JPH1080088A - 補強されたラミネートヨークを有するｄｃモータ - Google Patents
補強されたラミネートヨークを有するｄｃモータInfo
- Publication number
- JPH1080088A JPH1080088A JP25219096A JP25219096A JPH1080088A JP H1080088 A JPH1080088 A JP H1080088A JP 25219096 A JP25219096 A JP 25219096A JP 25219096 A JP25219096 A JP 25219096A JP H1080088 A JPH1080088 A JP H1080088A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- motor
- sides
- outer periphery
- intermediate rings
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ラミネートヨークタイプＤＣモータは、薄い
けい素鋼板などが多数積層され、その軸方向両端の中間
リングがステータボルトにより締め付けられているだけ
なので、ソリッドタイプヨークに比較して強度的に劣り
振動発生が多く改善するよう要望されていた。 【解決手段】 ステータ２のコア３を挟む左、右の中間
リング４Ａ、４Ｂの外周の少なくとも内側縁が鋼板８、
９で重ね溶接されて連結され、さらにこれらの鋼板の互
いに隣接する辺同士を突き合わせ溶接して、 ラミネート
ヨークが補強された構造として課題を解決した。
けい素鋼板などが多数積層され、その軸方向両端の中間
リングがステータボルトにより締め付けられているだけ
なので、ソリッドタイプヨークに比較して強度的に劣り
振動発生が多く改善するよう要望されていた。 【解決手段】 ステータ２のコア３を挟む左、右の中間
リング４Ａ、４Ｂの外周の少なくとも内側縁が鋼板８、
９で重ね溶接されて連結され、さらにこれらの鋼板の互
いに隣接する辺同士を突き合わせ溶接して、 ラミネート
ヨークが補強された構造として課題を解決した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、 ヨークが回転軸の
軸線方向に積層して配列されたラミネートヨークタイプ
ＤＣモータに関し、特にこのラミネートヨークが補強さ
れたＤＣモータに関する。
軸線方向に積層して配列されたラミネートヨークタイプ
ＤＣモータに関し、特にこのラミネートヨークが補強さ
れたＤＣモータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のラミネートヨークタイプＤＣモー
タの構造を示す正面図を図３に、図３のＡ矢視側面を図
４に示す。回転軸１に固定されるロータ（図示せず）の
回りに所定の隙間を保って相対回転可能に配置されるス
テータ（ラミネートヨーク）２は、 複数枚のけい（珪）
素鋼帯(板)などが回転軸の軸線方向に積層されたコア３
と、 その左、右両端に配置される八角形枠状の左、 右の
中間リング４Ａ、４Ｂと、これらの左、右の中間リング
の各四隅に２本ずつ、合計８本が配置され、前記左右の
中間リング４Ａと４Ｂを固く締め付けて連結するステー
タボルト５とにより構成される。これらの中間リング４
Ａ、４Ｂのそれぞれの外側には、カバーブラケット６
Ａ、６Ｂが取り付けられる。図４において、左側のカバ
ーブラケット６Ａは、その内部の中間リング４Ａを示す
ために一部破断して示されている。
タの構造を示す正面図を図３に、図３のＡ矢視側面を図
４に示す。回転軸１に固定されるロータ（図示せず）の
回りに所定の隙間を保って相対回転可能に配置されるス
テータ（ラミネートヨーク）２は、 複数枚のけい（珪）
素鋼帯(板)などが回転軸の軸線方向に積層されたコア３
と、 その左、右両端に配置される八角形枠状の左、 右の
中間リング４Ａ、４Ｂと、これらの左、右の中間リング
の各四隅に２本ずつ、合計８本が配置され、前記左右の
中間リング４Ａと４Ｂを固く締め付けて連結するステー
タボルト５とにより構成される。これらの中間リング４
Ａ、４Ｂのそれぞれの外側には、カバーブラケット６
Ａ、６Ｂが取り付けられる。図４において、左側のカバ
ーブラケット６Ａは、その内部の中間リング４Ａを示す
ために一部破断して示されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このステータは、けい
素鋼板などの多数枚の薄板が積層されて構成されている
