JPH1069498A - プラントデータ収集収録装置 - Google Patents

プラントデータ収集収録装置

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JPH1069498A
JPH1069498A JP22861296A JP22861296A JPH1069498A JP H1069498 A JPH1069498 A JP H1069498A JP 22861296 A JP22861296 A JP 22861296A JP 22861296 A JP22861296 A JP 22861296A JP H1069498 A JPH1069498 A JP H1069498A
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JP
Japan
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data
plant
recording
database
thinning
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Withdrawn
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JP22861296A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Iwamoto
撤也 岩本
Takashi Kubo
孝志 久保
Hiroko Watanabe
浩子 渡辺
Tetsuya Hirata
哲也 平田
Hideki Tsukahara
英樹 塚原
Katsunori Kodama
克徳 児玉
Yukio Miura
幸雄 三浦
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Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba System Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラントデータを効率よく履歴データとして
収録する。 【解決手段】 プラントPより送信されるプラントデー
タを入力するプロセス入力処理手段3と、プラントデー
タを一時保存処理するカレントデータ記憶手段5と、プ
ラントデータを時刻単位の断面フォーマットで格納する
データ収集一時保存ファイル7と、データ収集一時保存
ファイル7内の断面フォーマットのデータを時系列収録
フォーマットのデータに編集し保存処理する時系列デー
タ保存手段9と、時系列データ保存手段9によって編集
された数種類の収録周期の時系列データを格納する時系
列データ保存ファイル11と、時系列データ保存ファイ
ル11内の時系列データを外部記憶装置EMに収録する
外部記憶装置収録手段13と、入出力装置IOを介して
の検索要求により時系列データ保存ファイル11および
外部記憶装置EM内のデータを検索するデータ検索手段
15とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラントのユニッ
ト計算機より送信される大量のプラントデータを効率よ
く収録し、長期間にわたって保存可能とするプラントデ
ータ収集収録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば発電プラントでは、プラントデー
タ収集収録装置にて、ユニット計算機からの送信周期ご
とにファイルを作成し、そのファイルに各瞬時値ごとの
プラントデータを収録し、管理していた。
【0003】また、ユニット計算機より送信されるプラ
ントデータを全部、プラントデータ収集収録装置にて収
録することはせず、収録するデータサイズを節約するた
めに、プラントデータの中でもある特定の種類のデータ
に限って収録を行っていた。このような特定の種類のデ
ータとしては、例えば、水処理、排水処理環境関係のデ
ータ、起動停止実績データ、起動停止時の熱応力関係の
データ、タービン振動、回転数、温度のデータ、起動時
の水質データ、補機監視データ、ボイラ流体温度のデー
タがあげられる。
【0004】なお、プラントデータ収集タイミングは、
タービン振動や回転数であれば、通気から3000 RPM到達
までであったり、補機監視データであれば、15、30、5
0、75、 100%負荷整定30分後であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のプラントデータ
収集収録装置では、以下のような問題があった。 (1)ユニット計算機より送信される大量のプラントデ
ータの収録サイズを小さくするために、ある特定のポイ
ントに絞ってデータの収録を行った場合には、他のポイ
ントについては一切収録されないため、過去の収録デー
タを利用してプラントの経年変化やプラントの劣化状況
などを調べるときにきめの細かい調査ができない。
【0006】(2)ある特定のポイントを過去のある時
点から現在に至るまでといったような時系列で検索を行
うような場合、従来のようにデータを断面で管理する
と、収録ファイルの参照が頻繁に行われ、検索スピード
の低下をもたらす結果となる。
【0007】(3)プラントデータの収集周期は固定さ
れていたため、接点系のデータやアナログ系の定数のデ
ータなど、値の変動の少ないデータについては、1分周
期で収録するとほとんど同じ値のデータが収録され、収
録効率の低下をもたらす。
【0008】(4)収集タイミングについても、プラン
トの停止から解列、点火から起動完了までは30秒周期、
解列から停止完了、起動開始から点火までは5分、それ
以外は1時間など、各イベントに応じて収集タイミング
の変更が難しく、きめの細かい収録ができない。
【0009】本発明は、かかる点に対処してなされたも
ので、プラントのユニット計算機から送られてくるプラ
ントデータをその特性に応じて効率よくかつ長期保存可
能に収録することができるプラントデータ収集収録装置
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、プラントの運転状態を示すプ
ラントデータを収集し運転履歴データとして収録するプ
ラントデータ収集収録装置において、プラントからのプ
ラントデータを一定周期で収集するプロセス入力手段
と、プロセス入力手段で一定周期で収集されたプラント
データをその収集時刻ごとに断面フォーマットにてデー
タ収集一時保存ファイルに保存するカレントデータ記憶
手段と、データ収集一時保存ファイルから断面フォーマ
ットのプラントデータを取り出し、データ項目ごとに複
数種類の収録周期の時系列データに編集してそれぞれ時
系列データ保存ファイルに保存する時系列データ保存手
段と、時系列データ保存ファイルに一定期間保存された
所定収録周期の時系列データを外部記憶装置に収録する
外部記憶装置収録手段と、オペレータからの要求に基づ
いて時系列データ保存ファイルまたは外部記憶装置から
指定された運転履歴データを取り出すデータ検索手段と
を備えたことを特徴とする。
【0011】上記構成においては、プラントの履歴デー
タを保存するフォーマットが時刻を基準に断面から時系
列となることから、一般に特定項目についてのデータ解
析に使用される時系列並びデータの取り出し速度が向上
する。また、プラントデータを断面から時系列に変換す
る時点で高速データファイル、中速データファイル、低
速データファイルと収録周期を変えて分類作成すること
により、用途に合った履歴データの管理を行うことがで
きるとともに、履歴データの取り出し速度の向上と保存
する磁気ディスクの容量の削減を図ることができる。
【0012】請求項2の発明は、プラントの運転状態を
示すプラントデータを収集し運転履歴データとして収録
