JPH1070698A - データ管理装置およびその方法 - Google Patents

データ管理装置およびその方法

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JPH1070698A
JPH1070698A JP8226991A JP22699196A JPH1070698A JP H1070698 A JPH1070698 A JP H1070698A JP 8226991 A JP8226991 A JP 8226991A JP 22699196 A JP22699196 A JP 22699196A JP H1070698 A JPH1070698 A JP H1070698A
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JP
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recording area
audio
recording
video data
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Application number
JP8226991A
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English (en)
Inventor
Masaki Hirose
正樹 広瀬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】データ記録・再生装置において、ファイル管理
データが失われても、その再生を可能とする。 【解決手段】マイクロプロセッサ122は、何らの障害
もなく、通常動作を行っている場合には、ディスクアレ
イ装置142が音声・映像データを記録する際に、音声
・映像データを構成するセグメントごとにレコードエン
トリを生成し、音声・映像データの記録領域を管理す
る。何らかの障害が生じ、上記処理により生成されたフ
ァイル管理データが失われた場合には、マイクロプロセ
ッサ122は、ディスクアレイ装置142に記録されて
いる音声・映像データを再生し、音声・映像データのフ
レームそれぞれに付されたタイムコードに基づいて、レ
コードエントリを再生し、仮のファイル名を付して音声
・映像データの記録領域の管理に用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像データ、音声
データが付加された映像データ、または、音声データ
(音声・映像データ)をハードディスク等のランダムア
クセス可能な記録媒体に対して記録・再生する音声・映
像データ記録・再生装置等において音声・映像データの
記録領域を管理するデータ管理装置およびその方法であ
って、音声・映像データの記録領域の管理に用いられる
ファイル管理データが失われた場合に、これらを再生可
能なデータ管理装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】映像
データ、音声データが付加された映像データ、または、
音声データ(音声・映像データ)の編集作業を行う際に
は、複数の音声・映像データの任意の部分の供給を任意
のタイミングで受けることができると便利である。この
ために、現在、ランダムアクセス可能なハードディスク
(HD)あるいは光磁気ディスク(MO; magneto-optical dis
c)等の記録媒体に複数の音声・映像データを記録し、要
求に応じて、記録した音声・映像データの任意の部分を
再生して供給するビデオサーバ(video server)が普及し
つつある。
【0003】ビデオサーバにおいても、他のコンピュー
タ用のデータ記録・再生装置等と同様に、音声・映像デ
ータはファイルと呼ばれる単位で記録領域が管理され、
記録媒体上に、音声・映像データの記録領域に用いられ
るデータを記録するためのファイルシステム領域が設け
られることが一般的である。
【0004】ところが、何らかの原因により、記録媒体
上のファイルシステム領域のデータが失われてしまうこ
とがある。ファイルシステム領域のデータの一部が失わ
れると、失われたファイルシステム領域のデータが示す
記録領域においては、どのような音声・映像データが、
どの領域に記録されているかが分からなくなり、この記
録領域に記録されている音声・映像データの再生が不可
能になってしまう。さらに、最悪の場合、ファイルシス
テム領域の全てのデータが失われると、ビデオサーバに
記録されている全ての音声・映像データの再生が不可能
になる。このような不具合を解決するためには、複数
(n)の記録媒体および記録装置に同一のファイルシス
テム領域を設け、ファイルシステム領域のデータをn重
に記録し、データ記録の信頼性を向上させる方法が考え
られる。
【0005】しかしながら、ファイルシステム領域のデ
ータをn重に記録しても、依然として、ファイルシステ
ム領域のデータが失われる可能性を0にすることはでき
ない。さらに、最近は、ビデオサーバの記録容量が増大
する傾向が強く、ビデオサーバの記録容量が大きければ
大きいほど、ファイルシステム領域のデータが失われた
場合の被害が大きくなる。また、同一のデータを複数の
記録媒体等に記録する必要があるために、ビデオサーバ
のハードウェア量が増加して、ビデオサーバがコストア
ップし、また、ビデオサーバを小型化することが難しく
なる。また、同一のデータを複数の記録媒体等に記録す
る必要があるために、ファイルシステム領域のデータを
記録するのに時間がかかり、しかも、ソフトウェア処理
の負荷が大きくなる。
【0006】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであり、要求に応じて編集装置等に、音
声・映像データの任意の部分を供給するビデオサーバに
おける音声・映像データの記録領域の管理の信頼性を高
めることができるデータ管理装置およびその方法を提供
することを目的とする。また、本発明は、ビデオサーバ
において、音声・映像データの管理に用いられるファイ
ルシステム領域のデータ(ファイル管理データ)が失わ
れることがあっても、音声・映像データの再生に必要な
データを再生することができるデータ管理装置およびそ
の方法を提供することを目的とする。
【0007】また、本発明は、ビデオサーバにおいて、
音声・映像データの管理に用いられるファイル管理デー
タが失われることがあっても、音声・映像データが失わ
れることがなく、ファイル管理データが失われることに
よる被害を最小限に抑えることができるデータ管理装置
