JPH1094736A - 爆砕装置 - Google Patents

爆砕装置

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JPH1094736A
JPH1094736A JP25054196A JP25054196A JPH1094736A JP H1094736 A JPH1094736 A JP H1094736A JP 25054196 A JP25054196 A JP 25054196A JP 25054196 A JP25054196 A JP 25054196A JP H1094736 A JPH1094736 A JP H1094736A
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Masanori Mochizuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被爆砕物を連続的に爆砕できるようにすると
共に、爆砕作業中に於ける異常時の被爆砕物の焼付き等
による危険を防止できるようにすること。 【解決手段】 一端にノズル(12)を有し他端に液体含浸
状態にある被爆砕物(10)を投入する為の投入口(11)を具
備するシリンダー(1) 内に、前記投入口(11)から投入さ
れた被爆砕物(10)を前記ノズル(12)に連続圧送すると共
に前記ノズル(12)の近傍を加熱し、前記ノズル(12)の貫
通口部に臨むテーパ部を具備し且軸線方向に移動可能な
可動軸(4) を設けると共に前記可動軸(4) に推力を付与
し、前記シリンダー(1) 内における前記ノズル(12)の近
傍の温度又は圧力を検知する検知手段からの出力が設定
値を越えると、これに応答して前記推力を一時的に又は
連続的に低減状態にすること、または、前記加熱を低減
状態にすること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は爆砕装置、特に、
連続爆砕を可能にした爆砕装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】爆砕技術は、固形物を砕片に粉砕する技
術として利用されている。この爆砕の原理は、一定以上
の圧力に加圧された固形物が急激に減圧されることによ
り前記固形物が爆発的に粉砕されるものである。例え
ば、故紙を製紙用の原料にする場合等に利用できる。
【0003】ところが、従来の爆砕方法は、単に加圧条
件下にある物を急激に減圧するものであるから、被爆砕
物を連続的に爆砕できないという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】請求項1及び請求項2
の発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、被爆
砕物を連続的に爆砕できるようにすると共に、爆砕作業
中に於ける異常時の被爆砕物の焼付き等による危険を防
止できるようにすることをその課題とする。請求項3〜
6の発明は、発明の効果の欄に記載した当該発明特有の
効果を具備させるようにすることをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為に
講じた請求項1の発明の技術的手段は、上記した爆砕装
置において、『一端にノズル(12)を有し他端に液体含浸
状態にある被爆砕物(10)を投入する為の投入口(11)を具
備するシリンダー(1) と、前記シリンダー(1) 内にて前
記投入口(11)から投入された被爆砕物(10)を前記シリン
ダ(1) の軸線方向に圧縮した状態にて前記ノズル(12)側
に圧送する為の圧送手段と、前記シリンダー(1) におけ
る前記ノズル(12)の近傍を加熱する加熱手段と、前記ノ
ズル(12)の貫通口部に臨むテーパ部を具備し且軸線方向
に移動可能な可動軸(4) と、前記貫通口部内に前記テー
パ部を突出する為の推力を前記可動軸(4) に付与する推
進手段と、前記シリンダー(1) 内における前記ノズル(1
