) と、室温を設定温度に近づけるべく温度調
整を行う空気調和機(5) と、この空気調和機(5) が温度
調整を行うときに上記熱交換換気機(2) の上記給気ファ
ン(15)および排気ファン(10)を駆動する制御手段(65)
と、上記熱交換換気機(2) の換気モードを判定する手段
(65 )と、上記空気調和機(5) が温度調整を開始した
後、所定時間が経過する以前の期間においては、上記熱
交換換気機(2) の換気モードが熱交換換気モードと判定
されたならば、上記給気ファン(15)および排気ファン(1
0)を停止状態に保ち、上記熱交換換気機(2) の換気モー
ドが普通換気モードと判定されたならば、上記給気ファ
ン(15)および排気ファン(10)を駆動する手段(65)を含
むものである。
【0007】なお、上記所定時間を複数種類に切り換え
て設定する手段をさらに設けてもよい。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、空気調和機が温度調整を
開始した後、所定時間が経過する以前の期間には、熱交
換換気機の換気モードが熱交換換気モードであれば、
気ファンおよび排気ファンによる強制的な換気が禁止さ
れる。したがって、温度調整開始初期における空気調和
機の負荷が低減されるとともに、室温が設定温度に立ち
上がるまでの立ち上がり時間を短縮することができる。
また、空気調和機が温度調整を開始した後、上記所定時
間が経過する以前の期間であっても、熱交換換気機の換
気モードが普通換気モードであれば、給気ファンおよび
排気ファンが駆動され、強制換気が行われる。これによ
り、外気暖房や外気冷房を適切に行うことができ、新鮮
な外気を室内に導入することができる。
【0009】また、上記所定時間を複数種類に切り換え
て設定可能なようにしておけば、使用者の好みや空気調
和を行うべき室の大小などに応じて上記所定時間を選択
することができる。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図2は本発明の一実施例の空気調和装置の内部
構成を簡略化して示す断面図である。この空気調和装置
は、室1の換気を熱交換換気機2によって行うととも
に、室内機3および室外機4を有する空気調和機5によ
り、室1内の温度および湿度を調整するようにしたもの
である。室1内の空気は、天井6に設けた表装板7に形
成された排気口7aからダクト8を介して熱交換換気機
2内に導かれ、内部の熱交換器9を介して排気ファン1
0からダクト11を経て、ベントキャップ12から屋外
に排気される。一方、屋外からの外気は、ベントキャッ
プ13からダクト14を介して熱交換換気機2内に導か
れ、熱交換器9を介して給気ファン15からダクト16
を経て、さらに天井6に設けた表装板17に形成された
給気口17aから室1内に給気される。
【0011】空気調和機5の室内機3は、室外機4との
間で冷媒が循環される熱交換器20を備えている。循環
ファン22によって表装板26の吸込口21から熱交換
器20の一方側の空間に還気されてきた室内の空気は、
この熱交換器20で加熱または冷却された後に、表装板
26に形成した吹出口23から室1内に吹き出される。
吸込口21からの吸込空気の温度は、サーミスタなどで
構成した室温センサTh1により検出される。
【0012】室1内の適所には、室内機3の電装箱31
に接続されて、空気調和機5および熱交換換気機2の動
作を制御するためのリモコンユニット30が設置されて
いる。リモコンユニット30には、いわゆるウイークリ
タイマ37が接続されている。このウイークリタイマ3
7は、たとえば1週間単位で空気調和機5を運転または
停止させる時刻を予め入力することができるものであ
る。事務所ビルなどにおける空気調和機5の一般的な使
用態様では、勤務者の出社時刻のたとえば30分程度以
前から暖房または冷房を行って室1内の温度調整を行う
予熱または予冷が行われるが、この予熱・予冷は、ウイ
ークリタイマ37に適当な運転開始時刻を設定すること
によって達成される。
【0013】室内機3の電装箱31と熱交換換気機2の
電装箱32との間はモニタ回線33を介して接続されて
いる。熱交換換気機2では、モニタ回線33からのモニ
タ情報に基づいて、その動作が制御される。また、室内
機3の電装箱31と室外機5の電装箱34とは回線35
を介して接続されており、室外機5の動作を制御するた
めの信号や、室外機5に設けられて外気温を検出する外
気温センサTh2の出力に対応した信号の授受が行われ
る。
【0014】熱交換換気機2の電装箱32には、給気フ
ァン15および排気ファン10による強制的な換気を、
空気調和機5の運転開始から所定時間t1(たとえば3
0分)の期間にわたって禁止するための遅延スイッチ
(図示せず)が設けられている。なお、57は、熱交換
換気機2を動作させるためのリモコンユニットであり、
空気調和機5を動作させないときでも、熱交換換気機2
