JPH1064241A - 磁気テープのクリーニング装置およびその方法と、クリーニングテープ用のカートリッジ - Google Patents

磁気テープのクリーニング装置およびその方法と、クリーニングテープ用のカートリッジ

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JPH1064241A
JPH1064241A JP22121996A JP22121996A JPH1064241A JP H1064241 A JPH1064241 A JP H1064241A JP 22121996 A JP22121996 A JP 22121996A JP 22121996 A JP22121996 A JP 22121996A JP H1064241 A JPH1064241 A JP H1064241A
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JP
Japan
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cleaning
tape
magnetic tape
cartridge
tapes
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JP22121996A
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English (en)
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Kiyoshi Arai
清 新井
Yasuo Koma
康夫 小間
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NIPPON SYST HOUSE KK
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NIPPON SYST HOUSE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気テープの汚れは、再生時における信号出
力の低下や信号のドロップアウトなど、磁気テープの再
生特性を劣化させる原因になる。 【解決手段】 クリーニング装置2は、二本のクリーニ
ングテープ1a,1bと、それら二本のテープを密着させる
ためにカートリッジ1に揺動自在に取付けられた二つの
テープガイド1e,1fと、それら二本のテープの間に磁気
テープを案内する案内溝1jを備えたカートリッジ1が挿
入されると、カートリッジ1を所定位置に配置する。磁
気テープを収容するカセット3が挿入されると、案内溝1
jに磁気テープが位置するようにカセット3を配置し、テ
ープガイド1e,1fを移動して、二本のクリーニングテー
プ1a,1bにより磁気テープを挟み、二本のクリーニング
テープ1a,1bと磁気テープとを同一方向に異なる速度で
走行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気テープのクリー
ニング装置およびその方法と、クリーニングテープ用の
カートリッジに関し、とくに、カートリッジに収容され
た二本のクリーニングテープを用いる磁気テープのクリ
ーニング装置およびその方法と、クリーニングテープ用
のカートリッジと、その磁気テープのクリーニング方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ビデオ、オーディオ、コンピュータなど
で用いられる磁気テープは、通常、磁気ヘッドと接触し
た状態で使用される。このため、テープの磁性面の磁性
材やコーティング材は、磁気ヘッドに削られて粉体にな
り、磁気ヘッドの表面に付着し、磁気ヘッドの表面を汚
す。磁気ヘッドの表面に付着した汚れは、今度は、磁気
ヘッドから磁気テープへと転移し、磁気テープの面を汚
すことになる。さらに、磁気ヘッドやピンチローラなど
との摩擦により、磁気テープは静電気を帯び、周囲のダ
ストを吸引するので、磁気テープの面はさらに汚れるこ
とになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した磁気テープの
汚れは、とくに、再生時における信号出力の低下や信号
のドロップアウトなど、磁気テープの再生特性を劣化さ
せる原因になることが知られている。しかしながら、従
