JPH108172A - 押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Mg−Si系合金及び押出し形材の製造方法 - Google Patents

押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Mg−Si系合金及び押出し形材の製造方法

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JPH108172A
JPH108172A JP8177059A JP17705996A JPH108172A JP H108172 A JPH108172 A JP H108172A JP 8177059 A JP8177059 A JP 8177059A JP 17705996 A JP17705996 A JP 17705996A JP H108172 A JPH108172 A JP H108172A
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alloy
extrusion
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JP8177059A
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Masahito Yatsukura
政仁 谷津倉
Takayuki Tsuchida
孝之 土田
Hajime Kamio
一 神尾
Masaharu Morohashi
雅晴 諸橋
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Shin Nikkei Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Shin Nikkei Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 同じ形状で鋼材に替えて使用できる構造材料
用高強度アルミ合金製の押出し形材。 【解決手段】 重量%で、Cu:0.2〜0.9,S
i:0.6〜1.1,Mg:0.4〜1.0,Fe:
0.1〜0.3,Mn:0.2〜0.5,Cr:0.1
〜0.3,Ti:0.005〜0.05,B:0.00
1〜0.01を含み、T(℃)=667−21×%Cu
−42×%Si−38×%Mgで定義される溶融開始温
度Tが585℃以上となるように成分設計された組成を
もつ、押出し性に優れた構造材料用高強度Al−Mg−
Si系合金。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建材,車両等の構造材
として使用され、押出し性に優れた高強度Al−Mg−
Si系合金及び押出し形材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】トラック用の根太や桁材,建造物用の柱
や梁材,カーテンウォールの方立,ファスナー材や横材
等の構造物を軽量化するため、従来の鋼材に替えてアル
ミ材を使用する傾向が強まっている。アルミ材を構造材
として使用するためには、押出し加工によって複雑な断
面形状が得られ、且つ剛性を考慮した設計が可能となる
アルミ合金が必要とされる。一般的な押出し用アルミ合
金である6063,6061等は、押出し性が優れてい
るため複雑な断面形状に押し出すことができる。しか
し、鋼材SS400に比較して強度が劣るため、厚肉で
大型の断面形状が余儀なくされ、コストの高い製品とな
る。6000系合金では、Mg2 Si,過剰Si,Cu
量を増加させ、或いはMn,Cr,Zr等の繊維元素を
添加することにより強度を高めたものもあるが、押出し
加工時に形材表面に肌荒れやテアリングが発生し易く、
そのため押し出し速度を低く設定せざるをえない。ま
た、押出し圧力が高く、ダイス寿命を低下させる外、製
造可能な断面形状に制約を受けることもある。押出し前
にビレットの加熱温度を高めることにより押出し圧力を
低下させ、押出し速度を上げることができる。しかし、
押出し形材が昇温するため、材料が部分的に溶融し、肌
荒れ,テアリング等が発生し易くなる。そのため、素材
温度を高く設定して押出し速度を上昇させることには限
界がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般構造用に使用され
ている鋼材SS400は、実際の引張強さが400〜5
10N/mm2 ,降伏点が245N/mm2 以上となっ
ている。そのため、SS400を構造材として使用する
構造物では、設計値決定上の諸計算の結果から材料の基
準強度を245N/mm2 として設計している。これを
アルミ材に当て嵌めると、アルミ材の材料強度は、引張
強さ305N/mm2 以上,0.2%耐力245N/m
2 以上と設定した。最低保証値としてこのような機械
的性質を満足するアルミ材が得られると、SS400で
設計していた構造材を軽量のアルミ材で置き換えること
が可能になり、構造体の大幅な軽量化が図られる。本発
明は、このような要求に応えるべく案出されたものであ
り、従来の高強度アルミニウム合金では得られていない
高い押出し速度で押し出すことができ、しかも鋼材SS
400の構造設計基準強度以上の強度を示すアルミニウ
ム合金を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の構造材料用高強
度Al−Mg−Si系合金は、その目的を達成するた
め、Cu:0.2〜0.9重量%,Si:0.6〜1.
