JPH1075685A - 濾材およびその濾材を使用する観賞魚用濾過装置 - Google Patents

濾材およびその濾材を使用する観賞魚用濾過装置

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JPH1075685A
JPH1075685A JP8230791A JP23079196A JPH1075685A JP H1075685 A JPH1075685 A JP H1075685A JP 8230791 A JP8230791 A JP 8230791A JP 23079196 A JP23079196 A JP 23079196A JP H1075685 A JPH1075685 A JP H1075685A
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chamber
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Souichi Ogawa
創市 小川
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Suiken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は金魚、熱帯魚等の観賞魚や水草の観
賞用水槽内に設けられる濾材で、板状の素材から打ち抜
いて簡単に製造することができ、偏平な濾過ケース内に
組み込むだけで、そこに位置決めされるとともに所定形
状に保形されて、その濾過ケース内を上流室と下流室と
に仕切る。 【構成】 板状の濾材本体23の中央に通孔24が穿設
されると共にその外周縁が多角形に形成されており、そ
の外周縁の各辺の中間部に、その外周縁に向かって末広
状に拡がり、その外周縁に開口する複数の切欠25が放
射状に形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金魚、熱帯魚、海
水魚等の観賞魚用濾過装置用濾材およびその濾材を使用
される濾過装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に金魚、熱帯魚等の観賞魚を飼育、
育成するために、水槽内の水を濾過する濾過装置とし
て、その濾過装置を水槽内に設置する一方水槽外にエア
ポンプを配設し、エアポンプからの加圧エアを濾過装置
に送給することによりエア気泡の上昇力を利用してその
濾過装置に水を循環させるようにした、所謂内部式濾過
装置が良く知られている(たとえば特公昭60−793
2号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような内
部式濾過装置は、水槽内で水を直接循環させて濾過する
ことができるため濾過能率が良いという利点がある反面
水槽内に設けられるため、これが目ざわりとなって水槽
自体の装飾効果,美観等を損なうという課題があり、こ
の課題を解決するには、濾過装置を小型に薄く形成する
のが望ましいが、濾過ケース内に収容される濾材は、一
般に立体形状に形成されて嵩が張るため、濾過装置を小
型にするにも限界があり、また強いて小型化すれば、水
の通路構成が制約されて水の円滑な流れを妨げて濾過能
率を悪くするという別の課題がある。
【0004】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、前記課題をすべて解決した新規な濾材およびそ
の濾材を使用した濾過装置を提供することを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的達成のため、本
請求項1記載の発明によれば、板状の濾材本体の中央に
通孔が穿設さるとともにその外周縁が多角形に形成され
ており、その外周縁の各辺の中間部には、それぞれその
外周縁に向かって末広状に拡がり、その外周縁に開口す
る複数の切欠を放射方向に形成したことを特徴としてい
る。
【0006】本請求項2記載の発明によれば、前記請求
項1記載の濾材において、前記濾材本体の一面には、前
記通孔と、複数の切欠との間に、放射方向の折り線をそ
れぞれ入れてなることを特徴としている。
【0007】本請求項3記載の発明によれば、前記請求
項1記載のものにおいて、前記板状の濾材本体は、その
一面より他面にわたり密度勾配を有することを特徴とし
ている。