来、再生特性が劣化すると、磁気テープよりも記録再生
装置の磁気ヘッドなどのクリーニングが重視され、磁気
テープのクリーニングは軽視され勝ちである。
【0004】本発明は、上述の問題を解決するためのも
のであり、磁気テープの再生特性を劣化させる磁気テー
プの汚れを簡単な操作で取除くとともに、磁気テープの
クリーニングに用いるクリーニングテープの管理が容易
な磁気テープのクリーニング装置およびその方法と、ク
リーニングテープ用のカートリッジを提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】本発明にかかるクリーニングテープ用のカ
ートリッジは、磁気テープをクリーニングするためのテ
ープを収容するクリーニングテープ用のカートリッジで
あって、前記クリーニングテープが巻付けられた二つの
第一リールと、前記第一リールそれぞれから引出される
二本のテープを密着させるために、前記カートリッジに
揺動自在に取付けられた少なくとも二つのテープガイド
と、前記二本のテープそれぞれを巻取る二つの第二リー
ルと、前記二本のテープの間に前記磁気テープを案内す
る案内溝とを有することを特徴とする。
【0007】本発明にかかる磁気テープのクリーニング
装置は、前記クリーニングテープ用のカートリッジを、
第一の所定位置に配置し、排出する第一の搬送排出手段
と、挿入された磁気テープを収容するカセットを、第二
の所定位置に配置し、排出する第二の搬送排出手段と、
前記カートリッジのテープガイドを移動する移動手段
と、前記カートリッジに収容された二本のクリーニング
テープおよび前記磁気テープを走行させる駆動手段とを
備え、前記第二の搬送排出手段は、前記カートリッジの
案内溝に前記磁気テープが位置するように前記カセット
を配置することを特徴とする。
【0008】本発明にかかる磁気テープのクリーニング
方法は、前記クリーニングテープ用のカートリッジが挿
入されると、前記カートリッジを所定位置に配置し、磁
気テープを収容するカセットが挿入されると、前記カー
トリッジの案内溝に前記磁気テープが位置するように前
記カセットを配置し、前記カートリッジのテープガイド
を移動して、前記カートリッジに収容された二本のクリ
ーニングテープにより前記磁気テープを挟み、前記二本
のクリーニングテープと前記磁気テープとを同一方向に
異なる速度で走行させることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる一実施形態
の磁気テープのクリーニング装置を図面を参照して詳細
に説明する。なお、以下では8mmビデオテープを例に説
明するが、本発明は、これに限定されるものではなく、
ビデオ機器に用いられる映像記録用の磁気テープ、オー
ディオ機器に用いられるサウンド記録用の磁気テープ、
コンピュータ機器に用いられるディジタルデータ記録用
の磁気テープなど、カセットに収容された磁気テープの
クリーニングに適用することができる。また、本発明は
独立した装置として提供されるだけでなく、本発明にか
かるクリーニング装置を磁気テープを利用する装置に組
み込むこともできる。
【0010】[構成]図1は本実施形態の磁気テープク
リーニング装置を説明するための斜視図である。
【0011】同図において、1はクリーニングテープを
収納するクリーニングカートリッジ(以下では、単に
「カートリッジ」と呼ぶ)であり、後述するように、溝
1jに導かれたビデオテープをクリーニングためのもので
ある。2はクリーニング装置本体で、メカ部、制御部、
電源などを内蔵する。3はビデオテープを収納するビデ
オカセット(以下では、単に「カセット」と呼ぶ)であ
る。また、装置本体2のパネルにはインジケータとして
レディランプ4、クリーニングランプ5、クリーニング終
了ランプ6、クリーニングテープ終了ランプ7などがあ
る。また、クリーニングの開始を指示するためのスター
トスイッチ11、カセット3を排出させるためのイジェク
トスイッチ12、カートリッジ1を排出させるためのイジ
ェクトスイッチ13などがある。
【0012】[動作の概要]図2はカートリッジ1の構成
例および装置本体2内におけるカセット3とカートリッジ
1との相対的な位置関係の一例を示す図である。クリー
ニング装置2にカートリッジ1およびカセット3を挿入
し、スタートスイッチ11を押すとビデオテープのクリー
ニングが開始される。
【0013】具体的には、装置本体2に挿入されたカセ
ット3は、図示しない搬送部により搬送されるとともに
