JPH1095565A - 連続的ウェブ材料に液体状またはペースト状の媒体を直接的または間接的に塗布する装置 - Google Patents

連続的ウェブ材料に液体状またはペースト状の媒体を直接的または間接的に塗布する装置

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JPH1095565A
JPH1095565A JP9166483A JP16648397A JPH1095565A JP H1095565 A JPH1095565 A JP H1095565A JP 9166483 A JP9166483 A JP 9166483A JP 16648397 A JP16648397 A JP 16648397A JP H1095565 A JPH1095565 A JP H1095565A
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JP
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parallelogram body
force
parallelogram
coating device
doctor element
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Application number
JP9166483A
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English (en)
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Zygmunt Madrzak
マドルザク ツィグムント
Manfred Ueberschaer
ウエベルシャー マンフレッド
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Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
Original Assignee
Voith Sulzer Papiermaschinen GmbH
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05CAPPARATUS FOR APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05C11/00Component parts, details or accessories not specifically provided for in groups B05C1/00 - B05C9/00
    • B05C11/02Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface
    • B05C11/04Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades
    • B05C11/041Apparatus for spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to a surface ; Controlling means therefor; Control of the thickness of a coating by spreading or distributing liquids or other fluent materials already applied to the coated surface with blades characterised by means for positioning, loading, or deforming the blades

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  • Coating Apparatus (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ドクタブレードの正確な調節および塗布された
液体状またはペースト状媒体のコーチング輪郭の正確な
調節を簡単且つ効果的に実施し、液体状またはペースト
状媒体の縦方向輪郭および/または横断面積を調節す
る。 【解決手段】ウェブ材料の全幅にわたって縦方向へ延び
る支持ビーム2に対向するカウンタロール4と、保持手
段8を介して支持ビームに着脱自在に取付けられ、カウ
ンタロールの全幅にわたって延びるドクタ要素6と、支
持ビーム上に配置され、押圧手段10から押圧力を受
け、カウンタロールと関連するドクタ要素の範囲におい
て所定の圧力でドクタ要素をカウンタロールに押圧する
押圧部材12とを含み、横断面で見て、押圧部材を、台
14に一端で支持し、ドクタブレード6に平行に延びる
平行四辺形ボデー12として構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1のプレアンブ
ルに記載の如く、特に紙または厚紙からなる連続的ウェ
ブ材料に液体状またはペースト状媒体を直接的または間
接的に塗布する塗布装置に関する。本発明は、更に、こ
の種の塗布装置によって連続的ウェブ材料に直接的また
は間接的に塗布された液体状またはペースト状媒体の縦
方向輪郭および/または横断面積を調節する特殊な方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の塗布装置は、WO93/058
87から公知であり、実質的にウェブ材料の全幅にわた
って縦方向へ延びる支持ビームと、支持ビームに対向す
るカウンタロールと、保持手段を介して支持ビームに着
脱自在に保持され実質的にカウンタロールの全幅にわた
って延びるドクタブレードの形のドクタ要素と、支持ビ
ームに配設され押圧手段から直接的および/または間接
的に押圧力を受け、カウンタロールに関連するドクタブ
レード先端の範囲においてドクタブレードを所定圧力で
カウンタロールに押圧する押圧部材とを含む。この公知
の先行技術において、双腕レバー機構の上端の近傍で折
曲げられ、加圧ホースとして設計されレバー機構の下端
に配設された押圧手段の力を伝達する細いシャンクは、
押圧部材として役立つ。このシャンクは、塗布装置を横
断面で見た場合、ドクタブレードに対して実質的に直角
に延びる。押圧機構全体は、第1に、縦方向輪郭、即
ち、塗布された液体状またはペースト状媒体の層厚を調
節するのに役立つ。
【0003】しかしながら、この構造設計は、極めて複
雑で高コストであり、従って、ドクタブレードまたは縦
方向輪郭を調節する際、多くの欠点が生ずる。従って、
押圧部材の配置および設計に起因して、高圧において押
圧部材自体の変形を生じ、従って、押圧手段に起因する
力ベクトルが変化し、かくして、ドクタブレードの調節
誤差が生ずるのみならず、接触圧の変更に必要なレバー
機構の調節運動にもとづき、当然、押圧部材とドクタブ
レードとの間の接触点の位置のズレが生ずる。かくし
て、ドクタブレードの望ましくないたわみまたは変形、
接触圧の増減およびドクタブレードのコーチング角度の
変化が生じ、従って、コーチング品質が劣化する。従っ
て、押圧部材によってドクタブレードを調節する毎に、
ドクタブレードの負荷とコーチング角度との通常の非線
形関係にもとづき、塗布重量が変化し、かくして、コー
チング品質が変動する。更に、押圧部材とドクタブレー
ドとの間の接触点の上述のシフトによって、これら2つ
の部材の間の摩擦が比較的大きくなり、従って、横断面
積の調節時に、比較的大きい調節力または輪郭形成力が
必要となる。更に、このような設計の場合、望ましくな
いヒステリシス効果が生ずる。これらの不利な現象は、
押圧部材として作用する細いシャンクを取付けたレバー
機構または保持手段が薄く弾性的な構造である場合に
は、特に顕著である。更に、この実施例の場合、押圧機
構の構造が全体的に複雑であるので、概ね、汚れが堆積
し易く、面倒なクリーニング作業および保守作業が必要
となる。
【0004】上述の先行技術と同等の他の塗布装置は、
ヨーロッパ特許公開第0512971号に記載されてい
る。この公知の実施例の場合、押圧手段自体は、ドクタ
ブレードと直接に接触して押圧力を加える押圧部材とし
て設計されている。塗布装置を横断面で見た場合にカウ
ンタロールとは逆のドクタブレードの側に垂直方向へ重
畳しドクタブレードに接触力を作用する2つの加圧ホー
スが、押圧手段または押圧部材として使用される。しか
しながら、この解決法の場合、ドクタブレードの可成り
のたわみが生じ、従って、接触圧を増加した場合、ドク
タブレードのコーチング角度の望ましくない変化が生ず
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、公知の先行技術に現れる問題点を可能な限り回避
し、ドクタブレードの正確な調節および塗布された液体
状またはペースト状媒体のコーチング輪郭の正確な調節
を簡単且つ効果的な態様で実施できる上述の種類の塗布
装置を提供し且つまたこの種の塗布装置によって連続的
ウェブ材料に直接的または間接的に塗布された液体状ま
たはペースト状媒体の縦方向輪郭および/または横断面
積を調節する適切な方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、請求項1の
特徴を有する本発明に係る塗布装置によって解決され
る。
【0007】従って、本発明に係る塗布装置は、横断面