およびその方法を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、ビデオサーバにおいて、
同一のファイル管理データを複数の記録媒体等に記録し
なくてもすみ、ビデオサーバのハードウェア量の増加お
よびコストアップを最小限に抑えることができ、しか
も、ビデオサーバの小型化を妨げることがないデータ管
理装置およびその方法を提供することを目的とする。ま
た、本発明は、同一のファイル管理データを複数の記録
媒体等に記録する必要がなく、ファイル管理データの記
録に要する時間およびソフトウェア処理の負荷を最小限
とすることができるデータ管理装置およびその方法を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るデータ管理装置は、所定の単位ごとに
タイムコードが付加され、ランダムアクセス可能な第1
の記録媒体に記録された1つ以上の所定のデータそれぞ
れの前記第1の記録媒体における記録領域を管理するデ
ータ管理装置であって、前記第1の記録媒体に記録され
た前記所定のデータそれぞれに付加されたタイムコード
に基づいて、前記所定のデータの一部または全部の前記
第1の記録媒体における記録領域をそれぞれ示す第1の
記録領域データを生成する第1の記録領域データ生成手
段と、生成した前記所定のデータそれぞれの一部または
全部を示す前記第1の記録領域データをリンクして、前
記所定のデータそれぞれの前記第1の記録媒体における
記録領域を管理する第1の記録領域管理手段とを有す
る。
【0010】好適には、前記所定のデータは、映像デー
タ、音声データが付加された映像データ、または、音声
データ(音声・映像データ)である。
【0011】好適には、前記第1の記録領域データ生成
手段は、前記第1の記録媒体に記録された前記音声・映
像データを再生し、再生した前記音声・映像データの前
記所定の単位それぞれに付加された前記タイムコードを
分離するタイムコード分離手段と、分離した前記タイム
コードの連続性を判定するタイムコード連続性判定手段
と、連続性を有する前記タイムコードに対応する前記音
声・映像データの一部または全部それぞれが記録されて
いる前記第1の記録媒体の記録領域それぞれを示すレコ
ードエントリを、前記第1の記録領域データとして生成
するレコードエントリ生成手段とを有し、前記第1の記
録領域管理手段は、生成した前記レコードエントリそれ
ぞれが示す前記音声・映像データの一部または全部の前
記第1の記録媒体における記録開始位置および記録終了
位置の前記所定の単位それぞれから分離された前記タイ
ムコードに基づいて、前記レコードエントリの連続性を
判定するレコードエントリ連続性判定手段と、連続性を
有する前記レコードエントリをリンクし、前記音声・映
像データそれぞれの記録領域を示す第1の記録領域管理
データを生成する第1の記録領域管理データ生成手段と
を有する。
【0012】好適には、前記音声・映像データを前記第
1の記録媒体に記録する際に、前記音声・映像データの
一部または全部の記録領域をそれぞれ示す第2の記録領
域データを生成する第2の記録領域データ生成手段と、
前記音声・映像データを前記第1の記録媒体に記録する
際に、生成した前記音声・映像データそれぞれの一部ま
たは全部を示す前記第2の記録領域データをリンクし
て、前記音声・映像データそれぞれの前記第1の記録媒
体における記録領域を管理する第2の記録領域管理手段
とをさらに有し、前記第1の記録領域データおよび前記
第1の記録領域管理手段はそれぞれ、生成した前記第2
の記録領域データおよびリンクした前記第2の記録領域
データまたはこれらのいずれかが失われた場合に、前記
第1の記録領域データの生成、および、生成した前記第
1の記録領域データのリンクを行う。
【0013】好適には、前記第1の記録領域管理手段
は、前記第1の記録領域管理データそれぞれに、所定の
名称を付与して表示する名称付与・表示手段をさらに有
する。
【0014】好適には、前記第1の記録領域データおよ
び前記第2の記録領域データは、同一のリンクトリスト
構成をとる。
【0015】好適には、前記第1の記録領域データおよ
び前記第2の記録領域データは、前記第1の記録媒体、
および、前記第1の記録媒体以外のランダムアクセス可
能な第2の記録媒体またはこれらのいずれかに記録され
る。
【0016】好適には、前記第1の記録領域データおよ
び前記第2の記録領域データは、所定のメモリに記憶さ
れる。
【0017】本発明に係るデータ管理装置は、フレーム
等の所定の単位ごとに、再生時刻等を示すタイムコード
が付加され、ハードディスク(HD)あるいは光磁気デ
ィスク(MO)等、ランダムアクセス可能な第1の記録
媒体(音声・映像データ用記録媒体)に記録された動画
像の映像データ、音声データを伴う映像データ、また
は、音声データ(音声・映像データ)の記録領域を管理
する。第1の記録領域データ生成手段において、タイム
コード分離手段は、例えば、音声・映像データ用記録媒
体上の1か所に全部が記録され、または、音声・映像デ
ータ用記録媒体上の複数か所に一部ずつ分割されて記録
されている音声・映像データ(セグメント)を、記録領
域の先頭から順に再生し、再生した音声・映像データ
に、所定の単位、例えばフレームごとに付加されている
タイムコードを分離する。
【0018】タイムコード連続性判定手段は、タイムコ
ード分離手段が分離したタイムコードが連続しているか
否かを判断して、連続性があるか否かを判定する。つま
り、タイムコード連続性判定手段は、第(n+1)番目
に再生した最初のフレームのタイムコードが、第n番目
に再生したフレームのタイムコードの次の時刻を示して
いる場合には、第(n+1)番目に再生したフレーム
は、第n番目に再生したフレームに対して連続性を有す
ると判定し、第(n+1)番目に再生したフレームのタ
イムコードが、第n番目に再生したフレームのタイムコ
ードの次の時刻を示していない場合には、第(n+1)
番目に再生したフレームは、第n番目に再生したフレー
ムに対して連続性を有さないと判定する。
【0019】このような処理により、タイムコード連続
性判定手段は、連続性を有する一連のタイムコードに対
応するフレームを含む音声・映像データが、1つのセグ
メントとに含まれていると判定することができる。レコ
ードエントリ生成手段は、連続性を有するタイムコード
に対応するセグメントそれぞれの記録領域を示すレコー
ドエントリを、上記第1の記録領域データとして、例え
ばリンクトリスト(linked list) の形式で生成する。
【0020】第1の記録領域管理手段において、レコー
ドエントリ連続性判定手段は、例えば、生成したレコー
