JP5609619B2 - 回転電機のステータコア - Google Patents

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Description

本発明は、複数のコアプレートを積層して形成する回転電機のステータコアに係り、詳しくは、その積層構造に関する。
一般に、円環状のコアプレートを複数積層して回転電機のステータコアを形成することが知られている。従来、このようなステータコア(分割式モータコア)1において、コアプレートを分割して構成すると共に、この分割されたコアプレート片を積層して分割ピース10とし、この分割ピース10を環状に複数個組み合わせて構成されたものが案出されている(特許文献1参照)。
特開2003−199302号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、分割ピース10を複数個組み合わせてステータコア1を構成すると、コアプレート片の分割位置(継ぎ目)の周方向の位置(位相)が各層のコアプレートで同じとなるため、ステータコアの円環強度を高める際の妨げとなっていた。
また、上記特許文献1のステータコア1は、ステータを被固定部材に固定するための固定部19がその外周に設けられている分割ピース10と、この固定部19を有していない分割ピース10と、から構成されており、固定部19を有していない分割ピース10は、固定部19を有する分割ピース10に対してのみにしか支持されていないことも、ステータコアの円環強度を高める際の妨げとなっていた。
そこで、本発明は、ステータコアを、固定部がその中間点よりも一方の端部寄りに設けられた第1コアプレート片からなる第1コアプレートと、固定部がその中間点よりも他方の端部寄りに設けられた第2コアプレート片からなる第2コアプレートと、を固定部同士が重なるように積層することによって、上記課題を解決した、回転電機のステータコアを提供することを目的とする。
本発明に係る回転電機のステータコアは、円弧状部材で、かつ該部材の外周(10)から突出して被固定部材(3)に固定される固定部(5a)が前記外周(10)の周方向の中間点(C11)よりも一方側寄りに設けられた第1コアプレート片(13a)を複数有し、これら複数の第1コアプレート片(13a)が、周方向に配置され、その周方向両端の接合面(15a,16a)で接合することで円環状に構成された第1コアプレート(2a)と、
円弧状部材で、かつ該部材の外周(10)から突出して被固定部材(3)に固定される固定部(5b)が前記外周(10)の周方向の中間点(C12)よりも他方側寄りに設けられた第2コアプレート片(13b)を複数有し、これら複数の第2コアプレート片(13b)が、周方向に配置され、その周方向両端の接合面(15a,16a)で接合することで円環状に構成された第2コアプレート(2b)と、備え、
前記第1コアプレート片(13a)は、前記固定部(5a)を、前記第1コアプレート片(13a)の前記接合面(15a)の内周側の角部(E )を通り、かつ前記中間点(C 11 )の接線に直交する垂線(A)と平行な平行線(B )を挟んで、前記垂線(A)とは反対側の外周(10a )に有し、
前記第2コアプレート片(13b)は、前記固定部(5b)を、前記第2コアプレート片(13b)の前記接合面(16a)の内周側の角部(E )を通り、かつ前記中間点(C 12 )の接線に直交する垂線(A)と平行な平行線(B )を挟んで、前記垂線(A)とは反対側の外周(10a )に有し、
前記第1及び第2コアプレート(2a,2b)を前記固定部同士が重なるように所定枚数ごとに交互に積層し、前記第1コアプレート(2a)の前記第1コアプレート片間の継ぎ目(D)と前記第2コアプレート(2b)の前記第2コアプレート片間の継ぎ目(D)の周方向の位置を異ならせた、
ことを特徴とする。
また、前記第1及び第2コアプレート(2a,2b)は、前記複数の第1及び第2コアプレート片(13a,13b)がその周方向両端の接合面(15a,16a)で接合することにより構成され、
