JPH1085850A - 薄板状ワークのプレス成形方法およびその装置 - Google Patents

薄板状ワークのプレス成形方法およびその装置

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JPH1085850A
JPH1085850A JP8242242A JP24224296A JPH1085850A JP H1085850 A JPH1085850 A JP H1085850A JP 8242242 A JP8242242 A JP 8242242A JP 24224296 A JP24224296 A JP 24224296A JP H1085850 A JPH1085850 A JP H1085850A
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die
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Hiroyuki Otsuka
博行 大塚
Koichi Kunitake
浩一 國武
Masaaki Kubota
雅明 久保田
Teruo Kamata
輝郎 鎌田
Tetsuya Wakabayashi
徹也 若林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】伸び率が略均一となり、成形品の強度や品質が
向上し、製造コストを低廉化することが可能な薄板状ワ
ークのプレス成形方法およびその装置を提供する。 【解決手段】下スライダ52と上スライダ102の夫々
の挟持部80、116によって薄板状のワーク124の
縁部が挟持される。ダイ84が矢印C方向に変位する
と、ローラ64がカム部材18の第1の傾斜面22、第
1の垂直面24、第2の傾斜面26、第2の垂直面28
を順次転動することにより、下スライダ52は矢印A方
向に変位する。このため、前記ワーク124は矢印A、
B方向に引張されて変形した後、金型12の成形面14
に押圧されてプレス加工が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄板状ワークのプ
レス成形方法およびその装置に関し、一層詳細には、薄
板状ワークの伸び率が略一定で歩留まりを向上させるこ
とが可能な薄板状ワークのプレス成形方法およびその装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄板状ワークをプレス加工により
成形する方法およびその装置として、例えば、特開昭6
3−194826号公報に開示されているパネルプレス
方法およびその装置がある。この方法および装置によれ
ば、パネルの側部をブランクホルダで把持し、該ブラン
クホルダを下方に変位させてパネルを下型に押圧し、パ
ネルに一方向の張りを与える。次いで、上型を下降させ
て該上型と前記下型でパネルを挟持し、該パネルにプレ
ス成形を施す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
パネルプレス方法およびその装置では、パネルを下型に
押圧することにより該パネルに一方向の張りを与えてい
るため、パネルと下型との摩擦抵抗等によりパネルの位
置によってその伸び率が異なっている。これにより、成
形品が全体として不均一となり、この成形品の強度や品
質が低下するという問題がある。
【0004】また、パネルの縁部近傍の捨て絞りを形成
する肩部ではパネルの伸び率が大きくなり、該パネルが
破断限界を超える懸念がある。そこで、肩部の絞り形状
を深くしてパネルの破断を阻止しているが、このために
材料の歩留りが低下し、製造コストが高騰するという欠
点がある。
【0005】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、伸び率が略均一となり、成形品の強度や
品質が向上し、製造コストを低廉化することが可能な薄
板状ワークのプレス成形方法およびその装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、第1のスライダと第2のスライダとに
よって薄板状ワークを挟持する工程と、ダイの変位作用
下に前記第1のスライダに設けられたローラが金型に設
けられたカム部材に案内されて前記第1のスライダと第
2のスライダを前記ダイの変位方向と直交する方向に変
位させ、前記薄板状ワークを前記ダイの変位方向と直交
する方向に引張させて変形させる工程と、前記ダイの更
なる変位作用下に前記薄板状ワークを金型の成形面に押
圧し、該薄板状ワークにプレス加工を施す工程と、を有
することを特徴とする。
【0007】本発明によれば、第1のスライダと第2の
スライダとによって挟持された薄板状ワークは該第1の
スライダ、第2のスライダの変位作用下に均等に引張さ
れて変形し、該薄板状ワークは金型の成形面に押圧され
て所定の形状に成形される。
【0008】この場合、前記薄板状ワークを挟持する工
