JPH1071619A - 成形機のテーブル駆動装置 - Google Patents

成形機のテーブル駆動装置

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JPH1071619A
JPH1071619A JP24871596A JP24871596A JPH1071619A JP H1071619 A JPH1071619 A JP H1071619A JP 24871596 A JP24871596 A JP 24871596A JP 24871596 A JP24871596 A JP 24871596A JP H1071619 A JPH1071619 A JP H1071619A
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博道 古西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下テーブルの下・上死点を変更させて金型
の厚み変更に対応でき、金型の取出しを容易に行えるよ
うにした成形機のテーブル駆動装置を提供する。 【解決手段】 上下テーブル2、3を上下動させるトグ
ルリンク16、36の本体側支点を、本体フレーム1に
支持したウォームホイール24、44の中心位置から偏
心して軸支された従動軸17、37に軸支しており、ウ
ォーム23、43でウォームホイール24、44を回転
させるとトグルリンク16、36の本体側支点が上下に
変位し、下・上死点を調整できる。成形機の下テーブル
3を上下動させる下トグルリンク36を揺動させる往復
クランク機構の下往復リンク35に、油圧シリンダ51
を介装し、油圧シリンダ51を伸長させて下トグルリン
ク36を大きく屈曲させて、下テーブル3をより下方に
下げ、金型4、5を取り出しやすくした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は成形機のテーブル駆
動装置に関する。本発明に関する成形機は、樹脂シート
や板金材、粉末材などの成形に用いられるものをいう。
【0002】
【従来の技術】成形機のテーブル駆動装置の従来例とし
て、特開昭59−91019号公報に記載された、つぎ
の従来例I、IIがある。従来例Iは、図10に示すよう
に、上下のテーブル112 、114 を油圧シリンダS1、S
2で駆動するものであるが、これは駆動速度が遅いとい
う限界がある。そこで、駆動速度を早くした装置として
図11に示す従来例IIがある。これは、上下のテーブル
112 、114 に往復クランク機構(119 、121 )、(125
、127 )を連結し、モータ116 、122 で駆動して上下
のテーブル112 、114 を上下動させるようにしたもので
ある。しかるに、この従来例IIでは、上下のテーブル11
2 、114 のストロークが一定であるので、金型の厚みが
変るとリンクの取替えが必要となって、手間がかかると
いう問題がある。
【0003】さらに、前記従来例I、IIを含め、樹脂シ
ート成形用の成形機では、シートをクランプして搬送す
るシート搬送装置が成形ゾーンを横切って設けられてい
る。このシート搬送装置はシートの長手方向に延在して
いるので金型を交換する際に、金型をシート搬送装置の
長手方向に対して直交する方向に取り出さなければなら
ない。しかしながら、成形機によっては、シート搬送装
置が邪魔になって取り出せない場合があり、この場合、
金型をシート搬送装置の長手方向に取外す必要があり、
成形機の下流側設備を取外す必要があった。
【0004】なお、前記従来技術は上下のテーブルが上
下動するタイプの成形機について述べたが、上テーブル
または下テーブルのみが上下動するタイプの成形機でも
同様の問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑み、駆動速度が早いメカニカル式駆動装置であって、
テーブルの下死点および上死点の位置変更が可能であっ
て金型の厚み変更に容易に対応でき、かつ、テーブルを
開放した際に、さらにテーブルを開放方向に開いて金型
の取出しを容易に行えるようにした成形機のテーブル駆
動装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のテーブル
駆動装置は、トグルリンクによってテーブルを上下動さ
せる成形機であって、前記トグルリンクの本体側支点を
従動軸に固定し、該従動軸を本体フレームに回転自在に
支持したホイールの中心位置から偏心した偏心位置に軸
支し、前記ホイールを回転させる回転手段を設けた死点
