JP3826742B2 - 映像音声信号記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像音声信号を記録再生する映像音声信号記録再生装置に関し、特に、停電等による電源切断が生じた際でも、記録した映像音声信号をより確実に復旧させることのできる映像音声信号記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスク形状の記録媒体にファイルデータを格納するデータ格納装置として、ハードディスクが知られている。このハードディスクは、パーソナルコンピュータ等の情報処理端末に内蔵されるものであり、ファイルデータを記録する際に、正味のファイルデータと共にファイルデータの記録位置を示す管理情報を記録し、この管理情報に基づき必要なファイルデータの再生を行う。
【0003】
一方、近年のハードディスクの大容量化に伴い、このハードディスクを利用して映像音声信号を記録し、再生するハードディスクレコーダが製品化され、普及しつつあるが、このハードディスクレコーダにおいても、映像音声信号と共に映像音声信号の記録位置を示す管理情報が記録される。
【0004】
図5は、このようなハードディスクレコーダの記録再生系を示す図であり、1は映像音声信号よりなるコンテンツ信号が入来し、比較的データレートの低いこのコンテンツ信号を所定データ量集めて、高いデータレートでまとめて出力すると共に、このコンテンツ信号のタイトル等のインデックス情報を抽出する分割部、2は分割部1が出力するコンテンツ信号をハードディスクに記録し、これを再生する記録再生部である。
【0005】
また、3は分割部1で抽出したインデックス情報を管理情報の一部として出力すると共に、装置内部の各部を制御する制御部、4は制御部3が出力する管理情報を一旦蓄えてこれを記録再生部2に出力する管理情報蓄積部、5は記録再生部2から高いデータレートで短時間に再生されるコンテンツ信号をもとのデータレートのコンテンツ信号に戻して出力する合成部である。
【0006】
以上のような構成にて、入来したコンテンツ信号は分割部1内のバッファに蓄積され、バッファに所定量のデータが蓄積されるとコンテンツ信号が高いデータレートでまとめて記録再生部2に出力される。そして、制御部3がコンテンツ信号の記録アドレス信号を記録再生部2に出力することにより、分割部1が出力するコンテンツ信号の記録媒体上での記録位置が定まり、記録アドレス信号が管理情報の一部として管理情報蓄積部4に蓄えられる。
【0007】
そして、分割部1はバッファに所定量のデータが蓄積される毎にコンテンツ信号を出力し、管理情報蓄積部4内の管理情報もこれにあわせて更新される。ここで、管理情報蓄積部4は揮発性メモリにより構成されており、入来するコンテンツ信号の記録を終える前に電源が切断されてしまうと管理情報蓄積部4内の管理情報が全て消滅してしまい、記録したコンテンツ信号の再生が行えなくなってしまう。
【0008】
従って、このような事態を防止するために、管理情報蓄積部4内の管理情報は定期的に記録再生部2内の記録媒体に記録される。つまり、管理情報蓄積部4内の管理情報と記録再生部2に記録されている管理情報とが同一に保たれるように、管理情報蓄積部4内の管理情報が定期的に記録媒体に記録される。
【0009】
なお、コンテンツ信号の記録を終えた状態では、管理情報は管理情報蓄積部4に蓄積されたままであるが、電源が切断されると、管理情報蓄積部4内の管理情報が消滅する。従って、電源を再投入した際には、まず、管理情報が記録媒体から再生され、これが制御部3を介して管理情報蓄積部4に蓄積される。
【0010】
そして、再生時には、管理情報内に含まれるインデックス情報に基づきコンテンツのタイトルが一覧表示され、使用者の選択に応答して再生すべきコンテンツが再生される。その際に、制御部3は、管理情報蓄積部4内の管理情報に基づき、再生すべきコンテンツの再生アドレスを記録再生部2に出力し、コンテンツ信号の再生が行われ、これが合成部5を介して出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上の如く、これまでのハードディスクレコーダでは、管理情報蓄積部4内にコンテンツ信号の管理情報を蓄積し、この管理情報を定期的に記録再生部2で記録していた。従って、この管理情報の記録中に電源が切断されない限り、管理情報が存在する範囲内でコンテンツ信号を再生することが可能であった。
【0012】
ところが、管理情報の記録中に電源が切断されると、ハードディスク内では不完全状態で記録されている管理情報が破損データとして取り扱われるため、コンテンツ信号の再生を行った際に、予期せぬデータを再生することになったり、最悪の場合には、装置自体がエマージェンシー状態となり、使用不能になってしまうといった問題があった。
【0013】
本願発明は、このような問題点に鑑みなされたものであり、停電等による電源切断が生じた場合に、記録した映像音声信号をより確実に復旧させることのできる映像音声信号記録再生装置を提供することを目的とする。また、このように不完全な状態で記録したコンテンツ信号を記録し、再生した場合であっても動作不能になることのない映像音声信号記録再生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本発明に係る映像音声信号記録再生装置は、
入来する映像音声情報を分割して出力する分割部(11)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段(13)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段(12)と、
