JPH1093905A - 番組情報の記録媒体、情報記録装置及び録画予約装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】番組情報の記録媒体及びこの記録媒体を使用し
た録画予約装置で、番組に関する様々な情報を素早く探
し出して見ること、及び新聞やテレビ雑誌等を参考にす
る必要なく、所望の番組の録画予約を容易に且つ正確に
行なうこと。 【解決手段】放送局から配信された番組情報を予め記録
したＤＶＤ−ＲＡＭ等の記録媒体１６を利用することに
より、当該番組情報に基づき番組表や番組内容等の様々
な情報を任意の形態の一覧表として表示できるばかり
か、この番組表から所望の番組を直接指定して録画予約
を行ない、その録画予約情報をインデックス情報記録領
域に記録された指定番組の番組情報に対応させて管理で
き、しかも、この録画予約情報に従って実際に番組が録
画される際には、録画予約した番組の画像が動画記録領
域に記録されると共に、対応する番組情報に付加する形
態で、録画の日時，開始位置，時間等のインデックス情
報を記録して管理できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、番組情報の記録媒
体、番組情報の記録媒体へ情報を記録する情報記録装置
及び番組情報の記録媒体を使用した録画予約装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】一般に、テレビジョン放送の番組を事前
に録画予約する場合には、新聞や雑誌の番組欄を見て、
所望の番組を探し出すと共に、その番組の放送時間を確
認し、ビデオデッキ等によりチャンネル番号，放送年月
日，録画開始／終了時刻を設定することで行なってい
る。

【０００３】すなわち、ビデオデッキを接続したテレビ
ジョンの画面に対し、ビデオデッキ側で記憶される日付
・曜日・開始時間・終了時間・チャンネル番号等の予約
リストを転送して表示させ、この予約リストにおける各
項目データを入力することで、所望の番組の録画予約を
行なっている。

【０００４】最近では、新聞の番組覧やテレビ雑誌等に
各番組毎に掲載されている、８桁以下のＧコードと呼ば
れる数字を入力してビデオデッキの本体に転送すること
で、番組の録画予約が行なわれるようになっている。

【０００５】ところで、このビデオデッキやＧコードを
用いて録画予約をする場合には、ユーザは所望の番組に
関するチャンネル番号，放送年月日，録画開始／終了時
刻等の各情報を、新聞や雑誌等で確認しながら個々に入
力操作したり、あるいはＧコードを数値配列により入力
操作しなければならないため、入力ミスにより録画予約
の内容が誤って設定されることがある。

【０００６】また、新聞や雑誌の番組欄だけでは知り得
ない各番組の内容や出演者のプロフィール等の情報は、
前記番組欄以外にテレビ専門誌等の別の情報源を見る必
要がある。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】このように、従来のビ
デオデッキによる番組録画の予約方法では、ユーザは所
望の番組に関するチャンネル番号，放送年月日，録画開
始／終了時刻等の各情報を、新聞の番組覧やテレビ専門
誌等を見て行なう必要があり、入力ミスによる録画ミス
の発生を招きやすい問題があった。

【０００８】また、番組の内容や出演者等のより詳しい
情報を、すぐに入手することができず不便である問題が
あった。

【０００９】本発明は、前記の問題を解決するためにな
されたもので、その第１の目的は、番組に関する様々な
情報を素早く探し出して見ることがことが可能になる番
組情報の記録媒体を提供することにある。

【００１０】また、本発明の第２の目的は、新聞やテレ
ビ雑誌等を参考にする必要なく、所望の番組の録画予約
を容易に且つ正確に行なうことが可能になる番組情報の
記録媒体を使用した録画予約装置を提供することにあ
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の請求
項１に係わる番組情報の記録媒体は、少なくともチャン
ネル番号，番組名，放送年月日，放送開始時間，放送終
了時間を含む番組情報を予め記録してなることを特徴と
する。

【００１２】つまり、請求項１に係わる番組情報の記録
媒体では、例えば光ディスクに対して、少なくともチャ
ンネル番号，番組名，放送年月日，放送開始時間，放送
終了時間を含む番組情報が予め記録されているので、こ
の光ディスクを再生装置に掛ければ、所望の番組に関す
る情報を瞬時に検索して見ることができることになる。

【００１３】また、本発明の請求項２に係わる情報記録
装置は、少なくともチャンネル番号，番組名，放送年月
日，放送開始時間，放送終了時間を含む番組情報を受け
取る手段と、前記番組情報を記憶する記憶手段と、この
記憶手段に記憶された前記番組情報を記録媒体に書き込
む記録手段とを備えたことを特徴とする。

【００１４】つまり、本発明の請求項２に係わる情報記
録装置では、ユーザが立ち寄り易いキーステーションに
配置され、少なくともチャンネル番号、番組名、放送年
月日、放送開始時間、放送終了時間を含む番組情報を受
信して記憶している。この記憶された番組情報をユーザ
が持参した例えば光ディスクや磁気ディスク、光磁気デ
ィスク等のＤＶＤ−ＲＡＭやリムーバブルＨＤＤ、ＭＯ
等の小型の書き換え可能な記録媒体に対して記録するこ
とで、ユーザはこの記録媒体に記憶された番組情報に基
づいて容易に録画予約の設定を行なうことが可能とな
る。また、ユーザが記録媒体を持参しない場合には、新
規な記録媒体（ＣＤ−ＲＯＭのような書き換え不可能な
媒体でも良い）に番組情報を記録してユーザに販売する
ことで、ユーザは同様に記録媒体に記憶された番組情報
に基づいて容易に録画予約の設定を行なうことが可能と
なる。

【００１５】また、本発明の請求項３に係わる番組情報
の記録媒体を使用した録画予約装置は、少なくともチャ
ンネル番号，番組名，放送年月日，放送開始時間，放送
終了時間を含む番組情報を予め記録してなる記録媒体に
記録された番組情報を読み出す読み出し手段と、この読
み出し手段により前記記録媒体から読み出された番組情
報を表示手段に表示するための信号を出力する手段と、
前記表示手段に表示された番組情報に基づき番組録画の
予約を設定する予約設定手段とを具備したことを特徴と
する。

【００１６】つまり、請求項３に係わる番組情報の記録
媒体を使用した録画予約装置では、少なくともチャンネ
ル番号，番組名，放送年月日，放送開始時間，放送終了
時間を含む番組情報を予め記録してなる光ディスク等の
記録媒体から読み出された番組情報が表示され、この表
示された番組情報に基づいて番組録画の予約が設定され
るので、所望の番組に関するチャンネル番号，番組名，
放送年月日，放送開始時間，放送終了時間をそのまま録
画予約の情報として設定できることになる。