調整機構を備えたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明においてホイールの回転手
段は任意の機構を採用しうるが、請求項2記載のテーブ
ル駆動装置は、前記死点調整機構のホイールがウォーム
ホイールであり、前記回転手段が前記ウォームホイール
を回転させるウォームと該ウォーム駆動用のモータとか
らなることを特徴とする。
【0008】請求項3記載のテーブル駆動装置は、トグ
ルリンクによってテーブルを上下動させる成形機であっ
て、前記トグルリンクを屈曲運動させるための従動リン
クと、駆動軸に固定された回転リンクと、前記従動リン
クと回転リンクを連結している往復リンクとからなる往
復クランク機構を備えており、前記往復クランク機構の
往復リンクに、伸縮機構を介装したことを特徴とする。
【0009】請求項3の発明において伸縮機構の取付け
は、上テーブル駆動機構側でも下テーブル駆動機構側で
もよく、さらに両方でもよいが、請求項4記載のテーブ
ル駆動装置は、前記伸縮機構が、下テーブル駆動機構の
前記往復クランク機構に設けられていることを特徴とす
る。
【0010】請求項4の発明において、伸縮機構は任意
の手段を採用しうるが、請求項5記載のテーブル駆動装
置は、前記伸縮機構が、往復リンクに介装された油圧シ
リンダであることを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、ホイールを回転
手段で回転させるとトグルリンクの本体側支点がホイー
ルに対し偏心しているので、上下に変位し、テーブルの
下死点または上死点位置を可変に調整することができ
る。このため、ホイールを回転させるだけで、金型の厚
みの変更に簡単に対処できる。
【0012】請求項2の発明によれば、モータを回転さ
せるとウォームによってウォームホイールを回転させら
れるので、下死点または上死点の調整が迅速かつ容易に
行える。
【0013】請求項3の発明によれば、通常の運転状態
において上・下テーブルが開放状態にあるとき、伸縮機
構を伸縮させるとトグルリンクの屈曲角が小さくなる。
このため、上・下テーブルが通常運転の開放状態より
も、さらに上・下テーブル間の空間が大きく広がり、金
型の取出しが容易に行える。
【0014】請求項4の発明によれば、金型取出し時に
下テーブルが通常の下降位置よりさらに下降するので、
金型の取出し作業がより行いやすくなる。
【0015】請求項5の発明によれば、油圧シリンダで
伸縮機構が構成されているので、往復リンクの伸縮が容
易に行え、必要な出力も容易に得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明の実施形態を図面
に基づき説明するが、この実施形態は樹脂シート成形機
についてのものである。図1は本発明の一実施形態に係
る上下テーブル駆動装置の側面図、図2は上テーブル駆
動機構10と下死点調整機構20を斜め上方からみた斜
視図、図3は下テーブル駆動機構30と上死点調整機構
40を斜め下方からみた斜視図、図4はウォームホイー
ル24まわりの断面図、図5はウォームホイール24と
上従動軸17の偏心取付構造の説明図である。なお、図
2〜3では本体フレーム1は省略している。
【0017】図1において、1は本体フレームであっ
て、前後方向(樹脂シートの走行方向)に樹脂シートの
シート搬送装置が挿入できるように開口部が設けられて
おり、左右方向にも金型が取出せるように開口部が設け
られている。本体フレーム1の左右一対に設けられた側
壁1A間に、上下のテーブル2、3が配置されている。
各テーブル2、3には樹脂成形用の金型(図6の符号
4、5参照)が取付けられるようになっている。6は樹
脂シートをクランプして搬送するシート搬送装置であ
る。そして、本体フレーム1の外側に上下のテーブル
2、3を駆動する駆動機構のリンク部や、上・下テーブ
ル2、3の下・上死点を調整する死点調整機構の要部が
取付けられている。
【0018】つぎに、上テーブル2の駆動機構10と下
死点調整機構20を図2に基づき説明する。なお、本体
フレーム1は省略している。11は上テーブル2の駆動
用モータで、減速機12を介して本体フレーム(図1の
符号1参照)に回転自在に支持された上駆動軸13を回
転させるようになっている。上駆動軸13の一端には、
上回転リンク14が固定され、この上回転リンク14の
先端には上往復リンク15の一端が軸着されている。こ
の上回転リンク14と上往復リンク15は往復クランク
機構を構成しており、上駆動軸13の回転に伴って上回
転リンク14が回転すると、上往復リンク15が往復運
動するようになっている。
【0019】一方、上テーブル2の四隅には4本の上ト
