JPH1085884A - ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置 - Google Patents

ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置

Info

Publication number
JPH1085884A
JPH1085884A JP26229196A JP26229196A JPH1085884A JP H1085884 A JPH1085884 A JP H1085884A JP 26229196 A JP26229196 A JP 26229196A JP 26229196 A JP26229196 A JP 26229196A JP H1085884 A JPH1085884 A JP H1085884A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack shaft
clamp
rack
shaft material
roll
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP26229196A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsutomu Yasuda
務 安田
Atsushi Minamoto
淳 源
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Original Assignee
SHOWA AUTO ENG
Showa Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOWA AUTO ENG, Showa Corp filed Critical SHOWA AUTO ENG
Priority to JP26229196A priority Critical patent/JPH1085884A/ja
Publication of JPH1085884A publication Critical patent/JPH1085884A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/767Toothed racks
    • B21K1/768Toothed racks hollow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/767Toothed racks

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラック軸素材にラック歯を高精度に形成でき
るようにすること。 【解決手段】 一対のクランプ部材46A、46Bの各
クランプ面56A、56Bにラック軸素材11を押圧し
て保持し、転造ロール30の摺動によりラック軸素材の
外周面にラック歯を転造加工可能とするラック軸製造装
置のラック軸素材クランプ装置25において、一対のク
ランプ部材の各クランプ面は、ラック軸素材の外周面と
ほぼ同一曲率に形成されるとともに、相対向する位置
に、ラック軸素材の外周面に食込み可能な突起57を有
するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空パイプ形状の
ラック軸素材の外周面に転造ロールを摺動させてラック
歯を転造加工するラック軸製造装置に適用されたラック
軸製造装置のラック軸素材クランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のステアリング機構等で
用いられるラック軸は、丸棒の周囲の一部を平坦にし
て、ここにラック歯を形成したものである。このとき、
ラック軸素材を中空パイプとすることは、軽量化の要求
から実施されている。
【0003】ラック軸素材に塑性加工によってラック歯
を形成するラック軸製造装置として、本出願人は、特願
平6-337053号明細書において、ラック軸素材を、接離可
能な一対のクランプ部材で押圧保持し、ラック軸素材の
外周面に転造ロールを摺動させて、ラック歯を転造加工
するものを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の本出
願人による先願技術では、ラック歯の転造加工中に、転
造ロールからラック軸素材へ、そのラック軸素材の外周
面における接線方向の加工力が作用して、円周形状のラ
ック軸素材がその軸まわりに、クランプ部材に対し回転
してしまう虞れがあり、ラック歯の精度に支障をきたす
虞れがある。
【0005】本発明の課題は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、ラック軸素材にラック歯を高精度に
形成できるラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、接離可能な一対のクランプ部材の各クランプ面にラ
