JPH1075039A - パターン形成したセラミックスグリーンシートの製造法 - Google Patents

パターン形成したセラミックスグリーンシートの製造法

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JPH1075039A
JPH1075039A JP14151397A JP14151397A JPH1075039A JP H1075039 A JPH1075039 A JP H1075039A JP 14151397 A JP14151397 A JP 14151397A JP 14151397 A JP14151397 A JP 14151397A JP H1075039 A JPH1075039 A JP H1075039A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】微細な導体パターンが可能となり、かつ低抵抗
の導体パターンが得られ、セラミックス多層基板の内層
導体の形成を可能にする。さらにセラミックス多層基板
の小形化、高密度化を一層可能にする。 【解決手段】フィルム上に感光性導電ペーストを用いて
パターンの表面状態が表面粗さ試験においてRa≦3μ
mであるパターンを形成した後、該パターンをセラミッ
クスグリーンシート上に転写することを特徴とするパタ
ーン形成したセラミックスグリーンシートの製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は微細パターンを形成
したセラミックスグリーンシートの製造法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体装置用のセラミックスパッケージ
の内部配線である導体回路は、一般にW、Mo−Wから
なる導体ペーストをセラミックス基板にスクリーン印刷
し、次いで、各層を熱圧着して積層品とした後、150
0〜1600℃で還元雰囲気で同時焼成して形成する
が、配線回路パターンを微細化することは容易でなかっ
た。そのうえ、近年の半導体素子の高集積化の要求のた
め、一例としてピン・グリッド・アレイタイプのパッケ
ージのピン数は500以上の要求があり従来のスクリー
ン印刷法の量産レベルにおいては、内部配線は線幅80
μm、間隔50μm程度であった。また、スクリーン印
刷法で形成された配線の断面形状は凸型あるいは凹型と
なり頂部に平らな部分の少ない傾向がある。そのため、
半導体素子を搭載してワイヤボンディングするセラミッ
クスパッケージでは配線幅が狭いと、頂部の平らな部分
がほとんどなくなりワイヤボンディングする際、滑りの
不具合が生じる問題があった。
【0003】これに対して、特開昭63−265979
号公報、特開平5−67405号公報および特開平5−
204151号公報に記載のようにフォトリソグラフィ
(写真製版技術)法を利用して微細な導体パターン形成
ができる感光性導体ペーストが提案されている。この感
光性導電ペーストは銅、金、タングステンあるいは銀な
どの導体粉末、感光性樹脂、光開始剤および溶剤などを
含んだ組成物のペーストからなる。このペーストを焼成
後のセラミックス基板などにスクリーン印刷法で塗布し
た膜を乾燥後、回路パターンを有するフォトマスクを用
いて紫外線を照射、露光部を硬化する。しかしながら、
焼成していない従来のグリーンシートに感光性導電ペー
ストを用いて導体パターンを形成しようとする場合に
は、グリーンシートの耐薬品性や耐溶解性が劣るために
導電ペーストに含有される有機溶媒とグリーンシート中
のポリマーバインダーとが反応し、現像時に未露光部の
除去が非常に難しいという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記欠点
のないパターン形成したセラミックスグリーンシートの
製造方法について鋭意検討した結果、次の発明に到達し
た。特に、本発明の目的はグリーンシート上に回路パタ
ーンを作成する場合において、歩止まりを向上させ、配
線設計が容易で、かつ従来のスクリーン印刷法では形成
困難な80μm以下の微細パターンを形成することが可
能なセラミックスグリーンシートの製造法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、フ
ィルム上に感光性導電ペーストを用いてパターンの表面
状態が表面粗さ試験においてRa≦3μmであるパター
ンを形成した後、該パターンをセラミックスグリーンシ
ート上に転写することを特徴とするパターン形成したセ
ラミックスグリーンシートの製造法である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下本発明を具体的に説明する。
【0007】(回路パターン)本発明に用いるグリーン
シート上に形成する回路パターンは、ノートパソコンや
携帯電話に実装されるMCM(マルチ・チップ・モジュ
ール)用基板の電極、CSP(チップ・サイズ・パッケ
ージ)用基板の電極をはじめ、チップインダクタ、チッ
プコンデンサなどのチップ部品の電極、モジュール基板
の電極、またプラズマアドレス液晶用電極、プラズマデ
ィスプレイパネル用電極などに好ましく用いられるが、
これらに限定されない。
【0008】(フィルム)本発明に用いる転写用フィル
ムは、公知のものであればとくに限定はないが、一般的
にはポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、
ナイロンフィルムなどが用いられる。本目的のフィルム
としては転写や露光・現像時のハンドリング性に優れ、
適度な離型性を有するフィルムが好ましい。とりわけ、
フィルムとして、耐熱性、耐久性に優れ、パンチング性
がよく、汎用で安価なポリエステルフィルムを用いるの
が好ましい。この様な転写フィルムの物性としては次の
範囲で選択するのが好ましい。
【0009】 (A)フィルム厚み ;25〜300μm (B)引っ張り強度 ;3000〜5000MPa (C)表面粗さ(Ra);0.02〜0.15μm。
【0010】上記のフィルムには、表面にワックスコー
ト、メラミンコートあるいはシリコンコートなどの離型
処理が施されることが必要である。離型剤処理方法は、
離型剤溶液をフィルム上にバーコート、ディップコー
ト、スピンコートなどの一般的な方法で塗布し、乾燥を
90〜160℃、10〜300秒で行う。一定厚みに塗
布された溶液は乾燥後、溶媒部分が揮発して離型剤によ
る離型層が形成される。離型層の厚みは、1〜10nm
であることが好ましい。離型層の厚みは、離型剤溶液の
濃度と、塗布膜の厚みに依存する。たとえば、濃度0.