【００１７】

【発明の実施の形態】以下図面により本発明の実施の形
態について説明する。

【００１８】図１は本発明の実施形態に係わる番組録画
予約装置の構成を示すブロック図である。

【００１９】この番組録画予約装置は、光ディスク等の
記録媒体１６に記録されている情報を再生するディスク
再生部１５、ユーザが記録媒体１６に記録されている情
報から必要な情報を検索したり、該検索した情報に基づ
いて録画の予約等をするための命令を入力する入力部１
４、入力部１４からの命令信号を受けて記録媒体１６に
記録されている情報を検索する情報検索部１３、番組予
約表・検索情報のメニュー表示・再生画像等をテレビジ
ョン１０へ入力するためのインターフェースからなる画
像インターフェース部１２、ビデオデッキ等の画像・音
声を録画再生する録画・再生部１１から構成される。

【００２０】実際の画像の表示は、受信機能が入ってい
る通常のテレビジョシ１０が用いられる。

【００２１】前記記録媒体１６には、チャンネル番号、
テレビジョン局名、放送年月日、放送時間（開始・終
了）、番組名、主な番組出演者、内容等の番組情報が予
め記録されており、この記録媒体１６をディスク再生部
１５に掛けて再生することにより、記録媒体１６に記録
されている番組情報が、例えば番組一覧表として情報検
索部１３により検索され、画像インターフェイス部１２
を介してテレビジョン１０に表示される。

【００２２】この場合、前記情報記録媒体１６から検索
表示される番組一覧表には、「ジャンル」「番組予約」
「予約取消」「番組内容」「出演者」のプロファイル等
のメニューが共に表示され、入力部１４により画面上の
カーソルを操作し、例えば「番組内容」をクリックする
と、映画の予告編に相当する内容が表示される。また、
「出演者」をクリックすると、番組に出演している出演
者のリストが画面表示され、さらに所望の出演者を選択
すると、そのプロファイル情報が表示出力される。

【００２３】そして、前記番組一覧表等の表示状態にお
いて、所望の番組の情報をカーソルで指示した状態で、
メニュー上の「番組予約」をクリックすると、その番組
情報に含まれる放送年月日、チャンネル番号、放送開始
・終了時間がそのまま録画予約の情報として読み出さ
れ、録画・再生部１１にセットされる。

【００２４】また、前記番組一覧表と共に表示されるメ
ニュー内の「ジャンル」を選択すると、音楽、映画、ス
ポーツ、教養、囲碁・将棋、演劇、ニュース、天気等の
ジャンル別に番組の選択を行なうことができ、それぞれ
のジャンルにおいて放送日、放送開始時間、終了時間、
チャンネル番号、放送局名、内容、出演者等の情報を表
示出力することもできる。もちろん、録画の予約は１つ
だけではなく、複数個の番組を予約することも可能であ
る。

【００２５】図２は前記番組録画予約装置のディスク再
生部１５にセットする記録媒体１６としてＤＶＤ（デジ
タルビデオディスク）−ＲＡＭ１６を利用した場合の番
組情報入手経路を示す図である。

【００２６】放送局２１から、例えば放送信号にのせて
配信される番組情報は、キーステーション２２にて受信
されて記憶保存される。

【００２７】キーステーション２２となる、コンビニエ
ンス・ストア、書店、駅の売店等のユーザが立ち寄り易
い場所等に、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の記録装置を設置す
る。

【００２８】この記録装置は、自動販売機方式となって
おり、所定の料金が支払われた場合には、番組情報の所
定のデータをＤＶＤ−ＲＡＭ１６に書き込む等の作業を
行なって、データをユーザに販売する。

【００２９】記録装置は、放送局２１等から配信されて
くる番組表データ等を受信する受信手段と、この受信手
段によって受信された番組表データ他の種々のデータを
記憶する記憶手段と、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６に情報を書き
込む書き込み手段とを備えている。

【００３０】記憶手段には、オンライン（電話回線等）
あるいはオフラインでデータが配信され、最新のデータ
が更新されて記憶されている。このデータの更新は、隔
週あるいは毎週等、予め定められた時期に最新のデータ
に書き換えられる。

【００３１】ユーザは、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６を所有して
いる場合には、記録装置の料金投入口に所定金額を投入
し、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の挿入口にＤＶＤ−ＲＡＭ１６
をセットする。ＤＶＤ−ＲＡＭ１６がセットされると書
き込み手段により最新データがＤＶＤ−ＲＡＭ１６に記
録される。

【００３２】ユーザがＤＶＤ−ＲＡＭ１６を所有してい
ない場合には、自動販売機方式の上記記録装置によって
新規にデータの記録されたＤＶＤ−ＲＡＭ１６（記録媒
体）を購入することができる。

【００３３】図３は放送局から配信される番組情報のデ
ータフォーマットの一例を示す図である。

【００３４】図４は前記番組録画予約装置のディスク再
生部１５にセットされる記録媒体１６に記録される各チ
ャンネル，各番組毎の番組情報の記録状態を示す図であ
る。

【００３５】各テレビ局から配信される番組情報には、
図３に示すように、番組ヘッダ、及び放送している番組
の情報が含まれている。

【００３６】番組ヘッダには、チャンネル番号、放送年
月日、番組数、各番組へのオフセットが入っており、各
番組の番組情報には、番組のタイトル、各番組の放送時
間、終了時間、番組のジャンル分けコード、番組紹介の
内容が入っている。

【００３７】ここで、前記各番組へのオフセットは、例
えば番組１から番組１０を探す場合に、番組１から番組
１０までをスクロールしながら移動させるのではなく、
ヘッダの情報で余分なところは検索せずに、希望の番組
１０を直接検索するための機能に利用される。

【００３８】そして、前記図３における各チャンネル，
各番組毎の番組情報が、図４に示すように、チャンネル
１からチャンネルＮまで順次配列されて記録される。

【００３９】次に、前記番組情報及び録画予約情報及び
録画した画像情報を、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６を用いて記録
する場合における各種情報の（記録・再生）（検索・表
示）（予約設定）（編集）の具体的な機能について説明
する。

【００４０】この場合、図１における番組録画予約装置
のディスク再生部１５は、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の記録・
再生を行なうディスク記録・再生部として構成する。

【００４１】（記録・再生）図５はＤＶＤ−ＲＡＭ１６
における情報記録領域の割り当て状態を示す図である。

【００４２】ＤＶＤ−ＲＡＭ１６は、その内周側に番組
及びインデックス情報記録領域１６ａが割り当てられ、
また、外周側に動画記録領域１６ｂが割り当てられる。

【００４３】番組及びインデックス情報記録領域１６ａ
には、前記放送局２１からキーステーション２２を介し
て配信された番組情報（図３，図４参照）が記録される
と共に、その録画予約情報、録画後のインデックス情報
等が記録される。

【００４４】動画記録領域１６ｂには、前記録画予約情
報に従った番組の録画に伴なう動画像が記録される。

【００４５】図６は前記ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の番組及び
インデックス情報記録領域１６ａに記録されるインデッ
クス情報の一例を示す図である。

【００４６】このインデックス情報としては、同インデ
ックス情報記録領域１６ａに記憶されている番組情報及
び録画予約情報に基づいて、録画した各番組毎の「番組
タイトル」「種類」「録画日時」「録画開始位置」「録
画時間」等が記録される。