【0008】本請求項4記載の発明によれば、前記請求
項1〜3に記載の濾材を使用する観賞魚用濾過装置であ
って、上部濾過ケースと下部濾過ケースとを着脱可能に
組み付けてなる濾過ケース内を、連通口を穿設した隔壁
板により上部濾過室と、下部濾過室とに区画し、前記上
部濾過室内に板状の濾材を収容し、この濾材の上下に、
上部濾過ケースに開口した上部吸水口に連通する上流室
と、上部濾過ケースに設けた排水管に連通する下流室と
に区画し、この下流室を前記隔壁板に穿設した連通孔を
介して下部濾過室に連通させ、また下部濾過室を、濾過
ケースの底面に穿設した下部吸水口に連通させると共に
その内部に前記板状の濾材よりも粗な他の濾材を収容
し、さらに前記下流室にエアポンプに接続される給気口
を連通させた観賞魚用濾過装置おいて、前記濾過ケース
は、上下に分離可能な上、下部濾過ケースよりなり、前
記排水管を除く主体部の高さが低い偏平状で、平面視多
角形状に形成され、また上部濾過ケースの上壁内面に
は、複数の上部リブ片が放射状に下向きに一体に突設さ
れ、一方前記隔壁板の内面には、複数の下部リブ片が放
射状に上向きに一体に突設され、それら両リブ片は、略
等間隔を存して交互に配置されるように、周方向に位相
がずらされており、上部濾過室内に収容される板状の濾
材は、前記上、下部濾過ケースを組み付けることによ
り、前記上、下部リブ片により、上下より挟持されて周
方向に波状に変形され、その上下に前記上、下流室が画
成されることを特徴としている。
【0009】本請求項5記載の発明によれば、前記請求
項4記載のものにおいて、前記上部濾過ケースは、その
上壁の上面が、外周より中央に向かって上り勾配の傾斜
面に形成され、またその上壁の下面に一体に突設され
る、前記複数の上部リブ片は、前記傾斜面に沿ってお
り、一方前記隔壁板の上面に形成される、前記複数の下
部リブ片の上縁は、その外端より内端に向かって上り勾
配の傾斜面に形成されていることを特徴としている。
【0010】本請求項6記載の発明によれば、前記請求
項4もしくは5記載のものにおいて、前記板状の濾材の
複数の切欠は、前記上部濾過ケースの複数の上部リブ片
外端の位置決め突片にそれぞれ差し込まれてその濾材の
外周部は、隔壁板上に密に着座されることを特徴として
いる。
【0011】前記濾材を使用した濾過装置によれば、該
装置の高さを抑えながら、その濾材の上下に水の流れ易
い上流室と下流室とを形成して水の円滑な流れを保障し
て、濾過装置を上下方向に薄く形成しても、濾過能力が
低下することがない。特に濾過ケースは、上下方向に薄
く形成したことにより、濾過装置自体を水槽に敷設した
小石群に埋設して底面濾過装置としても使用することが
でき、また外部から見え難いことにより、濾過装置が水
槽V全体の美観を損ねることもない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0013】図1は、本発明濾過装置の一部破断斜視
図、図2は、濾過装置の分解斜視図、図3は、濾過装置
に組付後の濾材の斜視図、図4は濾過装置を水槽内に設
置した場合の平面図、図5は、図4の5−5線に沿う縦
断面図、図6は、図4の6−6線に沿う縦断面図、図7
は、図4の7−7線に沿う縦断面図、図8は、図5の8
−8線に沿う拡大部分断面図、図9は、図5の9−9線
に沿う横断底面図、図10は、濾過装置を二連に接続し
た場合の縦断面図である。
【0014】濾過装置Mfは、図2に分解して示すよう
に、上部および下部濾過ケース1,2よりなる濾過ケー
スCと、この濾過ケースC内に収容される板状の濾材F
および隔壁板Sとより構成される。
【0015】前記濾過ケースCは透明な硬質の合成樹脂
材により平面視八角形の角筒状に形成され、内部に上部
濾過室Cuを画成する上部濾過ケース1と、内部に下部
濾過室Cdを画成する下部濾過ケース2とを分離可能に
嵌合して構成されている。
【0016】上部濾過ケース1は、平面視八角形で上下
に偏平に形成されていて、その下面は開放され、その上
壁11 は外周より中央に向かって上り勾配の緩い傾斜面
に形成されている。そしてその中央部に上方に向けて排
水管3が一体に突設され、さらにその上面には、多数の
上部吸水孔4がその全面にわたり穿設されている。一方
下部濾過ケース2は、上部濾過ケース1の開放下面に着
脱自在に印籠嵌合されるように、それと同じく平面視八
角形の皿状に形成されていて、その上面は開放され、ま
