JPH1060963A - 水栓取付用アダプタの固定構造 - Google Patents

水栓取付用アダプタの固定構造

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JPH1060963A
JPH1060963A JP23261996A JP23261996A JPH1060963A JP H1060963 A JPH1060963 A JP H1060963A JP 23261996 A JP23261996 A JP 23261996A JP 23261996 A JP23261996 A JP 23261996A JP H1060963 A JPH1060963 A JP H1060963A
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    • E03C1/02Plumbing installations for fresh water
    • E03C1/04Water-basin installations specially adapted to wash-basins or baths
    • E03C1/0401Fixing a tap to the sanitary appliance or to an associated mounting surface, e.g. a countertop
    • E03C1/0402Fixing a tap to the sanitary appliance or to an associated mounting surface, e.g. a countertop with mounting from only one side

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Abstract

(57)【要約】 【解決課題】水栓本体の下端部をカウンター12に固定
したアダプタに外嵌し且つ連結することによって、水栓
本体をカウンター上に取り付けるに際し、アダプタを容
易にカウンターに固定作業できるようにする。 【解決手段】リング状のアダプタ20の内周側に一対の
突出部40を設けてそれぞれに貫通のボルト孔42を設
け、そこにボルト44を回転可能に挿通して先端の雄ね
じ部56に爪部材48を螺合する。その爪部材48には
挟持爪50とカム部52とを設けておき、そしてその挟
持爪50をカウンター12の取付穴26に挿通して裏面
側に位置させた状態で、アダプタ20を取付穴26の軸
線と直角方向に平行移動させる。このときカム部52の
作用で挟持爪50を開き方向に回転動作させ、その後ボ
ルト44を締め込んでアダプタ20と挟持爪50とによ
りカウンター12を挾持させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は水栓をカウンター
等の取付部材に取り付けるためのアダプタの固定構造に
関し、詳しくはこれを取付面の側から取付部材に固定す
るための固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術】水栓を所定の取付部材の取付面、例えば
カウンターの上面に取り付けるための取付構造として、
従来図11に示す取付構造が採用されている。この取付
構造は、水栓本体200に設けた雄ねじ管202をカウ
ンター204に形成した取付穴206に対して取付面、
即ち上面側から挿通した上、カウンター204の裏面側
から固定ナット208を雄ねじ管202にねじ込んで水
栓の取付けを行うといったものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの取付
構造の場合、カウンター204の裏面側から固定ナット
208の締付作業を行わなければならず、そのため水栓
の取付作業性が悪く、その取付施工のために多大な手間
がかかる問題があった。その解決手段として、カウンタ
ー204の上面に予めアダプタを固定しておき、そのア
ダプタに対して水栓本体200の端部(下端部)を嵌合
させる状態にこれをアダプタに連結し、以て水栓本体2
00を、かかるアダプタを介してカウンター204の上
面に取り付けるといったことが考えられている。
【0004】このようにした場合、カウンター204の
上面側から水栓本体200をカウンター204に対して
取付作業することが可能となる。しかしながらこの場合
においてもアダプタをカウンターに対してその上面側か
ら固定作業できるようにすることが望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して本願
の水栓取付用アダプタの固定構造は、水栓本体の端部を
嵌合・連結させ、自身を介して該水栓本体を取付部材の
取付面上に取り付けるためのアダプタを該取付部材の取
付穴に合致させる状態で該取付面上に配置した上、該ア
ダプタを該取付面の側から該取付部材に固定するための
水栓取付用アダプタの固定構造であって、(イ)前記取
付面の側から前記取付穴に挿通され、前記アダプタの、
該取付穴の軸線と直角方向の移動により前記取付部材の
裏面に係合して該取付部材を該アダプタとともに挟み込
