JPH1063139A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1063139A
JPH1063139A JP8217660A JP21766096A JPH1063139A JP H1063139 A JPH1063139 A JP H1063139A JP 8217660 A JP8217660 A JP 8217660A JP 21766096 A JP21766096 A JP 21766096A JP H1063139 A JPH1063139 A JP H1063139A
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子写真に用いるベルト状の像担持体の張架
構造を簡素化し、かつ、高速出力が可能な画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 ベルト状の像担持体である感光体1を複
数のローラ2、3、4、5で張架駆動し、テンションロ
ーラ3を張架された感光体1の平坦部1aと平行に設け
た案内溝15で移動自在に支持し、像形成補助手段であ
る転写ローラ10を案内溝15の略直角方向から付勢し
て転写ローラ10を感光体1を介してテンションローラ
3へ当接させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベルト状の感光体、
または、カラー画像形成装置に用いられるベルト状の中
間転写体、または、タンデム型カラー画像形成装置に用
いられる記録シート搬送ベルトなどのベルト状の像担持
体と、前記像担持体に当接する現像手段、または、転写
手段、または、クリーニング手段などの像形成補助手段
を有する画像形成装置に関する。
【0002】さらに詳しくは、前記像担持体の張架構造
と前記像形成補助手段の前記像担持体に対する当接構造
に関する。
【0003】
【従来の技術】ベルト状の像担持体を複数のローラで掛
け回し、前述のような像形成補助手段を像担持体を介し
てローラに当接させる構造を有する画像形成装置として
は種々のものが提案されている。
【0004】例えば第1の従来技術として、特公平3−
32072号公報では、ベルト状の感光体を駆動ローラ
と従動ローラで掛け回し、どちらか一方のローラの表面
にゴム等の弾性層を形成し、この弾性層を有するローラ
上に位置する感光体へトナー除去用ブレードを当接させ
て不要なトナーを除去する装置が提案されている。
【0005】また第2の従来技術として、特開昭60−
137167号公報には、複数のローラに掛け回された
ベルト状の感光体を有し、トナー像を記録シートへ転写
する転写ローラをソレノイド等で付勢して感光体を張架
するローラへ当接させる構造が提案されている。
【0006】さらに第3の従来技術として、特開昭63
−292156号公報では、ベルト状の中間転写体を有
するカラー画像形成装置において、複数のローラに掛け
回された中間転写体のローラ部へ離接可能なトナー除去
ブレードを当接させて不要なトナーを除去する装置が提
案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来技術のよう
に、ベルト状の感光体や中間転写体等の像担持体を複数
のローラで掛け回す構造を有する画像形成装置では、ロ
ーラの数を極力少なくすることが構造を簡素化する上で
極めて重要である。
【0008】しかしながら、各ローラには像担持体への
駆動力伝達、像担持体への張力印加、像担持体に当接す
る現像手段や転写手段、クリーニング手段などの像形成
補助手段の当接安定化、像形成補助手段の離接動作に対
応した像担持体の張力維持などの様々な機能を果たすこ
とが要求され、ローラの数を削減するには個々のローラ
が果たす機能を複合化することが必要となる。
【0009】ローラの数を削減し、これらの機能を複合
化することは相反する作用を起こす場合が多々ある。例
えば、像担持体に対して張力を印加するテンションロー
ラと、前述のような像形成補助手段の像担持体への当接
力を支えるバックアップローラを共通化した場合、予め
所定の張力で張架した像担持体に像形成補助手段を当接
させると張力が低下してしまい、像担持体を所望の速度
で安定して駆動できなくなることがある。
【0010】このような課題は前述の第2、第3の従来
技術のように像形成補助手段である転写ローラやトナー
除去ブレードなどが離接を行う場合はさらに深刻であ
り、画像形成中にこれらの像形成補助手段が離接を行う
と像担持体の張力が変動し、像担持体の伸縮や駆動力の
変動によって局所的に画像を伸縮させてしまう。
【0011】また、このような像形成補助手段の離接に
伴う局所的な画像伸縮は画像形成装置が連続的な画像形
成を行わないタイミングで離接動作を行うことで回避で