2)の近傍の温度又は圧力を検知する検知手段と、前記検
知手段からの出力が設定値を越えると、これに応答して
前記推進手段を一時的に又は連続的に推力低減状態にす
る制御手段とからなる』ことである。
【0006】この爆砕装置によって爆砕する場合、水等
の液体を含浸させた被爆砕物(10)がシリンダー(1) の投
入口から投入され、前記被爆砕物(10)は、このシリンダ
ー(1) 内を圧送手段によって前記ノズル(12)側に軸線方
向に圧縮された状態で圧送される。前記ノズル(12)の貫
通口部には、可動軸(4) のテーパ部が突出し、このテー
パ部の外周の間隙から被爆砕物(10)が吐出されるが、前
記間隙は所定の間隙に設定されていること、前記ノズル
(12)の近傍には加熱手段が設けられていること、さらに
は、圧送手段によって前記被爆砕物(10)が前記ノズル(1
2)側に圧送されること、から、前記被爆砕物(10)は圧縮
される。一方、この被爆砕物(10)が液体含浸状態又は含
水状態にあることから、この被爆砕物(10)に含まれる液
体又は水分は加圧された状態になる。
【0007】被爆砕物(10)が前記圧送手段によって軸線
方向に圧縮された状態で圧送されるから、当該圧送及び
前記加熱によって生じた圧力が逆進することがなく、前
記圧力がノズル(12)側に向かう爆砕用圧力として確実に
作用するこの被爆砕物(10)がシリンダー(1) の前記ノズ
ル(12)から大気に吐出されると、この部分では被爆砕物
(10)の内部が高圧状態から大気圧状態に(爆砕に適する
圧力に)急激に減圧されることから、爆砕が進行する。
【0008】なお、圧送手段は被爆砕物(10)を軸線方向
に圧縮した状態で同方向に圧送するものであるから、前
記爆砕が連続的に進行する。前記爆砕工程にて、何らか
の異常により、前記シリンダー(1) 内における前記ノズ
ル(12)の近傍部分の前記被爆砕物(10)が固化する傾向に
なると、加熱手段による加熱及び圧送手段による圧送が
継続することから、シリンダー(1) における前記ノズル
(12)の部分の温度又は圧力が設定値を越える。このとき
制御手段が前記検知手段からの出力に応答して推進手段
を一時的に又は連続的に推力低減状態にするから、テー
パ部が前記ノズル(12)の貫通口部から後退され、ノズル
(12)における被爆砕物(10)の吐出口部の開口面積が大き
くなる。これにより、被爆砕物(10)がそれまでよりも多
く吐出されて前記温度又は圧力が低下し、前記ノズル(1
2)の近傍における前記固化する傾向が解消される。
【0009】なお、前記推力低減状態とは、推進手段を
停止することを含めて、推力を正常時よりも低くした状
態を言う。また、前記制御手段は、請求項6の発明のよ
うに前記推力低減状態にすると同時に前記加熱手段によ
る加熱を停止するか又は加熱低減状態にする制御手段で
あってもよい。請求項2の発明は、『一端にノズル(12)
を有し他端に液体含浸状態にある被爆砕物(10)を投入す
る為の投入口(11)を具備するシリンダー(1) と、前記シ
リンダー(1) 内にて前記投入口(11)から投入された被爆
砕物(10)を前記シリンダ(1) の軸線方向に圧縮した状態
にて連続前記ノズル(12)側に圧送する為の圧送手段と、
前記シリンダー(1) における前記ノズル(12)の近傍を加
熱する加熱手段と、前記ノズル(12)の貫通口部に臨むテ
ーパ部を具備し且軸線方向に移動可能な可動軸(4) と、
前記貫通口部内に前記テーパ部を突出する為の推力を前
記可動軸(4) に付与する推進手段と、前記シリンダー
(1) 内における前記ノズル(12)の近傍の温度又は圧力を
検知する検知手段と、前記検知手段からの出力が設定値
を越えると、これに応答して前記加熱手段を一時的に又
は連続的に加熱低減状態にする加熱制御手段と、からな
る』ことである。
【0010】このものでは、何らかの異常により、シリ
ンダー(1) における前記ノズル(12)の部分の温度又は圧
力が設定値を越えると、前記加熱手段が一時的に又は連
続的に加熱低減状態になるから、請求項1の発明と同様
に、前記シリンダー(1) における前記ノズル(12)の近傍