【００４７】すなわち、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６内に、どの
ような動画が録画されているかを検索するには、番組及
びインデックス情報記録領域１６ａにおいて、図６に示
したように、「番組タイトル」「種類（スポーツ、ドラ
マ等）」「録画日時」「録画開始位置」「録画時間」等
を記録したインデックス情報が有用である。

【００４８】図７は前記ＤＶＤ−ＲＡＭ１６に対する放
送番組の録画に伴なうインデックス情報記録処理を示す
フローチャートである。

【００４９】すなわち、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の番組及び
インデックス情報記録領域１６ａに記憶されている録画
予約情報に従って、放送番組の録画が開始されると、同
番組及びインデックス情報記録領域１６ａに記憶されて
いる番組情報に基づき、録画の対象となっている「番組
タイトル」「種類（スポーツ、ドラマ等）」が読み出さ
れてインデックス情報として記録される（ステップＡ
１）。

【００５０】また、これと共に、録画に伴なう番組の動
画像が、動画像記録領域１６ｂに記録される（ステップ
Ａ２）。

【００５１】すると、前記動画像記録領域１６ｂに対す
る画像の記録に伴ない、その「録画日時」「録画開始位
置」「録画時間」が、さらにインデックス情報として前
記番組及びインデックス情報記録領域１６ａに記録され
る（ステップＡ３）。

【００５２】従来は、このインデックス情報は、録画時
間及び録画日時については、内部時計から自動的に記録
するものもあったが、タイトル、出演者等は、人手で文
字入力しなければならず、入力時間が掛かり非常に煩わ
しい作業であった。

【００５３】これによれば、配信された番組情報に基づ
いて番組タイトル，出演者，あらすじ等を読み出し、人
手を介さずに録画のインデックス情報として記録できる
ので、非常に効率的である。

【００５４】一方、前記ＤＶＤ−ＲＡＭ１６に記録した
インデックス情報を再生して利用する際は、例えばＤＶ
Ｄ−ＲＡＭ１６を記録・再生部に挿入した際に、番組及
びインデックス情報記録領域１６ａに記録されている
「番組タイトル」を情報検索部１３により検索し、画像
インターフェイス１２を介してテレビジョン１０に出力
することによって、録画番組を容易に理解することがで
きる。また、リモコン等の入力手段１４等を利用して希
望の「番組タイトル」を選択し、対応するインデックス
情報の「録画開始位置」から録画番組を再生することが
できる。

【００５５】よって、容易に希望の録画番組の選択及び
再生が行なえるばかりでなく、その他のインデックス情
報として記録された情報内容を検索することにより、例
えば希望する出演者がこのディスクに記録されているか
等の様々な検索、再生を行なうことが可能である。

【００５６】また、番組情報とリンクして、表示する番
組情報の一覧表に記録済みのマークを付けたり、色を変
えて画像出力したりすることによって、容易に録画済み
か否かの判断が可能である。

【００５７】（検索・表示）図８は前記ＤＶＤ−ＲＡＭ
１６に対する記録情報の検索・表示に係わる構成を中心
として示すブロック図である。

【００５８】前記放送局２１からキーステーション２２
を介して配信された番組情報をＤＶＤ−ＲＡＭ１６に記
録させると、ＴＶ番組の一覧表をモニタに表示する際
に、種々の表示形式を選択することが可能である。

【００５９】最も基本的な表示方式は、新聞等のＴＶ番
組欄のように、横軸に放送チャンネル、縦軸に放送時間
を取って全てのジャンルの放送番組をマトリックス的に
表示するものである。

【００６０】これに対して、以下ではユーザが全ての放
送番組の一覧表示よりもジャンル別の表示により見たい
番組を容易に探し出せるようにした実施の形態について
説明する。

【００６１】図９はジャンル別表示による放送番組の一
覧表示状態を示す図である。

【００６２】すなわち、図９に示すように、例えば映
画、スポーツ、ドラマ、音楽、アニメ、料理、ニュース
・天気予報等のジャンル別に、そのジャンルの番組のみ
を選択して放送時間と放送チャンネルとのマトリックス
として一覧表示するものである。同図に示されるような
ジャンル別の一覧表示を行なうことにより、ユーザは、
見たいジャンルの番組から容易に目的の放送番組を探す
ことができる。

【００６３】図１０はジャンル別の階層表示による放送
番組の一覧表示状態を示す図である。

【００６４】すなわち、ジャンル別表示にも階層表示を
行なうことができ、上位、中位、下位のジャンル等にさ
らに詳細な一覧表示を行なうことができる。

【００６５】例えばドラマのジャンルであれば、図１０
に示すように、中位ジャンルとして１時間ドラマ、２時
間ドラマ等の放送時間別や、下位ジャンルとしてトレン
ディ・ドラマ、時代劇等の種類別等の設定を行うことも
できる。

【００６６】また、スポーツであれば、野球、相撲、サ
ッカー等の種類別表示も下位メニューとして用意され
る。下位メニューは、例えば大ジャンルを選択した後
に、下位メニューをユーザが指定することにより詳細表
示がなされる。

【００６７】これらのジャンル別表示は、放送局２１か
ら番組情報を配信する際に、予め該番組情報の中にジャ
ンルを指定したフラグを設けておき、受信手段３２（キ
ーステーション２２）を介して番組表（情報）を受信あ
るいは入手したユーザが、番組録画予約装置３０内でこ
れらの情報を当該装置内に設けられた検索手段１３ａに
よりジャンル別のフラグとして検索することにより、表
示に必要なジャンルのみの番組を選択可能である。

【００６８】そして、前記検索手段１３ａにより選択さ
れた必要なジャンルのみを、放送時間と放送チャンネル
とのマトリックスとして作成手段３１ａにより作成しモ
ニタ（テレビジョン）１０にて一覧表示する。また、上
記した上位、中位、下位のジャンル分けは、上位のジャ
ンルを示すフラグにリンクさせて中位あるいは下位等の
フラグを付すことにより達成できる。

【００６９】これらの検索から表示までの具体的な方法
は、例えば図８にて示すような番組録画予約装置３０に
より実現される。

【００７０】図８における番組録画予約装置３０では、
番組表（番組情報）の詳細なデータは、オンライン配信
方式（通信を利用して放送局から電波で飛ばす、インタ
ーネット、ＣＡＴＶの双方向利用等）で受信手段３２
（キーステーション２２）を介して配信される場合を例
にとって示しているが、オフライン配信方式（ＣＤ−Ｒ
ＯＭ、ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡＭ等）でも良い。

【００７１】前記番組表データ（番組情報）は、動画や
静止画を含む膨大な量のデータを含んでおり、記憶手段
としては記憶容量が大きく、書き換えが可能なＤＶＤ−
ＲＡＭ５１のようなものが望ましいが、既存のＨＤＤ、
半導体ＲＡＭ、ＭＯ等の記憶装置でも良い。

【００７２】ＤＶＤ−ＲＡＭ１６に保存されたデータに
は、前述した通り予め番組の種類に応じたフラグが設け
られている。ユーザは必要に応じてジャンル別の番組一
覧を作成するために、リモコン、キーボード、マウス等
の入力デバイス１４により指定したいジャンルの入力を
行なう。入力デバイス１４から入力されたジャンル情報
はフラグ検索手段１３ａに入力されてフラグ検索処理が
起動される。