1重量%,Mg:0.4〜1.0重量%,Fe:0.1
〜0.3重量%,Mn:0.2〜0.5重量%,Cr:
0.1〜0.3重量%,Ti:0.005〜0.05重
量%,B:0.001〜0.01重量%を含み、T
(℃)=667−21×%Cu−42×%Si−38×
%Mgで定義される溶融開始温度Tが585℃以上とな
るように成分設計された組成をもつことを特徴とする。
このAl−Mg−Si系合金は、更にZr:0.05〜
0.2重量%を含むことができる。Si含有量及びMg
含有量は、Si含有量−Mg含有量の座標系でA点
(0.8,1.0),B点(0.6,0.4),C点
(1.1,0.4)及びD点(1.1,0.8)で区画
される領域A−B−C−D内にあることが好ましい。M
n,Cr及びZrの合計含有量は、0.3〜0.8重量
%の範囲に調整されていることが好ましい。また、構造
材料用高強度Al−Mg−Si系合金押出し形材は、微
細化剤添加後120分以内にDC鋳造し、200℃/時
以下の昇温速度,高温保持500〜580℃×1〜12
時間、冷却速度200〜500℃/時の均質化処理を施
し、予熱430〜520℃×1〜60分,押出し直後の
形材表面温度500〜555℃の条件下で押し出し、形
材の表面温度430℃以上から水冷するプレス端焼入れ
を施し、次いで170〜200℃×1〜12時間保持し
た後空冷する時効処理を施すことにより製造される。
【0005】
【作用】一般構造用圧延鋼材SS400の設計強度基準
強度を満足するためには、アルミ材の最低保証値として
305N/mm2 以上の引張強さ且つ245N/mm2
以上の0.2%耐力が必要である。更に、製造コストの
面から、押出し性の良好な6000系の6061合金に
匹敵する押出し性をもつことが必要と設定した。このよ
うな前提で、本発明者等は、SS400と同じ形状でア
ルミニウム合金押出し材の時効処理材と置き替えるべ
く、T6処理後の強度が引張強さ350N/mm2
上,0.2%耐力330N/mm2 以上で、且つ606
1合金と同等の押出し速度で押し出すことができる材料
を調査・研究した。その結果、合金成分を特定すると共
に、667−21×%Cu−42×%Si−38×%M
gで定義される溶融開始温度Tが585℃以上となるよ
うに成分調整するとき、強度及び押出し性の双方に優れ
たアルミニウム合金押出し形材が得られることを見い出
した。押出し性については、ピックアップ,肌荒れ,テ
アリング等の欠陥が表面に発生がない押出し形材が得ら
れる限界押出し速度を判定基準とした。因みに、606
1合金と同等以上の押出し速度とは、形材の形状によっ
ても異なるが、たとえば高さ150mm,幅50mm,
肉厚2mmの中空矩形状ホロー材では8m/分以上の押
出し速度である。
【0006】以下、本発明のアルミニウム合金の合金成
分,含有量,製造条件等について説明する。 Cu:0.2〜0.9重量% S’−CuMgAl又はAl−Cu系の化合物を形成
し、析出硬化によってAl−Mg−Si系合金の強度を
向上させる作用を呈する。特にMg及びSi添加によっ
て付与された強度が、部材に要求される強度を満足でき
ない場合に有効な合金成分として添加される。このよう
な作用は、0.2重量%以上のCu含有量で顕著にな
る。しかし、0.9重量%を超えるCu含有量では、押
出し時のビレットの溶融開始温度の低下及び熱間変形抵
抗値の上昇を招き、良品を得るために押出し速度を遅く
することが要求される。また、Cu含有量の増加に伴っ
て、耐食性も低下する。 Si:0.6〜1.1重量% 主としてMgと結合し、β’−Mg2 Siの析出硬化で
強度を上昇させる。また、本発明では、Mg2 Siの生
成に必要な量以上のSiを添加している。この過剰Si
は、押出し時の熱間変形抵抗を下げ、押出し速度を効果
的に上昇させる。この作用は、0.6重量%以上のSi
含有量で顕著になる。しかし、1.1重量%を超える多
量のSiが含まれると、ビレットの溶融開始温度を下
げ、表面性状の良好な製品を得るためには押出し速度を
遅くしなければならない。
【0007】Mg:0.4〜1.0重量% マトリックスを固溶強化すると共に、SiやCuと結合
しβ’−Mg2 SiやS’−CuMgAl2 として析出
