JPH1058944A - 空気通路切替装置および車両用空調装置 - Google Patents

空気通路切替装置および車両用空調装置

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JPH1058944A
JPH1058944A JP21759296A JP21759296A JPH1058944A JP H1058944 A JPH1058944 A JP H1058944A JP 21759296 A JP21759296 A JP 21759296A JP 21759296 A JP21759296 A JP 21759296A JP H1058944 A JPH1058944 A JP H1058944A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルム式のロータリドアを用いる空気通路
切替装置において、組付時におけるフィルム部材の破損
を防止する。 【解決手段】 ケース1の内壁面に、フィルム部材92
の軸方向端部の外周面が摺動するリブ104を設けると
ともに、このリブ104に、フィルム部材92の軸方向
端部をケース1内への組付時にフィルム部材92の内周
側へ案内する傾斜面105を形成する。フィルム部材9
2を一体化したロータリドア91をケース1内へ組付け
る際に、フィルム部材92の軸方向端部がリブ104の
端面に当接し、干渉する事態が発生しても、フィルム部
材92の軸方向端部が傾斜面105に案内されて、フィ
ルム部材92をリブ104内周側の正規組付位置にスム
ースに移行させることができ、フィルム部材92の損傷
を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路切替装置
およびそれを用いた車両用空調装置に関するものであっ
て、特にフィルム式のロータリドア部にて空気通路を切
替えるものに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に、特開平8−25945
号公報において、フィルム式のロータリドア部にて複数
の吹出空気通路開口部を切替える空気通路切替装置を提
案している。この従来装置では、円弧状の外周面を有す
るロータリドアを、ケース内に複数の吹出空気通路開口
部と対向するようにして回動可能に設け、このロータリ
ドアの外周部にフィルム部材を円弧状に配設するととも
に、このフィルム部材に風圧を加えるためのドア通風口
をロータリドアの外周部に開けている。
【0003】また、フィルム部材には、前記吹出空気通
路開口部と連通し得るフィルム開口部を設けている。そ
して、ロータリドアを回動操作して、その回動位置を選
択することにより、複数の吹出空気通路開口部を選択的
に開閉する。すなわち、フィルム部材のうちフィルム開
口部のない部分がケース側の吹出空気通路開口部の周縁
部に風圧により圧接することにより、フィルム部材にて
吹出空気通路開口部を閉塞し、一方、フィルム部材の開
口部と吹出空気通路開口部とが重畳して、この両者が連
通することにより、空気通路を開放するようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置では、本発明者らが試作、検討したところ次
のような不都合が生ずることが分かった。すなわち、こ
の種のフィルム式のロータリドア部を持つ空気通路切替
装置では、フィルム部材の描く円弧形状の径と、このフ
ィルム部材に対応するケース内壁面の円弧形状の径とが
略同一であるので、ロータリドア部をケース内に組付け
るときに、フィルム部材がケースと干渉して、フィルム
部材が破損する恐れがあった。
【0005】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みて、
フィルム式のロータリドアを用いる空気通路切替装置に
おいて、組付時におけるフィルム部材の破損を防止する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1〜5記載の発明では、ケース(1)の内壁面に、