1%の離型剤溶液をフィルム上に、塗布すると厚さ10
nmの離型層が形成されることになる。離型層は10n
m以下が望ましく、上記において離型材溶液の濃度は
0.005〜0.1%の範囲にすることによって、この
厚みを得ることができる。このときの剥離強度は3〜7
N/24mmの範囲であることが好ましい。離型層があ
まり厚いと、離型強度が低くなり、ペーストを塗布する
際に反発性が高すぎて良好なパターンが形成できない。
【0011】本発明に用いる感光性導電ペーストは、導
電性粉末、感光性樹脂、光重合開始剤などを含有する。
【0012】(導電性粉末)感光性導電ペースト中には
W、Mo、Cu、Ag、Pd、Au、Ni、Ptの群か
ら選ばれる少なくとも1種類を含む導電性粉末が含まれ
ることが好ましい。また導電性粉末は、貴金属、もしく
は合金、もしくはコート体、もしくは複合体、もしくは
混合体であることが好ましい。本発明で使用する感光性
導電ペーストに用いる導電粉末としての具体的な例とし
て、Cu系導電体粉末、例えばCu(97〜70)−A
g(3〜30)、Cu(95〜60)−Ni(5〜4
0)、Cu(90〜70)−Ag(5〜20)−Cr
(3〜15)(以上()内は重量%を示す。以下同様)
などの2元系あるいは3元系の混合金属粉末が用いられ
る。この中でCu−Ag粉末が好ましく、その中でもC
uの表面を3〜30重量%のAgでコートした粉末がC
uの酸化を抑えることができるので特に好ましい。
【0013】Au、Ag、Pd、Pt系導電体粉末とし
ては、例えばAg(30〜97)−Pd(70〜3)、
Ag(40〜70)−Pd(60〜10)−Pt(5〜
20)、Ag(30〜80)−Pd(60〜10)−C
r(5〜15)、Pt(20〜40)−Au(60〜4
0)−Pd(20)、Au(75〜80)−Pt(25
〜20)、Au(60〜80)−Pd(40〜20)、
Ag(40〜95)−Pt(60〜5)、Pt(60〜
90)−Rh(40〜10)などの2元系あるいは3元
系の混合金属粉末が用いられる。
【0014】W、Mo、Mn系導電体粉末としては、例
えばW(92〜98)−TiB2(8〜2)、W(92
〜98)−ZrB2(2〜8)、W(92〜98)−T
iB2(1〜7)−ZrB2(1〜7)、W(95〜6
0)−TiN(5〜60)、W(90〜60)−TiN
(5〜35)−TiO2(2〜10)、W(90〜6
0)−TiN(5〜35)−TiO2(2〜10)−N
i(1〜10)、W(99.7〜97)−AlN(0.
3〜3)、W(10〜90)−Mo90〜10)、W
(92〜98)−Al223(8〜2)、Mo(92
〜98)−TiB2(8〜2)、Mo(92〜98)−
ZrB2(8〜2)、Mo(92〜98)−TiB2(1
〜7)−ZrB2(1〜7)、Mo(90〜60)−T
iN(5〜35)−TiO2(2〜10)、Mo(90
〜60)−TiN(5〜35)−TiO2(2〜10)
−Ni(1〜10)、Mo(99.7〜97)−AlN
(0.3〜3)、Mn(50〜90)−Mo(10〜5
0)、Mo(60〜90)−Mn(40〜10)−Si
2(0〜20)、W(30〜90)−Mo(30〜7
0)−Mn(3〜30)などの2元系あるいは3元系の
混合金属粉末が用いられる。
【0015】(感光性樹脂)本発明で使用する感光性導
電ペーストに用いられる感光性樹脂としては、従来から
公知の光硬化性樹脂組成物を適用することができる。こ
れらの光硬化性樹脂組成物からなる感光層は活性な光線
を照射することにより不溶化する層である。光硬化性樹
脂組成物の例としては、 (1)1分子に不飽和基などを1つ以上有する官能性の
モノマーやオリゴマーを適当なポリマーバインダーと混
合したもの (2)芳香族ジアゾ化合物、芳香族アジド化合物、有機
ハロゲン化合物などの感光性化合物を適当なポリマーバ
インダーと混合したもの (3)既存の高分子に感光性の基をペンダントさせるこ
とにより得られる感光性高分子あるいはそれを改質した
もの (4)ジアゾ系アミンとホルムアルデヒドとの縮合物な
どいわゆるジアゾ樹脂といわれるもの などがあげられる。
【0016】特に好ましい光硬化性樹脂組成物は、側鎖
または分子末端にカルボキシル基とエチレン性不飽和基
を有するアクリル系共重合体および光反応性化合物を含
有するものであり、このアクリル系共重合体は、不飽和
カルボン酸とエチレン性不飽和化合物とを共重合させて
形成したアクリル系共重合体にエチレン性不飽和基を側
鎖または分子末端に付加させることによって製造するこ
とができる。好ましいのは、側鎖にカルボキシル基とエ
チレン性不飽和基を有するものである。
【0017】不飽和カルボン酸の具体的な例としては、
アクリル酸、メタアクリル酸、イタコン酸、クロトン
酸、マレイン酸、フマル酸、ビニル酢酸、これらの酸無
水物などがあげられる。一方、エチレン性不飽和化合物
の具体的な例としては、メチルアクリラート、メチルメ
タアクリラート、エチルアクリラート、エチルメタクリ
ラート、n−プロピルアクリラート、イソプロピルアク
リラート、n−ブチルアクリラート、n−ブチルメタク
リラート、sec−ブチルアクリラート、sec−ブチ
ルメタクリラート、イソ−ブチルアクリラート、イソブ
チルメタクリラート、tert−ブチルアクリラート、
tert−ブチルメタクリラート、n−ペンチルアクリ
ラート、n−ペンチルメタクリラート、スチレン、p−
メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチ
レンなどがあげられるが、これらに限定されない。これ
らのアクリル系主鎖ポリマの主重合成分として前記のエ
チレン性不飽和化合物の中から少なくともメタクリル酸
メチルを含むことによって熱分解性の良好な共重合体を
得ることができる。
【0018】側鎖または分子末端のエチレン不飽和基と
してはビニル基、アリル基、アクリル基、メタクリル基
などがあげられる。このような側鎖をアクリル系共重合
体に付加させる方法としては、アクリル系共重合体中の
カルボキシル基にグリシジル基を有するエチレン性不飽
和化合物やアクリル酸クロライド化合物を付加反応させ
て作る方法がある。
【0019】グリシジル基を有するエチレン性不飽和化
合物としては、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グ
リシジル、アリルグリシジルエーテル、エチルアクリル