で見て、押圧部材が、少なくとも1つの台に一端で支持
され、本質的にドクタ要素に平行な平行四辺形ボデーと
して構成されていることを特徴とする。従って、三次元
の押圧部材は、本質的に細長い平行六面体の形状を有す
る。基本的に、ドクタ要素は、意図する目的に適した任
意のドクタ要素(例えば、ドクタブレード、ドクタスト
リップ、ローラドクタ要素を有するローラドクタ要素ベ
ース、等)であってよい。1つまたは複数の軸受自体ま
たは他の適切な保持またはクランプ手段などは、台とし
て使用できる。本発明の意味において、カウンタロール
は、間接的塗布を行うために液体状またはペースト状媒
体を塗布した塗布ロールとして定義され且つ連続的ウェ
ブ材料を支持するロールとして定義され、従って、後者
の場合、液体状またはペースト状媒体は、連続的ウェブ
に直接的に塗布される。
【0008】本発明に係る塗布装置は、簡単で効果的な
態様で、ドクタ要素およびコーチング輪郭を正確に調節
でき、従って、カウンタロールにまたはカウンタロール
上を走行するウェブ材料に塗布された液体状またはペー
スト状媒体のコーチング品質を改善できる。押圧機構全
体、特に、押圧部材の構造は、簡単化でき、従って、材
料の節減にもとづき低廉に設計できる。平行四辺形ボデ
ーとしての押圧部材の特殊な実施例によって、押圧手段
からドクタ要素へ向けられる押圧力をドクタ要素に平行
にまたは線形に、即ち、その力ベクトルの方向を変化す
ることなく伝達できる。従って、通常の塗布装置におい
て生ずる押圧部材とドクタ要素との間の接触点の位置の
可成りのシフトおよびその結果としての接触圧およびコ
ーチング角度の変化およびブレード要素の不利な変形を
効果的に回避でき、高いコーチング品質を再現性よく達
成できる。以下に詳細に説明する如く、本発明に係る塗
布装置の設計にもとづき、更に、ドクタ要素の一端の近
傍においてドクタ要素に押圧力を導入でき、かくして、
塗布装置を使用して得られる塗布品質に確実に影響が与
えられ、調節に帰因するコーチング品質の変動が減少さ
れる。上記効果は、特にドクタブレードの場合に、極め
て有利に実現される。不利なヒステリシス現象は、本発
明に係る平行四辺形ボデーの使用によって最少化される
か、不感となる。更に、平行四辺形ボデーは、以下に詳
細に説明する如く、塗布された液体状またはペースト状
媒体の横断面積の調節のために輪郭形成装置の機能を果
たす。更に、平行四辺形ボデーとして設計された押圧部
材は、汚れが堆積し易くなく、簡単にクリーニングでき
保守できる装置をなす。本発明に係る塗布装置は、全体
として極めてコンパクトに設計できる。
【0009】本発明の有利な実施例の特徴にもとづき、
相互に樞着された(ヒンジで結合された)少なくとも3
つの単一部材を含み、このうち2つの単一部材が、等長
であり、相互に平行に離隔され、それぞれ下端におい
て、相互に所定の間隔を置いて配設された2つの軸受の
1つにヒンジで保持され、その第3の単一部材が、上記
の第1の2つの単一部材の上端をヒンジで結合し、かく
して、上記第3単一部材の長さは、上部ヒンジ点の間で
測定して、上記第1の2つの単一部材の2つの軸受の間
の間隙に対応する、極めて簡単な実施例として平行四辺
形ボデーを提供できる。更に、絶対に必要な訳ではない
が、第4の単一部材を第1の2つの単一部材の下部ヒン
ジ点の間に挿入できる。従って、この実施例の場合、平
行四辺形ボデーは、例えば、運動学において知られてい
る如き4バー・リンク仕掛に類似する。各単一部材の相
互のヒンジ結合および軸受とのヒンジ結合は、例えば、
完全な関節(articulated)結合部材、ヒン
ジを介してまたは各単一部材の材料の局部的に薄い弾性
部位などによって行うことができる。このように構成さ
れた平行四辺形ボデーは、それ自体で可動な構造体であ
るので、休止位置の平行四辺形ボデーを安定化する適切
な安定化部材を設けることができる。例えば、平行四辺
形ボデーと押圧手段または弾性支持部材とを接続すれ
ば、これら要素をこのような安定化要素として使用でき
る。
【0010】更に、上記平行四辺形ボデーを弾性バネ要
素として設計すれば有利であり、この場合、上記押圧手
段は、その賦活時に、上記バネ要素の復元力に抗して、
−上記平行四辺形ボデーの中立位置から出発して−直接
的または間接的効果を示し、上記押圧手段が除勢された
場合、上記平行四辺形ボデーは、その復元力の結果とし
て中立位置に戻る。かくして、平行四辺形ボデーをその
中立位置に戻すために、押圧手段の調節運動を補足する
必要はなく、かくして、ドクタ要素をその負荷から解放
するためにこのような調節運動は不要である。従って、
押圧手段は、単動押圧手段として簡単に設計できる。
【0011】本発明に係る平行四辺形ボデーは、実際
に、横断面で見て、離隔された本質的に平行なプレート
と、上記プレートの間に配設され平行四辺形ボデーの垂
直方向へ相互に離隔され上記プレートに接続された少な
くとも2つの平坦部材とを含むサンドウィッチ構造を有
するよう平行四辺形ボデーを構成し、上記第1の平坦部
材を上記平行四辺形ボデーの下部に設置し、上記第2の
平坦部材を上記平行四辺形ボデーの上部に設置すれば、
特に有効な効果を生ずることができる。驚くべきことに
は、この設計は、本質的に、相互にヒンジ結合された多
数の単一部材から構成した平行四辺形ボデーの上述の実
施例と同一の性質を有する。即ち、サンドウィッチ状の
平行四辺形ボデーは、弾性バネ効果を有し、押圧手段
は、その賦活時に、上記バネ要素の復元力に抗して、平
行四辺形ボデーの中立位置から出発して直接的または間
接的効果を示し、従って、上記押圧手段が除勢された場
合、平行四辺形ボデーは、その復元力の結果として中立
位置に戻る。平行四辺形ボデーの所望のバネ剛性は、よ
り強いまたはより薄いプレートの使用によっておよび/
またはプレートの間に配列された平坦部材の特殊な厚さ
によって簡単に達成できる。金属シートは、プレートと
して特に好適であるが、基本的に、他の任意のパネル材
料(例えば、繊維強化プラスチックプレートなど)も考
慮できる。このような平行四辺形ボデーを下端で台に支
持する場合、台の上縁が、平行四辺形ボデーの下部平坦
部材の上縁と同一面になるのが好ましい。
【0012】実際の応用例において、2つの金属シート
の間に配設された平坦部材の厚さを金属シート自体の厚
さよりも実質的に大きく設計すれば好結果が得られるこ
とが判明している。
【0013】平坦部材に使用される特殊な材料または金
属シートまたは材料の対応する組合せに依存して、平坦
部材を金属シートに固着、ハンダ付、溶接、リベット止
め、ネジ止めできるか、他の適切な態様で接続できる。
【0014】本発明の他の実施例の特徴にもとづき、上
部平坦部材を平行四辺形ボデーの縦方向長さにわたって
セグメント状に分割する。しかしながら、平坦部材に隣
接するプレートを分割する必要はない。上部平坦部材の
セグメント状分割は、上部平坦部材内に含まれ側方へ相
互に離隔され且つ実質的に垂直方向へ延びる1つまたは
複数の分割線によって形成するのが好ましい。これらの
分割線は、何れも、連続的な上部平坦部材の部分的ノッ
チとしてまたは上部平坦部材を各分割線によって相互に
分離された多数の単一部材に分割する分割線として構成
できる。更に、上部平坦部材の上述の2つの実施例を組
合せることもできる。
【0015】これに関連して、平行四辺形ボデーの上端
部分をその縦方向長さにわたってセグメント状に分割
し、2つまたはより多数のトング状端部要素を形成すれ
ば有利であることが判明している。即ち、このセグメン
ト状分割は、垂直な分割線またはノッチによって達成で
きる。但し、上部平坦部材に関する既述の実施例とは異
なり、上記分割線またはノッチは、平坦部材に隣接する
サンドウィッチ状プレートの少なくとも1つを介して延
びる。平行四辺形ボデーの双方の平坦部材および全平行
四辺形ボデー自体の上端部分をセグメント状に分割すれ
ば、以下に説明する如く、塗布された液体状またはペー
スト状媒体の横断面積の調節に特に有利である。
【0016】本発明に係る塗布装置の他の実施例にもと
づき、平行四辺形ボデーの上端には、ドクタ要素へ向か
って曲げられた支持ラグを設ける。この支持ラグは、カ
ウンタロールと関連する上記ドクタ要素の端部(即ち、
例えば、ドクタブレードの先端)の直近において上記ド
クタ要素と接触し、上記押圧手段に起因する上記押圧力
をドクタ要素に直接的および/または間接的に伝達す
る。例えば、少なくとも1つの力伝達コンポーネントが
押圧手段と支持ラグまたは平行四辺形ボデー自体との間
に挿入されている場合、押圧力の間接的伝達が行われ
る。支持ラグが、平行四辺形ボデーの垂直方向に対して
直角に延びれば好ましい。支持ラグにもとづき、平行四
辺形ボデーおよび平行四辺形ボデーに作用する押圧手段
をブレード要素端またはカウンタロールから更に離して
配置でき、かくして、同時に、ドクタ要素とドクタ要素
と接触する支持ラグ先端との間の接触点をドクタ要素の
自由端の直近に設置でき、かくして、始めに述べた如
く、コーチング品質に対してプラスの効果が得られる。
【0017】支持ラグを平行四辺形ボデーの一体のコン
ポーネントとして構成すれば有利であることが判明して
いる。しかしながら、他の実施例にもとづき、支持ラグ
が、少なくとも、平行四辺形ボデーの上部自由端に固定
された別個のコンポーネントをなすよう構成することも
できる。この場合、平行四辺形ボデーから支持ラグを容
易に取外し得るよう、適切な取付方式を選択する。
【0018】支持ラグは、基本的に、任意の適切な材料
から構成できる。しかしながら、比較的軟質の材料(例
えば、プラスチック)を使用した場合は、ドクタ要素と