フィルム部材(92)の軸方向端部の外周面が摺動する
摺動部(104、104a)を設けるとともに、この摺
動部(104、104a)に、フィルム部材(92)の
軸方向端部をケース(1)内への組付時にフィルム部材
(92)の内周側へ案内する傾斜面(105)を形成し
たことを特徴としている。
【0007】このような技術的手段によれば、フィルム
部材(92)を一体化したロータリドア(91)をケー
ス1内へ組付ける際に、フィルム部材(92)の軸方向
端部が摺動部(104、104a)の端面に当接し、干
渉する事態が発生しても、フィルム部材(92)の軸方
向端部が傾斜面(105)に案内されて、フィルム部材
(92)を摺動部(104、104a)内周側の正規組
付位置にスムースに移行させることができる。
【0008】そのため、組付時にフィルム部材(92)
の軸方向端部が摺動部(104、104a)の端面に引
っ掛かって、損傷することを防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)図1は、本発明を車両用空調装置(カ
ーエアコン)に適用した第1実施形態における通風系の
全体構成を示すもので、ケース1は空調装置の空気通路
を構成するものであって、このケース1は通常、車室内
前部の計器盤(図示せず)内に設置される。このケース
1内には、図1の右上部(車両前方側の上部)に、送風
手段としての送風機2が配設されている。
【0010】この送風機2はモータにより駆動される周
知の遠心多翼ファンにて構成されており、このケース1
に連結された図示しない吸気側ダクトを通してケース1
内部に空気を吸入して矢印A方向に送風するようになっ
ている。ここで、前記吸気側ダクトには、送風空気を冷
却する冷却手段としてのエバポレータが配設されてお
り、さらにこのエバポレータの空気上流側に内気取入口
及び外気取入口が設けられているとともに、それら取入
口のいずれかを開口させる内外気切替ドアが設けられて
いる。前記エバポレータは、車両エンジンにより駆動さ
れる圧縮機を持つ冷凍サイクル中に設けられ、冷媒の蒸
発潜熱により送風空気を冷却するようになっている。
【0011】また、図1に示すように、前記ケース1内
には、図1の右側下部(車両前方側の下部)に、加熱手
段としてのヒータコア3が略水平方向に配設されてい
る。このヒータコア3は車両エンジンの冷却水(温水)
が図示しない水ポンプにより循環し、このエンジン冷却
水を熱源として送風空気を加熱するものである。そし
て、前記ヒータコア3の空気上流側部位には、エアミッ
クスドア4が設けられている。このエアミックスドア4
はその回転軸4aを中心として図1の矢印X方向に回動
することにより車室内へ吹き出す空気温度を制御するも
のであって、温度制御手段を構成するものである。エア
ミックスドア4は、乗員の手動操作もしくは空調制御装
置の自動温度制御信号により、空調条件に応じた開度に
調整されるようになっている。
【0012】このエアミックスドア4の開度に応じて、
送風機2により矢印A方向に送風された空気のうち、ヒ
ータコア3を通って温風通路100を矢印B方向に流れ
る温風と、ヒータコア3を通らずに冷風通路101を矢
印C方向に流れる冷風の風量割合を調節するようになっ
ている。なお、本例では、この冷風通路101と温風通
路100は、ヒータコア3を中間にして図1の上下方向
に並ぶように設けられている。そして、これら通路10
0、101を流れる冷風と温風は、ほとんどの場合、後
述する円弧状のロータリードア91内にて良好にエアミ
ックスされる。
【0013】ケース1において、ロータリドア91の収
納部分の下側部位には、温風通路100からの温風と、
冷風通路101からの冷風をロータリドア91の収納部
分に流入させる流入側の開口部103が設けられてい
る。そして、ケース1において、図1の左上部分(車両
後方側の上部)には、複数個、本例では3個の吹出空気
通路開口部5、6、7が、後述するロータリドア91の
回動する領域内に、ロータリドア91の回動方向(円周
方向)に沿って隣接し並ぶように設けられている。従っ
て、ケース1側の吹出空気通路開口部5、6、7を形成
する仕切り壁先端は円弧面に成形されている。
