JPH1072249A - アルミナ系セラミック焼結体及びアルミナ系セラミック部品 - Google Patents

アルミナ系セラミック焼結体及びアルミナ系セラミック部品

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JPH1072249A
JPH1072249A JP9126483A JP12648397A JPH1072249A JP H1072249 A JPH1072249 A JP H1072249A JP 9126483 A JP9126483 A JP 9126483A JP 12648397 A JP12648397 A JP 12648397A JP H1072249 A JPH1072249 A JP H1072249A
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JP
Japan
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alumina
sintered body
based ceramic
motor
width
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JP9126483A
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English (en)
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Tomonori Niwa
倫規 丹羽
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Niterra Co Ltd
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NGK Spark Plug Co Ltd
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Priority to DE69701421T priority patent/DE69701421T2/de
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B35/00Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
    • C04B35/01Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics
    • C04B35/10Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on oxide ceramics based on aluminium oxide
    • C04B35/111Fine ceramics

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工性に優れてしかも緻密であり、強度及び
化学的耐性に優れたアルミナ系セラミック焼結体を提供
する。 【解決手段】 アルミナ系セラミック焼結体は、アルミ
ナを主体に構成されて95%以上の相対密度を有し、平
均結晶粒径が10〜25μmの範囲で調整される。そし
て、幅15mm以上、長さ30mm以上、高さ10mm以上の
焼結体を平面研削盤のテーブル上に固定するとともに、
粒径74〜88μmの範囲にある研粒の含有比率が80
重量%以上である合成ダイヤモンド研粒を、レジンボン
ドにより該合成ダイヤモンド研粒の重量含有率が3.3
cts/cm3となるように結合した外径200mm、幅10mm
のホイール状のダイヤモンド砥石を用い、そのダイヤモ
ンド砥石を周速2400m/分でモータにより回転させ
ながらテーブルの送り速度を60mm/分、1パス当りの
前記砥石の切込量を3mmとして焼結体の研削を行ったと
きに、上記焼結体はモータの負荷の値が310W以下と
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミナ系セラミ
ック焼結体に関するものであり、特に加工性に優れたア
ルミナ系セラミック焼結体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ICやLSIの製造装置等の半導
体処理装置において、ウェハ基板を支持するためにセラ
ミック製の治具が使用されている。この場合、装置内に
おいてウェハ基板は高温で処理されるため、治具は高温
耐食性に優れたアルミナ系セラミック焼結体製のものが
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な半導体処理に際しては、ウェハ基板の位置決め精度が
要求されるため、これを保持するセラミック治具につい