接触させるため、支持ラグの先端に耐摩耗性接触面を設
ければ有利であることが判明している。支持ラグ先端に
挿入した金属形状体は、このような耐摩耗性接触面とし
て特に好適である。
【0019】更に、ドクタ要素と接触する支持ラグ先端
の位置決めに関して、支持ラグをその先端へ向かって傾
斜させれば有利である。このような傾斜は、支持ラグの
対称にまたは非対称に設計された形状部分によって達成
できる。更に、傾斜は、連続でも不連続でもよい。例え
ば、上側または下側に、即ち、カウンタロールへ向く支
持ラグの側またはカウンタロールとは逆の支持ラグの側
に設けたベベルによって傾斜を達成できる。この場合、
上記ベベルによって、支持ラグをカウンタロールの近傍
に設置でき、かくして、支持ラグ先端とドクタ要素との
間の接触点をドクタ要素の直近に(即ち、ドクタブレー
ドを使用した場合にはドクタブレード先端に)設置でき
る。
【0020】本発明の好ましい実施例にもとづき、支持
ラグは、実質的に塗布装置の全ウェブ幅にわたって連続
的に、即ち、分割なく延びる。
【0021】塗布された液体状またはペースト状媒体の
横断面積の調節に関して、平行四辺形ボデーの上端に隣
接する上記支持ラグの範囲の少なくとも一部をセグメン
ト状に分割し、他方、上記ドクタ要素に関連する上記支
持ラグの端部、即ち、支持ラグ先端は実質的に塗布装置
の全ウェブ幅にわたって連続的に延びるよう構成する。
この実施例は、平行四辺形ボデーの上端におけるトング
状エッジ部材の形成またはサンドウィッチ状に構成され
た平行四辺形ボデーの上部スペーサのセグメント状分割
と組合せるのが特に好適である。後者のコンポーネント
のセグメント状分割を、例えば、分割線またはノッチに
よって達成した場合、上記分割部材が、平行四辺形ボデ
ーの上端に隣接する支持ラグの範囲に達すれば好適であ
る。
【0022】しかしながら、若干の応用例および輪郭形
成作業に関して、全支持ラグをセグメント状に分割すれ
ば有利であることが判明しており、かくして、所望の横
断面積を調節するため平行四辺形ボデーを容易にゾーン
状に弾性的に変形させることができる。
【0023】塗布装置の通常の寸法の場合、カウンタロ
ールと関連するドクタ要素の自由端から支持ラグ/ドク
タ要素間の接触点までの距離が、約2〜30mmの範囲
にあり、他方、間隙が約3〜20mmの範囲にあれば有
利であることが判明している。しかしながら、本発明
は、上記数値に限定されるものではなく、実際の応用例
に依存して、上記データから可成り異なっていてもよ
い。
【0024】取付・取外を容易化するため、別個のコン
ポーネントとして設計された支持ラグに−横断面で見て
−平行四辺形ボデーの上部自由端に上記ラグを取付ける
および/または固定するためのツメ状部分を設ければ有
利である。
【0025】本発明の他の有利な実施例の特徴にもとづ
き、ドクタ要素とは反対側の支持ラグの背面に、押圧手
段を設けることを意図する。技術的に、押圧手段の接続
のため、ドクタ要素とは反対の支持ラグの後側に適切な
アダプタを設ければ、上記設置操作を特に容易に実施で
きる。このアダプタは、支持ラグから押圧手段を容易に
取外し得るよう設計するのが好ましい。
【0026】更に、他の有利な実施例にもとづき、本発
明に係る塗布装置は、押圧手段から出発して平行四辺形
ボデーの中立位置において平行四辺形ボデーとドクタ要
素との間の接触点または支持ラグとドクタ要素との間の
接触点を通る押圧力のベクトルが上記ボデーの垂直線に
対して本質的に直角に延びるよう、設計される。かくし
て、構造設計に有利な線形の力線が可能であるのみなら
ず、押圧手段から出発してドクタ要素に導かれる押圧力
を、その力ベクトルの方向の実質的変化なく、平行にま
たは真っすぐにドクタ要素に伝達できる。かくして、ド
クタ要素に作用する押圧力は、意図した力方向から外
れ、初めに説明した如く、ドクタ要素の調節に不利な影
響を与える成分を含むことはない。
【0027】本発明の他の実施例にもとづき、押圧手段
は、カウンタロールとは反対の平行四辺形ボデーの側に
配設してあり、従って、平行四辺形ボデーと支持ビーム
に固定されたスラスト軸受との間にある取付部位が特に
好適である。更に、押圧手段は、支持ビームに接続され
たスラスト軸受またはその対応する部分に固定できる。
【0028】更に、特殊な応用例に関して、押圧手段を
平行四辺形ボデーの中心部および/または上部に係合さ
せれば有利である。
【0029】空気圧的に作動される加圧ホースおよび/
または加圧パッドは、押圧手段として特に有効であるこ
とが判明している。しかしながら、基本的に、他の任意
の適切な押圧手段(例えば、機械的、液圧的、電気的、
磁気的押圧手段)を使用することもできる。
【0030】更に、高いコーチング品質を達成するた
め、塗布された液体状またはペースト状媒体の横断面積
も調節する輪郭形成手段を塗布装置に設ければ有利であ
る。適切に設計すれば、上記輪郭形成手段は、上述の押
圧手段自体または別個の装置であってよい。
【0031】輪郭形成手段は、平行四辺形ボデーの上端
の範囲に直接的および/または間接的に係合し、平行四
辺形ボデーの各部分にわたって同一のまたは異なる、そ
れぞれ、局部的に限定された接触圧を平行四辺形ボデー
に加えれば好ましい。従って、塗布された液体状または
ペースト状媒体の横断面積は、上述の輪郭形成手段を使
用する平行四辺形ボデーを部分的に調節することによっ
て調節される。
【0032】輪郭形成手段が、実際の押圧手段に依存せ
ず押圧手段と組合せて使用されるコンポーネントをなす
場合は、平行四辺形ボデーの中心部分と係合するよう押
圧手段を設置するのが好ましい。従って、この実施例の
場合、縦方向輪郭の調節を行う押圧手段および横断面積
の調節を行う輪郭形成手段によって、縦方向輪郭および
横断面積を相互に無関係に調節できる。
【0033】しかしながら、押圧手段が、更に、横断面
積の調節のために輪郭形成手段の機能も果たす場合は、
塗布された媒体の横断面積および縦方向輪郭の双方を単
一のコンポーネントによって操作できる。
【0034】押圧手段と同様、輪郭形成手段において
も、−押圧手段から出発して平行四辺形ボデーの特定部
分に配分され−平行四辺形ボデーの中立位置において平
行四辺形ボデー/ドクタ要素間の接触点または支持ラグ
/ドクタ要素間の接触点を通る押圧力のベクトルを上記
ボデーの垂直線に対して本質的に直角に推移させること
ができる。
【0035】押圧手段を別個の輪郭形成手段と組合せて
使用する場合、輪郭形成手段は、特に平行四辺形ボデー
の中心部分に係合させ、一方、押圧手段は、平行四辺形
ボデーの上端範囲に直接的および/または間接的に係合
させ、上述の態様で、押圧力を平行四辺形ボデーに加
え、次いで、上記平行四辺形ボデーからドクタ要素に押
圧力を伝達するのが有効であることが判明している。し
かしながら、一般に、正確に逆な構成も採用できる。
【0036】本発明の他の有利な実施例の特徴にもとづ
き、輪郭形成手段は、平行四辺形ボデーのセグメント状
分割部分または平行四辺形ボデーの支持ラグのセグメン
ト状分割部分の1つまたは複数にそれぞれ配分される多
数の単一アクチュエータを含むよう構成する。従って、
塗布される液体状またはペースト状媒体の横断面積は、
ゾーン状に対称に調節できる。この実施例は、押圧手段
が、横断面積の調節のために輪郭形成手段の機能も果た
す場合に特に好適である。
【0037】輪郭形成手段の個々のアクチュエータは、
機械的、空気圧的、液圧的、電気的、磁気的、電磁的、
熱的、電熱的などのアクチュエータまたはこれらの組合
せである。更に、本発明にもとづき、電気的アクチュエ
ータは、誘導効果またはうず電流効果に依拠し、平行四
辺形ボデーに力を加えるか、例えば、誘導に起因する熱
的効果に依拠して、調節効果が生ずるよう平行四辺形ポ
デーに影響を与える形式のアクチュエータも含む。更
に、熱的アクチュエータは、輻射作用の結果としてまた
は加熱または冷却された液体状またはペースト状媒体の
結果として熱的効果を平行四辺形ボデーに与えるアクチ
ュエータと定義される。複動空気圧シリンダは、単一空
気圧アクチュエータよりも好ましい。なぜならば、上記
複動空気圧シリンダの場合、縦方向輪郭および横断面積
の調節に適した多様なアプローチおよびコントロール・
コンセプトが可能であるからである。
【0038】これに関連して、単一アクチュエータの少
なくとも1つを平行四辺形ボデーの側面の少なくとも1
つに配設すれば有利であることが判明している。例え
ば、上述のサンドウィッチ構造の平行四辺形ボデーを使
用した場合、ドクタブレードとは逆の平行四辺形ボデー
の側の加熱要素をボデーの外側プレートに固着でき、温
度の上昇時または下降時、ドクタ要素に向くプレートに
関してプレート長さを変化させて、塗布された液体状ま
たはペースト状媒体の横断面積の調節に利用できる局部
的に限定された調節運動を誘起できる。サンドウィッチ
状平行四辺形ボデーの2つの外側プレートの少なくとも
1つをうず電流効果によってまたは加熱または冷却され
た液体状または気体状媒体を介する作用によって操作す
れば、同等の効果が達成される。
【0039】本発明に係る塗布装置が、更に、押圧手段
および/または輪郭形成手段の押圧力の制御された調節
のために少なくとも1つの制御および/または調節手段
を含んでいれば有利である。かくして、塗布装置を操作
条件の変化に適合させることができ、特に、ドクタ要素
の接触圧を容易に変更でき、連続操作中も停止中も、塗
布された液体状またはペースト状媒体の縦方向輪郭およ
び横断面積を各種パラメータに依存して調節できる。
【0040】上述の課題は、更に、上記塗布装置が、更