ック軸素材を押圧して保持し、転造ロールの摺動により
上記ラック軸素材の外周面にラック歯を転造加工可能と
するラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置にお
いて、上記一対のクランプ部材の上記各クランプ面は、
上記ラック軸素材の上記外周面と略同一曲率に形成され
るとともに、略対向する位置に、上記ラック軸素材の上
記外周面に食込み可能な突起を有するものである。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記クランプ部材のクランプ面に形成
された突起は、ラック軸素材の長手方向に沿って複数個
設けられたものである。
【0008】請求項1に記載の発明には、次の作用があ
る。一対のクランプ部材の各クランプ面に、クランプ部
材でラック軸素材を押圧保持したとき、ラック軸素材の
外周面に食込む突起が形成されたことから、ラック歯の
転造加工中に転造ロールからラック軸素材へ、そのラッ
ク軸素材の外周面における接線方向の加工力が作用して
も、ラック軸素材がその軸まわりにクランプ部材に対し
回転することを防止できる。この結果、ラック軸素材の
外周面に高精度にラック歯を形成できる。
【0009】請求項2に記載の発明には、次の作用があ
る。クランプ部材のクランプ面に、ラック軸素材の長手
方向に沿って複数個の突起が設けられたことから、ラッ
ク歯の転造加工中におけるラック軸素材の回転を確実に
防止でき、ラック軸素材にラック歯をより高精度に形成
できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明に係るラック軸
製造装置のラック軸素材クランプ装置の一つの実施の形
態が適用されたラック軸製造装置を示す正面図である。
図2は、図1の一部を拡大して示す断面図である。図3
(A)は、図2のIIIA 矢視図であり、図3(B)は、
図3(A)のIIIB-IIIB 線に沿う矢視図である。図4
は、図3(B)のIV-IV 線に沿う断面図である。図5
は、ラック軸を示す斜視図である。
【0011】ラック軸10は、図5に示す如く、中空の
丸パイプからなるラック軸素材11の外周面の一部に、
その軸方向に交差する多数のラック歯12を有するもの
である。
【0012】ラック軸製造装置20は、土台ベース21
と、固定架台22と、機枠23と、可動架台24と、素
材クランプ装置25と、心金設定装置(不図示)と、転
造ロール移動装置(不図示)と、素材移動装置28とを
有し、その周面にラック歯形が形成された転造ロール3
0を用いて、ラック軸素材11に芯金13(図2)を挿
入した状態で、ラック軸素材1と転造ロール30とを該
転造ロール30の接線方向に相対的に摺動させて、ラッ
ク軸素材11にラック歯12を転造するものである。
【0013】以下、ラック軸製造装置20の構成要素に
ついて説明する。 (A) 土台ベース21等 図1に示すように、土台ベース21に、固定架台22と
機枠23とがボルト固定されて立設される。機枠23
は、側板23A、天板23Bを有している。固定架台2
2と機枠23の側板23Aとは、全4本のねじ軸31に
よりつながれている。即ち、ねじ軸31は、その一端部
を固定架台22に回転自在かつ軸方向には一体化し、そ
の他端部を機枠23の側板23Aに回転自在かつ軸方向
には一体化して、固定架台22と機枠23の側板23A
とを軸組一体化している。
【0014】可動架台24は、図1に示す如く、固定架
台22と機枠23の側板23Aとの間で、上述した全4
本のねじ軸31の各ねじ部31Aに螺合し、ねじ軸31
の回転により移動可能とされる。このとき、可動架台2
4は、その下面に設けたスライド24Aを土台ベース2
1上の案内レール32に嵌合し、その上面に設けたスラ
イド(不図示)を機枠23の天板23B下の案内レール
33に嵌合している。また、各ねじ軸31の一端部の固
定架台22から突出している部分には歯車34が固定さ
れている。他方、土台ベース21にはモータ35が配設
され、モータ35により駆動される歯車36は、中間歯
車(不図示)を介して、各ねじ軸31の歯車34に噛み
合っている。即ち、可動架台24は、モータ35による
ねじ軸31の回転により、案内レール32、33に案内
されて移動し、固定架台22との間隔を調整可能に構成
される。
【0015】(B) 素材クランプ装置25(その1) 素材クランプ装置25は、図1に示す如く、転造ロール
30の径方向の両側に、転造ロール30のロール軸心を
通る点対称上に配置される左右のクランプハウジング4
1、42を有する。両クランプハウジング41、42
は、固定架台22と可動架台24のそれぞれに架設され
る素材往復動シリンダ81、82を介して、それぞれ固
定架台22と可動架台24の対向側面に摺動自在に配置
されている。
【0016】両クランプハウジング41、42は、それ
