JPH1092230A - シールド線及びシールド方法 - Google Patents

シールド線及びシールド方法

Info

Publication number
JPH1092230A
JPH1092230A JP24272896A JP24272896A JPH1092230A JP H1092230 A JPH1092230 A JP H1092230A JP 24272896 A JP24272896 A JP 24272896A JP 24272896 A JP24272896 A JP 24272896A JP H1092230 A JPH1092230 A JP H1092230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shield layer
wire
shield
outside
core wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24272896A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Saito
久志 斉藤
Shinsuke Aihara
伸介 合原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP24272896A priority Critical patent/JPH1092230A/ja
Publication of JPH1092230A publication Critical patent/JPH1092230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insulated Conductors (AREA)
  • Communication Cables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射される電磁ノイズを抑制することができ
るシールド線及びシールド方法を提供する。 【解決手段】 芯線2の外側を被っている第1のシール
ド層5と第2のシールド層8との間に終端が信号系アー
スに接続されるシールド線13を設けて、芯線2から誘
起されるコモンモード電流をシールド線13によりアー
スする。また、第2のシールド層8の外側を被って第3
のシールド層11を設け、この第3のシールド層8をフ
レームグランドに接続させて第1のシールド層5に誘起
される電磁ノイズを第2のシールド層8と第3のシール
ド層11との間に発生する浮遊容量により抑制するよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器、特に交
換機におけるインタフェース用ケーブルのシールド構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシールド線の構造として
は、例えば図7及び図8に示すシールド線の他に、図9
及び図10に示すシールド線、図11及び図12に示す
シールド線等がある。
【0003】さらに説明すると、図7及び図8に示すシ
ールド線は一重の編組シールド線であり、図7は一部を
順次被覆して示すその側面図、図8は図7のD−D線に
沿う方向より見たその正面図である。図7及び図8にお
いて、このシールド線51は、芯線52と、この芯線5
2との間に絶縁材53を介して芯線52の外側を軟銅編
組線54で被ってなるシールド層55と、このシールド
層55の外側を被ったポリ塩化ビニル(PVC)等の絶
縁物でなる外被56とで構成されている。
【0004】図9及び図10に示すシールド線は二重の
編組シールド線であり、図9は一部を順次被覆して示す
その側面図、図10は図9のE−E線に沿う方向より見
たその正面図である。 図9及び図10において、この
シールド線61は、芯線62と、この芯線62との間に
絶縁材63を介して芯線62の外側を軟銅編組線64で
被ってなる第1のシールド層65と、この第1のシール
ド層65との間に絶縁材66を介して第1のシールド層
65の外側を軟銅編組線67で被ってなる第2のシール
ド層68と、この第2のシールド層68の外側を被った
ポリ塩化ビニル(PVC)等の絶縁物でなる外被69と
で構成されている。
【0005】図11及び図12に示すシールド線はアル
ミ箔シールド構造のシールド線であり、図11は一部を
順次被覆して示すその側面図、図12は図7のF−F線
に沿う方向より見たその正面図である。図11及び図1
2において、このシールド線71は、芯線72と、絶縁
材73の外側にアルミ箔74を設けて芯線72の外側を
被ってなるシールド層75と、このシールド層75の外
側を被ったポリ塩化ビニル(PVC)等の絶縁物でなる
外被76とで構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシールド線の構造では、交換機等の架間インタ
フェースケーブルとして用いられた場合、信号波形の急
峻な立ち上がり、立ち下がりによって軟銅編組線54等
でなるシールド層55(図7及び図8参照)や、軟銅編
組線64,67等でなるシールド層65,68(図9及
び図10参照)、アルミ箔74等でなるシールド層75
にそれぞれ電磁ノイズが誘起され、シールド線51,6
1,71の各シールド層55,65,68,75がアン
テナとなって電磁ノイズを放射してしまうと言う問題点
があった。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は放射される電磁ノイズを抑制する
ことができるシールド線及びシールド方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次の技術手段を講じたことを特徴とする。
すなわち、芯線の外側を被っている第1のシールド層と
第2のシールド層との間に終端が信号系アースに接続さ
れるシールド線を設けて前記芯線から誘起されるコモン
モード電流を前記シールド線によりアースするととも
に、前記第2のシールド層の外側を被って第3のシール
ド層を設け、この第3のシールド層をフレームグランド
に接続させて前記第1のシールド層に誘起される電磁ノ
イズを前記第2のシールド層と第3のシールド層との間
に発生する浮遊容量により抑制するようにした。
【0009】これによれば、信号波形の急峻な立ち上が
り、立ち下がりによって第1のシールド層に誘起される
電磁ノイズは、第3のシールド層を設けたことにより、
第2のシールド層と第3のシールド層との間に発生する
浮遊容量によって減少する。また、第1のシールド層と
第2のシールド層との間に終端が信号系アースに接続さ