たその底壁21 にはその全面にわたり多数の下部吸水孔
5が穿設されている。下部濾過ケース2の底面の中心部
には、上端を開放した給気口6が形成され、この給気口
6は下部濾過ケース2の底壁21 に設けた直径方向の給
気通路7に連通されており、この給気通路7の両開口端
は下部濾過ケース2の側壁22 に開口されている。な
お、給気通路7の一方の開口は、後述するエアポンプP
が接続されるジョイント8が嵌合され、また他方の開口
には通常は盲栓9により閉じられる(図5参照)。
【0017】図2に明瞭に示すように、上部濾過ケース
1の側壁12 の下部の対向位置には、対をなす差込舌片
10が、一対のスリット11間にそれぞれ形成され、一
方下部濾過ケース2の側壁22 の対向位置には、前記差
込舌片10に対応して対をなす差込孔13が突設され、
これらの差込孔13に、前記差込舌片10を差し込むこ
とにより下部濾過ケース2に、上部濾過ケース1を嵌合
され、両者が一体に組み付けられ、濾過ケースCが形成
される。
【0018】下部濾過ケース2内には、粗な濾材として
の大磯等の小石群14が収容され、その濾材14は、本
発明濾過装置Mfを水槽V内に設置した際に、その浮き
上がりを防止する重錘として働く。
【0019】下部濾過ケース2の開口上面は、八角形に
形成される前記隔壁板Sが着脱可能に取り付けられる。
この隔壁板Sは、図2に示すように、硬質の合成樹脂材
により、前記下部濾過ケース2の開口上面に係合される
べく、八角形に形成されており、その中央に、前記給気
口6に連通し得る通気口15が開口され、この通気口1
5にはエアストーン16が着脱自在に嵌合される。また
この隔壁板Sには、その全面にわたり連通口17が開口
され、この連通口17を通して前記下部濾過室Cdと上
部濾過室Cuとが連通される。
【0020】前記上部濾過ケース1の上壁11 下面と、
前記隔壁板Sの上面には、後に詳述する板状の濾材F
を、上下より挟持してこの濾材Fを所定形状に変形させ
て保形するための、上、下部リブ片18,19がそれぞ
れ一体に形成されている。すなわち上部濾過ケース1の
上壁11 の下面には、8条の上部リブ片18(図2,9
参照)が放射状に下向きに突設されており、これらの上
部リブ片18の外端には、さらに下向きに位置決め突片
18一体に形成されており、それらは上部濾過ケース1
の八角形の側壁12 の各辺の中間に位置している。一方
前記隔壁板Sの上面には、前記上部リブ片18に対応す
る8条の下部リブ片19(図2,9参照)が、放射状に
上方に向けて突設されており、これらの下部リブ片19
の上縁19 1 は、その外縁から内縁に向けて上り勾配の
傾斜面に形成されており、またそれらの外端は、隔壁板
Sの八角形の外周の各角部に達している。そして前記上
部リブ片18と下部リブ片19とは周方向に位相がずれ
ていて、相隣れる上部リブ片18と下部リブ片19間の
周方向に略等しい間隔が保たれる。而して上部リブ片1
8と下部リブ片19とが協働して後に詳述する濾材Fを
図3に示すように外縁より中央に向けて上り勾配の傘状
に保形すると共にその全周を波形状に保形する。
【0021】下部濾過ケース2の八角形をなす側壁21
の内面には、複数の支持リブ20が周方向に間隔をあけ
て突設されると共にその側壁21 の上縁には、複数の係
止片21が一体に形成されており、前記複数の支持リブ
20と係止片21との間に前記隔壁板Sの外縁を係合す
ることにより、この隔壁板Sは下部濾過ケース2の開口
上面に着脱自在に係止される。そしてこの隔壁板Sによ
り濾過ケースC内が上部濾過室Cuと下部濾過室Cdと
に区画される。
【0022】濾過ケースC内に収容される濾材Fの濾材
本体23は、ポリエステル樹脂等の合成樹脂製の繊維を
バインダーにより固めた不織布で、その上層が粗で、下
層が密な密度勾配を有する板状の素材から、図2に示す
ように八角形に打ち抜いて形成されており、その中央に
通孔24が開口される。またこの濾材Fの八角形の外周
の、各片の中間部には、その外周縁に向かって末広状に
拡がり、その外周縁に開口する台形状の切欠25が形成
されている。また濾材本体23の下面には、前記切欠2
5から中央に向けて放射状の折り線26が入れてあり、
この濾材本体23を、前述の形状に保形し易いようにし
てある。また前記複数の切欠25に、前記上部濾過ケー
ス1に形成した上部リブ片18の外端の位置決め突片1
