JPH1089075A - 振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする装置及び方法 - Google Patents

振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする装置及び方法

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JPH1089075A
JPH1089075A JP9088973A JP8897397A JPH1089075A JP H1089075 A JPH1089075 A JP H1089075A JP 9088973 A JP9088973 A JP 9088973A JP 8897397 A JP8897397 A JP 8897397A JP H1089075 A JPH1089075 A JP H1089075A
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piston
diameter
combustion chamber
double
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Hiroyasu Tanigawa
浩保 谷川
Kazunaga Tanigawa
和永 谷川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 往復ピストンクランク機関には死点乃至死点
後30°の動力変換効率が非常に悪い部分があり、従来
技術ではこの部分で最大の熱エネルギの略全部を消費す
るため、大部分の熱エネルギが摩擦損失の増大等に消費
されて、動力変換効率の絶好機には熱エネルギが殆ど無
くなり、熱効率が大低減するし、燃焼室容積が急拡大し
て低圧低温の最悪の燃焼条件に急移行する極度の非定容
燃焼となって排気ガス公害が大増大します。 【解決手段】 本発明は、2段燃焼室2段ピストンとし
て、死点近傍に限定した隔離燃焼とするため、拡径燃焼
室の例えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内隔離燃焼
として、死点近傍での熱エネルギ使用量(ピストンの行
程容積)を25分の1等僅少として、大部分の熱エネル
ギ(25分の24−漏洩量)は保存貯金により大増大
(燃料を節減して圧力を大上昇する)して、最大軸受荷
重位置を絶好機前半側に移動して、熱効率を大上昇して
排気公害を大低減します。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンの往復運
動を回転動力に変換するエネルギ変換効率を高めるた
め、振り子運動クランク機構を採用すると共に、力学的
エネルギ保存の法則を利用して、死点後の所定期間に亘
って例えば5分の1等に縮径した縮径主燃焼室内隔離燃
焼として、死点近傍でのエネルギ使用量(ピストン行程
容積)を僅少として燃料の節減を図ると共に、大部分の
熱エネルギは保存貯金により大増大して(圧力上昇し
て)、隔離解除時(死点後クランク角度で30°乃至7
0°)に最高燃焼圧力に近づけることにより、死点後6
0°(以後クランク角度を省略する)前後のエネルギ変
換効率の絶好機前半前後(図1B参照)の回転動力を大
増大すると同時に、近似定容燃焼として公害の大低減を
図るエネルギ保存サイクルとする装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特願平7─79292(第1出願)の概
要は、通常の往復ピストンサイクルをエネルギ保存サイ
クルとする手段のうち、主として縮径主燃焼室内隔離燃
焼水噴射してエネルギ変換(低温の過熱水蒸気に大変
換)により拡径燃焼室を大幅に低温低圧の燃焼室として
断熱無冷却機関を提供するものです。特願平8─272
07(第2出願)の概要は、特別発明の逆振り子ピスト
ンサイクルを多種類のエネルギ保存サイクルとしたもの
です。特願平8─78414(優先権主張第3出願)の
概要は、通常の往復ピストンサイクルをエネルギ保存サ
イクルとするための主要部を説明したものです。特願平
8─122114(優先権主張第4出願)の概要は、通
常の往復ピストンサイクルをエネルギ保存サイクルとす
る方法及び装置を提供したものです。特願平8─172
752(優先権主張第5出願)の概要は、特別発明の振
り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする方法及び装
置を提供したものです。従って、いずれも適宜に縮径さ
れた縮径主燃焼室内隔離燃焼により、死点乃至死点後3
0°付近の回転動力変換効率の最悪機には、熱エネルギ
は保存貯金により大増大(少量の燃料で圧力を大上昇さ
せる)して、回転動力変換効率の絶好機前半付近で大回
転力として、熱効率を大上昇すると共に、近似定容燃焼
及び隔離解除時燃焼により公害の大低減を図るもので
す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、エネルギ
保存サイクルとすると、熱効率を大上昇しながら公害の
大低減が可能なのに加えて、限りなく多くの構成が可能
なため、多くの構成を提供しておりますが、とくに振り
子ピストンクランク機構が構造簡単で小型軽量大出力に
出来るため、発明を継続するものです。即ち、往復ピス
トンクランク機構には、死点乃至死点後30°付近に動
力変換効率の非常に悪い部分があり、従来技術ではこの
部分で最大の熱エネルギ(圧縮圧力以上の熱エネルギ)
の略全部を消費するため、大部分の熱エネルギが摩擦損
失の増大等に使用されて、動力変換効率の絶好機には熱
エネルギが殆ど無くなり、熱効率が大低減するし、燃焼
の初期から燃焼室容積が急拡大するため、低圧低温の極
度の非定容燃焼となり、最悪の燃焼条件燃焼に急移行す
るため、未燃分低減燃焼にするとNOx増大燃焼とな
り、NOx低減燃焼にすると未燃分増大燃焼となって、
排気ガス公害が大増大して、熱効率が大低減して技術の
壁に衝突する通常の課題があります。
【0004】そこでこの発明は、エネルギ保存サイクル
とする装置及び方法として、図1・図2の如く死点に近
い部分に限定して、例えば5分の1に縮径した(以下5
分の1に縮径した例に統一して説明する)縮径主燃焼室
内隔離燃焼(図1A・図2A・図3A)として、死点近
傍でのエネルギ使用(ピストンの行程容積)を25分の
1等必要最小限として燃料の大節減を図り、大部分の熱
エネルギ例えば25分の24等の熱エネルギは保存貯金
により大増大(圧力大上昇)して、死点後の最適時に縮
径主燃焼室内隔離燃焼を解除して、例えば死点後60°
前後に最大熱エネルギ使用量又は最大軸受荷重を移動し
て、例外として超小型高速機関では図1Aの死点後30
°直前の隔離解除も有効として、死点後60°乃至90
°の絶好機前半(以下死点後60°乃至90°を絶好機
前半と称す)前後で熱エネルギを集中使用することで、
結果として同一圧縮比での熱効率と比出力を飛躍的に上
昇すると共に、圧縮比の大上昇を可能にして、通常の全
燃焼期間(40°乃至60°)を縮径主燃焼室内隔離燃
焼及び該隔離解除燃焼として、高温高圧の最良の燃焼条
件のままの近似定容燃焼長時間持続して、定容燃焼に大
接近(以下近似定容燃焼と称す)させて、完全燃焼短時
間終了させると共に、隔離解除時の最大圧力差による超
高速攪拌混合燃焼により更に完全燃焼短時間終了させ
て、未燃分を排出する可能性を皆無にすることで、NO
xの大低減に専念可能として公害の大低減を図る、エネ
ルギ保存サイクルとする装置及び方法を提供することを
主目的とします。
【0005】本発明の他の目的は、完全弾性衝突では衝
突の際に運動エネルギーが減少しないことが証明されて
おり、時計の振り子運動も運動エネルギの減少損失が非
常に少ないため、ピストンの往復運動を運動エネルギの
減少損失が最も少ないエネルギ保存サイクルとする装置