部分の温度又は圧力が低下する。なお前記加熱低減状態
とは、加熱停止を含めて加熱量を低減した状態をいう。
【0011】請求項3の発明は、前記請求項1又は請求
項2の発明において『前記圧送手段は、シリンダー(1)
内にて回転自在に支持されるスクリューフィーダ(2)
と、前記スクリューフィーダ(2) を回転駆動するために
前記シリンダー(1) の外部に設けられた駆動手段とから
なり、前記スクリューフィーダ(2) の基端部に前記投入
口(11)を臨ませた』ことである。
【0012】このものでは、圧送手段がスクリューフィ
ーダ(2) であるから、連続圧送力を大きく設定できる。
したがって、被爆砕物(10)の圧縮度合いを高めることが
でき、連続爆砕による被爆砕物(10)の細片化の度合いが
促進される。例えば、故紙の爆砕においては、故紙と水
分とを投入口(11)から投入すると、含水状態にある故紙
がスクリューフィーダ(2) によって加熱域側に圧送され
る。この圧送の間にある程度温度上昇した状態となり、
加熱域で最終的な温度に加熱され、この加熱域では被爆
砕物(10)は沸点以上の温度に維持されるから、この加熱
域の部分のシリンダー(1) 内は高圧状態に維持されるこ
ととなる。そして、この加熱域の部分のシリンダー(1)
に生じた圧力は、スクリューフィーダ(2) を介して投入
口(11)側に向かうが、前記加熱域にある被爆砕物(10)と
しての故紙がスクリューフィーダ(2) とシリンダー(1)
との間に密に充填されて圧縮された状態にある。この故
紙によってスクリューフィーダ(2) とシリンダー(1) の
前記間隙はシールされる。
【0013】そして、スクリューフィーダ(2) の回転に
よってノズル(12)から被爆砕物(10)が吐出されると、こ
の吐出の際に急激な減圧が生じて被爆砕物(10)が爆砕さ
れる。請求項4の発明は、前記請求項3の発明において
『前記スクリューフィーダ(2) の軸部を前記可動軸(4)
とし前記軸部の先端に前記テーパ部が一体に連設され、
前記スクリューフィーダ(2) の軸線方向位置が前記可動
軸進退手段によって調節される構成とした』ことであ
り、この場合には、前記スクリューフィーダ(2)の軸線
方向の位置を制御するだけで、ノズル(12)の近傍が異常
な高温又は高圧状態になったときに、この異常状態を解
消できることとなる。
【0014】前記加熱手段としては、ガスバーナ、石油
バーナ、その他の種々の加熱装置が採用できるが、請求
項5の発明のように、請求項1から請求項4までの何れ
かに記載の発明において『前記加熱手段を電気ヒータと
した』ものでは、加熱制御に際して電気ヒータへの供給
電力を制御するだけで対応でき、制御し易い。
【0015】
【発明の効果】請求項1及び請求項2の発明によれば、
爆砕が連続的に進行すると共に、爆砕工程中の何らかの
異常により、シリンダー(1) 内のノズル(12)の近傍の温
度または圧力が異常に上昇する傾向になると、これが自
動的に解消され、装置の安全性が確保される。
【0016】請求項3の発明によれば、被爆砕物(10)の
細片化の度合いが向上する。請求項4の発明によれば、
前記スクリューフィーダ(2) の軸線方向の位置を制御す
るだけで、ノズル(12)の近傍の温度または圧力が異常に
上昇する前記傾向を解消できるから、スクリューフィー
ダ(2) とは別に可動軸(4) を設ける場合に比べて構成が
簡素化できる。
【0017】請求項5の発明によれば加熱手段がコンパ
クトで且安全性の高いものとなる。請求項6の発明によ
れば、異常時には、推進手段を推力低減状態にすると共
に前記加熱手段による加熱を停止するから、一層安全性
が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に従って、実施の形態
を詳細に説明する。 [実施の形態1]この実施の形態1は、スクリューフィ
ーダ(2) の一端のテーパ部(21)をシリンダー(1) の一端
に取付けたノズル(12)の貫通口部に挿入し、前記スクリ
ューフィーダ(2) をシリンダー(1) の他端の外面に設け