前記複数の第1及び第2コアプレート片(13a,13b)の内の1つのコアプレート片(13a,13b)の外周(10)と、他のコアプレート片(13a,13b)の内周(11)とを近接させて母材(W)からプレスによって打ち抜く際に、前記1つのコアプレート片(13a,13b)の前記固定部(5a,5b)を、前記1つのコアプレート片(13a,13b)の外周(10)と前記他のコアプレート片(13a,13b)の前記接合面(15a,16a)との間のスペース(S)に位置するように設けると好適である。
前記第1及び第2コアプレート片(13a,13b)は、一方の面側に突出した凸部及びこの凸部の裏面に形成された凹部を有し、これら凸部及び凹部は、隣接して積層される前記第1もしくは第2コアプレート(2a,2b)の凹部もしくは凸部と組み合わさってかしめ部(12)を形成すると好適である。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより各請求項の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る発明によると、固定部がコアプレート片の中間点から、一方側寄りにずれて設けられた第1コアプレート片によって構成された第1コアプレートと、固定部がコアプレート片の中間点から、他方側寄りにずれて設けられた第2コアプレート片によって構成された第2コアプレートと、を上記固定部同士が重なるように積層してステータコアを構成したことにより、これら第1及び第2コアプレートのコアプレート片間の継ぎ目の周方向の位置を異ならせることができ、ステータコアの円環強度を向上させることができる。また、上記第1コアプレート片の固定部をコアプレート片の中間点よりも一方側寄りに、第2コアプレート片の固定部をコアプレート片の中間点よりも他方側寄りに設けたことによって、被固定部材に固定される固定部を、コアプレート片の接合面の近くに配設することができ、ステータコアの円環強度を更に向上させることができる。
また、第1コアプレート片及び第2コアプレート片の固定部を、接合面の内周側の角部を通り、かつコアプレート片の周方向の中間点の接線に直交する垂線と平行な平行線を挟んで、この垂線とは反対側のコアプレート片の外周に設けることによって、この固定部がコアプレート片を母材から打ち抜く際にデッドスペースとなる部分に位置し、歩留まりを向上させることができる。
請求項2に係る発明によると、コアプレート片の固定部の位置を、これらのコアプレート片を母材から打ち抜く際にデッドスペースとなる位置、即ち、1つのコアプレート片の外周と、母材から打ち抜かれる際にこの1つのコアプレート片に隣接する他のコアプレート片の接合面との間のスペースに位置するように設けたことによって、母材から打ち抜かれるコアプレート片同士間のピッチを短くすることができ、歩留まりを向上させることができる。
本発明の第1の実施形態に係るステータコアを示す模式図。 (a)本発明の第1の実施形態に係る第1コアプレート片を示す模式図、(b)本発明の第1の実施形態に係る第2コアプレート片を示す模式図。 (a)固定部がコアプレート片の端部に設けられていない場合に、コアプレート片を母材から打ち抜く際のコアプレート片間のピッチを示す模式図、(b)固定部がコアプレート片の端部に設けられている場合に、コアプレート片を母材から打ち抜く際のコアプレート片間のピッチを示す模式図。 コアプレートの継ぎ目と固定部との間の距離と、ステータコアの固有振動数との関係を表したグラフ。 本発明の第2の実施形態に係るステータコアを示す模式図。 本発明の実施形態に係る固定部をコアプレート片の端部に設けなかった場合の変形例を示す図。 (a)本発明の実施形態に係るコアプレートを4分割した場合の変形例を示す図、(b)本発明の実施形態に係るコアプレートを5分割した場合の変形例を示す図。
[第1の実施形態]
以下、本発明の実施形態に係る回転電機のステータコアについて、図面に基づいて説明をする。図1及び図2に示すように、IPMモータ(回転電機)用のステータコア1は、電磁鋼板の母材から打ち抜かれた板状の部材である円環状のコアプレート2が複数積層されて形成されており、各コアプレート2の外周10には、コアプレート2の外径側に突出すると共に、例えばミッションケースなどの被固定部材3に固定される固定部5が複数(本実施形態では3つ)設けられている。また、コアプレート2の内周面11は、櫛歯状に構成されており、上記固定部5が設けられる環状のヨーク部6から内径に向かって延びるステータティース7に、コイルが装着可能となっている。