及び方法とすることである。本発明の他の目的は、通常
の全燃焼期間を最高燃焼圧力・最高燃焼温度の最良の燃
焼条件のままの燃焼期間及び/適宜に水噴射を追加した
過熱水蒸気質量にエネルギ変換した高圧中温長時間隔離
燃焼により及び/更に隔離解除時の大圧力差による燃焼
ガス超高速噴射攪拌燃焼により、石油・プロパン・水素
・天然ガス・メタノール等のあらゆる燃料を、サイクル
数・燃料点火方式・掃気方式を問わずに中温完全燃焼終
了させて、NOxと未燃分を同時に皆無に近づけるエネ
ルギ保存サイクルとする装置及び方法とすることであ
る。本発明の他の目的は、運動エネルギの減少損失を大
低減すると共に死点近傍では大部分の熱エネルギを保存
貯金により大増大して、絶好機前半前後に集中使用する
ことで熱効率70%前後の完全往復機関を含むエネルギ
保存サイクルとする装置及び方法とすることである。本
発明の他の目的は、振動が少なく、小型軽量大出力及び
超大型軽量大出力のエネルギ保存サイクルとする装置及
び方法とすることである。本発明の他の目的は、縮径主
燃焼室内希薄燃焼及び理論空燃比燃焼及び燃料過剰燃焼
及び比出力増大燃焼(超ショートストローク機関が可能
な燃焼)としたエネルギ保存サイクルとする装置及び方
法とすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の課題に鑑
み、ピストン下降に伴って急激に燃焼室容積が増大して
温度低下する、従来技術の極度の非定容燃焼(図1D)
による公害増大燃焼を改良して、例えば死点近傍に限定
して5分の1に縮径した縮径主燃焼室内隔離燃焼(図1
A・図2A・図3A)として、後述するエネルギ保存サ
イクルにすると共に、副産物の定容燃焼に大接近した近
似定容燃焼として、通常の全燃焼期間(40°乃至60
°)を最高燃焼圧力最高燃焼温度の最良の燃焼条件のま
まの燃焼及び/それ以上の最大圧力差による隔離解除時
超高速燃焼ガス噴射攪拌混合燃焼として、燃焼そのもの
を大改良して未燃分の残留する要素を皆無に近づけなが
ら、該近似定容燃焼に相当する熱エネルギの使用量(縮
径ピストン の行程容積)として、例えば従来技術の容
積増大を1として25分の1の容積増大する近似定容燃
焼では、熱エネルギの使用量が25分の1で25分の2
4−漏洩量の熱エネルギは力学的エネルギ保存の法則及
び近似定容燃焼により、縮径主燃焼室に保存貯金されて
大増大(圧力大上昇)(図1A)するため、燃料燃焼質
量の大低減が可能になり、隔離解除時(図1B)に大増
大した25分の24の熱エネルギが絶好機前半前後に集
中高速噴射使用されるため、略最大圧力差で燃焼ガスの
超高速噴射攪拌混合燃焼により超最良の燃焼条件燃焼と
して及び/絶好機に軸受荷重が最大となるため超大回転
力として及び/縮径主燃焼室内燃料過剰燃焼及び理論空
燃比燃焼及び希薄燃焼を含めた大回転力公害大低減燃焼
及び/熱効率と軽量大比出力同時大上昇が可能なエネル
ギ保存サイクルとする装置及び方法とします。
【0007】又、残留ガスの多い縮径主燃焼室内隔離燃
焼によりNOxの低減燃焼としますが、燃焼室が次第に
大型になると燃焼温度も次第に上昇してNOx増大燃焼
となるため、適宜に水噴射装置を追加して、高温の燃焼
ガス温度を低温の過熱水蒸気質量容積にエネルギ変換し
て、拡径燃焼室を大幅に低温低圧の燃焼室兼無駄容積と
して及び/縮径主燃焼室内希薄燃焼及び理論空燃比燃焼
及び燃料過剰燃焼として及び/死点近傍の振動要素を大
低減して大幅に拡径軽量化可能な拡径燃焼室として及び
/大幅に低温低圧の拡径燃焼室により断熱無冷却機関を
可能にして及び/超ショートストローク機関を可能にし
て、選択幅の非常に広いエネルギ保存サイクルとする装
置及び方法とします。即ち、従来技術をエネルギ保存サ
イクルにすると懸案が略全部解決されるため、同一圧縮
比でも機械損失を大低減しながら圧縮比を大上昇した以
上の効果があるため、従来技術最高の熱効率55%を火
花点火機関で越える予想ですが、熱効率70%前後の完
全往復機関を得るためには、更に運動エネルギの減少損
失を10%前後低減して皆無に近づける必要があると予
想しております。即ち、完全弾性衝突では衝突の際に運
動エネルギが減少しないことが証明されており、時計の
振り子の往復運動も運動エネルギの減少損失が非常に少
ない往復運動として使用されております。従ってピスト
ンの往復運動を完全弾性衝突に近づけると共に、クラン
ク機構も振り子運動クランク機構に置換して、振り子ピ
ストンにより運動エネルギの減少損失を10%前後低減
して、振り子ピストンをエネルギ保存サイクルとする装
置及び方法により熱効率70%前後の完全往復機関を含
めることを予定するものです。
【0008】クランク機構には、死点乃至死点後30°
の動力変換効率の非常に悪い部分が(図1D)あり、従
来技術ではこの部分で最大(圧縮圧力以上)の熱エネル
ギの略全部を消費するため、大部分の熱エネルギが摩擦
損失の増大等に消費されて、絶好機には熱エネルギが殆
ど無くなり、回転力が大低減するし、ピストンの下降と
共に燃焼室容積が急激に増大するため、燃焼温度が急降
下して最悪の燃焼条件に急移行する極度の非定容燃焼と
なり、排気ガス公害が大増大して熱効率が大低下するた
め、本発明は、死点近傍での熱エネルギ使用量(ピスト
ン行程容積)は、必要最少限として燃料を節減して保存
貯金(図1A)により大増大して、動力変換効率の絶好
機前半前後に集中使用することで、最大軸受荷重を絶好
機に近づけて大回転力とする及び/熱効率及び軽量大比
出力を同時に大上昇して及び/近似定容燃焼及び隔離解
除時燃焼により未燃分の残留する可能性を皆無に近づけ
て及び/燃焼法の改良により残留ガスの大増大及びNO
xの大低減を可能にして及び/近似定容燃焼により縮径
主燃焼室内水噴射の追加を可能にして断熱無冷却機関を
可能にして/サイクル数・燃料点火方式・燃料の種類・
掃気方式を問わず公害大低減燃焼として/エネルギ損失
及び機械損失を大低減して圧縮比を大増大した以上の効
果(図1B)を発生させます。即ち、一方向空気流路を
具備することで、死点近傍に限定した例えば5分の1に
縮径した縮径主燃焼室内隔離燃焼として、略25分の2
4の熱エネルギは縮径主燃焼室に保存貯金により大増大
して、大部分の熱エネルギは略最大圧力差による、速度
形動圧大熱エネルギ+容積形熱エネルギとして両頭拡径
ピストンの頭部に噴射して、従来技術では熱エネルギが
殆ど残っていない絶好機前半(図1C)を含めて集中使
用することで、圧縮比を大増大した以上の大回転力を発
生させて、2酸化炭素の排出量の大低減を図ります。
【0009】以上で説明のように、改良箇所が死点近傍
の動力変換効率が非常に悪い部分に集中するため、解決
手段も殆ど類似で説明が微妙で多様となります。即ち、
振動は主として死点近傍で軸受荷重が急増大しても回転
動力に変換されないため増大しており及び/超大型軽量
大出力及び小型軽量大出力とするためには、高圧燃焼室
を小径に低圧燃焼室は大径にするのが良く及び/燃料過
剰燃焼及び理論空燃比燃焼及び希薄燃焼を同時に得るに
は、縮径主燃焼室が好ましく及び/熱効率を上昇させる
ためには、最大軸受荷重を死点近傍から絶好機前半側に
移動するのが良く及び/公害低減燃焼は、近似定容燃焼
と隔離解除時燃焼の2段燃焼を必須として及び/構造を
簡単にするには、振動を低減して大拡径により気筒数を
低減します。従って、いずれの場合も死点近傍に限定し
て、例えば5分の1に縮径した縮径主燃焼室内隔離燃焼
として、最大燃焼圧力の上昇による最大軸受荷重を25
分の1等に大低減して振動を大幅に抑制すると共に、大
幅に薄肉の縮径主燃焼室及び拡径燃焼室として超大型軽
量大出力等を可能にして、隔離解除時燃焼により略最大
圧力差で大増大した大部分の熱エネルギを集中噴射し
て、絶好機前半側に最大軸受荷重を移動して、熱効率を
大上昇すると共に、近似定容燃焼と隔離解除時燃焼によ
り公害の大低減を図ります。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明するが、実施例と既説明とその構