程中、前記第1または第2のスライダのうちの一方に突
出形成された係合部材を、前記第1または第2のスライ
ダのうちの他方に形成された凹部または孔部に係合させ
ることにより、前記第1のスライダと第2のスライダを
互いに位置決めすると、前記第1のスライダと第2のス
ライダを一体的に変位させることができ、好適である。
【0009】また、本発明は、成形面が形成された金型
と、前記金型に設けられたカム部材と、前記金型に対し
て接近離間する方向に相対的に変位可能なダイと、前記
金型の側部に設けられ、前記ダイの変位方向に変位可能
に構成されたブランクホルダと、前記ブランクホルダに
設けられ、該ブランクホルダの変位方向と直交する方向
に変位自在な第1のスライダと、前記第1のスライダに
設けられ、前記カム部材が係合して前記第1のスライダ
の変位制御を行うローラと、前記ダイに設けられ、前記
第1のスライダの変位方向に沿って変位自在且つ前記第
1のスライダに当接自在な第2のスライダと、を備え、
前記ダイが前記金型に接近すると、前記第1のスライダ
と第2のスライダとによって薄板状ワークを挟持し、前
記ダイの更なる変位作用下に前記第1のスライダと第2
のスライダが前記ダイの変位方向に変位すると共に、前
記ローラが前記カム部材に案内されて前記第1のスライ
ダと第2のスライダが前記ブランクホルダの変位方向と
直交する方向に変位することにより前記薄板状ワークを
引張しながら前記金型の成形面に押し当ててプレス加工
を施すことを特徴とする。
【0010】本発明によれば、該第1のスライダ、第2
のスライダは前記ダイの変位作用下に薄板状ワークを挟
持し、第1のスライダに設けられたローラが金型に設け
られたカム部材に係合して前記第1のスライダと第2の
スライダが前記ダイの変位方向と直交する方向に変位す
る。このため、前記薄板状ワークは引張される。前記ダ
イの更なる変位作用下に前記薄板状ワークは前記金型の
成形面に押圧され、所定の形状に成形される。
【0011】この場合、前記ローラおよび前記カム部材
は、前記成形面の縁部のうち、前記薄板状ワークの引張
方向と略直交する縁部の側に複数配設されると、前記第
1スライダが変位する際、前記ローラおよびカム部材に
はその変位方向と直交する方向に力が加わることがない
ので、該ローラやカム部材が変形したり位置ずれが発生
する懸念がなく、好適である。
【0012】また、この場合、前記第1のスライダおよ
び第2のスライダには、スライダ同士が当接したときに
互いに位置決めするための位置決め手段が設けられる
と、前記第1のスライダと第2のスライダを前記ダイの
変位方向と直交する方向に一体的に変位させることがで
き、好適である。
【0013】さらに、この場合、前記位置決め手段は、
前記第1または第2のスライダのうちの一方に突出して
設けられた係合部材であり、前記係合部材が前記第1ま
たは第2のスライダのうちの他方に形成された凹部また
は孔部に係合することにより、前記第1のスライダと第
2のスライダが互いに位置決めされると、容易に前記第
1のスライダと第2のスライダを位置決めすることがで
き、好ましい。
【0014】さらにまた、この場合、前記第1または第
2のスライダのうちのいずれか一方にスプリングが設け
られ、該スプリングにより前記第1または第2のスライ
ダは前記ブランクホルダの変位方向と直交する方向に付
勢されると、前記ローラは前記カム部材に良好に当接し
て前記第1のスライダが正確に変位制御され、一層好適
である。
【0015】さらにまた、この場合、前記第1または第
2のスライダのうちのいずれか一方にシリンダが設けら
れ、前記シリンダが付勢されることにより前記第1およ
び第2のスライダは前記ブランクホルダの変位方向と直
交する方向に変位する。このため、薄板状のワークの成
形前に、前記第1と第2のスライダを所定の位置に変位
させておくことができ、好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る薄板状ワークのプレ
ス成形方法について、それを実施する装置との関係にお
いて好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しなが
ら以下詳細に説明する。
【0017】図1および図2において、参照符号10
は、本実施の形態に係る薄板状ワークのプレス成形装置
を示す。このプレス成形装置10は金型12を備え、該
金型12は中空に形成されると共に、当該金型12の上
部には湾曲した成形面14が形成されている。該成形面
14の縁部には傾斜した肩部15が形成されている。前
記金型12には後述するワークの引張方向(矢印A方
向)に延在して突出部16が形成され、該突出部16の
端部には上方に指向して膨出形成された複数のカム部材
18が配設される。該カム部材18の外壁面には上部か
ら下方に傾斜する第1の傾斜面22と、該第1の傾斜面
22に連続して垂直に形成された第1の垂直面24と、
該第1の垂直面24に連続して形成された第2の傾斜面