きる場合があるが、連続的な画像形成が行えなくなるた
めに画像形成装置の単位時間あたりのプリント枚数が低
下してしまう。
【0012】本発明は上述した課題に鑑みてなされたも
のであり、簡便な構造で像担持体のテンションローラと
像形成補助手段の像担持体への当接力を支えるバックア
ップローラを共通化し、安価で小型の画像形成装置を提
供することを第1の目的とし、また、像担持体に対して
像形成補助手段が離接動作を伴う場合でも像担持体の張
力変動が極めて小さく、連続的な画像形成が可能な高速
の画像形成装置を提供することを第2の目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の画像形成装置は、トナー像
を担持するベルト状の像担持体と、前記像担持体を張架
して掛け回す複数のローラと、前記像担持体を介して前
記ローラと当接する像形成補助手段を有する画像形成装
置において、前記ローラの少なくとも1本を前記像担持
体へ張力を付与するテンションローラとし、前記テンシ
ョンローラを前記ローラに掛け回された前記像担持体の
平坦部と略平行方向に設けた案内溝で移動自在に支持
し、前記案内溝の方向に沿って前記テンションローラを
付勢することで前記像担持体を張架すると共に、前記像
形成補助手段を前記案内溝の略直角方向から付勢し、前
記像形成補助手段が前記像担持体を介して前記テンショ
ンローラと当接することを特徴とする。
【0014】また、請求項2記載の画像形成装置は、前
記像担持体がベルト状の感光体であり、かつ、前記像形
成補助手段が帯電手段、または、現像手段、または、前
記感光体から別媒体にトナー像を転写する転写手段、ま
たは前記感光体のクリーニング手段であることを特徴と
する。
【0015】また、請求項3記載の画像形成装置は、前
記像担持体が複数の現像手段によって単一の感光体上に
形成されるトナー像を順次重ね合わせた後に記録シート
へ一括転写するベルト状の中間転写体であり、かつ、前
記像形成補助手段が前記中間転写体から記録シートへト
ナー像を転写する転写手段、または、前記中間転写体の
クリーニング手段であることを特徴とする。
【0016】さらに、請求項4記載の画像形成装置は、
前記像担持体が平行に配置された複数の感光体と対向し
て記録シートを搬送する記録シート搬送ベルトであり、
かつ、前記像形成補助手段が前記記録シート搬送ベルト
のクリーニング手段であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明を詳
しく説明する。
【0018】図1は本発明の画像形成装置の第1の実施
例を示す装置断面図である。この第1の実施例の概略動
作を図1で説明する。
【0019】図1において、ベルト状の像担持体である
感光体1は現像部ローラ2、テンションローラ3、クリ
ーニング部ローラ4、露光部ローラ5によって回転可能
に張架支持され、現像部ローラ2またはクリーニング部
ローラ4によって矢印A方向に駆動される。感光体1は
帯電ローラで構成された感光体1に当接する帯電手段6
によって一様に接触帯電され、レーザ走査光学系等で構
成された露光手段7で静電潜像が記録され、非磁性1成
分トナーを有する現像手段8が圧接現像することで静電
潜像がトナー像として顕像化される。トナー像は転写バ
ネ9で付勢されて感光体1に当接する転写ローラで構成
された転写手段10によって図示しない給紙手段から給
送された記録シート11へ転写される。トナー像が転写
された記録シート11は定着手段12で加熱加圧されな
がら搬送され装置外部に搬出される。
【0020】一方、トナー像が記録シート11へ転写さ
れた感光体1はゴムブレード等で構成されたクリーニン
グ手段13が当接して表面に残留する不要なトナーが掻
き落とされる。
【0021】なお、本例では感光体1の露光手段7と対
向する位置に露光部ローラ5を配置して露光部における
感光体1をバックアップすることで、露光部ローラ5を
設けない場合に露光部7a付近の紙面奥行き方向に発生
する皺や振動を防止しているが、感光体1が充分な剛性
を有する場合には感光体1の張架構造を簡略化するとい
う本発明の主旨に沿って省略することが可能である。
【0022】また、同様の理由で帯電手段6とクリーニ
ング手段13を感光体1を介してクリーニング部ローラ
4へ当接させているが、それぞれの手段に対向して個別
のローラを配置して構成しても良い。
【0023】ここで、本例における像担持体である感光
体1の張架構造と、本例における像形成補助手段である
転写手段10の当接構造について説明する。
【0024】図1において、現像部ローラ2、クリーニ
ング部ローラ4、露光部ローラ5は側板14へ軸位置を
固定して回転可能に保持されている。一方、テンション