れるシールド線を設けたことにより、芯線から誘起され
るコモンモード電流は信号系アースに短絡され、ノイズ
低減効果が得られる。
【0010】また、本発明は上記目的を達成するため
に、次の技術手段を講じたことを特徴とする。すなわ
ち、芯線の外側を被っているシールド層を備えるととも
に、前記芯線の一部を前記シールド層で被わずに、その
一部を前記シールド層の2倍以上の抵抗率を有する抵抗
帯で被い、前記シールド層に乗った電磁ノイズの立ち上
がり成分をなまらすようにした。
【0011】これによれば、シールド層に抵抗帯を設け
たことにより、シールド層に乗った電磁ノイズの立ち上
がり成分をなまらすことができ、放射ノイズの低減効果
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1の形
態例としてのシールド線を示すもので、図1は一部を順
次剥ぎ取って示すその側面図、図2は図1のA−A線に
沿う方向より見たその正面図である。図1及び図2にお
いて、このシールド線1は、錫めっきされた軟銅線を束
ねてなる芯線2と、ポリエステル樹脂で形成されたチュ
ーブ状をした絶縁材3の外側にアルミ箔4を設けて芯線
2の外側を被ってなる第1のシールド層5と、同じくポ
リエステル樹脂で形成されたチューブ状をした絶縁材6
の外側にアルミ箔7を設けて第1のシールド層5の外側
を被ってなる第2のシールド層8と、この第2のシール
ド層8との間に絶縁材9を介して第2のシールド層8の
外側を軟銅編組線10で被ってなる第3のシールド層1
1と、この第3のシールド層11の外側を被ったポリ塩
化ビニル(PVC)等の絶縁物でなる外被12とで構成
されている。また、第1のシールド層5と第2のシール
ド層8の間に挟まれてシールド線13が配設されてい
る。
【0013】そして、このように構成されたシールド線
1は、シールド線13を信号系アースに接続させるとと
もに、第3のシールド層11を筐体のFG(フレームグ
ランド)等に接続させて使用する。ここで、図3はシー
ルド線1を使用した場合に、各部で発生するノイズ波形
の一例を示したもので、同図中の(a)は芯線2に乗る
信号波形、(b)は第2のシールド層8に乗るノイズ波
形、(c)は第3のシールド層11に乗るノイズ波形を
それぞれ示しているものである。
【0014】したがって、このように構成されたシール
ド線1では、芯線2の外側を被っている第1のシールド
層5と第2のシールド層8との間に終端が信号系アース
に接続されるシールド線13を設けていることにより、
芯線2から誘起されるコモンモード電流をシールド線1
3によりアースすることができる。また、第2のシール
ド層8の外側を被って第3のシールド層11を設け、こ
の第3のシールド層11をフレームグランドに接続させ
ているので、第1のシールド層11に誘起される電磁ノ
イズを第2のシールド層8と第3のシールド層11との
間に発生する浮遊容量により抑制することができ、シー
ルド線より放射される電磁ノイズを少なくすることがで
きる。
【0015】なお、上記形態例では、第3のシールド層
11の外側をポリ塩化ビニル(PVC)等の絶縁物でな
る外被12で被った構造を開示したが、人体への安全及
びシールド層の保護等を考慮しなくても良い場合には、
外被12は省略しても差し支えないものである。
【0016】図4乃至図6は本発明の第2の形態例とし
てのシールド線を示すもので、図4は一部を順次剥ぎ取
って示すその斜視図、図5は図4のB−B線に沿う概略
断面図、図6は図4のC−C線に沿う概略断面図であ
る。図4乃至図6において、このシールド線21は、錫
めっきされた軟銅線を束ねてなる芯線22の外側を、そ
の芯線22の一部をリング状に残して、ポリエステル樹
脂で形成されたチューブ状をした絶縁材23の外側にア
ルミ箔24を設けてなるシールド層25で被っている。
そして、シールド層25で被われずにリング状に残され
部分には、代わりにシールド層25の2倍以上の比抵抗
(抵抗率)の抵抗成分を持った、例えばカーボン(C)
で形成された抵抗帯26で被う。加えて、シールド層2
5の外側を、ポリ塩化ビニル(PVC)等の絶縁物でな
る外被27で被っている。なお、この外被27は、人体
への安全及びシールド層25または抵抗帯26の保護等
を考慮しなくても良い場合には、設けなくても差し支え
ないものである。
【0017】したがって、このように構成されたシール
ド線21では、芯線22の一部をシールド層25で被わ
ずに、その一部をシールド層25の2倍以上の抵抗率を
持った抵抗帯26で被っているので、シールド層25に
乗った電磁ノイズの立ち上がり成分をなまらすことがで
きる。これにより、放射ノイズの低減効果が得られるこ
とになる。尚上記実施の形態の外に、第1のシールド層
を導電性の編組線とし、第2,第3のシールド層をアル
ミ箔が取り付けられたポリエステル材で形成してもよ
く、さらに第2のシールド層を導電性の編組線で形成し
てもよい。いずれにおいても各シールド層はアルミ箔が
取り付けられたポリエステル材又は導電性の編組線で形
成できるものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
放射される電磁ノイズを抑制して放射ノイズの低減効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態例として示すシールド線の
側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う方向より見たシールド線
の正面図である。
【図3】図1に示したシールド線の各部に生じる各波形
の一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の形態例として示すシールド線の
斜視図である。
【図5】図4のB−B線に沿う概略断面図である。
【図6】図4のC−C線に沿う概略断面図である。
【図7】従来のシールド線の一例を示す側面図である。
【図8】図7のD−D線に沿う方向より見たシールド線
の正面図である。
【図9】従来のシールド線の他の一例を示す側面図であ
る。
【図10】図9のE−E線に沿う方向より見たシールド
線の正面図である。
【図11】従来のシールド線のさらに他の一例を示す側
面図である。
【図12】図11のF−F線に沿う方向より見たシール
ド線の正面図である。
【符号の説明】
1,13,21 シールド線 2,22 芯線 3,6,23 絶縁材 4,7 アルミ箔 5 第1のシールド層 8 第2のシールド層 9 絶縁材 10 軟銅編組線 11 第3のシールド層 12 外被 25 シールド層 26 抵抗帯