更に、上記ヨーク部6には、積層された複数のコアプレート同士を締結するかしめ部12がその周方向に複数形成されており、このかしめ部12は、プレス成型によってコアプレート2の一方の面側に突出させた凸部(ダボ)と、この凸部が形成されることにより、コアプレート2の凸部の裏面の同じ位置に形成される凹部と、から構成されている。そして、ステータコア1は、このかしめ部12の凸部が他の層のコアプレート2のかしめ部12の凹部と嵌合してダボかしめされることによって、各コアプレート2がばらばらにならずに、その形状が保持されている。
ところで、上記コアプレート2は、電磁鋼板の母材から打ち抜かれる際の歩留まりを向上するために、コアプレート2を均等に分割(本実施形態では3分割)した円弧状のコアプレート片13を連結して1層のコアプレートを構成している。
具体的には、この円弧状部材であるコアプレート片13は、該部材の外周から突出して上記被固定部材3に固定される固定部5をそれぞれ有し、このコアプレート片13の周方向一方の端部15には、コアプレート2の周方向に隣接するコアプレート片13と連結するための突起部17が形成されている。また、周方向他方の端部16には、上記コアプレート片13の突起部17が嵌め込まれる嵌め込み部19が形成されている。そして、1つのコアプレート2には、これらコアプレート片同士の継ぎ目D,D、即ち突起部17と嵌め込み部19との接合箇所がコアプレート片13の数と同数だけ形成されていると共に、コアプレート2は、上記固定部5と同じ数のコアプレート片13に分割される。
言い換えると、コアプレート片13の周方向両端の接合面15a,16aに、上記突起部17及び嵌め込み部19が形成され、この接合面15a,16aで円弧状のコアプレート片13が接合することにより1層のコアプレート2が構成される(図2も合わせて参照)。
なお、上記コアプレート片13は、接合面15a,16aで当接して円環状のコアプレート2を構成できれば良く、必ずしも突起部17及び嵌め込み部19によって連結されている必要はない。即ち、周方向に隣接するコアプレート片13同士は、他層のコアプレート片13が上記継ぎ目D,Dを跨ぐ形で配置され、この他層のコアプレート片13が周方向に隣接するコアプレート片13,13の両方とダボかしめすることによって、連結されても良い。また、上記継ぎ目D,Dは、ステータティース7間に位置するように設けられている。
ついで、上記コアプレート2について詳しく説明をする。コアプレート2は、第1コアプレート片(固定部一方寄りコアプレート片)13aを複数有し、これら複数の第1コアプレート片13aが、周方向に配置されることで円環状に構成された第1コアプレート2aと、該第1コアプレート片13aとは固定部5の取付位置が異なる第2コアプレート片(固定部他方寄りコアプレート片)13bを複数有し、これら複数の第2コアプレート片13bが、周方向に配置されることで円環状に構成された第2コアプレート2bと、の2種類のコアプレート2a,2bから構成されており、第1コアプレート片13aは、固定部5aを、その外周10(10)の周方向の中間点C11よりも一方の端部15寄り(一方側寄り)、より詳しくは、ステータコア1の中心Cとコアプレート片13の両端部15,16の中間点C11とを結ぶ仮想線Aよりも、突起部側の端部15寄りに設けている。
一方、第2コアプレート片13bは、上記仮想線Aよりも他方の端部16寄り(他方側寄り)、即ち、その外周10(10)の周方向の中間点C12よりも嵌め込み部側の端部寄りに固定部5bが設けてられている。そして、ステータコア1は、仮想線Aよりも一方の端部側に固定部5aが設けられた第1コアプレート片13aが連結して構成される第1コアプレート2aと、仮想線Aよりも他方側の端部側に固定部5bが設けられた第2コアプレート片13bが連結して構成される第2コアプレート2bと、をこれらの固定部5a,5b同士が重なるように交互に積層して構成されるため、積層方向に重なる(隣接する)コアプレート2a,2bに対してコアプレート片13a,13bの継ぎ目D,Dの周方向の位置(位相)が交互にずれている。