成が略同じ部分には、同一の名称又は符号を付してその
重複説明は省略し、特徴的な部分や説明不足部分は順次
説明する。又、発明の意図する所及び予想を具体的に明
快に説明するため数字で説明しますが数字に限定するも
のではありません。図3・図4を参照して、振動を低減
すると共に、振り子ピストンクランク機関を、エネルギ
保存サイクルとする装置及び方法の第1実施例を説明す
ると、この発明は、通常の全熱発生期間の全部を、高温
高圧の最良の燃焼条件燃焼(近似定容燃焼)として水噴
射の追加を可能にして及び/それ以上の大圧力差による
超高速噴射攪拌混合燃焼(隔離解除時燃焼)により、燃
料の種類及び燃料点火方式及びサイクル数及び掃気方式
を問わず、あらゆる燃料を急速に完全燃焼終了させる縮
径主燃焼室内隔離燃焼を採用するため、NOxの低減に
専念することで未燃分と同時に皆無に近づけるもので
す。従って、燃焼温度の低減が最大の課題となり、残留
ガスの増大及び大型燃焼室ではエネルギ変換手段(水噴
射装置)の追加により燃焼温度を低減して、NOxと未
燃分を同時に皆無に近づけると共に断熱無冷却機関も可
能にします。両頭拡径ピストンの対向往復運動を噛み合
い同期手段1兼機械式過給機2により同期させて、更に
振動を低減して両頭拡径ピストンの外径を5m以上に挑
戦するのが好ましく、2サイクルとして左右交互に爆発
する完全弾性衝突にすると更に好ましく、更に、通常の
ピストン棒を振り子腕に置換して、振り子ピストンクラ
ンク機構により時計の振り子運動に大接近させて、運動
エネルギの減少損失を10%前後低減するのが更に好ま
しい。
【0011】図3・図4では対向に設けたシリンダ内
の、内死点3・3と外死点3・3との間で対向往復運動
する2つの両頭拡径ピストン(図3は内死点位置)を設
けて、その両側頭部を適宜の凹部4・4・4・4(図3
は皿状の凹部)とすることで、隔離解除時に縮径主燃焼
室から略最大圧力差で超高速噴射される、速度形動圧大
熱エネルギ+容積形熱エネルギを有効利用すると共にシ
リンダの熱負荷を低減する構成にして、縮径主燃焼室内
隔離燃焼期間を長さによって選定すると共に、漏洩量を
選択可能にする縮径ピストンを、適宜の凹部4・4・4
・4の略中央より突出させて、その外周面に両頭拡径ピ
ストンの運動方向に直交する環状の凹凸5を多段に設け
て、その先端の凸部を幅広として後端を適宜に残して外
周に運動方向に斜めに延びる騒音低減溝11を設けて、
噴射燃焼ガスの噴射方向を制定すると共に、騒音の低減
を図り、両頭拡径ピストンの円筒部略中央には、振り子
腕を挿入れる振り子穴6・6及びピストン側カム7・7
を半円軌道8・8と共に対向に設けて、両頭拡径ピスト
ンの往復運動により振り子腕が上下左右に揺動して、振
り子腕の揺動によりピストン側カム7・7が回転自在に
半円軌道8・8上を揺動可能にして、図4の如く、高圧
燃焼ガスを噴射すると共に冷却損失を大低減するため、
縮径ピストン及び適宜の凹部4を耐熱耐蝕材9及び断熱
材10で形成させて、夫夫のシリンダにはシリンダヘッ
ドを設けて、その拡径燃焼室側を適宜の凹部4と略同形
に適宜の凸部14を突出させて、その略中央には、例え
ば拡径燃焼室の5分の1等に縮径された縮径主燃焼室を
夫夫具備して、その内部を耐熱耐蝕材9及び断熱材10
により形成させて耐熱耐蝕断熱構造とします。
【0012】中央の縮径主燃焼室はそれぞれを連通させ
ることで構造簡単・小型軽量として、燃料点火方式を圧
縮点火方式とする場合は、夫夫の縮径主燃焼室に燃料の
種類に合わせて燃料噴射装置18を適宜に具備して、図
にないグロー熱面等を通常の如く追加し、火花点火方式
とするときは、夫夫の縮径主燃焼室に燃料の種類に合わ
せて適宜に燃料噴射装置18及び図にない点火栓等を具
備し、縮径主燃焼室が次第に大きくなると、同一燃焼期
間(同一クランク角度)の燃焼燃料質量及び燃焼時間が
次第に増大して、高温燃焼となるため残留ガスの増大及
び隔離燃焼期間の短縮では、NOxの低減が次第に困難
になるため、縮径主燃焼室内に高圧高温の水を噴射する
エネルギ変換手段の水噴射装置19を夫夫適宜に追加し
て、その水を加熱する手段として、更に図7乃至図10
に示す任意の排気部熱交換手段41及び縮径部熱交換手
段42及び燃焼部熱交換手段43のうち少なくとも1手
段以上を選択可能にして、NOxの生成を大抑制すると
共に/拡径燃焼室を大幅に低温低圧の燃焼室として断熱
無冷却機関を可能にすると共に/近似定容燃焼及び隔離
解除時燃焼により未燃分の残留する可能性を排除して公
害の大低減を図ります。例えば両頭拡径ピストンの5分
の1に縮径された縮径ピストンは、行程容積が25分の
1に縮少されるため、熱エネルギの使用量が25分の1
となり、漏洩のない場合は、25分の24の熱エネルギ
が縮径主燃焼室に保存貯金されて大増大するため、燃料
を大節減しながら熱エネルギは大増大して(図1A)、
水噴射を追加した断熱無冷却機関を可能にして、隔離燃
焼解除により絶好機前半側に最大軸受荷重を移動(図1
B)して大回転力を発生し、近似定容燃焼及び隔離解除
時燃焼により公害の大低減を可能にして、その2段燃焼
により略最大圧力差の燃焼ガスを超高速噴射攪拌混合燃
焼(図1B)させて、未燃分の残留する可能性を略皆無
にします。
【0013】即ち、従来技術では図1Dの如く動力変換
効率が最悪の死点近傍(死点乃至死点後30°)で、最
大(圧縮圧力以上)の熱エネルギの略全部を消費(使用
量だけ減少)するため、大部分の熱エネルギが摩擦損失
の増大等に消費されて、絶好機に熱エネルギが僅少とな
って、熱効率の大低減となるため、死点後30°までは
縮径主燃焼室内隔離燃焼を通常とし、例外として小型高
速機関の30°前隔離燃焼解除を可能として、死点近傍
での熱エネルギの使用量を必要最少とするのが好まし
い。従って、縮径ピストンの突出長さを加減して隔離燃
焼期間を選定しますが、隔離解除時に略最大圧力差で完
全燃焼終了ガスを主として噴射攪拌燃焼/又は未燃焼ガ
スを超高速噴射攪拌燃焼させて完全燃焼終了させます
が、縮径主燃焼室内理論空燃比燃焼又は燃料過剰燃焼又
は主として希薄燃焼の極限を可能にすると共に、死点近
傍に限定して圧縮圧力以外の燃焼最大軸受荷重を、例え
ば従来技術の25分の1等に大低減して、最大軸受荷重
を絶好機前半側に移動して振動エネルギを大低減します
が、隔離解除時の騒音を低減しながら、高速噴射攪拌完
全燃焼終了させる手段を必要とします。従って図4の如
く縮径ピストンの外周面には、両頭拡径ピストンの運動
方向に直交する環状の凹凸5を多数設けて、その先端の
凸部を幅広として、その元部を適宜に残してその外周面
に、両頭拡径ピストンの運動方向に対して斜めに延びる
複数の騒音低減溝11を設けて、騒音を低減すると共
に、高速噴射ガスの噴流を制定して攪拌混合燃焼を促進
し、両頭拡径ピストンに効果的に噴射して回転力の増大
を図ります。縮径主燃焼室内隔離燃焼としてエネルギ保
存サイクルとするために必須の構成は、縮径主燃焼室と
拡径燃焼室を連通して、縮径主燃焼室に向かう流れだけ
を可能にするリード弁を含む適宜の逆止弁20を設けた
一方向空気流路21を、シリンダヘッドに少なくとも1
組以上設けることです。この一方向空気流路21により
圧縮動力の増大を最少にして圧縮比の上昇を可能にする
と共に、エネルギ保存サイクルとして、例えば5分の1
に縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼として、近似定容
燃焼及び隔離解除時燃焼の2段燃焼により、公害及び摩
擦損失を大低減すると共に、保存貯金により燃料を節約
しながら最高燃焼圧力を大上昇(熱エネルギを大増大)
して最大軸受荷重を絶好機前半側(図1B)に移動し
て、大部分の熱エネルギを大回転動力に変換して、熱効
率の大上昇及び公害の大低減を図ります。
【0014】図3・図4・図5の如く両頭拡径ピストン
を夫夫収容して左右に夫夫拡径燃焼室を構成させたシリ
ンダの円筒部略中央には、夫夫の両頭拡径ピストンの往