するプラントデータ収集収録装置において、プラントか
ら一定周期で所定期間収集されたプラントデータを格納
するプラントデータベースと、このプラントデータベー
ス内の所定期間のプラントデータの最大値および最小値
に基づいて前記所定期間のプラントデータを所定の縮小
された数値範囲に収まるよう圧縮する最大・最小圧縮値
作成手段と、この最大・最小圧縮値作成手段によって圧
縮されたデータを格納する最大・最小圧縮データベース
とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記構成においては、例えば1日分のプラ
ントデータベースから最大値と最小値を算出し、圧縮前
のデータと最小値との差を最大値と最小値との差で割っ
たものに対して圧縮格納領域内で表せる最大の整数値を
掛けることにより、データを指定のビット幅まで圧縮す
ることが可能となる。
【0014】請求項3の発明は、プラントの運転状態を
示すプラントデータを収集し運転履歴データとして収録
するプラントデータ収集収録装置において、プラントか
らのプラントデータを一定周期で入力するプロセス入力
手段と、プラントイベントの判定条件を格納するプラン
トイベント判定テーブルと、プロセス入力手段からのプ
ラントデータおよびプラントイベント判定テーブル内の
プラントイベントの判定条件に基づいてプラントのイベ
ント状態を判定し、プラントデータの収録周期を決定す
る収録条件判定手段と、この収録条件判定手段によって
決定された収録周期でプロセス入力手段で入力されるプ
ラントデータを運転履歴データベースに収録するデータ
収録手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】上記構成においては、プラントのイベント
に応じた収録周期でデータの収録を行うことができる。
そして、プラントの解析に必要なデータのみのデータ収
録を行うことが可能となり、データ収録の効率化を図る
ことができる。
【0016】請求項4の発明は、プラントの運転状態を
示すプラントデータを収集し運転履歴データとして収録
するプラントデータ収集収録装置において、プラントか
ら一定周期で所定期間収集されたプラントデータを格納
するプラントデータベースと、このプラントデータベー
スから収集順にプラントデータを取り出し、1回目の収
集プラントデータと2回目の収集プラントデータを運転
履歴データベースに格納し、3回目以降の収集プラント
データについては、運転履歴データベースにすでに格納
されているプラントデータのうち最新とその次に新しい
プラントデータから当該収集時刻にて外挿される値とほ
ぼ等しい場合には、当該収集プラントデータを運転履歴
データベース内の最新のプラントデータに上書きするデ
ータ間引き手段とを備えたことを特徴とする。
【0017】上記構成においては、各プラントデータご
とに、今回値が運転履歴データベース内の前回保存値お
よび前々回保存値から得られる一次関数上の値と比較し
てほぼ等しい場合にはデータの収録を省略する。収録し
ないプラントデータについてはその前後の2回分のデー
タ値から線形にて補間することができるため、効率のよ
い収録が可能となり、大規模なプラントデータを長期間
にわたって保存することができる。
【0018】また請求項5の発明は、上記構成のプラン
トデータ収集収録装置において、プラントデータベース
内の所定期間のプラントデータの最大値と最小値との差
に基づいてデータ間引き許容範囲を算出するデータ間引
き許容範囲計算手段を備え、上記データ間引き手段が、
3回目以降の収集プラントデータについては、運転履歴
データベースにすでに格納されているプラントデータの
うち最新およびその次に新しいプラントデータから当該
収集時刻にて外挿される値との差が前記データ間引き許
容範囲計算手段にて算出されたデータ間引き許容範囲内
のとき、当該収集プラントデータを運転履歴データベー
ス内の最新のプラントデータに上書きし、外挿値との差
がデータ間引き許容範囲より逸脱するとき運転履歴デー
タベースに格納することを特徴とする。
【0019】上記構成においては、各プラントデータの
所定期間における最大変化幅に応じてデータを間引くた
めのデータ間引き許容範囲を算出し、今回値が前回保存
値および前々回保存値から得られる一次関数上の値と比
較してその差がデータ間引き許容範囲内であればデータ
の収録を省略する。
【0020】また請求項6の発明は、上記構成のプラン
トデータ収集収録装置において、プラントデータの入力
点ごとに予め求めておいたデータ間引き率を格納するデ
ータ間引き率格納データベースを備え、データ間引き許
容範囲計算手段がプラントデータベース内の所定期間の
プラントデータの各入力点の最大値と最小値との差にデ
ータ間引き率格納データベース内の対応する入力点のデ
ータ間引き率を乗じて各入力点のプラントデータごとに
データ間引き許容範囲を算出することを特徴とする。
【0021】上記構成においては、各プラントデータに
適応したデータ間引き率を設定し、各プラントデータご
とに所定期間における最大変化幅とこれに対するデータ
間引き率とからデータ間引き許容範囲を求めることによ
り、きめの細かい収録が可能となる。
【0022】請求項7の発明は、プラントの運転状態を
示すプラントデータを収集し運転履歴データとして収録
するプラントデータ収集収録装置において、プラントか
らのプラントデータを一定周期で入力するプロセス入力
手段と、このプロセス入力手段によって入力されたプラ
ントデータを運転履歴データベースに収録するデータ収
録手段と、プロセス入力手段にて今回受信されたプラン
トデータが、運転履歴データベースに収録されている最
新およびその次に新しいプラントデータから今回受信時
刻にて外挿される値とほぼ等しい場合には、運転履歴デ
ータベースから最新のプラントデータを削除するプラン
トデータ間引き手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】請求項8の発明は、上記構成のプラントデ
ータ収集収録装置において、各入力点のプラントデータ
の間引き許容範囲判定率を格納する間引き許容範囲判定
率格納データベースと、運転履歴データベースに収録さ
れている最新およびその次に新しいプラントデータに基
づいてプラントから次に送信されると予想されるプラン
トデータの推定値を算出する推定値算出手段と、運転履
歴データベースに収録されている最新およびその次に新
しいプラントデータと間引き許容範囲判定率格納データ
ベース内の対応する入力点の間引き許容範囲判定率に基
づいて間引き許容範囲を算出し、推定値算出手段で算出
された推定値とこれに対応する今回受信値との差が間引
き許容範囲内にあるとき、運転履歴データベースから最
新のプラントデータを削除するようプラントデータ間引
き手段に要求する間引き判定手段とを備えたことを特徴
とする。
【0024】上記構成においては、プラントの各ユニッ
ト計算機から送信された過去のプラントデータから、次
に送信されると思われる推定値を算出する。推定した値
と実際に送信された値とがほぼ等しいと判定されたと
き、過去のプラントデータにおいてもっとも新しいデー
タを運転履歴データベースから削除を行い、今回送信さ
れたプラントデータをそのまま運転履歴データべースに
収録を行う。なお、推定値と実際値がほぼ等しいと判定
されなかったときは、過去のプラントデータは削除せず
に今回送信されたプラントデータを収録する。収録しな
いプラントデータについてはその前後の保存データ値か
ら線形にて補間することができるため、効率のよい収録
が可能となる。
【0025】請求項9の発明は、プラントの運転状態を
示すプラントデータを収集し運転履歴データとして収録
するプラントデータ収集収録装置において、プラントか
らのプラントデータを一定周期で入力するプロセス入力