ても、その保持面を研磨等の加工により精密に仕上げる
必要が生ずる。ところが従来、このような治具の材質と
して使用されているアルミナ系焼結体は緻密かつ強靭
で、研磨等の加工が極めて行いにくく、結果として治具
の製造コストが高くつく欠点があった。また、基板保持
用の治具に限らず、摺動部品など、アルミナ系セラミッ
クスのそれ以外の製品分野においても、加工コストが製
品コストの直接的な高騰を招く問題がしばしば発生して
いる。
【0004】そこで、緻密なアルミナ焼結体に代えて多
孔質アルミナ焼結体を使用すれば加工能率を改善するこ
とができる。しかしながら、例えば基板保持用治具のよ
うに、高真空雰囲気での使用が前提となる部材において
は、多孔質アルミナ焼結体に形成された多数の開気孔か
ら、これに吸着ないし保持された水分等が放出されるた
め、必要な真空度が確保できない問題が生ずる場合があ
る。
【0005】本発明の課題は、加工性に優れてしかも緻
密であり、半導体処理など高真空雰囲気での使用が前提
となる部材の材質にも好適に使用できるアルミナ系セラ
ミック焼結体とアルミナ系セラミック部品とを提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】上述の課
題を解決するために本発明のアルミナ系セラミック焼結
体の第一の構成は、アルミナを主体に構成されて95%
以上の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜
25μmの範囲で調整されるとともに、加工性評価試験
として、幅15mm以上、長さ30mm以上、高さ10mm以
上の焼結体を平面研削盤のテーブル上に固定するととも
に、粒径74〜88μmの範囲にある研粒の含有比率が
80重量%以上である合成ダイヤモンド研粒を、レジン
ボンドにより該合成ダイヤモンド研粒の重量含有率が
3.3cts/cm3となるように結合した外径200mm、幅
10mmのホイール状のダイヤモンド砥石を用い、そのダ
イヤモンド砥石を周速2400m/分でモータにより回
転させながらテーブルの送り速度を60mm/分、1パス
当りの砥石の切込量を3mmとして焼結体を長さ方向に研
削する試験を行ったときの、上記モータが該研削により
受ける負荷の値が310W以下となることを特徴とす
る。なお、「相対密度」とは、焼結体の理論密度に対す
る見かけ密度の比率を百分率で表したものである。
【0007】本発明者らは、アルミナ系セラミック焼結
体において、その相対密度が95%以上であっても平均
結晶粒径を上記範囲内に設定し、上記加工性評価試験に
おける研削中のモータの受ける負荷が310W以下とな
るようにすることで、研削や研磨等の加工が極めて容易
になり、ひいては加工が必要な部品を能率よく製造でき
ることを見い出したのである。また、相対密度が95%
以上と緻密であるため開気孔が少なく、半導体製造工程
など高真空雰囲気での使用が前提となる部品の材質とし
ても好適に使用できる。
【0008】上記加工性評価試験における研削中のモー
タの受ける負荷が310Wを超える場合は、従来のアル
ミナ系セラミック焼結体に対する加工性に関しての優位
性を確保できなくなる。該モータの受ける負荷は、より
望ましくは220W以下となるようにするのがよい。
【0009】また、本発明のアルミナ系セラミック焼結
体の第二の構成は、アルミナを主体に構成されて95%
以上の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜
25μmの範囲で調整されるとともに、加工性評価試験
として、幅15mm以上、長さ30mm以上、高さ10mm以
上の焼結体を平面研削盤のテーブル上に固定するととも
に、粒径74〜88μmの範囲にある研粒の含有比率が
80重量%以上である合成ダイヤモンド研粒を、レジン
ボンドにより該合成ダイヤモンド研粒の重量含有率が
3.3cts/cm3となるように結合した外径200mm、幅
10mmのホイール状のダイヤモンド砥石を用い、そのダ
イヤモンド砥石を周速2400m/分でモータにより回
転させながらテーブルの送り速度を60mm/分、1パス
当りの砥石の切込量を3mmとして焼結体を長さ方向に研
削する試験を行ったときの、無負荷時のモータ電流をI
0、研削時のモータ電流をIとして、(I−I0)/I0
が0.7以下であることを特徴とする。
【0010】すなわち、相対密度が95%以上であって
も平均結晶粒径を上記範囲内に設定し、上記加工性評価
試験において(I−I0)/I0が0.7以下となるよう
にすることで、研削や研磨等の加工が極めて容易にな
り、ひいては加工が必要な部品を能率よく製造できるよ
うになる。また、相対密度が95%以上と緻密であるた
め開気孔が少なく、半導体製造工程など高真空雰囲気で
の使用が前提となる部品の材質としても好適に使用でき
る。
【0011】上記加工性評価試験を行ったときに(I−