に、上記押圧手段(10)および/または上記輪郭形成
手段(30,32)の押圧力を制御して調節するために
少なくとも1つの制御および/または調節手段を含むこ
とを特徴とする本発明に係る方法によって解決される。
【0041】本発明に係る塗布装置によって、特に紙ま
たは厚紙からなる連続的ウェブ材料に直接的または間接
的に塗布された液体状またはペースト状媒体の縦方向輪
郭および/または横断面積を調節する本発明に係る方法
の場合、上記平行四辺形ボデーに対する上記押圧手段お
よび/または上記輪郭形成手段の力の制御された従属的
または独立の効果を上記ボデーから上記ドクタ要素に伝
達することによって、上記縦方向輪郭および/または横
断面積を調節する。本発明に係る方法は、本発明に係る
塗布装置を参照して既に検討した利点を達成できる。
【0042】本発明の方法にもとづき、縦方向輪郭およ
び/または横断面積の調節は、必ずしも、押圧手段およ
び/または輪郭形成手段の相互作用によって達成する必
要はなく、本発明にもとづき、これら2つの装置の少な
くとも1つが、双方の調節作業を担当し、かくして、当
該の第2装置は、非作動状態とすることができる。これ
については、以下で詳細に検討する。連続的ウェブ材料
自体の塗布が、所望の横断面積の予期される要求に合致
する場合は、必ずしも横断面積の調節を実施する必要は
ない。
【0043】押圧手段によって縦方向輪郭を調節する場
合、平行四辺形ボデーに対する押圧手段の力の効果は、
必然的に、実質的にウェブ材料の全幅にわたって延び
る。
【0044】塗布装置の上述の説明から明らかな如く、
輪郭形成手段の力は、特にゾーン状にまたは局部的に限
定された態様で平行四辺形ボデーに作用する。本発明に
係る方法のこの実施例の特徴は、上部側縁または上部平
坦部材を平行四辺形ボデーの縦方向長さにわたってセグ
メント状に分割した形式の平行四辺形ボデーにおいて特
に、有利に達成できる。この場合、力のゾーン状に局部
的に限定された効果は、特に、形成された各セグメント
に配分された輪郭形成手段をなす単一アクチュエータに
よって加えることができる。
【0045】本発明に係る方法の3つの好ましい実施例
は、限定される訳ではないが、特に、本発明に係る塗布
装置の実際の操作に関して有効であることが判明してい
る。
【0046】第1実施例の方法の場合、縦方向輪郭の調
節は、押圧手段を使用して実施し、横断面積の調節は、
輪郭形成手段を使用して実施する。特に、縦方向輪郭の
調節は、実質的に全ウェブ幅にわたって平行四辺形ボデ
ーに対する押圧手段(即ち、空気圧式加圧ホース)の力
の所定の効果を形成することによって行い、横断面積の
調節は、輪郭形成手段の単一アクチュエータ(即ち、空
気圧式加圧パッド)の非作動状態から出発して、平行四
辺形ボデーに対して単一アクチュエータの力のプラスの
効果を加え、力のこのプラスの効果を上記押圧手段の力
の所定の効果に加えることによって行う。従って、例え
ば、加圧ホースを押圧手段として使用し、多数の加圧パ
ッドを輪郭形成手段として使用する場合、縦方向輪郭の
調節は、加圧ホースに所定圧力を加えることのみによっ
て行い、他方、加圧パッドは、一時的に放圧され、必要
な場合にのみ、横断面積の調節のため個々にまたは全体
として賦活される。従って、単一加圧パッドは、局部的
にのみ増大できるが、平行四辺形ボデーを介してドクタ
要素に加えられる接触圧は減少しない。
【0047】第2実施例の方法の場合、縦方向輪郭は押
圧手段および輪郭形成手段によって調節し、横断面積は
輪郭形成手段によって調節する。従って、押圧手段およ
び輪郭形成手段は、共働して特殊な縦方向輪郭に作用
し、この場合、輪郭形成手段は、押圧手段の機能を部分
的に担当する。これに関連して、特に、本質的に全ウェ
ブ幅にわたって上記平行四辺形ボデーに対する輪郭形成
手段のすべての単一アクチュエータの力の所定の平均的
効果を形成することによって且つ、選択的に(即ち、必
要であれば)、本質的に全ウェブ幅にわたって平行四辺
形ボデーに対する押圧手段の補足的力の所定の効果を生
成することによって、縦方向輪郭を調節する。力の上述
の平均的効果および補足的力の任意に発生された効果を
総量の力の必要な効果に加える。この場合、必要あれ
ば、横断面積は、力の上記の所定の平均的効果に対する
輪郭形成手段の1つまたは複数のアクチュエータの力の
効果のプラスまたはマイナスの偏差によって調節する。
従って、例えば、加圧ホースを押圧手段として使用し、
多数の加圧パッドを輪郭形成手段として使用する場合
は、第1に、同一の平均圧力をすべての加圧パッドに加
え、かくして、縦方向輪郭を若干前調節することによっ
て、縦方向輪郭を調節する。次いで、全マシン幅にわた
って必要な補足圧力を加える加圧ホースを賦活する。こ
の補足圧力は、加圧パッドの設定圧力とともに、所望の
縦方向輪郭を正しく調節するために必要である。加圧パ
ッドおよび加圧ホースに対する上述の圧力印加は、逆の
順序で実施できる。横断面積の調節は、個々のまたは複
数の加圧パッドの圧力の−設定した平均圧力に依拠した
−プラスおよび/またはマイナスの変更によって簡単に
実施でき、かくして、塗布量が多すぎる場合または少な
すぎる場合に液体状またはペースト状媒体を調節でき
る。
【0048】第3実施例の方法の場合、輪郭形成手段の
みによって縦方向輪郭および/または横断面積を調節す
る。従って、この輪郭形成手段は、上述の押圧手段の役
割を果たし、従って、押圧手段は、除勢できるか除去で
きる。これに関連して、特に、本質的に全ウェブ幅にわ
たって平行四辺形ボデーに対する輪郭形成手段のすべて
の単一アクチュエータの力の所定の効果を生成すること
によって上記縦方向輪郭を調節し、力の上記の所定の効
果に対する1つまたは複数の単一アクチュエータの力の
効果のプラスおよび/またはマイナスの偏差によって上
記横断面積を調節する。換言すれば、例えば、多数の加
圧パッドを輪郭形成手段として使用する場合は、本質的
に全ウェブ幅にわたってすべての加圧パッドに圧力を加
えることによって縦方向輪郭を調節し、個々のまたは複
数の加圧パッドの圧力の−設定した平均圧力に依拠して
−プラスおよび/またはマイナスの変更によって横断面
積を調節する。
【0049】本発明に係る方法の場合、本発明に係る塗
布装置の上述の制御および/または調節手段の支援によ
って、縦方向輪郭および横断面積を調節するのが好まし
い。
【0050】添付の図面を参照して、以下に、補足の設
計アスペクトおよび他の利点を含む本発明の好ましい実
施例を詳細に説明する。
【0051】
【実施例】以下の説明および図面において、区別が必要
でない限り、反復を避けるため、同一のコンポーネント
は同一の参照数字で特定する。
【0052】特に紙または厚紙からなる連続的ウェブ材
料に液体状またはペースト状媒体を直接的または間接的
に塗布する本発明に係る塗布装置の第1実施例を、略横
断面を示す図1を参照して説明する。塗布装置は、実質
的にウェブ材料の全幅にわたって縦方向へ延びる支持ビ
ーム2と、支持ビーム2と対向するカウンタロール4
(その回転方向を矢印で示した)とを含む。このカウン
タロール4は、間接的塗布を行う塗布ロールまたはウェ
ブ材料を支持するロールに関し、後者の場合、液体状ま
たはペースト状媒体は、連続的ウェブ材料に直接的に塗
布される。実質的にカウンタロール4の全幅にわたって
延びるドクタ要素6は、カウンタロール4に向く支持ビ
ーム2の側縁において支持ビーム2に脱着自在に保持さ
れている。以下の説明において、ドクタ要素6は、ドク
タブレード6に関する。但し、本発明は、このタイプの
ドクタ要素に限定されるものではない。ドクタブレード
6は、適切な保持または確保手段8(これに関しては説
明しない)を介して取付けてある。塗布装置は、更に、
支持ビーム2に設置された押圧部材12を含む。押圧部
材は、加圧ホース10として設計された押圧手段から直
接に押圧力を受け、カウンタロール4に関連するドクタ
ブレード先端の範囲においてドクタブレード6をカウン
タロール4に所定の圧力で押圧し、かくして、塗布され
た液体状またはペースト状媒体の層厚または縦方向輪郭
を調節する。
【0053】図1から容易に知られる如く、押圧部材1
2は、図示の横断面で見て、図示の実施例の場合に支持
ビーム2の一部をなす台14内に下端で支持された平行
四辺形ボデー12として構成されている。この平行四辺
形ボデーは、ドクタブレード6の中立位置において、即
ち、ドクタブレード6が押圧部材10によって負荷され
ない位置において、ドクタブレード6から所定の僅かな
距離を置いて且つドクタブレードに平行に延びる。図示
の実施例の場合、上記距離は、ドクタブレード6と平行
四辺形ボデー12との間に設置されたセパレータ16の
厚さに対応する。平行四辺形ボデー12は、本質的に平
行に離隔された2つの外側金属シート12.2,12.
4と、外側金属シート12.2,12.4の間に設置さ
れ平行四辺形ボデー12の垂直方向へ相互に離隔され外
側金属シート12.2,12.4に接続された2つの平
坦部材12.6,12.8とを有するサンドウィッチ状
構造を有する。この場合、第1平坦部材12.6は、平
行四辺形ボデー12の下部に設置してあり、第2平坦部
材12.8は、上記ボデーの上部に設置してある。平坦
部材12.6,12.8の上端および下端は、それぞ
れ、2つの外側金属シート12.2,12.4の上端お
よび下端と面一をなす。外側金属シート12.2,1
2.4には、ナンバー1.430の材料を使用し、スペ
ーサ12.6,12.8には、ナンバー1.4571の
材料を使用する。図示の実施例の場合、平坦部材12.