手段と、プラントデータの接点データを格納する接点デ
ータベースと、プロセス入力手段によって入力されるプ
ラントデータのうち接点データを抽出し、接点データベ
ースに格納されている最新の接点データと比較して変化
しているときのみ、今回収集の接点データを接点データ
ベースに収録する接点データ収集収録手段とを備えたこ
とを特徴とする。 上記構成においては、接点データ収
集収録手段は、プラントのユニット計算機から一定周期
で送信され、プロセス入力手段により収集されたプラン
トデータを読みとり、接点データポイントの値を抽出す
る。さらに、接点データベースに前回登録されているデ
ータ値と今回送信されたデータ値を比較し、値が異なる
場合は、接点データベースに送信時刻と値を登録する。
また、値を比較し同一の場合は、接点データベースへの
登録を行わず次回の受信データを待つ。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。
【0027】図1は、本発明のプラントデータ収集収録
装置の第1の実施の形態を示すもので、図中のプラント
データ収集収録装置1は、プラントPのユニット計算機
より送信されるプラントデータを入力するプロセス入力
処理手段3と、プラントデータを一時保存処理するカレ
ントデータ記憶手段5と、プラントデータを時刻単位の
断面フォーマットで格納するデータ収集一時保存ファイ
ル7と、データ収集一時保存ファイル7内の断面フォー
マットのデータを時系列収録フォーマットのデータに編
集し保存処理する時系列データ保存手段9と、時系列デ
ータ保存手段9によって編集された時系列データを格納
する時系列データ保存ファイル11と、時系列データ保
存ファイル11内の時系列データを外部記憶装置EMに
収録する外部記憶装置収録手段13と、入出力装置IO
を介しての検索要求により時系列データ保存ファイル1
1および外部記憶装置EM内のデータを検索するデータ
検索手段15から構成される。
【0028】データ収集一時保存ファイル7は、図2に
示すように、プロセス入力処理手段3によって周期的に
収集されるn項目のプラントデータS1を例えば1日
分、収集時刻順に断面収録フォーマットのデータ形式で
格納する。
【0029】時系列データ保存ファイル11は、図3に
示すように、データ項目ごとに所定収録周期/期間のデ
ータ、例えば1分周期/1ケ月分の高速データ、10分周
期/3ケ月分の中速データ、1時間周期/1年分の低速
データを時系列収録フォーマットで格納し、データ検索
に必要なデータ種別と収録周期/期間を記憶する。
【0030】次に、この実施の形態の作用を図1〜図4
に基づいて説明する。プラントPよりのプラントデータ
は、プロセス入力処理手段3にて定周期にて読み込ま
れ、カレントデータ記憶手段5にてデータ収集一時保存
ファイル7ヘ記憶される。
【0031】時系列データ保存手段9では、時刻ベース
で見た場合の断面フォーマットで格納されたプラントデ
ータをデータ収集一時保存ファイル7より取り出し、時
系列収録フォーマットに変換した後、時系列データ保存
ファイル11に保存する。その際、断面収録フォーマッ
トの収集周期と同一周期の例えば1分収録周期で時系列
収録フォーマットの時系列データを作成し、高速データ
ファイル11aとして時系列データ保存ファイル11に
格納する。さらに、使用用途によってデータ周期のやや
長い、例えば10分収録周期の中速データファイル11b
や例えば1時間収録周期の低速データファイル11cの
作成を行う。
【0032】図4は、時系列データ保存手段9の処理の
流れを示すもので、まず、データ収集一時保存ファイル
7から断面フォーマットで記憶されているn項目の現在
プラントデータを取り出し(ステップ100)、各項目
に対応するバッファへそれぞれ設定する(ステップ10
1)。次に、各バッファにすべてデータが設定されたか
どうかを判定し(ステップ102)、バッファフルの場
合には高速データファイル11aに時系列フォーマット
で保存する(ステップ103)。また、現在プラントデ
ータの収集時刻が中速データファイル11bの保存タイ
ミングであるかどうかを判定し(ステップ104)、保
存タイミングであれば中速データファイル11bへも同
データを時系列フォーマットで保存する(ステップ10
5)。同時に、低速データファイル11cの保存タイミ
ングであるかどうかを判定し(ステップ106)、保存
タイミングであれば低速データファイル11cへも時系
列フォーマットでデータを保存する(ステップ10
7)。これらのデータファイル11へのデータ保存とと
もに、バッファをクリアし入力バッファ切り替えを行う
(ステップ108)。
【0033】高速データファイル11aと中速データフ
ァイル11bと低速データファイル11cのデータ収録
周期の関係は、 のようになっている。
【0034】時系列データ保存ファイル11には時系列
データ保存手段9で作成された高速データ、中速デー
タ、低速データが一定期間スプール保存される。スプー
ル保存量は磁気ディスク容量とデータ検索の用途により
決定され、特に低速データは高速データと比較してデー
タ量が小さくなることから長期間のデータが磁気ディス
ク上に保存可能である。例えば、高速データは1ケ月
分、中速データは3ケ月分、低速データは1年分のデー
タがスプール保存される。
【0035】外部記憶装置収録手段13は、時系列デー
タ保存ファイル11にスプール保存されている指定デー
タについて指定期間または、指定データ個数スプールさ
れた時点で外部記憶装置EMに収録を行う。
【0036】データ検索手段15では、入出力装置IO
よりデータ項目、サンプリング周期、期間について指示
されたプラントデータ検索要求について、まず時系列デ
ータ保存ファイル11の磁気ディスク上に対象データが
存在するか判断した後、存在すればアクセス速度の早い
磁気ディスク上の時系列データを取り出し、存在しなけ
ればアクセス速度の比較的低速な光ディスク等の外部記
憶装置EMよりデータを取り出す。
【0037】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、プラントデータを断面フォーマットか
ら時系列フォーマットとすることで、長期間のデータを
取り出す場合に頻繁なデータ取り出しが軽減され、高速
化を図ることができる。
【0038】また、時系列フォーマットについても高速
データ/中速データ/低速データと行ったタイプ別に分
けてさらに目的別にスプール期間を決定することで、長
期間のデータ検索においても磁気ディスク上よりの取り
出しが可能となり、検索速度の高速化を図ることができ
る。さらに、長期データ検索高速化の目的で高速データ
を長期間磁気ディスク上にスプールする必要もなくな
り、磁気ディスク使用量の削減を図ることができる。
【0039】図5は、本発明のプラントデータ収集収録
装置の第2の実施の形態を示すもので、プラントから一
定周期で所定期間収集されたプラントデータを格納する
プラントデータベース21と、プラントデータベース2
1に格納されているデータから最大値と最小値を求める
最大値・最小値算出手段23と、データの最大値・最小
値に基づいてデータを圧縮する最大・最小圧縮値作成手
段25と、圧縮データを格納する最大・最小圧縮データ
ベース27と、最大・最小圧縮値作成手段25で圧縮さ
れたデータを最大・最小圧縮データベース27に保存処
理する最大・最小圧縮データ格納手段29とから構成さ
れる。
【0040】プラントデータベース21には、プラント
のユニット計算機より送信される所定期間(例えば1日
分)の各入力点のプラントデータがヘッダ情報とともに
格納される。図6に示すプラントデータベース21で
は、n個のある入力点のプラントデータt1 〜tn が格
納されている。
【0041】最大値・最小値算出手段23では、プラン
トデータベース21内のn個の圧縮前データから、最大
