JPH1077697A - 耐火パネルの取付構造 - Google Patents

耐火パネルの取付構造

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JPH1077697A
JPH1077697A JP23404096A JP23404096A JPH1077697A JP H1077697 A JPH1077697 A JP H1077697A JP 23404096 A JP23404096 A JP 23404096A JP 23404096 A JP23404096 A JP 23404096A JP H1077697 A JPH1077697 A JP H1077697A
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貴裕 星川
Hiroyuki Umetsu
浩之 梅津
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は建築、構築物の内壁材、外壁材、屋
根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは防火戸、等
として使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り等の変形が
なく、しかも耐火性、防水性、気密性、施工性、機械強
度に優れた耐火パネルの取付構造に関するものである。 【構成】 表面材5と裏面材17の間にプラスチックフ
ォーム21よりなる芯材20を形成し、かつ左右端には
それぞれ雄型固定片7と雌型固定片8を形成した耐火パ
ネルBを耐火敷目板A上から全壁面に固定し、この固定
された目地部F間には耐火目地材C、コーキング材Dを
形成し、耐火パネルBを固定する固定具βを配する溝部
9、溝部13には溝部カバー材Eを配した耐火パネルB
の取付構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築、構築物の内壁材、
外壁材、屋根材、天井材、床材、間仕切り材、あるいは
防火戸等として使用でき、かつ、製造後に膨れ、反り等
の変形がなく、しかも防火性、耐火性、機械強度に優れ
た耐火パネルの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄板状の表面材と裏面材にてフ
ェノール樹脂発泡体(フェノールフォーム)からなる芯
材をサンドイッチした耐火パネルは数多く発明、考案さ
れて上市されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような耐火パネルにおいては、連結部構造は複雑で、
かつ横張り構造が主であったために、窓廻り等の施工性
が非常に悪かった。軽く、縦張りで、施工性が良く、
JIS−A−1304の耐火構造試験に合格できる耐火
パネルの取付構造はなかった。大型の建物に対する施
工性が悪かった。等の欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、断面略逆T字状で不燃シートを形成し
た長尺状の耐火敷目板と、両端の化粧面に溝部を形成し
相决り構造に形成した表面材と、水平面状の裏面化粧面
と裏面化粧面の両端を上方に屈曲した補強片を有する裏
面材間に芯材を形成した長尺状の耐火パネルと、目地間
に形成される耐火目地材と、溝部内に配される溝部カバ
ー材とを有し、耐火敷目板を一定ピッチで複数本躯体に
固定し、耐火パネルを耐火敷目板間に挿入すると共に、
耐火パネルを溝部にて固定具により躯体に固定したこと
により、連結部構造が簡素で窓廻りや張り始め等の施工
性が良く、大型の建物に対する施工性に優れ、また軽
く、縦張りで、JIS−A−1304の耐火構造試験に
合格できる耐火パネルの取付構造を提案するものであ
る。
【0005】
【実施例】以下に図面を用いて本発明に係る耐火パネル
の取付構造の一実施例について詳細に説明する。すなわ
ち、図1は上記耐火パネルの取付構造を示す断面図であ
り、αは躯体、βは釘、ビス等からなり躯体αへの打設
に用いる固定具、Aは耐火敷目板、Bは耐火パネル、C
は耐火目地材、Dはコーキング材、Eは溝部カバー材、
Fは目地部である。
【0006】さらに詳説すると、耐火敷目板Aは図2に
示すように、水平面状の固定片1と、固定片1の略中央
を上方に突出した立ち上がり片2とから断面略逆T字状
に形成した金属製の敷目板3と、図では敷目板3の表面
側に形成した不燃シート4とからなる長尺状のものであ