【0014】ロータリドア91の回動方向の中間に位置
する吹出空気通路開口部5は、車室内計器盤の上方側に
配設され乗員の上半身に向かって空気を吹き出すための
フェイス吹出口(図示しない)とフェイス吹出ダクト1
0によって連通されている。ロータリドア91の回動方
向において、最も車両後方側に位置する吹出空気通路開
口部6は車室内計器盤の下方側に配設され乗員の下半身
に向けて空気を吹き出すためのフット吹出口(図示しな
い)とフット吹出ダクト11によって連通されている。
【0015】ロータリドア91の回動方向において、最
も車両前方側に位置する吹出空気通路開口部7は、車室
内計器盤の上面で、車両のガラス面に近接して配設さ
れ、車両のフロントガラスやサイドガラスの内面に向か
って空調風を吹き出すためのデフロスタ吹出口(図示し
ない)とデフロスタダクト12によって連通されてい
る。
【0016】上記した3個の吹出空気通路開口部5、
6、7は、いずれも図1、2中紙面表面から裏面に向か
った方向をその長手方向とした略長方形状に形成されて
いる。そして、送風機2が駆動されると、内気あるいは
外気が吸気側ダクトから吸込まれてエバポレータを通っ
てケース1内に導かれ、さらにケース1内を矢印A、
B、Cのように空気が流れて、冷風と温風の風量割合が
エアミックスドア4の開度により調節されて、所望の吹
出空気温度が得られる。そして、吹出空気はいずれかの
吹出空気通路開口部5、6、7を介して車内の各吹出口
から吹き出されるようになっている。なお、本実施形態
では、3つの吹出空気通路開口部5、6、7によって後
述する5つの吹出モードを選択することができるように
なっている。
【0017】さて、上記ケース1内には、前記3つの吹
出空気通路開口部5、6、7の開閉およびその開口面積
を調節する空気通路切替装置9が設けられている。以
下、第1実施形態に係る空気通路切替装置9について、
図2ないし図4を参照して詳述する。この空気通路切替
装置9は、本発明のロータリードア部をなすロータリド
ア91およびフィルム部材92を具備して構成されてい
る。
【0018】ロータリドア91は、例えば樹脂からな
り、図3に示すように、2枚のほぼ半円形の端板部91
a、91aと、略180°の円弧範囲を持った円弧状を
なす円周壁91bとを一体に有する、いわば縦割りの半
円筒状をなしている。また、前記端板部91a、91a
には、円周壁91bの円弧の曲率中心に位置して、軸方
向外側に突出する回転軸91c、91cが設けられてい
る。また、2枚の端板部91a、91aの平坦状端部の
間に、前記した流入側開口部103からの空気をロータ
リドア91内に流入させる平面開口部91jが形成され
ている。
【0019】そして、前記円周壁91bには、図3等に
示すように、軸方向に長細い4個のドア通風口91dが
円周方向に並んでほぼ等間隔に形成されている。これに
て、円周壁91bは、その円周方向両端部の2か所及び
各ドア通風口91d相互間の3か所に軸方向に延びる細
長い梁91eを有し、残りのほとんどの部分が開口した
形態とされている。
【0020】また、ロータリドア91において、円周壁
91bの円周方向の一端部(図1、3の右側端部)に
は、フィルム部材92の円周方向の一端の折り曲げ部9
2kをロータリドア91に取付けるためのピン部材(取
付手段)91gが軸方向に一列に並んで一体成形されて
いる。また、ロータリドア91の円周壁91bの円周方
向の他端部(図示左側端部)には、スライド壁部91h
が設けられている。このスライド壁部91hの外周面か
ら外方側へ突出するようにして、多数のピン部材91i
が軸方向に一列に並んで多数個一体成形されている。
【0021】一方、前記フィルム部材92は、可撓性
(柔軟性)があって、通気性がなく、しかも摩擦抵抗が
小さい樹脂材料で成形されている。具体的には、本例で
は、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに
て、フィルム部材92を成形している。ここで、フィル
ム部材92の剛性をある程度高める必要があるため、本
例では、厚さ188μmのPETフィルムを用いてい