ぞれ、図2に示す如く、凹所45を有する。この凹所4
5に、上下に2分割されたクランプ部材46A、46B
を配置し、これらのクランプ部材46A、46Bの間に
ラック軸素材11を保持する。凹所45内で、上下のク
ランプ部材46A、46Bは上下方向移動自在に配置さ
れ、クランプ部材46A、46Bの間には拡開用ばね4
7が介装され、クランプ部材46A、46Bの外側には
一対のクランプ用カム48A、48Bが装備される。そ
して、クランプハウジング41、42は、クランプ用カ
ム48A、48Bに螺合一体化されたプランジャ49
A、49Bのための油圧作動室51A、51Bを備えて
いる。油圧作動室51A、51Bはそれぞれプランジャ
49A、49Bの両側に第1室52、第2室53を形成
して構成され、それらの第1室52、第2室53に油路
54、55が連通される。
【0017】左右のクランプハウジング41、42のそ
れぞれにおいて、油圧作動室51A、51Bの第1室5
2に作動油が供給されクランプ用カム48A、48Bが
右方向(図2)に移動すると、クランプ部材46A、4
6Bが縮閉してラック軸素材11を保持する。これによ
り、左右のクランプハウジング41、42の上に保持さ
れる左右のラック軸素材11、11は、互いに、転造ロ
ール30のロール軸心を通る径方向の両側の点対称上に
対向して保持され、それらの転造加工が開始可能とされ
る。ラック軸素材11、11の転造加工が終了すると、
左右のクランプハウジング41、42のそれぞれにおい
て、油圧作動室51A、51Bの第2室53に作動油が
供給されクランプ用カム48A、48Bが左方向(図
2)に移動する結果、クランプ部材46A、46Bがば
ね47のばね力によって拡開してラック軸素材11の保
持を解除する。
【0018】(C) 芯金設定装置 芯金設定装置は、左右のクランプハウジング41、42
それぞれの後面に芯金用シリンダ(不図示)を備え、こ
れにより、芯金13をクランプ部材46A、46B間の
素材挿入位置に設定して、ラック軸素材11のパイプ内
部に芯金13を挿入してラック軸素材11の転造加工を
開始可能とするものである。
【0019】(D) 転造ロール移動装置 転造ロール移動装置は、固定架台22側のクランプハウ
ジング41と、可動架台24側のクランプハウジング4
2との間に配置される転造ロール移動台(不図示)に、
転造ロール30のロール軸両端部を軸受を介して回転自
在に支持している。
【0020】転造ロール移動台は、土台ベース21上に
設置されて案内レール32と平行に敷設された図示しな
い案内レールに沿って移動可能とされ、モータ35の回
転により、上記案内レールに案内されて移動し、固定架
台22との間隔が調整可能とされる。
【0021】後述するクランプハウジング41、42の
摺動毎に、モータ35が上述の転造ロール30と前述の
可動架台24とを固定架台22に近づく方向に移動さ
せ、ラック軸素材11に加工されるラック歯12の歯の
深さを徐々に深くする。このとき、可動架台24の移動
量と転造ロール30の移動量が2対1になるように設定
されて、固定架台22側のクランプハウジング41と可
動架台24側のクランプハウジング42とのそれぞれに
保持されるラック軸素材11のラック歯深さが同量とな
る。
【0022】(E) 素材移動装置28 図1に示す素材移動装置28は、固定架台22と可動架
台24のそれぞれに左右の素材往復動シリンダ81、8
2を固定し、左素材往復動シリンダ81のロッドに左連
結ブラケット83を介して左クランプハウジング41を
連結し、右素材往復動シリンダ82のロッドに右連結ブ
ラケット84を介して右クランプハウジング42を連結
し、結果としてそれらのクランプハウジング41、42
を転造ロール30の接線方向に移動する。
【0023】このとき、左右のクランプハウジング4
1、42を互いに同期させ、逆方向に移動させるよう
に、左右のクランプハウジング41、42の中間位置
(転造ロール30と同位置)に揺動中心が設定された揺
動レバー87を設けるとともに、左右の連結ブラケット
83、84のそれぞれに設けた嵌合孔83A、84Aに
軸受を介して水平方向摺動自在のプランジャ85、86
を嵌合し、揺動レバー87の両レバー端をそれらのプラ
ンジャ85、86に枢着している。
【0024】機枠23の天板23B上には、案内レール
32と平行配置された図示しない案内レールが設けら
れ、この案内レールに、揺動支軸87A(揺動中心)を
軸支する可動軸受(不図示)が案内される。この可動軸
受は、モータ35の回転により、上記案内レールに案内
されて移動し、揺動レバー87の揺動支軸87Aを常に
転動ロール30と同位置に定めるよう調整される。
【0025】これにより、素材移動装置28が、左素材
往復動シリンダ81による左連結ブラケット83の下動
(もしくは上動)と、右素材往復動シリンダ82による
右連結ブラケット84の上動(もしくは下動)とを同期
させると、左右のクランプハウジング41、42のそれ