り、金属製板材をロール成形により、あるいは押出成形
により成形した敷目板3に不燃シート4を接着剤等で一
体化したものである。また、1aは防水性の強化、危険
防止用の舌片であり不燃シート4の端部を挟持させるこ
ともできる。
【0007】この耐火敷目板Aは、図1に示すように耐
火パネルBの目地部Fの裏面に形成し、耐火パネルB間
からの躯体α側への雨水、火炎等の浸入防止、耐火パネ
ルB固定の際のガイド等として機能するものである。
【0008】不燃シート4は無機繊維をシート状にした
もので、例えばロックウールフェルト、セラミックウー
ル、グラスウール等からなり、敷目板3の形状に沿って
敷設するものであり、図1に示すように目地部F形成後
には耐火パネルBの端部に密着することにより、目地部
Fの耐火性能の向上に有効である。
【0009】耐火パネルBは、例えば図3に示すような
形状で、かつ、長尺体とした表面材5と、表面材5の裏
面に形成した芯材20と、芯材20の裏面を被覆した裏
面材17とからサンドイッチ構造に形成したものであ
る。
【0010】表面材5は、水平面状の化粧面6と化粧面
6の一方の端部に形成した雄型固定片7ともう一方の端
部に形成した雌型固定片8とから形成されるものであ
り、雄型固定片7は化粧面6の端部近傍を窪ませた溝部
9と化粧面6の端部を下方に屈曲した側壁10と側壁1
0の下端を外方に突出した突出片11と突出片11の外
方端部を下方に折り返した補強片12とから構成され
る。
【0011】溝部9は耐火パネルBの雄型固定片7側を
固定する固定具βを打設する箇所であり、底部に化粧面
6と平行の面を有するもので、その深さは固定具βの頭
部の高さ以上である。溝部9の断面形状は、溝部カバー
材Eを取り付け、係止する都合上、底辺が長い台形状に
形成することが好ましい。
【0012】側壁10は化粧面6の端部を下方に屈曲す
るもので、化粧面6と突出片11を接続するものであ
る。突出片11は側壁10の下端部を外方に屈曲するす
るものであり、雌型固定片8の折り返し片15と略平行
に形成される。
【0013】雌型固定片8は、化粧面6の雄型固定片7
とは他方の端部近傍を窪ませた溝部13と化粧面6の端
部を下方に屈曲した側壁14と側壁14の下端を内方に
延長した折り返し片15と折り返し片15の端部を下方
に屈曲した補強片16とから構成されるものである。
【0014】溝部13は耐火パネルBの雌型固定片8側
を固定する固定具βを打設する箇所であり、形状、機能
共に溝部9と同様である。側壁14は化粧面6の端部を
下方に屈曲するもので、化粧面6と折り返し片15を接
続するものである。折り返し片15は側壁14の下端部
を内方に屈曲するするものであり、雄型固定片7の突出
片11と略平行に形成される。
【0015】裏面材17は図3に示すように主に芯材2
0の裏面を被覆し、補強材、防水材、防湿材、防火材の
機能を有すると共に、芯材20が躯体αに直接接触する
のを防止する隔離材として役立つものである。
【0016】また、裏面材17の形状としては、水平面
状の裏面化粧面18と、裏面化粧面18の両端を内方に
コ字状に屈曲した補強片19よりなるものである。
【0017】補強片12、補強片16、補強片19は芯
材20の原料となるプラスチックフォーム21を充填す
る際、プラスチックフォーム21が補強片12、補強片
16の表面側に漏れないようにすると共に、耐火パネル
Bの側縁を直線状にし、耐火パネルBの寸法精度を向上
することにより、働き幅の寸法精度を向上させ、かつ、
目地部Fの間隙をなくし断熱性、気密性等を向上するた
めのものである。
【0018】表面材5、裏面材17は金属薄板、例えば
鉄、アルミニウム、銅、ステンレス、チタン、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板、ガルバリウム鋼板、ホーロー鋼
板、クラッド鋼板、ラミネート鋼板(塩ビ鋼板等)、サ
ンドイッチ鋼板(制振鋼板等)、および塩化ビニル樹
脂、ポリカーボネイト樹脂等(勿論、これらを各種色調
に塗装したカラー板を含む)の一種をロール成形、プレ
ス成形、押出成形等によって各種形状に成形したもの、
あるいは無機質材を押出成形、プレス成形、オートクレ
ーブ養生成形等して各種任意形状に形成したもの、さら
には、裏面材17としてアルミニウム蒸着紙、アスベス
ト紙、クラフト紙、アスファルトフェルト、金属箔(A
l、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、ゴムシー