リッド3aが開かれた状態になり(図3A)、カセット3か
ら露出したビデオテープが二本のクリーニングテープ1
a,1bに挟まれる位置に配置される(図3B)。スタートス
イッチ11が押されると、まず、図示しない駆動部によ
り、装置本体2に備わったガイドポスト2g,2hを移動し、
ビデオテープに所定の傾きを与えてビデオテープの面と
クリーニングテープ1a,1bの面とが略平行になるように
するとともに、カートリッジ1のテープガイド1e,1fを移
動し、テープガイド1e,1fによりクリーニングテープ1a,
1bおよびクリーニングテープ1a,1bに挟持されたビデオ
テープを圧接する(図3C)。ガイドポスト2g,2hにより
ビデオテープに傾きを与えるのは、カートリッジ1がカ
セット3に対して傾いて配置されているためであり、こ
の傾きに応じてビデオテープ3に与える傾き、つまりガ
イドポスト2g,2hの傾きを設定する。
【0014】テープガイド1e,1fおよびガイドポスト2g,
2hの移動が終了すると、図示しない駆動軸を介して、カ
ートリッジ1のテープリール1c,1dを図3Dに示す矢印の向
きに回転駆動するとともに、クリーニングテープ1a,1b
の移動方向と同じ方向にビデオテープを移動するように
カセット3のテープリール(不図示)も回転駆動する。
この際、クリーニングテープ1a,1bの移動速度は等速で
あり、ビデオテープの移動速度はクリーニングテープ1
a,1bの移動速度よりも充分に速くなるように制御する。
この速度差により、クリーニングテープ1a,1bに挟まれ
圧接されているビデオテープ表面の汚れがクリーニング
テープ1a,1bによりクリーニングされる。
【0015】クリーニング時は、二本のクリーニングテ
ープ1a,1bによりビデオテープを挟み、両テープの走行
方向を同一にするので、テープの幅方向や厚さ方向に無
理なストレスが加わることがなく、ビデオテープを痛め
ることがない。
【0016】ビデオテープのクリーニングが終了する
と、テープガイド1e,1fおよびガイドポスト2g,2hを移動
してビデオテープを開放し、図3Bの状態に戻した後、カ
セット1を装置本体2から排出する(図3E)。
【0017】なお、図3Cは使用開始時または使用開始直
後の状態のクリーニングテープ1a,1bを示し、kクリーニ
ングテープ1a,1bのほぼ全長が供給側のリールに巻き付
いている。図3Dは使用終了時または使用終了直前の状態
のクリーニングテープ1a,1bを示し、クリーニングテー
プ1a,1bのほぼ全長が巻取側のリールに巻き付いてい
る。図3Dの状態になる、つまり、クリーニングテープ1
a,1bの全長(または所定長)がテープリール1c,1dに巻
き取られ、クリーニングテープ1a,1bの未使用部分がな
くなった場合、カートリッジ1を排出してカートリッジ1
の交換を要求するが、その詳細は後述する。
【0018】[制御部]図4は磁気テープクリーニング
装置2の制御部の構成例を示すブロック図である。
【0019】同図において、101は磁気テープクリーニ
ング装置2全体の制御を司る制御部で、例えば、ワンチ
ップマイクロコンピュータなどである。制御部101は、R
OM101aに予め格納された制御プログラムに従い、RAM101
bをワークメモリとして、後述する処理を実行する。制
御部101のI/Oポートには、前述したスイッチ11〜13、ラ
ンプ4〜7などが接続されるとともに、後述するテープ、
カセット3およびカートリッジ1の状態を検出するための
各種センサや、メカ部のモータやソレノイドなどを駆動
するための駆動部も接続される。
【0020】カートリッジ搬送・排出部102は、挿入さ
れたカートリッジ1を、所定位置へ搬送し、装置2の外へ
排出するためのモータやメカなどを備え、制御部101か
らの信号に従いカートリッジ1の搬送および排出を行
う。カセット搬送・排出部103は、挿入されたカセット2
を、所定位置へ搬送し、装置2の外へ排出するためのモ
ータやメカなどを備え、制御部101からの信号に従いカ
セット2の搬送および排出を行う。テープ駆動部104は、
カートリッジ1のテープリール1c,1d、カセット3のテー
プリールなどを回転および停止するためのモータ、ソレ
ノイド、メカなどを備え、制御部101からの信号に従い
テープリールの回転および停止を行う。テープガイド・
ガイドポスト駆動部105は、テープガイド1e,1fやガイド
ポスト2g,2hなどを移動するためのソレノイドやメカな