26と、該第2の傾斜面26に連続して垂直に形成され
た第2の垂直面28とを有し、前記第1の傾斜面22、
第1の垂直面24、第2の傾斜面26、第2の垂直面2
8とによりカム面30を構成する。
【0018】前記金型12に隣接して上下方向に変位可
能に構成された複数のピン部材32が、図2中、奥行き
方向に沿って立設され、該ピン部材32の上部にはブラ
ンクホルダ36に形成された突部37が載置される。該
ブランクホルダ36には矢印C、D方向へと延在して孔
部38が画成され、該孔部38には前記カム部材18が
挿通される。前記ブランクホルダ36の上部には板状の
当接部40が、図において垂直方向に立設されている。
前記当接部40の一方の面には、図3に示すように、段
部42が形成され、該段部42には雌ねじが刻設された
ねじ孔44が画成される。該ねじ孔44にはスプリング
ポスト46が水平方向に延在して螺入される。前記ブラ
ンクホルダ36には、図1および図2に示すように、凹
部48が画成されることにより全体に薄肉に形成され、
このため、該ブランクホルダ36が軽量に形成される。
【0019】前記ブランクホルダ36の上部にはリニア
ガイド50が水平方向に延在して設けられ、該リニアガ
イド50には下スライダ52が摺動自在に設けられる。
このため、前記下スライダ52は矢印A、B方向に変位
自在である。前記下スライダ52の一方の外壁面54は
前記当接部40に当接自在であり、従って、前記下スラ
イダ52は該当接部40によって矢印A方向の変位範囲
が規制される。前記下スライダ52には前記複数のカム
部材18が挿通される複数の孔部56が画成され、夫々
の孔部56を形成する一方の壁部には段部58が形成さ
れる。該段部58には取付部材60が固着され、該取付
部材60には軸部材62を介してローラ64が転動自在
に設けられる。該ローラ64は前記カム面30に当接自
在である。
【0020】このローラ64は軸方向に長尺に形成され
ると、該ローラ64が前記カム部材18に係合したとき
に当該ローラ64が撓曲し、下スライダ52の位置に誤
差が生じる懸念がある。このため、ローラ64は軸方向
に比較的短く形成され、それ自体が撓曲する懸念がない
ように構成されている。
【0021】前記下スライダ52には、図1および図3
に示すように、前記外壁面54から水平方向に延在して
凹部66が画成され、該凹部66を形成する一方の壁部
68には当該凹部66より幅狭に形成された凹部70が
画成される。前記凹部70には前記スプリングポスト4
6が嵌入する。前記壁部68には前記スプリングポスト
46を囲繞して設けられたスプリング72の一端部が当
接し、該スプリング72の他端部は前記段部42に着座
する。従って、前記下スライダ52は前記スプリング7
2によって矢印B方向に常時付勢されている。
【0022】前記下スライダ52の上部には、図1に示
すように、水平方向に延在して長尺状の凹部74が画成
され、該凹部74の端部は楕円形に形成された凹部76
に連通する。この場合、前記凹部74は孔部であっても
よい。前記下スライダ52の前記金型12に隣接する壁
部には、図1および図2に示すように、斜面部78が形
成され、該斜面部78の上方には挟持部80が上方に突
出して形成される。該挟持部80は前記金型12の成形
面14の縁部に沿って湾曲形成される。前記挟持部80
には溝部82がその長手方向に沿って画成される。
【0023】前記プレス成形装置10には前記金型12
に接近離間可能にダイ84が設けられ、該ダイ84の下
部には前記ブランクホルダ36の上部と前記当接部40
とにより形成される空間86に臨入するように突部88
が形成される。前記ダイ84には複数の凹部90が画成
されることにより全体に薄肉に形成され、このため、該
ダイ84は軽量に形成される。また、ダイ84の下面に
は孔部92が画成され、従って、ダイ84はさらに軽量
化される。前記凹部90のうちの一つを形成する底部9
4には、図3に示すように、シリンダ96が水平方向に
進退可能に設けられ、また、前記底部94にはその一部
が切り欠かれて孔部98が画成されている。
【0024】前記ダイ84の下面にはリニアガイド10
0a、100bが水平方向に延在して設けられ、該リニ
アガイド100a、100bには上スライダ102が摺
動自在に設けられる。前記上スライダ102の上部には
突部104が形成され、該突部104は前記シリンダ9
6のピストンロッド106の端部に固着される。従っ
て、前記シリンダ96が付勢されると、上スライダ10
2は矢印AまたはB方向に変位する。前記上スライダ1
02には腕部108が形成され、該腕部108の下部に
は前記下スライダ52の上部に当接自在な当接部110
が設けられる。前記上スライダ102の下部には溝部1
12が画成され、該溝部112には長尺状に形成された
係合部材114が前記上スライダ102の下面から突出
して固着される。該係合部材114の下部は前記下スラ
イダ52の凹部74に嵌入自在に構成される。前記上ス