ドエントリそれぞれが示すあるセグメントの最初のフレ
ームのタイムコードと、他のセグメントの最後のフレー
ムのタイムコードとの連続性を、第1の記録領域データ
生成手段のタイムコード連続性判定手段と同様な方法で
判定する。
【0021】具体的には、例えば、レコードエントリ連
続性判定手段は、第k番目のレコードエントリが示すセ
グメントの最初のフレームのタイムコードと、第m番目
(k≠m)のレコードエントリが示すセグメントの最後
のフレームのタイムコードとに連続性がある場合には、
第k番目のレコードエントリが示すセグメントは、第m
番目のレコードエントリが示すセグメントと連続すると
判定する。
【0022】また、例えば、レコードエントリ連続性判
定手段は、第k番目のレコードエントリが示す音声・映
像データに先立つ第m番目のレコードエントリが示すセ
グメントの最初のフレームのタイムコードが、他のレコ
ードエントリが示すセグメントの一部または全部と連続
性を有さない場合には、第m番目のレコードエントリが
示すセグメントは、音声・映像データの先頭の部分であ
ると判定する。
【0023】また、例えば、レコードエントリ連続性判
定手段は、第m番目のレコードエントリが示すセグメン
トに続く第k番目のレコードエントリが示すセグメント
の最初のフレームのタイムコードが、他のレコードエン
トリが示すセグメントと連続性を有さない場合には、第
k番目のレコードエントリが示すセグメントは、音声・
映像データの最後の部分であると判定する。
【0024】また、例えば、レコードエントリ連続性判
定手段は、第m番目のレコードエントリが示す音声・映
像データの最初のフレームおよび最後のフレームのタイ
ムコードが、他のレコードエントリが示すセグメントの
最後のフレームおよび最初のフレームのタイムコードと
連続性を有さない場合には、第m番目のレコードエント
リが示すセグメントは、ある音声・映像データの全部を
含むと判定する。
【0025】第1の記録領域管理データ生成手段は、連
続性を有するレコードエントリを、これらのレコードエ
ントリに対応するセグメントのタイムコードが正しい順
番になるように関連付け(リンクし)、音声・映像デー
タそれぞれの記録領域を示す第1の記録領域管理データ
(ファイル管理データ)を生成する。つまり、第1の記
録領域管理データは、リンクされた第1の記録領域デー
タである。
【0026】第2の記録領域データ生成手段および第2
の記録領域管理手段は、例えば、一般的なデータ記録装
置におけるデータ管理方法と同様に、音声・映像データ
を音声・映像データ用記録媒体に記録する際に、セグメ
ントそれぞれのレコードエントリ(第2の記録領域デー
タ)を生成し、これらをリンクし、さらに音声・映像デ
ータの名称を付加して、音声・映像データそれぞれの記
録領域を管理する。なお、第1の記録領域データ、第1
の記録領域管理データおよび第2の記録領域データは、
装置の構成および用途等に応じて、音声・映像データ用
記録媒体、および、音声・映像データ用記録媒体以外の
ランダムアクセス可能な第2の記録媒体またはこれらの
いずれかに記録され、あるいは、バッテリバックアップ
されたRAM等のメモリに記憶される。
【0027】なお、第1の記録領域データが失われない
通常の動作においては、音声・映像データの記録領域の
管理には、リンクされた第2の記録領域データが用いら
れ、何らかの障害により第2の記録領域データが失われ
た場合に、第1の記録領域データ生成手段および第1の
記録領域管理手段が、第2の記録領域データの代わりに
第1の記録領域データを復元し、リンクしてファイル管
理データを生成し、音声・映像データ用記録媒体に記録
されている音声・映像データの再生を可能とする。
【0028】第1の記録領域データ生成手段および第1
の記録領域管理手段は、失われた第2の記録領域データ
に含まれる音声・映像データの名称の復元までは不可能
であるため、名称付与・表示手段は、第1の記録領域管
理手段が生成したファイル管理データそれぞれに仮の名
称(ファイル名)を付与して表示し、利用者の便宜を図
る。
【0029】また、本発明に係るデータ管理方法は、所
定の単位ごとにタイムコードが付加され、ランダムアク
セス可能な第1の記録媒体に記録された1つ以上の所定
のデータそれぞれの前記第1の記録媒体における記録領
域を管理するデータ管理方法であって、前記第1の記録
媒体に記録された前記音声・映像データそれぞれに付加
されたタイムコードに基づいて、前記音声・映像データ
の一部または全部の前記第1の記録媒体における記録領
域をそれぞれ示す第1の記録領域データを生成し、生成
した前記音声・映像データそれぞれの一部または全部を
示す前記第1の記録領域データをリンクして、前記音声
・映像データそれぞれの前記第1の記録媒体における記
録領域を管理する。
【0030】好適には、前記所定のデータは、映像デー
タ、音声データが付加された映像データ、または、音声
データ(音声・映像データ)である。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を説明す
る。図1は、本発明に係るビデオサーバ(video server)
システム1の構成を示す図である。図1に示すように、
ビデオサーバシステム1は、編集装置10、ビデオサー
バ装置12、ビデオテープレコーダ(VTR)装置16
から構成される。編集装置10はモニタ装置100を有
し、ビデオサーバ装置12は、制御信号インターフェー
ス(if)回路120、マイクロプロセッサ(cpu) 122、
ROM124、RAM126、SRAM128、メモリ
バックアップ用の電池130、映像・音声データインタ
ーフェース回路134、圧縮・伸長回路(enc/dec) 13
6、バッファメモリ138、ディスクアレイインターフ
ェース回路140およびディスクアレイ装置142が、
バス(bus) 132を介して接続されて構成される。
【0032】ビデオサーバシステム1は、これらの構成
部分により、VTR装置等から供給される動画像の映像
データ、音声データが付加された映像データまたは音声
データ(音声・映像データ)を、ハードディスク等のラ
ンダムアクセス可能な記録媒体に記録し、編集装置から
の入出力制御信号に応じて、記憶した音声・映像データ
の任意の部分を再生してVTR装置等に供給する。
【0033】以下、ビデオサーバシステム1の各構成部
分を説明する。編集装置10は、ビデオサーバ装置12
に対して入出力制御信号を出力し、ビデオサーバ装置1
2を制御して、VTR装置16から入力される音声・映
像データを記録させ、記録した音声・映像データを再生
させてVTR装置16に対して出力させる。なお、入出
力制御信号には、編集装置10が、ビデオサーバ装置1