ト、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不
織布、等の1種、または2種以上をラミネートしたも
の、あるいは防水処理、難燃処理されたシート状物から
なるものである。
【0019】また、芯材20はプラスチックフォーム2
1からなり、プラスチックフォーム21はポリウレタン
フォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノール
フォーム、塩化ビニルフォーム、ポリエチレンフォー
ム、ポリスチレンフォーム、ユリアフォーム等の合成樹
脂発泡体からなるものであり、例えばレゾール型フェノ
ールの原液と、硬化剤、発泡剤を混合し、表面材5、も
しくは裏面材17の裏面側に吐出させ、加熱して反応・
発泡・硬化させて形成したものである。また、プラスチ
ックフォーム21中には各種難燃材として軽量骨材(パ
ーライト粒、ガラスビーズ、石膏スラグ、タルク石、シ
ラスバルーン、水酸化アルミニウム等)、繊維状物(グ
ラスウール、ロックウール、カーボン繊維、グラファイ
ト等)を混在させ、耐火性、防火性を向上させることも
できる。
【0020】プラスチックフォーム21の具体例として
はレゾール型のフェノールフォームに、発泡剤、水酸化
アルミニウム(Al(OH)3 )、ポリリン酸アンモニ
ウム、グラファイト、硬化剤、等を混入し、発泡、硬化
させ、仕上がり密度で50〜300Kg/m3 位に形成
したものである。このプラスチックフォーム21を使用
した耐火パネルBを使用して壁を形成した場合には、J
IS−A−1304(耐火性能別に耐火30分、耐火1
時間、耐火2時間の試験がある)の耐火構造1時間試験
に合格できる耐火性能を有する構造となる。
【0021】耐火目地材Cは突出片11と折り返し片1
5の間に配されるものであり、例えばロックウールフェ
ルト、セラミックウール、グラスウール、もしくは耐火
性を有するガスケット等よりなり、JIS−A−130
4の耐火構造試験の耐火構造1時間試験時に目地部Fに
間隙が形成されるのを防止して火炎の浸入を遮断し、主
に耐火材、気密材等の機能として有用なものである。耐
火目地材Cは、突出片11と折り返し片15にて圧縮を
加えつつ挟持すれば、密度を増しかつ隙間無く形成され
ることになり、目地部Fの耐火性の向上に有効である。
【0022】コーキング材Dは、耐火目地材C上でかつ
耐火パネルB間に配されるもので、防水性を向上するた
めのものであり、その素材としてシリコン系、変性シリ
コン系のコーキング材、PVC、ポリプロピレン、ポリ
塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレン、EPDM、
アスファルトフェルト、発泡ゴム、ポリウレタン等の合
成樹脂、または、これらの発泡体、もしくは無機耐火コ
ーキング材等の一種以上から形成したものであり、少な
くとも弾性、防水性を有するものである。その貼着、形
成は自己接着性、あるいは接着剤を介して、もしくは弾
性変形を利用して一体に形成するものである。勿論、こ
れら充填材内に難燃材等を混入し、耐火性を向上させる
こともできる。
【0023】溝部カバー材Eは、例えば図4に示すよう
に形成される長尺体であり、EPM(エチレンプロピレ
ンゴム)、EPDM(エチレンプロピレンターポリマ
ー)(別名EPR、EPT)等からなり、天然ゴム、合
成ゴムの中で比重が最小で、酸化、熱、化学薬品に対す
る耐性に優れ、電気的特性が良く、耐候性、耐熱性(耐
熱老化性)、耐オゾン性、耐薬品性等に優れているもの
である。溝部カバー材Eは、溝部9にほぼ合致するよう
な形状に形成し、施工時の凹部22内に存在する固定具
βの頭部を隠蔽して防水性、防火性を向上させると共
に、意匠性の向上を図るものである。
【0024】次に、本発明に係る耐火パネルの取付構造
を形成するための代表的な施工法につき説明する。いま
図1に示すような目地部Fを形成するために、図2に示
すような金属薄板材よりなる敷目板3上にロックウール
フェルトよりなる不燃シート4を形成した耐火敷目板
A、耐火パネルBとしては図3に示すようなものであ
り、表面材5、裏面材17としては、0.5mm厚のカ
ラー鋼板を使用し、プラスチックフォーム21としては
フェノールフォームからなる原料を表面材5と裏面材1
7間に充填し、反応、発泡させ次にキュアして150K
g/m3 に形成したもの、耐火目地材Cとしてはロック
ウールフェルト、コーキング材Dとしてはポリウレタン
形変性シリコン系のもの、溝部カバー材Eは図4に示す