酸グリシジル、クロトニルグリシジルエーテル、クロト
ン酸グリシジルエーテル、イソクロトン酸グリシジルエ
ーテルなどがあげられる。また、アクリル酸クロライド
化合物としては、アクリル酸クロライド、メタアクリル
酸クロライド、アリルクロライドなどが挙げられる。こ
れらのエチレン性不飽和化合物あるいはアクリル酸クロ
ライド化合物の付加量としては、アクリル系共重合体中
のカルボキシル基に対して0.05〜1モル当量が好ま
しく、さらに好ましくは0.1〜0.8モル当量であ
る。エチレン性不飽和化合物の付加量が0.05当量未
満では感光特性が不良となりパターンの形成が困難にな
る傾向となり、付加量が1モル当量より大きい場合は、
未露光部の現像液溶解性が低下したり、塗布膜の硬度が
低くなる傾向となる。
【0020】これらの光硬化性樹脂組成物中には、非感
光性ポリマーを含有してもよい。非感光性ポリマーとし
ては、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、
メタクリル酸エステル共重合体、アクリル酸エステル共
重合体、アクリル酸エステル−メタクリル酸エステル共
重合体、メチルスチレン重合体、ブチルメタクリレート
樹脂などがあげられる。
【0021】光反応性化合物は光反応性を有する炭素−
炭素不飽和結合を含有する化合物で、その具体的な例と
してアリルアクリラート、ベンジルアクリラート、ブト
キシエチルアクリラート、ブトキシトリエチレングリコ
ールアクリラート、シクロヘキシルアクリラート、ジシ
クロペンタニルアクリラート、ジシクロペンテニルアク
リラート、2−エチルヘキシルアクリラート、グリセロ
ールアクリラート、グリシジルアクリラート、ヘプタデ
カフロロデシルアクリラート、2−ヒドロキシエチルア
クリラート、イソボニルアクリラート、2−ヒドロキシ
プロピルアクリラート、イソデキシルアクリラート、イ
ソオクチルアクリラート、ラウリルアクリラート、2−
メトキシエチルアクリラート、メトキシエチレングリコ
ールアクリラート、メトキシジエチレングリコールアク
リラート、オクタフロロペンチルアクリラート、フェノ
キシエチルアクリラート、ステアリルアクリラート、ト
リフロロエチルアクリラート、アリル化シクロヘキシル
ジアクリラート、ビスフェノールAジアクリラート、
1,4−ブタンジオールジアクリラート、1,3−ブチ
レングリコールジアクリラート、エチレングリコールジ
アクリラート、ジエチレングリコールジアクリラート、
トリエチレングリコールジアクリラート、ポリエチレン
グリコールジアクリラート、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリラート、ジペンタエリスリトールモノヒドロ
キシペンタアクリラート、ジトリメチロールプロパンテ
トラアクリラート、グリセロールジアクリラート、メト
キシ化シクロヘキシルジアクリラート、ネオペンチルグ
リコールジアクリラート、プロピレングリコールジアク
リラート、ポリプロピレングリコールジアクリラート、
トリグリセロールジアクリラート、トリメチロールプロ
パントリアクリラートおよび上記のアクリラートをメタ
クリラートに変えたもの、γ−メタクリロキシプロピル
トリメトキシシラン、1−ビニル−2−ピロリドンなど
が挙げられる。本発明ではこれらを1種または2種以上
使用することができる。
【0022】側鎖または分子末端にカルボキシル基とエ
チレン性不飽和基を有するアクリル系共重合体は、光反
応性化合物に対して、通常重量比で0.1〜10倍量、
好ましくは0.5〜5倍量用いる。アクリル系共重合体
の量が少なすぎると、スラリーの粘度が小さくなり、ス
ラリー中での分散の均一性が低下するおそれがある。一
方、アクリル系共重合体の量が多すぎれば、未露光部の
現像液への溶解性が不良となる傾向となる。
【0023】(光重合開始剤)本発明で使用する感光性
導電ペーストに用いる光重合開始剤としての具体的な例
として、ベンゾフェノン、o−ベンゾイル安息香酸メチ
ル、4,4−ビス(ジメチルアミン)ベンゾフェノン、
4,4−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4,
4−ジクロロベンゾフェノン、4−ベンゾイル−4−メ
チルジフェニルケトン、ジベンジルケトン、フルオレノ
ン、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2,2−ジメ
トキシ−2−フェニル−2−フェニルアセトフェノン、
2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、p−t
−ブチルジクロロアセトフェノン、チオキサントン、2
−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、
2−イソプロピルチオキサントン、ジエチルチオキサン
トン、ベンジル、ベンジルジメチルケタノール、ベンジ
ル−メトキシエチルアセタール、ベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインブチルエ−テル、アント
ラキノン、2−t−ブチルアントラキノン、2−アミル
アントラキノン、β−クロルアントラキノン、アントロ
ン、ベンズアントロン、ジベンゾスベロン、メチレンア
ントロン、4−アジドベンザルアセトフェノン、2,6
−ビス(p−アジドベンジリデン)シクロヘキサノン、
2,6−ビス(p−アジドベンジリデン)−4−メチル
シクロヘキサノン、2−フェニル−1,2−ブタジオン
−2−(o−メトキシカルボニル)オキシム、1−フェ
ニル−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニ
ル)オキシム、1,3−ジフェニル−プロパントリオン
−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム、1−フェ
ニル−3−エトキシ−プロパントリオン−2−(o−ベ
ンゾイル)オキシム、ミヒラ−ケトン、2−メチル−
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−
1−プロパノン、ナフタレンスルホニルクロライド、キ
ノリンスルホニルクロライド、N−フェニルチオアクリ
ドン、4,4−アゾビスイソブチロニトリル、ジフェニ