グルリンク16の下端が軸着され、その上端は2本の上
従動軸17に固定されている。この上従動軸17に固定
された上端部は請求項1記載の「本体側支点」に相当す
る。前記2本の上従動軸17のそれぞれの両端は、本体
フレーム(図1の符号1参照)に回転自在に支持された
ウォームホイール24に偏心して軸支されている(その
取付支持構造は下死点調整機構20に関連して後述す
る)。そして、2本の上従動軸17のそれぞれの一端に
は上従動リンク18が結合され、各上従動リンク18の
先端同士が上連結ロッド19で連結されている。したが
って、前記上駆動軸13が回転すると、上往復リンク1
5が往復動し、その動きが上従動リンク18で上従動軸
17のある角度範囲内で往復回転に変換され、さらに上
トグルリンク16の屈曲運動に変換されて、上テーブル
2が上下に往復運動し、上下金型が挟み合った状態で成
形加工するようになっている。
【0020】つぎに、下死点調整機構20を説明する。
21は上調整用モータで、減速機を介して駆動軸22を
回転させるようになっている。この上駆動軸22には、
上ウォーム23が取付けられ、前記上従動軸17の両端
の上ウォームホイール24と噛み合っている。したがっ
て、上調整用モータ21を回転させると、上ウォーム2
3が回転し、上ウォームホイール24が大幅に減速され
て微速回転することになる。
【0021】この上ウォームホイール24に対し前記上
往動軸17は偏心して取付けられているが、その偏心取
付構造を図4〜5に基づき説明する。上ウォームホイー
ル24は上軸受25を介して本体フレーム1に回転自在
に支持されており、上ウォームホイール24の外周の歯
には前記上ウォーム23が噛み合っている。そして、上
軸受25は、本体フレーム1に回転可能に支持されたリ
ング材25Aと、該リング材25Aに支持された軸受本
体25Bと、該軸受本体25Bの中心位置Pから距離e
だけ偏心した偏心位置Qを軸心とするベアリング25C
とで構成されている。このベアリング25Cに前記上従
動軸17が軸支されている。したがって、上ウォームホ
イール24に対し上従動軸17は偏心しているので、上
ウォームホイール24を半回転させると偏心量eの2倍
の寸法だけ上従動軸17の本体フレーム1に対する上下
方向の取付位置を変更することができる。このため、上
テーブル2の下死点も寸法2eの範囲内で任意に調整す
ることができる。
【0022】つぎに、図3に基づき下テーブル3の駆動
機構30と上死点調整機構40を説明する。ただし、前
記上テーブル2の駆動機構10と下死点調整機構20に
対し、取付け方向が上下反転している点と、伸縮機構を
構成する油圧シリンダ51を設けている点でのみ相違
し、その他の点は実質同一であるので、対応する部材を
下表に対比させて詳細な説明は省略する。
【0023】対比表 上テーブル駆動機構10 : 下テーブル駆動機構30 上駆動用モータ11 : 下駆動用モータ31 上減速機12 : 下減速機32 上駆動軸13 : 下駆動軸33 上回転リンク14 : 下回転リンク34 上往復リンク15 : 下往復リンク35 上トグルリンク16 : 下トグルリンク36 上従動軸17 : 下従動軸37 上従動リンク18 : 下従動リンク38 上連結ロッド19 : 下連結ロッド39 下死点調整機構20 : 上死点調整機構40 上調整用モータ21 : 下調整用モータ41 上駆動軸22 : 下駆動軸42 上ウォーム23 : 下ウォーム43 上ウォームホイール24 : 下ウォームホイール44 上軸受25 : 下軸受45
【0024】上記のとおりであるから、下テーブル3も
下テーブル駆動機構30で上下駆動され、上死点調整機
構40により上死点を偏位量eの2倍の範囲内で任意に
調整することができるのである。
【0025】つぎに、下テーブル駆動装置30に設けら
れた伸縮機構を説明する。図1および図3に示すよう
に、この伸縮機構は下往復リンク35に油圧シリンダ5
1を介装するか、下往復リンク35そのものを油圧シリ
ンダ51で代替することによって構成される。図示の例
では油圧シリンダ51のシリンダ52を下従動リンク3
8側へ、ピストンロッド53を下回転リンク34側へ連
結しているが、反対向きに連結してもよい。そして、図
8〜9に示すように、切換弁54を介して油圧源に接続
しておくと、切換弁54を切換えることにより、油圧シ
リンダ51を伸縮させることができる。
【0026】通常の成形作業では油圧シリンダ51は収
縮した状態にし、この状態で上往復リンク15と同じ長
さとなるようにしておく。そして、後に詳述するよう
に、金型を取り出すときに油圧シリンダ51を伸長させ
ると、下テーブル3を通常の開放状態よりさらに下方に