復運動により振り子腕が振り子運動して、夫夫の下端に
枢支したクランク軸25を回転させて動力を得るため、
シリンダ穴22・22を貫通して、夫夫の拡径燃焼室か
ら排気する排気出口23を夫夫に適宜に設けて、夫夫の
拡径燃焼室を掃気する掃気入口24を夫夫に適宜に設け
て、例えば縮径主燃焼室の5倍に拡径した拡径燃焼室を
構成させます。即ち、拡径燃焼室は縮径主燃焼室内隔離
燃焼により水噴射装置19の追加も可能なため、死点近
傍の最大軸受荷重を25分の1等に低減した、大幅に低
振動及び低温・低圧のため、従来技術より大拡径及び断
熱無冷却及び大幅に薄肉軽量大出力が可能になります。
両頭拡径ピストンの対向往復運動により振り子運動をす
る振り子腕が、上下にも往復動容易に振り子腕の下端に
クランク軸25・25を枢支して、その振り子腕の中間
を、半円軌道8・8を移動しながら回転自在に支持され
たピストン側カム7・7の間に夫夫挿入れて、その振り
子腕の上端も、半円軌道8・8を移動しながら回転自在
に支持された本体側カム26・26の間に夫夫挿入れ
て、両頭拡径ピストンの対向往復運動により夫夫の振り
子腕が左右上下に揺動して、クランク軸25・25を回
転させて動力を伝達します。両頭拡径ピストンの対向往
復運動を同期させる噛み合い同期手段1兼機械式過給機
2を、先の出願に記載の機械式過給機31及び同期手段
32を含めて適宜に構成させて、クランク軸25・25
に固着し、図7乃至図10の如くその空気出口27を掃
気入口24に連絡し、その空気入口28は通常のターボ
過給機29の出口を介してその空気入口28に連絡し、
ターボ過給機29は通常の如く排気出口23に連絡して
排気により運転し、機械式過給機2を使用しないとき
は、ターボ過給機により直接拡径燃焼室を掃気入口24
より掃気します。
【0015】出力の小さい場合や、出来るだけ簡単に構
成する場合等には、図2の第2実施例にしてもよい。即
ち、超大型の縮径主燃焼室内隔離燃焼では、振動を極限
まで低減して、大出力の極限及び低振動の極限を極める
ため、対向ピストンを同期させますが、エネルギ保存サ
イクルでは死点近傍に限定して最大軸受荷重等を例えば
25分の1等に大低減するため死点近傍で振動に変換さ
れる熱エネルギが従来技術の25分の1等と少ないため
振動も少なくなる予定で、絶好機前半側に近づいてから
隔離燃焼解除するため、従来技術の振動エネルギを回転
動力に変換して大回転力とするものです。従って、図2
の第2実施例としても振動を大低減して大回転力が得ら
れるため実用化可能と予想しております。又、第1実施
例の両頭拡径ビストンが1箇となるため図にない動弁機
構及び吸気弁を設けて4サイクル機関とすることが可能
です。図2は運動エネルギの減少損失の低減(完全弾性
衝突及び振り子運動として)及び比出力の増大及びシリ
ンダの熱負荷を低減した2サイクルユニフロー掃気振り
子ピストンエネルギ保存サイクル機関としたもので、従
って、排気出口23を排気弁30及び掃気入口24に置
換したものです。他の相違点は図5のクランク軸25が
1本になるため、噛み合い同期手段1が不用になり、任
意の機械式過給機2として及び/又は、ターボ過給機2
9との2段過給方式とする及び/又は、いずれか1つの
過給機を使用した上記2サイクル機関とするのが好まし
い。
【0016】図5乃至図10は、特願平8−17275
2(優先権主張第5出願)の図5乃至図10をそのまま
引用したものです。例えば図3の、夫夫の両頭拡径ピス
トンの対向往復運動を同期させる噛み合い同期手段1兼
機械式過給機2は、2つの歯車を噛み合わせて夫夫のク
ランク軸25を回転させる(噛み合い送風機を含む)こ
とで、図5の如く噛み合い同期手段1兼機械式過給機2
を構成させて、通常の如く(図7乃至図10参照)空気
入口28から空気出口27より送出しますが、噛み合い
同期手段1兼機械式過給機2を機械式過給機2として使
用しない場合は、噛み合い同期手段1として使用し、図
2の如く、噛み合い同期手段1が不用の場合は、図にな
いはずみ車を通常の如く設けて使用します。又、従来技
術ではクランク軸25に1気筒(1燃焼室)を連結しま
すが、振り子ピストンクランク機構では2気筒(2拡径
燃焼室)を連結するため、多気筒機関とする場合は、ク
ランク軸1本の図2では、2気筒・4気筒・6気筒と2
気筒刻みに多気筒とし、クランク軸2本の図3では、4
気筒・8気筒・12気筒と4気筒刻みで多気筒機関とし
ます。図6の逆止弁20は縮径主燃焼室と拡径燃焼室を
連通して、縮径主燃焼室に向かう流れのみ可能にする一
方向空気流路21を構成させるためのもので、シリンダ
ヘッドに一方向空気流路21を形成できればリード弁を
含めて逆止弁20の構成を問いませんが、拡径燃焼室側
から挿入れ固着すると、逆止弁20の熱負荷を低減して
縮径主燃焼室の無駄容積を拡大できるため、超希薄燃焼
2サイクル機関を主流とするために好ましい。従って図
6の逆止弁20を、その弁座36に弁体37を弁バネ3
8により押圧付勢した状態で一方向空気流路21に拡径
燃焼室側から挿入れ固着して、一方向空気流路21を形
成させます。又、一方向空気流路21より噴射する空気
流により乱れを形成させて、噴射燃料の燃焼を促進させ
る斜め空気流路39は、縮径ピストンにより閉鎖されな
い近傍の耐熱耐蝕材9又はその部位に設けるのが好まし
い。
【0017】縮径主燃焼室内隔離燃焼にすると、ピスト
ンサイクルを近似定容燃焼及び隔離解除時燃焼の2段燃
焼により、未燃分の残留する可能性が殆ど無いエネルギ
保存サイクルとして、多種多様のエネルギ保存サイクル
が可能ですが、近似定容燃焼にすると希薄燃焼の極限に
しても、大型燃焼室では保存貯金により最高燃焼圧力が
大上昇して、残留ガスを極限まで増大して隔離燃焼期間
を極限まで短縮しても、NOx増大燃焼となるため、縮
径主燃焼室内に水噴射装置19を追加したエネルギ保存
サイクルとして、各種の中温隔離燃焼を可能にします。
図7乃至図10を参照して、各種中温隔離燃焼を説明
すると、図7のA型エネルギ保存サイクルとする装置及
び方法では、上述の如く未燃分を排出する可能性が少な
いため、燃料の節減(縮径主燃焼室内超希薄燃焼)及び
残留ガスの増大によりNOxの低減に専念して、公害の
大低減を図り、縮径主燃焼室隔離解除時燃焼により更に
未燃分を皆無にして、拡径ピストンの頭部に速度形動圧
大熱エネルギ+静圧熱エネルギとして噴射して、拡径燃
焼室で大回転動力に変換して、大出力を発生させて排気
出口23より排出し、その排気によりターボ過給機29
を運転して吸入空気を加圧し、排気を排気部より排気し
ます。加圧された空気はそのまま空気出口27より拡径
燃焼室を掃気しても良く、更に空気入口28を介して機
械式過給気により加圧して、拡径燃焼室の掃気入口24
に超高過給を選択可能として、一方向空気流路21及び
縮径ピストンを活用した縮径主燃焼室内隔離燃焼に移行
します。
【0018】図8のB型エネルギ保存サイクルとする装
置は、次第に燃焼室が大型になるとNOxの増大燃焼に
移行するため、A型エネルギ保存サイクルに水噴射装置
19を追加して、高温の燃焼ガス温度を低温の過熱水蒸
気質量容積にエネルギ変換して、保存貯金により最高燃
焼圧力が大幅に上昇しても、希薄燃焼及び残留ガスの増
大にエネルギ変換手段(水噴射装置)を追加して、中温
高圧縮径主燃焼室内隔離燃焼によりNOxの生成を皆無
に近づけるものです。従って、図4に示すように水噴射
装置19を適宜に追加して及び/又は燃料噴射装置18
と水噴射装置19を適宜に合体して、任意の排気部熱交
換手段41で加熱された高圧高温水を、コントロール装
置40により制御される夫夫の水噴射装置19より噴射
するエネルギ変換手段の追加により、最高燃焼圧力を大
幅に上昇可能な中温高圧隔離燃焼として、NOxの生成
を皆無に近づけます。図9のC型エネルギ保存サイクル
とする装置は、B型エネルギ保存サイクルに縮径部熱交
換手段42を追加して、さらに高温に加熱された大量の
高圧高温水を、コントロール装置40により夫夫の水噴
射装置19より噴射して、エネルギ変換量の増大によ