ローラ3は、張架された感光体1の平坦部1aとほぼ平
行に側板14に設けられた案内溝15に沿って軸位置が
移動可能に支持され、テンションバネ16によって案内
溝15と平行な矢印B方向に付勢されることで感光体1
へ張力を印加している。
【0025】これに対して、転写手段10は転写バネ9
により矢印C方向に付勢され、感光体1を介してテンシ
ョンローラ3と当接し、矢印Bと矢印Cの成す角度がほ
ぼ直角となるように構成している。
【0026】即ち、転写手段10の当接力が案内溝15
で支持されるので、感光体1の張力は転写手段10の当
接力の影響をほとんど受けることがなく、例えば、消耗
部品である感光体1を各ローラに張架したユニット状態
で交換する場合に、交換された感光体1が転写手段10
と当接しても感光体1の張架状態が変化することがな
い。
【0027】なお、本例では感光体1を張架するテンシ
ョンローラ3に対して感光体1を介して転写手段10が
当接する構成としたが、感光体1を張架するローラの配
置を変更し、本例と同様の構成でローラ群に掛け回され
た感光体1の平坦部と略平行に付勢するテンションロー
ラに対して帯電手段6、または、現像手段8、または、
クリーニング手段13がテンションローラの付勢方向と
略直角方向から感光体1を介してテンションローラ3に
当接する構成としても同様の効果を得ることができる。
【0028】また、本例では案内溝15の長手方向(矢
印Bの方向)と矢印Cで示される転写手段10の付勢方
向がほぼ直角となるように配置したが、必ずしも直角に
限定されるものではなく、記録シート11の転写部への
進入方向や定着手段12の配置などに応じて案内溝15
の長手方向(矢印Bの方向)と矢印Cの方向が直角から
10゜程度ずれても良い。
【0029】次に、本発明の画像形成装置の第2の実施
例を図2から図4を用いて説明する。
【0030】図2は本発明の画像形成装置の第2の実施
例を示す装置断面図であり、ベルト状の中間転写体を用
いたカラー画像形成装置である。
【0031】図2において、矢印D方向に回転する感光
体17の外周には帯電手段である帯電ローラ18が配置
され、感光体17に当接回転しながら感光体17の表面
が一様に帯電される。
【0032】表面が一様に帯電された感光体17は、露
光手段であるレーザー走査光学系19によって第1色目
として例えばイエローの画像情報に応じて選択的に走査
露光され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0033】静電潜像が記録された感光体17の回転方
向下流側には、現像剤としてそれぞれイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、感光体1に対
して離接自在な現像手段20、21、22、23が配置
され、形成されたイエロー用の静電潜像はイエロー現像
手段20のみが感光体17と当接して現像することでイ
エローのトナー像が形成される。
【0034】現像手段の感光体回転方向下流側には、感
光体17に隣接してベルト状の中間転写体24が中間転
写体駆動ローラ25、バックアップローラ26、テンシ
ョンローラ27、補助ローラ28に掛け回されており、
図示しない駆動源によって感光体17の周速度と同一速
度で駆動されている。また、中間転写体24は感光体1
7と1次転写ローラ29によって挟持され、図示しない
高圧電源から1次転写ローラ29へ電圧が供給されるこ
とで前述の手順で形成されたイエローのトナー像が中間
転写体24の表面に転写される。
【0035】中間転写体24へイエローのトナー像を転
写した感光体17は更に矢印D方向へ回転し、クリーナ
ーブレード等で構成された感光体クリーナ30によって
感光体17の表面に残留するトナーが掻き取られ、再び
画像形成が可能となる。
【0036】同様の手順を第2色目から第4色目の画像
(マゼンタ、シアン、ブラック)に対して繰り返し行う
ことで中間転写体24上に4色のトナー像が順次重ね合
わせて記録される。
【0037】中間転写体24へ4色のトナー像の重ね合
わせが終了すると、給紙ローラ31、紙搬送ローラ対3
2および33によって記録シート34が給送され、これ
と同期して図示しないクラッチ機構とカム機構によって
2次転写ローラ35が2次転写支点軸36を中心として
矢印E方向に回転して中間転写体24を介してバックア
ップローラ26と当接し、図示しない高圧電源から電圧
が2次転写ローラ35へ印加されることで中間転写体2
4上の4色のトナー像が記録シート34へ転写される。
2次転写を終えた中間転写体24にはクリーナーブレー
ド等で構成された中間転写体クリーナ37が図示しない
クラッチ機構とカム機構によって矢印F方向へ回動して
当接し、中間転写体24の表面に残留したトナーが掻き
取られ、掻き取りが終了すると転写体クリーナ37は矢