言い換えると、ステータコア1は、第1及び第2コアプレート2a,2bを固定部同士が重なるように積層し、第1コアプレート2aの第1コアプレート片間の継ぎ目Dと、第2コアプレート2bの第2コアプレート片間の継ぎ目Dと、の周方向の位置を異ならせたレンガ積みによって構成されている。なお、上記仮想線Aは、第1コアプレート片13aに対しては、中間点C11の接線に直交する垂線であると共に、第2コアプレート片13bに対しては、中間点C12の接線に直交する垂線である。
ついで、上記第1及び第2コアプレート片13a,13bについて、詳しく説明をする。図2に示すように、上記第1及び第2コアプレート片13a,13bは、それぞれ、コアプレート片13の端部15,16に固定部5a,5bが設けられており、第2コアプレート13bは、その固定部5bの位置が仮想線Aを挟んで第1コアプレート片13aと線対称になるように設けられている。
より具体的には、これら第1及び第2コアプレート片13a,13bの固定部5a,5bは、コアプレート片13の外周10と内周11とを接続する接合面15a,16aの内周側の角部E,Eを通り、かつ上記仮想線Aと平行な平行線B,Bを挟んで、仮想線Aとは反対側のコアプレート片13の外周(端部側外周)10a,10aに設けられており、第1コアプレート片13aの場合は突起部側の端部側外周10aに、第2コアプレート片13bの場合は嵌め込み部側の端部側外周10aに、固定部5a,5bを設けている。
従って、これら第1及び第2コアプレート片13a,13bは、コアプレート片13a,13bの中間点C (C 11 ,C 12 から固定部5a,5bまでの外周10b,10bの方が、コアプレート片13a,13bの中間点Cから固定部5a,5bが設けられている側の端部15,16の接合面15a,16aまでの内周11a,11aよりも曲率が小さくなっている。即ち、外周10b,10bに比して曲率の大きな内周11a,11aの方が円周の長さは長くなるが、上記仮想線Aと垂直な方向の距離である垂直距離で比べた場合、外周10b,10bの方が内周11a,11a、よりも長くなる。
そのため、図1に示すように、これら複数の第1及び第2コアプレート片13a,13bを隣り合うコアプレート片13a,13bの外周10と内周11とを近接させて並べた際に、内周側のコアプレート片13a,13bの固定部5a,5bは、内周側のコアプレート片13a,13bの外周10と、外周側に隣接するコアプレート片13a,13bの端部15,16の接合面15a,16aと、の間のスペースSに位置することとなる。
言い換えると、複数の第1及び第2コアプレート片13a,13bの内の1つのコアプレート片13a,13bの外周10と、他のコアプレート片13a,13bの内周11とを近接させて母材からプレスによって打ち抜く際に、1つのコアプレート片13a,13bの固定部5a,5bを、1つのコアプレート片13a,13bの外周10と他のコアプレート片13a,13bの接合面15a,16aとの間のスペースSに位置するように設けている。
即ち、これは図3に示すように、上記第1及び第2コアプレート片13a,13bを母材Wからプレスによって打ち抜く際に、上記内周側に位置する第1もしくは第2コアプレート片(1つのコアプレート片)13a,13bの外周10と、外周側に位置する第1もしくは第2コアプレート片(他のコアプレート片)13a,13bの端部15,16との間のデッドスペースSに固定部5a,5bが位置することとなり、これにより、隣接するコアプレート片同士の内周11と、固定部5との間の間隔で決まっていた打ち抜かれるコアプレート片間のピッチPを、固定部5a,5bがコアプレート片13の中間点C近傍にある場合に比して短くしている。
なお、上記端部15,16とは、固定部5の取付位置まで含めた接合面15a,16aよりも広い概念であると共に、上記接合面15a,16aは、上記突起部17及び嵌め込み部19の凹凸も含めた径方向に延設された面全体をいう。