し、析出硬化により強度を向上させる。Mgによる析出
硬化作用は、0.4重量%以上のMg含有量で顕著にな
る。しかし、1.0重量%を超えてMgを添加しても、
押出し加工後の熱処理で強度を付与できず、却って熱間
変形抵抗値の上昇やビレットの溶融開始温度の低下を招
き、押出し形材の肌荒れ等の原因となる。 Fe:0.1〜0.3重量% 鋳造時、Al−Fe−Si系の晶出物を形成し、続くビ
レットの均質化処理を経て押出し加工中に分断されるこ
とにより微細化し、再結晶粒界の移動をピンニングし、
再結晶粒の粗大化を防止することによって強度を向上さ
せる。Feの作用は0.1重量%以上の含有量で顕著に
なるが、0.3重量%を超える多量のFeが含まれると
粗大なAl−Fe−Si系化合物が生成し、押出し材の
表面に肌荒れ等が発生し易くなる。また、Al(Fe,
M)Si系晶出物(MはMn,Crをさす)を生成し、
Mn,Cr等の再結晶抑制効果を阻害する傾向がみられ
【0008】Mn:0.2〜0.5重量% 均質化処理でサブミクロンサイズのAl−Mn系金属間
化合物を形成し、押出し加工中に生じる再結晶粒界の移
動をピンニングし、再結晶化を防止することによって強
度を向上させる。Mnの作用は0.2重量%以上の含有
量で顕著になるが、0.5重量%を超えるMn含有量で
はMnがMg2 Siの析出サイトとして作用することに
起因し、焼入れ感受性を高め、焼入れの効果を低減す
る。また、Al(Fe,M)Si系の晶出物を粗大化
し、押出し形材の表面状態を悪化させる。 Cr:0.1〜0.3重量% Mnと同様に均質化処理後にサブミクロンサイズのAl
−Cr系化合物を形成し、再結晶化を防止することによ
りアルミニウム合金の強度を向上させる。このような作
用は、0.1重量%以上のCr含有量で顕著になる。し
かし、0.3重量%を超える多量のCrを含有させる
と、Mnと同様にMg2 Siの析出サイトとして作用す
ることに起因し、焼入れ感受性を高め、焼入れの効果を
低減する。また、Al(Fe,M)Si系の晶出物を粗
大化し、押出し形材の表面状態を悪化させる。
【0009】Ti:0.005〜0.05重量% 鋳塊の結晶粒微細化に有効な合金成分であり、鋳造割れ
を防止し、熱間変形抵抗値を下げ、押出し速度を高める
作用を呈する。このような作用は、0.005重量%以
上のTi含有量で顕著になり、Bとの複合添加によって
更に高められる。しかし、0.05重量%を超える多量
のTiが含まれると、Al−Ti系の粗大な粒子が生成
され、押出し時に形材の表面欠陥が発生し易くなる。 B:0.001〜0.01重量% Tiと同様に鋳塊の結晶粒を微細化し、鋳造割れを防止
する作用を呈する。このような作用は、0.001重量
%以上のB含有量で顕著になる。しかし、0.01重量
%を超える多量のBが含まれると、Al−B系やTi−
B系の粗大な粒子を生成し、押出し時に形材の表面欠陥
が発生し易くなる。
【0010】Zr:0.05〜0.2重量% 必要に応じて添加される合金成分であり、ビレットの均
質化処理後、サブミクロンサイズ(0.05μm以下)
のAl−Zr系化合物(Al3 Zr)を形成し、押出し
中の再結晶化を防止することにより、押出し材に繊維状
の組織を形成させ、強度及び耐応力腐食割れ性を向上さ
せる。このような作用は、0.05重量%以上のZrが
含まれると顕著になる。しかし、0.2重量%を超える
多量のZrが含まれると、Mn,Cr等と同様にMg2
Siの析出サイトとしてAl−Zr系化合物が作用する
ことに起因し、焼入れ感受性を高め、焼入れ効果を低減
する。また、Al−Zr系の晶出物を粗大化させ、押出
し材の表面状態を悪化させる。本発明のアルミニウム合
金においては、Mn,Cr,Zr等の複合添加により再
結晶を強固に防止し、強度の向上を図っている。これら
添加成分による再結晶抑制作用はMn,Cr,Zr等の
合計含有量が0.3重量%以上で顕著になるが、合計含
有量が0.8重量%を超えると鋳造時に巨大な晶出物が
生成し、押出し時に形材に表面欠陥を発生させる原因と
なる。また、焼入れ感受性を高め、プレス焼入れ性が著
しく損なわれる。このようなことから、Mn+Cr又は
Mn+Cr+Zrの合計含有量は、0.3〜0.8重量
