JPH1077927A - ダイヤフラム型ダンパ - Google Patents

ダイヤフラム型ダンパ

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JPH1077927A
JPH1077927A JP8318462A JP31846296A JPH1077927A JP H1077927 A JPH1077927 A JP H1077927A JP 8318462 A JP8318462 A JP 8318462A JP 31846296 A JP31846296 A JP 31846296A JP H1077927 A JPH1077927 A JP H1077927A
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half body
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damper
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英弥 菊地
Etsuro Hozumi
悦郎 穂積
Nobuo Aoki
青木  伸夫
Akinao Minegishi
昭直 峯岸
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    • F02M55/04Means for damping vibrations or pressure fluctuations in injection pump inlets or outlets
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B11/00Equalisation of pulses, e.g. by use of air vessels; Counteracting cavitation
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16L55/04Devices damping pulsations or vibrations in fluids

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 漏れや損傷を防止できるダイヤフラム型ダン
パを提供する。 【構成】 本発明によるダイヤフラム型ダンパは、凹部
46が形成されたハーフボディ47にダイヤフラム49
の周縁部を溶接により結合した結合部材61を製造し、
この結合部材61を高圧流体が導入される圧力室部材5
3に固定する構成であるから、ハーフボディ47におけ
る溶接部分の肉厚に関係なく、溶接部分の熱容量が小さ
くてすみ、ハーフボディの肉厚を厚くできるので、溶接
部分からの漏れや損傷を防止できる。また、結合部材6
1を、圧力室部材53に固定する構成であるから、組み
付け固定が容易にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力室に連通する
流体通路内の脈動を低減するダイヤフラム型ダンパに関
し、特に、高圧流体の脈動を低減するダイヤフラム型ダ
ンパに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、流体通路内における流体の脈動
を吸収する脈動吸収装置が公知であるが、この種の脈動
吸収装置として、例えば、ブラダー型アキュムレータが
ある。
【0003】このブラダー型アキュムレータは、ゴム製
のダイヤフラムを使用しているため、背圧室に封入され
た高圧ガスがこのダイヤフラムを透過して漏れるという
不都合があるとともに、大型であり、且つ重量が重いと
いう欠点があった。
【0004】これに対して、実開平5−1854号公報
には、燃料供給装置に、脈動を低減するためのダイヤフ
ラム型アキュムレータ(ダイヤフラム型ダンパ)を備え
る構成が開示されている。
【0005】この種の従来のダンパが取付けられる高圧
ガソリンポンプは、図11に示すように、カム103の
駆動により、プランジャー105を往復動させ、ポンプ
室107で加圧された燃料を吐出する吐出通路を、高圧
ダンパ109の圧力室111に連通させ、ここで高圧の
脈動を減衰させた後、高圧燃料を吐出する構成となって
いる。尚、図11において吸入ポートから燃料を導入す
る導入通路側には、低圧ダンパ113が設けられている
が、この低圧ダンパ113は、低圧燃料の脈動を低減す
るものでコイルスプリング115により低圧の脈動を緩
衝する構成となっている。
【0006】高圧ダンパ109は、図12に示すよう
に、上部のハーフボディ(筐体)117と下部のハーフ
ボディ(圧力室部材)119との間に金属製のダイヤフ