I0)/I0が0.7を超える場合は、従来のアルミナ系
セラミック焼結体に対する加工性に関しての優位性を確
保できなくなる。(I−I0)/I0は、より望ましくは
0.5以下となるようにするのがよい。
【0012】なお、図10(a)に示すように、砥石
(103)が一定の切り込み高さで焼結体(1)に切り
込み始めると、砥石(103)の周面と焼結体(1)と
の接触面積は切込の進行とともに増加し、同図(b)に
示すように、加工性評価試験におけるモータ電流もこれ
に対応して増加する。そして、砥石(103)の最低点
が焼結体(1)に切り込んだ後は上記接触面積はほぼ一
定となり、モータ電流も定常的な値に落ち着く形とな
る。そして、加工性評価に用いるモータ電流はこの定常
値を採用するようにする。
【0013】本発明のアルミナ系セラミック焼結体の上
記第一及び第二の構成のいずれにおいても、平均結晶粒
径が10μm未満であり、かつ相対密度が95%以上で
ある場合は、良好な加工性を確保できなくなる。一方、
平均結晶粒径が25μmを超えると焼結体の強度が不十
分となる。平均結晶粒径は、より望ましくは10〜20
μmの範囲で調整するのがよい。
【0014】一方、相対密度が95%未満になると開気
孔の形成量が増大し、該開気孔に吸着ないし保持された
水分等が放出されるため、焼結体の使用雰囲気が高真空
雰囲気であると、その真空度を低下させる場合があるほ
か、焼結体の強度も不足しがちとなる。相対密度は、よ
り望ましくは97%以上とするのがよい。
【0015】なお、上記加工性評価試験において用いる
ダイヤモンド砥石は、例えばJISB4131(199
3)に規定されたダイヤモンドホイールのうち、該当す
る寸法のものを採用することができる。また、ダイヤモ
ンドホイールに使用する合成ダイヤモンド研粒の粒度分
布は、例えばJISB4130(1982)において1
70/200として規定されたものを採用することがで
きる。
【0016】また、本発明者らは、上述のアルミナ系焼
結体の加工性が、該焼結体の破壊靱性値Kcと密接な関
係を有しており、特にKcの値が3.0MPam1/2以下
の場合に焼結体の加工性が著しく向上することも見い出
した。すなわち、本発明のアルミナ系セラミック焼結体
の第三の構成は、アルミナを主体に構成されて95%以
上の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜2
5μmの範囲で調整されるとともに、その破壊靱性値K
cの値が3.0MPam1/2以下であることを特徴とす
る。ここで、破壊靱性値Kcは、JISR1607(1
990)に記載された破壊靱性試験方法のうち、圧子圧
入法(IF法:Indentation-Fracture 法)により測定
されるものである。
【0017】該第三の構成において、Kcの値が3.0
MPam1/2を超えると、良好な加工性を確保できなく
なる場合がある。また、Kcの下限値は、焼結体の強度
や耐磨耗性等が極端に低下しない範囲内で適宜設定され
る。なお、焼結体の相対密度、平均結晶粒径及びアルミ
ナの純度の範囲の臨界的意味及びさらに望ましい範囲に
ついては、前述の本発明の第二及び第三の構成と同様で
ある。また、本第三の構成においても、前述の加工性評
価試験を行った場合に、モータが受ける負荷の値が31
0W以下(望ましくは220W以下)となっているか、
あるいは(I−I0)/I0が0.7以下(望ましくは
0.5以下)となっているのがよい。
【0018】本発明のアルミナ系セラミック焼結体の上
記第一〜第三のいずれの構成においても、アルミナの含
有量を97重量%以上とすることで、焼結体の耐食性、
特に酸及びアルカリに対する耐食性を向上させることが
できる。この場合、アルミナの含有量を99重量%以上
とすればさらによい。
【0019】また、その曲げ強度については200MP
a以上であることが望ましい。曲げ強度が200MPa
未満になると、例えば該焼結体によりアルミナ系セラミ
ック部品を製造した場合、耐久性不足のため用途が限ら
れてしまう問題を生ずる。曲げ強度は、より望ましくは
250MPaであるのがよい。なお、本発明における曲
げ強度は、JISR1601(1981)(セラミック
スの曲げ強度試験方法)に記載された方法に基づいて、
室温にて測定した3点曲げ強度を意味するものとする。
【0020】次に、本発明は、上記本発明のアルミナ系
セラミック焼結体で構成されたアルミナ系セラミック部
品も提供する。すなわち、該アルミナ系セラミック部品
は、アルミナを主成分として95%以上の相対密度を有
し、かつその平均結晶粒径が10〜25μmの範囲で調
整されたアルミナ系セラミック焼結体により構成され、
これに所定の加工が施されたものとされる。なお、ここ
でいう加工とは、研削(研磨を含む)、切削及び穴あけ
のいずれか単独又は複数の組合せによる除去加工を意味
する。
【0021】すなわち、アルミナを主成分として95%