%の範囲に調整することが好ましい。
【0011】Mg含有量とSi含有量との関係 本発明のアルミニウム合金は、時効処理で析出するβ’
−Mg2 Siの析出硬化により高い材料強度が付与され
る。このとき、計算値のMg2 Si量[Mg2 Si=M
g%(1/1.73+1)]に比較してSiを過剰に添
加することが必要である。過剰Siは、押出し時の熱間
変形抵抗を下げ、押出し速度を上昇させる。しかし、S
iを過剰に添加しすぎると、材料の溶融開始温度が下が
り、押出し形材の表面状態が悪化する。本発明者等は、
Mg含有量との関係でSi含有量を調査した結果、図1
のA−B−C−D領域内にSi含有量及びMg含有量が
調整されていると、表面状態の良好な押出し形材を高押
出し速度で製造できることを見い出した。A−B−C−
D領域内にSi含有量及びMg含有量があると、目標と
する引張強さ及び0.2%耐力が得られ、且つ限界押出
し速度(押出し形材の表面に肌荒れが発生しない生産上
の最高速度)も6061と同等又はそれ以上の速度に設
定でき、高生産性で押出し形材が製造できる。A−B−
C−D領域内は、本発明者等による多数の実験結果から
定められたものであるが、この領域を外れると目標とす
る機械的性質をもつ押出し形材を高押出し速度で得られ
ない。すなわち、直線A−Bより左側の領域では、過剰
Si量が少なく、Mg2 Siが微細均一に析出せず、強
度が十分でない。直線B−Cより下側の領域では、Mg
量が不足し、Mg2 Siの析出量が少ないため十分な強
度が得られない。直線C−Dより右側の領域では、過剰
Siが多すぎ、押出し中の溶融温度が降下し、肌荒れが
発生し易くなる。直線A−Dより上側の領域では、Mg
含有量が多すぎ、押出し圧力が上昇して複雑形状の形材
の押出しが困難になると共に、押出し中の溶融温度が降
下して肌荒れが発生し易くなる。
【0012】溶融開始温度:T≧585℃ 一般的には、素材温度が高くなるほど押出し速度を高く
設定できる。しかし、素材温度が高いとき、押出し中に
発生した加工熱で更に昇温した素材の表面が部分的に溶
融することがある。この状態で押出された形材には、ピ
ックアップ,肌荒れ,テアリング等の表面欠陥が発生し
易い。そこで、これら表面欠陥を抑制し、且つ高強度が
得られるAl−Mg−Si合金系の成分を検討した結
果、T(℃)=667−21×%Cu−42×%Si−
38×%Mgで定義される溶融開始温度Tを585℃以
上に調整するとき、表面性状が良好な押出し形材が大き
な押出し速度で得られることを見い出した。ここに示し
た定義式は、表1に掲げた12種及びこれ以外の14
種,合計26種のアルミニウム合金ビレットの溶融開始
温度を示差走査熱量計で測定し、得られた溶融開始温度
と添加元素及びその含有量との関係を直線回帰して求め
た。このとき、変数をSi,Cu,Mgとすることによ
り相関係数の高い回帰式が得られ、各成分に対する係数
はCuが−21,Siが−42,Mgが−38であっ
た。なお、667℃は、Y軸、すなわち温度軸との切片
である。
【0013】本発明に従ったアルミニウム合金は、析出
強化及び組織強化により高い強度を呈する。組織強化
は、Mn,Cr,Zr等の遷移元素を添加することによ
り行われ、押出し形材に繊維状組織が安定形成される量
に遷移元素の添加量が定められる。これら遷移元素は均
質化処理中にマトリックスから析出するため、その添加
量が押出し時のマトリックスの純度にほとんど影響せ
ず、溶融開始温度には影響を及ぼさない。他方、析出強
化のために添加されるMg,Si,Cu等は、マトリッ
クス中に固溶し、マトリックスの純度を下げ、溶融開始
温度を低下させる因子として働く。したがって、溶融開
始温度の式においてマイナスの係数となる。なお、F
e,Ti,Bは、鋳造中にほぼ晶出又は析出してしまう
ため、溶融開始温度を低下させる因子として働かない。
試験の結果、溶融開始温度の低い合金ほど限界の押出し
速度が低下する傾向にあることを把握した。そこで、高
強度と優れた押出し性をもつ合金は、その成分を決める
上で溶融開始温度に着目し、定義式から求めたCu,S
i,Mg量に依存している計算上の溶融開始温度を58
5℃以上に規制した。溶融開始温度が585℃未満の合