6,12.8は、外側金属シート12.2,12.4に
固定されている。
【0054】従って、平行四辺形ボデー12は、弾性バ
ネ要素として設計されており、加圧ホース10は、−賦
活時−図1に示した如く、上記加圧ホースの復元力に抗
して平行四辺形ボデー12の中立位置から出発して直接
的効果を与え、加圧ホース10の除勢時、平行四辺形ボ
デーは、復元力の結果として中立位置に戻る。
【0055】図示の実施例の場合、加圧ホース10は、
平行四辺形ボデー12と支持ビーム2に固定されたスラ
スト軸受18との間に、カウンタロール4とは逆の平行
四辺形ボデー12の側に設置してあり、このホースは、
加圧ホース10を支持するスペーサ20を介してスラス
ト軸受18に固定されている。加圧ホース10の配置
は、ホースの接触面10.2が平行四辺形ボデー12の
上端と接触するよう、選択されている。加圧ホース10
を公知の圧力発生装置(図示してない)によって賦活し
た場合、平行四辺形ボデー12は、図1に太い破線で示
した如く、ドクタブレード6へ向かって移動され、カウ
ンタロール4に関連するドクタブレード先端の範囲にお
いてドクタブレードと接触Kし、かくして、ドクタブレ
ード6は、カウンタロール4に所定圧力で押圧される。
ドクタブレード先端と平行四辺形ボデー12の上端との
間の距離Yは、約5〜8mmである。
【0056】平行四辺形ボデー12の詳細は、図1の実
施例の平行四辺形ボデー12の略斜視図である図2から
明らかであろう。図示の実施例について選択した平行四
辺形ボデー12のコンポーネントの寸法は、平坦部材の
厚さD3が外側金属シート12.2,12.4の厚さD
1,D2よりも遥かに大きいよう選択してある。コーチ
ングされるウェブ材料の幅またはカウンタロール4の幅
は、通常、通常の塗布装置の寸法において数mであるの
で、平行四辺形ボデー12は、長さL1の並置された構
造同一の数個の単一平行四辺形ボデー要素12から構成
されている。しかしながら、連続的な平行四辺形ボデー
も同様に使用できる。図2に示した如く、平行四辺形ボ
デー12の上部平坦部材12.8は、平行四辺形ボデー
12の縦方向長さにわたってセグメント状に分割されて
いる。分割は、上部平坦部材12.8内に含まれ、相互
に側方へ離隔され、本質的に垂直に延び、上部平坦部材
12.8を側方へ隣接する多数の単一平坦部材要素1
2.8a,12.8b.....12.8xに分割する
多数の分割線22によって行われる。図2から明らかな
如く、平坦部材12.6,12.8に隣接する外側金属
シート12.2,12.4は、分割されていないが、上
部平坦部材12.8の−各分割線22によって相互に分
割された−単一平坦部材要素12.8a,12.8
b....12.8xにわたって連続的に延びる。この
ような設計は、以下に更に説明する如く、塗布された液
体状またはペースト状媒体の特定の横断面積を調節する
にの使用される。図1,2の実施例の平行四辺形ボデー
12は、5N/mmの最大線負荷に耐えるよう設計され
ている。図2において、平行四辺形ボデー12に作用す
る線負荷を数本の矢印で示した。
【0057】図3aに、本発明に係る塗布装置の第2実
施例の略横断面図を示した。この実施例は、基本構造に
関して、図1の実施例に本質的に対応するが、図1とは
異なり、平行四辺形ボデー12の上端には、ドクタブレ
ード6へ向かって折曲げた一体の支持ラグ24が設けて
ある。このラグは、カウンタロール4に関連するドクタ
ブレード先端の直近においてドクタブレード6と接触
し、加圧ホース10に起因の押圧力をドクタブレード6
に直接に伝達する。支持ラグ24は、実質的に、平行四
辺形ボデー12の垂直方向に対して直角に延びる。この
支持ラグ24にもとづき、ドクタブレード6と平行四辺
形ボデー12との間の側方間隔は、図1の実施例の場合
よりも大きい。更に、図3aから明らかな如く、カウン
タロール4に向く支持ラグ24の上面には、ベベル26
が設けてあり、かくして、支持ラグ24は、その先端へ
向かって傾斜している。支持ラグ24の先端には、支持
ラグ24の先端に挿入され、図示の如く、ドクタブレー
ド6と接触するため丸く構成された適切な金属形状体2
8の形の耐摩耗性接触面28が設けてある。
【0058】図3aの実施例の場合、平行四辺形ボデー
12の上端部分は、更に、その縦方向長さにわたってセ
グメント状に分割され、かくして、図3aの平行四辺形
ボデーの略側面図である図3bから明らかな如く、多数
のトング状端部部材Rを形成する。トング状端部部材R
への分割態様は、本質的に、図2の分割態様に対応する
が、分割線22は、完全には上部平坦部材12.8を介
して延びてはおらず、即ち、分割線22によって分割さ
れた平坦部材の部分は、なお、上部平坦部材12.8の
下端によって接続されており、即ち、分割線22は、平
坦部材12.6,12.8に隣接する外側金属シート1
2.2,12.4を介して延びる。平行四辺形ボデー1
2の上端に隣接する支持ラグ24の範囲は、同様に、上
述の分割線22の延長線によってセグメント状に分割さ
れており、他方、ドクタブレード6に関連する支持ラグ
24の端部は、本質的に全ウェブ幅またはカウンタロー
ル4の幅にわたって連続的に、即ち、分割なく延びる。
セグメント状分割にもとづき、平行四辺形ボデー12の
各セグメント部分またはトング状端部部材Rをゾーン状
に調節することによって、塗布された液体状またはペー
スト状媒体の横断面積の調節を容易化できる。
【0059】上記目的のため、塗布装置は、加圧ホース
10に加えて、平行四辺形ボデー12の中心部分の外面
に、即ち、外側金属シート12.2,12.4に固定さ
れた加熱要素30の形の輪郭形成手段を含み、この場
合、各加熱要素30は、平行四辺形ボデー12の各セグ
メント部分またはトング状端部Rに関連させるのが好ま
しい。個々の加熱要素30の加熱および/または冷却に
よって、例えば、平行四辺形ボデー12の他の外側パネ
ル12.2に関して外側パネル12.4の長さが変化さ
れ、上記の長さ変化によって、加圧ホース10によって
発生された押圧力に関係なく塗布された液体状またはペ
ースト状媒体の横断面積の調節に利用できる局部的に限
定された調節運動が誘起される。
【0060】図3(a)の実施例の場合、加圧ホース1
0、平行四辺形ボデー12,その支持ラグ24およびド
クタブレード6は、加圧ホース10から出発して平行四
辺形ポデー12の中立位置において支持ラグとドクタブ
レードとの間の接触点Kを通る押圧力のベクトルが、図
3(a)に示した如く、実質的に、上記ボデーの垂直方
向に対して直角に延びるよう、相互に配置されている。
かくして、押圧力のベクトルは、実質的に、図3(a)
に示した水平な鎖線に沿って延びる。かくして、力線
は、加圧ホース10から出発して、平行四辺形ボデー1
2の支持ラグ24を介して直線状に走行し、支持ラグと
ドクタブレートとの接触点Kを通過してドクタブレード
6に達する。従って、力ベクトルの方向は、変化しない
が、多くの場合、垂直方向へ作用する力成分を生ずるこ
となく垂直方向へ平行に僅かにシフトされる。
【0061】図4に、本発明に係る塗布装置の第3実施
例の略横断面図を示した。この実施例の場合、平行四辺
形ボデー12の支持ラグ24は、平行四辺形ボデー12
の上部自由端に固定された別個の部材として構成されて
いる。図4に示した如く、支持ラグ24は、平行四辺形
ボデー12の上端を囲み、かくして、支持ラグ24を平
行四辺形ボデー12に固定するツメ状部分24.2を含
む。
【0062】図5に、本発明に係る塗布装置の第4実施
例の略横断面図を示した。この実施例の基本構造は、本
質的に、図4の実施例に対応するが、図4の場合と異な
り、加圧ホース10は、ドクタブレード6とは逆の支持
ラグ24の後面に固定されている。取付は、支持ラグの
後面に設けたC字状部分24.4を介して行われる。こ
のC字状部分は、加圧ホース10の対応する端部10.