2に対して再生を要求する音声・映像データおよびその
部分を指定するデータが含まれる。
【0034】また、編集装置10は、VTR装置16を
制御して、ビデオサーバ装置12から入力される音声・
映像データを記録させ、VTR装置16が記録している
音声・映像データを再生させてビデオサーバ装置12に
対して出力させる。また、編集装置10は、ビデオサー
バ装置12から入力される音声・映像データおよび入出
力制御信号をモニタ装置100に表示させ、編集者に示
させる。
【0035】ビデオサーバ装置12において、制御信号
インターフェース(I/F)回路120は、編集装置1
0から入力される入出力制御データを受け入れて、マイ
クロプロセッサ122に対して出力し、マイクロプロセ
ッサ122から入力される音声・映像データを編集装置
10に対して出力する。マイクロプロセッサ122は、
ROM124に記憶されているプログラムを実行し、R
AM126を用いて、ビデオサーバ装置12の各構成部
分に対する制御を行う。
【0036】また、マイクロプロセッサ122は、ビデ
オサーバ装置12に何らの障害も生じず、ビデオサーバ
装置12が通常動作を行っている場合には、ディスクア
レイ装置142が音声・映像データを記録する際に、デ
ィスクアレイI/F回路140を介してディスクアレイ
装置142から音声・映像データを記録した記録領域を
示すデータを受け、音声・映像データの全部または一部
(セグメント)それぞれのディスクアレイ装置142に
おける記録領域ごとに記録領域データ(レコードエント
リ)を生成し、さらに、音声・映像データが一部ずつ複
数のセグメントに分割されてディスクアレイ装置142
に記録される場合には、各セグメントに対応する記録領
域データをリンクして、音声・映像データのファイル管
理データを生成し、音声・映像データの記録領域を管理
する。なお、通常ファイル管理データは、SRAM12
8等に記憶される他に、編集装置10に対して出力さ
れ、編集者の要求に応じてモニタ装置100に表示され
る。以下、通常動作の際に生成されたファイル管理デー
タを通常ファイル管理データとも記す。
【0037】図2(A)〜(D)は、ファイル管理デー
タの構成を示す図である。ファイル管理データは、例え
ば、図2(A)に示すように、K個のファイルエントリ
(FE; file entry)、L個のレコードエントリ(RE; recor
d entry)およびM個のフリースペースリスト(FSL; free
space list)を含み、リンクトリスト(linked list) の
形式をとる(K,L,Mは整数)。図2(B)に示すフ
ァイルエントリは、マイクロプロセッサ122により、
ディスクアレイ装置142に記録されている音声・映像
データそれぞれに対応して同数、作成され、それぞれ音
声・映像データの名称(ファイル名)、および、レコー
ドエントリへのリンクデータを含む。
【0038】図2(C)に示すレコードエントリは、マ
イクロプロセッサ122により、ディスクアレイ装置1
42に記録されている音声・映像データのセグメントそ
れぞれに対応して同数、作成され、対応する音声・映像
データのセグメントのディスクアレイ装置142におけ
る記録領域の先頭位置、記録領域の大きさ、および、次
のセグメントに対応するレコードエントリへのリンクデ
ータを含む。
【0039】図3は、図2(A),(B)に示したファ
イルエントリと、図2(A),(C)に示したレコード
エントリとのリンクを示す図である。なお、図3に示す
ように、ファイルエントリとレコードエントリ(recoed
entry 601,..., record entry 603)は、リンクデータに
より関連付けられ(リンクされ)、リンクされたファイ
ルエントリおよびレコードエントリ全体が、1つの音声
・映像データの記録領域を示す。また、音声・映像デー
タの最後のセグメントに対応するレコードエントリのリ
ンクデータとしては、終了識別子(end of RE)が用いら
れ、このレコードエントリに続くレコードエントリが存
在しないことを示す。
【0040】図2(D)に示すフリースペースリスト
は、ディスクアレイ装置142に対して音声・映像デー
タが記録され、あるいは、消去される際に、マイクロプ
ロセッサ122により、ディスクアレイ装置142の空
き領域それぞれに対応して同数、作成され、対応する空
き領域のディスクアレイ装置142における先頭位置、
空き領域の大きさ(バイト数)、および、次の空き領域
に対応するレコードエントリへのリンクデータを含む。
【0041】図4は、図2(A),(D)に示したフリ
ースペースリストのリンクを示す図である。なお、図4
に示すように、マイクロプロセッサ122により、フリ
ースペースリスト(FSL 701,..., FSL 703)は、リンクデ
ータによりリンクされ、リンクされたフリースペースリ
ストが、ディスクアレイ装置142の空き領域全体を示
す。また、最後の空き領域に対応するフリースペースリ
ストのリンクデータとしては、終了識別子(end of FSL)
が用いられ、このフリースペースリストに続くフリース
ペースリストが存在しないことを示す。
【0042】さらに、マイクロプロセッサ122は、ビ
デオサーバ装置12に何らかの障害が生じ、通常ファイ
ル管理データが失われた場合には、ディスクアレイ装置
142に記録されている音声・映像データを再生し、音
声・映像データのフレームに付されたタイムコードに基
づいて、レコードエントリを再生し、必要に応じてリン
クし、仮のファイル名を付して、通常ファイル管理デー
タ(図2(A)〜(D),図3,図4)と同形式のファ
イル管理データを再生する。なお、再生ファイル管理デ
ータは、通常ファイル管理データと同様に、音声・映像
データの記録領域の管理に用いられ、SRAM128に
記憶される他に、編集装置10に対して出力され、編集
者の要求に応じてモニタ装置100に表示される。以
下、再生されたファイル管理データを再生ファイル管理
データとも記す。なお、タイムコードは上述のように音
声・映像データのフレームそれぞれに付加され、下の表
1のデータを含む。
【0043】
【表1】 TC=時:分:秒:フレーム (表1) ただし、時は、音声・映像データを再生する時刻の内の
時を示し、時は、音声・映像データを再生する時刻の内
の分を示し、秒は、音声・映像データを再生する時刻の
内の秒を示し、フレームは、時:分:秒におけるフレー
ムの順番を示す。
【0044】再び図1を参照する。SRAM128は、
電池130によりバッテリバックアップされており、ビ
デオサーバ装置12に対する電源供給が停止しても、所
定の期間、記憶内容を保持するように構成されており、