どを備え、制御部101からの信号に従いテープガイド1e,
1fやガイドポスト2g,2hの移動を行う。
【0021】クリーニングテープ終端検出センサ106
は、クリーニングテープ1a,1bの全長(または所定長)
がテープリール1c,1dに巻き取られた状態(図3D)、つ
まりクリーニングテープ1a,1bの未使用部分がなくなっ
た場合を検出するものである。ビデオテープ先端・終端
検出センサ107は、カセット3のどちらのリールにビデオ
テープの全長(または所定長)があるかを検出するもの
である。また、カートリッジ検出センサ108はカートリ
ッジ1が挿入されたことを検出し、カセット検出センサ1
09はカセット3が挿入されたことを検出するものであ
る。これらセンサの検出信号は、I/Oポートを介して制
御部101のCPUへ入力される。
【0022】[クリーニング手順]図5は磁気テープク
リーニング装置2によるクリーニングの手順例を示すフ
ローチャートで、装置2の電源がオンになると制御部101
により実行されるものである。
【0023】同図において、ステップS1で、クリーニン
グテープ終端検出センサ106の信号に基づき、クリーニ
ングテープに未使用部分があるか否かを判定する。未使
用部分がない場合は、ステップS2でクリーニングテープ
終了ランプ7を点灯し、ステップS3でカートリッジ搬送
・排出部102を制御してカートリッジ1を排出させ、ステ
ップS4で新たにカートリッジ1が挿入されるのを待つ。
カートリッジ検出センサ108によりカートリッジ1の挿入
を検出すると、ステップS5でクリーニングテープ終了ラ
ンプ7を消し、ステップS6でカートリッジ搬送・排出部1
02を制御してカートリッジ1を搬送しセットさせた後、
ステップS1へ戻る。
【0024】ステップS1でクリーニングテープに未使用
部分があった場合は、ステップS6でカセット3が挿入さ
れるのを待つ。カセット検出センサ109によりカセット3
の挿入を検出すると、ステップS8でカセット搬送・排出
部102を制御してカセット3を搬送しセットさせた後、ス
テップS9で、クリーニング終了ランプ6が点灯している
場合はそれを消し、レディランプ4を点灯し、ステップS
10で何れかのスイッチが押されるのを待つ。
【0025】イジェクトスイッチ12が押された場合は、
ステップS11でレディランプ4を消し、ステップS14でビ
デオテープが未クリーニングのカセット3を排出した
後、ステップS1へ戻る。また、スタートスイッチ11が押
された場合は、ステップS12で、レディランプ4を消すと
ともに、クリーニングランプ5を点灯し、ステップS13で
後述するクリーニング処理を実行し、ステップS14でビ
デオテープがクリーニング済みのカセット3を排出した
後、ステップS1へ戻る。また、イジェクトスイッチ13が
押された場合は、ステップS15でレディランプ4を消し、
ステップS3へ進み、前述したカートリッジ1の交換処理
を行った後、ステップS1へ戻る。
【0026】図6はステップS13のクリーニング処理の詳
細手順の一例を示すフローチャートである。
【0027】ステップS21で、ビデオテープ先端・終端
検出センサ107の信号に基づき、ビデオテープを巻き戻
す必要があるか否かを判定し、必要があればステップS2
2で、テープ駆動部104を制御してビデオテープを巻き戻
す。例えば、途中まで送られたビデオテープなどは巻き
戻し、ビデオテープの先頭からクリーニングを実行す
る。
【0028】続いて、ステップS23で、テープガイド・
ガイドポスト駆動部105を制御して、ガイドポスト2g,2h
およびテープガイド1e,1fを所定位置へ移動し、ステッ
プS24で割込みを許可する。この割込みは、クリーニン
グテープ終端センサ106、ビデオテープ先端・終端検出
センサ107、ビデオテープを排出させるためのイジェク
トスイッチ12からの信号に基づき発生されるもので、そ
れぞれクリーニングテープの終了、クリーニングの終
了、クリーニングの中止を表す。
【0029】続いて、ステップS25で、テープ駆動部104
を制御してカートリッジ1のテープリール1c,1dおよびカ
セット3のテープリールを回転駆動し、クリーニングテ
ープ1a,1bおよびビデオテープを送り、ステップS26で割
込みの発生を待つ。割込みが発生すると、ステップS27
で割込みを禁止し、ステップS28でテープ駆動部104を制
御してテープリールの回転を停止させ、ステップS29で
テープガイド・ガイドポスト駆動部105を制御して、ガ