前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段(12)と、
前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段(12)と、
前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部(16)とを備え、
前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の同一性に応じて映像音声情報の正常な記録を終えたか否かを判別させるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明に係る映像音声信号記録再生装置は、
入来する映像音声情報を分割して出力する分割部(11)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段(13)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段(12)と、
前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段(12)と、
前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段(12)と、
前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部と(16)を備え、
前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、前記映像音声情報の再生時には、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の同一性に応じて前記映像音声情報の再生に利用する管理情報を決定するようにしたことを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明に係る映像音声信号記録再生装置は、
入来する映像音声情報を分割して出力する分割部(11)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段(13)と、
前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段(12)と、
前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段(12)と、
前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段(12)と、
前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部(16)とを備え、
前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、記録終了後、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の全てが同一ではなかった場合には、再生に利用する管理情報を、再生に利用する管理情報とは異なる管理情報に前記記録媒体上で上書き記録するようにしたことを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき、好ましい実施例により詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係る映像音声信号記録再生装置を説明するための図であり、11は映像音声信号よりなるコンテンツ信号が入来し、比較的データレートの低いコンテンツ信号を所定データ量集めて、高いデータレートでまとめて出力すると共に、このコンテンツ信号のタイトル等のインデックス情報を抽出する分割部、12は分割部11が出力するコンテンツ信号をハードディスクに記録し、これを再生する記録再生部である。
【0018】
また、13は分割部11で抽出したインデックス情報を管理情報の一部として出力すると共に、装置内部の各部を制御する制御部、14は制御部13が出力する管理情報を一旦蓄えてこれを出力する管理情報蓄積部、15は管理情報蓄積部14が出力する管理情報を保持し、制御部13からの管理情報記録タイミング信号に基づき管理情報を出力する管理情報保持部、16は記録再生部12から高いデータレートで短時間に再生されるコンテンツ信号をもとのデータレートのコンテンツ信号に戻して出力する合成部である。
【0019】
以下、本発明の実施例に係る映像音声信号記録再生装置の動作について説明する。まず、入来したコンテンツ信号は分割部11内のバッファに蓄積されて、このバッファに所定量のデータが蓄積されると、コンテンツ信号が高いデータレートでまとめて記録再生部12に出力される。
【0020】
そして、制御部13がコンテンツ信号の記録アドレス信号を記録再生部12に出力することにより、分割部11が出力するコンテンツ信号の記録媒体上の記録位置が定まり、コンテンツ信号が記録再生部12で記録される。また、その際、記録アドレスが管理情報の一部として管理情報蓄積部14に蓄積される。なお、この管理情報には、分割部11で分割したコンテンツ信号の各ブロック毎の記録アドレスの他に、分割した各ブロックの連続性を示す情報を含めても良い。
【0021】