1 が嵌入される。そしてこの濾材Fは、その外周が八
角形をなす前記濾過ケースCの内周面に密着して収容さ
れる大きさに形成される。
【0023】次に前記濾過ケースC、隔壁板Sおよび濾
材Fよりなる濾過装置を組み付ける手順について説明す
るに、 まず下部濾過ケース2内に粗な濾材を構成する大磯等
の小石群14を収容して、その開口上面を前述のように
して隔壁板Sを係止する。これにより下部濾過室Cu内
は、小石群14が充填され、その開口上面は隔壁板Sに
より閉じられる。
【0024】次に上部濾過ケース1内に、その開口下
面より、濾材Fを装入して、その中央の通孔24を排水
管3の下部に嵌挿すると共にその外縁の複数の切欠25
を、該ケース1内の複数の上部リブ片18外端の位置決
め突片181 に嵌入して、この濾材Fを上部ケース内に
位置決めして収容保持する。
【0025】次に下部濾過ケース2に上部濾過ケース
1を組み付け、上部濾過ケース1の複数の上部リブ片1
8と、隔壁板Sの複数の下部リブ片19とが、上下より
濾材Fを押し付ける。この場合上部リブ片18と下部リ
ブ片19とは、それらの周方向に位相がずれていること
により濾材Fは、図3,8に示すように、周方向に波状
に形成されると共にその外縁より中央に向かって上り勾
配の傾斜面に形成されて全体として傘状に保形される。
そして濾材F外縁の複数の切欠25が外端開放の台形状
に形成されることにより、その切欠25と上部リブ片1
8との間には隙間が形成され、濾材Fの外縁は周方向の
伸縮が許容される。その結果濾材Fの外縁部は、隔壁板
S上に隙間無く密着することができ、その結果濾過ケー
スCの隔壁板S上には、濾材Fにより上流室Uと下流室
Dとが水密状に区画形成され、上流室Uに流入した未濾
過の水は、すべて濾材Fを通過して濾過された後、下流
室Dへと流れるようになっている。
【0026】次にこの実施例の作用について説明する。
【0027】いま、図4〜8に示すように、上記のよう
に構成される濾過装置Mfを、大磯等の小石群14を収
容した水槽Vの底面に設置し、給水通路7の一端にジョ
イント8およびエアパイプ28を介してエアポンプPを
接続し(給水通路7の他端は盲栓9によって閉じられて
いる)、このエアポンプPを駆動すると、ここからの加
圧エアが給気通路7より給気口6へと流れ、エアストン
16を通り、気泡状となって上部濾過室Cuの下流室D
に連通する排水管3へと送給され、そこから水槽V内へ
と噴出される。それに伴って下流室D内の水も上昇して
排水管3を通って水槽V内に吐出される。その結果、下
流室D内に吸水力が作用して図5〜7、矢印aに示すよ
うに水槽V内の未浄化の水は、濾過ケースC上壁11
上部吸水口4から上流室Uに流入し、そこから板状の密
な濾材Fを通過して濾過されたのち、下流室Dに流入す
る。
【0028】一方水槽V内の他の未浄化水は、図5〜
7、矢印bに示すように水槽Vに敷設された小石群の隙
間を通り、濾過ケースCの底壁21 に穿設した下部吸水
口5から下部濾過室Cdに吸入され、その内部に収容さ
れる小石群すなわち粗な濾材14を通過して濾過された
のち、隔壁板Sの連通口17を通って上部濾過室Cuの
下流室Dに流入する。そして密な濾材Fを通過して濾過
された水と、粗な濾材(小石群)14を通過して濾過さ
れた水は下流室D内で合流し、そこから排水管3を通
り、清浄水として水槽V内に戻される。
【0029】以上のように濾過装置Mf内に流入した水
は、2系統に分流して流れ、その一方の流れは、通水抵
抗の比較的大きい密な濾材Fを流れてその流速は比較的
小さくなり、これにより密な濾材F内に好気性微生物の
繁殖を促し(一般に濾材Fを流れる水の流速が大きい
と、そこに好気性微生物が繁殖しにくい)、この好気性
微生物により、密な濾材Fに付着、堆積する残餌や糞等
の有機物を分解してその目詰まりを軽減すると共に前記
好気性微生物を観賞魚の生餌として供することができ
る。一方他方の水の流れは粗な濾材14を構成する小石
群を抵抗少なく通過して下流室Dに至り、該下流室Dに
常に吸水力を作用させ、たとえ密な濾材Fが目詰まり傾
向になったとしても水は上流室Uから密な濾材Fを通し
て下流室Dへと流れ、前記一方の水の流れが途絶えるこ
とがなく、長期にわたって良好な濾過作用を継続させる
ことができる。
【0030】図12には、本発明濾過装置Mfを二連に
接続して使用した場合の使用例であり、二つの濾過装置
Mf−1とMf−2の給気通路7−1,7−2の一端同