る。
【0022】フィルム部材92において、円弧形状の円
周方向の途中部位には、ドア通風口91dと常に連通し
ているフィルム開口部92aが形成されている。本例で
は、このフィルム開口部92aは、軸方向に一列に並ん
だ複数個の貫通孔にて構成されており、各フィルム開口
部92aは細長のほぼ六角形状に形成されている。ま
た、フィルム開口部92aは、フィルム部材92がロー
タリードア91に取付られた状態において円周方向の最
大長さが、フェイス用およびフット用の吹出空気通路開
口部5、6の最大幅と略同等となっている。
【0023】さらに、全てのフィルム開口部92aをま
とめた形状および面積は、この吹出空気通路開口部5、
6と略同等になっている。但し、実際には、各フィルム
開口部92a相互間に位置する仕切り部が存在するた
め、フィルム開口部92aの方が若干小さくなってい
る。これにより、図1に示すようにロータリドア91が
フェイス用の吹出空気通路開口部5だけを開口する場合
(フェイスモード時)、フェイス用の吹出空気通路開口
部5とフィルム部材92のフィルム開口部92aとの開
口縁が一致(ラップ)するため、フェイスモード時の通
風抵抗を最小限にすることが可能となる。なお、フット
用の吹出空気通路開口部6を全開する場合についても同
様である。
【0024】一方、このフィルム部材92の両端部分
(図1、3で左右の縁辺部)のうち、右側の端部には、
複数個の取付用孔92bが形成されている。この取付用
孔92bは、具体的には、前記ピン部材91gに嵌合す
る円形孔で形成されている。また、左側端部には、複数
個のスライド孔92cが形成されている。このスライド
孔92cは、ロータリドア91の円周方向の他端部に形
成されたスライド壁部91hのピン部材91iが移動可
能に嵌合する長孔で形成されている。ここで、スライド
孔92cは、その長孔の長手方向が、フィルム円周方向
に向くようにしてある。スライド孔92cを構成する長
孔の長手方向寸法は、フィルム部材92およびケース1
の寸法ばらつきを十分、吸収し得る大きさに設定してあ
る。
【0025】フィルム部材92を、ロータリドア91の
円周壁91bの外周側に円弧状に取付けるにあたって
は、まず、図3に示すように、フィルム部材92の一方
の端部を、取付用孔92bを含む所定長さだけ内径側に
折曲げて、折り曲げ部92kを形成する。そして、この
状態で、フィルム部材92をロータリドア91の円周壁
91bの上方から被せ、フィルム部材92の折り曲げ部
92kの円形取付用孔92bをピン部材91gに嵌合さ
せる。
【0026】一方、フィルム部材92の他端側の長孔状
のスライド孔92cをスライド壁部91hのピン部材9
1iに嵌合させる。しかるのち、樹脂製のピン部材91
gの頭部をフィルム部材92がロータリドア91の表面
に圧着するまで熱かしめして、ピン部材91gの頭部を
リベット状に拡大する。これにより、フィルム部材92
の一端側の折り曲げ部92kをロータリドア91の円周
壁91bの円周方向の一端部に固定することができる。
【0027】また、同様に、スライド壁部91hの樹脂
製ピン部材91iの頭部を熱かしめするが、このピン部
材91iの頭部の熱かしめ部はピン軸方向への変形量を
僅少にすることにより、フィルム部材92とスライド壁
部91hの外周面との間に隙間(図1、2参照)を形成
する。これにより、フィルム部材92の円周方向の他端
側は、ロータリドア91のスライド壁部91hの外周面
に対して固定されず、スライド孔92cの長手方向の寸
法の範囲内で円周方向への移動が自由な自由端92dと
なる。
【0028】また、フィルム部材92の長さ寸法(円周
方向長さ)は、それ自身の剛性および内周側から受ける
風圧によって、ケース1側の吹出空気通路開口部5、
6、7が形成されている円弧面に沿う円弧形状を保持で
きる大きさに設定されている。また、フィルム部材92
の開口部92aは、ロータリドア91の3個の通風口9
1dのうち図1〜図3で円周方向左端部から時計回り方
向に2番目に位置するドア通風口91dにラップし、こ
のフィルム開口部92a部分にてロータリドア部の内外
周部が常に開通するようになっている。