イドポスト2g,2hおよびテープガイド1e,1fをホーム位置
へ戻して、ビデオテープを開放した後、ステップS30で
割込みの種類を判定する。
【0030】イジェクトスイッチ12が押された(クリー
ニングの中止)場合は、ステップS31でクリーニングラ
ンプ5を消した後、図5に示したメインルーチンに復帰す
るので、ビデオテープをその途中までクリーニングした
カセット3が排出される。
【0031】ビデオテープ先端・終端検出センサ107に
よりビデオテープの終端が検出された(クリーニングの
終了)場合は、ステップS32でクリーニングランプ5を消
しクリーニング終了ランプ7を点灯し、ステップS33でテ
ープ駆動部104を制御してビデオテープを巻き戻す。そ
して、ステップS34で、ビデオテープ先端・終端検出セ
ンサ107によりビデオテープの先端が検出された後、図5
に示したメインルーチンに復帰するので、ビデオテープ
のクリーニングが終了し、ビデオテープが巻き戻された
カセット3が排出される。
【0032】クリーニングテープ終端センサ106により
クリーニングテープ1a,1bの終端が検出された(クリー
ニングテープの終了)場合は、ステップS35でクリーニ
ングテープ終了ランプ7を点灯し、ステップS36でカート
リッジ搬送・排出部102を制御してカートリッジ1を排出
し、ステップS37で新たにカートリッジが挿入される
と、ステップS38でクリーニングテープ終了ランプ7を消
した後、ステップS23へ戻るので、クリーニングが再開
される。
【0033】このように、本実施形態によれば、再生時
における信号出力の低下や信号のドロップアウトなど、
磁気テープの再生特性を劣化させる原因になっている磁
気テープの汚れを簡単な操作で取除くことができる。
【0034】また、磁気テープのクリーニングに用いる
クリーニングテープはカートリッジに収納されているの
で、その交換、取り扱い、保管などが極めて容易である
上、二本のクリーニングテープにより磁気テープを挟ん
でクリーニングする方式であることから、クリーニング
テープを収納するカートリッジの構造および組立を極め
て簡単にすることができ、カートリッジの製造コストを
最小に抑えることができる。
【0035】さらに、クリーニング時は、二本のクリー
ニングテープによりビデオテープを挟み、両テープの走
行方向を同一にするので、テープの幅方向や厚さ方向に
無理なストレスが加わることがなく、ビデオテープを痛
めることがない。
【0036】さらに、磁気テープのカセットおよびクリ
ーニングテープのカートリッジの装着および脱着を自動
的に行うので、操作が単純でありロボットによるオート
ハンドリングも可能である。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
磁気テープの再生特性を劣化させる磁気テープの汚れを
簡単な操作で取除くとともに、磁気テープのクリーニン
グに用いるクリーニングテープの管理が容易な磁気テー
プのクリーニング装置およびその方法と、クリーニング
テープ用のカートリッジを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の磁気テープクリーニング装置を説
明するための斜視図、
【図2】カートリッジの構成例および装置本体内におけ
るカセットとカートリッジとの相対的な位置関係の一例
を示す図、
【図3A】クリーニング動作の概要を説明する図、
【図3B】クリーニング動作の概要を説明する図、
【図3C】クリーニング動作の概要を説明する図、
【図3D】クリーニング動作の概要を説明する図、
【図3E】クリーニング動作の概要を説明する図、
【図4】磁気テープクリーニング装置の制御部の構成例
を示すブロック図、
【図5】磁気テープクリーニング装置によるクリーニン
グの手順例を示すフローチャート、
【図6】図5に示すクリーニング処理の詳細手順の一例
を示すフローチャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープをクリーニングするためのテ
    ープを収容するクリーニングテープ用のカートリッジで
    あって、 前記クリーニングテープが巻付けられた二つの第一リー
    ルと、 前記第一リールそれぞれから引出される二本のテープを
    密着させるために、前記カートリッジに揺動自在に取付
    けられた少なくとも二つのテープガイドと、 前記二本のテープそれぞれを巻取る二つの第二リール