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線と、 前記芯線との間を絶縁し前記芯線の外側を導体で被って
    なる第1のシールド層と、 前記第1のシールド層との間を絶縁し前記第1のシール
    ド層の外側を導体で被ってなる第2のシールド層と、 前記第1のシールド層と第2のシールド層との間に挟ま
    れて設けられており、終端が信号系アースに接続される
    シールド線と、 前記第2のシールド層との間を絶縁し前記第2のシール
    ド層の外側を導体で被ってなり、終端がフレームグラン
    ドに接続される第3のシールド層、 とを備えたことを特徴とするシールド線。
  2. 【請求項2】 前記第1のシールド層と前記第2のシー
    ルド層は一面側にアルミ箔が取り付けられたポリエステ
    ル材で各々形成されているとともに、前記第3のシール
    ド層は絶縁物の外側に配設された導電性の編組線で形成
    されている請求項1に記載のシールド線。
  3. 【請求項3】 芯線と、 前記芯線との間を絶縁し前記芯線の外側を導体で被った
    シールド層とを備えるとともに、 前記芯線の一部を前記シールド層で被わずに、その一部
    を前記シールド層の2倍以上の抵抗率を有する抵抗帯で
    被ってなる、 ことを特徴とするシールド線。
  4. 【請求項4】 前記シールド層と前記抵抗帯の外側を絶
    縁性の外被で被ってなる請求項3に記載のシールド線。
  5. 【請求項5】 芯線の外側を被っている第1のシールド
    層と第2のシールド層との間に終端が信号系アースに接
    続されるシールド線を設けて前記芯線から誘起されるコ
    モンモード電流を前記シールド線によりアースするとと
    もに、 前記第2のシールド層の外側を被って第3のシールド層
    を設け、この第3のシールド層をフレームグランドに接
    続させて前記第1のシールド層に誘起される電磁ノイズ
    を前記第2のシールド層と第3のシールド層との間に発
    生する浮遊容量により抑制するようにしたことを特徴と
    するシールド線のシールド方法。
  6. 【請求項6】 芯線の外側を被っているシールド層を備
    えるとともに、前記芯線の一部を前記シールド層で被わ
    ずに、その一部を前記シールド層の2倍以上の抵抗率を
    有する抵抗帯で被い、前記シールド層に乗った電磁ノイ
    ズの立ち上がり成分をなまらすようにしたことを特徴と
    するシールド線のシールド方法。
JP24272896A 1996-09-13 1996-09-13 シールド線及びシールド方法 Pending JPH1092230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24272896A JPH1092230A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 シールド線及びシールド方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24272896A JPH1092230A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 シールド線及びシールド方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1092230A true JPH1092230A (ja) 1998-04-10