士をジョイント8およびエアパイプ29を介して連通接
続し、また一方の濾過装置Mf−1の給気通路7−1の
他端にジョイント8およびエアパイプ28を介してエア
ポンプPに接続し、さらに他方の濾過装置Mf−2の給
気通路7−2の他端を盲栓9により閉じる。
【0031】この使用例によれば、エアポンプPからの
加圧エアは給気通路7−1,7−2に共に流れて二つの
濾過装置Mf−1,Mf−2を共に作動させることがで
き、濾過能力を倍加させることができる。
【0032】以上のように前記濾材Fを使用した濾過装
置Mfによれば、該装置Mfの高さを抑えながら、その
濾材Fの上下に水の流れ易い上流室と下流室とを形成し
て水の円滑な流れを保障して、濾過装置Mfを上下方向
に薄く形成しても、濾過能力が低下することがない濾過
装置が得られる。特に濾過ケースCは、上下方向に薄く
形成したことにより、濾過装置Mf自体を水槽Vに敷設
した小石群に埋設して底面濾過装置としても使用するこ
とができ、また外部から見え難いことにより、濾過装置
Mfが水槽V全体の美観を損ねることもない。
【0033】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明はその実施例に限定されることなく、本発明
の範囲内で種々の実施例が可能である。たとえば前記実
施例では、濾過ケースを八角形に形成しているが、これ
を他の多角形に形成しても良いことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】以上のように本請求項1〜3記載の濾材
によれば、板状の素材から打ち抜いて簡単容易に製造す
ることができて大幅なコストダウンを達成することがで
き、その取扱、梱包、輸送等にきわめて便利である。ま
たこの濾材は、その外周縁に切欠が形成されることによ
り、濾過ケース内に組み付けるだけで容易に変形させて
所定形状に保形されるとともに濾過ケースに対する馴染
み性を良好にして、濾過ケースが上下に偏平であって
も、その内部に水の流れのよい上流室と下流室とを画成
することができ、高さの低い濾過装置の濾材としてきわ
めて有用である。さらに濾材の外周縁が多角形に形成さ
れることにより、濾過ケース内に組み込むだけで、濾過
ケースに対する位置決めをすることができ、他にその位
置決めのための手段を濾過ケースに施す必要がなく、濾
過装置の全体のコストダウンに寄与することができる。
【0035】また本請求項4〜6記載の濾過装置によれ
ば、その高さを抑えながら、板状の濾材の上下に水の流
れ易い上流室と下流室とを形成して水の円滑な流れを保
障して、濾過ケースを上下方向に薄く形成しても、濾過
能力が低下することがない濾過装置が得られる。特に濾
過ケースは、上下方向に薄く形成することができること
により、この濾過装置を水中用として使用できる外に、
濾過装置自体を水槽に敷設した小石群に埋設して底面濾
過装置としても使用することができ、また外部から見え
難いことにより、濾過装置が水槽全体の美観を損ねるこ
ともない。
【0036】また濾過装置自体も、嵩張らないことによ
り、その取扱、梱包、輸送等にきわめて便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】濾過装置の一部破断斜視図
【図2】濾過装置の分解斜視図
【図3】濾過装置に組み付け後の濾材の斜視図
【図4】濾過装置を水槽内に設置した場合の平面図
【図5】図4の5−5線に沿う縦断面図
【図6】図4の6−6線に沿う縦断面図
【図7】図4の7−7線に沿う縦断面図
【図8】図5の8−8線に沿う拡大部分断面図
【図9】図5の9−9線に沿う横断底面図
【図10】濾過装置を二連に接続した場合の縦断面図
【符号の説明】
1・・・・・・・・上部濾過ケース 11 ・・・・・・・上壁 2・・・・・・・・下部濾過ケース 21 ・・・・・・・底壁 3・・・・・・・・排水管 4・・・・・・・・上部吸水口 5・・・・・・・・下部吸水口 6・・・・・・・・給気口 14・・・・・・・粗な濾材(小石群) 17・・・・・・・連通口 18・・・・・・・上部リブ片 181 ・・・・・・位置決め突片 19・・・・・・・下部リブ片 23・・・・・・・濾材本体 24・・・・・・・通孔 25・・・・・・・切欠 26・・・・・・・折り線 C・・・・・・・・濾過ケース Cu・・・・・・・上部濾過室 Cd・・・・・・・下部濾過室 F・・・・・・・・濾材 D・・・・・・・・下流室 U・・・・・・・・上流室 P・・・・・・・・ポンプ S・・・・・・・・隔壁板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/08 540A 35/02 C