ため、ソリッドタイプに比較すると強度的に劣り、振動
が発生しやすいという問題があり、 この問題を解決する
のが本発明に課された課題である。
素鋼板などの多数枚の薄板が積層されて構成されている
ため、ソリッドタイプに比較すると強度的に劣り、振動
が発生しやすいという問題があり、 この問題を解決する
のが本発明に課された課題である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明では、八角形枠状
の左右の中間リング４Ａ、４Ｂの周方向に対応する位置
にある左右の外周面の少なくとも内側縁を、形状と寸法
が２種の矩形鋼板８と９とで周方向に交互に、合計８枚
で橋渡しした状態に重ね溶接または点溶接して連結し、
またこれらの鋼板の隣接して対向する辺同士を相互に突
き合わせ、または点溶接して補強して上記の強度不足の
問題を解決した。
の左右の中間リング４Ａ、４Ｂの周方向に対応する位置
にある左右の外周面の少なくとも内側縁を、形状と寸法
が２種の矩形鋼板８と９とで周方向に交互に、合計８枚
で橋渡しした状態に重ね溶接または点溶接して連結し、
またこれらの鋼板の隣接して対向する辺同士を相互に突
き合わせ、または点溶接して補強して上記の強度不足の
問題を解決した。
【０００５】
【発明の実施の形態】図１は、 本発明のラミネートヨー
クタイプＤＣモータの補強構造を示す一実施の形態を示
す一部切断正面図を、図１のカバーブラケット６Ａ、６
Ｂを取り外してＡ−Ａ線に沿って見た切断側面図を図２
に示し、図３及び図４と同じ部品には同じ符号を付し、
異なる点のみを説明する。ＤＣモータの設置状態で、ヨ
ーク２の上、下と手前、奥側の４辺の表面となる２ａ〜
２ｄの外周の内縁部に幅の広い方の矩形の鋼板８を４
枚、また図２で八角形の四隅に当たる傾斜した辺の表面
２ｅ〜２ｈには、八角形の四隅の辺に相当する幅で、前
記の矩形鋼板８よりも狭い幅の鋼板９を４枚配置して囲
む。これら２種の矩形鋼板の中の８は、八角形枠状の中
間リングの上、 下と左、 右で４枚の、 幅が広い方の辺を
有して対向する２辺と、残りの対向する２辺が左右の中
間リングの軸方向の距離をやや上回る長さを有する。一
方、他の矩形鋼板９は、八角形枠状の中間リングの四隅
を形成して水平面に対して斜めに配置され、 前記の矩形
鋼板よりは幅が狭い辺幅を有して対向する２辺と、残り
の対向する２辺が左右の中間リングの軸方向の距離を上
回る長さで、厚さは鋼板８よりも多少厚くされている。
合計して８枚のこれらの鋼板のそれぞれを、左、右の中
間リング４Ａと４Ｂの各辺の外周の少なくとも内側縁に
重ね溶接（Ｗａ）し、一方、 鋼板８と９が周方向に次々
に隣接する辺同士は、 突き合わせ溶接（Ｗｂ）して強固
に接合する。これによりステータ（ラミネートヨーク）
の全外周も被覆される。これらの溶接は点溶接としても
よい。右側面のカバーブラケット６Ａは、先行技術とし
て示した図４と同様、その内部の中間リング４Ａを示す
ために一部破断して示されている。
クタイプＤＣモータの補強構造を示す一実施の形態を示
す一部切断正面図を、図１のカバーブラケット６Ａ、６
Ｂを取り外してＡ−Ａ線に沿って見た切断側面図を図２
に示し、図３及び図４と同じ部品には同じ符号を付し、
異なる点のみを説明する。ＤＣモータの設置状態で、ヨ
ーク２の上、下と手前、奥側の４辺の表面となる２ａ〜
２ｄの外周の内縁部に幅の広い方の矩形の鋼板８を４
枚、また図２で八角形の四隅に当たる傾斜した辺の表面
２ｅ〜２ｈには、八角形の四隅の辺に相当する幅で、前
記の矩形鋼板８よりも狭い幅の鋼板９を４枚配置して囲
む。これら２種の矩形鋼板の中の８は、八角形枠状の中
間リングの上、 下と左、 右で４枚の、 幅が広い方の辺を
有して対向する２辺と、残りの対向する２辺が左右の中
間リングの軸方向の距離をやや上回る長さを有する。一
方、他の矩形鋼板９は、八角形枠状の中間リングの四隅
を形成して水平面に対して斜めに配置され、 前記の矩形
鋼板よりは幅が狭い辺幅を有して対向する２辺と、残り
の対向する２辺が左右の中間リングの軸方向の距離を上
回る長さで、厚さは鋼板８よりも多少厚くされている。
合計して８枚のこれらの鋼板のそれぞれを、左、右の中
間リング４Ａと４Ｂの各辺の外周の少なくとも内側縁に
重ね溶接（Ｗａ）し、一方、 鋼板８と９が周方向に次々
に隣接する辺同士は、 突き合わせ溶接（Ｗｂ）して強固
に接合する。これによりステータ（ラミネートヨーク）
の全外周も被覆される。これらの溶接は点溶接としても
よい。右側面のカバーブラケット６Ａは、先行技術とし