【００７３】フラグ検索手段１３ａは、入力されたジャ
ンル情報に基づいて、それに対応したフラグ情報の付さ
れた番組情報を、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の中から検索し、
必要な番組情報を一旦ＤＶＤ−ＲＡＭ１６の中の別な記
憶エリアに記憶する。

【００７４】必要な全ての番組情報が検索できた時点
で、番組一覧表を作成するための一覧表作成手段３１ａ
により、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６から読み出した情報に応じ
て、選択されたジャンル別の番組を、図９に示したよう
なジャンル別の一覧表として作成してモニタ１０に表示
させる。

【００７５】また、この実施形態では、上記のジャンル
別の検索以外にも次に示すような検索が可能である。

【００７６】例えば、音楽番組やドラマの出演者名で検
索したい場合には、出演者のキーワード検索が可能であ
る。ジャンル別の検索の場合には、ある程度ジャンルを
特定できるので、予め番組情報の中にジャンルに対応し
たフラグを付して、このフラグデータに基づいて、上記
フラグ検索手段１３ａにより検索が可能であるが、キー
ワード検索の場合には、例えば検索したい出演者の数が
膨大となるため、フラグ情報を予め付しておくことは現
実的ではない。したがって、番組情報に含まれているア
ーティストの名前、グループ名、俳優の名前等の出演者
名を全部の情報の中から、全文検索として検索するよう
に構成する。

【００７７】また、配信されるデータとして、上記のよ
うな番組情報を種々の形式で表示するためのデータ以外
に、次に示すようなデータを含めておくことができる。

【００７８】特に、番組情報を表示する番組表表示以外
のメニューを用意して、配信される番組情報以外のデー
タも表示あるいは検索が可能に構成できる。

【００７９】番組情報以外の表示データとしては、様々
なベスト１０情報のようなものが採用できる。例えば、
テレビ視聴率ベスト１０、音楽ヒット曲ベスト１０、レ
ンタルビデオベスト１０、ＣＤ販売ベスト１０、有線放
送ベスト１０等である。

【００８０】これらのデータでは、さらに詳細データ
（例えば下位メニュー）として、音楽ベスト１０やＣＤ
販売ベスト１０であれば、日米別のシングルベスト１
０、日米別のアルバルベスト１０や、音楽ジャンル別に
ダンスミュージックベスト１０、演歌ベスト１０、歌謡
曲ベスト１０等のデータとして提供できる。

【００８１】また、視聴者等による人気投票データも、
例えば人気番組部門、俳優部門、歌手部門、司会者部
門、ＣＭ部門等のデータとして配信して表示できる。

【００８２】これらのデータは、ベスト１０に留まらず
ベスト１００等の多数のデータを表示することも可能で
あるし、また、人気俳優ベスト１００では、俳優名を入
力することにより前述の通り検索することも可能であ
る。

【００８３】また、本実施形態における番組情報の記録
手段には、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６等の記憶容量の大きな記
憶手段を用いて構成しているので、前述した通り動画や
静止画のデータも番組表の中で表示することが可能であ
る。

【００８４】例えば、ジャンル別データとして映画やド
ラマを選択した場合には、映画やドラマのダイジェスト
版を下位メニューに用意することができる。つまり、ジ
ャンル別に映画の番組表を表示させ、好みの映画を選択
してダイジェストを見るメニューを選択することによ
り、どのような内容の映画であるのかが、静止画あるい
は動画を含めた解説ダイジェストとして番組内容を確認
することができる。

【００８５】また、上記のベスト１０情報のような情報
データにも、下位メニューを用意することができる。つ
まり、音楽ベスト１０では、動画と音声によりヒット曲
を歌う歌手のダイジェスト部分を見ることもできる。

【００８６】また、ダイジェストデータとしては、新ド
ラマのＰＲデータ等の広告情報や、ＴＶＣＭでオンエア
されている企業のＣＭ等も番組情報の配信データとして
含めることができる。このように、企業の製品広告等の
広告媒体としても利用することができ、番組表データ以
外にも種々のデータを番組情報に含めて配信することが
できる。

【００８７】（予約設定）図１１は前記番組録画予約装
置の番組録画の予約に係わる構成を示すブロック図でで
ある。

【００８８】図１１において、番組データ格納手段とし
ての番組データベース１６a1は、例えば光ディスク、フ
ロッピーディスク、ハードディスク、あるいは半導体メ
モリ等により構成されており、この番組データベース１
６a1には、番組を識別する番組識別データ、番組開始時
刻データ、番組終了時刻データ、番組名に関するデータ
等の番組情報がそれぞれ番組毎に格納されている。そし
て、この番組データベース１６a1は、後述する機器本体
を構成する制御手段としてのシステムコントローラ３１
に対して着脱自在に装着されるようなされている。

【００８９】システムコントーローラ３１は、マイクロ
プロセッサユニット（μｐｕ）により構成されており、
このμｐｕにより番組データベース１６a1に格納されて
いる放送番組データを受け、表示手段として表示装置
（テレビジョン）１０に対して番組データに基づく番組
表を表示させる。

【００９０】また、システムコントローラ３１には、番
組指定手段としての入力装置（入力部）１４が接続され
ており、これは表示装置１０に表示された番組表をマウ
ス等によって指定できるようにしたポインティングディ
バイスによる番組指定制御もシステムコントローラ３１
におけるμｐｕにより実行される。

【００９１】そして、前記システムコントローラ３１に
は時計回路３３が接続され、この時計回路３３よりもた
らされる現在時刻に関する計時データは後述するように
番組予約の時に利用される。

【００９２】一方、システムコントローラ３１には、記
録・再生装置１１（ディスク記録・再生部を含む）、例
えば光ディスク装置が接続されており、システムコント
ローラ３１からの命令により、指定された番組が記録さ
れる。

【００９３】また、システムコントローラ３１には、指
定番組データ格納手段としての指定番組データベース１
６a2が接続されており、この指定番組データベース１６
a2には、入力装置１４により選択指定された番組データ
が格納され、この番組データにおける放送チャンネル、
放送開始時刻、放送終了時刻、予約ユーザ名、登録ユー
ザ名を使用し、表示装置１０に表示する番組表を編集す
る。

【００９４】次に、以上の構成による番組録画予約装置
３０の動作について説明する。

【００９５】図１２は図１１における録画予約装置のシ
ステムコントローラ３１を中心とした録画予約処理を示
すフローチャートである。

【００９６】図１３は図１１における録画予約装置の録
画予約処理に伴なう日付別予約処理を示すフローチャー
トである。

【００９７】図１４は図１１における録画予約装置の録
画予約処理に伴なうジャンル別予約処理を示すフローチ
ャートである。

【００９８】図１５は図１１における録画予約装置の録
画予約処理に伴なう子供簡単予約処理を示すフローチャ
ートである。

【００９９】図１６は図１１における録画予約装置の録
画予約処理に伴なうユーザ登録処理を示すフローチャー
トである。

【０１００】図１７は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なうメインメニュー画面の表示状態を示す図であ
る。