ようなEPDMよりなるものを使用する。また、耐火敷
目板Aの立ち上がり片2間の幅をT、耐火パネルBの全
幅をWとすると耐火敷目板Aの取付ピッチ≧T+Wとす
る。勿論、取付ピッチ=T+W が好ましいピッチであ
る。
【0025】そこで、C型鋼よりなる躯体αに図2に示
すような耐火敷目板Aを縦に、耐火パネルBの全幅59
5mmに耐火敷目板Aの立ち上がり片2の幅5mmをプ
ラスした600mmのピッチで複数本、固定具βにより
固定する。
【0026】耐火敷目板Aの取り付け(割り付け)が完
了したら、耐火敷目板Aの立ち上がり片2間に耐火パネ
ルB1 を挿入し、その溝部9を固定具βにより躯体αに
固定し、しかる後に隣接する耐火パネルB2 の折り返し
片15と耐火パネルB1 の突出片11の間に耐火目地材
Cを挟持するように耐火パネルB2 を配し、溝部13を
固定具βにより躯体αに固定する。
【0027】このようにして、耐火パネルB間の目地部
Fが形成されたら、耐火パネルB同士の目地間隙にコー
キング材Dを連続状に化粧面6の表面を越えないように
植設する。最後に溝部カバー材Eを溝部9と溝部13に
合致するように配設し、施工を完了するものである。
【0028】以上説明したのは本発明に係る耐火パネル
の取付構造の一実施例にすぎず、図5(a)〜(d)〜
図10(a)〜(d)に示すような部材を使用したり、
目地部Fを形成することができる。
【0029】すなわち、図5(a)〜(d)は耐火敷目
板Aのその他の実施例を示すものであり、(a)、
(b)図は立ち上がり片2に不燃材23を配して耐火性
を強化した例、(c)図は立ち上がり片2の裏面側にも
不燃シート4を配して耐火性を強化した例、(d)図は
立ち上がり片2を耐火パネルBを取り付ける際にガイド
として機能する最小限の大きさに形成した例である。
【0030】図6(a)〜(d)は溝部カバー材Eのそ
の他の実施例を示すものであり、特に(a)図は空洞2
4を設けて形状の変化を生じ易くすることにより取り付
けを容易にした例、(d)図は表面側に耐火材25を取
り付け、固定具βが熱橋となるのを防止する例である。
【0031】図7(a)〜(c)、図8(a)〜(c)
は本発明に係る耐火パネルの取付構造のその他の実施例
を示すものである。
【0032】すなわち、図7(a)は耐火パネルBの端
部の全域に不燃ボード26を配して目地部Fの強度と耐
火性、および取り付け強度の向上を図った例、図7
(b)は耐火パネル雄型固定片7、雌型固定片8の端部
に不燃ボード26を配して目地部Fの耐火性の向上を図
った例、図7(c)は耐火パネルBの化粧面6の端部に
段差27を設け、意匠性の向上を図った例である。
【0033】また、図7(a)、(b)に示される不燃
ボード26は、例えば耐火パネルBの端部に必要に応じ
て任意範囲に配するもので、目地部Fの防火性の強化の
ため用いられ、JIS−A−1304の耐火構造試験の
耐火構造1時間試験に合格するためのものであり、例え
ばケイ酸カルシウム板、炭酸カルシウム板、石膏ボー
ド、パーライトセメント板、ロックウール板、スレート
板、ALC板、PC板、その他の無機質軽量体、無機質
軽量発泡体、あるいはこれらの複合板の1種以上、もし
くは超高密度樹脂(高密度のフェノールフォーム等)か
らなるものである。
【0034】図8(a)は、突出片11および折り返し
片15をそれぞれ化粧面6と平行に形成し、また化粧面
6の両端部を切り欠いた切り欠き28を設けてコーキン
グ材28を施す際のガイドとした例、図8(b)は突出
片11および折り返し片15をそれぞれ逆へ字状に屈曲
し耐火目地材Cの挟持を強力にした例、図8(c)は側
壁10、突出片11、側壁14、折り返し片15にそれ
ぞれ窪みを設け目地材止め29、コーキング材止め30
を設けてそれぞれ耐火目地材C、コーキング材Dを配す
る際のガイドおよび配設後のズレを防止する機能を備え
た例である。
【0035】図9(a)は、(b)図、(c)図にそれ
ぞれ示すようなカバー材31と下地材32の2部材から
なる溝部カバー材Eを使用した例である。すなわち、下
地材32は固定具αの取り付けと併せて溝部9と溝部1
3内に固定され、それぞれの係止爪31a、32aを係
合させて目地カバー材Eを取り付けるもので、カバー材
31の表面に表れる部分を任意の外観にすることで意匠
性を向上させることができる。勿論、カバー材31は長
尺材、下地材32は短尺材(施工時は複数個使用)か長
尺材である。
【0036】図10(a)〜(d)はカバー材31、下
地材32を用いて溝部カバー材Eを形成するその他の例