ぞれに保持されている左右のラック軸素材11、11は
転造ロール30の径方向の両面に圧接しながら逆方向に
移動し、各ラック軸素材11が転造ロール30の接線方
向に相対的に摺動するものとなる。このとき、転造ロー
ル30は反時計方向(もしくは時計方向)に回転する。
尚、左右のラック軸素材11、11の摺動方向は、上述
のように互いに逆方向となる(左連結ブラケット83が
上動すれば右連結ブラケット84が下動し、転造ロール
30は時計方向に回転する)。
【0026】尚、ラック軸製造装置20においては、前
記素材往復動シリンダ81、82の運動周期をモータ3
5の制御に取り込み、素材移動装置28による左右のラ
ック軸素材11、11の往復動の一行程毎に、可動架台
24と転造ロール30と可動軸受(揺動レバー87の揺
動支軸87A)を固定架台22の側へとそれぞれ一定量
ずつ近づける。可動架台24と転造ロール30の移動
は、転造ロール30に対する左右のクランプハウジング
41、42の上下動に同期し、転造ロール30に対する
左右のラック軸素材11の各摺動行程毎に、左右のラッ
ク軸素材11と転造ロール30との軸間距離を前述の如
く左右同量ずつ狭めるものとし、左右のラック軸素材1
1に加工されるラック歯12の歯の深さを徐々に深くす
る。
【0027】(F) 素材クランプ装置25(その2) 図2に示す素材クランプ装置25におけるクランプ部材
46A及び46Bは、前述のように、クランプ用カム4
8A及び48B並びに拡開用ばね47の作用で、図2に
おける上下方向に接離可能に設けられ、ラック軸素材1
1は、これらのクランプ部材46A、46Bのそれぞれ
のクランプ面56A、56Bに当接して押圧保持され
る。これらのクランプ面56A、56Bは、図3(A)
及び図3(B)に示すように、クランプ部材46A、4
6Bの長手方向に対し所定角度傾斜した相対向する面の
全長に形成され、ラック軸素材11の外周面とほぼ同一
の曲率に形成される。これにより、クランプ面56A及
び56Bは、ラック軸素材11の外周面の図2における
ほぼ右半分の領域を押圧する。
【0028】更に、これらのクランプ面56A及び56
Bには、図3(B)及び図4に示すように、対向する位
置に突起57が一体に形成される。この突起57は、各
クランプ面56A、56Bにおいて、これらのクランプ
面56A、56Bに押圧保持されるラック軸素材11の
長手方向に沿って複数個形成される。そして、これらの
突起57は、クランプ面56A及び56Bにて押圧保持
されたラック軸素材11の外周面に食込み可能に設けら
れて、転造ロール30によるラック歯12の転造加工中
に、転造ロール30からラック軸素材11へ、そのラッ
ク軸素材11の外周面の接線方向に加工力Fが作用して
も、ラック軸素材11をクランプ部材46A及び46B
に対し、その軸心まわりに回転不可能に保持する。
【0029】以下、ラック軸製造装置20によるラック
軸10の製造手順について説明する。 (1) 芯金設定装置により、芯金13を左右のクランプハ
ウジング41、42それぞれのクランプ部材46A、4
6B間の素材挿入位置に設定する。
【0030】(2) 左右のラック軸素材11、11を左右
のクランプハウジング41、42それぞれのクランプ部
材46A、46B間の素材挿入位置に位置付け、上記
(1) の芯金13をラック軸素材11に挿入する。このと
き、ラック軸素材11の端面をクランプハウジング4
1、42に設けた素材ストッパに突き当て、ラック軸素
材11の長手方向の保持位置を位置決めする。
【0031】(3) 素材クランプ装置25により、左右の
ラック軸素材11、11を左右のクランプハウジング4
1、42それぞれのクランプ部材46A、46B間に締
付け保持する。このとき、左右のラック軸素材11、1
1は、クランプ部材46A、46Bのそれぞれのクラン
プ面56A、56Bに当接して押圧保持され、転造ロー
ル30のロール軸心を通る径方向の両側の点対称上に対
向して配置される。
【0032】(4) モータ35により、可動架台24、転
造ロール30を固定架台22に対する適宜の前進位置に
設定し、ついで、素材移動装置28により、左右のクラ
ンプハウジング41、42を上下動させる。これによ
り、左右のクランプハウジング41、42の上に締付け
保持されている左右のラック軸素材11、11は、芯金
13により背面支持された状態で、転造ロール30の外
周部に食い込んで摺動し、浅いラック歯12が冷間加工
により転造される。このとき、左右のラック軸素材1
1、11は、転造ロール30のロール軸心を通る点対称
位置関係を保ちながら、転造ロール30の外周上を互い
に反対方向に摺動する。
【0033】(5) 以後、転造ロール30に対する左右の
ラック軸素材11、11の上記(4)の摺動行程毎に、モ
ータ35により可動架台24、転造ロール30を固定架
台22に近づく方向に一定量ずつ前進させてラック軸素
材11、11と転造ロール30との軸間距離を狭め、ラ