ついで、本発明の実施形態に係るステータコア1の作用について説明をする。作業者は、ステータコア1を作成するにあたり、まず、コアプレート片間のピッチPが出来る限り小さくなるように、これら隣り合うコアプレート片の外周と内周とを近接させた状態で、電磁鋼板の母材から第1及び第2コアプレート片13a,13bを打ち抜く。そして、第1コアプレート片13aをプレス機の母型(不図示)に環状に並べて第1コアプレートを構成すると共に、その上に第2コアプレート片13bを環状に並べて第2コアプレート2bを積層する。
第1コアプレート片13aによって構成された上記第1コアプレート2aの上に、第2コアプレート片13bによって構成された上記第2コアプレート2bが積層されると、これら積層された第1及び第2コアプレート2a,2bは、プレスによってダボかしめされて一体に連結される。この工程を複数回繰り返して、ステータコア1が形成される。ステータコア1が形作られると、ステータティース7にコイルを取り付けてステータ(不図示)を構成すると共に、固定部5の嵌挿穴5に取付ボルト4を嵌挿してミッションケース3にステータを取付ける。ミッションケース3にステータが取付けられると、ロータ(不図示)が取付けられて回転電機が構成される。
なお、固定部5は、その中央に嵌挿穴5が形成されているとともに、側面5,5が一対の平行な面によって形成されたフランジ部材となっており、上記第1もしくは第2コアプレート片13a,13bは、この固定部5の側面5,5を母型のレールに嵌めて環状に並べられるため、コアプレート2の円周方向及び積層方向にずれることがなく積層されて行く。
上述したようにステータコア1を構成したことによって、固定部5aがコアプレート片13aの中間点C11から、一方の端部15寄りにずれて設けられた第1コアプレート片13aを連結して構成された第1コアプレート2aと、固定部5bがコアプレート片13bの中間点C12から、他方の端部16寄りにずれて設けられた第2コアプレート片13bを連結して構成した第2コアプレート2bと、がコアプレート片13a,13b間の継ぎ目D,Dの位相を異なるように積層され、ステータコア1の円環強度が向上した。
また、図4でコアプレート2の継ぎ目D,Dが固定部5に近いほどステータコア1の固有周波数が高くなることからも分かるように、上記第1及び第2コアプレート片13a,13bの固定部5a,5bを、出来る限りコアプレート片13a,13bの接合面15a,16aに近い位置に設けたため、固定部5の円周方向両側に第1コアプレート2aと第2コアプレート2bとの継ぎ目D,Dが該固定部5を挟むように位置し、ステータコア1の円環強度を更に向上させることができた。なお、図4は、横軸が固定部5からコアプレート2の継ぎ目D,Dまでの角度を表し、縦軸をステータコア1の固有振動数を表すグラフであり、固有振動数が高ければ高いほど、ステータコア1の円環強度が高いことを表している。
更に、各第1及び第2コアプレート片13a,13bの外周面10,10のそれぞれに、固定部5a,5bを設けたことによって、全てのコアプレート片13a,13bがミッションケース3に支持されることとなり、ステータコア1の円環強度が向上した。
また、固定部5を、上記コアプレート片13a,13bを母材から打ち抜く際にデッドスペースとなる位置、即ち、コアプレート片13a,13bの外周10と、隣接するコアプレート片13a,13bの接合面15a,16aとの間のスペースSに位置するように設けたことによって、打ち抜かれるコアプレート片間のピッチPを短くすることができ、歩留まりを向上させることができる。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態について説明をする。この第2の実施形態は、第1コアプレート2a及び第2コアプレート2bを不均等に分割して構成した点において第1の実施形態と相異しており、第1の実施形態と同一の構成については、その説明を省略する。