ラム121を介在して構成されており、上部のハーフボ
ディ117とダイヤフラム121とにより規定される背
圧室123に高圧ガスを封入している。また、下部のハ
ーフボディ125とダイヤフラム121との間に圧力室
127を形成し、ダイヤフラム121を圧力室127に
対面させて配置して、圧力室127の脈動を低減する構
成となっている。かかる高圧ダンパ109は、上部のハ
ーフボディ117と下部のハーフボディ125との間に
ダイヤフラム121を介在して、溶接部129におい
て、これら3体の部材を一緒に溶接して構成されるもの
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した溶接
部129の溶接構造において、3体の部材を外側から一
緒に溶接するために、溶接時の熱容量をできるだけ、小
さくする必要がある。このため、上部及び下部のハーフ
ボディの周縁部(溶接部129)の厚みをできるだけ薄
くしている。ところが、このように、溶接部129の厚
みを薄くしているため、図12に示すように、溶接部1
29には、封入されている高圧ガス及び高圧流体の圧力
を受けて、図12中に矢印Aで示すように、溶接部12
9を押し広げるような力(曲げモーメント)が作用す
る。この曲げモーメントにより、溶接部129では、ハ
ーフボディ117及び119が肉薄となっているため、
機械的疲労が生じて破損し、漏れの原因になるという問
題点がある。
【0008】そこで、本発明の目的は、漏れや損傷を防
止できるダイヤフラム型ダンパを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、凹部が形成されたハーフ
ボディにダイヤフラムを取付けて、前記凹部に高圧ガス
を封入した背圧室を規定し、このダイヤフラムが面する
圧力室が受ける脈動を低減するダイヤフラム型ダンパに
おいて、前記ハーフボディに金属製のダイヤフラムを溶
接により結合した結合部材を、前記圧力室を構成する圧
力室部材に固定して構成されるものである。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、凹部
が形成されたハーフボディにダイヤフラムを溶接により
結合して、結合部材を製造する。この溶接では、ダイヤ
フラムとハーフボディとの2体のみを溶接する構成であ
るから、ダイヤフラム側から溶接できるので、ハーフボ
ディにおける溶接部分の肉厚に関係なく、溶接部分の熱
容量が小さくてすむ。従って、ハーフボディの肉厚を厚
くできるので、溶接部分に作用する内圧からの力にも充
分耐えることができ、溶接部分からの漏れやかかる部分
の損傷を防止できる。
【0011】次に、ハーフボディにダイヤフラムを溶接
した結合部材を、圧力室部材に固定するが、かかる固定
は、溶接、かしめ、ねじ固定等、任意の固定方法により
固定する。従って、組み付け固定が容易にできるともに
固定方法の自由度が高い。
【0012】請求項2に記載の発明は、前記圧力室部材
は、燃料圧送ポンプの本体であり、この燃料圧送ポンプ
の本体に前記圧力室が形成されており、前記結合部材を
燃料圧送ポンプの本体に直接固定して構成されるもので
ある。
【0013】この請求項2に記載の発明によれば、圧力
室部材として、燃料圧送ポンプの本体を利用しているか
ら、圧力室を規定する圧力室部材を別途用いる必要がな
いので、部品点数を削減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、添付図面の図1乃至図4
を参照して、本発明の第1実施の形態を詳細に説明す
る。本実施の形態にかかるダイヤフラム型ダンパ1を搭
載した燃料供給ポンプ3は、ガソリンエンジンの燃焼室
にガソリンを直接噴射するもので、いわゆる直接噴射式
ガソリンエンジンと言われる燃料供給系に使用され、高
圧のガソリンを圧送するものである。
【0015】この高圧ガソリンポンプ3は、プランジャ
ー5を収納したポンプハウジング7と、このプランジャ
ー5を駆動するカム9を収納した下本体部(図示せず)
とを備えている。カム9は、図示しないエンジンによっ
て駆動され、エンジンの駆動によりカム9が回転し、プ
ランジャー5の下端に当接する当接部材11に周接して
プランジャー5を上下に駆動する構成になっている。
【0016】図2に示すように、ポンプハウジング7に
は、更に、低圧の燃料が供給される吸入ポート13と、
余剰の燃料をタンク(図示せず)に戻すタンクポート1
5及び、プランジャー5により加圧された燃料を吐出す
る吐出ポート17(図1参照)とが設けられている。
【0017】吸入ポート13は、図2に示すように、ポ
ンプハウジング7に形成された燃料供給路19を介して
ポンプ室21に連通されており、図1に示すように、吐