下降させることができる。
【0027】つぎに、本実施形態に係る上下テーブル駆
動装置のプレス動作と死点調整操作および金型取出し時
の開放操作を説明する。図6は上下テーブル駆動装置の
閉じ動作開始直後の動作説明図、図7は閉じ動作終了直
前の動作説明図、図8は開放動作途中の動作説明図、図
9は金型取出し時の下テーブル開放動作の説明図であ
る。
【0028】上下テーブル駆動装置10、30の駆動用
モータ11、31を回転させると、既述のように上下の
テーブル2、3が同期して開閉動作を繰り返すので、上
テーブル2に取付けた上金型4と下テーブル3に取付け
た下金型5とで材料が挟まれて樹脂シートの成形品が成
形される。すなわち図6に示すように互いに上下の金型
4、5が接近していき、図7に示すように上下の金型
4、5が閉じる直前から閉じて成形が行われ、ついで図
8に示すように金型4、5が開いていく。この図6〜8
の動作を繰り返すことによって、通常の成形加工が行わ
れる。
【0029】上記の通常の成形加工において、下・上死
点調整機構20、40のウォーム23、43を回転させ
ると、ウォームホイール24、44が回転して、既述の
ごとく、上・下テーブル2、3の下死点と上死点を上下
に変位させることができる。これによって、厚さの異な
る金型4、5の変更があっても、正確に下死点と上死点
を適合させることができ、さらに、同じ厚さの金型4、
5に対しても型締め力を調整することができる。
【0030】つぎに、金型4、5の交換作業を説明す
る。この場合、図9に示すように、まず上金型4を上テ
ーブル2から外して下金型5の上に載せ、下テーブル3
が最下降した位置で下テーブル駆動装置を停止させる
(1点鎖線図示の状態)。この状態から、切換弁54を
切換えて油圧シリンダ51を伸長させる。そうすると、
下従動リンク38が1点鎖線位置から実線位置へ回動す
る。このことにより、下従動軸37が回転して下トグル
リンク36がより深く屈曲し、屈曲角が小さくなるの
で、下テーブル3がさらに下降する。こうすることによ
り、シート搬送装置6(図1参照)との間の空間が広が
るので、シート搬送装置6を取り外すことなく、上下金
型4、5をシート搬送方向と直交する方向の成形機外へ
取り出すことができる。
【0031】つぎに、本発明の他の実施形態を説明す
る。前記実施形態では、伸縮機構の油圧シリンダ51を
下テーブル駆動装置30にのみ取付けたが、これを上下
のテーブル駆動装置10、30に、あるいは上テーブル
駆動装置10に取付けてもよい。この場合、上テーブル
2側の保守整備等も行い易くなる場合がある。
【0032】前記実施形態では油圧シリンダ51を伸長
させて下テーブル3を下降させたが、油圧シリンダ51
を収縮させて下テーブル3を下降させるようにしてもよ
い。この場合、図3では図中右側に配置されている下回
転リンク34と下往復リンク35を図中右側に配置すれ
ばよい。
【0033】なお、前記伸縮機構は油圧シリンダに限る
ことなく、ネジジャッキなどの任意の直進運動アクチュ
エータを適宜用いることができる。
【0034】前記実施形態では、死点調整機構20、4
0の主要部品としてウォーム23、43とウォームホイ
ール24、44を用いたが、この代りに適当なホイール
を用い、このホイールを減速機付モータなどの任意の回
転手段で回転させるようにしてもよい。
【0035】前記実施形態では、伸縮機構と死点調整機
構を共用した例を示したが、伸縮機構または死点調整機
構のみの成形機であってもよい。ただし、死点調整機構
のみを利用した成形機の場合は、軸受本体25Bの中心
位置Pから距離eだけ偏心して設けられた従動軸の上下
動の範囲内で、上下金型が成形機外へ取り出せることが
条件である。また、伸縮機構のみを利用した成形機の場
合は、伸縮機構が伸縮移動範囲内で長さを固定できる必
要がある。この場合、ネジジャッキ式が有効である。
【0036】更に、前記実施形態では、上下のテーブル
が上下動するタイプの成形機で説明したが、成形機とし
て上テーブルまたは下テーブルのみが上下動するタイプ
のものであってもよい。前記実施形態は樹脂シート成形
用の成形機であったが、本発明はこれ以外に、板金用プ
レスなどにも適用することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ホイールを回
転させるだけでトグルリンクの本体側支点が上下に変位
し、テーブルの下死点または上死点位置を可変に調整す
ることができるので、金型の厚みの変更に簡単に対処で
き、型締め力も調整できる。
【0038】請求項2の発明によれば、モータとウォー
ムによって作業中でもウォームホイールを回転させられ