たモータ(22)によって回転駆動する構成である。前記ス
クリューフィーダ(2) は、外周にネジ溝を形成し、前記
他端部はシリンダー(1) の内周壁との間に介在させた転
がり軸受(14)によって回転自在に支持されている。
【0019】前記ノズル(12)の貫通口部は、シリンダー
(1) の内部に向かって拡大するテーパ孔(13)である。前
記テーパ孔(13)の内側端部の直径は、シリンダー(1) の
内径と同じであり、前記ノズル(12)とシリンダー(1) と
は同軸である。シリンダー(1) の前記ノズル(12)の近傍
には加熱手段(3) が設けられている。この加熱手段(3)
は、前記シリンダー(1) を包囲するように巻きつけられ
た一定幅の3つの環状のヒータ(30)(30)からなり、この
例では、このヒータ(30)(30)の加熱量を制御することに
よりシリンダー(1) に於ける加熱手段(3) の内部の温度
を設定温度に維持するようにしている。前記ヒータ(30)
は、図2に示すように、シリンダー(1)の外表面に接す
るように巻きつけたシーズヒータ(301) と、このシーズ
ヒータ(301) の外周を被覆する断熱層(302) と、さらに
その外周を被覆する保護リング(303) とからなる。
【0020】前記設定温度に維持する為に、前記ヒータ
(30)(30)を巻きつけたシリンダー(1) の壁面の温度を検
知する温度センサ(31)が設けられ、この温度センサ(31)
からの検知温度が温度制御器(32)に入力されている。こ
の温度制御器(32)には、前記温度設定器(33)からの前記
設定温度に相当する信号が入力されており、この温度制
御器(32)からの出力により前記ヒータ(30)(30)が制御さ
れて、シリンダー(1)のノズル(12)の近傍部分の温度が
設定温度に維持される。
【0021】前記スクリューフィーダ(2) は、前記シリ
ンダー(1) の前記他端に設けた前記減速機(23)を介して
前記モータ(22)と伝動している。前記スクリューフィー
ダ(2) は、シリンダー(1) の前記他端部にて転がり軸受
(14)によって回転自在に支持されている。スクリューフ
ィーダ(2) は、前記転がり軸受(14)とは軸線方向に移動
可能な関係にあって、前記転がり軸受(14)による支持部
以外の部分ではシリンダー(1) とは相対回転及び軸線方
向移動が可能な関係にある。
【0022】前記スクリューフィーダ(2) は、前記減速
機(23)の出力軸(24)に連結一体化されており、前記出力
軸(24)は前記減速機(23)のケーシングに対して軸線方向
に移動自在に設けられている。前記ケーシングに取付け
た油圧シリンダ(25)の出力軸と前記出力軸(24)とが軸継
手(26)により相対回転自在に連結されている。従って、
前記スクリューフィーダ(2) は前記油圧シリンダ(25)に
よって設定される推力によってシリンダー(1) の一端側
に押される。
【0023】なお、前記減速機(23)はモータ(22)の出力
軸に取付けた第1平歯車(231) と、これにかみ合い且前
記出力軸(24)に取付けられた第2平歯車(232) とからな
り、後者の第2平歯車(232) は前記第1平歯車(231) に
対して一定範囲軸線方向に相対移動可能な関係にある。
上記実施の形態の爆砕装置では、ホッパー(111) から被
爆砕物(10)を投入する。この例では、前記被爆砕物(10)
として水を含浸させた故紙を前記ホッパー(111) に投入
するようにしている。そして、前記ホッパー(111) には
被爆砕物(10)を投入口(11)側に押し込むためのスクリュ
ーフィーダ式の押し込み装置(112) を設けている。する
と、前記被爆砕物(10)が投入口(11)を介してスクリュー
フィーダ(2) とシリンダー(1) との間の間隙部に送り込
まれる。
【0024】モータ(22)の回転によってスクリューフィ
ーダ(2) が回転駆動されると、前記スクリューフィーダ
(2) の外周面に形成されるネジ溝の作用により、被爆砕
物(10)がノズル(12)側に圧送される。前記圧送によって
スクリューフィーダ(2) とシリンダー(1) との間にある