【０１０１】図１８は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なう日付別予約画面の表示状態を示す図である。

【０１０２】図１９は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なうトピックス画面の表示状態を示す図である。

【０１０３】図２０は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なうジャンル別予約画面の表示状態を示す図であ
る。

【０１０４】図２１は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なうスポーツ番組用予約画面の表示状態を示す図で
ある。

【０１０５】図２２は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なう子供簡単予約画面の第１表示状態を示す図であ
る。

【０１０６】図２３は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なう子供簡単予約画面の第２表示状態を示す図であ
る。

【０１０７】図２４は前記録画予約装置の録画予約処理
に伴なうユーザ登録画面の表示状態を示す図である。

【０１０８】まず、録画予約が選択されるとステップＢ
２１に移行する。

【０１０９】ステップＢ２１では、図１７で示すよう
に、メインメニュー画面が表示装置１０に表示され、
「日付予約」７２，「ジャンル予約」７３，「子供簡単
予約」７４，「ユーザ指定」７５の各項目を配列した予
約分類一覧表（７２〜７５）と現在のユーザ及び登録ユ
ーザを表示している登録ユーザ欄７１、及び「日付」７
６、「選択」７７、「取消」７８、「終了」７９の各項
目が表示される。

【０１１０】カーソルを表示装置１０上の画面の選択し
たい項目に位置させてクリックすると、その項目の文字
色が変化するようにシステムコントローラ３１が作用す
る。

【０１１１】次に、任意の項目にカーソルを位置させて
クリックすることにより、フローチャートは選択された
項目のサブルーチン、日付サブルーチン（図１３）、ジ
ャンルサブルーチン（図１４）、子供簡単サブルーチン
（図１５）及びユーザ指定サブルーチン（図１６）に移
行する。

【０１１２】次に、各サブルーチンについて説明する。

【０１１３】＜日付別録画予約＞日付予約を選択した場
合、図１３における日付別予約処理のステップＢ４２に
移行し、システムコントローラ３１は、番組データベー
ス１６a1と指定番組データベース１６a2を読み取ると共
に、同システムコントローラ３１は、番組データベース
１６a1と指定番組データベース１６a2、時計回路３３か
らのデータに基づき、当日の番組表を編集して、図１８
に示すように、表示装置１０に表示させる。

【０１１４】図１８における日付別予約画面は、番組
表、及び登録ユーザ欄７１、「日付」７６、「登録」８
０、「取消」７８、「トピックス」８１、「終了」７９
の各項目から構成される。

【０１１５】番組表は、縦方向が時刻、横方向は受信チ
ャンネルを示し、それぞれの軸にはスクロールバーがあ
り、スクロールバーの矢印にカーソルを位置させクリッ
クすると、縦軸のスクロールバーの場合は時間軸、横軸
のスクロールバーの場合は受信チャンネルがスクロール
され、表示装置１０上に表示できない番組をそれぞれの
スクロールポインタｋ1 ，ｋ2 に従って表示することが
できる。

【０１１６】番組表は、既に予約されている番組欄は、
それを予約したユーザの指定色で地色が変化しており、
また、録画終了番組は、ユーザ色以外の色に変化してい
る。

【０１１７】そして、図１３における日付別予約処理の
ステップＢ４２において、入力装置１４によりカーソル
を表示装置１０上の任意の番組欄に位置させてクリック
すると、枠色が使用ユーザ色に変化するするようにシス
テムコントローラ３１が作用する。

【０１１８】次にカーソルを選択の項目に位置させてク
リックすると地色が予約したユーザ色に変化し、予約が
確定される。

【０１１９】また、予約時にその番組の途中から録画し
たい場合は、記録時間変更欄８２にカーソルを位置させ
て、入力装置１４により時間を入力することにより、録
画時間を変更できる。

【０１２０】また、カーソルを「取消」７８に位置させ
てクリックすると、番組欄の枠色が変化している番組の
予約が取り消される。

【０１２１】また、番組欄の枠色が変化している状態
で、カーソルを「トピックス」８１に位置させてクリッ
クすると、システムコントローラ３１により、表示装置
１０上に、図１９に示すように、番組名、内容、登場人
物、見所等のトピックス画面が前記番組欄に変わり表示
される。なお、この場合、前記番組欄の上にトピックス
画面を重ねあわせて表示してもよい。

【０１２２】必要なデータを検索した後は、カーソルを
終了７９に位置させてクリックすることにより、図１８
で示す日付別予約画面が表示装置１０に表示され、入力
装置１４からの入力待ちになる。

【０１２３】このようにして必要なテレビ番組の予約等
の操作が終了した際に、カーソルを「終了」７９の項目
に位置させてクリックすると、番組録画予約情報は、指
定番組データベース１６a2に格納される。そして、前記
録画予約処理（図１２）におけるステップＢ２１に移行
し、図１７におけるメインメニュー画面である予約分類
一覧表が表示される。

【０１２４】ここで、「終了」７９の項目を選択する
と、ステップＢ２７に移行し、録画予約は終了される。

【０１２５】＜ジャンル別録画予約＞ジャンル予約を選
択した場合、システムコントローラ３１は、図１４にお
けるジャンル別予約のサブルーチンに移行し、該システ
ムコントローラ３１により、番組データベース１６a1と
指定番組データベース１６a2、時計回路３３からのデー
タが読み取られる。すると、システムコントローラ３１
により、表示装置１０に対し、図２０に示すようなジャ
ンル別予約画面が表示される。

【０１２６】図２０におけるジャンル別予約画面は、映
画、まんが、ドラマ、レジャー、クイズ、ニュース、動
物、自然等の各ジャンルの項目、「日付」７６、「トピ
ックス」８１、「終了」７９の各項目から構成される。
また、ジャンル項目画面の横軸、縦軸にはスクロールバ
ーがあり、ジャンル項目画面に表示できないジャンル項
目はスクロールポインタｋ1 ，ｋ2 の移動に応じて表示
される。そして、カーソルを選択したいジャンルの項目
上に位置させてクリックすると、その地色が変化し、次
に選択の項目にカーソルを位置させクリックすると、シ
ステムコントローラ３１により、図２１に示すような、
ジャンル別（この場合「スポーツ」）の予約画面が表示
装置４に表示される。

【０１２７】図２１は前記ジャンル項目画面で「スポー
ツ」を選択した場合であり、この予約画面は、番組表、
及び登録ユーザ欄７１、「日付」７６、「登録」８０、
「取消」７８、「トピックス」８１、「終了」７９、記
録時間変更欄８２の各項目から構成される。

【０１２８】前記番組表は、縦方向がスポーツ項目の時
刻、横方向はスポーツの種類を示し、それぞれの軸には
スクロールバーがあり、スクロールバーの矢印にカーソ
ルを位置させクリックすると、縦軸のスクロールバーの
場合は時間軸、横軸のスクロールバーの場合はスポーツ
の種類がスクロールされ、表示装置１０上に表示できな
い番組を表示することができる。また、番組表におい
て、既に予約されている番組欄は、それを予約したユー
ザ色で地色が変化しており、また、放送終了番組と録画
終了番組は、ユーザ色以外の色に変化している。