を単独で運転させることができ、またその動作を制御で
きるようになっている。
【0015】熱交換換気機2の詳しい構成は、図3およ
び図4に示されている。ダクト14からの外気は、給気
通路81から熱交換器9を通って給気ファン15に至る
経路82に従って流通し、給気ファン15からダクト4
1を介して室内に供給される。ダクト8を介する室1か
らの空気は、ダンパモータDMおよび連結ロッド83に
より駆動されて矢印84方向に回動されるダンパ85の
位置により、経路86,87のいずれか一方に従って流
通する。すなわち、ダンパ85が、図3において実線で
示す位置にあるときには、ダクト8からの空気は、熱交
換器9を介して排気通路88から排気ファン10に至る
経路86に従って流通する。一方、ダンパ85が図3に
おいて二点鎖線で示す位置にあるときには、熱交換器9
を側路したバイパス通路90を介して排気通路88から
排気ファン10に至る経路87に従って流通する。Th
3はダクト14からの外気の温度を検出する外気温セン
サであり、Th4はダクト8からの室内空気の温度を検
出する室温センサである。
【0016】このような構成の熱交換換気機2では、ダ
ンパ85による室内空気の流通経路の切換えによって、
熱交換器9で外気と室内空気との間での熱交換を行いつ
つ換気を行う熱交換換気モードと、室1から排気される
室内空気を熱交換器9をバイパスさせ、熱交換を伴うこ
となく換気を行わせる普通換気モードとを切り換えるこ
とができる。普通換気モードは、たとえば春や秋などの
中間期において、外気を直接室1に給気して、いわゆる
外気冷房または外気暖房を行う際などに選択される。
【0017】図5は上記の空気調和装置の電気的構成を
示すブロック図である。熱交換換気機2および室内機3
は、それぞれが有する伝送回路51,52を介して信号
の伝送を行い、室内機3および室外機4はそれぞれが有
する伝送回路53,54を介して制御信号などの授受を
行う。室内機3とリモコンユニット30との間の信号の
授受は、伝送回路55,56を介して達成される。
【0018】リモコンユニット30は、空気調和機5の
運転/停止、冷房運転、暖房運転、ドライ運転、送風運
転などの運転モードの設定、温度の設定および風量の設
定などを行うためのスイッチ60を備え、このスイッチ
60からの信号をエンコーダで構成した制御回路61に
入力し、この制御回路61で操作されたスイッチに対応
した制御信号を作成して伝送回路56から送信する構成
となっている。
【0019】一方、室内機3は、リモコンユニット3
0、室外機4および熱交換換気機2からの信号が入力さ
れ、また、これらに各種の制御信号を与える制御回路6
2を備えている。この制御回路62にはまた循環ファン
22のモータM3を駆動する駆動回路63が接続され、
上記の室温センサTh1(図2参照)が接続されてい
る。
【0020】熱交換換気機2には、制御回路65が設け
られている。この制御回路65には、室内機3の制御回
路62から、空気調和機5の運転状態などのモニタ情報
が伝送回路52,51およびモニタ回線33を介して与
えられる。このモニタ情報は、空気調和機5が運転状態
か停止状態かを表す情報と、空気調和機5の運転モード
が暖房、冷房、送風およびドライ運転のいずれの運転モ
ードであるかを表す情報と、リモコンユニット30から
設定される設定温度、室温センサTh1で検出される室
温および室外機4の外気温センサTh2で検出される外
気温を表す温度情報とを含んでいる。
【0021】熱交換換気機2の制御回路65には、上述
の外気温センサTh3および室温センサTh4(図3参
照)が接続されている。さらに、給気ファン15,排気
ファン10の各モータM1,M2およびダンパ85を駆
動するためのダンパモータDMをそれぞれ駆動する駆動
回路66が接続されている。室外機4は、室内機3から
の制御信号を受信するとともに室内機3に各種の信号を
与える制御回路70を備えている。この制御回路70
は、外気と冷媒との間の熱交換のためのファンを駆動す
るモータM4、圧縮機を駆動するモータM5および冷媒
の流れ方向を切り換える4路切換え弁EVを駆動する駆
動回路71に制御信号を与える。また、外気温センサT
h2の出力に対応した温度情報は、伝送回路54,53
を介して室内機3の制御回路62に与えられる。
【0022】空気調和機5が運転状態にあるときには、
熱交換気機2は、室内機3から与えられる上記のモニタ
情報に基づいて空気調和機5と連動して動作する。本実
施例では、ウイークリタイマ37における空気調和機5
の運転開始時刻の設定により実現される予熱・予冷時の
空気調和の負荷を軽減するために、空気調和機5の運転
開始初期には、図1に示す制御が、熱交換換気機2の制
御回路65で行われる。
【0023】熱交換換気機2では、電源投入によっても
直ちには給気ファン15および排気ファン10は駆動さ
れず、一定の処理を経た後にこれらが駆動される。ステ
