JPH1059398A - 飲料収容容器 - Google Patents

飲料収容容器

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JPH1059398A
JPH1059398A JP8241401A JP24140196A JPH1059398A JP H1059398 A JPH1059398 A JP H1059398A JP 8241401 A JP8241401 A JP 8241401A JP 24140196 A JP24140196 A JP 24140196A JP H1059398 A JPH1059398 A JP H1059398A
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JP
Japan
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container
suction means
main body
beverage container
container body
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Application number
JP8241401A
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English (en)
Inventor
Yoshio Toyoda
喜夫 豊田
Hiroyuki Uehara
弘之 上原
Ryotaro Sato
良太郎 佐藤
Shinichi Kataoka
信一 片岡
Yoichi Nakada
洋一 仲田
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Pigeon Corp
Original Assignee
Pigeon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料を収容した状態で容易に携行できるとと
もに、幼い子供であっても、その成長に応じて、収容し
た飲料を容易に飲用することができるようにした飲料収
容容器を提供すること。 【解決手段】 液体を収容し得ると共に、偏平な断面形
状とすることで携行に適するように形成した容器本体2
を有し、この容器本体2に収容された液体を吸引する手
段であって、使用者の成長段階に対応して、それぞれ吸
引し易いようにされた吸引手段3,13,23が適宜交
換装着される構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水やミルク
等の飲料を収容する飲料収容容器の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、このような飲料を収容する容器と
しては、例えば、飲料を収容して保存しておくものであ
れば、容器本体が比較的軽く、比較的多量の飲料を収容
できるペットボトルや、このような容器から、飲用の際
に飲料が注がれるコップ等多くの種類のものが用いられ
ている。さらに、飲料を収容して持ち歩くための容器
は、例えば水筒等の形態で種々のタイプのもの古くから
使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これら従来の飲料容器
においては、飲用の際、収容されている飲料を、直接容
器から飲むためのものとしてのコップや、飲料を携行す
るめの水筒等のように、用途に応じたタイプの容器が確
立されて以来、目立った変更や改良は主としてデザイン
の工夫に限られる傾向がある。ところが、近年において
は、余暇時間の増大にともない、人々の暮らしも多様化
しており、とくに最近のアウトドアブームを背景とし
て、子供連れで屋外で過ごす機会が増えている。この場
合、ある程度成長していて、自分でコップや水筒等の容
器から飲料を飲むことができる子供だけでなく、そのよ
うなことができない乳幼児をつれてハイキング等に出掛
ける家族も多く、従来からの水筒では乳幼児が、行楽地
や外出先で飲料を飲む上で極めて不便であった。
【0004】この発明は、以上の課題を解決するために
なされたもので、飲料を収容した状態で容易に携行でき
るとともに、幼い子供であっても、その成長に応じて、
収容した飲料を容易に飲用することができるようにした
飲料収容容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明によ