以上の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜
25μmの範囲で調整されたアルミナ系セラミック焼結
体は、研削や研磨等の加工が極めて容易であり、また、
相対密度が十分に高いので開気孔が少なく、半導体処理
など高真空雰囲気での使用にも適している。従って、こ
れを用いて構成された本発明のアルミナ系セラミック部
品は、例えば加工の困難な従来のアルミナ系焼結体を用
いたものに比べてはるかに容易に製造することができ、
しかも真空特性、機械的強度及び化学的耐性においても
遜色ないものとなる。この場合、アルミナ系セラミック
焼結体として、前述の本発明のアルミナ系セラミック焼
結体(第一〜第三の構成)を使用することができる。
【0022】上記アルミナ系セラミック部品の具体的な
構成の一つとして、偏平筒状に構成されてその一方の端
面にウェハ基板を装着するためのウェハ装着凹部を有す
るとともに、他方の端面に位置決め用凹部が形成され、
さらにそれら端面が互いにほぼ平行となるように当該端
面に研削加工が施されたセラミック部品を例示すること
ができる。このセラミック部品は、例えばシリコンウェ
ハ基板等のウェハ基板にICやLSI等を拡散処理によ
り作り込む際に、その処理装置内においてウェハ基板を
保持するための治具として使用されるものである。この
場合、治具がウェハ基板とともに配置される処理装置内
は相当に高い真空到達度が要求され、また、拡散処理時
には高温かつ腐食性の雰囲気が形成されることから、治
具もそれに対応できるだけの真空特性、強度及び化学的
耐性を備えていなければならない。上記セラミック部品
は、そのような要求に十分対応可能であり、しかも加工
により容易にかつ安価に製造することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を用いて説明する。図1(a)は、本発明のアルミナ系
セラミック焼結体により構成された半導体ウェハ基板の
保持治具の一例を示している。治具50を構成するアル
ミナ系セラミック焼結体は、アルミナの含有量が97重
量%以上、望ましくは99重量%以上であり、その平均
結晶粒径が10〜25μm、望ましくは10〜20μm
に設定されるとともに、破壊靱性値Kcの値が3.0M
Pam1/2以下とされている。また、その相対密度は9
5%以上、望ましくは97%以上とされ、曲げ強度は2
00MPa以上、望ましくは250MPa以上とされ
る。
【0024】アルミナ系セラミック焼結体(以下、単に
焼結体ともいう)の加工性は、以下に述べる加工性評価
試験により定量化することができる。すなわち、図2に
示すように、幅15mm以上、長さ(L)30mm以上、高
さ(H)10mm以上の焼結体1を、平面研削盤100の
テーブル101に取り付け、ホイール状のダイヤモンド
砥石103をサーボモータ102により周速2400m
/分で回転させながら、テーブル送り速度を60mm/
分、1パス当りの切込量(h)を3mmとして焼結体を長
さLの方向に研削を行うとともに、研削中のモータ電流
Iを測定する。この場合、モータ電流Iが大きいほど研
削の負荷が大きく、難加工性であることを意味する。そ
して、上記焼結体1は、ダイヤモンド砥石103とし
て、粒径74〜88μmの範囲にある研粒の含有比率が
80重量%以上である合成ダイヤモンド研粒を、レジン
ボンドにより該合成ダイヤモンド研粒の重量含有率が
3.3cts/cm3となるように結合した外径200mm、幅
10mmのホイール状のものを用いたときに、研削時にモ
ータ102が受ける負荷の値(以下、加工負荷という)
が310W以下(望ましくは220W以下)となるもの
である。また、無負荷時(空回し時)のモータ電流をI
0、研削時のモータ電流をIとして、(I−I0)/I0
が0.7以下(望ましくは0.5以下)となるものであ
る。なお、加工負荷の値は、例えばモータ102に印加
される電圧を一定値E(V)とし、無負荷時の電流をI
0(A)とすれば、上記モータ電流Iの値からE×(I
−I0)により求めることができる。
【0025】図1(a)に戻り該治具50は偏平円筒形
状に形成され、その一方の端面55側にウェハ基板を装
着するためのウェハ装着凹部51が形成されている。ま
た、治具50の他方の端面56側には位置決め用凹部5
2が形成されており、さらに両凹部51及び52をつな
ぐように貫通孔53が形成されている。そして、位置決
め用凹部52と貫通孔53とは、半導体処理装置内の装
着面P上に形成された嵌合凸部Fと嵌合することで、治
具50を装着面P上の所定位置に位置決めする役割を果
たす。なお、治具50を装着面Pに対し安定に固定する
ために、該治具50の位置決め用凹部52が形成された
端面側には、外側に張り出すようにフランジ部54が形
成されている。
【0026】治具50の両端面55及び56には、両者
がほぼ平行となるように研削加工が施されている。さら