ック歯12の歯の深さを徐々に増していき、最終的に所
定深さのラック歯12を形成する。
【0034】上記実施の形態によれば、以下及びの
効果を奏する。 一対のクランプ部材46A、46Bの各クランプ面5
6A、56Bに、クランプ部材46A及び46Bにてラ
ック軸素材11を押圧保持したとき、ラック軸素材11
の外周面に食込み可能な突起57が形成されたことか
ら、ラック歯12の転造加工中に転造ロール30からラ
ック軸素材11へ、そのラック軸素材11の外周面にお
ける接線方向の加工力Fが作用しても、ラック軸素材1
1がその軸まわりにクランプ部材46A、46Bに対し
回転することを防止できる。この結果、ラック軸素材1
1の外周面に高精度なラック歯12を形成できる。
【0035】クランプ部材46A、46Bの各クラン
プ面56A、56Bに、ラック軸素材11の長手方向に
沿って複数個の突起57が設けられたことから、ラック
歯12の転造加工中におけるラック軸素材11の回転を
確実に防止でき、ラック軸素材11にラック歯12をよ
り高精度に形成できる。
【0036】尚、上記実施の形態では、素材クランプ装
置25におけるクランプ部材46Aのクランプ面56
A、クランプ部材46Bのクランプ面56Bが、クラン
プ部材46A、46Bのそれぞれの長手方向に対し傾斜
して設けられて、ラック軸素材11にヘリカル歯のラッ
ク歯12を形成するものを述べたが、クランプ部材46
Aのクランプ面56A、クランプ部材46Bのクランプ
面56Bが、クランプ部材46A、46Bのそれぞれの
長手方向に平行に設けられて、ラック軸素材11にスト
レート歯のラック歯12を形成するものでもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るラック軸製
造装置のラック軸素材クランプ装置によれば、ラック軸
素材にラック歯を高精度に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係るラック軸製造装置のラッ
ク軸素材クランプ装置の一つの実施の形態が適用された
ラック軸製造装置を示す正面図である。
【図2】図2は、図1の一部を拡大して示す断面図であ
る。
【図3】図3(A)は、図2のIIIA 矢視図であり、図
3(B)は、図3(A)のIIIB-IIIB 線に沿う矢視図で
ある。
【図4】図4は、図3(B)のIV-IV 線に沿う断面図で
ある。
【図5】図5は、ラック軸を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ラック軸 11 ラック軸素材 12 ラック歯 25 素材クランプ装置 30 転造ロール 46A、46B クランプ部材 56A、56B クランプ面 57 突起

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接離可能な一対のクランプ部材の各クラ
    ンプ面にラック軸素材を押圧して保持し、転造ロールの
    摺動により上記ラック軸素材の外周面にラック歯を転造
    加工可能とするラック軸製造装置のラック軸素材クラン
    プ装置において、 上記一対のクランプ部材の上記各クランプ面は、上記ラ
    ック軸素材の上記外周面と略同一曲率に形成されるとと
    もに、 略対向する位置に、上記ラック軸素材の上記外周面に食
    込み可能な突起を有することを特徴とするラック軸製造
    装置のラック軸素材クランプ装置。
  2. 【請求項2】 上記クランプ部材のクランプ面に形成さ
    れた突起は、ラック軸素材の長手方向に沿って複数個設
    けられた請求項1に記載のラック軸製造装置のラック軸
    素材クランプ装置。
JP26229196A 1996-09-12 1996-09-12 ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置 Withdrawn JPH1085884A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26229196A JPH1085884A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26229196A JPH1085884A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1085884A true JPH1085884A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17373750

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26229196A Withdrawn JPH1085884A (ja) 1996-09-12 1996-09-12 ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1085884A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100826515B1 (ko) 2007-04-16 2008-05-02 주식회사 코우 랙 바아의 랙 성형장치