分割部11はバッファに所定量のデータが蓄積される毎にコンテンツ信号を出力し、記録再生部12は、分割部11から出力されるコンテンツ信号を順次記録するが、管理情報蓄積部14内では、これにあわせて管理情報が更新される。ここで、管理情報蓄積部14は揮発性メモリにより構成されており、管理情報蓄積部14内の管理情報は、定期的に管理情報保持部15に出力される。そして、管理情報保持部15は、制御部13から出力される管理情報記録タイミング信号に基づき管理情報を記録再生部12に出力し、記録再生部12がこれを記録する。
【0022】
図2は、記録再生部2で記録される管理情報の記録タイミング及び記録領域を説明するための図であり、W1乃至W6は管理情報の記録開始タイミング、P1乃至P6は管理情報を記録している期間を示している。ここで、管理情報保持部15は、管理情報蓄積部14が出力する管理情報を保持し、制御部13からの管理情報記録タイミング信号に基づき、同一の管理情報を3回ずつ出力する。
【0023】
そして、出力された管理情報は、記録媒体の異なる領域に1回ずつ記録される。即ち、第1の管理領域、第2の管理領域、第3の管理領域の順に、同一の管理情報が1回ずつ記録される。従って、期間P1で記録した管理情報D1と、期間P2で記録した管理情報D2と、期間P3で記録した管理情報D3は、通常は同一のものとなる。
【0024】
また、タイミングW3では、管理情報蓄積部14が出力する管理情報により管理情報保持部15内の管理情報が既に更新されている。従って、この更新された管理情報が期間P4、P5、P6で第1の管理領域、第2の管理領域、第3の管理領域に記録され、期間P4で記録した管理情報D4と、期間P5で記録した管理情報D5と、期間P6で記録した管理情報D6は、通常は同一の管理情報となる。
【0025】
以上のように、管理情報蓄積部14が管理情報保持部15に管理情報を出力する毎に、同一の管理情報が第1の管理領域、第2の管理領域、第3の管理領域の順に各1回ずつ記録され、記録媒体の各管理領域内では、新たに記録される管理情報により、それまでの管理情報が上書き更新される。
【0026】
従って、入来するコンテンツ信号の記録を正常に終えることができれば、コンテンツ信号の記録完了時における各管理領域内の管理情報は全て同一となる。ところが、例えば、タイミングW4から管理情報D6を記録し終えるタイミングまでの期間に電源が切断されてしまった場合には、各管理領域内の管理情報が全て同一のものとはならない。
【0027】
そこで、本発明に係る映像音声信号記録再生装置では、各管理領域に記録されている管理情報の同一性に基づき、コンテンツ信号の正常な記録を終えたか否かを判別し、コンテンツ信号の正常な記録を終えていない場合には、最も正常だと思われる最新の管理情報を利用して記録されているコンテンツ信号を最大限再生可能にする。
【0028】
コンテンツ信号の記録を終えた状態では、管理情報は管理情報蓄積部14に蓄積されたままであるが、電源が切断されると、管理情報蓄積部14内の管理情報が消滅する。従って、電源を再投入した際には、まず、管理情報を記録媒体から再生し、これを管理情報蓄積部14に蓄積させる。
【0029】
そして、コンテンツ信号の再生時には、管理情報内に含まれるインデックス情報に基づきコンテンツのタイトルが一覧表示され、使用者の選択に応答して再生すべきコンテンツが再生される。その際、制御部13は、管理情報蓄積部14内の管理情報に基づき、再生すべきコンテンツの再生アドレスを記録再生部12に出力し、コンテンツ信号の再生が行われ、これが合成部16を介して出力される。
【0030】
図3は、コンテンツ信号の再生時に使用する管理情報の選択方法を説明するための図である。まず、装置の電源を投入すると記録再生部12は各管理領域に記録されている管理情報を再生して、これが管理情報蓄積部14に蓄積される(F101)。
【0031】
そして、第1の管理領域における管理情報と第2の管理領域における管理情報とを比較し(F102)、両管理情報が同一であると判別された場合には、更に、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とを比較する(F103)。
【0032】
その結果、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とが同一であると判別された場合には、全ての管理情報が同一であるため、このような場合には、第1乃至第3の管理領域の何れかの管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う(F104)。つまり、全ての管理情報が等しい場合には、コンテンツ信号を正常に記録し終えたものとみなして、第1乃至第3の管理領域の何れかの管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う。
【0033】
一方、F103にて、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とが異なると判別された場合には、第1及び第2の管理領域からの管理情報が等しく、第3の管理領域からの管理情報のみが異なっているため、このような場合には、第1又は第2の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う(F105)。
【0034】
つまり、第1及び第2の管理領域からの管理情報が等しく、第3の管理領域からの管理情報のみが異なっている場合には、第2の管理領域までは正常に記録を終え、第2の管理領域への記録後に正常な記録が行えない状態になったものとみなして、第1又は第2の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う。