値と最小値を抽出する。
【0042】最大・最小圧縮値作成手段25では、最大
値・最小値算出手段23で求めた最大値、最小値に基づ
いて各データの圧縮値を算出する。
【0043】最大・最小圧縮データベース27には、図
7に示すように、へッダ情報とともに最大値、最小値が
記憶され、圧縮されたn個のデータが収録される。
【0044】次に、本実施の形態の作用を図5〜図8に
基づいて説明する。圧縮処理の要求があった場合、最大
値・最小値算出手段23はプラントデータベース21か
ら入力点ごとにn個のプラントデータt1 〜tn を読み
込み(ステップ200)、これらのn個のデータ中の最
大値MAXと最小値MINを取り出す(ステップ20
1)。
【0045】ここで、MAXが不正な値(例:999999の
ように非常に大きい値)の場合、この不正な値に基づい
て後述するデータ圧縮計算式に従ってプラントデータを
圧縮すると、圧縮データが常に0となってしまい、圧縮
データを解凍すると解凍後のデータがすべて最小値にな
ってしまう。
【0046】これを避けるために、MAXが適正か否か
を下記に示すような式でチェックする(ステップ20
2)。
【数1】 (t−MIN)/(MAX−MIN)<1/2b ただし、tはプラントデータt1 〜tn のうちMIN、
MAXを除く任意のデータ値、bは1データあたりの圧
縮データサイズ(ビット)である。
【0047】もし、この条件にあてはまる場合には、M
AXが不正であると判断し、MAXを0とする補正処理
を行い(ステップ203)、再び、最大値、最小値の算
出を行う(ステップ200)。
【0048】次に、決定したMAX、MINを用いて、
最大・最小圧縮値作成手段25は、圧縮データti ′を
算出する(ステップ204)。すなわち、データ値ti
(i=1,2,…,n)とMINとの差の、MAXとM
INの差に対する比率と、圧縮データサイズ(bビッ
ト)内で取り扱える最大の整数値との積を圧縮データt
i ′とし、正の整数値として持つ。
【0049】ここで、ti −MIN≦MAX−MINな
ので、圧縮データti ′は必ず圧縮データサイズ内に納
まることになる。これを式で表すと、以下のようにな
る。
【0050】
【数2】 ti ′=(ti −MIN)/(MAX−MIN)*2b ただし、ti は任意の圧縮前プラントデータで、データ
サイズはaビット、bは圧縮データサイズ(ビット)で
あり、b<aである。また、2b はデータサイズbビッ
ト上で取り扱える最大の整数値であり、(ti −MI
N)/(MAX−MIN)<1なので、必ずti ′≦2
b となる。
【0051】上記のデータ圧縮計算式[数2]に従っ
て、圧縮データti ′を求めるが、この圧縮データti
′は、必要に応じて上記データ圧縮計算式から導出さ
れる解凍式
【数3】 ti =ti ′*(MAX−MIN)/2b +MIN によって、圧縮前データサイズのti に解凍することが
できる。
【0052】上記最大値・最小値算出手段23で算出し
た最大値MAXと最小値MIN、および最大・最小圧縮
値作成手段25で作成した圧縮データti ′(i=1,
2,…,n)を最大・最小圧縮データ格納手段29によ
り最大・最小圧縮データベース27に格納する(ステッ
プ205)。
【0053】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、ある入力点の所定期間のプラントデー
タについて、最大値と最小値の差に対するデータ値と最
小値との差の比率と、圧縮データサイズ内で取り扱える
最大の整数値との積を圧縮データとすることにより、所
定期間内のプラントデータを必ず圧縮データサイズ内で
持つことができ、その収録に要する容量を低減すること
ができる。
【0054】図9は、本発明のプラントデータ収集収録
装置の第3の実施の形態を示すもので、プラントPのユ
ニット計算機より送信されるプラントデータを入力する
プロセス入力処理手段3と、プラントイベントの判定条
件を格納するプラントイベント判定テーブル31と、プ
ロセス入力処理手段3で入力したプラントデータについ
てプラントイベント判定テーブル31に基づいて収録条
件となるプラントのイベント状態を判定する収録条件判
定手段33と、プロセス入力処理手段3で入力したプラ
ントデータを収録条件判定手段33で判定した収録条件
で収録処理するデータ収録手段35と、プラントのイベ
ント状態に応じて収録周期の異なるプラントデータを格
納する発電運転履歴データベース37と、入出力装置I
Oから構成される。
【0055】プラントイベント判定テーブル31には、
図10に示すようなプラントのイベント状態(負荷安
定、解列、点火など)を判定するための条件式が格納さ
れ、これらの条件式は入出力装置IOを介して登録・変
更される。
【0056】収録条件判定手段33は、プロセス入力処
理手段3で入力したプラントデータから、プラントがど
のようなイベント状態にあるかをプラントイベント判定
テーブル31に基づいて判定し、予め用意されたイベン
ト状態と収録周期との対応表からプラントデータの収録
周期を決定する。
【0057】データ収録手段35は、収録条件判定手段
33にて決定された収録周期で、プロセス入力処理手段
3に入力されるプラントデータを発電運転履歴データベ
ース37に格納処理する。
【0058】次に、本実施の形態の作用を図9〜図11
を参照して説明する。
【0059】はじめに、プラントPのユニット計算機か
ら送信されるプラントデータをプロセス入力処理手段3
により入力する(ステップ300)。次に、収録条件判
定手段33は、入出力装置IOにより登録されたプラン
トイベント判定テーブル31の内容に基づいて、プラン
トPから入力したプラントデータの収録条件となるプラ
ントのイベント状態の判定を行う(ステップ301)。
【0060】この判定の結果、プラントのイベント状態
が停止開始から解列の間、あるいは点火から起動完了の
間であれば(ステップ302)、プラントデータの収録
周期を30秒とし、プロセス入力処理手段3に一定周期で
入力されるプラントデータをデータ収録手段35により
30秒周期で発電運転履歴データベース37に収録する
(ステップ303)。
【0061】また、プラントのイベント状態が解列から
停止完了の間、あるいは起動開始から点火の間であれば
(ステップ304)、プラントデータの収録周期を5分
とし、プロセス入力処理手段3からのプラントデータを
データ収録手段35により5分周期で発電運転履歴デー
タベース37に収録する(ステップ305)。
【0062】また、プラントのイベント状態が負荷安定
時であれば(ステップ306)、プラントデータの収録
周期を1時間とし、プロセス入力処理手段3からのプラ
ントデータをデータ収録手段35により1時間周期で発
電運転履歴データベース37に収録する(ステップ30
7)。
【0063】また、プラント状態が上記のいずれのイベ
ント状態でもないときは、プラントデータの収録周期を
1分とし、プロセス入力処理手段3からのプラントデー
タをデータ収録手段35により1分周期で発電運転履歴
データベース37に収録する(ステップ308)。
【0064】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、プラントの各種イベント状態によって
収録周期を変更することが可能であるため、一定周期で
送信されるプラントデータをそのまま収録する場合と比
較して、不必要なデータを収録しない分、かなり収録効
率が向上されるとともに、プラントの起動停止時などの
場合には通常の収録周期よりもかなり短い周期での収録
が可能であるため、より正確なプラントの解析を行うこ
とができる。
【0065】図12は、本発明のプラントデータ収集収
録装置の第4の実施の形態を示すもので、プラントから
一定周期で所定期間収集された例えば1日分のプラント