れば、液体を収容し得ると共に、偏平な断面形状とする
ことで携行に適するように形成した容器本体を有し、こ
の容器本体に収容された液体を吸引する手段であって、
使用者の成長段階に対応して、それぞれ吸引し易いよう
にされた吸引手段が適宜交換装着される構成とした、飲
料収容容器により、達成される。
【0006】好ましくは、前記容器本体に装着される前
記吸引手段は、吸引手段本体と、この吸引手段本体を覆
うカバー体とから構成される。
【0007】好ましくは、前記吸引手段は、少なくと
も、カバー体と吸引手段本体としての人口乳首、または
カバー体と吸引手段本体としての吸い口、またはカバー
体と吸引手段本体としてのストローの3種類の各乳幼児
用吸引手段のうち、少なくとも2種類の吸引手段が交換
装着される。
【0008】好ましくは、前記容器本体は、その構成を
変更することなく、異なる機能を備えた吸引手段が交換
装着される。
【0009】好ましくは、前記吸引手段のカバー体とし
ての蓋体は、容器本体に固定された状態で吸引手段本体
に対して着脱される。さらに、前記吸引手段本体は、上
下に延びる中栓と、上下に進退するほぼ球状の吸い口と
を有し、この吸い口の上部の開口が吸い口の進退に伴っ
て前記中栓により開閉されるようにしてもよい。また、
前記球状の吸い口の前記開口は、蓋体を閉じることによ
り完全に閉止されるようにしてもよい。
【0010】好ましくは、前記吸引手段は、吸引手段本
体としてのストローと、このストローを折り畳んで内部
に収容するカバー体とからなる。
【0011】また、前記カバー体が開いた状態で、容器
本体背面に保持される構成としてもよい。
【0012】前記容器本体は、これを保持するためのハ
ンドルが着脱される構成としてもよい。
【0013】前記容器本体の表面には、絵柄が表されて
おり、前記ハンドルは、容器本体表面の前記絵柄を損な
うことなく着脱されるようにしてもよい。
【0014】好ましくは、前記ハンドルは、断面が略偏
平な容器本体がはめ込まれる偏平な輪状の取り付け部
と、この取り付け部から一体に延びる把持部とを有して
おり、前記取り付け部は、前記容器本体をはめ込む際
に、少なくともこの容器本体表面の絵柄部分が接触しな
い構成としてもよい。
【0015】上記構成によれば、容器本体はその断面形
状を偏平とすることで、例えば収納に便利であり、ベル
ト等を用いて肩から下げる場合にも、つり下げ状態を安
定に保ち、外出等に際して携行に便利である。この断面
偏平の容器本体には、特に乳幼児等の年齢に対応した飲
用能力に応じて、これに適した飲用のための吸引手段が
交換されるようになっている。したがって、この飲料収
容容器は、外出等の際に持ち歩くのが容易で、しかも乳
幼児が自分で携行して、その成長段階に応じて、自分で
飲用することができ、あるいは乳幼児の飲用のトレーニ
ングにも使用できる。
【0016】そして、容器本体に装着される吸引手段
が、吸引手段本体と、これを覆うカバー体とからなる場
合には、飲料容器を携行する場合にも、直接口をつける
部分がカバー体に覆われているから、これを清潔に保つ
ことができる。
【0017】また、前記吸引手段が、少なくとも、カバ
ー体と吸引手段本体としての人口乳首、またはカバー体
と吸引手段本体としての吸い口、またはカバー体と吸引
手段本体としてのストローの3種類の各乳幼児用吸引手
段のうち、少なくとも2種類の吸引手段が交換装着され
る構成とした場合には、これを使用する乳幼児につい
て、少なくとも二段階の成長段階に対応して、ひとつの
飲料収容容器を用いることができる。
【0018】前記容器本体は、その構成を変更すること
なく、異なる機能を備えた吸引手段が交換装着されるよ
うにすれば、容器本体を取り替えることなく、吸引手段
を変えるだけで、使用者の必要とする機能を得ることが
できる。
【0019】前記吸引手段のカバー体としての蓋体が、
容器本体に固定された状態で吸引手段本体に対して着脱
されるように構成した場合には、蓋体を開いても、この
蓋体を紛失するおそれがない。
【0020】前記吸引手段が、吸引手段本体としてのス
トローと、このストローを折り畳んで内部に収容するカ
バー体とからなる場合には、長さのあるストローを吸引
手段本体として使用しても、不使用時には、これが邪魔
にならず、また清潔に保つことができる。
【0021】また、前記カバー体が開いた状態で、容器
本体背面に保持される構成とした場合には、飲用に際し
て、蓋体が邪魔にならない。
【0022】前記容器本体が、これを保持するためのハ
