JPH1089074A - エネルギ保存サイクル内燃機関 - Google Patents

エネルギ保存サイクル内燃機関

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JPH1089074A
JPH1089074A JP9055393A JP5539397A JPH1089074A JP H1089074 A JPH1089074 A JP H1089074A JP 9055393 A JP9055393 A JP 9055393A JP 5539397 A JP5539397 A JP 5539397A JP H1089074 A JPH1089074 A JP H1089074A
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diameter
combustion chamber
piston
main combustion
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Hiroyasu Tanigawa
浩保 谷川
Kazunaga Tanigawa
和永 谷川
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    • Y02T10/30Use of alternative fuels, e.g. biofuels

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  • Combustion Methods Of Internal-Combustion Engines (AREA)
  • Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復ピストンクランク機関には、死点乃至死
点後30゜の回転動力変換効率が非常に悪く、摩擦損失
が最大の部分があり、従来技術ではこの部分で最大の熱
エネルギの全部を含む大部分の熱エネルギを放出するた
め、仕事量(ピストンの行程容積)が非常に僅少とな
り、摩擦損失が最少で回転動力変換効率の絶好機で最大
の熱エネルギ放出量が必要な時には熱エネルギが無くな
るため大損失となるのに加えて、燃焼室容積が急拡大し
て最悪の燃焼条件に急移行する極度の非定容燃焼となっ
てCOを含む公害が大増大する。 【解決手段】 本発明は、例えば5分の1に縮径した縮
径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼として燃焼を大改良
し、死点近傍での熱エネルギ放出量を25分の1等僅少
として、大部分の熱エネルギは保存貯金により大増大し
て、絶好機前半付近の大回転力として、熱効率を大上昇
して公害を大低減します。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常及び特殊なピ
ストン往復運動を、回転動力に変換する、ピストンサイ
クルのエネルギ変換効率を高めるため、力学的エネルギ
保存の第3の法則を利用して、死点近傍でのエネルギ放
出量(ピストンの行程容積)を僅少として、大部分の熱
エネルギは縮径主燃焼室に保存貯金しておき、例えば死
点後クランク角度で30゜以後に縮径主燃焼室内隔離燃
焼解除する、先の出願のエネルギ保存サイクル機関の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、通常の定容サイク
ル機関や定圧サイクル機関があり、車両及び船舶及び農
業機械や各種機械の駆動用、熱と電気の併給用等に使用
されており、COの低減を含む公害の低減が急務とな
っております。段付き燃焼室・段付きピストンの従来技
術も多いのですが、いずれも定容サイクルや定圧サイク
ルであるため成功例がなく、成功例を対照に説明する。
即ち、実際の定容サイクル機関や定圧サイクル機関は、
図1(a)に示すように、燃焼室はシリンダヘッド内面
とピストン上面との間に形成されるため、大径の燃焼室
に最大燃焼圧力や最高燃焼温度が加わり、冷却を必須と
するため冷却損失が大増大するのに加えて、最大燃焼圧
力を上昇すると出力当たりの重量及び摩擦損失が大増大
するため、最大燃焼圧力を大増大しても重量及び摩擦損
失の増大が僅少な縮径主燃焼室内隔離燃焼として機関を
大幅に軽量化すると共に冷却損失と摩擦損失を大低減す
る技術が待望されるのに加えて、燃焼に際しては、通常
死点後40゜乃至60゜程度の燃焼期間があります。し
かし、ピストンが死点から後退し始めると、燃焼室がシ
リンダ内と連通した状態での燃焼となり、ピストン後退
に伴って燃焼室容積は急激に増大することになり、その
結果極度の非定容燃焼となり、燃焼圧力及び燃焼温度は
急激に低下して、最悪の燃焼条件に急移行するため、N
Oxを低減すると未燃分が増大し、未燃分を低減する燃
焼にするとNOxが増大する通常の公害増大燃焼になる
ため、定容撹拌燃焼期間及び高速撹拌燃焼期間を大増大
した高速撹拌燃焼が待望され、発明したものがエネルギ
保存サイクル機関です。
【0003】図1及び図2の定圧サイクル機関の圧力線
図を参照して別の説明をすると、通常の定圧サイクル機
関や定容サイクル機関のように、燃焼によって発生する
最大の熱エネルギの全部を含めて大部分の熱エネルギ
を、図2のように死点後30°までに放出すると放出量
だけエネルギが減少するため、摩擦力の増大として消費
してしまい、仕事量(ピストン行程容積)は非常に僅少
となるのに加えて、摩擦損失が最小となって単位時間の
仕事量が最大になり、最も大量に熱エネルギの放出が必
要な死点後90゜の絶好機には、熱エネルギが略14分
の1等に大低減するため、30%に近い熱エネルギの大
損失も予想されます。従って、定容サイクル機関では、
図2の圧力線図が更に死点側に移動するため、30%を
遥かに越える熱エネルギの大損失が予想されます。即
ち、最大の熱エネルギの全部を摩擦損失最大側で放出す
るのが、従来技術で最大の欠点であるため、最大の熱エ
ネルギを摩擦損失最小側で放出する技術が強く待望さ
れ、発明したものがエネルギ保存サイクル機関です。
【0004】図2の定圧サイクル機関の圧力線図を私達
が自転車ペタルを垂直に踏み下げて効率良く前進させる
場合と比較して説明すると、定圧サイクル機関や定容サ
イクル機関では、燃焼によって発生する最大の熱エネル
ギの全部を含めて大部分の熱エネルギを、死点乃至死点
後30゜までに放出しますが私達は自然法則を経験則か
ら熟知しているため、自転車ペタルが上死点にあると
き、全エネルギを垂直方向に放出する等小学生でもしな
いし、特に摩擦損失が最小で回転動力変換効率が絶好機
の上死点後90°で、自転車ペタルに加える力を略14
分の1に大低減することは絶対にありません。私達は自
然法則を経験則より熟知しているため、自転車ペタルが
上死点にあるときは、必要最小限度のエネルギ放出量と
なり、回転動力変換効率絶好機の上死点後90°に向か
って自転車ペタルに加わる力が次第に大きくなります。
即ち私達が自転車を効率良く前進させる場合と同様に、
熱エネルギの放出時期及び放出量の配分の最適化を図っ
たものがエネルギ保存サイクル機関です。即ち上死点で
燃料の全熱エネルギを放出させる場合は、回転動力変換
効率が最悪なのに加えて、摩擦損失も最大になり、回転
動力変換効率の絶好機の上死点後90゜で燃料の全熱エ
ネルギを放出させる場合は、摩擦損失が最小となり回転
動力変換効率が最高になることが、図2から容易に理解
できます。即ち、最大の熱エネルギ放出時期を、摩擦損
失最大側から摩擦損失最小側に移動したサイクルが強く
待望されるため、なされたエネルギ保存サイクル機関の
構造を簡単にして、回転動力変換効率の上昇を図るのが
本発明です。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、CO
低減を含む公害の低減が急務となっており、この発明
は、自然法則の有効利用を極限まで探究したエネルギ保
存サイクルとして、ピストンの往復運動を回転運動に変
換する、ピストンサイクルのエネルギ変換効率を高め
て、COの低減を含む公害の大低減を図る、エネルギ
保存サイクル機関の構造を簡単にするため、新機構を追
加することを目的とする。即ち本発明の目的は、特殊な
構成の振り子運動ピストンクランク機関をエネルギ保存
サイクル機関とした、各種B型エネルギ保存サイクル機
関の振り子腕を省略して、両頭拡径ピストンの往復運動
により、直接クランク軸を回転させて回転動力とする、
両頭拡径ピストンクランク機関をエネルギ保存サイクル
とした各種D型エネルギ保存サイクル機関を提供するこ
とである。本発明の目的は、特殊な構成の対向振り子運
動ピストンクランク機関をエネルギ保存サイクル機関と
した、各種C型エネルギ保存サイクル機関の振り子腕を
省略して、夫夫の両頭拡径ピストンの対向往復運動によ