む挟持部材と、(ロ)該取付面側からの操作によって該
アダプタと挟持部材とで該取付部材を挟み付ける状態に
それらアダプタ及び挟持部材を締め付ける締付手段とを
設けたことを特徴とする(請求項1)。
【0006】本願の別の水栓取付用アダプタの固定構造
は、請求項1において、前記締付手段が、前記アダプタ
に挿通されたボルトと、前記挾持部材に形成され、該ボ
ルトに螺合する雌ねじ部とから成っていることを特徴と
する(請求項2)。
【0007】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項1,2の何れかにおいて、前記アダプタ
が内側に水又は湯の供給管を挿通するための開口を有し
ており、前記挾持部材及び締付手段が、該開口の内周側
且つ周方向に離れた箇所において複数設けられているこ
とを特徴とする(請求項3)。
【0008】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項1,2,3の何れかにおいて、前記挾持
部材には、前記アダプタの前記取付穴の軸線と直角方向
の平行移動若しくは回転を伴う該方向の移動によって該
取付穴の内周面に摺接してカム作用で回転運動し、該挾
持部材を前記取付部材の裏面に係合させて前記アダプタ
とともに該取付部材を挾み込む位置まで一体回転させる
カム部が設けられていることを特徴とする(請求項
4)。
【0009】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項4において、前記カム部におけるカム面
の形状は、前記アダプタの前記軸線と直角方向の平行移
動若しくは回転を伴う該方向の移動によって、自身の回
転により前記挾持部材を予め定めた最適挾込位置まで回
転させた後に該アダプタの該方向の移動を阻止するとと
もに、該アダプタの停止位置において自身が正逆両方向
に回転阻止される形状とされていることを特徴とする
(請求項5)。
【0010】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項5において、前記カム部におけるカム面
の形状が、前記挟持部材が前記最適挟込位置に位置した
ときに前記取付穴内面に摺接する部位を基準として、こ
れより正逆両回転方向に離れるに従い回転中心までの距
離が漸次増大する形状とされていることを特徴とする
(請求項6)。
【0011】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項4,5,6の何れかにおいて、前記カム
部におけるカム面上には前記取付穴の内面との間の摩擦
力を高める摩擦抵抗部が設けられていることを特徴とす
る(請求項7)。
【0012】本願の更に別の水栓取付用アダプタの固定
構造は、請求項3,4,5,6,7の何れかにおいて、
前記取付穴が円形状とされているとともに、前記アダプ
タがリング形状とされていて内側の前記開口が該取付穴
と同形状とされており、且つ前記挾持部材及び締付手段
が、該開口の中心位置よりも軸線と直角方向の一方の側
に偏った位置に配置されていることを特徴とする(請求
項8)。
【0013】
【作用及び発明の効果】上記のように請求項1のアダプ
タの固定構造は、挟持部材と締付手段とを設け、その挟
持部材を取付部材における取付穴に対して取付面の側か
ら挿通した上、アダプタを取付面の側において取付穴の
軸線と直角方向に移動させて挟持部材を取付部材の裏面
に係合させ、以てアダプタとともに取付部材を挟み込む
状態とし、その状態で締付手段により挟持部材とアダプ
タとを締め付けることによって、それらにより取付部材
を表裏両側から挟持させるようになしたもので、この固
定構造によれば、取付面の側からアダプタを容易に取付
部材に対して固定作業することができる。
【0014】請求項2の固定構造は、アダプタに挿通さ
れたボルトと挟持部材に形成された雌ねじ部とで締付手
段を構成したもので、このようにすれば簡単に締付手段
を構成できるとともに、取付面側からのボルトの回転操
作によって、簡単にアダプタ及び挟持部材を締め付ける
ことができる。
【0015】請求項3の固定構造は、上記アダプタの内
側に水又は湯の供給管を挿通するための開口を形成する
とともに、開口の内周側に且つ周方向に離れた箇所に、
上記挟持部材及び締付手段を複数設けるようになしたも
ので、この固定構造によれば、アダプタを通して供給管
を水栓本体に連結することが可能であるとともに、アダ
プタを周方向の複数箇所において取付部材に固定するこ
とができるため、アダプタを取付部材に対して強固に固
定することができる。
【0016】請求項4の固定構造は、上記挟持部材にカ
ム部を一体回転状態で設け、アダプタを取付穴の軸線と
直角方向に平行移動させ若しくは回転を伴って同方向に
移動させることにより、そのカム部のカム作用で挟持部
材を所定位置、即ち取付部材の裏面に係合してアダプタ
とともにこれを挟み込む位置まで回転させるようになし
たもので、この固定構造によれば、ただ単にアダプタを
取付穴の軸線と直角方向に移動させるだけで、挟持部材
を最適位置まで回転移動させることができ、アダプタの
取付作業を著しく簡単化することができる。