ンドルが着脱される構成とされている場合には、飲用に
際して、容器本体を一層保持しやすい。
【0023】前記容器本体の表面には、絵柄が表されて
おり、前記ハンドルは、容器本体表面の前記絵柄を損な
うことなく着脱されるようにした場合には、携帯に際し
て、ハンドルが邪魔にならないように着脱しても、着脱
毎に次第に絵柄が消えてしまうということがなく、飲料
収容容器の美しい外観を維持できる。
【0024】好ましくは、前記ハンドルは、断面が略偏
平な容器本体がはめ込まれる偏平な輪状の取り付け部
と、この取り付け部から一体に延びる把持部とを有して
おり、前記取り付け部は、前記容器本体をはめ込む際
に、少なくともこの容器本体表面の絵柄部分が接触しな
い構成とした場合には、ハンドルの着脱に際して、この
ハンドルと容器本体表面の絵柄が擦れることがないの
で、絵柄を長期間美しい状態に保持できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。尚、以下
に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0026】図1は、本発明に係る飲料収容容器の正面
図であり、図2はそのカバー体を外して背面を示した
図、図3は図1の飲料収容容器に側断面図である。これ
らの図において、飲料収容容器1は、容器本体2と、こ
の容器本体2に装着される吸引手段3とを備えている。
【0027】容器本体2は、図3に示されているように
例えばプラスチックにて成形された中空の容器で、上端
に開口を有している。この容器本体2は図1の正面にお
いて幅が広く、図3の側面において、幅が狭くなってい
て、その水平断面が偏平となっており、ほぼ楕円形状に
なっている。この容器本体2は、図2に示されているよ
うに、中心付近にて縦方向に延びる凹部2aを備えてい
る。この凹部2aは、使用者が手指を添えることで、容
器本体2を保持し易いようになっている。
【0028】上記吸引手段3は、図2に示す吸引手段本
体4と、この吸引手段本体4を覆うカバー体としての蓋
体5とからなっている。この吸引手段3は、使用者が乳
幼児の場合に、その成長段階の特定の時期に対応して構
成されるものであり、この場合、乳児の段階の使用者を
想定したものである。
【0029】吸引手段本体4は、本実施形態の場合、基
部4aとこの基部4aに固定された人口乳首4bとを有
している。基部4aは、図3に示すように、その下部開
口の内周に沿って雌ねじ部4cが形成されている。一
方、容器本体2の上端開口の外周には、雄ねじ部2aが
設けられている。これにより、人口乳首4bを取付けた
基部4aは、その雌ねじ部4cを容器本体2の雄ねじ部
2aに対して螺合させることにより、容器本体2に装着
されるようになっている。
【0030】さらに、カバー体としての蓋体5は、図3
に示されているように、例えばプラスチックにて略ドー
ム状に形成されていて、少なくとも人口乳首4bを覆う
大きさでなり、この場合、さらに基部4aを覆う大きさ
を備えている。図3に示すように、このカバー体5は、
下端部に内方に突出する係合爪5a,5aを備えてい
る。一方、容器本体2は、カバー体5を装着した場合に
このカバー体5の係合爪5a,5aに対応する箇所に、
下方に向かって徐々に外側に向かう傾斜部を有する傾斜
段部2b,2bを有している。
【0031】これによって、図3に示すように、蓋体5
を容器本体2の上方からこの容器本体2に対して被せる
と、蓋体5の係合爪5a,5aが、容器本体2の傾斜段
部2b,2bの傾斜面に当接しながら乗り越えて、その
段部にて係止される。これにより、蓋体5は容器本体2
の上部を完全に覆うので、内部に収容される人口乳首4
bにゴミや埃が付着することが防止でき、乳幼児が直接
口にする箇所を清潔に保つことができる。ここで、図3
に示されているように、蓋体5の上端部の内面には、下
方に僅かに突出する凸部5bが設けられている。これに
よって、蓋体5を容器本体2に被せた状態では、この凸
部5bが人口乳首4bの頂部を上方から押圧し、人口乳
首4bの開口を塞ぐようになっている。このため、蓋体
5を容器本体2に被せた状態では、この容器本体2に収
容された飲料が外部に漏れ出ることがない。
【0032】このように、本実施形態の飲料収容容器1
は、偏平な容器本体2を有しているので、外出時に例え
ばこれをバック内にしまったり、あるいは肩紐等によっ
て吊るして携行する場合にも、持ち運びに便利であり、
しかも使用の際に容器本体2を掴んで保持する場合にも