り、直接夫夫のクランク軸を回転させて回転動力とす
る、対向往復運動両頭拡径ピストンクランク機関をエネ
ルギ保存サイクルとした各種E型エネルギ保存サイクル
機関(完全往復機関を含めて)を提供することである。
又、共通の課題として従来技術では、大径の燃焼室に最
大燃焼圧力や最高燃焼温度が加わるため、冷却が必須と
なって冷却損失が増大し、最大燃焼圧力を上昇すると出
力当たりの重量及び摩擦損失が大増大するし、水素燃料
の燃焼が困難という課題があるため、燃料の種類及び燃
料点火方式及びサイクル数及び掃気方式及び機関の型式
等を問わずに重量当たりの比出力を大増大すると共に、
摩擦損失を大低減しながら、COを含む公害の大低減
を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に鑑
み、COの低減を含む公害の低減が困難な、通常の定
容サイクル機関及び定圧サイクル機関に換えて、各種エ
ネルギ保存サイクル機関の構造を簡単にしてCOを含
む公害の大低減を図ることである。即ち、上述のように
図1(a)の従来技術では、ピストンが死点を越えた瞬
間からピストンの後退に伴って、急激に燃焼室容積が増
大する極度の非定容燃焼による公害の増大燃焼に加え
て、死点近傍で大部分の熱エネルギを放出するため、最
も大量に熱エネルギの放出が必要な回転動力変換効率の
絶好機には、熱エネルギが殆ど無くなるため、熱エネル
ギの大損失となります。以上の従来技術の問題点を同時
に解消するため、図1(c)のように例えば5分の1に
縮径した縮径主燃焼室隔離燃焼として、高圧燃焼室の肉
圧を5分の1として大幅に軽量化する一方で、最大軸受
荷重も25分の1として、出力当たりの重量及び摩擦損
失を大低減すると共に、最大燃焼圧力の大上昇を可能に
して、例えば死点後40゜で隔離燃焼解除するエネルギ
保存サイクル機関とすると、従来技術の極度の非定容燃
焼を25倍の定容燃焼に近づけられるし、死点乃至死点
後40゜までの熱エネルギ放出量(ピストンの行程容
積)を25分の1として、25分の24の熱エネルギを
縮径主燃焼室内に保存貯金増大しておき、絶好機に向け
て速度形エネルギ+容積形エネルギとして放出して、熱
効率の大上昇が可能になるのに加えて、25倍の定容大
接近隔離撹拌燃焼により、燃焼室容積が一定容積を越え
ると、燃焼温度も3500゜Cを越えて燃焼圧力も大上
昇するため、水噴射手段を追加して水蒸気質量容積を大
増大する一方で、水素燃料燃焼に最適の断熱無冷却機関
も含めた、蒸気・内燃合体機関による公害の大低減燃焼
を可能にするのに加えて、隔離解除時の大圧力差による
高速噴射撹拌燃焼として、拡径ピストンを衝動+反動+
容積形エネルギにより噴射駆動して、大回転力を発生さ
せてCO及び公害の大低減燃焼を追加します。
【0007】又、完全弾性衝突では、衝突の際に運動エ
ネルギが減少しない事が証明されており、従って最も好
ましい往復運動は、最も構造が簡単な比容積・比重量が
小さい2サイクル両頭拡径ピストンの往復運動となりま
す。本発明はサイクル数を問いませんが、最も簡単なエ
ネルギ保存サイクル機関を構成させるため、2サイクル
両頭拡径ピストンの往復運動により直接クランク軸を回
転させて、回転動力変換効率の上昇を図るものです。即
ち、図3のD型エネルギ保存サイクル機関の第1実施例
を参照して、往復運動について説明すると、最も重要な
ことは、往復運動によって運動エネルギが減少しないこ
とです。2サイクル両頭拡径ピストンの往復運動は、左
死点も右死点も圧縮爆発行程となるため、完全弾性衝突
の連続となり、運動エネルギの減少する部分が無いとい
うことです。運動エネルギの減少損失について別の説明
をすると、時計の振り子の往復運動は、錘りの重さをい
くら重くしても、長さが同じなら同じ速さで往復運動を
続けられます。一方通常の1気筒クランク機関(ダイキ
ン4、5HP汎用エンジン)をクランク軸とはずみ車だ
けにして力一杯回転させると、慣性力で8回転乃至10
回転しますが、ピストン等の往復運動部分のかわりに、
ピストン棒を含めて5Kgの錘りを吊り下げて力一杯回
転させても、運動エネルギの減少損失が非常に大きいた
め、慣性力で1回転させるのは非常に困難です。従っ
て、私の予想では、運動エネルギの減少損失が、最も普
及されている通常の4サイクル機関で30%乃至20%
(昔の新聞報道からの推測では、バンケル博士は30%
前後と予想していた?)、通常の2サイクル機関で15
%乃至10%、2サイクル両頭拡径ピストン機関で0%
に近づきます。即ち、通常の4サイクルクランク機関で
往復運動部分を軽量化すると、ピストン速度を増大して
比出力を増大し、熱効率も上昇する実状ですが、運動エ
ネルギの減少損失を20%以下にするのは困難なため、
運動エネルギの減少損失を皆無にできる2サイクル両頭
拡径ピストン機関が好ましいのです。
【0008】上述の解決手段を先の出願で開示しており
ますが、先の出願では、両頭拡径ピストンの往復運動に
より、振り子腕を振り子運動させて、該振り子運動によ
りクランク軸を回転させて回転動力を得る構成のため、
振り子腕が振り子運動するための容積が増大して構造が
複雑になる課題があり、一方エネルギ保存サイクル機関
は、例えば5倍に拡径した拡径ピストンにより圧縮空気
を縮径主燃焼室に供給して、縮径主燃焼室内隔離燃焼と
して、高圧燃焼ガスを速度形質量エネルギとして高速噴
射して回転動力に変換するため、速度形質量エネルギを
効率良く回転動力に変換するためには、短行程機関や超
短行程機関が好ましく、両頭拡径ピストンの往復運動に
より直接クランク軸を回転させて、回転動力に変換する
と、構造を大幅に簡単にして小形軽量大出力が更に可能
になります。そこで本発明は、両頭拡径ピストンの円筒
部略中央にクランク軸側カム11を、往復転動自在に収
容維持する平行軌道12を平行に半径方向に設けて、ク
ランク軸を回転自在に軸支したクランク軸側カム11を
収容維持して、両頭拡径ピストンの往復運動により、直
接噛み合い同期手段17やはずみ車を含むクランク軸等
を回転させて、効率良く回転動力を得る構成として構造
を大幅に簡単にする一方で、比容積及び比重量の大低減
を図るものです。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明するが、実施例と既説明とその構
成が略同じ部分には、同一名称又は符号を付して、その
重複説明は省略し、特徴的な部分や説明不足部分は順次
説明する。又、発明の意図及び予想を明快に具体的に説
明するため、数字で説明しておりますが、数字に限定す
るものではありません。
【0010】図3のD型エネルギ保存サイクル内燃機関
の第1実施例を説明すると、両頭拡径ピストンの左右夫
夫の拡径ピストンの適宜の凹部1の略中央より、テーパ
根部2を有する縮径ピストンを突出して、該両頭拡径ピ
ストンがシリンダ内を左死点と右死点との間で往復運動
容易として、左右の死点前後に亘って通常の排気及び掃
気を行う、2サイクルD型エネルギ保存サイクル機関に
おいて、掃気後の圧縮過程に、テーパ根部2及び鍔状凹
凸6及び先端の幅広凸部の外周に後端を適宜に残して運
動方向に斜めに延びる複数の騒音低減溝15を設けた絋
径ピストンにより、テーパ縮径部7を有する円筒形の縮
径主燃焼室の隔離が始まり、次いで拡径燃焼室で圧縮さ
れた空気が、拡径燃焼室側から挿入れ固着された逆止弁
3を含む一方向空気流路4を通って、複数の斜め空気流
路14より縮径主燃焼室内の斜め側方向に噴射され、燃
料噴射手段5から噴射された燃料と撹拌混合して、縮径
主燃焼室内定容大接近隔離燃焼として、一定容積以上の
縮径主燃焼室では水噴射を可能にして蒸気・内燃合体機
関とします。両頭拡径ピストンが後退を始めると拡径燃
焼室内圧力が低下を始めるため、縮径ピストンの外周に
多段に設けた鍔状凹凸6により、多段に減圧して燃焼ガ
スの漏洩量を最適に制定します。更に拡径ピストンが後
退すると縮径主燃焼室内隔離燃焼解除しますが、先ず縮
径ピストンの騒音低減溝15により燃焼ガスの噴射方向
を制定すると共に、騒音の低減を図り、次にテーパ縮径
部7が末広ノズルを構成して、燃焼ガスを適宜の凹部1
に高速噴射して回転力の大増大を図る一方で、高速噴射
の過程で大圧力差による高速噴射撹拌燃焼として、未燃
分の再度皆無を図ると共に、拡径ピストンを速度形質量
エネルギ+容積形エネルギにより、衝動+反動+圧力に
より強力に後退させて、大回転力を発生させて、熱効率
の大上昇と公害の大低減を図り、通常の排気及び掃気に
移行する2サイクルD型エネルギ保存サイクル内燃機関
の第1実施例とします。
【0011】図3を参照して別の説明をすると、円筒形
のシリンダの左右中央よりには、夫夫排気穴及び掃気穴
を適宜に設けて、左右に固着したシリンダヘッドと両頭
拡径ピストンの夫夫の拡径ピストンとの間に拡径燃焼室
を形成させて、シリンダヘッドの略中心には縮径主燃焼