るので、下・上死点の調整と型締め力の調整が容易に行
うことができる。
【0039】請求項3の発明によれば、上下テーブルの
開放状態から、伸縮機構を伸縮させるとトグルリンクの
屈曲角が小さくなって上下テーブルがさらに開放状態
し、さらに下方に下がるので、上下テーブル間の空間が
大きく広がり、金型の取出しが容易に行える。
【0040】請求項4の発明によれば、下テーブルをさ
らに下降させるので、金型の取出しがより容易に行え
る。
【0041】請求項5の発明によれば、油圧シリンダで
伸長機構が構成されているので、伸縮が容易に行え、必
要な出力も容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る上下テーブル駆動装
置の側面図である。
【図2】上テーブル駆動機構10と下死点調整機構20
を斜め上方からみた斜視図である。
【図3】下テーブル駆動機構30と上死点調整機構40
を斜め下方からみた斜視図である。
【図4】上ウォームホイール24と上軸受25まわりの
断面図である。
【図5】上軸受25と上従動軸17の偏心取付構造の説
明図である。
【図6】本実施形態の成形機における上下テーブル駆動
装置の閉じ動作開始直後の動作説明図である。
【図7】本実施形態の成形機における閉じ動作終了直前
の動作説明図である。
【図8】本実施形態の成形機における開放動作途中の動
作説明図である。
【図9】本実施形態の成形機における金型取出し時の下
テーブル開放動作の説明図である。
【図10】従来例Iの説明図である。
【図11】従来例IIの説明図である。
【符号の説明】
1 本体フレーム 2 上テーブル 3 下テーブル 4 上金型 5 下金型 6 クランプ装置 10 上テーブル駆動機構 11 上駆動用モータ 13 上駆動軸 14 上回転リンク 15 上往復リンク 16 上トグルリンク 17 上従動軸 20 下死点調整機構 21 上調整用モータ 23 上ウォーム 24 上ウォームホイール 25 上軸受 30 下テーブル駆動機構 40 上死点調整機構 51 油圧シリンダ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トグルリンクによってテーブルを上下動さ
    せる成形機であって、前記トグルリンクの本体側支点を
    従動軸に固定し、該従動軸を本体フレームに回転自在に
    支持したホイールの中心位置から偏心した偏心位置に軸
    支し、前記ホイールを回転させる回転手段を設けた死点
    調整機構を備えたことを特徴とする成形機のテーブル駆
    動装置。
  2. 【請求項2】前記死点調整機構のホイールがウォームホ
    イールであり、前記回転手段が前記ウォームホイールを
    回転させるウォームと該ウォーム駆動用のモータとから
    なることを特徴とする請求項1記載の成形機のテーブル
    駆動装置。
  3. 【請求項3】トグルリンクによってテーブルを上下動さ
    せる成形機であって、前記トグルリンクを屈曲運動させ
    るための従動リンクと、駆動軸に固定された回転リンク
    と、前記従動リンクと回転リンクを連結している往復リ
    ンクとからなる往復クランク機構を備えており、前記往
    復クランク機構の往復リンクに、伸縮機構を介装したこ
    とを特徴とする成形機のテーブル駆動装置。
  4. 【請求項4】前記伸縮機構が、下テーブル駆動機構の前
    記往復クランク機構に設けられていることを特徴とする
    請求項3記載の成形機のテーブル駆動装置。
  5. 【請求項5】前記伸縮機構が、往復リンクに介装された
    油圧シリンダであることを特徴とする請求項3または4
    記載の成形機のテーブル駆動装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200469065Y1 (ko) * 2013-03-12 2013-09-13 박종문 컵 성형장치
JP5847974B1 (ja) * 2015-04-16 2016-01-27 株式会社山田ドビー プレス機
CN110000299A (zh) * 2019-05-10 2019-07-12 明勖(东莞)精密机械有限公司 一种冲压机的台盘升降装置

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CN110000299A (zh) * 2019-05-10 2019-07-12 明勖(东莞)精密机械有限公司 一种冲压机的台盘升降装置

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