持ちやすく、使用の場所を選ばない。さらに、上記吸引
手段本体は、乳児にとって飲みやすいものとなってい
る。また、容器本体2を変えずにそのまま利用して、上
記吸引手段3を交換できる。このため、使用者としての
乳幼児の成長にあわせて、後述するような吸引手段を交
換装着すれば、飲料収容容器1を使い続けることがで
き、経済的である。
【0033】図4乃至図6は、本発明の飲料収容容器の
第2の実施形態を示しており、図4はその側面図、図5
はその側断面図、図6は蓋体を取り外した状態を示す側
面図である。これらの図において、容器本体2は、第1
の実施形態と同じものが使用されており、共通する構成
についての重複する説明は省略する。この容器本体2に
対して、本実施形態では、異なる吸引手段13が装着さ
れている。図において、吸引手段13は、吸引手段本体
14と、この吸引手段本体14を覆うカバー体である蓋
体15を備えている。この実施形態は、図1の実施形態
における容器本体2をそのまま用いて、吸引手段を乳幼
児の成長段階に応じて、異なる吸引手段13に変えたも
のである。
【0034】吸引手段13は、乳幼児が、第1の実施形
態の吸引手段本体の人口乳首4bをを使う段階よりも成
長して、例えば吸い口14bを介して、容器本体2内の
飲料を直接飲用する場合に用いる。そのため、本実施形
態では、容器本体2は第1の実施形態と同じものとし、
この容器本体の上部に、基部14aを装着しており、こ
の基部14aは第1の実施形態と同じようにして、容器
本体2に装着される構成となっている。
【0035】基部14aには、支持体17を介して、吸
い口14bが取り付けられている。この基部14aは、
中心付近で垂直に起立する中空円筒上の起立部14d
と、この起立部14dと外周部との間に設けられた段部
14cとを有している。一方、上記支持体17は、中空
体であって、そのフランジ状の下部17cが基部14a
の上端にはめ込まれるようにして固定されている。ま
た、支持体17の中心部の上端付近には、図5において
上下に延びる中栓17bが支持されている。そして、支
持体17は、この中栓17bとフランジ状の下部17c
との間が、上下に連通した中空部となっている。
【0036】吸い口14bは、例えばプラスチックにて
形成されており、上部に丸いヘッド部14eを有し、ヘ
ッド部14eの上端は開口していて、上下に連通してい
る。ヘッド部14eの下部からは、少なくとも一対の脚
部14g,14gが一体的に下方に延びていて、互いに
やや外側に開いている。吸い口14bの脚部14g,1
4gは、起立部14dの中に挿入されており、この脚部
14g,14gの外周部は起立部14dの内周に弾性的
に押しつけられている。これにより、吸い口14bは、
その脚部14g,14gの長さ方向に沿って、起立部1
4d内を摺動するようになっている。そして、吸い口1
4bは、下方に押し下げたときに、中栓17bにより、
その開口が塞がれて、容器本体2内に収容した飲料が吸
い口14bを介して外に漏れることがない。これとは逆
に、吸い口14bを上方に移動させたときに、中栓17
bは相対的に下方に移動するので、吸い口14bの開口
が開き、容器本体2内に収容した飲料が吸い口14bか
ら外に吸い出されるようになっている。尚、脚部14
g,14gの先端には爪片が設けられており、起立部1
4dの下端周縁部に係止されて抜けないようになってい
る。
【0037】カバー体としての蓋体15は、少なくとも
吸い口14bの露出部分及び起立部14d周辺を覆いえ
る大きさでなり、キャップ状に形成されている。この蓋
体15は、段部14cの周囲にはめ込まれて、係止され
るようになっている。さらに、蓋体15の背後にはベル
ト15aが一体に延びており、その先端側は、容器本体
2にピン等の固定手段15bによって、固定されてい
る。これによって、飲料収容容器10を使用しないと
き、例えば携行するためにしまったりする場合には、蓋
体15により、使用者の口が直接触れる部分が完全に覆
われて、衛生上好ましい。さらに、図6に示されている
ように、蓋体15を外した場合にも、ベルト15aによ
り容器本体2に固定されているので、蓋体15を紛失す
ることはない。
【0038】このように、本実施形態の飲料収容容器1
0は、第1の実施形態と同一の効果を発揮できると共
に、容器本体2を共通として、使用する乳幼児の成長段
階が進んでも、吸引手段だけを、例えば吸引手段13の
ようなものに変更するだけで、継続して使用することが
できる。