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板状の濾材本体(23)の中央に通孔
    (24)が穿設されるとともにその外周縁が多角形に形
    成されており、その外周縁の各辺の中間部には、それぞ
    れその外周縁に向かって末広状に拡がり、その外周縁に
    開口する複数の切欠(25)を放射方向に形成したこと
    を特徴とする、濾材。
  2. 【請求項2】 前記濾材本体(23)の一面には、前記
    通孔(24)と、複数の切欠(25)との間に、放射方
    向の折り線(26)をそれぞれ入れてなることを特徴と
    する、前記請求項1記載の濾材。
  3. 【請求項3】 前記板状の濾材本体(23)は、その一
    面より他面にわたり密度勾配を有することを特徴とす
    る、濾材。
  4. 【請求項4】 前記請求項1〜3に記載の濾材を使用す
    る観賞魚用濾過装置であって、 上部濾過ケース(1)と下部濾過ケース(2)とを着脱
    可能に組み付けてなる濾過ケース(C)内を、連通口
    (17)を穿設した隔壁板(S)により上部濾過室(C
    u)と、下部濾過室(Cd)とに区画し、前記上部濾過
    室(Cu)内に板状の濾材(F)を収容し、この濾材
    (F)の上下に、上部濾過ケース(1)に開口した上部
    吸水口(4)に連通する上流室(U)と、上部濾過ケー
    ス(1)に設けた排水管(3)に連通する下流室(D)
    とに区画し、この下流室(D)を前記隔壁板(S)に穿
    設した連通口(17)を介して下部濾過室(Cd)に連
    通させ、また下部濾過室(Cd)を、濾過ケース(C)
    の底壁(21 )に穿設した下部吸水口(5)に連通させ
    ると共にその内部に前記板状の濾材(F)よりも粗な他
    の濾材(14)を収容し、さらに前記下流室(D)にエ
    アポンプ(P)に接続される給気口(6)を連通させた
    観賞魚用濾過装置おいて、 前記濾過ケース(C)は、上下に分離可能な上、下部濾
    過ケース(1,2)よりなり、前記排水管(3)を除く
    主体部の高さが低い偏平状で、平面視多角形状に形成さ
    れ、また上部濾過ケース(1)の上壁(11 )内面に
    は、複数の上部リブ片(18)が放射状に下向きに一体
    に突設され、一方前記隔壁板(S)の内面には、複数の
    下部リブ片(19)が放射状に上向きに一体に突設さ
    れ、それら両リブ片(18,19)は、略等間隔を存し
    て交互に配置されるように、周方向に位相がずらされて
    おり、上部濾過室(1)内に収容される板状の濾材
    (F)は、前記上、下部濾過ケース(1,2)を組付け
    ることにより、前記上、下部リブ片(18,19)によ
    り、上下より挟持されて周方向に波状に変形され、その
    上下に前記上、下流室(U,D)が画成されることを特
    徴とする、観賞魚用濾過装置。
  5. 【請求項5】 前記上部濾過ケース(1)は、その上壁
    (11 )の上面が、外周より中央に向かって上り勾配の
    傾斜面に形成され、またその上壁(11 )の下面に一体
    に突設される、前記複数の上部リブ片(18)は、前記
    傾斜面に沿っており、一方前記隔壁板(S)の上面に形
    成される、前記複数の下部リブ片(19)の上縁は、そ
    の外端より内端に向かって上り勾配の傾斜面に形成され
    ていることを特徴とする、前記請求項5記載の観賞魚用
    濾過装置。
  6. 【請求項6】 前記板状の濾材(F)の複数の切欠(1
    5)は、前記上部濾過ケース(1)の複数の上部リブ片
    (18)外端の位置決め突片(181 )にそれぞれ差し
    込まれてその濾材(F)の外周部は、隔壁板(S)上に
    密に着座されることを特徴とする、前記請求項4もしく
    は5記載の観賞魚用濾過装置。
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