り、縮径主燃焼室内理論空燃比及び燃料過剰及び希薄燃
焼を、最高燃焼圧力を大幅に上昇可能な、中温高圧隔離
燃焼としてNOxの生成を皆無に近づけると共に、断熱
無冷却機関を提供可能にします。図10のD型エネルギ
保存サイクルとする装置は、C型エネルギ保存サイクル
に燃焼部熱交換手段43を追加して、更に高温に加熱さ
れた大量の高圧高温水を噴射可能にすることでエネルギ
変換量の大増大を可能にして、コントロール装置40に
より制御される夫夫の水噴射装置19より噴射して、最
高燃焼圧力を大幅に上昇可能な中温高圧隔離燃焼として
NOxの生成を皆無にします。
【0019】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように多くの効
果を奏しますが、特に従来技術では、動力変換効率の最
も悪い死点乃至死点後30°までに最大熱エネルギ(圧
縮圧力以上の熱エネルギ)の略全部(図1D)を消費
(使用分が減少)するため、回転動力に変換する効率が
非常に悪いのに加えて、摩擦損失の大増大により熱効率
が大低減しておりましたが、エネルギ保存サイクルとす
ることで死点乃至死点後30°までの熱エネルギ使用量
を、例えば25分の1等に大低減することにより、機械
損失及び燃料燃焼質量を大低減しながら、保存貯金によ
り熱エネルギを大増大(燃焼圧力を大上昇)して、25
分の24等の熱エネルギを適宜に漏洩させながら、縮径
主燃焼室内隔離燃焼解除することで、従来技術で圧縮比
を大増大した以上の大効果をエネルギ保存サイクルによ
り発生させて、大回転力により熱効率を大上昇させる効
果があり、又、従来技術では、死点乃至死点後30°ま
でに最大熱エネルギの略全部を消費するため、燃焼室容
積が急拡大して低圧低温の最悪の燃焼条件に急移行し
て、燃焼が急速に悪化する極度の非定容燃焼のため、公
害の低減が非常に困難でしたが、エネルギ保存サイクル
の副産物の近似定容燃焼及び隔離解除時燃焼の2段燃焼
により残留ガスの大増大を可能にして及び/エネルギ変
換手段や熱交換手段の適宜追加により断熱無冷却機関を
可能にして、あらゆる大きさの縮径主燃焼室内隔離燃焼
により、燃料の種類及び点火方式及びサイクル数及び掃
気方式を問わずに、熱効率を大上昇してNOxと未燃分
を同時に皆無に近づける大きな効果があります。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエネルギ保存サイクルのクランク角度
に対する燃焼室圧力の変化を従来技術と比較説明するた
めの概略グラフである。
【図2】本発明の両頭拡径ピストンの往復運動をエネル
ギ保存サイクルとすると共に完全弾性衝突及び振り子運
動を説明する第2実施例の一部断面図。
【図3】本発明の振動を極限まで低減すると共に振り子
ピストンをエネルギ保存サイクルとする第1実施例の一
部断面図。
【図4】本発明の縮径主燃焼室及び両頭拡径ピストンの
実施例を説明する一部断面図。
【図5】本発明の噛み合い同期手段及びクランク軸を説
明する一部断面図。
【図6】本発明の実施の形態に係る逆止弁の断面図。
【図7】本発明をA型エネルギ保存サイクルとする方法
の概略図。
【図8】本発明をB型エネルギ保存サイクルとする方法
の概略図。
【図9】本発明をC型エネルギ保存サイクルとする方法
の概略図。
【図10】本発明をD型エネルギ保存サイクルとする方
法の概略図。
【符号の説明】
1:噛み合い同期手段 2:機械式過給機 3:死
点 4:凹部 5:環状の凹凸 6:振り子穴
7:ピストン側カム 8:半円軌道 9:耐熱耐
蝕材 10:断熱材 11:騒音低減溝 12:
振り子側カム 13:平行軌道 14:凸部 18:燃料噴射装置
19:水噴射装置 20:逆止弁 21:一方向空気流路 22:シリ
ンダ穴 23:排気出口 24:掃気入口 2
5:クランク軸 26:本体側カム 27:空気出
口 28:空気入口 29:ターボ過給機 3
0:排気弁 36:弁座 37:弁体 38:弁
バネ 39:斜め空気流路 40:コントロール装
置 41:排気部熱交換手段 42:縮径部熱交換
手段 43:燃焼部熱交換手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02B 75/28 F02B 75/32 A 75/32 F02D 15/04 H F02D 15/04 F02F 3/00 E F02F 3/00 3/28 Z 3/28 F02B 37/00 301H

Claims (63)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内の左死点と右死点との間で往
    復運動する両頭拡径ピストンの左右略中央より適宜に縮
    径した縮径ピストンを突出し、シリンダの左右には夫夫
    シリンダヘッドを設けて、それぞれ前記縮径ピストンを
    収容して隔離燃焼可能に最適に縮径した縮径主燃焼室を
    形成させて、夫夫の縮径主燃焼室隔離燃焼及び隔離解除
    により両頭拡径ピストンが往復運動して、振り子腕に振
    り子運動させて、その振り子運動によりクランク軸を回
    転させて回転動力を得るエネルギ保存サイクルとする装
    置において、両頭拡径ピストンの内部及び本体側には、
    振り子腕の中間及び一端をそれぞれ挿入れ維持するピス
    トン側カム及び本体側カムを、半円軌道上に夫夫対向に
    設けて振り子腕の中間及び一端を夫夫挿入れ維持して、
    両頭拡径ピストンの往復運動により振り子腕の下端に回
    転自在に枢支されたクランク軸(25)が回転して動力
    を伝達可能とし、縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通し、
    該縮径主燃焼室に向かう流れだけを可能にする逆止弁
    (20)を設けた一方向空気流路を、夫夫に少なくとも
    一組以上有するエネルギ保存サイクルとする装置。
  2. 【請求項2】 対向に設けたシリンダ内の外死点と内死
    点との間で対向往復運動する2つの両頭拡径ピストンの
    夫夫の左右略中央より適宜に縮径した縮径ピストンを突
    出させて、対向に設けた夫夫のシリンダにはシリンダヘ
    ッドを設けて、夫夫前記縮径ピストンを収容して隔離燃
    焼可能に最適に縮径した縮径主燃焼室を形成させて、夫
    夫の縮径主燃焼室内隔離燃焼及び隔離解除により両頭拡
    径ピストンが対向往復運動して、夫夫の振り子腕に振り
    子運動させて、その振り子運動により夫夫のクランク軸
    (25)を回転させて動力を得る、エネルギ保存サイク
    ルとする装置において、前記両頭拡径ピストンの内部及
    び本体側には、夫夫振り子腕の中間及び一端を挿入れ維
    持するピストン側カム(7)及び本体側カム(26)
    を、夫夫半円軌道上に夫夫対向に設けて夫夫振り子腕の
    中間及び一端を夫夫挿入れ維持して、両頭拡径ピストン
    の対向往復運動により、夫夫の振り子腕の下端に回転自
    在に枢支されたクランク軸(25)が回転して動力を伝
    達可能とし、夫夫の縮径主燃焼室と拡径燃焼室を連通
    し、該縮径主燃焼室に向かう流れだけを可能にする逆止
    弁(20)を設けた一方向空気流路(21)を、夫夫に
    少なくとも1組以上有するエネルギ保存サイクルとする
    装置。
  3. 【請求項3】 前記縮径ピストンは、その外周面に前記
    両頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を適
    宜に設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  4. 【請求項4】 前記縮径ピストンは、その外周面に前記
    両頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を多