4に対応し、かくして、加圧ホース10と接続するため
のアダプタとして作用する。加圧ホース10を賦活する
と、その接触面10.2が、支持ビーム2に設置された
スラスト軸受18のスペーサ20と接触し、反作用によ
って、支持ラグ24の先端が、上述の態様で、ドクタブ
レード6と接触Kされ、かくして、押圧力がドクタブレ
ード6に伝達される。
【0063】図6に、本発明に係る塗布装置の第5実施
例の略横断面図を示した。この実施例は、本質的に、図
3の実施例と対応するが、図3の場合とは異なり、塗布
された液体状またはペースト状媒体の横断面積を調節す
るために同時に輪郭形成手段の機能を果たすことができ
る押圧手段を使用する(または上記とは逆の構成)。こ
の目的のため、平行四辺形ボデー12に作用する押圧手
段は、並置され、平行四辺形ボデー12の上端部と接触
でき、相互に依存しておよび/または無関係に賦活され
る多数の加圧パッド32から構成されている。各加圧パ
ッド32は、平行四辺形ボデー12の支持ラグ24また
はトング状端部部材Rのセグメント状分割部分に配分す
るのが好ましい。従って、1つまたは複数の加圧パッド
32を賦活すると、平行四辺形ボデー12に直接に作用
し部分毎に局部的に限定された接触圧が、平行四辺形ボ
デー12の上端の範囲に加えられる。この接触圧は、支
持ラグ24の先端を介してドクタブレード6に伝達され
る。かくして、塗布された液体状またはペースト状媒体
の所望の縦方向輪郭および横断面積の双方を調節でき
る。1つまたは複数の加圧パッド32を除勢すれば、ま
さに、このような結果を達成できる。
【0064】塗布された液体状まさにペースト状媒体の
特定の縦方向輪郭を調節するため、例えば、すべての加
圧パッド32を賦活し、それぞれ、等しい圧力を加える
ことができ、かくして、加圧パッド32は、本質的に全
ウェブ幅にわたって平行四辺形ボデー12に所定の均一
な力効果を作用する。この場合、所定の力効果、即ち、
所定の同一圧力から出発して、1つまたは複数の加圧パ
ッド32の圧力のプラスおよび/またはマイナスの偏差
によって、横断面積の調節を達成できる。即ち、各加圧
パッド32の圧力のマイナスの偏差は、この加圧パッド
の完全な除勢によって起こる。
【0065】図6に水平な鎖線で示した如く、この実施
例の塗布装置は、輪郭形成手段32、即ち、輪郭形成手
段として作用し平行四辺形ボデー12の特定部分に配分
された押圧手段32から出発して平行四辺形ボデー12
の中立位置において支持ラグとドクタブレードとの間の
接触点Kを通る押圧力のベクトルが、図6に示した如
く、本質的に上記ボデーの垂直方向に対して直角に走行
するよう、設計されている。
【0066】図7に、本発明に係る塗布装置の第6実施
例の略横断面図を示した。この実施例の場合、塗布され
た液体状またはペースト状媒体の縦方向輪郭を調節する
ための押圧手段は、横断面積を調節するよう輪郭形成手
段とは別個に構成されている。この場合も、既に図1,
3を参照して説明した構造の加圧ホース10を押圧手段
として使用する。図6を参照して説明したが、この事例
では、平行四辺形ボデー12の中心部分と係合する加圧
パッド10は、横断面積を調節するよう輪郭形成手段と
して役立つ。図7の配置とは正確に反対の配置の実施例
も考えられる。即ち、この場合、加圧パッド32は、図
6と同等の位置に設置してあり、一方、押圧手段として
役立つ加圧パッド10は、平行四辺形ボデー12の中心
部分と係合する。
【0067】図7の実施例は、塗布された液体状または
ペースト状媒体の縦方向輪郭および/または横断面積を
調節するための以下に説明する方法の2つの変更例に特
に好適である。
【0068】第1変更例の場合、縦方向輪郭は、加圧パ
ッド10のみによって調節し、横断面積は、加圧パッド
32のみによって調節する。従って、本質的に全ウェブ
幅にわたって平行四辺形ボデー12に力の所定の同一の
効果を作用し、かくして、塗布された液体状またはペー
スト状媒体の所望の縦方向輪郭を調節する所定圧力を加
圧ホース10に加える。このため、加圧パッド32は、
一時的に、放圧状態に保持できる。しかしながら、横断
面積を調節する必要がある場合は、放圧状態から出発し
て圧力を加えて、個々のまたは複数の加圧パット32を
賦活し、かくして、平行四辺形ボデー12に対する力の
プラスの効果を形成する。この効果は、それぞれ、局部
的に加圧ホース10の力の所定の効果に加えられる。も
ちろん、加圧パッド32のサイトで横断面積の局部的変
化を達成するため、各加圧パッド32を再び放圧するこ
とも考えられる。加圧パッド32は、放圧状態から出発
して賦活されているので、上記パッドは、平行四辺形ボ
デー12を介してドクタ要素6に加えられる接触圧を局
部的に増加できるだけであり、接触圧を減少することは
できない。
【0069】第2変更例の場合、縦方向輪郭は、加圧ホ
ース10および加圧パッド32の共働によって調節し、
一方、横断面積は、加圧パッド32のみによって調節す
る。所望の縦方向輪郭を調節するため、まず、所定の同
一の平均圧力を各加圧パッド32に加え、かくして、全
ウェブ幅にわたって縦方向輪郭をある程度調節する。次
いで、全マシン幅にわたっで同一の補足圧力を形成する
加圧ホース10を賦活する。この補足圧力は、加圧パッ
ド32の所定の平均圧力とともに、所望の縦方向輪郭の
正しい調節を保証する。従って、加圧パッド32の所定
の平均圧力および加圧ホース10によって形成される補
足圧力は、総効果が得られまで局部的に加えられる。加
圧パッド32および加圧ホース10の上述の賦活は、も
ちろん、逆の順序で実施できる。必要あれば、個々のま
たは複数の加圧パッド32の圧力を−設定した平均圧力
から出発して−プラスおよび/またはマイナスに変化す
ることによって、横断面積の調節を達成する。この場
合、液体状またはペースト状媒体の塗布量を過大にまた
は過小に調節することも可能である。即ち、もちろん、
横断面積の調節中、個々の加圧パッド32をその設定平
均圧力に保持することも可能である。
【0070】図8に、本発明に係る塗布装置の第7実施
例の略横断面図を示した。この実施例の基本構造は、本
質的に、図7の実施例に等しい。しかしながら、加圧パ
ッド32の代わりに、多数の複動空気圧シリンダ34を
使用する。各空気圧シリンダのシリンダロッド34.2
は、(例えば、適切なリンク継手を介して)平行四辺形
ボデー12に接続させることができる。即ち、さもなけ
れば、圧縮力を伝達できるのにすぎないのだが、圧縮力
および引張力の双方を処理できる。多数の複動空気圧シ
リンダ34〜34nの配置の水平投影略図の部分とし
ての略図をしめす図9から知られる如く、図示の実施例
の場合、各シリンダ34〜34nの(圧力p1の)1
つの圧力側は、独立の高圧ライン36〜36nに接続
されており、一方、すべてのシリンダ34〜34nの
(圧力p2の)他の圧力側は、主圧力ライン38に接続
されている。圧力ライン36〜36n,38は、制御
・調節手段40に接続され、更に、上記手段を介して圧
力源42,44に接続されている。シリンダ34〜3
4nは、それぞれ、そのp1圧力側で個々に応答し、そ
のp2圧力側で同時に応答する。縦方向輪郭および/ま
たは横断面積の調節のため、下記のアプローチ(取組み
方)が考えられる。 アプローチI:加圧ホース10による縦方向輪郭の調
節;それぞれ各シリンダについて同一でも異なっててい
もよい圧力p1においてシリンダ34〜34nに圧力
を加えることによる横断面積の調節。 アプローチII:加圧ホース10による縦方向輪郭の調
節;所定の平均圧力p1mにおいてすべてのシリンダ3
〜34nに圧力を加えることによる且つ1つまたは
複数のシリンダ34〜34nにおける上記平均圧力p
1mに対するプラスまたはマイナスの偏差による横断面
積の調節。 アプローチIII:加圧ホース10は除勢;すべてのシ
リンダ34〜34nに圧力p1を定めることによる縦
方向輪郭の調節、1つまたは複数のシリンダ34〜3
4nの圧力p1の増加または減少による横断面積の調
節。 アプローチIV:加圧ホース10は除勢;すべてのシリ
ンダ34〜34nに圧力p1および圧力p2を定め
る;圧力p1および/またはp2の一様な変更によるす
べてのシリンダ34〜34nの同時の前進および後退
による縦方向輪郭の調節;1つまたは複数のシリンダ3
〜34nの圧力p1および/またはp2の変更によ
る横断面積の調節。 アプローチV:アプローチIVの特殊例として:圧力p
2の一様な変更によるすべてのシリンダ34〜34n
の後退のめによる縦方向輪郭の調節(この目的のため、
すべてのシリンダのp2圧力側を主圧力ラインに接続す
れば好ましい)、1つまたは複数のシリンダ34〜3
4nの圧力p1の変更による横断面積の調節。
【0071】複動シリンダ34または34〜34nに
もとづき、縦方向輪郭および/または横断面積の調節の
ために多様なアプローチが可能であるが、もちろん、上
述のアプローチI−IVは、例に過ぎない。例えば、上
記アプローチIVにおいて加圧ホース10を同様に賦活
することによって、他のアプローチを実行することも考
えられる。即ち、複動シリンダ34によって、すべての
シリンダをスタンバイ位置に戻すことができ、あるい
は、特定の横断面積設定値を保持できる。
【0072】本発明に係る塗布装置は、押圧手段および
/または(図9を参照して既に説明した如く)縦方向お
よび/または横方向輪郭の輪郭形成手段の押圧力の制御
された調節のための制御および/または調節手段を含
む。判り易いよう、この制御および/または調節手段
は、図1〜8には示してない。
【0073】本発明は、一般的概念を示す上記実施例に
限定されるものではない。他方、本発明に係る塗布装置
は、−保護範囲の部分として−上記実施例とは可成り異
なってよい。特に、平行四辺形ボデーは、相互にヒンジ
結合された少なくとも3つの単一部材を含み、このうち
2つの単一部材は、等長であり、それぞれ、下端におい
て、相互に所定の間隔を置いて配設された2つの軸受の
1つにヒンジ結合されており、第3単一部材は、上端に
おいて、第1の2つの単一部材にヒンジ結合されてお
り、第3単一部材の長さは、−上部ヒンジ点の間で測定
して−第1の2つの単一部材の2つの軸受の間の距離に
対応する。平行四辺形ボデーは、横断面で見て、図1〜
7に示した細長い横断面形状を有する必要はない。即
ち、平行四辺形ボデーは、よりコンパクトな横断面形状
を有するよう構成できる。平行四辺形ボデーを構成する
ため、上述の材料の代わりに、他の任意の適切な材料を
使用できる。支持ビームまたは支持ビームに配したコン
ポーネントに平行四辺形ボデーを固定するため、基本的
に、適切な任意の取付装置を使用できる。更に、塗布さ
れた液体状またはペースト状媒体の横断面積を調節する
輪郭形成手段のためにまたはこのような輪郭形成手段の
機能を果たす押圧手段のために、空気圧的に賦活される
加圧パッド以外のアクチュエータを使用することもでき
る。このような単一アクチュエータは、例えば、同じ
く、機械的、空気圧的、液圧的、電気的、磁気的、電磁
的、熱的、電熱的アクチュエータおよびこれらの組合せ
に関する。
【0074】請求項、詳細な説明および図面の参照数字
は、発明の理解を助けるものであり、保護範囲を制限す
ることを意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る塗布装置の第1実施例の略横断面
図である。
【図2】図1の実施例の平行四辺形ボデーの略斜視図で
ある。
【図3】(a)は本発明に係る塗布装置の第2実施例の
略横断面図であり、そして(b)は図3(a)の平行四
辺形ボデーの略側面図である。
【図4】本発明に係る塗布装置の第3実施例の略横断面
図である。
【図5】本発明に係る塗布装置の第4実施例の略横断面
図である。
【図6】本発明に係る塗布装置の第5実施例の略横断面
図である。
【図7】本発明に係る塗布装置の第6実施例の略横断面
図である。
【図8】本発明に係る塗布装置の第7実施例の略横断面
図である。
【図9】水平投影図の部分としての図8の塗布装置のア
クチュエータ構造の略図である。
【符号の説明】
2 支持ビーム 4 カウンタロール 6 ドクタ要素/ドクタブレード 8 6の取付手段 10 加圧ホース 10.2 10の接触面 10.4 10の端部 12 平行四辺形ボデー/押圧部材 12.2 12の外側金属シート 12.4 12の外側金属シート 12.6 12の下部平坦部材 12.8 12の下部平坦部材 12.8a−x 12の各上部平坦部材要素 14 台 16 セパレータ 18 スラスト軸受 20 スペーサ 22 分割線 24 支持ラグ 24.2 24のツメ状部分 24.4 24のC字形部分 26 24のベベル 28 接触面/金属形状体 30 加熱要素 32 加圧パッド 34,34〜34n 複動空気圧シリンダ 34.2 34のシリンダロッド 36,36〜36n 独立の圧力ライン 38 主圧力ライン 40 制御・調節手段 42,44 圧力源 D1〜D3 12.2〜12.6/12.