ライダ102の下部には挟持部116が突出形成され、
該挟持部116にはその長手方向に沿って突出したビー
ド118が形成される。前記挟持部116は前記下スラ
イダ52の挟持部80と係合自在に構成され、挟持部8
0と挟持部116とが係合したとき、前記ビード118
は前記溝部82に嵌入する。前記上スライダ102の縁
部近傍には前記金型12の成形面14の肩部に係合自在
な成形面120が形成されている。
【0025】本実施の形態に係る薄板状ワークのプレス
成形装置10は、基本的には以上のように構成されるも
のであり、次にその動作について説明する。
【0026】先ず、図2に示すように、ブランクホルダ
36はピン部材32の付勢作用下に矢印D方向に変位し
ている。このとき、下スライダ52はスプリング72の
付勢作用下に矢印B方向に変位し、ローラ64はカム面
30の第1の垂直面24に当接している。また、ダイ8
4に設けられたシリンダ96のピストンロッド106は
伸張しており、上スライダ102は矢印B方向に変位し
ている(図3中、2点鎖線参照)。
【0027】以上のような準備段階を経て、図2に示す
ように、金属の如き材料で形成された薄板状のワーク1
24の縁部が下スライダ52の挟持部80に載置され
る。このとき、前記ワーク124は金型12の成形面1
4から離間している。次に、ダイ84が矢印C方向に変
位してワーク124の縁部が挟持部80と挟持部116
とによって挟持されると、ビード118がワーク124
を介して溝部82に嵌入し、ワーク124は前記ビード
118に沿って塑性変形する。また、係合部材114が
凹部74に係合することにより上スライダ102が下ス
ライダ52に対して位置決めされる。
【0028】次に、ダイ84がさらに矢印C方向に変位
すると、ローラ64がカム面30の第2の傾斜面26を
転動することによって下スライダ52が該第2の傾斜面
26に沿って矢印A方向に変位する。上スライダ102
は係合部材114によって下スライダ52と一体的に矢
印A方向に変位し、ワーク124は矢印A、B方向に伸
張する。このとき、ワーク124は成形面14から離間
しているため、該ワーク124は矢印A、B方向に均等
に伸張し、該ワーク124の伸び率が一定となる。
【0029】ダイ84のさらなる変位作用下に、前記ワ
ーク124はその中央から金型12の成形面14に当接
して該ワーク124は成形面14に沿って塑性変形す
る。ローラ64は、図4に示すように、第2の垂直面2
8を転動し、ワーク124の縁部近傍は肩部15と上ス
ライダ102の成形面120とによって挟持され、該肩
部15に沿って成形されるに至る。このとき、ワーク1
24は均等に伸張して成形面14に押圧され、塑性変形
するため、該ワーク124はその全体の品質が等しい均
一な成形品となる。
【0030】以上のようにワーク124にプレス加工が
施されると、図5に示すように、ダイ84が矢印D方向
に変位し、ワーク124が成形されて得られた製品が取
り出される。このとき、シリンダ96のピストンロッド
106は縮退しており(図3参照)、上スライダ102
は矢印A方向に変位している。そしてシリンダ96を付
勢して上スライダ102を矢印B方向に変位させ、次の
ワーク124を成形加工すべく待機する。
【0031】
【発明の効果】本発明に係る薄板状ワークのプレス成形
方法およびその装置によれば、以下のような効果ならび
に利点が得られる。
【0032】薄板状ワークは成形面から離間した状態で
伸張され、次いで金型の成形面に押圧されて所定の形状
に加工されるため、薄板状ワークはその全体の伸び率が
等しく、均一な成形品が得られる。このため、成形品の
品質が向上する。また、成形品には部分的に強度が不足
する箇所が発生する懸念がなく、成形品の強度が向上す
る。
【0033】さらに、肩部の絞り形状を深くする必要が
ないため、材料の歩留まりが向上し、製造コストを低廉
化することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る薄板状ワークのプレ
ス成形装置の金型を示す斜視図である。
【図2】図1のプレス成形装置の縦断面図である。
【図3】図2のプレス成形装置のIII−III線断面
図である。
【図4】図2のプレス成形装置の使用方法を示し、薄板
状ワークが金型に押圧された状態の縦断面図である。
【図5】図2のプレス成形装置の使用方法を示し、ダイ
が上方に変位した状態の縦断面図である。
【符号の説明】
10…プレス成形装置 12…金型 14、120…成形面 18…カム部材 36…ブランクホルダ 52…下スライダ 64…ローラ 84…ダイ 96…シリンダ 102…上スライダ 114…係合部材 124…ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 輝郎 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 若林 徹也 埼玉県狭山市新狭山1−10−1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のスライダと第2のスライダとによっ