被爆砕物(10)が軸線方向に圧縮される。また、この圧送
に伴って被爆砕物(10)は摩擦熱によりそれ自身の温度が
上昇する。
【0025】そして、前記被爆砕物(10)が加熱域に達す
ると、ヒータ(30)(30)からの熱によって積極的に加熱さ
れる。この例の場合、前記被爆砕物(10)は故紙であるか
ら、前記加熱温度は130℃〜190℃に設定されてい
る。このように設定された温度が第1設定温度α1 とし
て温度設定器(33)から温度制御器(32)に入力されてい
る。そして、温度制御器(32)からの出力により、加熱域
の部分のシリンダー(1)の温度が前記第1設定温度α1
に維持されることとなる。
【0026】前記加熱域の部分では含水状態にある被爆
砕物(10)が加熱、加圧(または、圧縮)された状態(内
圧:30〜70kg/cm2 )にあり、スクリューフィ
ーダ(2) の回転に伴って前記被爆砕物(10)がテーパ部(2
1)とノズル(12)のテーパ孔(13)との環状間隙(上記ノズ
ル(12)に相当する)から大気中に吐出されと、被爆砕物
(10)が急激に減圧されるから、この減圧によって被爆砕
物(10)が繊維状の細片に爆砕される。前記減圧の度合い
が大きい程爆砕の効果が大きい。従って、被爆砕物(10)
が真空室に吐出される装置としても良い。
【0027】スクリューフィーダ(2) の回転によって圧
送される被爆砕物(10)がノズル(12)とスクリューフィー
ダ(2) の一端との間隙から吐出される度に前記爆砕が連
続的に行われる。前記含水状態の被爆砕物(10)を加圧室
内に収容して密閉加圧状態(内圧:30〜70kg/c
2 )とし、この後、前記加圧室を急開放することによ
り急激に減圧して爆砕を実行することも可能であるが、
この爆砕に比べて、上記した例の装置を用いた連続的な
爆砕の場合、爆砕の作業性が向上すると共に、爆砕の際
の音が小さくなる。
【0028】上記した例の装置では、スクリューフィー
ダ(2) がシリンダー(1) に対して軸線方向に進退できる
関係にある。また、前記スクリューフィーダ(2) は、油
圧シリンダ(25)によって一定の推力でシリンダー(1) の
一端側(ノズル(12)側)に押されている。従って、上記
爆砕が発生するのに適するテーパ孔(13)とテーパ部(21)
との間の環状間隙は、前記推力と、加熱手段(3) による
シリンダー(1) 内の被爆砕物(10)の加熱温度、及び、ス
クリューフィーダ(2) による圧送力とによって決定され
る。これらの各値を調節又は設定することにより、テー
パ部(21)がノズル(2) のテーパ孔(13)の小径側(外側の
端部)に密着した間隙ゼロの状態から、ノズル(12)のテ
ーパ孔(13)が完全開放された最大間隙までの範囲で調節
できる。つまり、ノズル(12)の開口面積が広い範囲で調
節できる。
【0029】前記爆砕に異常が生じると、ノズル(12)の
近傍に於けるシリンダー(1) とスクリューフィーダ(2)
との間の被爆砕物(10)の温度が異常過熱状態になること
がある。この場合、前記被爆砕物(10)の加圧力(シリン
ダー(1) 内の被爆砕物(10)の充填部の圧力)も異常な値
に上昇する傾向となるが、前記加圧力が一定の値を越え
ると前記スクリューフィーダ(2) は油圧シリンダ(25)に
よる推力に抗して後退され、テーパ孔(13)とテーパ部(2
1)の間隙が増大する傾向となり、シリンダー(1) とスク
リューフィーダ(2) との間にある前記被爆砕物(10)の加
圧度合い(圧縮度合い)が低減されて、前記異常過熱−
加圧状態が緩和される。
【0030】このように、スクリューフィーダ(2) をシ
リンダー(1) に対して軸線方向に進退できる構成とする
と共に、前記スクリューフィーダ(2) を所定の推力でノ
ズル(12)側に押しつけるようにした構成であるから、加
熱手段(3) に於ける被爆砕物(10)の異常過熱、異常加圧
(特に加熱手段(3) の近傍における異常加熱、異常加圧
等)を防止することができる。
【0031】以上の構成に加えて、この実施の形態で
は、加熱温度制御動作が円滑に実行され、しかも、安全