ルジスルフィド、ベンズチアゾールジスルフィド、トリ
フェニルホルフィン、カンファーキノン、四臭素化炭
素、トリブロモフェニルスルホン、過酸化ベンゾイン及
びエオシン、メチレンブルーなどの光還元性の色素とア
スコルビン酸、トリエタノールアミンなどの還元剤の組
合せなどがあげられる。本発明ではこれらを1種または
2種以上使用することができる。
【0024】光重合開始剤は、側鎖または分子末端にカ
ルボキシル基とエチレン性不飽和基を有するアクリル系
共重合体と光反応性化合物の和に対し、0.05〜30
重量%の範囲で添加され、好ましくは0.1〜20重量
%、より好ましくは0.1〜10重量%である。光重合
開始剤の量が0.05未満では、光感度が不良となり光
硬化が不充分となる。また光重合開始剤の量が50重量
%より多くなると、感光性樹脂組成物の表面層だけで光
硬化が進み、均質な光硬化膜が得られなくなる。
【0025】このような感光性導電ペースト中における
光硬化性樹脂組成物、とりわけとくに好ましく使用され
るアクリル系共重合体と光反応性化合物とを使用した場
合、それらと光重合開始剤の組成は、次の範囲で選択す
るのが好ましい。
【0026】(b1)側鎖または分子末端にカルボキシ
ル基とエチレン性不飽和基を有するアクリル系共重合
体;40〜90重量% (b2)光反応性化合物;10〜60重量% (c)光重合開始剤;(b1)、(b2)の和に対して
5〜50重量% 上記においてより好ましくは、(b1)および(b2)
成分の組成をそれぞれ50〜80重量%、20〜50重
量%の範囲に選択するのがよい。この範囲にあると紫外
線露光時において、光硬化の機能が十分発揮され、後の
現像時における耐薬品性や耐溶解性が向上するので好ま
しい。また上記において(b2)成分の光反応性化合物
が60重量%を超えると特に、窒素ガスの中性雰囲気や
水素ガス雰囲気中で感光性樹脂組成物であるバインダを
蒸発させる場合に、脱バインダー性が低下するため絶縁
抵抗や強度の低下などの問題を生ずる。10重量%未満
では、感度が低下するので光硬化させるのに露光量が多
く必要になる問題がある。また上記において(c)成分
の光重合開始剤は、(b1)、(b2)の和に対して5
〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは、
5〜40重量%、さらに好ましくは、5〜30重量%で
ある。光重合開始剤の量が5重量部以下であると、塗膜
の底部まで、光硬化を行うことが困難になり、一方、添
加量が、50重量%より多くなると焼成時の脱バインダ
が困難になる。
【0027】増感剤は、感度を向上させるために添加さ
れる。増感剤の具体例として、2,4−ジエチルチオキ
サントン、イソプロピルチオキサントン、2,3−ビス
(4−ジエチルアミノベンザル)シクロペンタノン、
2,6−ビス(4−ジメチルアミニベンザル)シクロヘ
キサノン、2,6−ビス(4−ジメチルアミノベンザ
ル)−4−メチルシクロヘキサノン、ミヒラーケトン、
4,4−ビス(ジエチルアミノ)−ベンゾフェノン、
4,4−ビス (ジメチルアミノ)カルコン、4,4−
ビス(ジエチルアミノ)カルコン、p−ジメチルアミノ
シンナミリデンインダノン、p−ジメチルアミノベンジ
リデンインダノン、2−(p−ジメチルアミノフェニル
ビニレン)−イソナフトチアゾール、1,3−ビス(4
−ジメチルアミノベンザル)アセトン、1,3−カルボ
ニル−ビス(4−ジエチルアミノベンザル)アセトン、
3,3−カルボニル−ビス(7−ジエチルアミノクマリ
ン)、N−フェニル−N−エチルエタノールアミン、N
−フェニルエタノールアミン、N−トリルジエタノール
アミン、N−フェニルエタノールアミン、ジメチルアミ
ノ安息香酸イソアミル、ジエチルアミノ安息香酸イソア
ミル、3−フェニル−5−ベンゾイルチオ−テトラゾー
ラゾール、1−フェニル−5−エトキシカルボニルチオ
−テトラゾールなどがあげられる。本発明ではこれらを
1種または2種以上使用することができる。なお、増感
剤の中には光重合開始剤としても使用できるものがあ
る。増感剤を本発明の感光性導電ペーストに添加する場
合、その添加量は光硬化性樹脂組成物に対して通常0.
05〜50重量%、より好ましくは0.1〜30重量%
である。増感剤の量が少なすぎれば光感度を向上させる
効果が発揮されず、増感剤の量が多すぎれば露光部の残
存率が小さくなりすぎるおそれがある。本発明において
は高精細なパターンを形成するため、表面平坦性の優れ
た塗布膜が形成できる公知の有機レベリング剤が添加さ
れる。有機レベリング剤としては有機系の界面活性剤
や、高沸点芳香族、ケトン、エステル、−OH基を有す
るシリコーン樹脂およびビニル基を有するシリコーン樹
脂なども好ましく使用される。より好ましくはノニオン
系の界面活性剤を用いる。レベリング剤の具体的な例と
しては、分子量が300〜3000の特殊ビニル系重合
物、特殊アクリル系重合物を石油ナフサ、キシロール、
トルエン、酢酸エチル、1−ブタノール、およびミネラ
ルターペンなどの溶媒に溶解させた“ディスパロン”
(L−1980−50、L−1982−50、L−19
83−50、L−1984−50、L−1985−5
0、#1970、#230、LC−900、LC95
1、#1920N、#1925N、P40)(以上楠本
化成株式会社製)、ノニオン系界面活性剤“カラースパ
ース”188−A、“ハイオニック”PE、“モディコ
ール”L、S−65、U−99、W−77(以上サンノ
プコ株式会社製)を光硬化性樹脂組成物に対して0.1
〜10.0重量%添加する。この場合、レベリング剤の
量が10.0重量%より多すぎるとペースト感度の低下
によりパターン特性が劣化する。また、レベリング剤の
量が0.1%より少なすぎると十分なレベリング効果が
得られず表面にスクリーンメッシュ跡などの凹凸が残
る。
【0028】可塑剤の具体的な例としては、ジブチルフ
タレート、ジオクチルフタレート、ポリエチレングリコ
ール、グリセリンなどがあげられる。
【0029】本発明の導電ペーストは、好ましく用いら
れる、側鎖または分子末端にカルボキシル基とエチレン
性不飽和基を有するアクリル系共重合体と光重合開始剤
を光反応性化合物に溶解させることによって製造するこ
とができる。側鎖または分子末端にエチレン性不飽和基
を有するアクリル系共重合体と光重合開始剤が光反応性
化合物に溶解しない場合あるいは溶液の粘度を調整した