【０１２９】そして、図１４におけるジャンル別予約処
理のステップＢ５２において、入力装置１４によりカー
ソルを表示装置１０上の番組欄に位置させてクリックす
ると、その枠色が使用ユーザ色に変化するするようにシ
ステムコントローラ３１が作用する。次にカーソルを選
択の項目に位置させてクリックすると、地色が予約した
ユーザ色に変化し、予約が確定される。

【０１３０】また、予約時に録画時間を変更したい場合
は、記録時間変更欄８２にカーソルを位置させて、入力
装置１４により時間を入力することにより、録画時間を
変更できる。

【０１３１】また、カーソルを「取消」７８の項目に位
置させてクリックすると、番組欄の枠色が変化している
番組の予約が取り消される。

【０１３２】また、番組欄の枠色が変化している状態
で、カーソルを「トピックス」８１の項目に位置させて
クリックすると、システムコントローラ３１により表示
装置１０上に、図１９で示したような、番組名、内容、
登場人物、見所等のトピックス画面が番組欄に変わり表
示される。

【０１３３】そして、必要なトピックス情報を表示させ
た後、カーソルを「終了」７９の項目に位置させてクリ
ックすると、再び図２１における番組欄が表示装置１０
に表示され、入力装置１４からの入力待ちになる。

【０１３４】このようにして必要なテレビ番組の予約等
の操作が終了した時、カーソルを「終了」７９の項目に
位置させてクリックすると、その番組録画予約情報は、
指定番組データベース１６a2に格納される。そしてステ
ップＢ５１に移行し、図２０におけるジャンル別予約画
面が再表示される。

【０１３５】ここで、さらに「終了」７９の項目を選択
すると、図１２における録画予約処理のステップＢ２１
に移行し、図１７に示したような、メインメニュー画面
である予約分類一覧表が表示される。ここで、さらに、
「終了」７９の項目を選択すると、ステップＢ２７に移
行し、録画予約処理は終了される。

【０１３６】＜子供簡単予約＞子供簡単予約を選択した
場合、システムコントローラ３１の処理は、図１５にお
ける子供簡単予約サブルーチンに移行し、該システムコ
シトローラ３１により、番組データベース１６a1と指定
番組データベース１６a2、時計回路３３からのデータが
読み取られる。すると、システムコントローラ３１によ
り、表示装置１０に対して、図２２に示すように、子供
簡単予約画面が表示される。この図２２における子供簡
単予約画面は、まんが、どうぶつ、スポーツ、おんが
く、えいが等の項目がひらがな、カタカナ、及び絵で表
示されているジャンルの項目、及び「日付」７６、
「○」８３、「×」８４、手印８５の各項目から構成さ
れる。

【０１３７】ここで、「○」８３は選択、「×」８４は
取消、手印８５は終了を表現している。

【０１３８】また、絵文字によるジャンル項目画面の横
軸、縦軸にはスクロールバーがあり、該ジャンル項目画
面に表示できないジャンル項目が表示される。カーソル
を選択したいジャンルの項目上に位置させてクリックす
ると、その地色が変化し、次に「○」（選択）８３の項
目にカーソルを位置させクリックすると、システムコン
トローラ３１により、図２３に示すように、表示装置１
０に対して番組の１カットによる子供簡単予約画面が表
示させる。この図２３における子供簡単予約画面は、前
記図２２におけるジャンルにおいて“まんが”を選択し
た場合である。この図２３における子供簡単予約画面
は、番組名とその１カットを表示した番組表、「日付」
７６、「○」８３、「×」８４、手印８５の項目から構
成される。

【０１３９】番組表には、それぞれの軸にスクロールバ
ーがあり、スクロールバーの矢印にカーソルを位置させ
クリックすると番組表がスクロールされ、表示装置１０
上に表示できない番組を表示することができる。番組表
は既に予約されている番組欄が、それを予約したユーザ
色で地色が変化されており、また、録画終了番組は、ユ
ーザ色以外の色に変化されている。

【０１４０】そして、図１５における子供簡単予約処理
のステップＢ６２において、入力装置１４によりカーソ
ルを表示装置１０上の番組欄に位置させてクリックする
と、枠色が使用ユーザ色に変化するようにシステムコン
トローラ３１が作用する。次にカーソルを「○」８３の
項目に位置させてクリックすると、地色が予約したユー
ザ色に変化し、予約が確定される。

【０１４１】また、カーソルを「×」８４の項目に位置
させてクリックすると番組欄の枠色が変化している番組
の予約が取り消される。

【０１４２】このようにして必要なテレビ番組の予約等
の操作が終了した際に、カーソルを手印８５の項目に位
置させてクリックすると、番組予約情報は指定番組デー
タベース１６a2に格納される。そしてステップＢ６１に
移行し、前記図２２における絵文字によるジャンル別項
目画面が再表示される。ここで、手印８５の項目を選択
すると、図１２における予約録画処理のステップＢ２１
に移行し、図１７におけるメインメニューである予約分
類一覧表が表示される。そして、「終了」７９の項目を
選択するとステップＢ２７に移行し、録画予約は終了さ
れる。

【０１４３】＜ユーザ指定＞前記図１７におけるメイン
メニュー画面において、ユーザ指定７５の項目を選択し
た場合、システムコントローラ３１は、図１６における
ユーザ指定サブルーチンに移行し、該システムコントロ
ーラ３１により、指定番組データベース１６a2が読み取
られる。するとシステムコントローラ３１により、指定
番組データベース１６a2からユーザデータが検索され、
図２４に示すようなユーザ一覧表示画面が表示装置１０
に対して表示される。この図２４におけるユーザ一覧表
示画面は、登録ユーザ名とそのユーザ色を示した登録ユ
ーザの各項目、「登録」８０、「指定」８６、「削除」
８７、「終了」７９の各項目から構成される。

【０１４４】登録ユーザ項目の縦軸にはスクロールバー
があり、このスクロール操作により登録ユーザ項目に表
示できない登録ユーザ名が表示装置１０上に表示され
る。ユーザの登録、編集をする場合は、カーソルを選択
したい登録ユーザの項目上に位置させてクリックすると
その枠色が変化し、その登録ユーザの項目が編集可能に
なり、まず、入力装置１４から名前、色を入力する。次
に登録の項目にカーソルを位置させてクリックすると、
編集した内容が指定番組データベース１６a2に登録され
る。

【０１４５】一方、現在使用しているユーザを変更する
場合は、選択したい登録ユーザ項目上にカーソルを位置
させてクリックするとその枠色が変化し、次に指定の項
目にカーソルを位置させクリックすると地色が変化し、
現在の使用ユーザとして登録される。