    と、 前記二本のテープの間に前記磁気テープを案内する案内
    溝とを有することを特徴とするクリーニングテープ用の
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】 挿入された請求項1に記載されたクリー
    ニングテープ用のカートリッジを、第一の所定位置に配
    置し、排出する第一の搬送排出手段と、 挿入された磁気テープを収容するカセットを、第二の所
    定位置に配置し、排出する第二の搬送排出手段と、 前記カートリッジのテープガイドを移動する移動手段
    と、 前記カートリッジに収容された二本のクリーニングテー
    プおよび前記磁気テープを走行させる駆動手段とを備
    え、 前記第二の搬送排出手段は、前記カートリッジの案内溝
    に前記磁気テープが位置するように前記カセットを配置
    することを特徴とする磁気テープのクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 さらに、前記磁気テープに所定の傾きを
    与えるために、揺動可能に取付けられた少なくとも二つ
    のガイドポストを備え、 前記移動手段は前記テープガイドとともに前記ガイドポ
    ストを移動することを特徴とする請求項2に記載された
    磁気テープのクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段により前記テープガイドが
    移動され、前記二本のクリーニングテープに前記磁気テ
    ープが挟まれた後、前記駆動手段は前記二本のクリーニ
    ングテープと前記磁気テープとを同一方向に異なる速度
    で走行させることを特徴とする請求項2に記載された磁
    気テープのクリーニング装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載されたクリーニングテー
    プ用のカートリッジが挿入されると、前記カートリッジ
    を所定位置に配置し、 磁気テープを収容するカセットが挿入されると、前記カ
    ートリッジの案内溝に前記磁気テープが位置するように
    前記カセットを配置し、 前記カートリッジのテープガイドを移動して、前記カー
    トリッジに収容された二本のクリーニングテープにより
    前記磁気テープを挟み、 前記二本のクリーニングテープと前記磁気テープとを同
    一方向に異なる速度で走行させることを特徴とする磁気
    テープのクリーニング方法。
  6. 【請求項6】 前記磁気テープの終端近傍に達すると、
    前記二本のクリーニングテープおよび前記磁気テープの
    走行を停止し、前記テープガイドを移動して前記磁気テ
    ープを開放し、前記カセットを排出することを特徴とす
    る請求項5に記載された磁気テープのクリーニング方
    法。
  7. 【請求項7】 前記クリーニングテープの終端近傍に達
    すると、前記カートリッジを排出し、新たなカートリッ
    ジの挿入を要求することを特徴とする請求項5に記載さ
    れた磁気テープのクリーニング方法。
JP22121996A 1996-08-22 1996-08-22 磁気テープのクリーニング装置およびその方法と、クリーニングテープ用のカートリッジ Pending JPH1064241A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7289292B2 (en) 2004-05-18 2007-10-30 Fujitsu Limited Library apparatus for cleaning recording medium and recording/reproduction device, and control method thereof

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7289292B2 (en) 2004-05-18 2007-10-30 Fujitsu Limited Library apparatus for cleaning recording medium and recording/reproduction device, and control method thereof

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