【0039】図7乃至図10には、本発明の第3に実施
形態が示されている。図7は飲料収容容器の正面図、図
8はその背面図、図9はカバー体としての蓋体を開いた
状態の飲料収容容器に側面図、図10は飲料収容容器の
側断面図である。これらの図において、飲料収容容器2
0は、第1及び第2の実施形態で用いられている容器本
体と同じ構成の容器本体2を備えている。この容器本体
2には、吸引手段23が装着されている。吸引手段13
は、吸引手段本体24と、カバー体としての蓋体25を
有している。
【0040】吸引手段本体24は、基部24aとこの基
部24aに取り付けたストロー24bとでなっている。
すなわち、この実施形態の吸引手段23は、乳幼児が、
第1の実施形態の吸引手段本体の人口乳首4bを使う段
階,あるいは第2の実施形態の吸引手段本体の吸い口1
4bを使う段階よりも成長して、例えばストロー24b
を介して、容器本体2内の飲料を直接飲用する場合に用
いる。そのため、本実施形態では、容器本体2は第1及
び第2の実施形態と同じものとし、この容器本体の上部
に、基部24aを装着しており、この基部24aは第1
及び第2の実施形態と同じようにして、容器本体2に装
着される構成となっている。尚、基部24aと容器本体
2との間には図10に示すようにパッキン27が装着さ
れている。
【0041】図10に示されているように、基部24a
の中心よりやや前寄りには、起立部24cがほぼ垂直に
延びるように一体に形成されている。この起立部24c
は、上端24dが開放された円筒状でなり、図10では
容器本体2内に連通している。この起立部24c内に
は、可撓性を備える材質で形成されたストロー24bが
挿通され、ストロー24bの下端は、容器本体2の底に
達している。
【0042】カバー体としての蓋体25は、その内側に
て、ストロー24bが折り曲げられることにより、スト
ロー24bの露出部を含む基部24aの上部を覆うこと
ができる大きさのドーム状に形成されている。蓋体25
は、図8に示す一対のヒンジアーム26a,26aを備
えている。この一対のヒンジアーム26a,26aは、
基部24aからそれぞれ内方に延びる支軸26b,26
bにより枢止されている。したがって、蓋体25は、基
部24aに対して前側が開閉するように固定されてい
る。蓋体25の前側の下端付近には、内方へ突出する係
止爪25aが設けられており、蓋体25を閉じたとき
に、基部24aの前側上端付近に形成された段部24f
に対して係止されるようになっている。
【0043】さらに、蓋体25は、図11の要部拡大断
面図に示すように、この蓋体25の内面の上記係止爪2
5aより奥側に突起が形成されている。この突起は図1
1に示すように傾斜面25cと段部25bを有してい
る。これによって、蓋体25を図11の矢印に示すよう
に閉じたとき、蓋体25の内面がストロー24bを後ろ
から押して、このストロー24bが起立部24cの上端
24dの箇所で外側に折り曲げられる。このとき、スト
ロー24gの先端は突起の傾斜面25cに当接した状態
でこの傾斜面上を相対的に移動し、より大きく折り曲げ
られる。このため、ストロー24gの先端が蓋体25の
上記係止爪25aにひっかかることがなく、蓋体25を
閉止したときに、この蓋体25の内側に適切に収容され
る。このため、飲用に際しては、比較的長いストロー2
4gを有しているために、使用者の口が開いた蓋体25
と干渉することなく、飲みやすい。また、長いストロー
24gを収容するときには、これを折り曲げて適切に収
容できて、完全にこれを覆うから衛生的で携行がし易
い。
【0044】一方、この蓋体25は図12に示すよう
に、開いた状態で保持されるようになっている。図12
は、蓋体25付近の要部を示す拡大図であり、蓋体25
の一部は切断して示されている。蓋体25を開くと図8
のヒンジアーム26aが支軸26bを中心に回動して倒
れていき、ストロー24bは図12に示すように、弾性
的に復帰して起立し、飲用に適するようになる。
【0045】ここで、蓋体25の背面側下端部25d
は、図8に示されているように、ヒンジアーム26a,
26aの間の領域が基部24aの上縁より僅かに高い位
置に設定されている。一方、基部24aの背面には、図
10及び図12に示されているように、後方に僅かに突
出する突起24eが設けられている。この突起24eが
設けられる位置は、蓋体25を開いたときに上記背面下
端部25dが位置する高さと、この突起24eの下縁と
が略一致するように定められている。これによって、蓋