性が高められるようにするため次の制御装置を採用す
る。前記温度制御器(32)を含む制御手段としてはマイク
ロコンピュータによる制御装置を採用している。前記制
御装置は、図3のフローチャートに示すプログラムを実
行する構成である。この構成を同図に従って説明する。
【0032】制御動作が実行されると、モータ(22)が駆
動状態となると共に油圧シリンダ(25)への供給油圧が設
定圧力に高められ、ヒータ(30)(30)が加熱状態になる。
その後、ヒータ(30)の発熱量が一定値よりも大きな大熱
量に設定されて(ステップ(ST-301))、前記温度センサ
(31)の検知温度αがステップ(ST-302)によって判断さ
れ、爆砕に適する第1設定温度α1 に達していない場合
には、前記ヒータ(30)(30)の発熱量が大熱量に維持され
る。前記検知温度αが前記第1設定温度α1 以上になる
と、前記発熱量を一定値よりも小さくして小熱量状態に
する(ステップ(ST-303))。その後、前記検知温度αが
前記第1設定温度α1 よりも低下するとこれがステップ
(ST-304)によって判定されて、上記ステップ(ST-301)に
戻される。このようにして、ヒータ(30)(30)の発熱量の
制御によりシリンダー(1) における加熱手段(3) の温度
が一定温度に維持される。
【0033】なお、この例では、前記検知温度αが前記
第1設定温度α1 と一致しない場合には、前記第1設定
温度α1 よりも一定温度高い第2設定温度α2 になって
いるかどうかが常時判断される(ステップ(ST-305))。
上記第2設定温度α2 よりも低い場合には、ステップ(S
T-304)を経てステップ(ST-301)に戻されるが、逆に、上
記第2設定温度α2 よりも高くなっている場合には、油
圧シリンダ(25)への供給油圧が下げられる(ステップ(S
T-306))。この後、検知温度αが第1設定温度α1 より
も低下したかどうかが判断される(ステップ(ST-30
7))。
【0034】前記検知温度αが第1設定温度α1 よりも
低下してる場合には、ステップ(ST-301)に戻され、ヒー
タ(30)(30)は大熱量状態に復元されて、各部は通常運転
状態に戻される。前記ステップ(ST-306)から一定時間経
過後においても前記検知温度αが第1設定温度α1 より
も低下しない場合には各部が停止される(ステップ(ST-
308))。
【0035】このように、シリンダー(1) 内が、異常過
熱によって検知温度αが前記第2設定温度α2 よりも高
くなると、油圧シリンダー(25)への供給油圧が低下され
てスクリューフィーダ(2) の推力が下げられるから、シ
リンダー(1) 内が安全な圧力状態に復帰し易い。そし
て、何らかの異常により検知温度αが前記第2設定温度
α2 よりも高くなった状態が一定時間継続すると、各部
の運転が停止されるから、異常過熱による危険が防止で
きる。
【0036】なお、この実施の形態では、異常過熱によ
る前記危険を防止するために、温度センサ(31)の検知温
度αに応答して前記危険防止の為の動作を実行させる構
成としたが、シリンダー(1) に於けるノズル(12)の近傍
の内圧を検知して、この検知圧力に応答して前記危険防
止のための動作を実行させる構成としても、同様な安全
性が確保できる。
【0037】また、この実施の形態では、ステップ(ST-
306)により、油圧シリンダ(25)への供給油圧を低圧状態
にセットする構成としたが、これに加えて、このステッ
プ(ST-306)を図4に示すように、ヒータ(30)をオフにす
る構成としてもよい。この場合、ステップ(ST-308)で
は、モータ(22)が停止されると同時にシリンダ(25)がオ
フにされるだけとなる。
【0038】[実施の形態2]上記実施の形態1では、
スクリューフィーダ(2) の一端のテーパ部(21)をシリン
ダー(1) の内側からノズル(12)のテーパ孔(13)に突出さ
せたが、実施の形態2は、図5に示すように、スクリュ
ーフィーダ(2) とは別にテーパ部(21)としてのコーン(4
1)を具備する可動軸(4) を設けたものである。この可動