データを格納するプラントデータベース21と、1日の
データの最大値と最小値を算出する最大値・最小値算出
手段41と、1日のデータの最大値と最小値を格納する
最大値・最小値格納データベース43と、データ間引き
率を格納するデータ間引き率格納データベース45と、
データ間引き率格納データベース45内のデータ間引き
率を用いてデータ間引き許容範囲を求めるデータ間引き
許容範囲計算手段47と、算出されたデータ間引き許容
範囲に基づいてプラントデータベース21内の1日のデ
ータを間引いて抽出するデータ間引き手段49と、デー
タ間引き手段49で間引いて抽出されたデータを格納す
る発電運転履歴データベース51と、データ間引き手段
49による発電運転履歴データベース51への格納処理
終了後、プラントデータベース21内の処理対象となっ
た1日分のデータを削除するデータベース削除手段53
から構成される。
【0066】プラントデータベース21には、プラント
のユニット計算機より送信されるアナログデータが格納
される。
【0067】最大値・最小値算出手段41は、プラント
データベース21内に1日のデータが格納されると、こ
れらのデータから各入力点の最大値と最小値を取り出
し、最大値・最小値格納データベース43に保存する。
【0068】データ間引き率格納データベース45に
は、予め入力点ごとに求められたデータ間引き率が格納
されている。
【0069】データ間引き許容範囲計算手段47は、最
大値・最小値格納データベース43に格納されている各
入力点の1日の最大値・最小値と、データ間引き率格納
データベース45に設定されている対応する入力点のデ
ータ間引き率から各入力点のデータ間引き許容範囲を計
算する。例えば、データ間引き許容範囲RANGE は1日の
最大値MAXと最小値MINとの差と対応する入力点の
データ間引き率t(%)から、以下の計算式
【数4】RANGE =(MAX−MIN)/2.0 *t/100 で求められる。
【0070】データ間引手段49は、プラントデータベ
ース21から1日のプラントデータの時刻順で1番目と
2番目のデータを読み込み、発電運転履歴データベース
51に相対時刻0、1とともに格納する。
【0071】ついで、3番目のデータを読み込み、発電
運転履歴データベース51に格納された2番目(相対時
刻=1)のデータ値との差Δx(今回差)および2番目
のデータ値と1番目(相対時刻=0)のデータ値との差
Δx。(前回差)を演算し、今回差Δxが前回差Δx。
にデータ間引き許容範囲RANGE を加算した値よりも小さ
く、かつ今回差Δxが前回差Δx。からデータ間引き許
容範囲RANGE を減算した値より大きい場合には、3番目
のデータはデータ間引き許容範囲内と判定して発電運転
履歴データベース51に2番目のデータと差し替えるた
めこのデータに3番目のデータを相対時刻=2とともに
上書きする。今回差Δxが前回差Δx。とデータ間引き
許容範囲RANGE との加算値よりも大きいか、前回差Δ
x。とデータ間引き許容範囲RANGE との減算値より小さ
い場合には、3番目のデータはデータ間引き許容範囲よ
り逸脱したと判定し、発電運転履歴データベース51に
2番目のデータを消去することなく格納する。
【0072】次に、4番目のデータについては、3番目
のデータを発電運転履歴データベース51に上書きする
ことなく格納した場合には、4番目のデータ値と3番目
のデータ値との差を今回差Δx、3番目のデータと2番
目のデータとの差を前回差Δx。として、前述と同様の
判断により4番目のデータを発電運転履歴データベース
51にそのまま追加して格納するか、または3番目のデ
ータに上書きするかを決定する。
【0073】また、3番目のデータを発電運転履歴デー
タベース51内の2番目のデータに上書きした場合に
は、4番目のデータ値と3番目のデータ値との差を今回
差Δx、3番目のデータ値と1番目のデータ値との差を
前回差Δx。として、今回差Δxが前回差Δx。の1/2
にデータ間引き許容範囲RANGE を加算した値よりも大き
いか、前回差Δx。の1/2 からデータ間引き許容範囲RA
NGE を減算した値より小さい場合には、4番目のデータ
を発電運転履歴データベース51に格納する。
【0074】なお、i番目のデータについて、発電運転
履歴データベース51に格納されているデータのうち最
新のデータとの値の差を今回差Δx、最新のデータとそ
の次に新しいデータとの値の差を前回差Δx。とし、最
新のデータの相対時刻をT0、その次に新しいデータの
相対時刻をT1 とすると、今回差Δxが以下
【数5】Δx。/(T0 −T1)−RANGE <Δx<Δx。
/(T0 −T1)+RANGE の範囲にあるときは、i番目のデータを発電運転履歴デ
ータベース51内の最新データに相対時刻を(i−1)
にして上書きし、次の(i+1)番目のデータをプラン
トデータベース21から取り出す。
【0075】データベース削除手段53は、データ間引
手段49により1日のデータの間引き処理が終了した
後、プラントデータベース21内の1日のプラントデー
タを削除する。
【0076】次に、本実施の形態の作用を図12および
図13に基づいて説明する。プラントデータ収集収録装
置1は、プラントのユニット計算機より送信されるプラ
ントデータを図示しない手段により受信し、プラントデ
ータベース21に格納する。その際、プラントデータベ
ース21に格納されるプラントデータは日替わり時か否
かを判定し(ステップ400)、日替わり時ならば、プ
ラントデータベース21に格納された1日のプラントデ
ータのうちで最も大きい値と最も小さい値を最大値・最
小値算出手段41により算出し、最大値・最小値格納デ
ータベース43に格納する(ステップ401)。
【0077】ついで、データ間引き許容範囲計算手段4
7は、最大値・最小値格納データベース43から1日の
プラントデータの最大値と最小値を取り出して、その差
を計算し(ステップ402)、データ間引き率格納デー
タベース45に設定されているデータ間引き率データを
用いてデータ間引き許容範囲を計算する(ステップ40
3)。
【0078】データ間引手段49は、プラントデータベ
ース21よりデータを取り出し(ステップ404)、発
電運転履歴データベース51の1日のプラントデータの
収録個数が2個以上あるかどうかを判定し(ステップ4
05)、2個以上ないとき、または収録個数が2個以上
あっても、取り出したデータと最新およびその次に新し
い収録データから外挿される値との差がデータ間引き許
容範囲内か否かを判定して(ステップ406)、データ
間引き許容範囲より逸脱するときには、そのデータを発
電運転履歴データベース51へ格納する(ステップ40
7)。この格納したデータが1日の最後のデータでなけ
れば、次のデータをプラントデータベース21から取り
出し(ステップ404)、1日分のデータ間引き収録が
完了した段階で、データベース削除手段53によりプラ
ントデータベース21を削除し(ステップ408)、終
了処理を行う。
【0079】一方、ステップ406で取り出したデータ
と最新およびその次に新しい収録データから外挿される
値との差がデータ間引き許容範囲内内ならば,この取り
出したデータを発電運転履歴データベース51内の最新
データに上書きし(ステップ409)、1日の最後のデ
ータでなければ、次のデータをプラントデータベース2
1から取り出す(ステップ404)。
【0080】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、例えば1分周期で制御用ユニット計算
機から送信される大量のプラントデータを、1日の最大
値と最小値の差とデータ間引き率によって求めたデータ
間引き許容範囲に基づいて間引くことにより、データの
収録サイズを最小限に抑えることが可能となり、長期間
にわたってデータの収録を行うことができる。