い場合にはアクリル系共重合体、光重合開始剤および光
反応性化合物の混合溶液が溶解可能である有機溶媒や水
などの溶媒を加えてもよい。このとき使用される溶媒は
該アクリル系共重合体、光重合開始剤および光反応性化
合物の混合物を溶解しうるものであればよい。たとえば
メチルセルソルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソル
ブ、メチルエチルケトン、ジオキサン、アセトン、シク
ロヘキサノン、シクロペンタノン、イソブチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、テトラヒドロフラン、ジ
メチルスルフォキシド、γ−ブチロラクトンなどやこれ
らのうちの1種以上を含有する有機溶媒混合物が用いら
れる。
【0030】(セラミックスグリーンシート)本発明に
おけるセラミックスグリーンシート基板としては、公知
のセラミックスグリーンシートを使用できる。すなわ
ち、通常は、セラミックス粉末、有機バインダー、可塑
剤、溶媒および必要に応じて分散剤などを適宜配合した
後、混合してスラリーとした後、該スラリーをドクター
ブレード法などの公知の方法によってシートとしたもの
である。通常、セラミックスグリーンシートの厚みは5
0〜250μm程度である。
【0031】セラミックスグリーンシート基板に含有さ
れるセラミックス粉末としては特に限定されず、低温あ
るいは高温焼成用などの公知のセラミックス絶縁原料が
いずれも適用できる。通常、低温用は850〜1000
℃、高温用は1400〜1650℃で焼結できるセラミ
ックス絶縁原料である。
【0032】本発明において使用されるセラミックス粉
末としては、セラミックス粉末単独、ガラス−セラミッ
クス複合系、結晶化ガラス、ガラスなどがあげられる。
【0033】セラミックス粉末単独で用いる場合の例と
しては、アルミナ(Al23)、ジルコニア(ZrO
2 )、マグネシア(MgO)、ベリリア(BeO)、ム
ライト(3Al23・2SiO2)、コーディライト
(5SiO2・2Al23・2MgO)、スピネル(M
gO・Al23)、フォルステライト(2MgO・Si
2)、アノーサイト(CaO・Al23・2Si
2)、セルジアン(BaO・Al23・2SiO2)、
シリカ(SiO2)、窒化アルミ(AlN)、フェライ
ト(ガーネット型:Y3Fe512系、スピネル型:Me
Fe24系)などの粉末あるいは低温焼成用セラミック
ス粉末があげられる。これらのセラミックス粉末の純度
は90重量%以上のものが好ましく用いられる。
【0034】ガラス−セラミックス複合系の例として
は、例えばSiO2、Al23、CaO、B23および
必要に応じてMgOおよびTiO2などを含むガラス組
成粉末と、アルミナ、ジルコニア、マグネシア、ベリリ
ア、ムライト、コーディライト、スピネル、フォルステ
ライト、アノーサイト、セルジアン、シリカおよび窒化
アルミの群から選ばれる少なくとも一種の無機フィラー
粉末との原料混合物があげられる。好ましくはセラミッ
クス粉末が酸化物換算表記で SiO2 15〜99重量% Al23 10〜85重量% B23 4〜20重量% MgO 1〜25重量% SiO2は、添加量の増加により、熱膨張係数の低下を
招き、Al23は、添加量の増加に伴い、粘度が上昇
し、焼成後の表面平坦性が低下するので、その添加量
は、より好ましくは、セラミックス粉末が酸化物換算表
記で SiO2 15〜85重量% Al23 10〜70重量% B23 4〜20重量% MgO 1〜25重量% さらに好ましくは、セラミックス粉末が酸化物換算表記
で SiO2 15〜70重量% Al23 10〜60重量% B23 4〜20重量% MgO 1〜25重量% およびLi2O、Na2O、CaO、PbOおよびK2
の少なくとも1種の化合物を0.5〜25重量%からな
る組成範囲で、総量が95重量%となるガラス組成粒子
70重量%以上と、アルミナ、ジルコニア、マグネシ
ア、ベリリア、ムライト、コーディライト、スピネル、
フォルステライト、アノーサイト、セルジアン、シリカ
および窒化アルミの群から選ばれた少なくとも一種の無
機フィラー粉末30重量%以下との原料混合物からな
る。
【0035】ガラスの系の例として、SiO2−B23
系、SiO2−PbO−B23系、SiO2−Bi23
23系、SiO2−B23−Al23系、SiO2−B
23−MgO系などを好ましく用いることができるが、
本発明はこれに限定されない。
【0036】(パターン形成方法)次に本発明によっ
て、パターン形成したセラミックスグリーンシートを作
製する一例について説明する。但し、本発明はこれに限
定されない。
【0037】(1)塗布工程 離型処理が施されたポリエステルフィルム上に、感光性
ペーストを全面塗布、もしくは部分的に塗布する。塗布
方法としては、スクリーン印刷、バーコーター、ロール
コーター等公知の方法を用いることができる。塗布厚み
は、塗布回数、スクリーンのメッシュ、ペーストの粘度
を選ぶことによって調整できるが、導体パターンは10
〜30μmの厚みが必要であり、乾燥や焼成による収縮
を考慮して、20〜60μm程度の厚みで塗布すること
が好ましい。
【0038】(2)露光工程 露光は通常のフォトリソグラフィで行われるように、フ
ォトマスクを用いてマスク露光する方法が一般的であ
る。用いるマスクは、感光性有機成分の種類によって、
ネガ型もしくはポジ型のどちらかを選定する。
【0039】露光工程を1回だけ行うことが、複数回の
露光を行う場合に比べて、精度良く簡便にパターンを形
成する方法としては好ましい。
【0040】この際使用される活性光源は、たとえば、
可視光線、近紫外線、紫外線、電子線、X線、レーザー
光などが挙げられるが、これらの中で紫外線が好まし
く、その光源としてはたとえば低圧水銀灯、高圧水銀
灯、超高圧水銀灯、ハロゲンランプ、殺菌灯などが使用
できる。これらのなかでも超高圧水銀灯が好適である。
露光条件は塗布厚みによって異なるが、0.5〜100
mW/cm2の出力の超高圧水銀灯を用いて0.5〜3
0分間露光を行なう。特に、露光量が0.3〜5J/c
2 程度の露光を行うことが好ましい。
【0041】(3)現像工程 露光後、現像液を使用して現像を行なうが、この場合、
浸漬法やスプレー法、ブラシ法で行なう。
【0042】現像液は、感光性ペースト中の有機成分が