軸(4) はノズル(12)の外側を覆うカバー(40)に進退自在
に設けられ、前記コーン(41)がノズル(12)の外面側から
口部(120) 内に突出されている。また、前記可動軸(4)
は、前記カバー(40)に取付けた油圧シリンダ(27)によっ
て前記ノズル(12)に向かって押し出されるように付勢さ
れている。
【0039】前記油圧シリンダー(27)の軸線方向の推力
は、シリンダー(1) の一端のノズル(12)の口部(120) か
ら吐出される被爆砕物(10)の吐出圧力が爆砕に適する値
になるように定められている。従って、上記実施の形態
1に於けると同様にして、シリンダー(1) 内の加熱域に
於いて付与される熱量による体積膨張と、スクリューフ
ィーダ(2) による圧送力及び前記コーン(41)による口部
(120) の閉塞度合いとによって決定される前記吐出圧力
によって、被爆砕物(10)はコーン(41)の外周間隙から吐
出される際に爆砕されることとなる。
【0040】また、シリンダー(1) 内の圧力が異常に高
くなると、油圧シリンダー(27)による推力が負けて可動
軸(4) が後退し、これにより口部(120) の開度が大きく
なって、前記コーン(41)の外周間隙からの被爆砕物(10)
の吐出量が増えてシリンダー(1) 内の圧力が低下する。
これにより、異常加圧、または、異常過熱が防止でき
る。
【0041】この実施の形態2にも、上記実施の形態1
に於けると同様な制御装置(図2又は図4に示すフロー
チャートを実行する制御装置)が付加される。この場
合、ヒータ(30)(30)によってシリンダー(1) 内の加熱温
度が第1設定温度α1 に維持できると共に、異常加熱状
態では、シリンダー(1) の内圧の異常な値に上昇する危
険及び異常な高温度になる危険を回避できる。なお、こ
の実施の形態2に採用される前記制御装置の前記フロー
チャートでは、油圧シリンダー(25)は油圧シリンダー(2
7)に置き換えられる。
【0042】[その他]上記実施の形態1のスクリュー
フィーダ(2) を軸線方向に付勢する手段及び実施の形態
2の可動軸(4) を軸線方向に付勢する手段は共に油圧シ
リンダーとしたが、制御装置によって異常時に加熱手段
(3) を加熱低減状態に制御するだけの装置の場合には付
勢手段としても機能する前記油圧シリンダーをバネ等他
の付勢手段に置き換えてもよい。
【0043】なお図4のフローチャートを実行する制御
装置では、温度センサ(31)からの検知温度αが第2設定
温度α2 になると、油圧シリンダ(25)(実施の形態2で
は油圧シリンダ(27))への供給圧力を低減して推力低減
状態とすると共にヒータ(30)(30)をオフにしたが、請求
項2の発明のように、ヒータ(30)(30)の発熱量を低減さ
せるか又はこれをオフにするだけの構成としてもよい。
【0044】図2及び図4に示す制御装置では、ステッ
プ(ST-306)において油圧シリンダ(25)を推力低減状態に
した後、設定時間経過した時点で温度センサ(31)の検知
温度αが第1設定温度α1 に低下した場合には、軽微な
異常と判断してステップ(ST-301)(初期制御状態)に戻
すようにしているから、装置各部を停止して安全確保状
態とする動作が過度に実行される不都合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の断面図
【図2】ヒータ(30)の詳細図
【図3】実施の形態1に採用される制御装置の制御プロ
グラムのフローチャート図
【図4】制御装置の他の実施の形態を示す説明図
【図5】実施の形態2の断面図
【符号の説明】
(1) ・・・シリンダー (25)・・・油圧シ
リンダ (10)・・・被爆砕物 (26)・・・軸継手 (11)・・・投入口 (231) ・・第1平
歯車 (12)・・・ノズル (232) ・・第2平
歯車 (120) ・・口部 (3) ・・・加熱手
段 (13)・・・テーパ孔 (30)・・・ヒータ
ー (14)・・・転がり軸受 (31)・・・温度セ
ンサ (2) ・・・スクリューフィーダ (32)・・・温度制