【0081】また、間引いたデータについても、間引い
た前後の2個のデータを取得し、その2点のデータから
l次式を算出し、その1次式から線形で補間することが
可能となる。
【0082】なお、本実施の形態では、1日分のデータ
ごとに間引き処理するものであったが、これに限定され
ず、任意の期間を設定して、この期間ごとにデータ間引
き処理してもよい。
【0083】図14は、本発明のプラントデータ収集収
録装置の第5の実施の形態を示すもので、プラントのユ
ニット計算機より送信されるプラントデータを入力する
プロセス入力処理手段3と、プラントデータを格納する
発電運転履歴データベース61と、発電運転履歴データ
ベース61内のプラントデータを用いて次回のプラント
データの推定値を算出する推定値算出手段63と、算出
されたプラントデータ推定値を格納する推定値格納デー
タベース65と、間引き許容範囲判定率を格納する間引
き許容範囲判定率格納データベース67と、推定値格納
データベース65内のプラントデータ推定値とプロセス
入力処理手段3で入力した入力値との差および間引き許
容範囲判定率格納データベース67内の間引き許容範囲
判定率に基づいてデータ間引きの判定を行う間引き判定
手段69と、間引き判定手段69の判定結果に基づいて
発電運転履歴データベース61内のプラントデータの間
引きを行うプラントデータ間引き手段71と、プロセス
入力処理手段3で入力したプラントデータを発電運転履
歴データベース61に収録するデータ収録手段73とで
構成される。
【0084】発電運転履歴データベース61には、プロ
セス入力処理手段3で入力したプラントデータがデータ
収録手段73によって収録される。このプラントデータ
が収録されるにあたって、このプラントデータと発電運
転履歴データベース61に保存されている過去のプラン
トデータに基づいて算出された推定値との差が間引き許
容範囲にあれば、発電運転履歴データベース61に保存
されている過去のプラントデータから最新のデータがプ
ラントデータ間引き手段71によって削除される。
【0085】推定値算出手段63は、発電運転履歴デー
タベース61にプラントデータが格納され、1つの入力
点に関して2点以上のデータが収録されると、次に送信
されると思われるプラントデータの推定値を算出する。
【0086】例えば、データの送信時刻の相対時刻Tが
t1 、t2 、t3 、…で、時刻に対応するプラントデー
タYの値がy1 、y2 、y3 …のとき、過去のデータで
2番目に新しいデータを(t1 、y1 )、最新のデータ
を(t2 、y2 )とする。ここで、次に送信されるデー
タの送信時刻の相対時刻をt3 、プラントデータYの推
定値をy3 ′とすると、推定値y3 ′は、次式
【数6】y3 ′=(y2 −y1 )*(t3 −t2 )/
(t2 −t1 )+y2 により算出される。
【0087】推定値算出手段63は、このようにして算
出した推定値を入力点ごとに推定値格納データベース6
5に格納する。
【0088】間引き許容範囲判定率格納データベース6
7には、予め入力点ごとに求められた間引き許容範囲判
定率が格納されている。
【0089】間引き判定手段69は、プロセス入力処理
手段3に入力された送信時刻t3 のプラントデータYの
値y3 を推定値格納データベース65に格納されている
推定値y3 ′と比較し、間引き許容範囲判定率格納デー
タベース67に格納されている対応する入力点の間引き
許容範囲判定率に基づいて間引きの判定を行う。
【0090】例えば、プラントデータYの間引き許容範
囲判定率をm(%)とし、送信時刻t1 とt2 の間のデ
ータ送信回数(y1 、y2 も含む)をNとすると、入力
値y3 が、次式の条件
【数7】|y3 −y3 ′|≦{|y2 −y1 |/(N−
1)}*m/100 を満足するか否かの判定を行う。
【0091】プラントデータ間引き手段71は、間引き
判定手段69の判定結果を受取り、入力値y3 と推定値
y3 ′との差が上記間引き許容範囲にあるときは、発電
運転履歴データベース61から最新のデータ(t2 、y
2 )の削除を行い、上記間引き許容範囲より逸脱すると
きは、最新のデータ(t2 、y2 )の削除は行わない。
【0092】データ収録手段73は、プロセス入力処理
手段3で入力したプラントデータをその送信時刻ととも
に発電運転履歴データベース61に格納する。
【0093】次に、本実施の形態の作用を、図14およ
び図15に基づいて説明する。発電運転履歴データベー
ス61に2点以上のデータが収録されているとき、推定
値算出手段63により発電運転履歴データベース61か
ら最新のデータおよび2番目に新しいデータを取り出し
(ステップ500)、次に送信されると思われる推定値
を式[数6]に従って算出して(ステップ501)、推
定値格納データベース65に推定値を格納する。
【0094】ついで、ユニット計算機より送信されるプ
ラントデータをプロセス入力処理手段3により入力する
と(ステップ502)、間引き判定手段69によりその
入力値と推定値格納データベース65内の推定値とを比
較し、その差が[数7]の不等式の右辺で求められる間
引き許容範囲内であるか否かを判定する(ステップ50
3)。差が間引き許容範囲内にあるとき、プラントデー
タ間引き手段71により発電運転履歴データベース61
から推定値の演算に用いた最新のデータを削除する(ス
テップ504)。同時に、プロセス入力処理手段3で入
力したプラントデータを、データ収録手段73によって
発電運転履歴データベース61に収録する(ステップ5
05)。なお、差が間引き許容範囲内にないとき、また
は、発電運転履歴データベース61に2点以上のデータ
が収録されていないときは、発電運転履歴データベース
61からデータを削除することなく、データ収録手段7
3により今回受信したプラントデータを発電運転履歴デ
ータベース61に収録する。
【0095】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、各ユニット計算機から送信されたデー
タが線形的に変化するような場合に、データの収録サイ
ズを小さく抑えることができる。特に、プラントの運転
データは定常運転時や、プラントの停止中にはほとんど
データの変動がなく、また、変動がある際にもほぼ線形
的な変化をする傾向があるため、本実施の形態の収録方
法を用いることにより、かなりのデータを間引くことが
可能となる。
【0096】図16は、本発明のプラントデータ収集収
録装置の第6の実施の形態を示すもので、プラントPの
ユニット計算機より送信されるプラントデータを入力す
るプロセス入力処理手段3と、接点データを格納する接
点データベース81と、プロセス入力処理手段3で入力
した接点データが前回と異なるとき接点データベース8
1に収録する接点データ収集収録手段83とから構成さ
れる。
【0097】次に、本実施の形態の作用を図16〜図1
9に基づいて説明する。プロセス入力処理手段3はプラ
ントPのユニット計算機より送信されるプラントデータ
を、図17に示すような時刻と各入力点のデータからな
る受信データ形式で入力する。
【0098】接点データ収集収録手段83は、図18に
フロー図で示すように、一定周期でプロセス入力処理手
段3に入力される図17に示す受信データを待ち(ステ
ップ600)、入力されると、プロセス入力処理手段3
からの受信データの時刻と入力点1のデータを読み込む
(ステップ601)。
【0099】受信データの時刻に基づいて1日で最初の
データかチェックし(ステップ602)、最初の場合
は、接点データベース81に入力点と接点データと時刻
の登録を行い(603)、この登録した接点データを前
回値としてセットする(604)。
【0100】2回目以降の受信データの場合は、各入力
点の入力値を前回値と比較し(ステップ605)、同一
の場合は接点データベース81への登録を行わない。ス