    数設けて、その先端の凸部を幅広として外周面に、その
    凸部の下部を適宜に残して前記両頭拡径ピストンの運動
    方向に対して斜めに延びる複数の騒音低減溝(11)を
    有する請求項1又は請求項2に記載のエネルギ保存サイ
    クルとする装置。
  5. 【請求項5】 前記縮径主燃焼室に燃料を噴射する燃料
    噴射装置(18)を夫夫に有し、該噴射燃料が前記一方
    向空気流路を通って流入する空気と前記縮径主燃焼室内
    で乱れを形成する請求項1乃至請求項4のいずれか1項
    に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  6. 【請求項6】 前記縮径ピストンは、前記縮径主燃焼室
    内に挿入れ維持されて、死点後の所定期間に亘って前記
    縮径主燃焼室内隔離燃焼の隔離期間を形成した請求項1
    乃至請求項5のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイ
    クルとする装置。
  7. 【請求項7】 前記縮径主燃焼室内に水を噴射する水噴
    射装置(19)を夫夫に有し、該水を加熱するための熱
    交換手段(41)(42)(43)のうち少なくとも1
    手段以上を有する請求項1乃至請求項6のいずれか1項
    に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  8. 【請求項8】 前記逆止弁(20)を具備した一方向空
    気流路を少なくとも1組以上設けて、該逆止弁を拡径燃
    焼室側から挿入れ固着した請求項1乃至請求項7のいず
    れか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  9. 【請求項9】 前記縮径主燃焼室及び前記縮径ピストン
    及び前記両頭拡径ピストンの頭部を、耐熱耐蝕材及び断
    熱材により耐熱耐蝕断熱構造とした請求項1乃至請求項
    8のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    装置。
  10. 【請求項10】 前記縮径主燃焼室の耐熱耐蝕材(9)
    に一方向空気流路(21)の斜め空気流路(39)を設
    けた請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする装置。
  11. 【請求項11】 前記両頭拡径ピストンの縮径ピストン
    突出部を皿状の凹部(4)とした請求項1乃至請求項1
    0のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    装置。
  12. 【請求項12】 前記両頭拡径ピストンの縮径ピストン
    突出部を適宜の凹部(4)として、対応するシリンダヘ
    ッドを適宜の凸部とした請求項1乃至請求項11のいず
    れか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  13. 【請求項13】 前記両頭拡径ピストンの縮径ピストン
    突出部を平面部として、対応するシリンダヘッドを平面
    部とした請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする装置。
  14. 【請求項14】 前記縮径主燃焼室の耐熱耐蝕材(9)
    及び断熱材(10)を貫通する火花点火用の点火栓を設
    けた請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載のエ
    ネルギ保存サイクルとする装置。
  15. 【請求項15】 前記縮径主燃焼室の耐熱耐蝕材(9)
    及び断熱材(10)を貫通してグロー熱面を設けて圧縮
    点火する請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする装置。
  16. 【請求項16】 前記縮径主燃焼室の耐熱耐蝕材(9)
    及び断熱材(10)を貫通して燃料噴射装置(18)を
    設けて燃料を噴射する請求項1乃至請求項15のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  17. 【請求項17】 前記燃料噴射装置(18)を両頭拡径
    ピストンの運動方向に対向して縮径主燃焼室に設けて燃
    料を噴射する請求項1乃至請求項16のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  18. 【請求項18】 前記水噴射装置(19)を、両頭拡径
    ピストンの運動方向に対向して縮径主燃焼室に設けて水
    を噴射する請求項1乃至請求項17のいずれか1項に記
    載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  19. 【請求項19】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の中間部を挿入れ維持するピストン側カム(7)
    を半円軌道(8)と共に対向に設けて振り子腕を挿入れ
    維持し、本体側上部にも振り子腕の一端を挿入れ維持す
    る本体側カム(26)を半円軌道と共に対向に設けて振
    り子腕を挿入れ維持して、分割可能な振り子腕の下端に
    回転自在に枢支したクランク軸(25)が、両頭拡径ピ
    ストンの往復運動により回転して動力を伝達可能にした
    請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする装置。
  20. 【請求項20】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の中間部の振り子側カム(12)を挿入れ維持す
    るピストン側平行軌道(13)を対向に設けて振り子側
    カムを挿入れ維持し、本体側上部にも振り子腕の一端を
    挿入れ維持する本体側カム(26)を半円軌道(8)と
    共に対向に設けて振り子腕を挿入れ維持して、分解可能
    な振り子腕の下端に回転自在に枢支したクランク軸が両
    頭拡径ピストンの往復運動により回転して動力を伝達可
    能にした請求項1乃至請求項18のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする装置。
  21. 【請求項21】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段(1)を、夫夫のクラン
    ク軸(25)の端部に設けて両頭拡径ピストンの対向往
    復運動を同期させる請求項2乃至請求項20のいずれか
    1項に記載のエネルギ保存サイクルとする装置。
  22. 【請求項22】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段(1)兼機械式過給機
    (2)を、夫夫のクランク軸(25)の端部に設けて両
    頭拡径ピストンの対向往復運動を同期させる請求項2乃
    至請求項20のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイ
    クルとする装置。
  23. 【請求項23】 前記クランク軸の端部に機械式過給機
    を設けた請求項1乃至請求項20のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする装置。
  24. 【請求項24】 前記クランク軸(25)を回転させる
    ため、拡径燃焼室を含む気筒数を、2気筒刻みで2気筒
    ・4気筒・6気筒と増加して多気筒機関とする請求項1
    乃至請求項23のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする装置。