御器 (21)・・・テーパ部 (33)・・・温度設
定器 (22)・・・モータ (40)・・・カバー (23)・・・減速機 (41)・・・コーン (24)・・・出力軸 (4) ・・・可動軸 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端にノズル(12)を有し他端に液体含浸
    状態にある被爆砕物(10)を投入する為の投入口(11)を具
    備するシリンダー(1) と、前記シリンダー(1) 内にて前
    記投入口(11)から投入された被爆砕物(10)を前記シリン
    ダ(1) の軸線方向に圧縮した状態にて前記ノズル(12)側
    に圧送する為の圧送手段と、前記シリンダー(1) におけ
    る前記ノズル(12)の近傍を加熱する加熱手段と、前記ノ
    ズル(12)の貫通口部に臨むテーパ部を具備し且軸線方向
    に移動可能な可動軸(4) と、前記貫通口部内に前記テー
    パ部を突出する為の推力を前記可動軸(4) に付与する推
    進手段と、前記シリンダー(1) 内における前記ノズル(1
    2)の近傍の温度又は圧力を検知する検知手段と、前記検
    知手段からの出力が設定値を越えると、これに応答して
    前記推進手段を一時的に又は連続的に推力低減状態にす
    る制御手段と、からなる爆砕装置。
  2. 【請求項2】 一端にノズル(12)を有し他端に液体含浸
    状態にある被爆砕物(10)を投入する為の投入口(11)を具
    備するシリンダー(1) と、前記シリンダー(1) 内にて前
    記投入口(11)から投入された被爆砕物(10)を前記シリン
    ダ(1) の軸線方向に圧縮した状態にて前記ノズル(12)側
    に圧送する為の連続圧送手段と、前記シリンダー(1) に
    おける前記ノズル(12)の近傍を加熱する加熱手段と、前
    記ノズル(12)の貫通口部に臨むテーパ部を具備し且軸線
    方向に移動可能な可動軸(4) と、前記貫通口部内に前記
    テーパ部を突出する為の推力を前記可動軸(4) に付与す
    る推進手段と、前記シリンダー(1) 内における前記ノズ
    ル(12)の近傍の温度又は圧力を検知する検知手段と、前
    記検知手段からの出力が設定値を越えると、これに応答
    して前記加熱手段を一時的に又は連続的に加熱低減状態
    にする加熱制御手段と、からなる爆砕装置。
  3. 【請求項3】 前記圧送手段は、シリンダー(1) 内にて
    回転自在に支持されるスクリューフィーダ(2) と、前記
    スクリューフィーダ(2) を回転駆動するために前記シリ
    ンダー(1) の外部に設けられた駆動手段とからなり、前
    記スクリューフィーダ(2) の基端部に前記投入口(11)を
    臨ませた請求項1又は請求項2に記載の爆砕装置。
  4. 【請求項4】 前記スクリューフィーダ(2) の軸部を前
    記可動軸(4) とし前記軸部の先端に前記テーパ部が一体
    に連設され、前記スクリューフィーダ(2) の軸線方向位
    置が前記進退手段によって調節される構成とした請求項
    3に記載の爆砕装置。
  5. 【請求項5】 前記加熱手段を電気ヒータとした請求項
    1から請求項4までの何れかに記載の爆砕装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記検知手段からの出
    力が設定値を越えると、これに応答して前記推進手段を
    一時的に又は連続的に推力低減状態にすると共に前記加
    熱手段による加熱を停止する手段である請求項1に記載
    の爆砕装置。
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JP2008142642A (ja) * 2006-12-11 2008-06-26 Isel Co Ltd 爆砕装置

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