ファイル管理データ等の重要なデータを、ビデオサーバ
装置12に障害が発生した場合にも失われないように記
憶する。なお、ファイル管理データは、SRAM128
の他に、必要に応じて、ディスクアレイ装置142およ
びファイル管理データを記録するために設けられた不揮
発性記録装置(図示せず)またはこれらの任意の組み合
わせにも記録される。
【0045】映像・音声データI/F回路134は、V
TR装置16から制御信号I/F回路120を介して入
力される音声・映像データを受け入れて、圧縮・伸長回
路136に対して出力する。また、映像・音声データI
/F回路134は、圧縮・伸長回路136から入力され
る音声・映像データを、制御信号I/F回路120を介
してVTR装置16および編集装置10に対して出力す
る。
【0046】圧縮・伸長回路136は、映像・音声デー
タI/F回路134から入力される非圧縮音声・映像デ
ータを、例えば、MPEG2方式等により圧縮符号化
し、バッファメモリ138を介してディスクアレイI/
F回路140に対して出力する。また、圧縮・伸長回路
136は、バッファメモリ138を介してディスクアレ
イI/F回路140から入力される音声・映像データを
伸長復号し、映像・音声データI/F回路134に対し
て出力する。
【0047】バッファメモリ138は、マイクロプロセ
ッサ122の制御に従って動作し、圧縮・伸長回路13
6から入力される圧縮音声・映像データをバッファリン
グしてディスクアレイI/F回路140に対して出力す
る。また、バッファメモリ138は、ディスクアレイI
/F回路140から入力される圧縮音声・映像データを
バッファリングして圧縮・伸長回路136に対して出力
する。
【0048】ディスクアレイI/F回路140は、マイ
クロプロセッサ122の制御に従って動作し、例えば、
SCSI(small computer system interface) プロトコ
ルに従って、ディスクアレイ装置142の記録・再生動
作を制御する。また、ディスクアレイI/F回路140
は、バッファメモリ138を介して圧縮・伸長回路13
6から入力される圧縮音声・映像データをディスクアレ
イ装置142に対して出力する。また、ディスクアレイ
I/F回路140は、ディスクアレイ装置142が再生
した音声・映像データをバッファメモリ138を介して
圧縮・伸長回路136に対して出力する。
【0049】ディスクアレイ装置142は、複数のラン
ダムアクセス可能な記録媒体、例えば、ハードディスク
(HD)に対して音声・映像データを記録および再生するハ
ードディスク装置から構成され、数十Gバイト〜数百G
バイトの記録容量を有する記録装置であって、ディスク
アレイI/F回路140を介したマイクロプロセッサ1
22の制御に従って、ディスクアレイI/F回路140
から入力される音声・映像データを記録する。また、デ
ィスクアレイ装置142は、記録した音声・映像データ
を再生してディスクアレイI/F回路140に対して出
力する。
【0050】以下、図1に示したビデオサーバシステム
1の動作を説明する。まず、通常動作を行うビデオサー
バシステム1において、ビデオサーバ装置12が、VT
R装置16から供給された音声・映像データを記録する
動作を説明する。編集装置10が、ファイル名を指定し
てビデオサーバ装置12のマイクロプロセッサ122に
対して記録要求信号を出力し、さらに、VTR装置16
を制御して、ビデオサーバ装置12に記録させる音声・
映像データを再生させ、ビデオサーバ装置12に対して
出力させる。
【0051】ビデオサーバ装置12のマイクロプロセッ
サ122は、通常ファイル管理データのフリースペース
リスト(図2(D),図4)を検索し、VTR装置16
から入力される音声・映像データを、ディスクアレイ装
置142の空き領域に記録する。VTR装置16からの
音声・映像データの入力が終了すると、ディスクアレイ
装置142は、音声・映像データの各セグメントを記録
した記録領域を示すデータをマイクロプロセッサ122
に対して出力する。マイクロプロセッサ122は、編集
装置10から入力された音声・映像データのファイル名
を用いてファイルエントリ(図2(B))を生成し、デ
ィスクアレイ装置142から入力された記録領域を示す
データに基づいて、音声・映像データのセグメントごと
にレコードエントリ(図2(C))を生成し、さらに、
図3に示したように、生成したレコードエントリをリン
クして通常ファイル管理データを更新する。
【0052】次に、図5を参照して、通常動作を行うビ
デオサーバシステム1において、ビデオサーバ装置12
が、編集装置10からの要求に応じて、ディスクアレイ
装置142に記録された音声・映像データを再生する動
作を説明する。図5は、編集装置10(図1)からの要
求に従って、マイクロプロセッサ122が、ディスクア
レイ装置142から音声・映像データを再生する処理を
示すフローチャート図である。
【0053】図5に示すように、ステップ100(S1
00)において、編集装置10は、ビデオサーバ装置1
2のマイクロプロセッサ122に対して、再生を要求す
る音声・映像データのファイル名、および、再生を要求
する範囲を指定し、ディスクアレイ装置142に記録さ
れている既に音声・映像データのファイルのオープンを
指示する。ステップ102(S102)において、マイ
クロプロセッサ122は、SRAM128等に記憶され
ているファイルエントリ(図2(B))を検索し、指定
されたファイル名を有するファイルエントリを探し、見
つけ出す。
【0054】ステップ104(S104)において、編
集装置10が、ビデオサーバ装置12のマイクロプロセ
ッサ122に対して、指定した音声・映像データの再生
を指示する。ステップ106(S106)において、ビ
デオサーバ装置12のマイクロプロセッサ122は、デ
ィスクアレイ装置142を制御して、S104の処理に
おいて見つけ出したファイルエントリ(図2(B))に
リンクされたレコードエントリ(図2(C),図3)に
示された各記録領域から、指定された音声・映像データ
の指定された範囲を構成するセグメントを順次、再生さ
せ、VTR装置16および編集装置10に対して出力さ
せる。
【0055】以上説明したように、何らの障害も生じて
おらず、通常動作をすることができる場合には、ビデオ
サーバ装置12は、他のビデオサーバ装置と同様な動作
により、音声・映像データを記録および再生することが
できる。しかしながら、電池130の充電が充分でない
場合にビデオサーバ装置12に対する電源供給が停止す
る等の理由により、通常ファイル管理データが失われる
可能性がある。次に、図6〜図8を参照して、このよう