テップ605でデータの変更があった場合のみ、今回入
力値を接点データベース81に登録するとともに前回値
としてセットする。
【0101】これにより、接点データベース81には、
ある入力点のデータ値が図19のような挙動を示した場
合、データ値が変化しない点(時刻t1 、t3 、t4 、
t6)の接点データは収録されず、開始時刻および各変
化点の時刻の接点データ(t0 、0)、(t2 、1)、
(t5 、0)のみが収録される。
【0102】以上の説明からも明らかなように、本実施
の形態によれば、一定周期で送信される接点データのう
ち変化点のみの接点データを接点データベースに収録す
ることで、データ数およびデータべースのサイズを抑え
ることができ、資源の省力化が可能となる。
【0103】なお、上記実施の形態では、プラントデー
タを1日単位で発電運転データとして格納処理するとし
たが、例えば、接点系データやアナログ系データの定数
のような変動の少ないデータについては、データ格納単
位を1ケ月、あるいは1年とすることも可能であり、よ
り収録効率の高いデータベースを構築することが可能と
なる。
【0104】また、上記実施の形態のプラントデータ収
集収録装置は、オブジェクト指向データベースとして構
築することができる。この場合には、保存される発電運
転履歴データとともに、その発電運転履歴データにアク
セスするための操作プログラムも同時にオブジェクト指
向データベースに格納することが可能となるため、発電
運転履歴データベースのフォーマットが変更になる際で
も、その操作プログラムを変更するだけで、この発電運
転履歴データベースに関連する個々のアプリケーション
を変更する必要がなく、発電運転履歴データベースのフ
ォーマット変更に対する波及効果を最小限に抑えること
ができる。
【0105】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、一定
周期で送信される断面的なプラントデータを時系列に編
集するとともに、その際収録周期の異なる時系列データ
も何種類か作成し保存することにより、時系列データの
長期保存および検索スピードの向上を図ることができ
る。
【0106】また本発明によれば、所定期間のプラント
データの最大値と最小値からプラントデータの圧縮値を
算出し、この圧縮値を運転履歴データとして保存するこ
とにより、データの収録効率を向上させ、長期間にわた
るデータの保存が可能となる。
【0107】また本発明によれば、プラントデータをそ
の時のプラントのイベント状態によって収録周期を変え
ることにより、例えば起動停止時であれば収録周期を短
く、負荷安定時は収録周期を長くするなど各イベントに
応じてきめの細かい収録が可能となるとともに、データ
の収録効率を向上させることができる。
【0108】また本発明によれば、所定期間の周期ごと
のプラントデータについて、前回保存値および前々回保
存値からその周期で外挿される値とほぼ等しいときプラ
ントデータの収録の間引きを行うことにより、運転履歴
データとしての目的・用途を損なうことなくプラントデ
ータの収録容量の削減を図るとともに効率のよいデータ
収録を行うことができる。
【0109】また本発明によれば、過去のプラントデー
タから次に送信されると予想される推定値を算出し、こ
の推定値と実際に送信された値とがほぼ等しいとき過去
のプラントデータにおいてもっとも新しいデータを運転
履歴データベースから削除することにより、運転履歴デ
ータとしての目的・用途を損なうことなくデータの収録
効率を向上させることができる。
【0110】また本発明によれば、接点データについて
その変化した時点のデータ値のみ収録することにより、
データの収録効率を向上させ、長期間にわたるデータの
保存が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のプラントデータ収
集収録装置を示すブロツ図である。
【図2】図1におけるデータ収集一時保存ファイル7の
データ構成を示す図である。
【図3】図1における時系列データ保存ファイル11の
データ構成を示す図である。
【図4】図1における時系列データ保存手段9の作用を
示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態のプラントデータ収
集収録装置を示すブロック図である。
【図6】図5におけるプラントデータベース21のデー
タ構成例を示す図である。
【図7】図5における最大・最小圧縮データベース27
のデータ構成例を示す図である。
【図8】図5に示すプラントデータ収集収録装置の作用
を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態のプラントデータ収
集収録装置を示すブロック図である。
【図10】第3の実施の形態におけるプラントのイベン
ト状態(負荷安定、解列、点火など)と収録周期との関
係を説明する図である。
【図11】図9に示すプラントデータ収集収録装置の作
用を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第4の実施の形態のプラントデータ
収集収録装置を示すブロック図である。
【図13】図12に示すプラントデータ収集収録装置の
作用を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第5の実施の形態のプラントデータ
収集収録装置を示すブロック図である。
【図15】図14に示すプラントデータ収集収録装置の
作用を示すフローチャートである。
【図16】本発明の第6の実施の形態のプラントデータ
収集収録装置を示すブロック図である。
【図17】プロセス入力処理手段3の受信データ形式の
一例を示す図である。
【図18】図16における接点データ収集収録手段83
の作用を示すフローチャートである。
【図19】接点データの送信データ例を示す図である。
【符号の説明】
1………プラントデータ収集収録装置、3………プロセ
ス入力処理手段、5………カレントデータ記憶手段、7
………データ収集一時保存ファイル、9………時系列デ
ータ保存手段、11………時系列データ保存ファイル、
13………外部記憶装置収録手段、15………データ検
索手段、21………プラントデータベース、23………
最大値・最小値算出手段、25………最大・最小圧縮値
作成手段、27………最大・最小圧縮データベース、2
9………最大・最小圧縮データ格納手段、31………プ
ラントイベント判定テーブル、33………収録条件判定
手段、35、73………データ収録手段、37、51、
61………発電運転履歴データベース、41………最大
値・最小値算出手段、43………最大値・最小値格納デ
ータベース、45………データ間引き率格納データベー
ス、47………データ間引き許容範囲計算手段、49…
……データ間引き手段、53………データベース削除手
段、63………推定値算出手段、65………推定値格納
データベース、67………間引き許容範囲判定率格納デ
ータベース、69………間引き判定手段、71………プ
ラントデータ間引き手段、81………接点データベー
ス、83………接点データ収集収録手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 浩子 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 平田 哲也 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 塚原 英樹 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 児玉 克徳 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝システムテクノロジー株式会社内 (72)発明者 三浦 幸雄 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントからのプラントデータを一定周期で収集するプ