【0017】請求項5の固定構造は、挟持部材を予め定
めた最適挟込位置まで回転させた後、カム部がアダプタ
の同方向の更なる移動を阻止するとともに、自身の正逆
両方向回転も阻止される形状にカム面形状を定めたもの
で、この固定構造の場合、ただ単にアダプタを平行移動
により若しくは回転を伴って取付穴の軸線と直角方向に
移動させるだけで、挟持部材を最適挟込位置に位置させ
ることができるとともに、アダプタ自身の軸線と直角方
向の位置も同時に定めることができる。
【0018】更にアダプタ停止状態において、カム部が
正逆両回転方向に回転阻止されるため、アダプタと挟持
部材とを締付手段で締め付ける際に、挟持部材がその締
付操作の際に回転して挟持部材の位置が最適位置からず
れてしまうのを防止することができる。この場合におい
てそのカム面の形状は、上記挟持部材が最適挟込位置に
位置したときに上記取付穴内面に摺接する部位を基準と
して、これより正逆両回転方向に離れるにつれて回転中
心までの距離が漸次増大する形状となすことができる
(請求項6)。
【0019】請求項7の固定構造は、上記カム面上に摩
擦抵抗部を設けたもので、このようにすればアダプタの
移動に伴ってカム部、従って挟持部材を確実に且つ軽快
に回転運動させることができる。
【0020】請求項8の固定構造は、上記アダプタの形
状を、その内側の開口が取付穴と同形状の円形状となる
リング状に形成するとともに、上記挟持部材及び締付手
段を、その開口の中心位置よりも軸線と直角方向の一方
の側に偏った位置に配置したもので、この固定構造によ
れば、開口と取付穴の中心をずらせた状態とすることで
容易に挾持部材を取付穴に挿通することができるととも
に、アダプタを取付穴の軸線と直角方向に移動させ、且
つ締付手段を締め付けることでそれら開口と取付穴とが
合致する状態にアダプタを簡単に固定することができ
る。
【0021】またそれら取付穴とアダプタの開口とが合
致していることから、それら開口及び取付穴を通じて水
又は湯の供給管を水栓本体に容易に連結できるととも
に、それら供給管等の挿通用スペースを効率良く広く確
保することができる。
【0022】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1ないし図3は取付部材としてのカウンタ
ー12への水栓の取付構造を示している。これらの図に
おいて、10はカウンター12上に立設される水栓であ
って、水栓本体14と操作レバー16と吐水管18とを
有しており、下端部が予めカウンター12に固定された
アダプタ20を介してカウンター12に取り付けられて
いる。
【0023】具体的には、水栓本体14は下端部に円筒
部22を有していて、この円筒部22が、対応する平面
円形状のアダプタ20に外嵌された上、ビス24により
アダプタ20に締結され、以てかかるアダプタ20を介
してカウンター12に取り付けられている。
【0024】図1において、28は水又は湯の供給管で
あって、カウンター12に形成された取付穴26を挿通
し、上端部が水栓本体14に接続されている。尚、円筒
部22及びアダプタ20には、図2及び図3に示してい
るようにそれぞれビス24の挿通孔30及び雌ねじ孔3
2が形成されており、その挿通孔30においてビス24
が円筒部22に挿通された上、アダプタ20の雌ねじ孔
32にねじ込まれている。
【0025】図4ないし図9に上記アダプタ20のカウ
ンター12への取付構造及び取付方法が示してある。上
記アダプタ20は、軸線方向に所定高さを有する円形リ
ング状の部材であって、内側に取付穴26と同じ円形状
の開口34を有しており、また外周下端部に外向きの環
状のフランジ36が形成されていて、そのフランジ36
においてカウンター12の上面に着座させられるように
なっている。
【0026】尚、アダプタ20の下端面にはOリング3
8が装着されており、このOリング38によって、アダ
プタ20とカウンター12上面との間が、取付穴26を
取り囲む位置において水密にシールされるようになって
いる。
【0027】アダプタ20の内周側には、一対の内向き
の突出部40が設けられている。これら突出部40のそ
れぞれには、図7に示しているように上下方向に貫通す
るボルト孔42が設けられており、そこにボルト44の
軸部46が頭部47を上側にして回転可能に挿通されて
いる。尚、これら一対の突出部40は、図7に示してい
るように開口34の中心O1に対して図中下側に偏った
位置に配置されている。即ち、中心O1に対して開口3
4の軸線と直角方向の一方の側に偏って配置されてい
る。
【0028】図4において48は爪部材であって、挟持
部材としての挟持爪50を有している。この挟持爪50
の上側にはカム部52が一体に設けられている。この爪
部材48のそれぞれには、図6にも示しているようにこ
れを上下方向に貫通する雌ねじ部54が形成されてお
り、そこにボルト44の雄ねじ部56(図7参照)が螺
合されている。
【0029】ここで挟持爪50は、基端から先端に進む
につれて幅が漸次狭くなるような平面略三角形状をなし
ている。一方カム部52は、その外周面が所定形状のカ
ム面とされている。またそのカム面の形状は、図6
(C)に示しているように上記雌ねじ部54の中心、即