な障害が生じて、SRAM128等に記憶されている通
常ファイル管理データが失われた場合に、マイクロプロ
セッサ122がファイル管理データを再生する処理を説
明する。
【0056】図6は、ビデオサーバ装置12のマイクロ
プロセッサ122(図1)が、ファイル管理データを再
生する処理の概要を示すフローチャート図である。図6
に示すように、ファイル管理データを再生する場合、ス
テップ200(S200)において、マイクロプロセッ
サ122は、ディスクアレイ装置142に記録された各
音声・映像データのセグメントそれぞれのレコードエン
トリを復元する。なお、S200の処理の詳細は、図7
を参照して後述する。
【0057】ステップ300(S300)において、マ
イクロプロセッサ122は、復元したレコードエントリ
を、図3に示したようにリンクする。なお、S300の
処理の詳細は、図8を参照して後述する。ステップ40
0(S400)において、マイクロプロセッサ122
は、リンクしたレコードエントリそれぞれに対応するフ
ァイルエントリ(図2(B))を生成し、再生ファイル
管理データを生成する。なお、通常ファイル管理データ
のファイルエントリに付されていたファイル名までは再
生できないので、マイクロプロセッサ122は、再生フ
ァイル管理データのファイルエントリに、例えば、「F
ILE0001」といった仮のファイル名を付す。
【0058】再生ファイル管理データは、通常ファイル
管理データと同様に、ディスクアレイ装置142に記録
された音声・映像データの記録領域の管理に用いられる
他、必要に応じて編集装置10に対して出力され、編集
者の要求に応じてモニタ装置100に表示される。
【0059】図7は、図6(S200)において、ビデ
オサーバ装置12のマイクロプロセッサ122(図1)
が、レコードエントリを再生する処理の詳細な内容を示
す図である。図7に示すように、ステップ202(S2
02)において、マイクロプロセッサ122は、ディス
クアレイ装置142を制御して、音声・映像データを、
例えば、先頭から順に1フレームずつ再生させる。ステ
ップ204(S204)において、マイクロプロセッサ
122は、再生した音声・映像データのフレームそれぞ
れからタイムコードを取り出す。
【0060】ステップ206(S206)において、マ
イクロプロセッサ122は、直前(第n番目)のフレー
ムのタイムコードと、その時点で再生した(第(n+
1)番目)のフレームのタイムコードとを比較し、これ
らのタイムコードが連続している場合にはS210の処
理に進み、これらのタイムコードが連続していない場合
にはS208の処理に進む。ステップ208(S20
8)において、マイクロプロセッサ122は、新規にレ
コードエントリ(図2(C))を作成する。ステップ2
10(S210)において、マイクロプロセッサ122
は、第(n+1)番目のフレームは、第n番目のフレー
ムが属するセグメントに含まれると判断し、第(n+
1)番目のフレームが記録されている記録領域を、第n
番目のフレームが属するセグメントのレコードエントリ
に追加する。なお、以上説明したS200の処理により
生成されたレコードエントリは、SRAM128に記憶
され、さらに、必要に応じておよびディスクアレイ装置
142等に記憶される。
【0061】図8は、図6(S300)において、ビデ
オサーバ装置12のマイクロプロセッサ122(図1)
が、レコードエントリをリンクする処理の詳細を示す図
である。図8に示すように、ステップ302(S30
2)において、マイクロプロセッサ122は、S200
の処理において生成した各レコードエントリをSRAM
128から取り出す。ステップ304(S304)にお
いて、マイクロプロセッサ122は、1つのレコードエ
ントリを選び、選んだレコードエントリ(第m番目のレ
コードエントリ)が示すディスクアレイ装置142に記
録領域の最後の音声・映像データのフレーム(終了点)
に付されたタイムコードを求める。
【0062】ステップ306(S306)において、マ
イクロプロセッサ122は、他のレコードエントリをS
RAM128から取り出す。ステップ308(S30
8)において、マイクロプロセッサ122は、第m番目
のレコードエントリの終了点のタイムコードと、他のレ
コードエントリ(第k番目レコードエントリ)が示す記
録領域の最初の音声・映像データのフレーム(開始点)
のタイムコードを比較し、これらのタイムコードが連続
しているか否かを判断する。マイクロプロセッサ122
は、これらのタイムコードが連続している場合には、S
310の処理に進み、これらのタイムコードが連続して
いない場合、マイクロプロセッサ122は、S306の
処理に進む。
【0063】ステップ310(S310)において、マ
イクロプロセッサ122は、第k番目のレコードエント
リが、第m番目のレコードエントリの次のレコードエン
トリであると判断し、これらのレコードエントリを、図
3に示したようにリンクする。なお、いずれのレコード
エントリも示さないディスクアレイ装置142の記録領
域は、空き領域であるので、全てのレコードエントリの
生成が終了した後は、フリースペースリスト(図2
(D),図4)の再生が可能になる。
【0064】また、S300の処理において、マイクロ
プロセッサ122は、例えば、第k番目のレコードエン
トリが示す音声・映像データに先立つ第m番目のレコー
ドエントリが示すセグメントの最初のフレームのタイム
コードが、他のレコードエントリが示すセグメントの一
部または全部と連続性を有さない場合には、第m番目の
レコードエントリが示すセグメントは、音声・映像デー
タの先頭の部分であると判定することも可能である。ま
た、マイクロプロセッサ122は、第m番目のレコード
エントリが示すセグメントに続く第k番目のレコードエ
ントリが示すセグメントの最初のフレームのタイムコー
ドが、他のレコードエントリが示すセグメントと連続性
を有さない場合には、第k番目のレコードエントリが示
すセグメントは、音声・映像データの最後の部分である
と判定することも可能である。さらに、マイクロプロセ
ッサ122は、第m番目のレコードエントリが示す音声
・映像データの最初のフレームおよび最後のフレームの
タイムコードが、他のレコードエントリが示すセグメン
トの最後のフレームおよび最初のフレームのタイムコー
ドと連続性を有さない場合には、第m番目のレコードエ
ントリが示すセグメントは、ある音声・映像データの全
部を含むと判定することも可能である。
【0065】なお、ビデオサーバシステム1は、音声・
映像データの記録および再生する装置の他、時刻あるい
は順番が所定の単位ごとに付されたデータを記録および