図5に示すように、ステータコア1は、突起部17側の端部15に固定部5aが設けられた円弧状の第1コアプレート片(固定部一方寄りコアプレート片)13aを連結して構成された円環状の第1コアプレート2aと、嵌め込み部19側の端部16に固定部5bが設けられた円弧状の第2コアプレート片(固定部他方寄りコアプレート片)13bを連結して構成された円環状の第2コアプレート2bと、が固定部5a,5bが重なるように積層されて構成されている。
上記第1コアプレート2aは、その外周に固定部5aが5つ設けられて構成されており、これら5つの固定部5aは、被固定部材であるミッションケース3側の形状に合わせて不均等に配置されている。具体的には、円環状に形成された第1コアプレート2aの外周に、4つの固定部5aを60°間隔で配置すると共に、1つの固定部5aを隣り合う他の固定部5aに対して90°離れるように配置している。
そのため、第1コアプレート2aは、上記固定部5aの配置に基づいて、各コアプレート片13aに1つの固定部5aが位置するように、不均等に分割して構成されており、第1コアプレート片13は、円弧の長さの短い短第1コアプレート片(第1固定部一方寄りコアプレート片)13aと、円弧の長さの長い長第1コアプレート片(第2固定部一方寄りコアプレート片)13aと、の異なる2種類のコアプレート片によって構成されている。
即ち、円環状の第1コアプレート2aは、3つの上記短第1コアプレート片13aと、該短第1コアプレート片13aよりも円弧の長さの長い2つの上記長第1コアプレート片13aと、が周方向に連結して構成されており、上記隣接する固定部5aと90°離れた長第1コアプレート片13aの固定部5aを中心として線対称となっている。
また、第2コアプレート2bも、第1コアプレート2aと同様に、その外周に4つの固定部5bを60°間隔で配置していると共に、1つの固定部5bを隣り合う他の固定部5bに対して90°離して配置しており、この固定部5bの配置に基づいて不均等に分割されて構成されている。
即ち、第2コアプレート片13bは、円弧の長さの短い短第2コアプレート片(第1固定部他方寄りコアプレート片)13bと、該短第2コアプレート片13bよりも円弧の長さの長い長第2コアプレート片(第2固定部他方寄りコアプレート片)13bと、の異なる2種類のコアプレート片によって構成されており、円環状の第2コアプレート2bは、3つの上記短第2コアプレート片13bと、2つの上記長第2コアプレート片13bと、が周方向に連結して構成されている。
このように、コアプレート2a,2bを不均等に分割し、コアプレート片間の接続位置(継ぎ目)D,Dを、コアプレート2a,2bの全周に亘って均等に配置しないことによって、固定部5a,5bの位置を、該固定部5a,5bが固定される被固定部側の制限に合わせて配置することができる。
また、このようにコアプレート2a,2bを不均等に分割する場合にあっても、固定部5a,5bを、対称性を有するように配置することによって、コアプレート2a,2bを均等に分割した場合と同等のステータコアの円環強度を保持することができると共に、コアプレート片13の種類を減らすことができる。
即ち、第1コアプレート片13aは、固定部5aが一方側に寄っていれば円弧の長さは、全て同一でも相違していても良く、第2コアプレート片13bは、固定部5bが他方側に寄っていれば円弧の長さは、全て同一でも相違していても良い。
なお、固定部5a,5bの位置に対称性を持たせるために、例えば本実施形態では、円環状のコアプレート2a,2bの半分側(180°分)では90°ごと、他の半分側では、60°ごとに固定部5a,5bを配置しているが、コアプレート片間の継ぎ目は、ステータティース7間に位置するように構成されているため、コアプレート2a,2bの分割数は、このステータティース7の数をも考慮して決定される。
また、上述の第1及び第2の実施形態では、コアプレート2を第1コアプレートa、第2コアプレートbの順番で積層したが、当然に第2コアプレートbから積層しても良いと共に、複数枚の第1もしくは第2コアプレート2a,2bを一つのアッシー単位としてコアプレート2を第1と第2で交互に積層しても良い。即ち、ステータコア1は、第1及び第2コアプレートa,bを、任意の所定枚数ごとに交互に積層して形成されればよい。