体25を図12に示すように開いた状態では、蓋体25
の上記背面下端部25dが基部24aの突起24eを僅
かに乗り越えるようにして係止される。したがって、使
用者は蓋体25を開いて、これを手でおさえることな
く、開いた状態に保持させて、ストロー24bから飲料
を飲むことができる。したがって、飲用の際に蓋体25
が邪魔にならない。
【0046】このように、第1乃至第3の実施形態で
は、構造の異なる各吸引手段が同じ容器本体2に対して
取り外し可能となっていなければならない。つまり、容
器本体2の構造を変更することなく、異なる吸引手段の
いずれもが装着できる構造となっている。このようにす
ることにより、本発明の飲料収容容器では、外出した
り、屋外で用いる場合に、携帯しやすく、しかも、同じ
容器本体2を用いながら、使用者である乳幼児の成長の
各段階に対応して、適切な各吸引手段を用いて、能力に
応じて乳幼児が自分で飲用することができる。このた
め、乳幼児の成長段階に応じて異なる飲料収容容器を購
入する必要がないので、経済的であり、しかも、携帯に
も適しているから、使用の場所を選ばないという点で利
用範囲が広い。また、この飲料収容容器により、使用者
である乳幼児自信の飲用のトレーニングに利用すること
ができるので、乳幼児の教育にも広く利用することがで
きる。
【0047】尚、本発明の飲料収容容器の使用対象者
は、乳幼児に限られない。例えば吸引手段13または2
3を用いる場合には、一般の大人が、屋外に携行する飲
料収容容器としても適している。つまり、各吸引手段本
体は、それぞれ吸い口とストローであるから、屋外にお
けるハイキングや各種スポーツのあらゆる場面で、必要
に応じてこれらの機能に基づいて好適に用いることがで
きる。
【0048】図13及び図14は、飲料収容容器に装着
されるハンドルとハンドルの装着構造の一例を示してい
る。図13はハンドルを装着した飲料収容容器の正面
図、図14はハンドルを容器本体の下方からはめこんだ
場合の途中の位置における水平方向の概略断面図であ
る。これらの図では、上述の第3の実施形態に係る飲料
収容容器20にハンドルを装着した例を示しているが、
このハンドルは容器本体2に取り付けられるので、第1
の実施形態及び第2の実施形態に係る飲料収容容器1,
10にも全く同様に装着できるものである。
【0049】飲料収容容器20の容器本体2の正面に
は、例えばシルク印刷等により絵柄が表現されている。
ハンドル31は、後述するように、容器本体2の断面形
状に対応して形成されたほぼ偏平の輪状でなる取り付け
部32と、この取り付け部32の左右両端から一体に延
びる一対の把持部33,33を備えている。取り付け部
32は、この輪状の部分に容器本体2を通すことによっ
て、容器本体2の周囲を囲むように装着できるようにな
っている。ハンドル31は、例えば全体がプラスチック
にて形成されている。図13に示すように、上記把持部
は、この実施形態では一対形成され、それぞれ内側に湾
曲した形状となっている。この把持部33は、図13の
ように、対称の位置にひとつづつ一対形成すると、特に
使用者が乳幼児の場合には、両手でしっかり持つことが
できる。尚、把手33はひとつでもよいし、さらに多数
でもよく、他の形状としてもよい。例えば把持部33,
33は、これをひとつだけ設けて、容器本体2の背後に
位置させ、しかも、ベルト等に挟みやすいように例えば
クリップ状の形状としもよい。これによって、飲用の際
に、この把持部を持って、容器本体2に収容された飲料
を飲むこともできるし、このクリップ状の把持部を上述
のようにベルト等に挟めば携行に便利である。
【0050】取り付け部32は、図14に示されている
ように、容器本体2の凹部2aに対応して、その形に適
合するように変形した変形部32aを有していて、容器
本体2に密着して装着されるようになっている。取り付
け部32の前面側(図14において下部)は、その内面
に、容器本体2の絵柄保護のための保護部として、第1
の突起部36,36を有している。この突起部36,3
6は、取り付け部32の内面において、内方に突出して
おり各突起部は容器本体2の上記絵柄35の両側に対応
する位置に形成されている。この第1の突起部36,3
6のそれぞれ内側には、これより低い第2の突起部3
8,38が設けられている。
【0051】一方、容器本体2には、図1に示されてい
るように、所定の高さの箇所にて水平に延びていて僅か
に陥没した2つの水平凹部41,41が設けられてい
る。このため、ハンドル31を容器本体2に装着するに