溶解可能である有機溶媒を使用できる。また該有機溶媒
にその溶解力が失われない範囲で水を添加してもよい。
感光性ペースト中にカルボキシル基等の酸性基を持つ化
合物が存在する場合、アルカリ水溶液で現像できる。ア
ルカリ水溶液として水酸化ナトリウムや水酸化カルシウ
ム水溶液などのような金属アルカリ水溶液を使用できる
が、有機アルカリ水溶液を用いた方が焼成時にアルカリ
成分を除去しやすいので好ましい。
【0043】有機アルカリとしては、公知のアミン化合
物を用いることができる。具体的には、テトラメチルア
ンモニウムヒドロキサイド、トリメチルベンジルアンモ
ニウムヒドロキサイド、モノエタノールアミン、ジエタ
ノールアミンなどが挙げられる。アルカリ水溶液の濃度
は通常0.01〜10重量%、より好ましくは0.1〜
5重量%である。アルカリ濃度が低すぎれば未露光部が
除去されずに、アルカリ濃度が高すぎれば、パターン部
を剥離させ、また露光部を腐食させるおそれがあり良く
ない。
【0044】また、現像時の現像温度は、20〜50℃
で行うことが工程管理上好ましい。
【0045】かくして得られたパターンの表面状態は表
面粗さ試験においてRa≦3μmであることが好まし
い。より好ましくはRa≦1μmである。
【0046】ここで表面粗さ試験とは、触針式表面粗さ
測定器を用い被測定面の中心線平均粗さ(Ra)を測定
する方法である。表面粗さが3μmを越えると露光時に
膜表面とマスクの間に隙間ができるためパターン精度お
よびペースト感度の低下が起こる。
【0047】また本発明においては得られたパターンの
形状が、その半値幅と底辺の幅の比(半値幅/底辺の
幅)が0.6〜1.4であることが好ましい。より好ま
しくは、0.8〜1.2である。
【0048】ここで半値幅とはパターン高さの1/2の
位置における幅をいう。その半値幅と底辺の幅の比が
0.6未満または1.4を越えると高解像化、微細化を
図る上で不利である。
【0049】この半値幅と底辺の幅の比である0.6〜
1.4を得るためには感光性導電ペースト組成および露
光・現像条件を最適化することが必要である。
【0050】本発明の感光性導電ペーストの組成におい
ては導電性粉末、感光性樹脂、光重合開始剤および、有
機レべリング剤の含有量が次の範囲にあることが好まし
い。
【0051】 導電性粉末 60〜98重量% 感光性樹脂 2〜40重量% 光重合開始剤 0.05〜30重量% 有機レベリング剤 0.1〜10重量%。
【0052】導電性粉末量が98重量%を越えるとペー
ストの感度が低下するために半値幅/底辺の幅が1.4
以上になる。
【0053】また、露光量は0.3〜5.0J/cm2
の範囲が好ましく、この範囲外では半値幅と底辺の幅の
比0.6〜1.4を得ることができない。
【0054】(4)転写工程 パターン形成された転写フィルムをセラミックスグリー
ンシートに転写する工程である。すなわち、パターンを
形成したフィルムをセラミックスグリーンシートに重ね
合わせた後、真空パックを行い、加熱装置を用いて30
℃〜90℃、30秒〜10分ほど加熱し、冷却後にフィ
ルムをはがして、通常50℃〜150℃に加熱した加圧
用ローラーで通常1〜1.5MPaで加圧することによ
り導体パターンをセラミックスグリーンシート上に転写
する。
【0055】(5)積層工程 パターン形成したグリーンシートを積層し、セラミック
ス多層基板を作製する工程である。
【0056】グリーンシートのヴィアホールに導体を埋
め込む場合に、超硬ドリルでヴィアホールを形成したグ
リーンシートが使用されるが、埋め込みの仕方は銅、
銀、銀−パラジウム、タングステン、モリブデンあるい
は金導体ペーストを充填してヴィアホール内に配線用の
層間接続用の導体を形成する。このグリーンシートのヴ
ィアホールに対する導体ペーストの埋め込みは層数ごと
に繰り返し行う。このようにグリーンシート表面に所定
の導体、抵抗体、誘電体あるいは絶縁体パターンを印刷
する。またヴィアホールを形成するのと同様の方法でガ
イド穴をあける。次に必要な枚数のシートをガイド孔を
用いて積み重ね、90〜130℃の温度で5MPa〜2
0MPaの圧力で接着し、多層基板からなるシートを作
製する。
【0057】次に、焼成炉にて上記のシートを焼成して
ヴィアホールに導体および導体などのパターンが形成さ
れたセラミックス多層基板を作製する。焼成雰囲気や温
度はセラミックス基板や導体の種類によって異なる。セ
ラミックスあるいはガラス−セラミックスからなる低温
焼成多層基板の場合は、850〜1000℃の温度で数
時間保持して絶縁層を焼成する。アルミナや窒化アルミ
やムライト基板では、1450〜1600℃の温度で数
時間かけて焼成する。
【0058】Cu、W、Mo、W−Mo、Mn−Moな
どの導体では、窒素などの中性や水素を含む還元性雰囲
気で焼成する。焼成時に感光性ペーストおよびセラミッ
クスグリーンシート中に含まれる側鎖または分子末端に
エチレン性不飽和基を有するアクリル系共重合体、光反
応重合性化合物、非感光性樹脂バインダ、有機染料、可
塑剤あるいは溶媒などの有機物の酸化、蒸発を可能にす
る雰囲気であればよい。そのようなものとして導体が、
W、Mo、W−Mo、Mn−Moでは酸素を3〜100
ppm含有し、残部が窒素あるいはアルゴンなどの中性
ガスまたは水蒸気で制御した雰囲気中で焼成できる。焼
成温度は有機バインダーが完全に酸化、蒸発させる温度
として300〜600℃で5分〜数時間保持した後、8
50〜1600℃の温度で数時間保持してからセラミッ
クス多層基板を作製する。
【0059】焼成後の多層基板中に残存する炭素量は通
常250ppm以下である。そうでないと多層基板の気
孔率の低下、強度低下、誘電率の増加、誘電損失の増
加、リーク電流の増加あるいは絶縁抵抗の低下などの問
題を生ずる。また残存炭素量は100ppm以下より好
ましくは50ppm以下である。
【0060】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。なお、以下の説明で濃度は特に断らない限りすべて
重量%で表わす。
【0061】実施例1〜12 <セラミックスグリーンシート基板の作製>次の方法に
より(1)アルミナシートおよび(2)ガラス−セラミ
ックスAからなるグリーンシート基板、(3)ガラス−
セラミックスBからなるグリーンシート基板、(4)ガ
ラス−セラミックスCからなるグリーンシート基板をそ