ップn1では、モニタ情報を参照して空気調和機5が運
転状態となるのが待機される。空気調和機5が運転状態
となると、ステップn2で上記のモニタ情報から、空気
調和機5の運転モードが判定される。この判定に応じ
て、冷房モードまたは暖房モードと判定されるステップ
n3に処理が移り、それ以外ならステップn7に処理が
移る。
【0024】ステップn7では、モータM1,M2が付
勢されて、給気ファン15および排気ファン10が駆動
される。さらに、ステップn8では、外気温センサTh
3および室温センサTh4の出力に基づいて熱交換換気
モードとするか普通換気モードとするかが判定され、こ
の判定結果に基づいてダンパモータDMが制御され、換
気モードの設定が行われる。たとえば、空気調和機5で
暖房運転が行われている場合において、室温TRAが外
気温TOAよりも高いときには、熱交換換気モードとす
べきものと判定される。また、室温TRAが外気温TO
Aよりも低いときには、外気を直接室内へ導くことによ
り室温の上昇を達成する外気暖房を行うべく普通換気モ
ードとすべきものと判定される。一方、空気調和機5で
冷房運転が行われているときも同様に、室温TRAが外
温TOAよりも低いときには熱交換換気モードとすべ
きものと判定される。また、室温TRAが外気温TOA
よりも高いときには、外気を直接室内へ導くことにより
室温の降下を達成する外気冷房を行うべく普通換気モー
ドとすべきものと判定される。なお、換気モードの判定
は、設定温度も加味して行わせるようにしてもよい(た
とえば特開平4−281143号公報参照。)。
【0025】ステップn3では、制御回路65は、熱交
換換気機3の電装箱32に設けた上述の遅延スイッチ
(図示せず)の状態を調べる。遅延スイッチがオフされ
ていれば、ステップn7に進む。上記の遅延スイッチが
オンされて、空気調和機5による暖房または冷房運転の
開始初期における換気を禁止することとされている場合
には、ステップn4において、空気調和機5の室内機3
からのモニタ情報に基づいて、熱交換換気機2の動作モ
ードを熱交換換気モードとすべきか普通換気モードとす
べきかが判定される。この判定は、室内機3の室温セン
サTh1で検出される室温TRAと、室外機4の外気温
センサTh2で検出される外気温TOAとに基づき、上
記のステップn8における判定と同様にして行われる。
すなわち、給気ファン15および排気ファン10を駆動
させる以前には、熱交換換気機2側のセンサTh3,T
h4には外気または室内空気が導かれていないので、こ
れらのセンサでは正確な外気温または室温を検出できな
い。このため、ステップn4では、モニタ情報に基づい
て換気モードの判定を行うこととしているのである。
【0026】ステップn5では、ステップn4での判定
の結果が普通換気モードであるかどうかが判断される。
そして、普通換気モードである場合には、ステップn9
で給気ファン15および排気ファン10が最大風量で駆
動される。一方、熱交換換気モードとすべきであると判
定されているときには、ステップn5からステップn6
に移り、所定時間t1(たとえば30分)の経過が待機
される。この所定時間t1の経過後には、ステップn7
に進む。したがって、空気調和機5が冷暖房運転を行う
場合であっで、熱交換換気を行うべき場合には、空気調
和機5の運転が開始された後、所定時間t1だけ遅れて
給気ファン15および排気ファン10を駆動させて熱交
換換気モードでの強制換気が開始されることになる。
【0027】このような処理により、空気調和機5の運
転が開始された初期の予熱・予冷のための期間には、強
制的な換気が行われないから、空気調和機5の負荷を軽
減できる。すなわち、予熱・予冷の期間には、室1内に
人がいないのが通常であるから、積極的に換気を行わな
くても室1内の空気が汚れることがなく、また空気調和
機5の運転開始初期には外気温と室温との差があまりな
いと考えられるから、熱交換換気を行わせることはあま
り意味がない。このため、本実施例では、空気調和機5
の運転開始初期には、所定時間t1にわたって、給気フ
ァン15および排気ファン10を停止状態に保持して、
強制的な換気を禁止することとして、空気調和の負荷の
低減を図っているのである。
【0028】また、強制的な換気を行わない時間は、所
定時間t1以内に制限されるから、勤務者が出社してく
る時刻には、強制的な換気を開始させて、室内の二酸化
炭素濃度の増大や塵埃の増大などを抑制して、室内空気
を清浄に保つことができる。さらに、外気暖房や外気冷
房が適当な場合には、上記のような空気調和機5の負荷
の増大を考慮する必要がないので、ステップn4,n
5,n9の処理により、空気調和機5の運転開始初期の
段階から室内空気の強制的な換気を行わせることができ
る。
【0029】なお、本発明は上記の実施例に限定される
ものではない。たとえば上記の実施例では、熱交換換気
機2の制御回路65において、空気調和機5の運転開始