室を夫夫設けて、燃料噴射燃焼が可能に夫夫燃料噴射手
段5を具備して、該燃焼をNOx大低減燃焼とするため
の水噴射手段23を夫夫に追加具備して、該縮径主燃焼
室及び拡径燃焼室から冷却損失を排除するため、該縮径
主燃焼室及びテーパ縮径部7及び適宜の凸部24を含め
て及び/前記縮径ピストン及びテーパ根部2及び適宜の
凹部1を含めて、夫夫を耐熱耐蝕材21及び断熱材22
により耐熱耐蝕断熱構造とします。又、前述のようにエ
ネルギ保存サイクル機関は短行程機関乃至超短行程機関
が好ましいため、圧縮点火機関とする場合は無駄容積を
縮小するため、前記耐熱耐蝕材21に弾力性を含めたも
のが好ましい。両頭拡径ピストンの略中央半径方向に
は、該往復運動によりクランク軸を回転させるための平
行軌道12・12を、平行に具備して、該クランク軸に
回転自在に外嵌したクランク軸側カム11を平行軌道1
2・12の間に往復転動自在に挿入れ維持して、両頭拡
径ピストンの往復運動により直接はずみ車を含むクラン
ク軸を回転させて、回転動力とする2サイクルD型エネ
ルギ保存サイクル内燃機関の第1実施例とします。
【0012】図4を参照して、D型エネルギ保存サイク
ル内燃機関の第2実施例を説明すると、前記第1実施例
と殆ど同じのため該相違点と説明不足部分を説明する
と、第1実施例のテーパ縮径部7及びテーパ根部2を削
除して、周辺技術として図示したものです。従って、テ
ーパ縮径部7の効果はなくなりますが、例えば縮径主燃
焼室の内径を5分の1に縮径して隔離燃焼とすると、高
圧縮径主燃焼室の肉厚を略5分の1として大軽量が可能
になり、従来技術より25倍も定容燃焼に近づけた撹拌
燃焼及び、隔離解除時の大圧力差による高速噴射撹拌燃
焼により、1回の燃焼期間で燃焼条件を2回も極限まで
良くするため、蒸気・内燃合体機関による断熱無冷却機
関を含めて、NOxと未撚分を同時に皆無に近づけるこ
とが可能になり、加えて最大燃焼圧力による摩擦最大荷
重や軸受最大荷重を25分の1として振動要因を大低減
できる一方で、大増大した水蒸気質量容積を含む高圧燃
焼ガスの、速度形質量エネルギ+容積形エネルギを適宜
の凹部1に高速噴射して、衝動+反動+圧力により、両
頭拡径ピストンを強力に後退させて大回転力を発生させ
ると共に、過早点火や異状燃焼の影響も25分の1にな
るため、過早点火や異状燃焼を有効利用した早期完全燃
焼終了技術が可能になり、拡径燃焼室は大幅に低圧低温
の薄肉燃焼室として、機関全体を大軽量化して比出力を
大増大しながら、COを含む公害の大低減を図るもの
がエネルギ保存サイクル機関であり、そのうち両頭拡径
ピストンの往復運動により、直接はずみ車を含むクラン
ク軸を回転させて、回転動力とするものがD型エネルギ
保存サイクル内燃機関となります。
【0013】図5を参照して、D型エネルギ保存サイク
ル内燃機関の第3実施例を説明すると、前記第2実施例
と殆ど同じのため該相違点と説明不足部分を説明する
と、前記第2実施例の適宜の凹部1に換えて任意の頂部
とすることにより、両頭拡径ピストンの頂部形状に平面
形状も含めることで、シリンダヘッド内面にも平面形状
を加えて、幅広い形状範囲の周辺技術としたものです。
従って、第3実施例は排気弁を設けて2サイクルのD型
エネルギ保存サイクル機関を提供することにより、4サ
イクルのD型エネルギ保存サイクル機関も必要があれば
可能であることを示すものです。又、掃気効率を上昇さ
せる用途に使用する場合は、拡径ピストンの頂部形状か
ら次第に凹部が浅くなり平面形状となり、シリンダヘッ
ドの肩部を残して拡径燃焼室側に拡径ピストンの頂部形
状に合わせて突出していた任意の突出部も次第に平面形
状になります。又、縮径主燃焼室を例えば5分の1に縮
径して隔離燃焼とすると、最大燃焼圧力による最大軸受
荷重が25分の1に大低減するため、最大軸受荷重も最
大圧縮圧力に大低減して、最大圧縮圧力を大上昇した最
大燃焼圧力の大上昇によるCOの低減も可能になり、
運動エネルギの減少損失の非常に少ない2サイクル両頭
拡径ピストンの往復運動により、直接はずみ車を含むク
ランク軸を回転させて回転動力とするD型エネルギ保存
サイクル内燃機関とします。
【0014】図6のE型エネルギ保存サイクル内燃機関
の第1実施例を説明すると、夫夫の両頭拡径ピストンの
左右夫夫の拡径ピストンの適宜の凹部1の略中央より、
テーパ根部2を有する縮径ピストンを突出して、該両頭
拡径ピストンがシリンダ内を外死点と内死点との間で対
向往復運動容易として、夫夫の外死点前後に亘って及び
/夫夫の内死点前後に亘って、夫夫通常の排気及び掃気
を行う2サイクルE型エネルギ保存サイクル機関におい
て、掃気後の圧縮過程に、夫夫テーパ根部2及び鍔状凹
凸6及び先端の幅広凸部の外周に後端を適宜に残して運
動方向に斜め延びる複数の騒音低減溝15を設けた縮径
ピストンにより、夫夫テーパ縮径部7を有する縮径主燃
焼室の隔離が始まり、次いで夫夫の拡径燃焼室で圧縮さ
れた空気が、拡径燃焼室側から挿入れ固着された夫夫の
逆止弁3を含む一方向空気流路4を通って、夫夫複数の
斜め空気流路14より縮径主燃焼室内の斜め側方向に噴
射され、夫夫の燃料噴射手段5から噴射された燃料と撹
拌混合して、夫夫の縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼
として、一定容積以上の縮径主燃焼室では水噴射手段2
3を可能にして蒸気・内燃合体機関とします。夫夫の両
頭拡径ピストンが後退を始めると拡径燃焼室内圧力が低
下を始めるため、夫夫の縮径ピストンの外周に多段に設
けた鍔状凹凸6により、多段に減圧して燃焼ガスの漏洩
量を最適に制定します。更に拡径ピストンが夫夫後退す
ると縮径燃焼室内隔離燃焼解除しますが、先ず夫夫の縮
径ピストンの騒音低減溝15により燃焼ガスの噴射方向
を制定すると共に、騒音の低減を図り、次に夫夫のテー
パ縮径部7が末広ノズルを構成して、燃焼ガスを夫夫の
適宜の凹部1に高速噴射して回転力の大増大を図る一方
で、高速噴射の過程で大圧力差による高速撹拌燃焼とし
て未燃分の再度皆無を図ると共に、夫夫の拡径ピストン
を速度形質量エネルギ+容積形エネルギにより、衝動+
反動+圧力により強力に後退させて、大回転力を発生さ
せて、熱効率の大上昇と公害の大低減を図り、夫夫通常
の排気及び掃気に移行する対向往復運動2サイクルE型
エネルギ保存サイクル内燃機関の第1実施例とします。
【0015】図6を参照して別の説明をすると、図3の
D型エネルギ保存サイクル内燃機関の第1実施例を、対
向に連結して噛合い同期手段17により、夫夫の両頭拡
径ピストンの対向往復運動を同期させて振動を大低減し
て、超大型のE型エネルギ保存サイクル内燃機関を可能
にするものです。即ち、対向に設けた夫夫のシリンダの
左右に夫夫シリンダヘットを固着して対向に連結し、円
筒形のシリンダの左右中央寄りには、夫夫排気穴及び掃
気穴を適宜に設けて、夫夫左右に固着したシリンダヘッ
トと両頭拡径ピストンとの間に拡径燃焼室を形成させ
て、夫夫のシリンダヘットの略中心には夫夫縮径主燃焼
室を形成させて、夫夫燃料噴射燃焼が可能に夫夫に燃料
噴射手段5を具備して、該燃焼をNOx大低減燃焼とす
るための水噴射手段23を夫夫追加具備して、該縮径主
燃焼室及び拡径燃焼室から冷却損失を排除するため、該
縮径主燃焼室及びテーパ縮径部7及び適宜の凸部24を
含めて及び/前記夫夫の縮径ピストン及びテーパ根部2
及び適宜の凹部1を含めて、夫夫を耐熱耐蝕材21及び
耐熱材22により耐熱耐蝕断熱構造とします。又、前述
のようにエネルギ保存サイクル機関は短行程機関乃至超
短行程機関が好ましいため、圧縮点火機関とする場合は
無駄容積を縮小するため、前記耐熱耐蝕材21に適宜の
弾力性を含めたものが好ましい。夫夫の両頭拡径ピスト
ンの略中央半径方向には、該往復運動によりクランク軸
を回転させるための平行軌道12・12を夫夫に平行に
具備して、該クランク軸に回転自在に外嵌したクランク
軸側カム11・11を、夫夫の平行軌道12・12の間
に夫夫往復転動自在に挿入れ維持して、夫夫の両頭拡径
ピストンの対向往復運動により、直接噛み合い同期手段
17を含む夫夫のクランク軸を回転させて回転動力とす
る、2サイクルE型エネルギ保存サイクル内燃機関の第
1実施例とします。
【0016】図7を参照して、E型エネルギ保存サイク
ル内燃機関の第2実施例を説明すると、前記E型エネル
ギ保存サイクル機関の第1実施例と殆ど同じのため、該
相違点と説明不足部分を説明すると、該第1実施例の夫
夫のテーパ縮径部7及びテーパ根部2を削除して、該周
辺技術として図示したものです。従って、夫夫のテーパ
縮径部7の効果はなくなりますが、例えば夫夫の縮径主
燃焼室の内径を5分の1に縮径して夫夫隔離燃焼とする
と、高圧縮径主燃焼室の肉厚を夫夫略5分の1として大
軽量が可能になり、従来技術より夫夫25倍も定容燃焼
に近づけた撹拌燃焼及び、隔離解除時の大圧力差による