更に、コアプレート片13の固定部5を、コアプレート片13の端部15,16に出来る限り近接して配置したが、図6に示すように、固定部5がコアプレート片13の中間から端部側にオフセットされかつ、第1コアプレート片13aと第2コアプレート片13bとの固定部5a,5bの位置が仮想線Aを挟んで逆側に位置していれば、必ずしも固定部5がコアプレート片13の端部15,16に位置しなくても良い。更に、これら第1及び第2コアプレート2a,2bの固定部5a,5bは、必ずしも仮想線Aを中心にして、線対称である必要はない。
また、上記第1及び第2の実施形態では、コアプレート2を3分割してステータコア1を構成したが、図7に示すように、コアプレート2は、4分割でも、5分割でも、その他、ステータコア1の大きさに合わせて任意の数に分割されても良い。
更に、IPMモータに限らず、どのような回転電機に適用されても良いと共に、本実施形態に記載された発明は、どのように組み合わせても良い。
1 ステータコア
2 コアプレート
2a 第1コアプレート
2b 第2コアプレート
3 被固定部材
5 固定部
10 外周
10a,10a 平行線を挟んで仮想線とは反対側のコアプレート片の外周
13 コアプレート片
13a 固定部一方寄りコアプレート片(第1コアプレート片)
13b 固定部他方寄りコアプレート片(第2コアプレート片)
15 一方の端部
16 他方の端部
A 垂線(仮想線)
,B 平行線
コアプレート片の両端部の中間点
ステータコアの中心
第1コアプレート片間の継ぎ目
第2コアプレート片間の継ぎ目
,E 角部
S スペース

Claims (3)

  1. 円弧状部材で、かつ該部材の外周から突出して被固定部材に固定される固定部が前記外周の周方向の中間点よりも一方側寄りに設けられた第1コアプレート片を複数有し、これら複数の第1コアプレート片が、周方向に配置され、その周方向両端の接合面で接合することで円環状に構成された第1コアプレートと、
    円弧状部材で、かつ該部材の外周から突出して被固定部材に固定される固定部が前記外周の周方向の中間点よりも他方側寄りに設けられた第2コアプレート片を複数有し、これら複数の第2コアプレート片が、周方向に配置され、その周方向両端の接合面で接合することで円環状に構成された第2コアプレートと、を備え、
    前記第1コアプレート片は、前記固定部を、前記第1コアプレート片の前記接合面の内周側の角部を通り、かつ前記中間点の接線に直交する垂線と平行な平行線を挟んで、前記垂線とは反対側の外周に有し、
    前記第2コアプレート片は、前記固定部を、前記第2コアプレート片の前記接合面の内周側の角部を通り、かつ前記中間点の接線に直交する垂線と平行な平行線を挟んで、前記垂線とは反対側の外周に有し、
    前記第1及び第2コアプレートを前記固定部同士が重なるように所定枚数ごとに交互に積層し、前記第1コアプレートの前記第1コアプレート片間の継ぎ目と前記第2コアプレートの前記第2コアプレート片間の継ぎ目の周方向の位置を異ならせた、
    ことを特徴とする回転電機のステータコア。
  2. 前記第1及び第2コアプレートは、前記複数の第1及び第2コアプレート片がその周方向両端の接合面で接合することにより構成され、
    前記複数の第1及び第2コアプレート片の内の1つのコアプレート片の外周と、他のコアプレート片の内周とを近接させて母材からプレスによって打ち抜く際に、前記1つのコアプレート片の前記固定部を、前記1つのコアプレート片の外周と前記他のコアプレート片の前記接合面との間のスペースに位置するように設けた、
    請求項1記載の回転電機のステータコア。
  3. 前記第1及び第2コアプレート片は、一方の面側に突出した凸部及びこの凸部の裏面に形成された凹部を有し、これら凸部及び凹部は、隣接して積層される前記第1もしくは第2コアプレートの凹部もしくは凸部と組み合わさってかしめ部を形成する、
    請求項1又は2記載の回転電機のステータコア。
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