出ポート17は燃料吐出通路23を介してポンプ室21
に連通されている。
【0018】ポンプハウジング7に形成された大径孔に
は、固装部材29がねじ25により噛合されており、こ
の固装部材29の内側にプランジャー5の摺動を案内す
るバレル33が固定されている。固装部材29の下側に
はベローズ27が、その軸線をプランジャー5の軸線と
略一致させて配置されている。ベローズ27の上端はポ
ンプハウジング7に組み付けられた固装部材29に固定
されており、ベローズ27の下端は、プランジャー5の
下端に当接する支持部材31に固定されている。このベ
ローズ27はプランジャー5の上下動に連動して伸縮
し、プランジャー5の周囲における燃料に対して、外部
との液密を図るものであり、金属製の蛇腹形状をなして
構成されている。
【0019】ベローズ27の内側には、プランジャー5
の摺動を案内する上述のバレル33が固装されており、
プランジャー5はこのバレル33に沿って上下に摺動さ
れる。プランジャー5には、図1に示すように、上端と
下端に開放された中空が形成されており、その下端部は
上述の支持部材31に当接され、上端側にはスプリング
35の下端部が当接されている。このスプリング35
は、プランジャー5を常時下方に付勢するものであり、
スプリング35の上端は固定部材37の下面に支持され
ている。そして、固定部材37の下面とプランジャー5
との間に燃料を加圧するポンプ室21を形成している。
【0020】燃料供給通路19は、ポンプハウジング7
の上部に設けられた低圧ダンパ39を通るようになって
おり、この低圧ダンパ39が燃料供給通路19における
低圧の脈動を抑制している。低圧ダンパ39はダイヤフ
ラム43に支持された受圧部41を備えており、この受
圧部41は、低圧ダンパ39のケース45内に収納され
たコイルスプリング48により燃料供給通路19を閉じ
るように付勢されており、所定以上の圧力を受けると通
路を開いて、低圧の脈動を低減する構成となっている。
尚、コイルスプリング48が収納されたケース45内
は、大気圧状態で密封されているが、燃料タンクや吸気
マニホールドと連通させて燃料を回収する構成としても
良い。
【0021】一方、燃料吐出通路23は、ポンプハウジ
ング7に設けられた高圧ダンパ(ダイヤフラム型ダン
パ)1の受圧室51に連通されており、燃料吐出時にお
ける高圧の脈動を抑制している。この高圧ダンパ1は、
概して、凹部46が形成されたハーフボディ47と、こ
のハーフボディ47に溶接固定されたダイヤフラム49
と、加圧された吐出燃料から圧力を受ける受圧室51を
形成した圧力室部材53とから構成されている。
【0022】ハーフボディ47に形成された凹部46の
開口には、ダイヤフラム49が取付けられており、凹部
46に高圧ガスを封入する背圧室57を規定している。
このダイヤフラム49は、金属製であり、その周縁部5
5をハーフボディ47に溶接して固定されている。ハー
フボディ47において、ダイヤフラム49が溶接される
周縁部55が、ダイヤフラム49に対して略直角に延出
されており、ダイヤフラムの溶接部における肉厚は、図
1に符号Hで示す高さとなるので、充分な肉厚を取るこ
とができる。
【0023】本実施の形態では、ハーフボディ47とダ
イヤフラム49との2体のみの溶接であるから、ハーフ
ボディ47は、溶接部の肉厚を厚く形成することができ
るので、溶接部の強度を高めることができる。更に、ハ
ーフボディ47は、ダイヤフラムを溶接する部分の肉厚
を薄く加工する必要がないので、その製造が容易であ
る。
【0024】尚、図1において、ハーフボディ47の後
端部に形成されているのは、背圧室57に高圧ガス(例
えば、チッソガス)を封入する封入通路58であり、こ
の封入通路58には封止栓59が嵌め込まれている。
【0025】ハーフボディ47と、ダイヤフラム49と
が結合され一体となった結合部材61は、図3及び図4
に示すように、直接ポンプハウジング7にシール部材6
3を介在させてボルト65により固定されている。
【0026】即ち、ポンプハウジング7には、ダイヤフ
ラム49との間に吐出通路23に連通してその圧力を受
ける受圧室51を構成する凹みが形成されている。本実
施の形態では、受圧室51を形成した圧力室部材を別に
用いることなく、ポンプハウジング7が兼ねる構成とな
っている。従って、部品点数の削減とポンプの小型化が
図られている。
【0027】この受圧室51には、図3に示すように、
加圧室21(図1参照)に連通する高圧の第1吐出通路
23aと、吐出ポート17(図1参照)に連通する第2
高圧通路23bとが連通されているとともに、低圧の燃
料供給通路19に連通する連通路71が形成されてお
り、シール部材64を低圧燃料で保持して、ここからの