初期における給気ファン15および排気ファン10の運
転/停止の判断が行われるようにしているが、このよう
な判断を室内機3の制御回路62で行わせて、給気ファ
ン15および排気ファン16を動作させるかどうかを表
す指令を熱交換換気機2に与えるようにしてもよい。
【0030】また、上記の実施例では、熱交換換気機2
を個別に制御するためのリモコンユニット57を設けて
いるが、このようなリモコンユニット57を設けずに、
熱交換換気機2の動作の制御を空気調和機5側のリモコ
ンユニット30で統一的に行う構成としてもよい。さら
に、上記の実施例では、遅延スイッチの設定によって、
空気調和機5の運転開始初期に給気ファン15および排
気ファン10を所定時間tだけ禁止させるかどうかが選
択可能なようにしているが、このような遅延スイッチを
設けずに、所定時間tの強制換気の禁止が必ず行われる
ようにしてもよい。さらには、上記の所定時間をたとえ
ば15分、30分、45分、60分などのように切り換
えて設定するための切換えスイッチを設けてもよい。こ
のようにすれば、使用者の好みや空気調和の対象の室の
大小などに応じて、強制換気の禁止時間を適宜選択でき
る。
【0031】その他本発明の要旨を変更しない範囲で種
々の設計変更を施すことが可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の空気調和装置によ
れば、空気調和機が温度調整を開始した初期の期間に
は、熱交換換気機の換気モードが熱交換換気モードであ
れば、給気ファンおよび排気ファンによる強制的な換気
が禁止される。これにより、温度調整開始初期における
空気調和機の負荷が低減されるとともに、室温が設定温
度に立ち上がるまでの立ち上がり時間を短縮することが
できる。しかも、熱交換換気機の換気モードが普通換気
モードのときには、当初から、給気ファンおよび排気フ
ァンが駆動されて、強制的な換気を行うことができるの
で、外気暖房または外気冷房を適切に行うことができる
うえ、新鮮な外気を当初から取り入れることができる。
なお、普通換気が適切な場合には、外気を導入しても空
気調和機の負荷はほとんど増大することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和装置において、空
気調和機の運転開始初期の期間に行われる熱交換換気機
の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図2】上記空気調和装置の概略構成を示す簡略化した
断面図である。
【図3】熱交換換気機の内部構成を示す簡略化した断面
図である。
【図4】熱交換換気機の内部構成を示す簡略化した断面
図である。
【図5】上記空気調和装置の電気的構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
2 熱交換換気機 3 室内機 4 室外機 5 空気調和機 9 熱交換器 10 排気ファン 15 給気ファン Th1 室温センサ Th2 外気温センサ Th3 外気温センサ Th4 室温センサ 33 モニタ回線 65 制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋外からの外気を室内に導く給気ファン(1
    5)と、室内空気を屋外に排気させる排気ファン(10)と、
    屋外からの外気と室内空気との間で熱交換を行わせる熱
    交換器(9) とを有し、上記熱交換しつつ換気を行う熱交
    換換気モードおよび上記熱交換することなく換気を行う
    普通換気モードの間で換気モードが切り換え可能な熱交
    換換気機(2) と、 室温を設定温度に近づけるべく温度調整を行う空気調和
    機(5) と、 この空気調和機(5) が温度調整を行うときに上記熱交換
    換気機(2) の上記給気ファン(15)および排気ファン(10)
    を駆動する制御手段(65)と、 上記熱交換換気機(2) の換気モードを判定する手段(65
    )と、 上記空気調和機(5) が温度調整を開始した後、所定時間
    が経過する以前の期間においては、上記熱交換換気機
    (2) の換気モードが熱交換換気モードと判定されたなら
    ば、上記給気ファン(15)および排気ファン(10)を停止状
    態に保ち、上記熱交換換気機(2) の換気モードが普通換
    気モードと判定されたならば、上記給気ファン(15)およ
    び排気ファン(10)を駆動する手段(65)を含むことを特
    徴とする空気調和装置。
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JPS5929778B2 (ja) * 1978-09-01 1984-07-23 松下電器産業株式会社 換気制御装置

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