ち爪部材48の回転中心O3及び挟持爪50の先端中心
を通る中心線P1との交差部位Q1からP1と直角方向の
線P2との交差部位Q2にかけて、回転中心O3までの距
離が漸次増大する形状とされている。
【0030】またカム面におけるQ1近傍部分について
は、他部よりも曲率の大きな円Rの円弧面とされてい
る。この円弧面は、後に詳述するようにストッパ面とな
るものであって、このストッパ面は、場合によって線P
2と平行なストレートとなすこともできる。但しこのQ1
近傍部分についても他部と同じ曲率の円弧面とすること
もできる。
【0031】次に本例におけるアダプタ20の固定手順
を以下に具体的に説明する。まずアダプタ20にボルト
44及び爪部材48を取り付けておき、その状態で一対
のボルト44の中心を結ぶ線が水平方向を向くようにし
てアダプタ20を寝かせた状態とする。このとき一対の
挟持爪50が重力によって下方を向いた状態となる。そ
の状態でアダプタ20を取付穴26上にセットするとと
もに、一対の爪部材48を取付穴26に挿通して、挟持
爪50がカウンター12の裏面側に位置する状態とする
(図4,図5参照)。
【0032】このとき、図9(I)にも示しているよう
にカム部52のカム面におけるQ2の部位が丁度取付穴
26の内面に接した状態となる。予めそのように突出部
40,ボルト44,爪部材48の配設位置が定められて
いるのである。但し爪部材48を取付穴26に挿通した
後、アダプタ20を取付穴26の軸線と直角方向に一定
距離移動させた時点でカム部52が取付穴26の内面に
接するようにしても良い。
【0033】さてこの状態でアダプタ20を平行移動に
より若しくは回転運動を伴って取付穴26の中心O1
通る軸線と直角方向(図7中下向き)に移動させる。す
るとカム部52における外周カム面の作用により、カム
部52及び挟持爪50が図9(II)に示しているように
互いに外向きに一体に回転運動する。
【0034】そして開口中心O1が取付穴26の中心O2
に丁度合致したところで、図9(III)にも示しているよ
うにカム面上のQ1部位が取付穴26の内面に接した状
態となり、この時点で挟持爪50の先端中心を通る線P
1が取付穴26の内面に対して直角方向を向いた状態と
なる。即ちこの時点で、挟持爪50が最も広い面積範囲
に亘ってカウンター12の裏面に係合し、カウンター1
2をアダプタ20とともに上下両面からこれを挟み込ん
だ状態となる。
【0035】そこでボルト44をカウンター12の上面
側から締め込み操作すれば、アダプタ20と挟持爪50
とがカウンター12を強く締め付けた状態となり、ここ
においてアダプタ20がカウンター12の上面に強固に
固定された状態となる。
【0036】尚、本例においては挟持爪50が図9(II
I)に示す最適挟込位置に至った時点で、カム部52にお
ける外周カム面がアダプタ20の更なる移動を阻止する
ように作用する。
【0037】従って本例によれば、アダプタ20をただ
単に取付穴26の軸線と直角方向に移動操作するだけ
で、自動的に最適位置にこれを位置決め停止できる。加
えて本例においては、その停止位置においてボルト44
を締め込み操作したとき、カム部52における外周カム
面の作用で爪部材48、即ち挟持爪50の共回りが防止
される。
【0038】図10は本発明の他の実施例を示したもの
で、この例はカム部52の外周カム面上に、周方向に沿
って凹凸形状の摩擦抵抗部58を設けたもので、このよ
うにした場合、爪部材48、即ちカム部52及び挟持爪
50を更に円滑に回転運動させることができるととも
に、アダプタ20を取付穴26の軸線と直角方向に円滑
に移動させることができる。
【0039】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示であり、本発明は、例えばアダプタに対し
て挟持部材を非回転状態で一体的に設けておき、アダプ
タ20を取付穴26の軸線と直角方向に移動させること
によって、挟持部材をカウンター12の裏面においてア
ダプタ20とともにカウンター12を上下両面から挟み
込む状態に位置させるようになすことも可能である。そ
の他上例ではカム面上に凹凸形状の摩擦抵抗部を設けて
いるが、このような凹凸形状を設ける代わりに、滑り止
め作用をなすゴムキャップや粘着テープを装着すること
も可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱しない範囲
において様々な変更を加えた形態で構成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】水栓をカウンター上に取り付けた状態で示す図
である。
【図2】図1における水栓本体,アダプタを分解した状
態で示す図である。
【図3】図1及び図2における水栓本体を、カウンター
上に取り付けたアダプタと分離して示す図である。
【図4】図1ないし図3におけるアダプタをカウンター
への取付け前の状態で示す図である。
【図5】図4のアダプタをカウンターに取り付ける途中
段階で示す図である。
【図6】図4及び図5における爪部材の構成を示す図で
ある。
【図7】図4,図5におけるアダプタの固定方法の説明