【0029】以上のように構成されたロータリドア91
は、両端板部91aの回転軸91cが、ケース1側の吹
出空気通路開口部5,6,7が並ぶ円弧状内壁面の曲率
中心に一致するようにしてケース1の壁部に回転可能に
支持されており、そして、この場合、図1に示すように
回転軸91aの一方にはレバー21が固着され、このレ
バー21の端部にコントロールケーブル22の一端が接
続されている。このコントロールケーブル22の他端側
は、車室内の空調制御パネル(図示せず)に設けられた
吹出モード切替レバー(吹出モード切替操作手段)に連
結されている。これにより、ロータリドア91は、吹出
モード切替レバーの手動操作に基づいて回転方向(図1
の矢印D及びE方向)に回転変位するようになってい
る。
【0030】次に、上記構成において作動を説明する。
送風機2を作動させると、ケース1内を図1の矢印A,
B,Cのように空気が流れ、この送風空気は、ロータリ
ドア91の平面開口部91jからロータリドア91の内
周側に至り、ここで冷風と温風が混合される。次いで、
送風空気はロータリドア91の通風口91dおよびフィ
ルム部材92の開口部92aを通って、このフィルム開
口部92aとラップするケース1側の吹出空気通路開口
部5、6、7のいずれか1つまたは複数から各吹出口に
至り、車室内へ吹出す。
【0031】本実施形態では、使用者が車内の吹出モー
ド切替レバーを手動操作することにより、その操作力が
コントロールケーブル22及びレバー21を介して直接
的にロータリードア91に伝達され、ロータリードア9
1が矢印DあるいはE方向に回動する。ここで、ロータ
リードア91の回動変位により5つの吹出モード(フェ
イスモード、バイレベルモード、フットモード、フット
デフモードおよびデフロスタモード)を選択できる。
【0032】図1のロータリードア91の回動位置はフ
ェイスモードであり、フィルム部材92の開口部92a
がフェイス用の吹出空気通路開口部5に完全にラップす
る。そして、この状態では、フィルム部材92のうち、
開口部92aの設けてない部分が風圧により外周側に張
出すことにより、フット用の吹出空気通路開口部6およ
びデフロスタ用吹出空気通路開口部7の周縁部に確実に
圧接して、この両開口部6、7を確実に閉塞する。
【0033】これにより、ケース1内の空気は、ロータ
リードア91の平面開口部91jからドア内部へ取り入
れられ、ドア通風口91d、フィルム開口部92aを介
してフェイス用の吹出空気通路開口部5よりフェイスダ
クト10に流入し、フェイス吹出口のみから車室内に吹
き出される。また、図2のロータリードア91の回動位
置はデフロスタモードであり、ロータリドア91のピン
部材91g側端部がデフロスタ用の吹出空気通路開口部
7を全面的に開口する。このため、ケース1の流入側開
口部103からの空気がロータリードア91を介するこ
となく直接デフロスタ用の吹出空気通路開口部7に流入
するとともに、流入側開口部103からの空気がフィル
ム部材92の開口部92aおよびドア通風口91dを経
て、ロータリードア91内部を通って吹出空気通路開口
部7に流入する。
【0034】これと同時に、フェイス用およびフット用
の吹出空気通路開口部5、6はフィルム部材92のう
ち、開口部92aの設けてない部分によって全閉され
る。その結果、ケース1内の送風空気はデフロスタ用の
吹出空気通路開口部7のみに流入し、デフロスタダクト
12を経てデフロスタ吹出口から窓ガラス内面側へ向か
って吹出し、窓ガラスの曇り止めを行う。
【0035】次に、バイレベルモードでは、フィルム部
材92の開口部92aが、フェイス用の吹出空気通路開
口部5の半分とフット用の吹出空気通路開口部6の半分
との双方に跨がってラップする位置(図1より所定角度
だけ反時計方向に回転した位置)に、ロータリードア9
1が回転する。これにより、ロータリードア91内部へ
取り入れられた空気が、ドア通風口91d、フィルム開
口部92aを介してフェイス用の吹出空気通路開口部5
およびフット用の吹出空気通路開口部6に流入し、フェ
イス吹出口およびフット吹出口の両方から同時に空気が
車室内へ吹出される。