燃料漏れを防止するようになっている。尚、符号63は
他のシール部材である。次に、本実施の形態の作用につ
いて説明する。
【0028】カム9が回転すると、当接部材11を介し
てプランジャー5が上下動し、これによって、加圧室2
1内の燃料が加圧され、吐出通路23へ導出される。一
方、吸入ポート13から低圧燃料が供給され、燃料供給
路19を通って低圧ダンパ39で低圧の脈動を低減した
後、加圧室21に供給される。低圧ダンパ39では、圧
力受部41が低圧燃料の圧力を受けるとスプリング48
の付勢力に抗して、燃料供給通路19を開き、脈動を低
減する。従って、低圧ダンパ39によって、低圧脈動が
低減され、脈動が低減された燃料が加圧室21に供給さ
れる。このように、加圧室21に供給する低圧燃料の脈
動をも抑制することによって、吐出燃料の脈動を確実に
低減することができる。
【0029】加圧室21で加圧された燃料は、第1吐出
通路23aを通って、高圧ダンパ(ダイヤフラム型ダン
パ)1を介して、第2吐出通路23bを通り、吐出ポー
ト17へ供給される。高圧ダンパ1では、受圧室51で
受けた脈動は、背圧室57の高圧ガスにより支持されて
いるダイヤフラム49の変形により低減される。
【0030】この高圧ダンパ1において、ダイヤフラム
49とハーフボディ47とが溶接接続されている周縁部
55では、ハーフボディ47が充分な肉厚を持っている
から、かかる周縁部55に背圧室57の高圧や受圧室5
1の圧力が作用しても周縁部55は充分に耐えることが
でき、背圧室57の高圧ガスによって疲労や、損傷が生
じるのを防止している。
【0031】次に、高圧ダンパ1の組み付けについて説
明する。
【0032】まず、ハーフボディ47の周縁部55に金
属製のダイヤフラム49の周縁部を溶接により結合して
結合部材61を製造する。この結合部材61は、ハーフ
ボディ47の凹部46の開口にダイヤフラム49を被
せ、ダイヤフラム49の周縁部をダイヤフラム49側か
ら溶接する。溶接は、特に限定されないが、例えばレー
ザー溶接により、容易におこなうことができる。しか
も、ハーフボディ47とダイヤフラム49との2体のみ
の溶接であり、更に、ダイヤフラム49側から必要な部
分のみを極めて狭い範囲で溶接できるので、溶接時にお
ける熱容量も極めて小さくすることができる。
【0033】一方、ポンプハウジング7には、受圧室5
1を形成する凹みを形成し、このポンプハウジング7
に、シール部材63を介在して、ねじ65により固定す
る。従って、受圧室51としてポンプハウジング7を利
用しているから、高圧ダンパの部品点数が少なく、且つ
軽量化を図ることができる。しかも、ポンプハウジング
7への組み付けは、ねじ65により容易にできる。
【0034】以下に、本発明の他の実施の形態を説明す
るが、以下の説明において、上述した実施の形態と同一
部分には同一の符号を付することによって、その部分の
詳細な説明を省略する。
【0035】図5に示す第2実施の形態では、高圧ダン
パ1をかしめ止めによって、ポンプハウジング7に固定
する構成とし、更に、圧力室部材53は別部材として、
ポンプハウジング7に組み込まれている。即ち、ハーフ
ボディ47にダイヤフラム49を溶接した結合部材61
を、圧力室部材53と重ね合わせて、ポンプハウジング
7に形成された舌片70をかしめて固定する構成となっ
ている。圧力室部材53には、燃料吐出通路23が形成
されているとともに、この実施の形態では、ポンプハウ
ジング7に嵌め込まれている。尚、図5中において符号
73は、高圧燃料の吐出時に開く一方向弁である。
【0036】図6は、第3実施の形態にかかる高圧ダン
パ1を示しており、図6において(a)は結合部材61
の平面図、(b)は断面図、(c)は圧力室部材53
(またはポンプハウジング7)を示したものである。こ
の図6に示す高圧ダンパ1では、圧力室部材53に嵌合
する嵌合凹部75を形成して、この嵌合凹部75に結合
部材61を嵌め込む構成となっており、ポンプハウジン
グ7にねじ65により固定される。尚、符号76は、低
圧シール用のガスケットである。
【0037】図7は、第4の実施の形態にかかる高圧ダ
ンパ1を示しており、図6と同様に(a)は結合部材6
1の平面図、(b)は断面図、(c)は圧力室部材とし
てのポンプハウジング7を示したものである。この図7
に示す高圧ダンパ1では、ポンプハウジング7に結合部
材61を嵌め込む嵌合凹部がなく、結合部材61全体が
ポンプハウジング7から突設される構成となっている。
【0038】図8乃至図10に示すその他の実施の形態
にかかる高圧ダンパ1では、結合部材61はポンプハウ
ジング7(または圧力室部材53)に固定する際の種々
のかしめ構造例を示したものである。図8は、ポンプハ
ウジング7から突設した突設部79の上端部81をかし