  25. 【請求項25】 前記クランク軸(25)を回転させる
    ため、拡径燃焼室を含む気筒数を、4気筒刻みで4気筒
    ・8気筒・12気筒と増加して多気筒機関とする請求項
    2乃至請求項23のいずれか1項に記載のエネルギ保存
    サイクルとする装置。
  26. 【請求項26】 前記適宜に縮径された縮径主燃焼室内
    隔離燃焼を、燃料過剰燃焼とした請求項1乃至請求項2
    5のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    装置。
  27. 【請求項27】 前記適宜に縮径された縮径主燃焼室内
    隔離燃焼を、燃料希薄燃焼とした請求項1乃至請求項2
    5のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする
    装置。
  28. 【請求項28】 前記燃料は、主としてガソリンである
    請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする装置。
  29. 【請求項29】 前記燃料は、主として軽油である請求
    項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする装置。
  30. 【請求項30】 前記燃料は、主として重油である請求
    項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする装置。
  31. 【請求項31】 前記燃料は、主としてプロパンである
    請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする装置。
  32. 【請求項32】 前記燃料は、主として水素である請求
    項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネルギ保
    存サイクルとする装置。
  33. 【請求項33】 前記燃料は、主として天然ガスである
    請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネル
    ギ保存サイクルとする装置。
  34. 【請求項34】 前記燃料は、主としてメタノールであ
    る請求項1乃至請求項27のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする装置。
  35. 【請求項35】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気
    過程からなる往復ピストンサイクルであって、該加熱過
    程において、両頭拡径ピストンの左右の死点後の所定期
    間に亘って、適宜に縮径された縮径主燃焼室内隔離燃焼
    させることで、最適量の熱エネルギを隔離燃焼解除時ま
    で保存して、速度形熱エネルギ等として両頭拡径ピスト
    ンに噴射して、両頭拡径ピストンの往復運動により振り
    子腕の下端に軸支されたクランク軸が回転して絶好機前
    半付近の大回転力とするエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  36. 【請求項36】 圧縮過程・加熱過程・膨張過程・排気
    過程からなる往復ピストンサイクルであって、該加熱過
    程において、対向に設けた夫夫の両頭拡径ピストンの内
    死点後及び外死点後の所定期間に亘って、縮径された縮
    径主燃焼室内隔離燃焼させることで、最適量の熱エネル
    ギを隔離燃焼解除時まで保存して、速度形熱エネルギ等
    として両頭拡径ピストンに噴射して、両頭拡径ピストン
    の対向往復運動により振り子腕の下端に軸支された夫夫
    のクランク軸が回転して絶好機前半付近の大回転力とす
    るエネルギ保存サイクルとする方法。
  37. 【請求項37】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼させるた
    め、該縮径主燃焼室と拡径燃焼室とを連通して、該縮径
    主燃焼室に向かう流れだけを可能にする逆止弁(20)
    を設けた一方向空気流路(21)を少なくとも1組以上
    設けて請求項35又は請求項36に記載のエネルギ保存
    サイクルとする方法。
  38. 【請求項38】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を解除す
    る時期を、夫夫のピストンの死点後クランク角度で30
    °前後から60°前後として、速度形熱エネルギを両頭
    拡径ピストンに噴射する請求項35乃至請求項37のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  39. 【請求項39】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を解除す
    る時期を、夫夫のピストンの死点後クランク角度で40
    °前後から70°前後として、速度形熱エネルギを両頭
    拡径ピストンに噴射する請求項35乃至請求項37のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  40. 【請求項40】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼させることで、定容燃焼に大接近させる近似定容燃焼
    とした請求項35乃至請求項39のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  41. 【請求項41】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼を燃料過剰燃焼とした請求項35乃至請求項40のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  42. 【請求項42】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼を理論空燃比燃焼とした請求項35乃至請求項40の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  43. 【請求項43】 前記縮径された縮径主燃焼室内隔離燃
    焼を希薄燃焼とした請求項35乃至請求項40のいずれ
    か1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  44. 【請求項44】 前記近似定容燃焼を、残留ガスの多い
    縮径主燃焼室内隔離燃焼により中温高圧燃焼として、夫
    夫の死点後の所定期間に亘って持続してNOxと未燃分
    を同時に皆無に近づける請求項35乃至請求項43のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  45. 【請求項45】 前記近似定容燃焼を、残留ガスの多い
    縮径主燃焼室内隔離燃焼により中温高圧燃焼とするた
    め、該縮径主燃焼室内水噴射するエネルギ変換手段を追
    加して、夫夫の死点後の所定期間に亘って持続してNO
    xと未燃分を同時に皆無に近づける請求項35乃至請求
    項44のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルと
    する方法。
  46. 【請求項46】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頭部を皿状の凹部(4)として、対
    応するシリンダヘッドを皿状の凸部(14)とした請求