再生する装置、例えば、一定の時間周期で測定・観測し
たデータを、時刻を示すデータとともに記録する測定・
観測装置等に応用することができる。また、図2〜図4
に示したファイル管理データの形式は例示であり、ファ
イルエントリと最初のレコードエントリとを一体にする
等、種々の変形が可能である。また、ディスクアレイ装
置142に用いる記録媒体は、ハードディスクの他、光
磁気ディスク(MO; magneto-optical disc)等、他のラン
ダムアクセス可能な記録媒体であってもよい。また、ビ
デオサーバシステム1の各構成部分は、同一の機能およ
び性能を実現可能な限り、ソフトウェア的に実現される
か、ハードウェア的に実現されるか等、実現方法を問わ
ない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るデー
タ管理装置およびその方法によれば、要求に応じて編集
装置等に、音声・映像データの任意の部分を供給するビ
デオサーバにおける音声・映像データの記録領域の管理
の信頼性を高めることができる。また、本発明に係るデ
ータ管理装置およびその方法によれば、ビデオサーバに
おいて、音声・映像データの管理に用いられるファイル
システム領域のデータ(ファイル管理データ)が失われ
ることがあっても、音声・映像データの再生に必要なデ
ータを再生することができる。
【0067】また、本発明に係るデータ管理装置および
その方法によれば、ビデオサーバにおいて、音声・映像
データの管理に用いられるファイル管理データが失われ
ることがあっても、音声・映像データが失われることが
なく、ファイル管理データが失われることによる被害を
最小限に抑えることができる。
【0068】また、本発明に係るデータ管理装置および
その方法によれば、ビデオサーバにおいて、同一のファ
イル管理データを複数の記録媒体等に記録しなくてもす
み、ビデオサーバのハードウェア量の増加およびコスト
アップを最小限に抑えることができ、しかも、ビデオサ
ーバの小型化を妨げることがない。また、本発明に係る
データ管理装置およびその方法によれば、同一のファイ
ル管理データを複数の記録媒体等に記録する必要がな
く、ファイル管理データの記録に要する時間およびソフ
トウェア処理の負荷を最小限とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るビデオサーバシステムの構成を示
す図である。
【図2】(A)〜(D)は、ファイル管理データの構成
を示す図である。
【図3】図2(A),(B)に示したファイルエントリ
と、図2(A),(C)に示したレコードエントリとの
リンクを示す図である。
【図4】図2(A),(D)に示したフリースペースリ
ストのリンクを示す図である。
【図5】編集装置(図1)からの要求に従って、マイク
ロプロセッサが、ディスクアレイ装置から音声・映像デ
ータを再生する処理を示すフローチャート図である。
【図6】ビデオサーバ装置のマイクロプロセッサ(図
1)が、ファイル管理データを再生する処理の概要を示
すフローチャート図である。
【図7】図6(S200)において、ビデオサーバ装置
のマイクロプロセッサ(図1)が、レコードエントリを
再生する処理の詳細な内容を示す図である。
【図8】図6(S300)において、ビデオサーバ装置
のマイクロプロセッサ(図1)が、レコードエントリを
リンクする処理の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1…ビデオサーバシステム、100…モニタ装置、10
…編集装置、12…ビデオサーバ装置、120…制御信
号I/F回路、122…マイクロプロセッサ、124…
ROM、126…RAM、128…SRAM、130…
電池、132…バス、134…映像・音声データI/F
回路、136…圧縮・伸長回路、138…バッファメモ
リ、140…ディスクアレイI/F回路、142…ディ
スクアレイ装置、16…VTR装置。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の単位ごとにタイムコードが付加さ
    れ、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体に記録され
    た1つ以上の所定のデータそれぞれの前記第1の記録媒
    体における記録領域を管理するデータ管理装置であっ
    て、 前記第1の記録媒体に記録された前記所定のデータそれ
    ぞれに付加されたタイムコードに基づいて、前記所定の
    データの一部または全部の前記第1の記録媒体における
    記録領域をそれぞれ示す第1の記録領域データを生成す
    る第1の記録領域データ生成手段と、 生成した前記所定のデータそれぞれの一部または全部を
    示す前記第1の記録領域データをリンクして、前記所定
    のデータそれぞれの前記第1の記録媒体における記録領
    域を管理する第1の記録領域管理手段とを有するデータ
    管理装置。
  2. 【請求項2】前記所定のデータは、映像データ、音声デ
    ータが付加された映像データ、または、音声データ(音
    声・映像データ)である請求項1に記載のデータ管理装
    置。
  3. 【請求項3】前記第1の記録領域データ生成手段は、 前記第1の記録媒体に記録された前記音声・映像データ
    を再生し、再生した前記音声・映像データの前記所定の
    単位それぞれに付加された前記タイムコードを分離する
    タイムコード分離手段と、 分離した前記タイムコードの連続性を判定するタイムコ
    ード連続性判定手段と、 連続性を有する前記タイムコードに対応する前記音声・
    映像データの一部または全部それぞれが記録されている
    前記第1の記録媒体の記録領域それぞれを示すレコード
    エントリを、前記第1の記録領域データとして生成する
    レコードエントリ生成手段とを有し、 前記第1の記録領域管理手段は、 生成した前記レコードエントリそれぞれが示す前記音声
    ・映像データの一部または全部の前記第1の記録媒体に
    おける記録開始位置および記録終了位置の前記所定の単
    位それぞれから分離された前記タイムコードに基づい
    て、前記レコードエントリの連続性を判定するレコード
    エントリ連続性判定手段と、 連続性を有する前記レコードエントリをリンクし、前記
    音声・映像データそれぞれの記録領域を示す第1の記録
    領域管理データを生成する第1の記録領域管理データ生
    成手段とを有する請求項2に記載のデータ管理装置。
  4. 【請求項4】前記音声・映像データを前記第1の記録媒