れぞれ作製した。
【0062】(1)アルミナシート;酸化アルミニウム
(Al23)92%,無水珪酸(SiO2)5%,酸化
マグネシウムおよび酸化カルシウムをそれぞれ1.5%
添加した混合粉末をアトライターを用いて湿式で、平均
粒子径1.8μmになるまで混合、粉砕した。この混合
粉末100部にさらにバインダー、溶媒、可塑剤、およ
び分散剤としてアクリル系樹脂13部、トルエンとイソ
プロピルアルコール(IPA)の混合溶媒22部、ジブ
チルフタレート(DBP)3.1部、カチオン系分散剤
1.2部を加えて十分攪拌混合した後、真空脱泡し、粘
度を1500cpに調整したスラリーを用いてドクター
ブレード法により厚み200μmのセラミックスグリー
ンシート基板を作製した。
【0063】(2)ガラス−セラミックスAからなるグ
リーンシート;ガラス−セラミックスA粉末の組成は9
6%純度のアルミナ粉末50%と硼硅酸塩ガラス50%
である。ガラス組成は、SiO2;38.2%、Ca
O;4.4%、TiO2;2.1%、BaO;5.12
%、Al23;34.5%、B23;9.16%、Na
2O;2%、MgO;4.8%である。ガラス粉末は予
めアトライターにて微粉末した平均粒子径、2.2μ
m、比表面積、1.5m2/gの粉末を使用した。次に
この粉末100部にさらにバインダ、溶媒、可塑剤、分
散剤としてポリビニルブチラール12部、トルエン、メ
チルエチルケトンおよびイソプロピルアルコールの混合
溶媒22部、可塑剤3.1部、カチオン系分散剤1.2
部を加えて十分混合した後、真空脱泡し、粘度1500
cpに調整したスラリーをドクターブレード法で厚み2
00μmのセラミックスグリーンシート基板を作製し
た。
【0064】(3)ガラス−セラミックスBからなるグ
リーンシート;ガラス−セラミックスB粉末の粉末組成
は、SiO2;82%、CaO;0.1%、Al23
1%、B23;12.4%、Na2O;0.6%、Mg
O;1.1%、ZrO2;0.2%、K2O;2%、Fe
23;0.6%である。ガラス粉末は予めアトライター
にて微粉末して、プラズマ気流中で球状化処理して、作
製した。得られた粉末は平均粒子径、2.5μm、タッ
プ密度0.8g/ccであった。次に該粉末を用いて、
(2)で作製したグリーンシートと同じ要領で厚み20
0μmのセラミックスグリーンシート基板を作製した。
【0065】(4)ガラス−セラミックスCからなるグ
リーンシート;ガラス−セラミックスC粉末の粉末組成
は、2Mg・SiO2;95%、Al23;5%であ
る。ガラス粉末は予めアトライターにて微粉末して、プ
ラズマ気流中で球状化処理して、作製した。得られた粉
末は平均粒子径、3.1μm、タップ密度0.9g/c
cであった。次に該粉末を用いて、(2)で作製したグ
リーンシートと同じ要領で厚み200μmのセラミック
スグリーンシート基板を作製した。
【0066】<転写用フィルムの作製>ポリエステルフ
ィルム(東レ製“ルミラーT60 #100”を使用)
表面に、トルエン溶媒により0.05〜0.005%に
希釈した離型剤塗布液を塗布した。
【0067】塗布液は、離型剤、硬化剤、溶媒を調合し
用いた。離型剤はシリコン樹脂(東レダウコーニング社
製”SRX370”)、硬化剤は、同社”SRX21
2”を用いた。また溶媒はトルエンを用いた。離型剤と
硬化剤の調合比率は99:1とした。
【0068】塗布条件は、メタバー#6を用いバーコー
トを行った。この方法で溶液を塗布する場合、9μmの
塗布が可能である。乾燥は140℃、30秒とした。乾
燥後の離型剤からなる離型層の厚みは約1nmである。
【0069】剥離強度の測定は、幅24mmのセロハン
テープ(ニットー製”31B”を使用)を10cmの長
さに切り、表面処理したフィルム面に貼り付け、これを
引張り試験機を用いて5mm/secの速度にて、セロ
ハンテープをフィルム面から引き剥がす際の荷重を剥離
強度とした。離型剤溶液濃度0.01%でパターン形成
が良好で、かつ、パターン剥離性の良好な剥離強度5N
/24mmが得られた。
【0070】<感光性導電ペーストの作製>下記の溶媒
および下記のポリマーを混合し、攪拌しながら80℃ま
で加熱しすべてのポリマーを均質に溶解させた。ついで
溶液を室温まで冷却し、下記の光重合開始剤を加えて溶
解させた。その後溶液を400メッシュのフィルターを
通過させ、濾過した。
【0071】得られた有機ビヒクルに下記の導電粉末、
下記のポリマー、下記のモノマー、下記の光重合開始
剤、下記の可塑剤、下記の増感剤、下記の光重合促進剤
および下記の有機レベリング剤を表1のように組成を変
化させて添加し、3本ローラーで混合・分散して感光性
導電ペーストを作製した。
【0072】導電粉末a:タングステン粉末;多面体形
状の平均粒子径2.2μm、比表面積0.42m2/g
を有する粉末 導電粉末b:Ag粉末;多面体形状、高分散粉末、平均
粒子径2.9μm、比表面積0.47m2/g、タップ
密度5.07g/ccを有する粉末 導電粉末c:Ag粉末;多面体形状、粒径サイズ0.5
〜3μm、平均粒子径1μm、比表面積1.5m2
g、タップ密度4.35g/ccを有する粉末 導電粉末d:Ag(90%)Pd(10%)粉末;多面
体形状、平均粒子径2.9μm、比表面積0.86m2
/g、タップ密度4.39g/ccを有する粉末 ポリマー:40%のメタアクリル酸(MAA)、30%
のメチルメタアクリレート(MMA)および30%のス
チレン(St)からなる共重合体のカルボキシル基(M
AA)に対して0.4当量(40%に相当する)のグリ
シジルメタアクリレート(GMA)を付加反応させたポ
リマー モノマー:トリメチロール・プロパン・トリアクリラー
ト 溶媒:γ−ブチロラクトン 光重合開始剤:2−メチル−1−[4−(メチルチオ)
フェニル]−2−モルホリノプロパノン−1と2,4−
ジエチルチオキサントン 可塑剤:ジブチルフタレート(DBP)(ポリマーの1
0%) 増感剤:2,4−ジエチルチオキサントン 光重合促進剤:p−ジメチルアミノ安息香酸エチルエス
テル(EPA) レベリング剤:特殊ビニル系重合物LC−900(楠本
化成株式会社製)。
【0073】<パターン形成したセラミックスグリーン
シートの製造>上記で得た感光性導電ペーストを325
メッシュのステンレス製のスクリーンを用いて100m
m角にカットしたフィルム上に70mm角の大きさにベ