WO2008077162A1 (de) * 2006-12-22 2008-07-03 Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft Zahnstange
KR100852424B1 (ko) * 2006-06-20 2008-08-18 주식회사 코우 랙바아의 랙성형장치
JP2012001070A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Nsk Ltd ラック軸とその製造方法及びラックピニオン式ステアリングギヤユニット
JP2020062662A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 高周波熱錬株式会社 ラックバーの製造装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100852424B1 (ko) * 2006-06-20 2008-08-18 주식회사 코우 랙바아의 랙성형장치
WO2008077162A1 (de) * 2006-12-22 2008-07-03 Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft Zahnstange
US8176763B2 (en) 2006-12-22 2012-05-15 Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft Steering rack
KR100826515B1 (ko) 2007-04-16 2008-05-02 주식회사 코우 랙 바아의 랙 성형장치
JP2012001070A (ja) * 2010-06-16 2012-01-05 Nsk Ltd ラック軸とその製造方法及びラックピニオン式ステアリングギヤユニット
JP2020062662A (ja) * 2018-10-17 2020-04-23 高周波熱錬株式会社 ラックバーの製造装置
WO2020080166A1 (en) * 2018-10-17 2020-04-23 Neturen Co., Ltd. Rack bar manufacturing apparatus
CN111054880A (zh) * 2018-10-17 2020-04-24 高周波热錬株式会社 齿条杆的制造装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN1056546C (zh) 带有可动模具的旋转装置
JPH08174126A (ja) ラック軸製造装置
AU644676B2 (en) Automatic planing machine
JPH1085884A (ja) ラック軸製造装置のラック軸素材クランプ装置
JPH08155575A (ja) ラック軸の製造方法
JP5099955B2 (ja) 中空加工部材を変形する成形機及び方法
JP4972150B2 (ja) 曲げ加工装置及び曲げ加工方法
JPH1085885A (ja) ラック軸製造装置
JPS6186031A (ja) U曲げ加工装置
JPS587375B2 (ja) 線材又は帯材からリングを曲成する方法及び装置
JP4356644B2 (ja) 中空カム軸の製造方法
JPH08155574A (ja) ラック軸製造方法
JPH0947834A (ja) ラック軸製造装置
JP3424000B2 (ja) カラー成形装置
JPH05146882A (ja) 肉盛方法及び装置と肉盛材料
US4220028A (en) Method and device for producing tube bends
JPH01118317A (ja) アイロンテーブル枠などの折曲げ加工装置
CN217913436U (zh) 一种可调节的激光雕刻旋转台
KR100192163B1 (ko) 자동차용 차축의 성형방법 및 그 장치
JPH1034270A (ja) 管用テーパーねじ転造用ヘッド
SU965554A1 (ru) Зигмашина
JPH07124676A (ja) ラック軸製造装置
JPS63157723A (ja) ロ−ル曲げ装置
SU1655600A1 (ru) Трехвалковое асимметричное листогибочное устройство
RU2355499C2 (ru) Станок для закатки концов трубных заготовок

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202