印Fとは逆方向に回動して退避する。
【0038】4色のトナー像が転写された記録シート3
4は、ハロゲンランプ等の加熱手段を内蔵したヒートロ
ーラを有する定着手段38で加熱加圧しながら挟持搬送
されてトナー像が定着される。トナー像が定着された記
録シート34は排紙ローラ対39および40によって装
置外部へと排出され、カラー画像記録が完了する。
【0039】ここで、本例における像担持体である中間
転写体24の張架構造と、本例における像形成補助手段
である中間転写体クリーナ37の当接構造について図3
および図4を用いて説明する。
【0040】図3は本発明の第2の実施例における中間
転写体24の張架構造を示す部分断面図である。図3に
おいて、バックアップローラ26と本図に図示しない中
間転写体駆動ローラ25および補助ローラ28は側板4
1へ軸位置を固定して回動可能に保持されている。一
方、テンションローラ27は張架された中間転写体24
の平坦部24aとほぼ平行に側板41に設けられた案内
溝42に沿って軸位置が移動可能に支持され、加圧支点
軸43を中心として回動可能な加圧レバー44とテンシ
ョンバネ45によって案内溝42と平行な矢印G方向に
付勢されることで中間転写体24へ張力を印加してい
る。この張架構造は中間転写体24の両側面に設けられ
ており、各側面の加圧レバー44に設けた複数のテンシ
ョンバネ掛け44aのいずれかにテンションバネ45を
掛けることで中間転写体24に印加する張力の絶対値と
バランスが調整可能な構造となっており、中間転写体2
4の駆動時の蛇行を防止している。
【0041】また、図4は本発明の第2の実施例におけ
る中間転写体クリーナ37の当接構造を示す部分断面図
である。図4において、クリーナーカム46が図示しな
いクラッチ機構によって回動するとクリーナバネ47の
付勢力で中間転写体クリーナは矢印F方向に回動し、ク
リーナーブレードが矢印H方向に付勢されながら中間転
写体24を介してテンションローラ27へ当接する。こ
のとき、矢印Hの方向が前述のテンションローラ27の
中間転写体24の付勢方向である矢印Gと略直角方向と
なるように配置してある。なお、中間転写体クリーナ3
7の離接動作の回動中心は中間転写体クリーナ37の内
部に回収された廃トナーを回転しながら紙面奥行き方向
に搬送する搬出スクリュー48の回転中心と同一とする
ことで、中間転写体クリーナ37の離接揺動動作によっ
て転写体クリーナ37と廃トナーが回収される図示しな
い廃トナーボトルとの結合部分が受ける運動が単純な回
転運動となるので廃トナー漏れ防止構造を単純化するこ
とができる。
【0042】さて、図3および図4の説明からわかるよ
うに、テンションローラ27を支持する案内溝の長手方
向(矢印Hの方向)が中間転写体の張力付勢方向Gとほ
ぼ直角であり、中間転写体クリーナ37の当接力のほと
んどは案内溝42で支持されるので、中間転写体24の
張力は中間転写体クリーナ37の離接動作の影響をほと
んど受けることがない。従って、テンションローラ27
のみで中間転写体24への張力印加と中間転写体クリー
ナ37の当接力保持ができるので、中間転写体24の張
架駆動構造を簡略化することができる。さらに、例えば
記録シート34への2次転写が行われている時に中間転
写体クリーナ37の当接が行われても中間転写体24の
張力が大きく変動せず、局所的な画像の伸縮が起こらな
い。また、2次転写が行われている時に中間転写体クリ
ーナ37を当接させることができるので、クリーニング
後の中間転写体に対して即座に次の画像の第1色目の転
写を開始することができるので、画像形成装置の単位時
間あたりのプリント枚数を低下させることがない。
【0043】なお、本例ではテンションローラ27に対
して像担持体である中間転写体24を介して像形成補助
手段である中間転写体クリーナ37が離接する構成とし
たが、中間転写体24を張架するローラの配置を変更
し、本例と同様の構成でローラ群に掛け回された中間転
写体24の平坦部と略平行に案内溝を設け、この案内溝
に沿ってテンションローラを付勢することで中間転写体
24へ張力を印加する構成とし、このテンションローラ
の案内溝に対して、2次転写ローラ35のような転写手
段が略直角方向から中間転写体24を介してテンション
ローラ27と離接する構成としても同様の効果を得るこ
とができる。
【0044】次に、本発明の画像形成装置の第3の実施
例を図5を用いて説明する。
【0045】図5は本発明の画像形成装置の第3の実施
例を示す装置断面図であり、一般にタンデム型と称され
るカラー画像形成装置である。
【0046】図5において、平行に配置された感光体4
9a、49b、49c,49dの周囲にはそれぞれ感光
体の表面を一様に帯電させる帯電手段である帯電ローラ