    項35乃至請求項45のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクルとする方法。
  47. 【請求項47】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頭部を平面部として、対応するシリ
    ンダヘッドも平面部とした請求項35乃至請求項46の
    いずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  48. 【請求項48】 前記速度形熱エネルギの噴射を受ける
    両頭拡径ピストンの頭部を任意の凹部(4)として、対
    応するシリンダヘッドを任意の凸部(14)とした請求
    項35乃至請求項47のいずれか1項に記載のエネルギ
    保存サイクルとする方法。
  49. 【請求項49】 前記縮径ピストンを前記両頭拡径ピス
    トンの頭部略中央より縮径主燃焼室の縮径に応じて突設
    して、その外周面に前記両頭拡径ピストンの運動方向に
    直交する環状の凹凸を多数設けて、高圧燃焼ガスを多段
    に減圧して漏洩量を選定する請求項35乃至請求項48
    のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  50. 【請求項50】 前記縮径ピストンの外周面に、前記両
    頭拡径ピストンの運動方向に直交する環状の凹凸を多段
    に設けて、その先端の凸部を幅広として外周面に、該凸
    部の下部を適宜に残して、前記両頭拡径ピストンの運動
    方向に対して斜めに延びる複数の騒音低減溝(11)を
    設けた請求項35乃至請求項49のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  51. 【請求項51】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼を最適時
    に解除して、夫夫の死点後の絶好機前半付近の出力増大
    を図る請求項35乃至請求項50のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  52. 【請求項52】 前記縮径主燃焼室に向かう流れだけを
    可能にする逆止弁を、拡径燃焼室側から挿入れ固着して
    一方向空気流路を形成させた請求項35乃至請求項51
    のいずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方
    法。
  53. 【請求項53】 前記縮径主燃焼室を縮径することで、
    高圧の縮径主燃焼室を小径薄肉軽量化すると共に、拡径
    燃焼室は大幅に低圧燃焼室として、大径薄肉軽量化した
    請求項35乃至請求項52のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする方法。
  54. 【請求項54】 前記縮径主燃焼室を縮径することで、
    夫夫の死点付近での振動エネルギを大低減した請求項3
    5乃請求項53のいずれか1項に記載のエネルギ保存サ
    イクルとする方法。
  55. 【請求項55】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼に、該縮
    径主燃焼室内水噴射するエネルギ変換手段を追加して、
    拡径燃焼室を低温低圧燃焼室として、断熱無冷却機関を
    可能にした請求項35乃至請求項54のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  56. 【請求項56】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼により、
    最良の燃焼条件のままの近似定容燃焼期間を大延長した
    請求項35乃至請求項55のいずれか1項に記載のエネ
    ルギ保存サイクルとする方法。
  57. 【請求項57】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼により、
    最良の燃焼条件のままの近似定容燃焼期間を延長すると
    共に、隔離燃焼解除時に大圧力差による超高速攪拌混合
    燃焼とした請求項35乃至請求項56のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  58. 【請求項58】 前記縮径主燃焼室内隔離燃焼により、
    近似定容燃焼及び超高速攪拌混合燃焼として、完全燃焼
    終了期間を短縮確実にすることで、両頭拡径ピストンを
    大拡径して超ショートストローク機関により比出力を大
    増大させる請求項35乃至請求項57のいずれか1項に
    記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  59. 【請求項59】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の中間部を挿入れ維持するピストン側カム(7)
    を半円軌道(8)と共に対向に設けて振り子腕を挿入れ
    維持して、両頭拡径ピストンの往復運動により振り子腕
    の下端に枢支されたクランク軸(25)が回転して動力
    を伝達可能にした請求項35乃至請求項58のいずれか
    1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  60. 【請求項60】 前記両頭拡径ピストンの内部には、振
    り子腕の振り子側カム(12)を挿入れ維持する平行軌
    道(13)を対向に設けて振り子腕を挿入れ維持して、
    両頭拡径ピストンの往復運動により振り子腕の下端に枢
    支されたクランク軸(25)が回転して動力を伝達可能
    にした請求項35乃至請求項59のいずれか1項に記載
    のエネルギ保存サイクルとする方法。
  61. 【請求項61】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段(1)で、夫夫のクラン
    ク軸(25)を結合した請求項35乃至請求項60のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  62. 【請求項62】 前記両頭拡径ピストンの対向往復運動
    を同期させる噛み合い同期手段兼機械式過給機で、夫夫
    のクランク軸を結合した請求項35乃至請求項60のい
    ずれか1項に記載のエネルギ保存サイクルとする方法。
  63. 【請求項63】 前記クランク軸に機械式過給機を設け
    た請求項36乃至請求項60のいずれか1項に記載のエ
    ネルギ保存サイクルとする方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003102376A3 (en) * 2002-05-31 2004-06-17 Tomislav Petrovic Inertial mechanism enabling transformation of an oscillatory motion into a one-way circular motion
JP2007512470A (ja) * 2003-11-26 2007-05-17 シェパード,グレイドン,オーブリー 往復機関

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US7810458B2 (en) 2003-11-26 2010-10-12 Graydon Aubrey Shepherd Reciprocating sleeve engine
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