8の厚さ K 接触点 p1,p2 圧力 R 12のトング状端部要素 Y 距離

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特に紙または厚紙からなる連続的ウェブ
    材料に液体状またはペースト状の媒体を直接的または間
    接的に塗布する塗布装置であって, −実質的に上記ウェブ材料の全幅にわたって縦方向へ延
    びる支持ビーム(2)と、 −上記支持ビーム(2)に対向するカウンタロール
    (4)と、 −保持手段(8)を介して上記支持ビーム(2)に着脱
    自在に保持され、実質的に上記カウンタロール(4)の
    全幅にわたって延びるドクタ要素(6)と、 −上記支持ビーム(2)上に設置され、少なくとも1つ
    の押圧手段(10,32)から直接的および/または間
    接的に押圧力を受け、上記カウンタロール(4)とかみ
    合うブレード要素端の範囲において所定の圧力で上記ド
    クタ要素(6)を上記カウンタロール(4)に押圧する
    押圧部材と、を含む形式のものにおいて:横断面で見
    て、上記押圧部材が、少なくとも1つの台(14)に一
    端で支持され、実質的に上記ドクタ要素(6)に平行に
    延びる平行四辺形ボデー(12)として構成されている
    ことを特徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】 上記平行四辺形ボデー(12)が、相互
    にヒンジで結合された少なくとも3つの単一部材を含
    み、このうち2つの単一部材が等長であり、相互に平行
    に離隔され、それぞれ下端において、相互に所定の間隔
    を置いて配設された2つの軸受の1つにヒンジで固定さ
    れ、そしてその第3の単一部材が、上記の第1の2つの
    単一部材を上端でヒンジで結合され、上記第3単一部材
    の長さが、上部ヒンジ点の間で測定して、上記第1の2
    つの単一部材の双方の軸受の間の距離に対応することを
    特徴とする請求項1の塗布装置。
  3. 【請求項3】 上記平行四辺形ボデー(12)が弾性バ
    ネ要素として構成され、上記押圧手段(10,32)
    が、その賦活時に、上記バネ要素の復元力に抗して、上
    記平行四辺形ボデー(12)の中立位置から出発して直
    接的または間接的に作用し、上記押圧手段(10,3
    2)が除勢された場合、上記平行四辺形ボデーが、その
    復元力の結果として中立位置に戻ることを特徴とする請
    求項1または2の塗布装置。
  4. 【請求項4】 横断面で見て、上記平行四辺形ボデー
    (12)が、離隔された本質的に平行なプレート(1
    2.2,12.4)と、上記プレート(12.2,1
    2.4)の間に配設され上記平行四辺形ボデー(12)
    の垂直方向へ相互に離隔され上記プレート(12.2,
    12.4)に接続された少なくとも2つの平坦部材(1
    2.6,12.8)とを含むサンドウィッチ構造を有
    し、上記第1の平坦部材(12.6)が、上記平行四辺
    形ボデー(12)の下部に設置され、上記第2の平坦部
    材(12.8)が、上記平行四辺形ボデーの上部に設置
    されていることを特徴とする請求項1ないし3の1つに
    記載の塗布装置。
  5. 【請求項5】 上記平坦部材(12.6,12.8)の
    厚さ(D3)が、上記プレート(12.2,12.4)
    の厚さ(D1,D2)よりも遥かに大きいことを特徴と
    する請求項4の塗布装置。
  6. 【請求項6】 上記平坦部材(12.6,12.8)
    が、上記プレート(12.2,12.4)に固着、ハン
    ダ付、溶接、リベット止め、ネジ止めしてあるか、他の
    適切な態様で接続されていることを特徴とする請求項4
    または5の塗布装置。
  7. 【請求項7】 上記の上部平坦部材(12.8)が、上
    記平行四辺形ボデー(12)の縦方向長さにわたってセ
    グメント状(12.8a−x)に分割されていることを
    特徴とする請求項4ないし6の1つに記載の塗布装置。
  8. 【請求項8】 上記の上部平坦部材(12.8)のセグ
    メント状分割が、上記の上部平坦部材(12.8)内に
    含まれ、側方へ相互に離隔され且つ実質的に垂直方向へ
    延びる1つまたは複数の分割線(22)によって形成さ
    れていることを特徴とする請求項7の塗布装置。
  9. 【請求項9】 上記平行四辺形ボデー(12)の上端部
    分が、その縦方向長さにわたってセグメント状に分割さ
    れ、2つまたはより多数のトング状端部部材(R)を形
    成することを特徴とする請求項1ないし8の1つに記載
    の塗布装置。
  10. 【請求項10】 上記平行四辺形ボデー(12)の上端
    には、上記ドクタ要素(6)へ向かって曲げられ、上記
    カウンタロール(4)とかみ合う上記ドクタ要素(6)
    の端部の直近において上記ドクタ要素と接触(K)でき
    る支持ラグ(24)が設けてあり、上記支持ラグが、上
    記押圧手段(10,32)に起因する押圧力を上記ドク
    タ要素(6)に直接的および/または間接的に伝達する
    ことを特徴とする請求項1ないし9の1つに記載の塗布
    装置。
  11. 【請求項11】 上記支持ラグ(24)が、上記平行四
    辺形ボデー(12)の一体のコンポーネントであること
    を特徴とする請求項10の塗布装置。
  12. 【請求項12】 上記支持ラグ(24)が、少なくと
    も、上記平行四辺形ボデー(12)の上部自由端に固定
    された独立のコンポーネントであることを特徴とする請
    求項10の塗布装置。
  13. 【請求項13】 上記支持ラグ(24)が、その先端
    に、上記ドクタ要素(6)と接触(K)するための耐摩
    耗性接触面(28)を備えていることを特徴とする請求
    項1ないし12の1つに記載の塗布装置。
  14. 【請求項14】 上記耐摩耗性接触面(28)が、上記
    支持ラグ(24)の先端に挿入された金属形状体(2
    8)によって構成されていることを特徴とする請求項1
    3の塗布装置。
  15. 【請求項15】 上記支持ラグ(24)が、その先端へ
    向かって傾斜していることを特徴とする請求項1ないし
    14の1つに記載の塗布装置。
  16. 【請求項16】 上記支持ラグ(24)が、実質的に全
    ウェブ幅にわたって連続的に延びることを特徴とする請
    求項1ないし15の1つに記載の塗布装置。
  17. 【請求項17】 上記平行四辺形ボデー(12)の上端
    に隣接する上記支持ラグ(24)の範囲の少なくとも1
    つの部分がセグメント状に分割されており、他方、上記
    ドクタ要素(6)にかみ合う上記支持ラグ(24)の端
    部が、実質的に全ウェブ幅にわたって連続的に延びるこ
    とを特徴とする請求項1ないし16の1つに記載の塗布
    装置。
  18. 【請求項18】 上記支持ラグ(24)の全体がセグメ
    ント状に分割されていることを特徴とする請求項1ない
    し17の1つに記載の塗布装置。
  19. 【請求項19】 支持ラグとドクタ要素との間の接触点
    (K)から上記カウンタロール(4)とかみ合う上記ド
    クタ要素の自由端までの距離(Y)が、2〜30mmの
    範囲にあることを特徴とする請求項1ないし18の1つ
    に記載の塗布装置。
  20. 【請求項20】 支持ラグとドクタ要素との間の接触点
    (K)から上記カウンタロール(4)とかみ合う上記ド
    クタ要素の自由端までの距離(Y)が、3〜20mmの
    範囲にあることを特徴とする請求項19の塗布装置。
  21. 【請求項21】 横断面で見て、上記支持ラグ(24)
    が、ツメ状部分(24.2)を含み、別個のコンポーネ
    ントとして設計された上記支持ラグ(24)が、上記ツ
    メ状部分によって上記平行四辺形ボデー(12)の上部
    自由端に嵌挿および/または固着されていることを特徴
    とする請求項1ないし20の1つに記載の塗布装置。
  22. 【請求項22】 上記ドクタ要素(6)とは反対側の上
    記支持ラグ(24)の背面には、上記押圧手段(10)
    が設けてあることを特徴とする請求項1ないし21の1