50a、50b、50c、50dと、それぞれの感光体
表面を露光する露光手段であるレーザー走査光学系51
a、51b、51c、51dと、それぞれイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラックのトナーを貯蔵し、それぞれ
の感光体へ露光手段で書き込まれた静電潜像を現像する
現像手段52a、52b、52c、52dと、図示しな
い給紙手段から給送され、記録シート搬送ベルト53で
搬送される記録シート54へトナー像を転写する転写手
段である転写チャージャ55a、55b、55c、55
dと、記録シート54へトナー像を転写した後の各感光
体表面の残留トナーをクリーニングするゴムブレード等
で構成された感光体クリーナ56a、56b、56c、
56dが配置されている。
【0047】各感光体への各色のトナー像形成は記録シ
ート搬送ベルト53による記録シート54の搬送と同期
して行われ、4色のトナー像が転写された記録シート5
4は定着手段57で加熱加圧されて装置外部に搬出され
る。
【0048】ここで、本例における記録シート搬送ベル
ト53の張架構造と、記録シート搬送ベルト53の記録
シート54の搬送以外の機能について述べる。
【0049】図5において、記録シート搬送ベルト53
はベルト搬送ローラ58および59とテンションローラ
60で張架され、ベルト搬送ローラ58または59によ
って駆動される。ベルト搬送ローラ58および59は側
板61へ軸位置を固定して回転可能に保持され、テンシ
ョンローラ60は張架された記録シート搬送ベルト53
の平坦部53aとほぼ平行に側板61に設けられた案内
溝62に沿って軸位置が移動可能に支持され、テンショ
ンバネ63によって案内溝62と平行な矢印I方向に付
勢されることで記録シート搬送ベルト53へ張力を印加
している。
【0050】本例のようなタンデム型カラー画像形成装
置においては各感光体49a、49b、49c、49d
で形成される各色のトナー像を記録シート54上にズレ
を生じることなく重ね合わせることが良好な画像を得る
上で極めて重要であり、記録シート54への画像形成を
行う前に、予め、記録シート搬送ベルト53上へ各色の
書き出し位置を意味するマークをトナー像として記録
し、このマークの位置間隔を反射型フォトセンサ等で構
成した図5のトナー像位置センサ64で読み取ることで
各感光体に対するレーザー走査光学系51a、51b、
51c、51dの走査露光開始タイミングを調整する方
法が取られている。このように、記録シート搬送ベルト
53は単に記録シート54を搬送するだけでなく、各色
マーク像を担持する像担持体としの機能も有するもので
ある。
【0051】このような目的で記録シート搬送ベルト5
3上に担持されたマーク像は、その位置がトナー像位置
センサ64で読み取られた後は不要となるので、図5に
示す如くゴムブレード等で構成された搬送ベルトクリー
ニング手段65が、前述の案内溝62の長手方向(矢印
Iの方向)とほぼ直角の矢印J方向から図示しない移動
機構によって付勢され、記録シート搬送ベルト53を介
してテンションローラ60と当接してマーク像が除去さ
れる。マーク像の除去が完了すると、搬送ベルトクリー
ニング手段65は図示しない移動機構によって矢印Jと
は逆方向に移動して記録シート搬送ベルト53と離間す
る。
【0052】ここで、搬送ベルトクリーニング手段65
は前述の第1および第2の実施例と同様にテンションロ
ーラ60の付勢方向Iと平行に設けた案内溝62に対し
て略直角方向から当接するので、記録シート搬送ベルト
53の張力は搬送ベルトクリーニング手段65の離接動
作の影響をほとんど受けることがない。従って、テンシ
ョンローラ27のみで像担持体である記録シート搬送ベ
ルト53への張力印加と像形成補助手段である搬送ベル
トクリーニング手段65の当接力保持ができるので、記
録シート搬送ベルト53の張架駆動構造を簡略化するこ
とができる。さらに、例えば搬送ベルトクリーニング手
段65が記録シート搬送ベルトに対する離接動作を行っ
ている時でも感光体49a、49b、49c、49dの
いずれかで形成されたトナー像を転写チャージャ55
a、55b、55c、55dによって記録シート54上
に転写をしても記録シート搬送ベルト53の張力が変動
しないので、局所的な画像の伸縮が起こらない。また、
搬送ベルトクリーニング手段65の離接動作に関係なく
画像形成を行うことができるので、画像形成装置の単位
時間あたりのプリント枚数を低下させることがない。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の画像形成装
置によれば、請求項1の構成により、ベルト状の像担持
体へ張力を印加するテンションローラに対して像形成補
助手段が像担持体を介して当接しても像担持体の張力が