図である。
【図8】図4,図5のアダプタをカウンターに取り付け
た状態を一部切り欠いて示す図である。
【図9】図6の爪部材におけるカム部の作用を説明する
説明図である。
【図10】本発明の他の実施例の要部を示す図である。
【図11】本発明の背景説明のための説明図である。
【符号の説明】
10 水栓 12 カウンター 14 水栓本体 20 アダプタ 26 取付穴 28 供給管 34 開口 40 突出部 44 ボルト 48 爪部材 50 挾持爪 52 カム部 54 雌ねじ部 58 摩擦抵抗部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体の端部を嵌合・連結させ、自身
    を介して該水栓本体を取付部材の取付面上に取り付ける
    ためのアダプタを該取付部材の取付穴に合致させる状態
    で該取付面上に配置した上、該アダプタを該取付面の側
    から該取付部材に固定するための水栓取付用アダプタの
    固定構造であって(イ)前記取付面の側から前記取付穴
    に挿通され、前記アダプタの、該取付穴の軸線と直角方
    向の移動により前記取付部材の裏面に係合して該取付部
    材を該アダプタとともに挟み込む挟持部材と、(ロ)該
    取付面側からの操作によって該アダプタと挟持部材とで
    該取付部材を挟み付ける状態にそれらアダプタ及び挟持
    部材を締め付ける締付手段とを設けたことを特徴とする
    水栓取付用アダプタの固定構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記締付手段が、前
    記アダプタに挿通されたボルトと、前記挾持部材に形成
    され、該ボルトに螺合する雌ねじ部とから成っているこ
    とを特徴とする水栓取付用アダプタの固定構造。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかにおいて、前記ア
    ダプタが内側に水又は湯の供給管を挿通するための開口
    を有しており、前記挾持部材及び締付手段が、該開口の
    内周側且つ周方向に離れた箇所において複数設けられて
    いることを特徴とする水栓取付用アダプタの固定構造。
  4. 【請求項4】 請求項1,2,3の何れかにおいて、前
    記挾持部材には、前記アダプタの前記取付穴の軸線と直
    角方向の平行移動若しくは回転を伴う該方向の移動によ
    って該取付穴の内周面に摺接してカム作用で回転運動
    し、該挾持部材を前記取付部材の裏面に係合させて前記
    アダプタとともに該取付部材を挾み込む位置まで一体回
    転させるカム部が設けられていることを特徴とする水栓
    取付用アダプタの固定構造。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記カム部における
    カム面の形状は、前記アダプタの前記軸線と直角方向の
    平行移動若しくは回転を伴う該方向の移動によって、自
    身の回転により前記挾持部材を予め定めた最適挾込位置
    まで回転させた後に該アダプタの該方向の移動を阻止す
    るとともに、該アダプタの停止位置において自身が正逆
    両方向に回転阻止される形状とされていることを特徴と
    する水栓取付用アダプタの固定構造。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記カム部における
    カム面の形状が、前記挟持部材が前記最適挟込位置に位
    置したときに前記取付穴内面に摺接する部位を基準とし
    て、これより正逆両回転方向に離れるに従い回転中心ま
    での距離が漸次増大する形状とされていることを特徴と
    する水栓取付用アダプタの固定構造。
  7. 【請求項7】 請求項4,5,6の何れかにおいて、前
    記カム部におけるカム面上には前記取付穴の内面との間
    の摩擦力を高める摩擦抵抗部が設けられていることを特
    徴とする水栓取付用アダプタの固定構造。
  8. 【請求項8】 請求項3,4,5,6,7の何れかにお
    いて、前記取付穴が円形状とされているとともに、前記
    アダプタがリング形状とされていて内側の前記開口が該
    取付穴と同形状とされており、且つ前記挾持部材及び締
    付手段が、該開口の中心位置よりも軸線と直角方向の一
    方の側に偏った位置に配置されていることを特徴とする
    水栓取付用アダプタの固定構造。
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KR200455872Y1 (ko) 2009-08-21 2011-09-29 이재춘 양변기의 급수관 연결 구조체
JP2016037778A (ja) * 2014-08-08 2016-03-22 Toto株式会社 自動水栓装置
WO2021208206A1 (zh) * 2020-04-16 2021-10-21 张静 一种快速拆装底座

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