金では、表面性状の良好な押出し材を得るために一般的
な押出し用合金である6061合金に比較して押出し速
度を著しく下げなければならず、その製造コストが上昇
することになる。一方、計算式を満足するCu,Si,
Mg量に設計すると、585℃以上の溶融開始温度をも
つ合金となり、6061合金と同等又はそれ以上の押出
し速度で押し出すことができる。
【0014】鋳造:微細化剤添加後120分以内にDC
鋳造 以上のように成分調整されたアルミニウム合金は、脱ガ
ス,脱滓後、常法に従ってDC鋳造される。DC鋳造
は、十分な微細化作用を得るためTi,B,Ti−B等
の微細化剤添加から120分までの期間に実施される。
120分以上経過して時点で鋳造すると、結晶核の沈降
や化学的変化に起因して所与の微細化効果が十分発揮さ
れず、鋳造割れが発生し易くなる。
【0015】 均質化処理: 昇温速度 200℃/時以下 高温保持 500〜580℃×1〜12時間 200〜500℃/時で強制冷却 高温保持は、鋳造時に形成された結晶粒内及び粒界にお
けるMg,Si,Cu等の濃度偏析を均質化すると共
に、Mn,Cr,Zr等の遷移金属を含む化合物をサブ
ミクロンサイズに析出させるために行われる。均質化処
理の昇温条件は、Mn,Cr,Zr等の遷移金属を含む
化合物を均一に析出させるために200℃/時以下とす
る。析出物は、その後の500〜580℃×1〜12時
間の高温保持でサブミクロンサイズに成長する。一方、
Mg,Si,Cuは、高温保持中、マトリックスに均一
に固溶する。その後、200〜500℃/時の範囲で強
制空冷することにより、Mg−Si系,Al−Cu系,
Al−Mg−Cu系化合物を押出し加工時に再固溶可能
な1μm以下のサイズに析出させる。このとき、これら
の化合物は、高温保持で成長したMn,Cr,Zr等の
遷移金属を含む化合物を析出サイトとしているため、均
一に且つ微細に析出する。このことは、後工程の時効処
理で部材強度を一層向上させることに有効に働く。析出
したMn,Cr,Zr等の微細な化合物は、押出し時の
再結晶化を抑制する。また、均質化処理でMg,Si,
Cu等を十分に均質化処理することにより、押出し中の
肌荒れ発生が防止される。均質化処理温度が500℃に
達しないと、Mg,Si,Cuの十分な均質化が図れな
い。580℃を超える均質化処理温度では、Mn,C
r,Zr等を含む化合物が粗大に析出して再結晶抑制作
用を低下させ、押出し形材に十分な強度が付与できな
い。また、1時間に達しない保持時間では580℃の温
度域においてもMg,Si又はCuの均質化が不十分と
なり、12時間を超えると生産性に支障を来し、コスト
面で問題を生じる。高温保持後の冷却条件が200℃/
時未満では、Mg−Si系,Al−Cu系,Al−Mg
−Cu系等の化合物の析出物が粗大になり、押出し時に
十分溶体化できず、その後の時効処理で十分な強度が得
られない。
【0016】 押出し加工: ビレット予熱処理 430〜520℃×1〜60分 押出し直後の形材表面温度 500〜555℃ 形材冷却開始時の表面温度430℃以上から水冷するプ
レス端焼入れ押出し加工では、押出し前に430〜52
0℃×1〜60分の予熱処理をビレットに施すと共に、
押出し直後の形材表面温度を500〜555℃の温度範
囲に制御する。ビレット均質化処理後の強制空冷で析出
したMg−Si系,Al−Cu系,Al−Mg−Cu系
等の化合物は、予熱処理及び押出し加工中の加工発熱に
より再固溶する。続いて、プレス端で形材冷却時の表面
温度430℃以上から水冷することによって、押出し中
に溶体化処理を完了する。以上の処理によって、後続す
る時効処理工程でMg−Si系,Al−Cu−Mg系化
合物の析出硬化が得られ、部材強度を向上させることが
できる。
【0017】ビレットの予熱温度が430℃に達しない
と、低い加工温度に起因して変形抵抗が大きくなり、大
きな押出し速度が得られない。予熱時間も1分に達しな
いと、ビレットの温度が均一にならない。また、押出し
形材の表面温度も500℃に達しないので、Mg−Si
系,Al−Cu系,Al−Mg−Cu系等の化合物が十
分に再固溶せず、後続する時効処理工程で十分な強度が
得られない。逆に520℃を超える予熱温度では、形材