変動せず、テンションローラと像形成補助手段の当接を
バックアップする像担持体支持ローラを共通化すること
ができ、像担持体を張架するローラの数を少なくするこ
とで装置を安価で小型にすることが可能である。
【0054】また、請求項2の構成により、複数のロー
ラで張架されたベルト状の感光体をユニット状態で交換
する際に、交換された感光体が転写手段などの像形成補
助手段と当接しても感光体の張架状態を変化させること
なく感光体のテンションローラと像形成補助手段の当接
をバックアップするバックアップローラを共通化して感
光体を張架するローラの数を少なくすることができる。
【0055】また、請求項3の構成により、中間転写ベ
ルトを有するカラー画像形成装置において、中間転写ベ
ルトを張架するローラの数を低減すると同時に、この中
間転写ベルトに対して離接する中間転写体等の像形成補
助手段の離接動作が画像形成中に行われても、中間転写
ベルトの張力変動を最小限に抑えることができるので画
像形成装置の単位時間あたりのプリント枚数を低下させ
ず、高速な画像形成を行うことができる。
【0056】さらに、請求項4の構成により、タンデム
型カラー画像形成装置において、記録シート搬送ベルト
を張架するローラの数を低減すると同時に、記録シート
搬送ベルト上に転写された位置合わせ用マーク像のクリ
ーニングを行う搬送ベルトクリーニング手段の離接動作
がいずれかの感光体から記録シートへの転写中に行われ
ても、記録シート搬送ベルトの張力変動を最小限に抑え
ることができるので画像形成装置の単位時間あたりのプ
リント枚数を低下させず、高速な画像形成を行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の第1の実施例を示す装
置断面図である。
【図2】本発明の画像形成装置の第2の実施例を示す装
置断面図である。
【図3】本発明の第2の実施例における中間転写体24
の張架構造を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例における中間転写体クリ
ーナ37の当接構造を示す部分断面図である。
【図5】本発明の画像形成装置の第3の実施例を示す装
置断面図である。
【符号の説明】
1…感光体(像担持体) 1a…感光体1の平坦部 2…現像部ローラ 3…テンションローラ 4…クリーニング部ローラ 5…露光部ローラ 8…現像手段 10…転写手段 13…クリーニング手段 15…案内溝 24…中間転写体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持するベルト状の像担持体
    と、前記像担持体を張架して掛け回す複数のローラと、
    前記像担持体を介して前記ローラに当接する像形成補助
    手段を有する画像形成装置において、 前記ローラの少なくとも1本を前記像担持体へ張力を付
    与するテンションローラとし、前記テンションローラを
    前記ローラに掛け回された前記像担持体の平坦部と略平
    行方向に設けた案内溝で移動自在に支持し、前記案内溝
    の方向に沿って前記テンションローラを付勢することで
    前記像担持体を張架すると共に、前記像形成補助手段を
    前記案内溝の略直角方向から付勢し、前記像形成補助手
    段が前記像担持体を介して前記テンションローラと当接
    することを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記像担持体がベルト状の感光体であ
    り、かつ、前記像形成補助手段が帯電手段、または、現
    像手段、または、前記感光体から別媒体にトナー像を転
    写する転写手段、または前記感光体のクリーニング手段
    であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記像担持体が複数の現像手段によって
    単一の感光体上に形成されるトナー像を順次重ね合わせ
    た後に記録シートへ一括転写するベルト状の中間転写体
    であり、かつ、前記像形成補助手段が前記中間転写体か
    ら記録シートへトナー像を転写する転写手段、または、
    前記中間転写体のクリーニング手段であることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体が平行に配置された複数の
    感光体と対向して記録シートを搬送する記録シート搬送
    ベルトであり、かつ、前記像形成補助手段が前記記録シ
    ート搬送ベルトのクリーニング手段であることを特徴と
    する請求項1記載の画像形成装置。
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