高速噴射撹拌燃焼により、1回の全燃焼期間で燃焼条件
を2回も極限まで良くするため、夫夫の蒸気・内燃合体
機関による断熱無冷却機関を含めて、NOxと未燃分を
同時に皆無に近づけることが可能になり、加えて最大燃
焼圧力による摩擦最大荷重や軸受最大荷重を夫夫25分
の1として対向往復運動を含めて振動要因を大低減でき
る一方で、大増大した水蒸気質量容積を含む高圧燃焼ガ
スの速度形質量エネルギ+容積形エネルギを、夫夫の適
宜の凹部1に高速噴射して衝動+反動+圧力により、夫
夫の両頭拡径ピストンを強力に後退させて大回転力を発
生させると共に、過早点火や異状燃焼の影響も25分の
1になるため、過早点火や異状燃焼の有効利用が可能に
なり、夫夫の拡径燃焼室は大幅に低圧低温の薄肉燃焼室
として、機関全体を大軽量化して比出力を大増大しなが
ら、COを含む公害の大低減を図るものがエネルギ保
存サイクル機関であり、そのうち夫夫の両頭拡径ピスト
ンの対向往復運動により、直接噛み合い同期手段17を
含む夫夫のクランク軸を回転させて、回転動力とするも
のがE型エネルギ保存サイクル機関となります。
【0017】図8を参照して、E型エネルギ保存サイク
ル内燃機関の第3実施例を説明すると、前記E型エネル
ギ保存サイクル内燃機関の第2実施例と殆ど同じのた
め、該相違点と説明不足部分を説明すると、前記第2実
施例の適宜の凹部1に換えて任意の頂部とすることによ
り、夫夫の両頭拡径ピストンの頂部形状やシリンダヘッ
ド内部形状も含めて幅広い形状範囲の周辺技術としたも
のです。従って、該第3実施例は掃気効率を重要視する
用途に使用する場合は、拡径ピストンの頂部形状から、
掃気効率の重要度に応じて次第に夫夫の凹部が浅くな
り、平面形状に移行します。同様に夫夫のシリンダヘッ
トも拡径燃焼室側に拡径ピストンの頂部形状に合わせて
夫夫突出していた、任意の突出部も次第に平面形状に移
行します。又、夫夫の縮径主燃焼室を例えば5分の1に
縮径して隔離燃焼とすると、最大燃焼圧力による最大軸
受荷重が夫夫25分の1に大低減するため、最大軸受荷
重も最大圧縮圧力に大低減して、最大圧縮圧力を大上昇
した最大燃焼圧力の大上昇によるCOの大低減も可能
になり、運動エネルギの減少損失の非常に少ない2サイ
クル両頭拡径ピストンの対向往復運動により、直接夫夫
のクランク軸を回転させて、回転動力とする一方で、噛
み合い同期手段17も同時に回転させて、両頭拡径ピス
トンの対向往復運動を同期させて無振動を図るE型エネ
ルギ保存サイクル内燃機関とします。
【0018】図9を参照して、クランク軸の使用例及び
噛み合い同期手段17を説明すると、D型エネルギ保存
サイクル内燃機関の第1実施例乃至第3実施例の場合
は、クランク軸は1本でよいため、図の噛み合い同期手
段17に換えて図3乃至図5のはずみ車を固着して2気
筒づつ連結するため、2気筒・4気筒・6気筒・8気筒
というように2気筒刻みで多気筒内燃機関に移行しま
す。E型エネルギ保存サイクル内燃機関の第1実施例乃
至第3実施例の場合は、クランク軸が2本必要になり、
夫夫の両頭拡径ピストンの対向往復運動を同期させて無
振動に近づけるための、噛み合い同期手段17等の同期
手段を具備します。噛み合い同期手段17は必要に応じ
て機械式過給機としても兼用するものです。この発明は
振動を大低減することにより、超大型のE型エネルギ保
存サイクル内燃機関を可能にするものですが、クランク
軸が2本となり4気筒づつの連結となるため、4気筒・
8気筒・12気筒というように4気筒刻みで多気筒内燃
機関に移行し、適宜に動力伝達軸に連結します。
【0019】図10を参照して、各種エネルギ保存サイ
クル内燃機関の第1の実施形態について説明すると、こ
の実施形態は、超小型縮径主燃焼室内隔離燃焼乃至小型
縮径主燃焼室内隔離燃焼に対応する実施形態です。即
ち、超小型縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼乃至小型
縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼にすると、縮径主燃
焼室内も拡径燃焼室内も掃気が困難なため、残留ガスの
多い雰囲気でNOx低減燃焼にはなりますが、燃焼室が
小さいと冷却され易いため、水噴射に不向きの燃焼とな
ります。従って、そのような燃焼に対応するものが第1
の実施形態となります。即ち、縮径主燃焼室に空気と燃
料が供給されると、縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼
となり、圧縮過程から加熱過程に移行し、隔離燃焼解除
により縮径主燃焼室と拡径燃焼室が連通して、速度形エ
ネルギの衝動+反動を含む容積形エネルギの膨張過程と
なり、次に拡径燃焼室から通常の排気・掃気過程に移行
します。通常のように排気エネルギによりターボ過給機
を駆動して、排気部より排気します。通常のようにター
ボ過給機で吸入圧縮された空気は、通常のように拡径燃
焼室に供給され、圧縮過程の終わりに拡径燃焼室から一
方向空気流路を通って縮径主燃焼室に供給されて、燃料
の供給により縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼とな
り、第1の実施形態のサイクルとなります。
【0020】図11を参照して、各種エネルギ保存サイ
クル内燃機関の第2の実施形態について説明すると、こ
の実施形態は、小型縮径主燃焼室内隔離燃焼乃至中型縮
径主燃焼室内隔離燃焼に対応する実施形態です。即ち、
小型縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼乃至中型縮径主
燃焼室内定容大接近隔離燃焼にすると、縮径主燃焼室も
拡径燃焼室も掃気が困難なため、残留ガスの多い雰囲気
でのNOx低減燃焼にはなりますが、燃焼室が少し大き
くなると断熱燃焼室にすると、水噴射が可能な燃焼とな
ります。しかし設備費を節減する必要もあるため、第2
の実施形態となります。即ち、縮径主燃焼室に空気と燃
料が供給されて圧縮過程から加熱過程に移行し、縮径主
燃焼室内定容大接近隔離燃焼となり、適宜に排気部熱交
換手段18で加熱された水が供給されると、NOxも未
燃分も生成しない燃焼を図る蒸気・内燃合体機関に移行
し、隔離燃焼解除により縮径主燃焼室と拡径燃焼室が連
通して、高圧の速度形質量エネルギの衝動+反動を含む
容積形エネルギの膨張過程となり、次に拡径燃焼室から
通常の排気過程に移行します。通常のように排気エネル
ギによりターボ過給機を駆動しますが、燃焼ガスを大気
圧まで膨張させると、540カロリーの熱量で1700
倍に膨張した水蒸気質量容積が含まれるため、ターボ過
給機の駆動力を増大して排気部より排気します。通常以
上にターボ過給機で吸入圧縮された空気は、通常のよう
に拡径燃焼室に供給され、圧縮過程の終わりに拡径燃焼
室より縮径主燃焼室に供給されて、燃料の供給及び適宜
の水噴射を含めて縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼と
なり、第2の実施形態のサイクルとなります。
【0021】図12を参照して、各種エネルギ保存サイ
クル内燃機関の第3の実施形態について説明すると、こ
の実施形態は、中型縮径主燃焼室内隔離燃焼乃至大型縮
径主燃焼室内隔離燃焼に対応する実施形態です。即ち、
中型縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼乃至大型縮径主
燃焼室内定容大接近隔離燃焼にすると、縮径主燃焼室も
拡径燃焼室も掃気が困難なため、残留ガスの多い雰囲気
でのNOx低減燃焼にはなりますが、縮径主燃焼室が大
きくなると断熱燃焼室も容易となり、一定容積以上の断
熱燃焼室では燃焼温度も3500°Cを越えて燃焼圧力
も大上昇するため、水噴射によりNOxを皆無に近づけ
る燃焼を必須とします。しかし設備費を節減する必要も
あるため第3の実施形態となります。即ち、縮径主燃焼
室に空気と燃料が供給されて圧縮過程から加熱過程に移
行し、縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼となり排気部
熱交換手段18及び縮径部熱交換手段19で加熱された
水が適宜に供給されると、NOxも未燃分もない燃焼を
目的とした蒸気・内燃合体機関に移行し、隔離燃焼解除
により縮径主燃焼室と拡径燃焼室が連通して、高圧の速
度形エネルギの衝動+反動を含む容積形エネルギの膨張
過程となり、次に拡径燃焼室から通常の排気過程に移行
します。通常のように排気エネルギによりターボ過給機
を駆動しますが、燃焼ガスを大気圧まで膨張させると、
540カロリーの気化潜熱で1700倍に膨張した水蒸
気が多いためターボ過給機の比出力を増大して排気部よ
り排気します。通常以上にターボ過給機で吸入圧縮が強
化された空気は、通常のように拡径燃焼室に供給され、