タに印刷し、80℃で40分間保持して乾燥した。乾燥
後の塗布膜の厚みはおよそ20μmであった。印刷は紫
外線を遮断した室内で行った。得られた塗布膜を10〜
60μmの範囲のファインパターンを形成したクロムマ
スクを用いて、上面から500〜3000mJ/cm2
の出力の超高圧水銀灯で紫外線露光した。次に25℃に
保持したモノエタノールアミンの0.5%の水溶液に浸
漬して現像し、その後スプレーを用いて光硬化していな
い部分を水洗浄し、転写フィルムを得た。作製した転写
フィルムをグリーンシート上に重ね合わせた。ここで、
パターンの位置合わせを行う場合は予めグリーンシート
および転写フィルムにアライメントマークを設けておい
た。さらに、110℃に加熱した加圧用ローラーにより
1MPaで加圧し微細パターンを転写した。フィルムを
剥がした後、パターンが転写されたグリーンシートを得
た。
【0074】グリーンシート中のバインダを脱脂するた
め酸素を50ppm含有する雰囲気(残部;窒素)で得
られたパターン転写グリーンシートを500℃で1時間
保持してバインダを蒸発させた後、焼結し、セラミック
ス基板を得た。ガラス−セラミックスのシートは900
℃で15分から1時間保持して行った。ただし、昇温速
度450℃/hの条件で、冷却は炉例とした。アルミナ
のグリーンシートは、H2(水素)ガスとN2(窒素)ガ
ス雰囲気中で500℃で2時間焼成を行い、脱バインダ
後、1600℃の温度にて1時間保持して焼結し、セラ
ミックス基板を得た。
【0075】焼成後のパターン、すなわち導体膜につい
て解像度、膜厚、表面粗さおよび断面形状を測定し評価
した。解像度は導体膜を顕微鏡観察し、20〜60μm
のラインが直線で重なりなくかつ再現性が得られるライ
ン間隔を最も微細なライン間隔として決定した。膜厚は
マイクロメーターで測定した。断面形状は導体膜を切断
しSEM観察を行いその半値幅と底辺の幅を測定し比率
を求めた。表面粗さは触針式表面粗さ測定器を用いて測
定した。これらの結果を表1に示す。
【0076】このように転写フィルムよりパターンが転
写されたセラミックスグリーンシートを用いると、感光
性の導電ペーストを用いてフォトリソグラフィ法により
線幅/幅間隔が30μm/30μmの微細パターンが得
られた。
【0077】
【表1】
【0078】比較例1 レベリング剤を使用しない以外は実施例1と同様にして
感光性導電ペーストを作製し、実施例と同様の方法でパ
ターン形成を行った。その結果、パターン表面の凹凸の
ため幅/スペースが50μm/50μm以下の高解像パ
ターンが得られなかった。また、半値幅と底辺の比が
0.6となりテーパーが見られた。
【0079】比較例2 離型剤処理していないフィルムを用い実施例1と同様の
方法でパターン形成を行った。その結果、転写の際に塗
布膜の30%近くがグリーンシートに転写されずにフィ
ルムに残った。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、歩止まりを向上させ配
線設計が容易で、かつ従来のスクリーン印刷法では形成
困難な80μm以下の微細な導体パターン形成が可能と
なり、かつ低抵抗の導体パターンが得られセラミックス
多層基板の内層導体の形成が可能になる。これらの結
果、セラミックス多層基板の小形化、高密度化を一層可
能にするものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳村 亜紀子 滋賀県大津市園山1丁目1番1号 東レ株 式会社滋賀事業場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム上に感光性導電ペーストを用いて
    パターンの表面状態が表面粗さ試験においてRa≦3μ
    mであるパターンを形成した後、該パターンをセラミッ
    クスグリーンシート上に転写することを特徴とするパタ
    ーン形成したセラミックスグリーンシートの製造法。
  2. 【請求項2】パターンの断面形状が、その半値幅と底辺
    の幅の比が0.6〜1.4であることを特徴とする請求
    項1記載のパターン形成したセラミックスグリーンシー
    トの製造法。
  3. 【請求項3】感光性導電ペーストとして、(a)W、M
    o、Cu、Ag、Pd、Au、Ni、Ptの群から選ば
    れる少なくとも1種類を含む導電性粉末、(b)感光性
    樹脂並びに(c)光重合開始剤を含有することを特徴と
    する請求項1記載のパターン形成したセラミックスグリ
    ーンシートの製造法。
  4. 【請求項4】感光性導電ペーストの各成分の含有量が次
    に示す量であることを特徴とする請求項3記載のパター
    ン形成したセラミックスグリーンシートの製造法。 導電性粉末 60〜98重量% 感光性樹脂 2〜40重量% 光重合開始剤 0.05〜30重量% 有機レベリング剤 0.1〜10重量%
  5. 【請求項5】フィルム上に1〜10nmの厚みの離型剤
    を塗布することを特徴とする請求項1記載のパターン形
    成したセラミックスグリーンシートの製造法。
  6. 【請求項6】フィルムが剥離強度3〜7N/24mmで
    あることを特徴とする請求項1記載のパターン形成した
    セラミックスグリーンシートの製造法。
  7. 【請求項7】セラミックスグリーンシートに含有される
    セラミックス粉末が、酸化物換算表記で SiO2 15〜99重量% Al23 10〜85重量% B23 4〜20重量% MgO 1〜25重量% およびLi2O、Na2O、CaO、PbOおよびK2
    の少なくとも1種の化合物を0.5〜25重量%からな
    る組成範囲で、総量が95重量%となるガラス組成粒子
    70重量%以上と、アルミナ、ジルコニア、マグネシ
    ア、ベリリア、ムライト、コーディライト、スピネル、
    フォルステライト、アノーサイト、セルジアン、シリカ
    および窒化アルミの群から選ばれた少なくとも一種の無
    機フィラー粉末30重量%以下との原料混合物からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のパターン形成したセラ
    ミックスグリーンシートの製造法。
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