    つに記載の塗布装置。
  23. 【請求項23】 上記ドクタ要素(6)とは反対側の上
    記支持ラグ(24)の背面には、上記押圧手段(10)
    と接続するためのアダプタ(24.4)が設けてあるこ
    とを特徴とする請求項22の塗布装置。
  24. 【請求項24】 上記押圧手段(10,32)に起因
    し、上記平行四辺形ボデー(12)の中立位置におい
    て、平行四辺形ボデーとドクタ要素との間の接触点
    (K)または支持ラグとドクタ要素との間の接触点
    (K)を通る押圧力のベクトルが、上記ボデーの垂直線
    に対して実質的に直角に延びることを特徴とする請求項
    1ないし23の1つに記載の塗布装置。
  25. 【請求項25】 上記押圧手段(10,32)が、上記
    カウンタロール(4)とは反対の上記平行四辺形ボデー
    (12)の側に配設してあることを特徴とする請求項1
    ないし24の1つに記載の塗布装置。
  26. 【請求項26】 上記押圧手段(10,32)が、上記
    支持ビーム(2)に取付けた上記スラスト軸受(18,
    20)に固定されていることを特徴とする請求項25の
    塗布装置。
  27. 【請求項27】 上記押圧手段(10,32)が、上記
    平行四辺形ボデー(12)の中心部および/または上部
    に係合することを特徴とする請求項1ないし26の1つ
    に記載の塗布装置。
  28. 【請求項28】 上記押圧手段が、加圧ホース(10)
    および/または加圧パッド(32)であることを特徴と
    する請求項1ないし27の1つに記載の塗布装置。
  29. 【請求項29】 上記塗布装置が、更に、塗布された液
    体状またはペースト状媒体の横断面積を調節するための
    輪郭形成手段(30,32,34〜34n)を含むこ
    とを特徴とする請求項1ないし28の1つに記載の塗布
    装置。
  30. 【請求項30】 上記輪郭形成手段(32)が、上記平
    行四辺形ボデー(12)の上端の範囲に直接的および/
    または間接的に係合し、上記平行四辺形ボデー(12)
    に接触圧を加えることを特徴とする請求項29の塗布装
    置。
  31. 【請求項31】 上記輪郭形成手段(32)に起因し、
    上記平行四辺形ボデー(12)の中立位置において、平
    行四辺形ボデーとドクタ要素との間の接触点(K)また
    は支持ラグとドクタ要素との間の接触点(K)を介して
    上記平行四辺形ボデー(12)の特定部分に配分される
    押圧力のベクトルが、上記ボデーの垂直線に対して実質
    的に直角に延びることを特徴とする請求項29または3
    0の塗布装置。
  32. 【請求項32】 上記輪郭形成手段(30,32,34
    〜34n)が、上記平行四辺形ボデー(12)の中心
    部分に係合することを特徴とする請求項1ないし29の
    1つまたは請求項31に記載の塗布装置。
  33. 【請求項33】 上記輪郭形成手段が、上記平行四辺形
    ボデー(12)のセグメント状分割部分(R)または上
    記平行四辺形ボデー(12)の上記支持ラグ(24)の
    セグメント状分割部分の1つまたは複数にそれぞれ配分
    された多数の単一アクチュエータ(30,32,34,
    34〜34n)を含むことを特徴とする請求項1ない
    し32の1つに記載の塗布装置。
  34. 【請求項34】 上記単一アクチュエータ(30,3
    2,34,34〜34n)が、機械的、空気圧的、液
    圧的、電気的、磁気的、電磁的、熱的、電熱的などのア
    クチュエータまたはこれらの組合せであることを特徴と
    する請求項33の塗布装置。
  35. 【請求項35】 上記の単一空気圧式アクチュエータ
    が、複動空気圧シリンダ(34〜34n)であること
    を特徴とする請求項34の塗布装置。
  36. 【請求項36】 上記単一アクチュエータの少なくとも
    1つが、上記平行四辺形ボデー(12)の側面(12.
    2,12.4)の少なくとも1つに配設してあることを
    特徴とする請求項33ないし35の1つに記載の塗布装
    置。
  37. 【請求項37】 上記塗布装置が、更に、上記押圧手段
    (10)および/または上記輪郭形成手段(30,3
    2)の押圧力を制御して調節するために少なくとも1つ
    の制御および/または調節手段を含むことを特徴とする
    請求項1ないし36の1つに記載の塗布装置。
  38. 【請求項38】 請求項1ないし37の少なくとも1つ
    に記載の塗布装置によって特に紙または厚紙からなる連
    続的ウェブ材料に直接的または間接的に塗布された液体
    状またはペースト状媒体の縦方向輪郭および/または横
    断面積を調節する方法において、上記平行四辺形ボデー
    (12)に対する上記押圧手段(10)および/または
    上記輪郭形成手段(30,32)の力の制御された従属
    的または独立の効果を、上記ボデーがこれに対応して上
    記ドクタ要素(6)に伝達することによって、上記縦方
    向輪郭および/または横断面積を調節するを特徴とする
    方法。
  39. 【請求項39】 上記平行四辺形ボデー(12)に対す
    る上記輪郭形成手段(30,32)の力の効果が、帯状
    に又は局部的に限定された態様で現れることを特徴とす
    る請求項38の方法。
  40. 【請求項40】 上記押圧手段(10)によって上記縦
    方向輪郭を調節し、そして上記輪郭形成手段(30,3
    2)によって上記横断面積を調節すること、を特徴とす
    る請求項38または39の方法。
  41. 【請求項41】 実質的に全ウェブ幅にわたって上記平
    行四辺形ボデー(12)に対する上記押圧手段(10)
    の力の所定の効果を発生することによって上記縦方向輪
    郭を調節し、そして上記輪郭形成手段の上記単一アクチ
    ュエータ(30,32)の無力の状態から出発して、上
    記平行四辺形ボデー(12)に対する上記単一アクチュ
    エータ(30,32)の力のプラスの効果を発生し、力
    のこのプラスの効果を上記押圧手段(10)の力の所定
    の効果に加えることによって上記横断面積を調節するこ
    と、を特徴とする請求項40の方法。
  42. 【請求項42】 上記押圧手段(10)および上記輪郭
    形成手段(30,32)によって上記縦方向輪郭を調節
    し、そして上記輪郭形成手段(30,32)によって上
    記横断面積を調節すること、を特徴とする請求項38ま
    たは39の方法。
  43. 【請求項43】 実質的に全ウェブ幅にわたって上記平
    行四辺形ボデー(12)に対する上記輪郭形成手段の上
    記のすべての単一アクチュエータ(30,32)の力の
    所定の平均的効果を発生し、そして場合によっては、実
    質的に全ウェブ幅にわたって上記平行四辺形ボデー(1
    2)に対する上記押圧手段(10)の補足的力の所定の
    効果を発生し、力の上記の所定の平均的効果および任意
    に発生された補足的力の効果を総量の力の必要な効果に
    加えることによって、上記縦方向輪郭を調節し、そして
    力の上記の所定の平均的効果に対する上記輪郭形成手段
    の1つまたは複数のアクチュエータ(30,32)の力
    の効果のプラスまたはマイナスの片寄りによって上記横
    断面積を調節すること、を特徴とする請求項42の方
    法。
  44. 【請求項44】 上記輪郭形成手段(30,32)のみ
    によって上記縦方向輪郭および/または横断面積を調節
    することを特徴とする請求項38または39の方法。
  45. 【請求項45】 実質的に全ウェブ幅にわたって上記平
    行四辺形ボテー(12)に対する上記輪郭形成手段の上
    記のすべての単一アクチュエータ(30,32)の力の
    所定の効果を発生することによって上記縦方向輪郭を調
    節し、そして力の上記の所定の効果からの1つまたは複
    数の単一アクチュエータ(30,32)の力の効果のプ
    ラスおよび/またはマイナスの片寄りによって上記横断
    面積を調節すること、を特徴とする請求項44の方法。
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