【０１４６】また、カーソルを「取消」８７の項目に位
置させてクリックすると、選択している登録ユーザを削
除できる。

【０１４７】そして、ユーザに関して入力が終了した場
合は、カーソルを「終了」７９に位置させてクリックす
ると指定ユーザデータベースに登録される。そして、前
記図１２におけるステップＢ２１に移行し、図１７にお
けるメインメニュー画面である予約分類一覧表が表示さ
れる。ここで、「終了」７９の項目を選択するとステッ
プＢ２７に移行し、録画予約は終了される。

【０１４８】以上の番組録画予約装置３０では、録画予
約の操作が簡単であり、ユーザを識別することにより、
一台の番組録画予約装置３０を複数のユーザが使用する
場合でも、予約情報が誰のものかを明確に判明でき、誤
って他人の予約を消したり、同一番組を重複して予約す
る事を未然に防ぐことができる。

【０１４９】（編集）動画や静止画などが録画されてい
るＤＶＤ−ＲＡＭ１６（図５参照）から、ジャンル別、
番組の種類、タイトル、あらすじ、録画年月日、録画時
間等を編集する場合には、当該ディスク内の番組及びイ
ンデックス情報記録領域１６ａに記録されているインデ
ックス情報（図６参照）を利用することが有用な手段で
ある。

【０１５０】図２５はＤＶＤ−ＲＡＭ１６に記録された
番組録画情報を編集する場合のジャンル別メニュー表示
画面を示す図である。

【０１５１】図２６は図２５におけるジャンル別メニュ
ー表示画面から選択されたスポーツジャンル別メニュー
表示画面を示す図である。

【０１５２】図２７は番組録画情報の編集処理に伴なう
番組内容詳細画面の表示状態を示す図である。

【０１５３】すなわち、ＤＶＤ−ＲＡＭ１６を、編集機
能を備えた画像出力装置に挿入した場合に、自動的にイ
ンデックス情報、例えば映画、スポーツ、音楽、アニ
メ、料理、ニュース、天気予報、ドラマ等のジャンル別
に、全ての録画番組のタイトルが図２５に示すように、
表示装置（テレビジョン）１０に表示される。ここで、
任意のジャンルの任意のタイトルを、マウス、キーボー
ド、リモコン等の入力装置で選択し編集画面にドラック
またはクリック等の操作によってコピーして、希望する
編集を行なう。

【０１５４】また、このメニュー表示画面では、階層表
示を行なうことができ、例えば図２６に示すように、ス
ポーツのジャンル別メニュー表示画面では、バスケッ
ト、野球、テニス、ゴルフ等の下位のスポーツジャンル
として表示される。

【０１５５】この際、さらに図２７に示すように、番組
内容の詳細、例えばドラマのあらすじ、出演者、録画日
時、録画時間、録画チャンネル等の詳細な一覧表示を行
なうことができる。これら何れの表示画面からでも、リ
モコン、キーボード、マウス等の入力装置１４を利用し
て、編集したい動画や静止画のタイトルや番号を選択
し、同じディスク内、又は別の記録媒体に編集記録する
ことができる。

【０１５６】編集の一例としては、前記各メニュー表示
画面において、編集画面８８に対し、選択したタイトル
をマウス等でドラックやクリックしてコピーし、「編
集」ボタン８９を選択すると、コピーしたタイトルの順
番にその録画情報が編集されて再記録される。

【０１５７】この際利用する記録媒体としては、大容量
のＤＶＤ−ＲＡＭ１６が望ましいが、ＨＤＤ，ＰＤ，Ｍ
Ｏ等を利用しても良い。

【０１５８】また、前記図２でも示したように、番組及
びインデックス情報としては、通常、放送局２１から配
信される情報以外に、コンビニエンス・ストアー、書
店、駅の売店等のキーステーション２２において配信さ
れる各種の情報、例えば番組のあらすじや、番組の予告
に相当する情報、出演者のプロフィール等がＤＶＤ−Ｒ
ＡＭ１６に記録可能であり、前述の（検索・表示）及び
（予約設定）の欄でも説明したように、これを再生して
番組の記録内容を一目で把握することも容易にできる。

【０１５９】編集結果は、前記ＤＶＤ−ＲＡＭ１６のよ
うな大容量のディスクでは、同じディスク内での編集で
も良いが、別に複数のディスクを装着できるような画像
記録再生出力装置似て、異なるディスクに転送編集して
もよい。

【０１６０】この場合は、映画、音楽、ドラマ等のジャ
ンル別にディスクを用意したり、連続ドラマでは、その
シリーズで専用のディスクを用意してーつにまとめるこ
とができる。

【０１６１】なお、同じディスクに編集記録する場合に
は、インデックス記録領域１６ａ（図５参照）の一部
に、編集したい番組内容のインデックス情報と実際の画
像記録領域を表わすアドレス情報を記録する（図６参
照）。

【０１６２】一方、別のディスクに編集結果を記録する
場合には、編集したインデックス情報と動画等の再生デ
ータの両方を転送して記録させればよい。

【０１６３】あるディスクに編集した録画情報を再生す
る場合は、そのディスクを画像出力装置に挿入すると、
自動的にインデックス情報がＴＶ等に表示される。この
場合のインデックス情報の表示形式も当然階層構造とな
っており、番組のあらすじ、出演者等の詳細を容易に検
索表示できるようになっている。つまり、前記同様にリ
モコン、マウス、キーボード等の入力装置１４により希
望するメニューから希望する番組を選択することで、容
易に希望する番組の再生を行なうことができる。

【０１６４】したがって、放送局２１から配信された番
組情報を予め記録したＤＶＤ−ＲＡＭ等の記録媒体１６
を利用することにより、当該番組情報に基づき番組表や
番組内容等の様々な情報を任意の形態の一覧表として表
示することができるばかりか、この番組表から所望の番
組を直接指定して録画予約を行ない、その録画予約情報
を前記インデックス情報記録領域１６ａに記録されてい
る指定された番組の番組情報に対応させて管理すること
ができ、しかも、この録画予約情報に従って実際に番組
が録画される際には、録画予約した番組の画像が動画記
録領域１６ｂに記録されると共に、対応する番組情報に
付加する形態で、録画日時，録画開始位置，録画時間等
のインデックス情報を記録して管理できるので、番組情
報の検索，表示，録画予約，編集等を非常に簡単な操作
で行なうことができ、しかも、新聞や雑誌の番組欄だけ
では知り得ない各番組の内容や出演者のプロフィール等
の情報をも、すぐに入手することができるようになる。

【０１６５】

【発明の効果】以上のように、本発明の請求項１に係わ
る番組情報の記録媒体によれば、例えば光ディスクに対
して、少なくともチャンネル番号，番組名，放送年月
日，放送開始時間，放送終了時間を含む番組情報が予め
記録されているので、この光ディスクを再生装置に掛け
れば、所望の番組に関する情報を瞬時に検索して見るこ
とができるようになる。