温度が上昇し表面荒れやテアリングが発生し易くなるた
め、表面性状が良好な製品を得るには押出し速度を低下
せざるをえない。また、形材の表面温度が555℃を超
えると、Mn,Cr,Zr等を含む微細化合物で再結晶
化を抑制するピンニング作用が十分でなくなり、部材強
度を低下させる原因となる。なお、60分を超える予熱
は、経済的でない。プレス端焼入れで形材の表面温度4
30℃以上から焼入れすることは、再固溶したMg,C
u,Si等を押出し中に析出させないためである。形材
表面温度が430℃未満では、室温強度に寄与しないサ
イズの析出が起こり、その後の時効硬化性を低下させ
る。本発明のアルミニウム合金では、溶融開始温度を5
85℃以上に設定しているので、通常の6000系合金
と同等又は高温で押し出すことができる。その分、熱間
変形抵抗が小さくなり、押出し速度を増加できる。しか
し、本発明者等の調査・研究によるとき、溶融開始温度
より30℃以上低い温度で押し出さないと、押出し形材
の表面が荒れてくることが判った。したがって、押出し
形材の表面温度の上限を555℃に規定した。
【0018】時効処理:170〜200℃×1〜12時
間 → 空冷 時効処理では、押出し加工及びプレス端焼入れ処理で得
た過飽和固溶体からβ’−Mg2 Si,S’−CuMg
Al2 等を析出させることにより部材強度を向上させ
る。時効処理温度が170℃に達しないと、12時間を
超える長時間の処理が必要とされ、経済的でない。逆に
200℃を超える時効処理温度では過時効となり、ピー
ク強度が低く、十分な部材強度が得られない。また、1
時間未満の保持時間では、時効が不十分となり、安定し
た強度が得られない。
【0019】
【実施例】表1に示す組成をもつ溶湯を通常の溶解法で
調整し、微細化剤添加後1時間鎮静し、直径254mm
のビレットに鋳造した。各ビレットを80℃/時の加熱
速度で昇温し、540℃×4時間の均質化処理を施し、
冷却速度300℃/時で室温まで強制空冷した。ビレッ
トからサンプルを採取し、溶融開始温度を示差走査熱量
計で測定した。本発明に従ってT(℃)=667−21
×%Cu−42×%Si−38×%Mgで算出した溶融
開始温度の計算値を、実測値と比較して表1に併せ示
す。表1にみられるように、計算値と実測値との差は0
〜4℃であり、回帰分析で求めた設計上の計算値が実測
値と高い一致性を示していることが判る。
【0020】
【0021】次いで、ビレットを450℃に予熱して5
分保持した後、縦150mm,横50mm,肉厚2mm
の中空矩形状断面(図2)をもつ形材に押し出した。こ
のとき、押し出し直後の形材の表面温度は、押出し速度
によって変わるが、520〜555℃の範囲に入ってい
た。押出し形材は、押出し中にプレス端で水冷された
後、180℃×6時間の時効処理が施され、空冷され
た。時効処理後の形材から試験片JIS 14B号を切
り出し、引張試験に供して引張強さ,0.2%耐力,伸
び等の機械的性質を測定した。また、表面肌荒れが発生
するまで押出し速度を上昇し、その最高速度を限界押出
し速度として測定した。調査結果を表2に示す。
【0022】
【0023】表2にみられるように、本発明に従った試
験番号1〜5では、引張強さが350N/mm2 以上,
0.2%耐力330N/mm2 以上と機械的特性に優
れ、且つ限界押出し速度8m/分以上の高速押出しが可
能であった。高速押出しは、試験番号1〜5の溶融開始
温度が585℃以上と高いことに一つの要因がある。こ
れに対して、試験番号6〜8では、溶融開始温度が58
5℃より低く、押出し速度を上げると肌荒れが生じ、限
界押出し速度が目標値8m/分に達しなかった。試験番
号9は、Mg含有量が少ないためMg2 Siの析出量が
少なく、0.2%耐力が低かった。試験番号10は、M
g及びSiの含有量が適正であったもののCu含有量が
少ないことから、引張強さ及び耐力が不足していた。ま
た、Mn添加のみで組織強化を図る設計であるためMn
含有量を多くしたが、Cr又はZrとの複合添加に比較
して再結晶抑制作用が弱く、その分だけ強度向上に結び
付かなかった。試験番号11は、Mg含有量に比較して
Si含有量がやや少なく、またCr添加のみであり、し