圧縮過程の終わりに拡径燃焼室から一方向空気流路を介
して縮径主燃焼室に供給されて、燃料の供給及び適宜の
水噴射を含めて縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼とな
り、第3の実施形態のサイクルとなります。
【0022】図13を参照して各種エネルギ保存サイク
ル内燃機関の第4の実施形態について説明すると、この
実施形態は、大型縮径主燃焼室内隔離燃焼乃至超大型縮
径主燃焼室内隔離燃焼に対応する実施形態です。即ち、
大型縮径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼乃至超大型縮径
主燃焼室内定容大接近隔離燃焼にすると、縮径主燃焼室
も拡径燃焼室も掃気が困難なため、残留ガスの多い雰囲
気でのNOx低減燃焼にはなりますが、縮径主燃焼室が
更に大きくなると断熱燃焼室も必須となり、大型断熱燃
焼室では、燃焼温度も3500゜Cを越えて燃焼圧力も
大上昇してNOx増大燃焼となりますが、燃焼時間が最
大となるため、できるだけ高温の水を最大量噴射した、
燃焼温度を最低にしたNOx皆無燃焼も可能になり、第
4の実施形態となります。即ち、縮径主燃焼室に空気と
燃料が供給されて圧縮過程から加熱過程に移行し、縮径
主燃焼室内定容大接近隔離燃焼となり、排気部熱交換手
段18及び縮径部熱交換手段19及び燃焼部熱交換手段
20で加熱された水が適宜に供給されると、NOxも未
燃分も無い燃焼が可能な蒸気・内燃合体機関に移行し、
隔離燃焼解除により縮径主燃焼室と拡径燃焼室が連通し
て、高圧の速度形エネルギの衝動+反動を含む容積形エ
ネルギの膨張過程となり、次に拡径燃焼室から通常の排
気過程に移行します。通常のように排気エネルギにより
ターボ過給機を駆動しますが、燃焼ガスを大気圧まで膨
張させると、540カロリーの気化潜熱で1700倍に
膨張した水蒸気質量容積が非常に多いため、ターボ過給
機の比出力を大増大して排気部より排気します。通常よ
り大幅にターボ過給機で吸入圧縮が強化された空気は、
通常のように拡径燃焼室に供給され、圧縮過程の終わり
に拡径燃焼室から一方向空気流路を介して縮径主燃焼室
に供給されて、燃料の供給及び適宜の水噴射を含めて縮
径主燃焼室内定容大接近隔離燃焼となり、第4の実施形
態のサイクルとなります。
【0023】
【発明の効果】一方向空気流路を設けて隔離燃焼とする
ことにより、例えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内
定容大接近隔離燃焼にする及び、両頭拡径ピストンの往
復運動により直接クランク軸を回転させると、 (1)隔離期間中の撹拌燃焼を従来技術の25倍も定容
燃焼に近づけられるため、NOxや未燃分を皆無にする
ための水噴射を含む各種燃焼法により、公害を大低減可
能にする大きな効果があります。 (2)高圧燃焼室を小径円筒型として、容易に断熱無冷
却高温燃焼として、水噴射を追加した蒸気・内燃合体機
関が可能になり、NOxや未燃分を皆無に近づけられる
のに加えて、圧縮容易な水により速度形質量エネルギの
大増大及び/540カロリーの気化潜熱により1700
倍(大気圧)に大増大する容積形速度エネルギの大増大
によりCOを低減する大きな効果があります。 (3)隔離燃焼解除時に高圧の燃焼ガス噴流を、拡径ピ
ストンの頂部に噴射して回転力を大増大する一方で、大
圧力差による高速噴射撹拌燃焼により未燃分を再度皆無
に近づけるためCOを含む公害の低減に大きな効果が
あります。 (4)最大燃焼圧力及び最大摩擦圧力及び異状燃焼の影
響が25分の1になる一方で振動が低減するのに加え
て、従来技術の最大軸受荷重も25分の1になるため、
最大軸受荷重が最大燃焼圧力から最大圧縮圧力に大低減
するため、最大燃焼圧力を大上昇してCOを大低減す
るために大きな効果があります。 (5)高圧燃焼室が5分の1に縮径した隔離燃焼となる
ため、縮径主燃焼室の肉厚を略5分の1に薄肉軽量化し
た高圧燃焼室とする一方で、拡径燃焼室が大幅に低圧低
温の薄肉燃焼室となるため、出力当たりの比重量を従来
の軽量化技術より更に大幅に軽量化できる大きな効果が
あります。 (6)本発明は燃焼法の大改善及び回転力の大増大及び
出力当たりの比重量の大低減を図る発明であるため、燃
料の種類及び点火方式及びサイクル数及び掃気方式及び
機関の型式を問わずにCOを含む公害の大低減に大き
な効果があります。 (7)本発明は、両頭拡径ピストンの往復運動により直
接クランク軸を回転して回転動力とするため、部品数を
大低減して構造を簡単にすると共に、小型軽量大出力低
燃費にする大きな効果があります。
【図面の簡単な説明】
【図1】A型エネルギ保存サイクル内燃機関の実施例を
従来技術と比較して説明するための一部断面図。
【図2】各種エネルギ保存サイクル内燃機関のクランク
角度に対する燃焼圧力の変化を従来技術と比較説明する
ための概略グラフである。
【図3】D型エネルギ保存サイクル内燃機関の第1実施
例の一部断面図。
【図4】D型エネルギ保存サイクル内燃機関の第2実施
例の一部断面図。
【図5】D型エネルギ保存サイクル内燃機関の第3実施
例の一部断面図。
【図6】E型エネルギ保存サイクル内燃機関の第1実施
例の一部断面図。
【図7】E型エネルギ保存サイクル内燃機関の第2実施
例の一部断面図。
【図8】E型エネルギ保存サイクル内燃機関の第3実施
例の一部断面図。
【図9】D型及びE型エネルギ保存サイクル内燃機関の
クランク軸及び噛み合い同期手段を含めて、クランク軸
の利用方法を比較説明するための一部断面図。
【図10】各種エネルギ保存サイクル内燃機関の第1の
実施形態を示す全体構成図。
【図11】各種エネルギ保存サイクル内燃機関の第2の
実施形態を示す全体構成図。
【図12】各種エネルギ保存サイクル内燃機関の第3の
実施形態を示す全体構成図。
【図13】各種エネルギ保存サイクル内燃機関の第4の
実施形態を示す全体構成図。
【符号の説明】 1:適宜の凹部 2:テーパ根部 3:逆止弁
4:一方向空気流路 5:燃料噴射手段 6:鍔状凹凸 7:テーパ縮径
部 8:ピストン穴 11:クランク軸側カム 12:平行軌道 14:
斜め空気流路 15:騒音低減溝 16:シリンダ
穴 17:噛み合い同期手段 18:排気部熱交換
手段 19:縮径部熱交換手段 20:燃焼部熱交
換手段 21:耐熱耐蝕材 22:断熱材 2
3:水噴射手段 24:適宜の凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 75/02 F02B 75/02 Z 75/10 75/10 Z 75/18 75/18 J 75/28 75/28 D F02F 1/00 F02F 1/00 D 1/18 1/18 B 1/24 1/24 E 3/00 3/00 D 302 302Z 3/28 3/28 B

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる往復運動ピストンサイクルであって、該加熱
    過程において、適宜に縮径されてテーパ根部(2)を有
    する縮径ピストンを、適宜の凹部(1)の略中央より突
    出した両頭拡径ピストンの、左右の死点前後の所定期間
    に亘って、テーパ縮径部(7)を有する縮径主燃焼室と
    拡径燃焼室を連通して、該縮径主燃焼室に向かう流れだ
    けを可能にした一方向空気流路(4)を構成させて、前
    記縮径ピストンによる該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔
    離解除により、前記両頭拡径ピストンが往復運動して直
    接クランク軸を回転させて、エネルギ保存サイクルとす
    る方法。
  2. 【請求項2】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる往復運動ピストンサイクルであって、該加熱
    過程において、適宜に縮径された縮径ピストンを夫夫の
    適宜の凹部(1)の略中央より突出した両頭拡径ピスト
    ンの、左右の死点前後の所定期間に亘って縮径主燃焼室
    と拡径燃焼室を連通して、該縮径主燃焼室に向かう流れ
    だけを可能にした一方向空気流路(4)を構成させて、
    前記縮径ピストンによる該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び
    隔離解除により、前記両頭拡径ピストンが往復運動して
    直接クランク軸を回転させて、エネルギ保存サイクルと
    する方法。
  3. 【請求項3】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる往復運動ピストンサイクルであって、該加熱