に、外周面57,58と、ウェハ装着凹部51、貫通孔
53及び位置決め用凹部52の各内面も含め、治具50
の全面に研削加工が施されている。なお、治具50の表
面の一部のもの、例えば外周面57,58等の研削を省
略することも可能である。
【0027】上述のような治具50は、例えば以下のよ
うな方法により製造することができる。すなわち、平均
粒径が0.1〜5μmに調整されたアルミナ粉末に対
し、焼結助剤(例えば、SiO2、MgO、CaO、さ
らには各種希土類酸化物など)粉末及びバインダを所定
量配合し、これを治具50の形状に成形して、温度14
00〜1700℃で2〜10hr焼成することにより焼
結体を作成する。なお、成形方法としては、公知のセラ
ミックス粉末の成形技術、すなわち金型プレス法、ラバ
ープレス法、冷間静水圧プレス(CIP)法、射出成形
法、さらにはグリーンシートを用いる方法など、各種採
用することができる。また、焼結方法としては、焼結炉
を用いた一般の焼結法の他、ホットプレス法、熱間静水
圧プレス(HIP)法を採用することができる。
【0028】こうして得られた焼結体には、寸法調整及
び表面仕上げのための砥石研削が施されて、最終的な治
具50とされる。研削方法は公知の方法を採用でき、例
えば両端面55及び56には平面研削盤による研削を、
外周面57,58には円筒研削盤による研削を、凹部5
1,52及び貫通孔53の内周面には内面研削盤による
研削をそれぞれ施すことができる。
【0029】図1(b)は、本発明のアルミナ系セラミ
ック部品の別の例としての真空チャック用保持板を示し
ている。該保持板60は、板厚方向に多数の吸引孔61
が形成されており、図示しない吸引ボックスに装着して
該ボックス内を減圧することにより、各吸引孔61にお
いて被保持物を吸引・保持するものである。これは、例
えば次にようにして製造することができる。まず、原料
粉末をバインダとともに混練したコンパウンドを成形し
てグリーンシートを作り、そのシートを所定形状に切断
するとともに、吸引孔61となるべき多数の貫通孔を孔
設してこれを焼成する。次いで、得られた焼結体の、少
なくともその吸引保持面に予定された面に研削加工が施
されて上記保持板60となる。なお、孔径が十分大きけ
れば、各吸引孔61の内面も、外周面が砥石面とされた
線状の砥石等を挿入して、これを軸線周りに回転させる
ことで研削することが可能である。
【0030】また、図1(c)は、本発明の焼結体によ
りセラミックシールリングを形成した例を示している。
シールリング70は、その上下面に研削及び研磨加工が
施されている。
【0031】なお、上記以外にも、本発明のアルミナ系
セラミック焼結体により各種摺動部材をはじめとするさ
まざまな部品を製造することができる。また、焼結体に
施される加工は、研削加工(研磨加工を含む)のみでな
く、各種切削加工(例えば旋削、フライス削り等)、螺
子切り加工あるいはドリル等による穴開け加工等を行う
こともできる。
【0032】
【実施例】平均粒径0.1〜5μmの各種アルミナ粉末
に対し、MgOを0.1重量%、SiO2を0.8重量
%及びCaOを0.1重量%の割合で配合した焼結助剤
とバインダとを所定量混合して原料粉末を調製し、これ
をラバープレスにより成形して圧粉成形体を作製した。
続いてこの圧粉成形体を大気雰囲気にて、1400〜1
700℃に設定された各種保持温度にて2〜10時間焼
成することにより各種焼結体を得た(試料毎の具体的な
焼成保持温度と保持時間については表1に記載してい
る)。こうして得られた焼結体中のアルミナ含有量はI
CP法にて分析した。また、各焼結体の平均結晶粒径を
ラインインターセプト法により測定した。すなわち、各
焼結体の破断面の走査電子顕微鏡(SEM)写真を撮影
し(倍率500倍)、さらにその写真上に複数の直線を
描き、各結晶粒を横切る直線部分の長さの平均値を算出
してこれを平均結晶粒径とした。
【0033】また、各焼結体の相対密度をアルキメデス
法により、破壊靱性値KcをJISR1607(199
0)のIF法により、また曲げ強度をJISR1601
(1981)の3点曲げ試験によりそれぞれ測定した。
各焼結体の相対密度、アルミナ含有量、平均結晶粒径、
曲げ強度及び破壊靱性値の測定値を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】次に、各焼結体の加工性を調べるために前
述の加工性評価試験(図2参照)を行い、加工負荷の値
を測定した。なお、本実施例では、試験に用いた焼結体
試料の大きさを幅50mm、長さ30mm、高さ20mmの直
方体状として、その長さ方向に研削を行っている。な
お、モータには220Vの定電圧を印加した。このとき
の、無負荷時のモータ電流値は2.0Aであった。使用
したモータ102は交流サーボモータ(定格1.5k
w、220V、5.6A、60Hz)であり、モータ電