【０１６６】よって、番組に関する様々な情報を素早く
探し出して見ることがことが可能になる。

【０１６７】また、本発明の請求項２に係わる情報記録
装置によれば、ユーザが立ち寄り易いキーステーション
に配置され、少なくともチャンネル番号、番組名、放送
年月日、放送開始時間、放送終了時間を含む番組情報を
受信して記憶している。この記憶された番組情報をユー
ザが持参した例えば光ディスクや磁気ディスク、光磁気
ディスク等のＤＶＤ−ＲＡＭやリムーバブルＨＤＤ、Ｍ
Ｏ等の小型の書き換え可能な記録媒体に対して記録する
ことで、ユーザはこの記録媒体に記憶された番組情報に
基づいて容易に録画予約の設定を行なうことが可能とな
る。また、ユーザが記録媒体を持参しない場合には、新
規な記録媒体（ＣＤ−ＲＯＭのような書き換え不可能な
媒体でも良い）に番組情報を記録してユーザに販売する
ことで、ユーザは同様に記録媒体に記憶された番組情報
に基づいて容易に録画予約の設定を行なうことが可能と
なる。

【０１６８】また、本発明の請求項３に係わる番組情報
の記録媒体を使用した録画予約装置によれば、少なくと
もチャンネル番号，番組名，放送年月日，放送開始時
間，放送終了時間を含む番組情報を予め記録してなる光
ディスク等の記録媒体から読み出された番組情報が表示
され、この表示された番組情報に基づいて番組録画の予
約が設定されるので、所望の番組に関するチャンネル番
号，番組名，放送年月日，放送開始時間，放送終了時間
をそのまま録画予約の情報として設定できるようにな
る。

【０１６９】よって、新聞やテレビ雑誌等を参考にする
必要なく、所望の番組の録画予約を容易に且つ正確に行
なうことが可能になる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施形態に係わる番組録画予約装置の
構成を示すブロック図。

【図２】前記番組録画予約装置のディスク再生部にセッ
トする記録媒体としてＤＶＤ（デジタルビデオディス
ク）−ＲＡＭを利用した場合の番組情報入手経路を示す
図。

【図３】放送局から配信される番組情報のデータフォー
マットの一例を示す図。

【図４】前記番組録画予約装置のディスク再生部にセッ
トされる記録媒体に記録される各チャンネル，各番組毎
の番組情報の記録状態を示す図。

【図５】ＤＶＤ−ＲＡＭにおける情報記録領域の割り当
て状態を示す図。

【図６】前記ＤＶＤ−ＲＡＭの番組及びインデックス情
報記録領域に記録されるインデックス情報の一例を示す
図。

【図７】前記ＤＶＤ−ＲＡＭに対する放送番組の録画に
伴なうインデックス情報記録処理を示すフローチャー
ト。

【図８】前記ＤＶＤ−ＲＡＭに対する記録情報の検索・
表示に係わる構成を中心として示すブロック図。

【図９】ジャンル別表示による放送番組の一覧表示状態
を示す図。

【図１０】ジャンル別の階層表示による放送番組の一覧
表示状態を示す図。

【図１１】前記録画予約装置の番組録画の予約に係わる
構成を示すブロック図。

【図１２】図１１における録画予約装置のシステムコン
トローラを中心とした録画予約処理を示すフローチャー
ト。

【図１３】図１１における録画予約装置の録画予約処理
に伴なう日付別予約処理を示すフローチャート。

【図１４】図１１における録画予約装置の録画予約処理
に伴なうジャンル別予約処理を示すフローチャート。

【図１５】図１１における録画予約装置の録画予約処理
に伴なう子供簡単予約処理を示すフローチャート。

【図１６】図１１における録画予約装置の録画予約処理
に伴なうユーザ登録処理を示すフローチャート。

【図１７】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なうメ
インメニュー画面の表示状態を示す図。

【図１８】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なう日
付別予約画面の表示状態を示す図。

【図１９】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なうト
ピックス画面の表示状態を示す図。

【図２０】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なうジ
ャンル別予約画面の表示状態を示す図。

【図２１】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なうス
ポーツ番組用予約画面の表示状態を示す図。

【図２２】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なう子
供簡単予約画面の第１表示状態を示す図。

【図２３】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なう子
供簡単予約画面の第２表示状態を示す図。

【図２４】前記録画予約装置の録画予約処理に伴なうユ
ーザ登録画面の表示状態を示す図。

【図２５】ＤＶＤ−ＲＡＭに記録された番組録画情報を
編集する場合のジャンル別メニュー表示画面を示す図。

【図２６】図２５におけるジャンル別メニュー表示画面
から選択されたスポーツジャンル別メニュー表示画面を
示す図。

【図２７】番組録画情報の編集処理に伴なう番組内容詳
細画面の表示状態を示す図。

【符号の説明】

１０ …テレビジョン（モニタ）（表示装置）、 １１ …録画・再生部、 １２ …画像インターフェイス部、 １３ …情報検索部、 １３ａ…フラグ検索手段、 １４ …入力部（入力装置）、 １５ …ディスク再生部、 １６ …記録媒体（ＤＶＤ−ＲＡＭ）、 １６ａ…番組及びインデックス情報記録領域、 １６a1…番組データベース、 １６a2…指定番組データベース、 １６ｂ…動画記録領域、 ２１ …放送局、 ２２ …キーステーション、 ３０ …録画予約装置、 ３１ …システムコントローラ、 ３１ａ…一覧表作成手段、 ３２ …受信手段、 ３３ …時計回路、 ３４ …記憶装置、 ７１ …登録ユーザ欄、 ７２ …「日付予約」項目、 ７３ …「ジャンル予約」項目、 ７４ …「子供簡単予約」項目、 ７５ …「ユーザ指定」項目、 ７６ …「日付」項目、 ７７ …「選択」項目、 ７８ …「取消」項目、 ７９ …「終了」項目、 ８０ …「登録」項目、 ８１ …「トピックス」項目、 ８２ …記録時間変更欄、 ８３ …「○」項目、 ８４ …「×」項目、 ８５ …手印項目、 ８６ …「指定」項目、 ８７ …「削除」項目、 ８８ …編集画面、 ８９ …「編集」項目。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 幹弘 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 渋谷 信男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 三角 正夫 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 太田 実 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 鈴木 弘次 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 吉野 達哉 神奈川県川崎市幸区小向東芝町１番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 少なくともチャンネル番号，番組名，放
   送年月日，放送開始時間，放送終了時間を含む番組情報
   を予め記録してなることを特徴とする番組情報の記録媒
   体。
2. 【請求項２】 少なくともチャンネル番号，番組名，放
   送年月日，放送開始時間，放送終了時間を含む番組情報
   を受け取る手段と、 前記番組情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶された前記番組情報を記録媒体に書
   き込む記録手段とを備えたことを特徴とする情報記録装
   置。
3. 【請求項３】 少なくともチャンネル番号，番組名，放
   送年月日，放送開始時間，放送終了時間を含む番組情報
   を予め記録してなる記録媒体に記録された番組情報を読
   み出す読み出し手段と、 この読み出し手段により前記記録媒体から読み出された
   番組情報を表示手段に表示するための信号を出力する手
   段と、 前記表示手段に表示された番組情報に基づき番組録画の
   予約を設定する予約設定手段とを具備したことを特徴と
   する番組情報の記録媒体を使用した録画予約装置。