であり、特に(d)図はカバー材31と合致する形状の
耐火材33を用いて耐火性を高めた例である。
【0037】
【発明の効果】上述したように本発明に係る耐火耐火パ
ネルの取付構造によれば、単体で耐火構造試験の耐火
構造1時間試験(JIS−A−1304)に合格でき
る。耐火パネル単体で耐火構造試験の耐火構造1時間
試験(JIS−A−1304)に合格できる窯業系、セ
メント系の耐火パネルに比較して軽量であり、施工性が
飛躍的に向上する。耐火敷目板をガイドとして耐火パ
ネルを取り付けていくので、目地部の耐火性が大幅に向
上するのみならず、施工が容易でかつ正確な目地幅を形
成でき、外観にも優れた構造となる。縦方向に長い耐
火パネルを使用できるので、大型の建物に対する施工性
が良い。耐火パネルの両端を固定する構造であるため
に、施工強度が向上する。溝部カバー材が固定具の頭
部を隠蔽し、外部に露出するのを防止する。等の特徴、
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る耐火パネルの取付構造を示す断面
図である。
【図2】耐火敷目板の一例を示す説明図である。
【図3】耐火パネルの一例を示す説明図である。
【図4】溝部カバー材の一例を示す説明図である。
【図5】耐火敷目板のその他の実施例を示す説明図であ
る。
【図6】溝部カバー材のその他の実施例を示す説明図で
ある。
【図7】本発明に係る耐火パネルの取付構造のその他の
実施例を示す断面図である。
【図8】本発明に係る耐火パネルの取付構造のその他の
実施例を示す断面図である。
【図9】本発明に係る耐火パネルの取付構造のその他の
実施例を示す断面図である。
【図10】本発明に係る耐火パネルの取付構造のその他
の実施例を示す断面図である。
【符号の説明】 α 躯体 β 固定具 A 耐火敷目板 B 耐火パネル C 耐火目地材 D コーキング材 E 溝部カバー材 F 目地部 1 固定片 1a 舌片 2 立ち上がり片 3 敷目板 4 不燃シート 5 表面材 6 化粧面 7 雄型固定片 8 雌型固定片 9 溝部 10 側壁 11 突出片 12 補強片 13 溝部 14 側壁 15 折り返し片 16 補強片 17 裏面材 18 裏面化粧面 19 補強片 20 芯材 21 プラスチックフォーム 22 凹部 23 不燃材 24 空洞 25 耐火材 26 不燃ボード 27 段差 28 切り欠き 29 目地材止め 30 コーキング材止め 31 カバー材 31a 係止爪 32 下地材 32a 係止爪 33 耐火材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平面状の固定片と該固定片の略中央部
    分を上方に突出した立ち上がり片を有する敷目板と該敷
    目板の表面あるいは裏面に形成した不燃シートとからな
    る耐火敷目板と、水平面状の化粧面と該化粧面の一方端
    部近傍を窪ませた溝部と化粧面の端部を下方に屈曲した
    側壁と該側壁の下端を略外方に突出した突出片と該突出
    片の外方端部を下方に折り返した補強片とからなる雄型
    固定片と化粧面の他方端部近傍を窪ませた溝部と化粧面
    の端部を下方に屈曲した側壁と該側壁の下端を略内方に
    折り返した折り返し片と該折り返し片の内方端部を下方
    に折り返した補強片とからなる雌型固定片とから構成さ
    れる表面材と、水平面状の裏面化粧面と該裏面化粧面の
    両端を上方に屈曲した補強片を有する裏面材と、該表面
    材と裏面材間にサンドイッチされた芯材とから構成され
    る長尺状の耐火パネルと、突出片と折り返し片の間に配
    される耐火目地材と、溝部内に配される溝部カバー材と
    を有し、耐火敷目板を一定ピッチで複数本躯体に固定
    し、耐火パネルを耐火敷目板間に挿入すると共に、耐火
    パネルを溝部を固定具により躯体に固定したことを特徴
    とする耐火パネルの取付構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056160A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Chuo Co Ltd 建築用パネル
JP2018087424A (ja) * 2016-11-28 2018-06-07 日鉄住金鋼板株式会社 パネルユニット、及びこれを備えたカーテンウォール

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