【0035】
また、F102にて、第1の管理領域の管理情報と第2の管理領域の管理情報とが異なると判別された場合には、更に、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とを比較する(F106)。その結果、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とが同一であると判別された場合には、第2及び第3の管理領域からの管理情報が等しく、第1の管理領域からの管理情報のみが異なっているため、このような場合には、第2又は第3の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う(F107)。
【0036】
つまり、第2及び第3の管理領域からの管理情報が等しく、第1の管理領域からの管理情報のみが異なっている場合には、第1の管理領域への記録中、又はこれ以降で第2の管理領域への記録を開始するまでの期間に正常な記録が行えない状態になったものとみなして、第2又は第3の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う。
【0037】
また、F106にて、第2の管理領域の管理情報と第3の管理領域の管理情報とが異なると判別された場合には、各管理領域からの管理情報が互いに異なっているため、このような場合には、第1の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う(F108)。
【0038】
つまり、各管理領域からの管理情報が互いに全て異なっている場合には、第2の管理領域への記録中に正常な記録が行えない状態になったものとみなして、第1の管理領域からの管理情報を利用してコンテンツ信号の再生を行う。なお、その際、第3の管理領域に記録されている管理情報を利用しても再生を行うことは可能であるが、第1の管理領域に記録されている管理情報を利用することにより、コンテンツ信号のより多くの部分を再生可能にできることは言うまでもない。
【0039】
また、以上の如く各管理領域から再生した管理情報を比較した結果、3つの管理情報が同一でなかった場合、つまり、F103の処理にてNの判断がなされた場合やF102でNの判断がなされた場合には、コンテンツの記録が途中で中断されたことを意味しているため、このような場合には、この判別処理を終え次第、コンテンツ信号を全て記録できなかった旨のエラーメッセージを画面表示させる。よって、使用者は、このメッセージ表示により電源の切断があり、コンテンツ信号を全て記録できなかったことを認識することができる。
【0040】
また、図4は、コンテンツ信号の再生時に使用する管理情報の選択方法の他の例を説明するための図であり、この方法によれば、何れの管理情報によりコンテンツ信号を再生すべきかの判別を簡略化することができる。
【0041】
まず、記録再生部12が第2の管理領域における管理情報と第3の管理領域における管理領域とを再生して、これを制御部13を介して管理情報蓄積部14に出力する(F201)。そして、第2の管理領域からの管理情報と第3の管理領域からの管理情報とを比較し(F202)、両管理情報が同一であると判別された場合には、何れか一方の管理情報をそのまま利用してコンテンツ信号の再生を行う(F203)。一方、両管理情報が異なると判別された場合には、第1の管理領域から管理情報を再生し、これを管理情報蓄積部14に蓄積した上で、コンテンツ信号の再生を行う(F204)。
【0042】
ここで、第2及び第3の管理領域の管理情報が同一である場合には、全ての管理領域における管理情報が全て同一の場合と、第1の管理領域の管理情報のみが異なる場合とが考えられるが、何れの場合であっても第2の管理領域における管理情報と第3の管理領域における管理情報とは、両方とも正常かつ最新の管理情報であるため、これらの管理情報の何れかを利用してコンテンツ信号の再生を行う。
【0043】
一方、第2及び第3の管理領域の管理情報が異なる場合には、全ての管理領域における管理情報が全て異なる場合と、第3の管理領域の管理情報のみが異なる場合とが考えられるが、何れの場合であっても第1の管理領域における管理情報は正常かつ最新の管理情報であるため、第1の管理領域からの管理情報のみを利用してコンテンツ信号の再生を行う。
【0044】
以上のように、図4で示す管理情報の選択方法によれば、第2の管理領域における管理情報と第3の管理領域における管理情報とを比較するだけで、何れの管理情報に基づきコンテンツ信号を再生すべきかを決定できるため、その判別処理を簡略化させることができる。
【0045】
また、管理情報蓄積部14における揮発性メモリの容量は、1つの管理情報を蓄積できるだけの容量とすることができ、メモリ容量を節約できる。つまり、最初に第2の管理領域からの管理情報を管理情報蓄積部14に蓄積し、次に第3の管理領域からの管理情報を再生させつつ第2の管理領域からの管理情報との同一性を判断させ、同一でないと判断されれば、第1の管理領域から再生した管理情報で管理情報蓄積部14内の管理情報を上書きすれば良い。
【0046】
同様に、最初に第3の管理領域からの管理情報を管理情報蓄積部14に蓄積し、次に第2の管理領域からの管理情報を再生させつつ第3の管理領域からの管理情報との同一性を判断させた場合も、メモリ容量を節約できる。
【0047】
なお、以上の実施例において管理情報を記録する際には、管理情報保持部15が出力する管理情報が、記録再生部12内の記録用バッファに一旦蓄積され、その後に記録媒体に記録されるが、その際に、管理情報の記録開始間隔T2は、記録媒体上に管理情報が実際に記録された後に、管理情報保持部15が次の管理情報を出力するような時間間隔に設定する必要がある。