かもCr含有量が少ないため、Mn又はCrとの複合添
加に比較して強度上昇に結び付かなかった。試料番号1
2は、Cu含有量が少なく、Mn+Crの添加量も少な
いことから、十分な強度が得られなかった。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のAl−
Mg−Si系合金は、各合金成分の組成を調整すると共
に、T(℃)=667−21×%Cu−42×%Si−
38×%Mgで定義される溶融開始温度Tが585℃以
上となるように合金設計し、鋳造条件,ビレットの均質
化処理条件,押出し条件及び時効条件を適切に調整する
ことにより、引張強さ350N/mm2 以上,0.2%
耐力330N/mm2 以上と鋼材SS400並の材料強
度が得られる。そのため、鋼材に替えてアルミ材を使用
でき、各種機器,構造体の大幅な軽量化が可能となる。
また、6061合金以上の生産性で押出し加工できるた
め、優れた特性をもつ押出し形材を安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明で規定したSi含有量とMg含有量の
範囲
【図2】 本発明実施例で得られた押出し形材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土田 孝之 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 神尾 一 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 日本軽金属株式会社グループ技術センター 内 (72)発明者 諸橋 雅晴 東京都江東区木場2丁目7番23号 新日軽 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu:0.2〜0.9重量%,Si:
    0.6〜1.1重量%,Mg:0.4〜1.0重量%,
    Fe:0.1〜0.3重量%,Mn:0.2〜0.5重
    量%,Cr:0.1〜0.3重量%,Ti:0.005
    〜0.05重量%,B:0.001〜0.01重量%を
    含み、T(℃)=667−21×%Cu−42×%Si
    −38×%Mgで定義される溶融開始温度Tが585℃
    以上となるように成分設計された組成をもつ押出し性に
    優れた構造材料用高強度Al−Mg−Si系合金。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成が更にZr:0.0
    5〜0.2重量%を含む構造材料用高強度Al−Mg−
    Si系合金。
  3. 【請求項3】 Si含有量−Mg含有量の座標系でA点
    (0.8,1.0),B点(0.6,0.4),C点
    (1.1,0.4)及びD点(1.1,0.8)で区画
    される領域A−B−C−D内にSi含有量及びMg含有
    量がある請求項1又は2記載の構造材料用高強度Al−
    Mg−Si系合金。
  4. 【請求項4】 Mn,Cr及びZrの合計含有量が0.
    3〜0.8重量%の範囲に調整されている請求項1〜3
    の何れかに記載の組成をもつ構造材料用高強度Al−M
    g−Si系合金。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れかに記載の組成をも
    つAl−Mg−Si系合金を微細化剤添加後120分以
    内にDC鋳造し、200℃/時以下の昇温速度,高温保
    持500〜580℃×1〜12時間、冷却速度200〜
    500℃/時の均質化処理を施し、予熱430〜520
    ℃×1〜60分,押出し直後の形材表面温度500〜5
    55℃の条件下で押し出し、形材の表面温度430℃以
    上から水冷するプレス端焼入れを施し、次いで170〜
    200℃×1〜12時間保持した後空冷する時効処理を
    施す構造材料用高強度Al−Mg−Si系合金押出し形
    材の製造方法。
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