    ロセス入力手段と、 プロセス入力手段で一定周期で収集されたプラントデー
    タをその収集時刻ごとに断面フォーマットにてデータ収
    集一時保存ファイルに保存するカレントデータ記憶手段
    と、 前記データ収集一時保存ファイルから断面フォーマット
    のプラントデータを取り出し、データ項目ごとに複数種
    類の収録周期の時系列データに編集してそれぞれ時系列
    データ保存ファイルに保存する時系列データ保存手段
    と、 前記時系列データ保存ファイルに一定期間保存された所
    定収録周期の時系列データを外部記憶装置に収録する外
    部記憶装置収録手段と、 オペレータからの要求に基づいて前記時系列データ保存
    ファイルまたは前記外部記憶装置から指定された運転履
    歴データを取り出すデータ検索手段とを備えたことを特
    徴とするプラントデータ収集収録装置。
  2. 【請求項2】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントから一定周期で所定期間収集されたプラントデ
    ータを格納するプラントデータベースと、 このプラントデータベース内の所定期間のプラントデー
    タの最大値および最小値に基づいて前記所定期間のプラ
    ントデータを所定の縮小された数値範囲に収まるよう圧
    縮する最大・最小圧縮値作成手段と、 この最大・最小圧縮値作成手段によって圧縮されたデー
    タを格納する最大・最小圧縮データベースとを備えたこ
    とを特徴とするプラントデータ収集収録装置。
  3. 【請求項3】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントからのプラントデータを一定周期で入力するプ
    ロセス入力手段と、 プラントイベントの判定条件を格納するプラントイベン
    ト判定テーブルと、 前記プロセス入力手段からのプラントデータおよび前記
    プラントイベント判定テーブル内のプラントイベントの
    判定条件に基づいてプラントのイベント状態を判定し、
    前記プラントデータの収録周期を決定する収録条件判定
    手段と、 この収録条件判定手段によって決定された収録周期で前
    記プロセス入力手段で入力されるプラントデータを運転
    履歴データベースに収録するデータ収録手段とを備えた
    ことを特徴とするプラントデータ収集収録装置。
  4. 【請求項4】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントから一定周期で所定期間収集されたプラントデ
    ータを格納するプラントデータベースと、 このプラントデータベースから収集順にプラントデータ
    を取り出し、1回目の収集プラントデータと2回目の収
    集プラントデータを運転履歴データベースに格納し、3
    回目以降の収集プラントデータについては、前記運転履
    歴データベースにすでに格納されているプラントデータ
    のうち最新とその次に新しいプラントデータから当該収
    集時刻にて外挿される値とほぼ等しい場合には、当該収
    集プラントデータを前記運転履歴データベース内の最新
    のプラントデータに上書きするデータ間引き手段とを備
    えたことを特徴とするプラントデータ収集収録装置。
  5. 【請求項5】 前記プラントデータベース内の所定期間
    のプラントデータの最大値と最小値との差に基づいてデ
    ータ間引き許容範囲を算出するデータ間引き許容範囲計
    算手段を備え、 前記データ間引き手段が、前記3回目以降の収集プラン
    トデータについては、前記運転履歴データベースにすで
    に格納されているプラントデータのうち最新およびその
    次に新しいプラントデータから当該収集時刻にて外挿さ
    れる値との差が前記データ間引き許容範囲計算手段にて
    算出されたデータ間引き許容範囲内のとき、当該収集プ
    ラントデータを前記運転履歴データベース内の最新のプ
    ラントデータに上書きし、前記外挿値との差が前記デー
    タ間引き許容範囲より逸脱するとき前記運転履歴データ
    ベースに格納することを特徴とする請求項4記載のプラ
    ントデータ収集収録装置。
  6. 【請求項6】 プラントデータの入力点ごとに予め求め
    ておいたデータ間引き率を格納するデータ間引き率格納
    データベースを備え、 前記データ間引き許容範囲計算手段が前記プラントデー
    タベース内の所定期間のプラントデータの各入力点の最
    大値と最小値との差に前記データ間引き率格納データベ
    ース内の対応する入力点のデータ間引き率を乗じて各入
    力点ごとにデータ間引き許容範囲を算出することを特徴
    とする請求項5記載のプラントデータ収集収録装置。
  7. 【請求項7】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントからのプラントデータを一定周期で受信するプ
    ロセス入力手段と、 このプロセス入力手段によって受信されたプラントデー
    タを運転履歴データベースに収録するデータ収録手段
    と、 前記プロセス入力手段にて今回受信されたプラントデー
    タが、前記運転履歴データベースに収録されている最新
    およびその次に新しいプラントデータから今回受信時刻
    にて推定される値とほぼ等しい場合には、前記運転履歴
    データベースから前記最新のプラントデータを削除する
    プラントデータ間引き手段とを備えたことを特徴とする
    プラントデータ収集収録装置。
  8. 【請求項8】 各入力点のプラントデータの間引き許容
    範囲判定率を格納する間引き許容範囲判定率格納データ
    ベースと、 前記運転履歴データベースに収録されている最新および
    その次に新しいプラントデータに基づいてプラントから
    次に送信されると予想されるプラントデータの推定値を
    算出する推定値算出手段と、 前記運転履歴データベースに収録されている最新および
    その次に新しいプラントデータと前記間引き許容範囲判
    定率格納データベース内の対応する入力点の間引き許容
    範囲判定率に基づいて間引き許容範囲を算出し、前記推
    定値算出手段で算出された推定値とこれに対応する今回
    受信値との差が前記間引き許容範囲内にあるとき、前記
    運転履歴データベースから前記最新のプラントデータを
    削除するよう前記プラントデータ間引き手段に要求する
    間引き判定手段とを備えたことを特徴とする請求項7記
    載のプラントデータ収集収録装置。
  9. 【請求項9】 プラントの運転状態を示すプラントデー
    タを収集し運転履歴データとして収録するプラントデー
    タ収集収録装置において、 プラントからのプラントデータを一定周期で入力するプ
    ロセス入力手段と、 前記プラントデータの接点データを格納する接点データ
    ベースと、 前記プロセス入力手段によって入力されるプラントデー
    タのうち接点データを抽出し、前記接点データベースに
    格納されている最新の接点データと比較して変化してい
    るときのみ、今回収集の接点データを前記接点データベ
    ースに収録する接点データ収集収録手段とを備えたこと
    を特徴とするプラントデータ収集収録装置。
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