流の測定は、図9に模式的に示すように、クランプ電流
計200(日置電気(株)製「リーク電流計」、型番3
263)を用いて測定した。該クランプ電流計200
は、図9(c)にその測定原理を示す通り、開閉できる
環状鉄心200aにコイル200bを巻き、鉄心200
aを開いてモータ102への配線102aを通すと、該
配線102aに流れる交流電流IACによりコイル200
bに電圧が発生し、これを電流スケールを有する電圧計
200cで検出することにより、配線102aを流れる
上記交流電流IAC、すなわちモータ電流を知ることがで
きる。
【0036】一方、焼結体を真空雰囲気で使用する場合
における、焼結体の相対密度が真空度に及ぼす影響を調
べるために以下の試験を行った。すなわち、容積0.2
3の真空炉中に焼結体を配置し、その状態でロータリ
ーポンプにより炉内を排気速度650リットル/分で排
気し、次に該ロータリーポンプによる排気を継続しなが
ら拡散ポンプにより900リットル/秒で排気しつつ炉
内を500℃に加熱し、炉内真空度が1.0×10-4to
rrに到達するまでの時間を測定した。
【0037】さらに、焼結体のアルミナ含有量と耐食性
の関係を調べるために、JISR1614(1993)
に記載された方法により、硫酸及び水酸化ナトリウム水
溶液中における焼結体の腐食の程度を調べた。以上の試
験結果を表1及び図3〜図6の各グラフに示す。本発明
の実施例の焼結体(試料番号5〜11、15)は、いず
れも良好な加工性を示しているのに対し、比較例の焼結
体(試料番号1〜4、12〜14、16)は加工性ない
し耐食性が劣っていることが分かる。
【0038】図3は、焼結体の平均結晶粒径とモータ電
流Iとの関係を示している。すなわち、平均結晶粒径が
10μm未満の範囲と10μm以上の範囲との間で、モー
タ電流Iはほぼステップ状に変化し、後者におけるモー
タ電流Iの値は前者における値よりも30〜40%近く
小さくなっていることがわかる。また、図4は焼結体の
相対密度と真空到達時間の関係を示しており、相対密度
が95%未満になると到達時間が著しく長くなるのに対
し、95%以上では速やかに高真空度が得られているこ
とがわかる。
【0039】次に、図5は、焼結体のアルミナ含有量
と、硫酸及び水酸化ナトリウム水溶液中における焼結体
の重量減少値との関係を示している。アルミナ含有量が
97%以上では硫酸及び水酸化ナトリウム水溶液のいず
れにおいても重量減少が小さくなり、酸及びアルカリに
対する耐食性が向上していることがわかる。なお、腐食
が問題とならない環境で使用する場合には、焼結体中の
アルミナの含有量を97%未満に設定しても差しつかえ
ない。
【0040】さらに、図6は、焼結体の破壊靱性値Kc
とモータ電流Iとの関係を示している。すなわち、破壊
靱性値Kcが3.0MPam1/2以下でモータ電流Iが小
さくなり、焼結体の加工性が向上していることがわか
る。なお、図7及び図8に、本発明の実施例に係る試料
番号6、7、9の焼結体と、同じく比較例に係る試料番
号4の焼結体について、その破断面のSEM写真を示し
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミナ系セラミック焼結体により製
造される各種部品を示す模式図。
【図2】焼結体の加工性を調べるための試験方法の説明
図。
【図3】焼結体の平均結晶粒径とモータ電流との関係を
示すグラフ。
【図4】焼結体の相対密度と真空到達時間との関係を示
すグラフ。
【図5】焼結体のアルミナ含有量と耐食性との関係を示
すグラフ。
【図6】焼結体の破壊靱性値とモータ電流との関係を示
すグラフ。
【図7】本発明の実施例に係る試料番号6及び7の焼結
体の破断面のSEM写真。
【図8】本発明の実施例に係る試料番号9の焼結体と、
同じく比較例に係る試料番号4の焼結体との破断面のS
EM写真。
【図9】実施例で採用したモータ電流の測定方法を示す
模式図。
【図10】焼結体に対する加工の進行とモータ電流との
関係を示す説明図。
【符号の説明】
1 アルミナ系セラミック焼結体 50 治具(アルミナ系セラミック部品) W ウェハ基板 51 ウェハ装着凹部 52 位置決め用凹部 53 貫通孔 55 端面 56 端面 60 真空チャック用保持板(アルミナ系セラミック部
品) 70 セラミックシールリング 100 平面研削盤 101 テーブル 103 ダイヤモンド砥石

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミナを主体に構成されて95%以上
    の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜25
    μmの範囲で調整されるとともに、 加工性評価試験として、幅15mm以上、長さ30mm以
    上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤のテーブル上
    に固定するとともに、粒径74〜88μmの範囲にある
    研粒の含有比率が80重量%以上である合成ダイヤモン
    ド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイヤモンド研粒
    の重量含有率が3.3cts/cm3となるように結合した外
    径200mm、幅10mmのホイール状のダイヤモンド砥石
    を用い、そのダイヤモンド砥石を周速2400m/分で
    モータにより回転させながら前記テーブルの送り速度を
    60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込量を3mmとし
    て前記焼結体を長さ方向に研削する試験を行ったとき
    の、前記モータが該研削により受ける負荷の値が310
    W以下となることを特徴とするアルミナ系セラミック焼
    結体。
  2. 【請求項2】 アルミナを主体に構成されて95%以上
    の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜25
    μmの範囲で調整されるとともに、 加工性評価試験として、幅15mm以上、長さ30mm以
    上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤のテーブル上
    に固定するとともに、粒径74〜88μmの範囲にある
    研粒の含有比率が80重量%以上である合成ダイヤモン
    ド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイヤモンド研粒
    の重量含有率が3.3cts/cm3となるように結合した外
    径200mm、幅10mmのホイール状のダイヤモンド砥石
    を用い、そのダイヤモンド砥石を周速2400m/分で
    モータにより回転させながら前記テーブルの送り速度を
    60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込量を3mmとし
    て前記焼結体を長さ方向に研削する試験を行ったとき
    の、無負荷時のモータ電流をI0、研削時のモータ電流
    をIとして、(I−I0)/I0が0.7以下であること
    を特徴とするアルミナ系セラミック焼結体。
  3. 【請求項3】 アルミナを主体に構成されて95%以上
    の相対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜25
    μmの範囲で調整されるとともに、その破壊靱性値Kc
    の値が3.0MPam1/2以下であることを特徴とする
    アルミナ系セラミック焼結体。
  4. 【請求項4】 加工性評価試験として、幅15mm以上、
    長さ30mm以上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤
    のテーブル上に固定するとともに、粒径74〜88μm
    の範囲にある研粒の含有比率が80重量%以上である合
    成ダイヤモンド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイ
    ヤモンド研粒の重量含有率が3.3cts/cm3となるよう
    に結合した外径200mm、幅10mmのホイール状のダイ
    ヤモンド砥石を用い、そのダイヤモンド砥石を周速24
    00m/分でモータにより回転させながら前記テーブル
    の送り速度を60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込
    量を3mmとして前記焼結体を長さ方向に研削する試験を
    行ったときの、前記モータが該研削により受ける負荷の
    値が310W以下となる請求項3記載のアルミナ系セラ
    ミック焼結体。
  5. 【請求項5】 加工性評価試験として、幅15mm以上、
    長さ30mm以上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤
    のテーブル上に固定するとともに、粒径74〜88μm
    の範囲にある研粒の含有比率が80重量%以上である合
    成ダイヤモンド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイ
    ヤモンド研粒の重量含有率が3.3cts/cm3となるよう
    に結合した外径200mm、幅10mmのホイール状のダイ
    ヤモンド砥石を用い、そのダイヤモンド砥石を周速24
    00m/分でモータにより回転させながら前記テーブル
    の送り速度を60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込