Family

ID=17093370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24272896A Pending JPH1092230A (ja) 1996-09-13 1996-09-13 シールド線及びシールド方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1092230A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184519A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 トヨタ自動車株式会社 シールド電線の取付構造および通信システム
US20160365176A1 (en) * 2015-06-15 2016-12-15 Paul J. Wagner Composite high performance cables

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016184519A (ja) * 2015-03-26 2016-10-20 トヨタ自動車株式会社 シールド電線の取付構造および通信システム
US20160365176A1 (en) * 2015-06-15 2016-12-15 Paul J. Wagner Composite high performance cables
US9842673B2 (en) * 2015-06-15 2017-12-12 Minnesota Wire and Cable Composite high performance cables
US20180096756A1 (en) * 2015-06-15 2018-04-05 Minnesota Wire and Cable Composite high performance cables

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5329064A (en) Superior shield cable
CA1160300A (en) Triboelectric transducer cable
US4871883A (en) Electro-magnetic shielding
KR101127252B1 (ko) 불연속 케이블 차폐 시스템 및 방법
US6677518B2 (en) Data transmission cable
JPH05120930A (ja) 遮蔽効果を高めた電線・ケーブル製品
KR960015605A (ko) 차폐형 전기 케이블
US20150096783A1 (en) Electric Cable, In Particular a Data Transmission Cable, Equipped with Multi-Layer Strip-Type Screening Sheet
US20040055772A1 (en) EMI-suppressing cable
US6201190B1 (en) Double foil tape coaxial cable
JPH08153545A (ja) シールドケーブルの接続方法
TW490683B (en) Coaxial cable improved in transmission characteristic
JPH1092230A (ja) シールド線及びシールド方法
JP2015082352A (ja) ワイヤーハーネス
CN213366252U (zh) 一种平行对绞电缆
GB1592625A (en) Screen-protected and plastics-insulated power cable
JPH0744049B2 (ja) 通信用シールドケーブル
JP3299172B2 (ja) 通信用ケーブル
JP7278492B2 (ja) ノイズ抑制テープ
JPH11250743A (ja) シールドケーブル
JPH1050411A (ja) シールド処理部
KR20190000526A (ko) 차폐 시트
JP3039281B2 (ja) シールド付きワイヤーハーネス
CN114824961B (zh) 一种线端连接器组件
JPH059776Y2 (ja)