際して、図1の下側より取り付け部32内に容器本体2
を相対的に移動させて通すと、この取り付け部32の内
面の上記第1の突起部36,36と第2の突起部38,
38が水平凹部41,41内に入りこむ。つまり、輪状
の取り付け部32内に容器本体2を挿入すると、取り付
け部32の内面にて突出している第1の突起部36,3
6と第2の突起部38,38が、両方とも容器本体2の
水平凹部41,41にはまりこんで、ハンドル31は容
器本体2に対して仮止め保持される。この場合、第1の
突起部36,36だけでなく、第2の突起部38,38
も上記水平凹部41,41に嵌まりこむことから、係止
面積が大きくなり、ハンドル31の固定がより確実とな
る。
【0052】さらに、このように上記取り付け部32を
容器本体2に対して移動させる場合、図14に示されて
いるように、突起部36,36の間の領域37は、容器
本体2と取り付け部32との間に突起部36,36が介
在するために、容器本体2の絵柄35が表されている箇
所から離れていて触れないようになっている。つまり、
絵柄35の表面は上記保護部に位置するため、取り付け
部32の内面37にもこれよりやや高い第2の突起部3
6,36にも接触しない。したがって、絵柄35の表面
は、取り付け部32の内面に触れて擦れることがないの
でこの絵柄35が損傷することが防止される。そして、
この場合、第2の突起部38,38は容器本体2の水平
凹部41、41に入り込むときには、第1の突起部3
6,36とともに、係止手段としての役割を果たし、し
かもハンドル31の装着の工程では、絵柄35に触れる
ことがなく、これを損傷することがないようになってい
る。尚、このような突起部は、図14において取り付け
部32の内面の下側に限らず、これに代え、これに加え
て、上側に設けてもよい。
【0053】したがって、図13,14の実施形態で
は、飲料収容容器にハンドル31を着脱できるので、乳
幼児等が用いる場合に、ハンドルをてがかりにして使用
すると、飲料収容容器を保持しやすい。しかも、携行に
際しては、ハンドル31を取り外してしまえるし、飲料
収容容器が汚れた場合にも、ハンドルを外して洗えるの
で衛生的である。さらに、容器本体2に図13に示すよ
うに絵柄35を表示した場合には、上述のようにハンド
ル31の着脱により、この絵柄35を損なうことがない
ので、絵柄をいつまでも美しく保持できる。尚、ハンド
ル35の表面に滑り止めのための凹凸を設けれると、飲
料収容容器20を一層確実に保持できるので好ましい。
また、例えば取り付け部32に把手でなく、長い紐を付
けると、肩掛けベルトとして利用でき、携行の際に一層
便利である。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、飲
料を収容した状態で容易に携行できるとともに、幼い子
供であっても、その成長に応じて、収容した飲料を容易
に飲用することができるようにした飲料収容容器を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による飲料収容容器の
正面図である。
【図2】図1の飲料収容容器のカバー体を外した背面図
である。
【図3】図1の飲料収容容器の側断面図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による飲料収容容器の
側面図である。
【図5】図4の飲料収容容器の側断面図である。
【図6】図4の飲料収容容器のカバー体を外した側面図
である。
【図7】本発明の第3の実施形態による飲料収容容器の
正面図である。
【図8】図7の飲料収容容器の背面図である。
【図9】図7の飲料収容容器のカバー体を開いた側面図
である。
【図10】図7の飲料収容容器の側断面図である。
【図11】図7の飲料収容容器のストローを折り曲げて
蓋体内に収容する構造を示す要部説明図である。
【図12】図7の飲料収容容器の蓋体の開保持の構造を
示す要部説明図である。
【図13】図7の飲料収容容器にハンドルを装着した状
態を示す正面図である。
【図14】図13のハンドルを容器本体に装着するため
に移動させた状態における断面図である。
【符号の説明】
1,10.20・・・飲料収容容器、2・・・容器本
体、3,13,23・・・吸引手段、4,14,24・
・・吸引手段本体、5,15,25・・・カバー体(蓋
体)、31・・・ハンドル、35・・・絵柄、36,3