めて結合部材61を固定するものである。
【0039】図9に示す構造は、ポンプハウジング7に
結合部材61を嵌合凹部75を形成して、この嵌合凹部
75に結合部材61を嵌め込んでポンプハウジング7の
舌片83をかしめて固定する構成となっている。
【0040】図10に示す構造は、結合部材61側をか
しめて固定する構成である。即ち、ハーフボディ47に
ポンプハウジング7の一部(圧力室部)を嵌め込む空間
を形成し、舌片85にてポンプハウジング7にかしめて
固定している。
【0041】以上の図6乃至図10に示す他の実施の形
態においても、上述した第1実施の形態と同様な効果を
得ることができる。
【0042】本発明は上述した実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例
えば、本発明にかかる高圧ダンパは、ガソリン燃料の噴
射ポンプに用いることに限らず、ディーゼル機関に用い
られる軽油用の燃料噴射ポンプや、その他の高圧流体の
流路等に配置するものであっても同様な効果を得ること
ができる。
【0043】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、凹部が
形成されたハーフボディにダイヤフラムの周縁部を溶接
により結合した結合部材を製造し、この結合部材を圧力
室部材に固定する構成であるから、ハーフボディにおけ
る溶接部分の肉厚に関係なく、ハーフボディの肉厚を厚
くできるので、溶接部分からの漏れや損傷を防止でき
る。また、結合部材を、圧力室部材に固定する構成であ
るから、組み付け固定が容易であり、且つ固定方法の自
由度が高い。
【0044】請求項2に記載の発明によれば、圧力室部
材として、燃料圧送ポンプの本体を利用しているから、
圧力室を形成する圧力室部材を別途用いる必要かないの
で、部品点数を削減と、小型化を図ることができる。
【0045】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる燃料供給ポンプを正面側から切
断した断面図である。
【図2】本発明にかかる燃料供給ポンプを側面側から切
断した断面図である。
【図3】図1に示す高圧ダンパ部分を抜き出し示す断面
図である。
【図4】図3に示す高圧ダンパの平面図である。
【図5】第2の実施の形態にかかる燃料供給ポンプの断
面図である。
【図6】第3の実施の形態にかかる高圧ダンパを説明す
る図である。
【図7】第4の実施の形態にかかる高圧ダンパを説明す
る図である。
【図8】その他の実施の形態にかかる高圧ダンパを示す
断面図である。
【図9】その他の実施の形態にかかる高圧ダンパを示す
断面図である。
【図10】その他の実施の形態にかかる高圧ダンパを示
す断面図である。
【図11】従来の燃料供給ポンプの断面図である。
【図12】図11に示す従来の高圧ダンパのー部を示す
断面図である。
【符号の説明】
1 高圧ダンパ(ダイヤフラム型ダンパ) 3 高圧ガソリンポンプ(燃料供給ポンプ) 7 ポンプハウジング 46 凹部 47 ハーフボディ 49 ダイヤフラム 51 受圧部 53 受圧部材 61 係合部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16F 9/04 F16L 55/04 F16L 55/04 F15B 1/047 (72)発明者 峯岸 昭直 埼玉県東松山市箭弓町3丁目13番26号 株 式会社ゼクセル東松山工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹部が形成されたハーフボディにダイヤ
    フラムを取付けて、前記凹部に高圧ガスを封入した背圧
    室を規定し、このダイヤフラムが面する圧力室が受ける
    脈動を低減するダイヤフラム型ダンパにおいて、 前記ハーフボディに金属製のダイヤフラムを溶接により
    結合した結合部材を、前記圧力室を構成する圧力室部材
    に固定して構成されることを特徴とするダイヤフラム型
    ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記圧力室部材は、燃料圧送ポンプの本
    体であり、この燃料圧送ポンプの本体に前記圧力室が形
    成されており、前記結合部材を燃料圧送ポンプの本体に
    直接固定して構成されることを特徴とする請求項1に記
    載のダイヤフラム型ダンパ。
JP31846296A 1996-09-03 1996-09-03 ダイヤフラム型ダンパ Expired - Fee Related JP3180948B2 (ja)

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