【0048】
また、コンテンツ信号の再生時において、各管理領域に記録されている管理情報が異なっていた場合、再生に利用する管理情報を他の管理領域に記録し直すことで、全ての管理領域における管理情報を適切な状態に保つことが可能となる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係る映像音声信号記録再生装置によれば、記録媒体の異なる複数の領域に管理情報を時間間隔を設けつつ順に記録し、再生した各管理情報の同一性に応じて映像音声情報の正常な記録を終えたか否かを判別させるため、映像音声情報の記録途中で電源が切断されたことを使用者に伝えることが可能となる。
【0050】
また、本発明に係る映像音声信号記録再生装置によれば、記録媒体の異なる複数の領域に管理情報を時間間隔を設けつつ順に記録し、再生した各管理情報の同一性に応じて映像音声信号の再生に利用する管理情報を決定するようにしたため、管理情報の記録途中に電源切断が生じた場合でも、記録されている映像音声情報を最大限かつ確実に再生させることができ、また、電源切断により正常に記録を終えていない映像音声信号を再生させても、装置がエマージェンシー状態となることを防止できるという効果を奏する。
【0051】
また、本発明に係る映像音声信号記録再生装置によれば、複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の全てが同一ではなかった場合には、再生に利用する管理情報を、再生に利用する管理情報とは異なる管理情報に記録媒体上で上書き記録するようにしたため、全ての管理領域における管理情報を適切な状態に保つことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る映像音声信号記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【図2】本発明の実施例に係る映像音声信号記録再生装置における管理情報記録方法を説明するための動作図である。
【図3】映像音声情報の再生に利用する管理情報の決定方法を示す図である。
【図4】映像音声情報の再生に利用する管理情報の他の決定方法を示す図である。
【図5】従来の映像音声信号記録再生装置を説明するためのブロック図である。
【符号の説明】
1、11…分割部
2、12…記録再生部
3、13…制御部
4、14…管理情報蓄積部
5、16…合成部
15…管理情報保持部

Claims (3)

  1. 入来する映像音声情報を分割して出力する分割部と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段と、
    前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段と、
    前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部とを備え、
    前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の同一性に応じて映像音声情報の正常な記録を終えたか否かを判別させるようにしたことを特徴とする映像音声信号記録再生装置。
  2. 入来する映像音声情報を分割して出力する分割部と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段と、
    前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段と、
    前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部とを備え、
    前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、前記映像音声情報の再生時には、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の同一性に応じて前記映像音声情報の再生に利用する管理情報を決定するようにしたことを特徴とする映像音声信号記録再生装置。
  3. 入来する映像音声情報を分割して出力する分割部と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を記録媒体に記録する際の記録アドレスを生成する記録アドレス生成手段と、
    前記分割部で分割した映像音声情報を前記記録アドレス生成手段の生成する記録アドレスに基づき前記記録媒体に記録する記録手段と、
    前記記録アドレス生成手段の生成した記録アドレスを含む管理情報を前記記録媒体に記録し、再生する管理情報記録再生手段と、
    前記管理情報記録再生手段が再生する管理情報に基づき、前記記録媒体から映像音声情報を再生する再生手段と、
    前記再生手段から分割して再生される映像音声情報を合成して出力する合成部とを備え、
    前記映像音声情報の記録時には、前記管理情報を前記記録媒体の異なる複数領域に時間間隔を設けつつ順次記録し、記録終了後、前記複数の領域に記録した各管理情報を再生し、再生した各管理情報の全てが同一ではなかった場合には、再生に利用する管理情報を、再生に利用する管理情報とは異なる管理情報に前記記録媒体上で上書き記録するようにしたことを特徴とする映像音声信号記録再生装置。
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