    過程において、適宜に縮径された縮径ピストンを夫夫頂
    部略中央より突出した両頭拡径ピストンの左右の、死点
    前後の所定期間に亘って、縮径主燃焼室と拡径燃焼室を
    連通して、該縮径主燃焼室に向かう流れだけを可能にし
    た一方向空気流路(4)を構成させて、前記縮径主燃焼
    室内隔離燃焼及び隔離解除により、前記両頭拡径ピスト
    ンが往復運動して直接クランク軸を回転させて、エネル
    ギ保存サイクルとする方法。
  4. 【請求項4】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる対向往復運動ピストンサイクルであって、該
    加熱過程において、適宜に縮径されてテーパ根部(2)
    を有する縮径ピストンを、夫夫の適宜の凹部(1)の略
    中央より突出した夫夫の両頭拡径ピストンの、夫夫の外
    死点前後の所定期間に亘って及び/夫夫の内死点前後の
    所定期間に亘って、夫夫テーパ縮径部(7)を有する縮
    径主燃焼室と拡径燃焼室を連通して、該縮径主燃焼室に
    向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を構
    成させて、前記縮径ピストンによる該縮径主燃焼室内隔
    離燃焼及び隔離解除により、前記夫夫の両頭拡径ピスト
    ンが対向往復運動して、直接夫夫のクランク軸を回転さ
    せてエネルギ保存サイクルとする方法。
  5. 【請求項5】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる対向往復ピストンサイクルであって、該加熱
    過程において、適宜に縮径された縮径ピストンを夫夫の
    適宜の凹部(1)の略中央より突出した夫夫の両頭拡径
    ピストンの、夫夫の外死点前後の所定期間に亘って及び
    /夫夫の内死点前後の所定期間に亘って、夫夫の縮径主
    燃焼室と拡径燃焼室を連通して、該縮径主燃焼室に向か
    う流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を構成さ
    せて、前記縮径ピストンによる該縮径主燃焼室内隔離燃
    焼及び隔離解除により、前記夫夫の両頭拡径ピストンが
    対向往復運動して、直接夫夫のクランク軸を回転させて
    エネルギ保存サイクルとする方法。
  6. 【請求項6】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気過
    程からなる対向往復運動ピストンサイクルであって、該
    加熱過程において、適宜に縮径された縮径ピストンを対
    向に設けた夫夫の頂部略中央より突出した夫夫の両頭拡
    径ピストンの、夫夫の外死点前後の所定期間に亘って及
    び/夫夫の内死点前後の所定期間に亘って、夫夫の縮径
    主燃焼室と拡径燃焼室を連通して、該縮径主燃焼室に向
    かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を構成
    させて、前記縮径ピストンによる該縮径主燃焼室内隔離
    燃焼及び隔離解除により、前記夫夫の両頭拡径ピストン
    が対向往復運動して直接夫夫のクランク軸を回転させ
    て、エネルギ保存サイクルとする方法。
  7. 【請求項7】 前記縮径主燃焼にテーパ縮径部(7)を
    増設して、速度形熱エネルギの噴射方向を制定する請求
    項1又は請求項4に記載のエネルギ保存サイクルとする
    方法。
  8. 【請求項8】 前記夫夫の両頭拡径ピストンの対向往復
    運動を同期させる、噛み合い同期手段(17)を設けて
    夫夫のクランク軸を結合して同期させる請求項4乃至請
    求項6のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルと
    する方法。
  9. 【請求項9】 前記夫夫の両頭拡径ピストンの対向往復
    運動を同期させる、噛み合い同期手段(17)を機械式
    過給機としても兼用して請求項4乃至請求項6のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  10. 【請求項10】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼させるた
    め、該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通して、該縮径主
    燃焼室に向かう流れだけを可能にする逆止弁(3)を含
    む一方向空気流路(4)を、少なくとも1組以上設けて
    請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクルとする方法。
  11. 【請求項11】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼させるこ
    とで、定容大接近撹拌燃焼及び隔離解除時の高速撹拌燃
    焼とする一方で、該縮径主燃焼室に保存貯金された熱エ
    ネルギを隔離解除時に速度形質量熱エネルギ+容積形熱
    エネルギとして噴射する請求項1乃至請求項10のいず
    れか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  12. 【請求項12】 前記両頭拡径ピストンの内部略中央に
    は、クランク軸側カム(11)を挿入れ維持する平行軌
    道(12)を対向に設けて、両頭拡径ピストンの往復運
    動によりクランク軸側カム(11)に回転自在に軸支さ
    れたクランク軸が回転して動力を伝達可能にした請求項
    1乃至請求項11のいずれか1項に記載のエネルギ保存
    サイクルとする方法。
  13. 【請求項13】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を解除す
    る時期を、夫夫の拡径ピストンの死点後クランク角度で
    30゜以後として、速度形質量熱エネルギを拡径ピスト
    ンに噴射する請求項1乃至請求項12のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  14. 【請求項14】 前記縮径ピストンの外周に鍔状凹凸
    (6)を多段に設けて、多段に減圧して漏洩量を制定し
    ながら縮径主燃焼室内定容大接近隔離撹拌燃焼とした請
    求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクルとする方法。
  15. 【請求項15】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼させるこ
    とで、総合的には希薄燃焼とした請求項1乃至請求項1
    4のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    方法。
  16. 【請求項16】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を燃料過
    剰燃焼として請求項1乃至請求項15のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  17. 【請求項17】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を、残留
    ガスの多い雰囲気での中温高圧燃焼として、NOxと未
    燃分を同時に皆無に近づける請求項1乃至請求項16の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  18. 【請求項18】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離
    解除時の高速噴射撹拌燃焼で、NOxと未燃分の同時大
    低減を図る請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記
    載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  19. 【請求項19】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼に、該縮
    径主燃焼室内水噴射する水噴射手段(23)を追加し
    て、NOxと未燃分を同時に皆無に近づける請求項1乃
    至請求項18のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイ
    クルとする方法。
  20. 【請求項20】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を最適時
    に解除することで最大軸受荷重や振動を大低減する一方
    で、小径の高圧縮径主燃焼室を薄肉軽量化すると共に、
    拡径燃焼室は大幅に低圧低温の燃焼室として軽量化した
    請求項1乃至請求項19のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする方法。
  21. 【請求項21】 前記速度形質量熱エネルギの噴射を受
    ける両頭拡径ピストンの頭部を適宜の凹部(1)とし
    て、対応するシリンダヘッドを適宜の凸部(24)とし
    て請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする方法。
  22. 【請求項22】 前記縮径ピストンの先端の凸部を幅広
    として外周面に、該凸部の下部を適宜に残して、前記両
    頭拡径ピストンの運動方向に対して斜めに延びる複数の
    騒音低減溝(15)を設けた請求項1乃至請求項21の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  23. 【請求項23】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼に、該縮
    径主燃焼室内水噴射する水噴射手段(23)を追加し
    て、断熱無冷却機関とした請求項1乃至請求項22のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  24. 【請求項24】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼により、
    定容大接近燃焼期間を延長する請求項1乃至請求項23
    のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  25. 【請求項25】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼により、
    定容大接近撹拌燃焼及び隔離解除時超高速撹拌燃焼とし
    て完全燃焼終了期間を短縮確実として、両頭拡径ピスト
    ンを大拡径して超短行程機関により比出力の大増大を図
    る請求項1乃至請求項24のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする方法。
  26. 【請求項26】 前記縮径主燃焼室内水噴射する水噴射
    手段(23)に使用する水を、排気部熱交換手段(1
    8)縮径部熱交換手段(19)燃焼部熱交換手段(2
    0)のうち、少なくとも1手段以上で加熱された水とし
    た請求項1乃至請求項25のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする方法。
  27. 【請求項27】 前記縮径主燃焼室及びテーパ縮径部
    (7)及び適宜の凹部(1)を耐熱耐蝕材(21)及び
    断熱材(22)により耐熱耐蝕断熱構造として請求項1
    乃至請求項26のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする方法。
  28. 【請求項28】 シリンダ内の左死点と右死点との間で
    往復運動する両頭拡径ピストンの、適宜の凹部(1)の
    左右略中央より適宜に縮径してテーパ根部(2)を有す
    る縮径ピストンを突出し、 前記シリンダの左右には夫夫シリンダヘッドを設けて、
    夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃焼が可能に、最
    適に縮径してテーパ縮径部(7)を有する縮径主燃焼室
    を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    形成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により前記両頭
    拡径ピストンが往復運動して、クランク軸側カム(1
    1)に回転自在に軸支されたクランク軸を回転させて回
    転動力とするエネルギ保存サイクル内燃機関。
  29. 【請求項29】 シリンダ内の左死点と右死点との間で
    往復運動する両頭拡径ピストンの、適宜の凹部(1)の
    左右略中央より適宜に縮径した縮径ピストンを突出し、 前記シリンダの左右には夫夫シリンダヘッドを設けて、
    夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃焼が可能に、最
    適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    構成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により前記両頭
    拡径ピストンが往復運動して、クランク軸側カム(1
    1)に回転自在に軸支されたクランク軸を回転させて、
    回転動力を得るエネルギ保存サイクル内燃機関。
  30. 【請求項30】 シリンダ内の左死点と右死点との間で
    往復運動する両頭拡径ピストンの、左右任意の頂面の略
    中央より適宜に縮径した縮径ピストンを突出し、 前記シリンダの左右には夫夫シリンダヘッドを設けて、
    夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃焼が可能に、最
    適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    構成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により前記両頭
    拡径ピストンが往復運動して、クランク軸側カム(1
    1)に回転自在に軸支されたクランク軸を回転させて回
    転動力を得るエネルギ保存サイクル内燃機関。
  31. 【請求項31】 対向に設けたシリンダ内の外死点と内
    死点との間で対向往復運動する2つの両頭拡径ピストン
    の、夫夫の適宜の凹部(1)の左右略中央より、適宜に
    縮径してテーパ根部(2)を有する縮径ピストンを突出
    し、 前記シリンダの左右には夫夫シリンダヘッドを設けて、
    夫夫に前記縮径ピストンを収容して隔離燃焼が可能に、
    最適に縮径してテーパ縮径部(7)を有する縮径主燃焼
    室を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    夫夫に形成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により、前記夫
    夫の両頭拡径ピストンが対向往復運動して、夫夫のクラ
    ンク軸側カム(11)(11)に回転自在に軸支された
    夫夫のクランク軸を回転させて回転動力とするエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  32. 【請求項32】 対向に設けたシリンダ内の外死点と内
    死点との間で対向往復運動する2つの両頭拡径ピストン
    の、夫夫の適宜の凹部(1)の左右略中央より、適宜に
    縮径した縮径ピストンを突出し、 前記対向に設けた夫夫のシリンダの左右にはシリンダヘ
    ッドを設けて、夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃
    焼が可能に最適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    夫夫に形成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により、前記夫
    夫の両頭拡径ピストンが対向往復運動して、夫夫のクラ
    ンク軸側カム(11)(11)に回転自在に軸支された
    夫夫のクランク軸を回転させて回転動力とするエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  33. 【請求項33】 対向に設けたシリンダ内の外死点と内
    死点との間で対向往復運動する2つの両頭拡径ピストン
    の、夫夫の左右頂面略中央より適宜に縮径した縮径ピス
    トンを突出し、 前記対向に設けた夫夫のシリンダの左右にはシリンダヘ
    ッドを設けて、夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃
    焼が可能に最適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、 該縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、該縮径主燃焼室
    に向かう流れだけを可能にした一方向空気流路(4)を
    夫夫に形成させて、 該縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により、前記夫
    夫の両頭拡径ピストンが対向往復運動して、夫夫のクラ
    ンク軸側カム(11)(11)に回転自在に軸支された
    夫夫のクランク軸を回転させて回転動力とするエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  34. 【請求項34】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段(17)を、夫夫のクラ
    ンク軸に設けて、両頭拡径ピストンの対向往復運動を同
    期させる請求項31乃至請求項33のいずれか1項に記
    載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  35. 【請求項35】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段(17)を、機械式過給
    機としても兼用する請求項31乃至請求項34のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  36. 【請求項36】 前記クランク軸を回転させるため、拡
    径燃焼室を含む気筒数を、2気筒刻みで2気筒・4気筒
    ・6気筒と増加して限りなく多気筒とする請求項28乃
    至請求項30のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイ
    クル内燃機関。
  37. 【請求項37】 前記夫夫のクランク軸を回転させるた
    め、拡径燃焼室を含む気筒数を、4気筒刻みで4気筒・
    8気筒・12気筒と増加して限りなく多気筒とする請求
    項31乃至請求項35のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  38. 【請求項38】 前記両頭拡径ピストンの内部略中央に
    は、該両頭拡径ピストンの往復運動によりクランク軸が
    回転容易に、クランク軸に回転自在に枢支されたクラン
    ク軸側カム(11)を、往復動自在に挿入れ維持する平
    行軌道(12)を対向に設けた請求項28乃至請求項3
    7のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機
    関。
  39. 【請求項39】 前記縮径ピストンの外周には鍔状凹凸
    (6)を多段に設けて、その先端の幅広凸部外周面に凸
    部の下部を適宜に残して、前記両頭拡径ピストンの運動
    方向に対して斜めに延びる複数の騒音低減溝(15)を
    設けた請求項28乃至請求項38のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  40. 【請求項40】 前記縮径主燃焼室を耐熱耐蝕材(2
    1)及び断熱材(22)により耐熱耐蝕断熱構造とし
    て、耐熱耐蝕材(21)に一方向空気流路(4)の斜め
    空気流路(14)を適数設けた請求項28乃至請求項3
    9のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機
    関。
  41. 【請求項41】 前記縮径主燃焼室に燃料を噴射する燃
    料噴射手段(5)を設け、該噴射燃料が前記斜め空気流
    路(14)を通って流入する空気と乱れを形成する請求
    項28乃至請求項40のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  42. 【請求項42】 前記縮径ピストン及び適宜の凹部
    (1)を耐熱耐蝕材(21)及び断熱材(22)により
    耐熱耐蝕断熱構造とした請求項28乃至請求項41のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  43. 【請求項43】 前記縮径ピストンは、前記縮径主燃焼
    室内に挿入れ維持されて、死点前後の所定期間に亘って
    前記縮径主燃焼室内隔離燃焼の隔離期間を形成した請求
    項28乃至請求項42のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクル内燃機関。
  44. 【請求項44】 前記シリンダヘッド内面を、前記拡径
    ピストンの頂部形状に合わせて、肩部の外周を残して拡
    径燃焼室側に突出させた請求項28乃至請求項43のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  45. 【請求項45】 前記一方向空気流路(4)を、前記拡
    径ピストンの頂部形状に合わせて、シリンダヘッドの肩
    部の外周を残して拡径燃焼室側に突出させた突出部に、
    拡径燃焼室側から挿入れ固着した逆止弁(3)を含めて
    少なくとも1組以上設けた請求項28乃至請求項44の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  46. 【請求項46】 前記シリンダヘッドの内部に、該肩部
    の外周を残して前記拡径ピストンの頂部形状に合わせて
    拡径燃焼室側に突出させた突出部に、少なくとも1箇以
    上の排気弁を設けた請求項28乃至請求項45のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  47. 【請求項47】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼を最適時に解除することで、振動及び最大軸受荷重を
    大低減する一方で、高圧の縮径主燃焼室を小径として薄
    肉軽量化すると共に、拡径燃焼室は大幅に低圧低温の薄
    肉燃焼室として軽量化した請求項28乃至請求項46の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  48. 【請求項48】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼に、水噴
    射手段(23)を追加して、該水を予加熱する排気部熱
    交換手段(18)及び縮径部熱交換手段(19)及び燃
    焼部熱交換手段(20)のうち、少なくとも1手段以上
    を設けた請求項28乃至請求項47のいずれか1項に記
    載のエネルギ保存サイクル内燃機関。
  49. 【請求項49】 前記シリンダヘッドの内部を、該肩部
    の外周を残して前記拡径ピストンの頂部形状に合わせて
    拡径燃焼室側に突出させて、該突出部を耐熱耐蝕材(2
    1)及び断熱材(22)により耐熱耐蝕断熱構造とした
    請求項28乃至請求項48のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクル内燃機関。
  50. 【請求項50】 前記燃料は、ガソリン及び軽油及び重
    油及びプロパン及び水素及び天然ガス及びメタノールの
    うち、少なくとも1種類以上である請求項28乃至請求
    項49のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクル内
    燃機関。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0902175A1 (en) * 1996-05-28 1999-03-17 Hiroyasu Tanigawa Energy conservation cycle engine
US7011070B2 (en) 2002-10-02 2006-03-14 Westport Research Inc. Method of reducing particulates and enhancing burning rate within a combustion chamber
CN117121945A (zh) * 2023-10-26 2023-11-28 山东初饮生物科技有限公司 一种乳制品用发酵设备

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