て示した図４と同様、その内部の中間リング４Ａを示す
ために一部破断して示されている。
【０００６】
【発明の効果】中間に積層された薄板のコアを挟んで、
コアボルトで互いに固く締め付けられた左右の中間リン
グが、 鋼板８、９により一体に補強されて剛性が向上
し、振動の発生が防止される。しかも補強材料は単純な
鋼板であり、追加工も溶接作業のみで実施できるので、
コストアップの程度も僅少である。
コアボルトで互いに固く締め付けられた左右の中間リン
グが、 鋼板８、９により一体に補強されて剛性が向上
し、振動の発生が防止される。しかも補強材料は単純な
鋼板であり、追加工も溶接作業のみで実施できるので、
コストアップの程度も僅少である。
【図１】本発明のタイプＤＣモータの補強されたラミネ
ートヨークを示す一実施の形態の一部切断正面図であ
る。
ートヨークを示す一実施の形態の一部切断正面図であ
る。
【図２】図１のＡ矢視一部切断側面図である。
【図３】従来のラミネートヨークタイプＤＣモータの一
部切断正面図である。
部切断正面図である。
【図４】図３のＡ矢視一部切断側面図である。
１：回転軸 ２：ステータ（ラミネートヨーク） ２ａ〜２ｄ：側面 ２ｅ〜２ｈ：傾斜側面 ３：コア ４Ａ、４Ｂ：中間リング ５：ステータボルト ６Ａ、６Ｂ：カバーブラケット ８、９：鋼板 Ｗａ：重ね溶接 Ｗｂ：突き合わせ溶接
Claims (2)
- 【請求項１】 回転軸と、 この回転軸の外周に所定の隙
間を保って複数枚のけい素鋼帯などが回転軸の軸線方向
に積層されたコアを有するヨークと、このヨークを軸方
向の両端で挟んでステータボルトによって締め付ける多
角形枠状の中間リング、これらの中間リングのそれぞれ
の外側に取り付けられるカバーブラケットとを含んで成
るラミネートヨークタイプＤＣモータにおいて、 前記多角形枠状の中間リングの左右の対応する辺の外面
の少なくとも内側縁に橋渡されて重ね溶接される各辺を
有して、 これらの辺の隣接して対向する端縁同士は突き
合わせ溶接されて一体に接続された補強鋼板を有し、 前
記左右の中間リングが連結され補強されるとともに、 前
記ラミネートヨークの外周も被覆されていることを特徴
とする補強されたラミネートヨークを有するＤＣモー
タ。 - 【請求項２】 前記の重ね溶接または突き合わせ溶接が
点溶接でなされる請求項１記載の補強されたラミネート
ヨークを有するＤＣモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219096A JPH1080088A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 補強されたラミネートヨークを有するｄｃモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25219096A JPH1080088A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 補強されたラミネートヨークを有するｄｃモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1080088A true JPH1080088A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=17233759
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25219096A Pending JPH1080088A (ja) | 1996-09-04 | 1996-09-04 | 補強されたラミネートヨークを有するｄｃモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1080088A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109301951A (zh) * | 2017-07-25 | 2019-02-01 | 丰田自动车株式会社 | 旋转电机 |
-
1996
- 1996-09-04 JP JP25219096A patent/JPH1080088A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109301951A (zh) * | 2017-07-25 | 2019-02-01 | 丰田自动车株式会社 | 旋转电机 |
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