    て薄板状ワークを挟持する工程と、 ダイの変位作用下に前記第1のスライダに設けられたロ
    ーラが金型に設けられたカム部材に案内されて前記第1
    のスライダと第2のスライダを前記ダイの変位方向と直
    交する方向に変位させ、前記薄板状ワークを前記ダイの
    変位方向と直交する方向に引張させて変形させる工程
    と、 前記ダイの更なる変位作用下に前記薄板状ワークを金型
    の成形面に押圧し、該薄板状ワークにプレス加工を施す
    工程と、 を有することを特徴とする薄板状ワークのプレス成形方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の薄板状ワークのプレス成形
    方法において、 前記薄板状ワークを挟持する工程中、前記第1または第
    2のスライダのうちの一方に突出形成された係合部材
    を、前記第1または第2のスライダのうちの他方に形成
    された凹部または孔部に係合させることにより、前記第
    1のスライダと第2のスライダを互いに位置決めするこ
    とを特徴とする薄板状ワークのプレス成形方法。
  3. 【請求項3】成形面が形成された金型と、 前記金型に設けられたカム部材と、 前記金型に対して接近離間する方向に相対的に変位可能
    なダイと、 前記金型の側部に設けられ、前記ダイの変位方向に変位
    可能に構成されたブランクホルダと、 前記ブランクホルダに設けられ、該ブランクホルダの変
    位方向と直交する方向に変位自在な第1のスライダと、 前記第1のスライダに設けられ、前記カム部材が係合し
    て前記第1のスライダの変位制御を行うローラと、 前記ダイに設けられ、前記第1のスライダの変位方向に
    沿って変位自在且つ前記第1のスライダに当接自在な第
    2のスライダと、 を備え、前記ダイが前記金型に接近すると、前記第1の
    スライダと第2のスライダとによって薄板状ワークを挟
    持し、前記ダイの更なる変位作用下に前記第1のスライ
    ダと第2のスライダが前記ダイの変位方向に変位すると
    共に、前記ローラが前記カム部材に案内されて前記第1
    のスライダと第2のスライダが前記ブランクホルダの変
    位方向と直交する方向に変位することにより前記薄板状
    ワークを引張しながら前記金型の成形面に押し当ててプ
    レス加工を施すことを特徴とする薄板状ワークのプレス
    成形装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の薄板状ワークのプレス成形
    装置において、 前記ローラおよび前記カム部材は、前記成形面の縁部の
    うち、前記薄板状ワークの引張方向と略直交する縁部の
    側に複数配設されることを特徴とする薄板状ワークのプ
    レス成形装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載の薄板状ワークのプ
    レス成形装置において、 前記第1のスライダおよび第2のスライダには、スライ
    ダ同士が当接したときに互いに位置決めするための位置
    決め手段が設けられることを特徴とする薄板状ワークの
    プレス成形装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の薄板状ワークのプレス成形
    装置において、 前記位置決め手段は、前記第1または第2のスライダの
    うちの一方に突出して設けられた係合部材であり、前記
    係合部材が前記第1または第2のスライダのうちの他方
    に形成された凹部または孔部に係合することにより、前
    記第1のスライダと第2のスライダが互いに位置決めさ
    れることを特徴とする薄板状ワークのプレス成形装置。
  7. 【請求項7】請求項3〜6のいずれか1項に記載の薄板
    状ワークのプレス成形装置において、 前記第1または第2のスライダのうちのいずれか一方に
    はスプリングが設けられ、該スプリングにより前記第1
    または第2のスライダは前記ブランクホルダの変位方向
    と直交する方向に付勢されることを特徴とする薄板状ワ
    ークのプレス成形装置。
  8. 【請求項8】請求項3〜7のいずれか1項に記載の薄板
    状ワークのプレス成形装置において、 前記第1または第2のスライダのうちのいずれか一方に
    はシリンダが設けられ、前記シリンダが付勢されること
    により、前記第1および第2のスライダは前記ブランク
    ホルダの変位方向と直交する方向に変位することを特徴
    とする薄板状ワークのプレス成形装置。
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