6・・・突起部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 片岡 信一 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内 (72)発明者 仲田 洋一 東京都千代田区神田富山町5番地1 ピジ ョン株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容し得ると共に、偏平な断面形
    状とすることで携行に適するように形成した容器本体を
    有し、 この容器本体に収容された液体を吸引する手段であっ
    て、使用者の成長段階に対応して、それぞれ吸引し易い
    ようにされた吸引手段が適宜交換装着される構成とした
    ことを特徴とする、飲料収容容器。
  2. 【請求項2】 前記容器本体に装着される前記吸引手段
    は、吸引手段本体と、この吸引手段本体を覆うカバー体
    とからなることを特徴とする、請求項1に記載の飲料収
    容容器。
  3. 【請求項3】 前記吸引手段は、少なくとも、カバー体
    と吸引手段本体としての人口乳首、またはカバー体と吸
    引手段本体としての吸い口、またはカバー体と吸引手段
    本体としてのストローの3種類の各乳幼児用吸引手段の
    うち、少なくとも2種類の吸引手段が交換装着されるこ
    とを特徴とする、請求項1に記載の飲料収容容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体は、その構成を変更するこ
    となく、異なる機能を備えた吸引手段が交換装着される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の飲料収容容器。
  5. 【請求項5】 前記吸引手段のカバー体としての蓋体
    は、容器本体に固定された状態で吸引手段本体に対して
    着脱されることを特徴とする、請求項1に記載の飲料収
    容容器。
  6. 【請求項6】 前記吸引手段本体は、上下に延びる中栓
    と、上下に進退するほぼ球状の吸い口とを有し、この吸
    い口の上部の開口が吸い口の進退に伴って前記中栓によ
    り開閉されることを特徴とする、請求項5に記載の飲料
    収容容器。
  7. 【請求項7】 前記球状の吸い口の前記開口は、蓋体を
    閉じることにより完全に閉止されることを特徴とする、
    請求項6に記載の飲料収容容器。
  8. 【請求項8】 前記吸引手段は、吸引手段本体としての
    ストローと、このストローを折り畳んで内部に収容する
    カバー体とからなることを特徴とする、請求項1に記載
    の飲料収容容器。
  9. 【請求項9】 前記カバー体が開いた状態で、容器本体
    背面に保持される構成としたことを特徴とする、請求項
    8に記載の飲料収容容器。
  10. 【請求項10】 前記容器本体は、これを保持するため
    のハンドルが着脱される構成としたことを特徴とする、
    請求項1に記載の飲料収容容器。
  11. 【請求項11】 前記容器本体の表面には、絵柄が表さ
    れており、前記ハンドルは、容器本体表面の前記絵柄を
    損なうことなく着脱される構成としたことを特徴とす
    る、請求項10に記載の飲料収容容器。
  12. 【請求項12】 前記ハンドルは、 断面が略偏平な容器本体がはめ込まれる偏平な輪状の取
    り付け部と、 この取り付け部から一体に延びる把持部とを有してお
    り、 前記取り付け部は、 前記容器本体をはめ込む際に、少なくともこの容器本体
    表面の絵柄部分が接触しない構成としたことを特徴とす
    る、請求項9に記載の飲料収容容器。
JP8241401A 1996-08-23 1996-08-23 飲料収容容器 Pending JPH1059398A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004136013A (ja) * 2002-10-21 2004-05-13 Emiko Honda 吸い飲み器
JP2011520709A (ja) * 2008-05-16 2011-07-21 マーパ ゲーエムベーハー 飲料容器用のプッシュ・プル式閉鎖具
KR102254541B1 (ko) * 2020-01-23 2021-05-20 최염 물병 뚜껑

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