    体に記録する際に、前記音声・映像データの一部または
    全部の記録領域をそれぞれ示す第2の記録領域データを
    生成する第2の記録領域データ生成手段と、 前記音声・映像データを前記第1の記録媒体に記録する
    際に、生成した前記音声・映像データそれぞれの一部ま
    たは全部を示す前記第2の記録領域データをリンクし
    て、前記音声・映像データそれぞれの前記第1の記録媒
    体における記録領域を管理する第2の記録領域管理手段
    とをさらに有し、 前記第1の記録領域データおよび前記第1の記録領域管
    理手段はそれぞれ、生成した前記第2の記録領域データ
    およびリンクした前記第2の記録領域データまたはこれ
    らのいずれかが失われた場合に、前記第1の記録領域デ
    ータの生成、および、生成した前記第1の記録領域デー
    タのリンクを行う請求項2に記載のデータ管理装置。
  5. 【請求項5】前記第1の記録領域管理手段は、 前記第1の記録領域管理データそれぞれに、所定の名称
    を付与して表示する名称付与・表示手段をさらに有する
    請求項3に記載のデータ管理装置。
  6. 【請求項6】前記第1の記録領域データおよび前記第2
    の記録領域データは、同一のリンクトリスト構成をとる
    請求項4に記載のデータ管理装置。
  7. 【請求項7】前記第1の記録領域データおよび前記第2
    の記録領域データは、前記第1の記録媒体、および、前
    記第1の記録媒体以外のランダムアクセス可能な第2の
    記録媒体またはこれらのいずれかに記録される請求項4
    に記載のデータ管理装置。
  8. 【請求項8】前記第1の記録領域データおよび前記第2
    の記録領域データは、所定のメモリに記憶される請求項
    4に記載のデータ管理装置。
  9. 【請求項9】所定の単位ごとにタイムコードが付加さ
    れ、ランダムアクセス可能な第1の記録媒体に記録され
    た1つ以上の所定のデータそれぞれの前記第1の記録媒
    体における記録領域を管理するデータ管理方法であっ
    て、 前記第1の記録媒体に記録された前記所定のデータそれ
    ぞれに付加されたタイムコードに基づいて、前記所定の
    データの一部または全部の前記第1の記録媒体における
    記録領域をそれぞれ示す第1の記録領域データを生成
    し、 生成した前記所定のデータそれぞれの一部または全部を
    示す前記第1の記録領域データをリンクして、前記所定
    のデータそれぞれの前記第1の記録媒体における記録領
    域を管理するデータ管理方法。
  10. 【請求項10】前記所定のデータは、映像データ、音声
    データが付加された映像データ、または、音声データ
    (音声・映像データ)である請求項9に記載のデータ管
    理方法。
  11. 【請求項11】前記第1の記録媒体に記録された前記音
    声・映像データを再生し、再生した前記音声・映像デー
    タの前記所定の単位それぞれに付加された前記タイムコ
    ードを分離し、 分離した前記タイムコードの連続性を判定し、 連続性を有する前記タイムコードに対応する前記音声・
    映像データの一部または全部それぞれが記録されている
    前記第1の記録媒体の記録領域それぞれを示すレコード
    エントリを、前記第1の記録領域データとして生成し、 生成した前記レコードエントリそれぞれが示す前記音声
    ・映像データの一部または全部の前記第1の記録媒体に
    おける記録開始位置および記録終了位置の前記所定の単
    位それぞれから分離された前記タイムコードに基づい
    て、前記レコードエントリの連続性を判定し、 連続性を有する前記レコードエントリをリンクし、前記
    音声・映像データそれぞれの記録領域を示す第1の記録
    領域管理データを生成する請求項10に記載のデータ管
    理方法。
  12. 【請求項12】前記音声・映像データを前記第1の記録
    媒体に記録する際に、前記音声・映像データの一部また
    は全部の記録領域をそれぞれ示す第2の記録領域データ
    を生成し、 前記音声・映像データを前記第1の記録媒体に記録する
    際に、生成した前記音声・映像データそれぞれの一部ま
    たは全部を示す前記第2の記録領域データをリンクし
    て、前記音声・映像データそれぞれの前記第1の記録媒
    体における記録領域を管理し、 生成した前記第2の記録領域データおよびリンクした前
    記第2の記録領域データまたはこれらのいずれかが失わ
    れた場合に、前記第1の記録領域データの生成、およ
    び、生成した前記第1の記録領域データのリンクを行う
    請求項10に記載のデータ管理方法。
  13. 【請求項13】前記第1の記録領域管理データそれぞれ
    に、所定の名称を付与して表示する請求項11に記載の
    データ管理方法。
  14. 【請求項14】前記第1の記録領域データおよび前記第
    2の記録領域データは、同一のリンクトリスト構成をと
    る請求項12に記載のデータ管理方法。
  15. 【請求項15】前記第1の記録領域データおよび前記第
    2の記録領域データは、前記第1の記録媒体、および、
    前記第1の記録媒体以外のランダムアクセス可能な第2
    の記録媒体またはこれらのいずれかに記録される請求項
    12に記載のデータ管理方法。
  16. 【請求項16】前記第1の記録領域データおよび前記第
    2の記録領域データは、所定のメモリに記憶される請求
    項12に記載のデータ管理方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028237A1 (fr) * 1999-10-12 2001-04-19 Sharp Kabushiki Kaisha Procede d'enregistrement de donnees et procede de restauration de donnees

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001028237A1 (fr) * 1999-10-12 2001-04-19 Sharp Kabushiki Kaisha Procede d'enregistrement de donnees et procede de restauration de donnees

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