    量を3mmとして前記焼結体を長さ方向に研削する試験を
    行ったときの、無負荷時のモータ電流をI0、研削時の
    モータ電流をIとして、(I−I0)/I0が0.7以下
    である請求項3又は4に記載のアルミナ系セラミック焼
    結体。
  6. 【請求項6】 前記平均結晶粒径は、10〜20μmで
    ある請求項1ないし5のいずれかに記載のアルミナ系セ
    ラミック焼結体。
  7. 【請求項7】 アルミナの含有量が97重量%以上であ
    る請求項1ないし6のいずれかに記載のアルミナ系セラ
    ミック焼結体。
  8. 【請求項8】 曲げ強度が200MPa以上である請求
    項1ないし7のいずれかに記載のアルミナ系セラミック
    焼結体。
  9. 【請求項9】 アルミナを主成分として95%以上の相
    対密度を有し、かつその平均結晶粒径が10〜25μm
    の範囲で調整されたアルミナ系セラミック焼結体により
    構成され、その外面の少なくとも一部が、研削、研磨、
    切削及び穴あけのいずれか単独又は複数の組合せによる
    加工が施された加工面とされていることを特徴とするア
    ルミナ系セラミック部品。
  10. 【請求項10】 前記アルミナ系セラミック焼結体は、
    加工性評価試験として、幅15mm以上、長さ30mm以
    上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤のテーブル上
    に固定するとともに、粒径74〜88μmの範囲にある
    研粒の含有比率が80重量%以上である合成ダイヤモン
    ド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイヤモンド研粒
    の重量含有率が3.3cts/cm3となるように結合した外
    径200mm、幅10mmのホイール状のダイヤモンド砥石
    を用い、そのダイヤモンド砥石を周速2400m/分で
    モータにより回転させながら前記テーブルの送り速度を
    60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込量を3mmとし
    て前記焼結体を長さ方向に研削する試験を行ったとき
    の、前記モータが該研削により受ける負荷の値が310
    W以下となるものである請求項9記載のアルミナ系セラ
    ミック部品。
  11. 【請求項11】 前記アルミナ系セラミック焼結体は、
    加工性評価試験として、幅15mm以上、長さ30mm以
    上、高さ10mm以上の焼結体を平面研削盤のテーブル上
    に固定するとともに、粒径74〜88μmの範囲にある
    研粒の含有比率が80重量%以上である合成ダイヤモン
    ド研粒を、レジンボンドにより該合成ダイヤモンド研粒
    の重量含有率が3.3cts/cm3となるように結合した外
    径200mm、幅10mmのホイール状のダイヤモンド砥石
    を用い、そのダイヤモンド砥石を周速2400m/分で
    モータにより回転させながら前記テーブルの送り速度を
    60mm/分、1パス当りの前記砥石の切込量を3mmとし
    て前記焼結体を長さ方向に研削する試験を行ったとき
    の、無負荷時のモータ電流をI0、研削時のモータ電流
    をIとして、(I−I0)/I0が0.7以下である請求
    項9又は10に記載のアルミナ系セラミック部品。
  12. 【請求項12】 前記アルミナ系セラミック焼結体の破
    壊靱性値Kcの値が3.0MPam1/2以下である請求項
    9ないし11のいずれかに記載のアルミナ系セラミック
    部品。
  13. 【請求項13】 前記アルミナ系セラミック焼結体のア
    ルミナの含有量が97重量%以上である請求項9ないし
    12のいずれかに記載のアルミナ系セラミック部品。
  14. 【請求項14】 前記アルミナ系セラミック焼結体の平
    均結晶粒径が10〜20μmである請求項9ないし13
    のいずれかに記載のアルミナ系セラミック部品。
  15. 【請求項15】 前記アルミナ系セラミック焼結体の曲
    げ強度が200MPa以上である請求項9ないし14の
    いずれかに記載のアルミナ系セラミック部品。
  16. 【請求項16】 偏平筒状に構成されてその一方の端面
    にウェハ基板を装着するためのウェハ装着凹部を有し、
    また他方の端面に位置決め用凹部を有するとともに、そ
    れら端面がほぼ平行となるように当該端面に研削加工が
    施された請求項9ないし15のいずれかに記載のアルミ
    ナ系セラミック部品。
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