【0036】次に、フットモードでは、ロータリードア
91が、上記のバイレベルモードの状態から反時計回り
の方向に、さらに所定角度だけ回転することにより、フ
ィルム開口部92aがフット用の吹出空気通路開口部6
に完全にラップし、フット吹出口から乗員足元に温風を
吹き出す。これと同時に、フェイス用の吹出空気通路開
口部5を完全に閉塞する一方、デフロスタ用の吹出空気
通路開口部7は本例では、完全に閉塞するのでなく、所
定量隙間を開けて、ケース1内の空気をデフロスタ用の
吹出空気通路開口部7から若干量漏らして、窓ガラスの
曇り止め効果を発揮できるようにしている。
【0037】次に、フットデフモードでは、ロータリド
ア91が、図2のデフロスタモードの状態より時計回り
の方向にさらに所定角度だけ回転することにより、フィ
ルム開口部92aがフット用の吹出空気通路開口部6に
略半分、ラップするとともに、ロータリドア91のピン
部材91g側端部がデフロスタ用の吹出空気通路開口部
7の略半分を開口する。
【0038】このとき、フェイス用の吹出空気通路開口
部5はフィルム部材92のうち、開口部92aの設けて
ない部分によって全閉される。この結果、送風空気は、
ロータリードア91を迂回して直接、デフロスタ用の吹
出空気通路開口部7に流入する空気流と、ドア通風口9
1d、フィルム開口部92aを介してフット用の吹出空
気通路開口部6に流入する空気流と、フィルム開口部9
2a、ドア通風口91dを介してドア内部へ流入した後
に、再びドア通風口91d、フィルム開口部92aを介
してフット用の吹出空気通路開口部6に流入する空気流
とになり、フット吹出口とデフロスタ吹出口の双方から
同時に空気が吹き出す。
【0039】なお、ロータリドア91の円周壁91bが
略180度の円弧範囲を有することから、ドアの空気取
入口である平面開口部91jの開口面積は最大となり、
通風抵抗を小さくすることに寄与している。ところで、
図2、図4に示すように、フェイス用の吹出空気通路開
口部5とフット用の吹出空気通路開口部6とデフロスタ
用の吹出空気通路開口部7の軸方向端部には、フィルム
部材92の軸方向端部の外周面が摺動する摺動部をなす
円弧状のリブ104が形成されている。このリブ104
はケース1の内壁面に一体に成形されている。なお、図
4は図2のF矢視による各空気通路開口部5、6、7の
拡大図である。
【0040】このリブ104の内周面には、図2(b)
に示すように、フィルム部材92が風圧を受けると、そ
の軸方向端部の外周面が圧接して摺動するようになって
おり、これによりフィルム部材92の軸方向端部におけ
るシールを行って、風洩れを防止するものである。そし
て、リブ104の端面には、フィルム部材92の軸方向
端部をケース1内への組付時にフィルム部材92の内周
側へ案内する傾斜面105を形成している。
【0041】フィルム部材92は、前述したように可撓
性のある材料にて成形され、かつ自由端92dにてロー
タリドア91に対して移動可能に取付られているので、
組付姿勢が固定されておらず、比較的自由に変形した
り、変位することができる。しかしながら、リブ104
の端面に傾斜面105を形成しているため、ロータリド
ア91とフィルム部材92とを一体化したものをケース
1内へ組付ける際に、フィルム部材92の軸方向端部が
リブ104の端面に当接し、干渉する事態が発生して
も、フィルム部材92の軸方向端部がリブ104の端面
の傾斜面105に案内されて、フィルム部材92をリブ
104の内周側の正規組付位置(図2(b)の2点鎖線
位置)にスムースに移行させることができる。
【0042】そのため、組付時にフィルム部材92の軸
方向端部がリブ104の端面に引っ掛かって、損傷する
ことを防止できる。なお、上記した傾斜面105を有す
るリブ104を図1、2に示す例では各空気通路開口部
5、6、7の軸方向端部のみに形成しているが、ロータ
リドア91とフィルム部材92の回動領域の全周にわた
って、傾斜面105を有するリブ104を形成してもよ
い。但し、前者(図1、2に示す例)のように、リブ1
04を各空気通路開口部5、6、7の軸方向端部のみに
形成した方が、フィルム部材92の軸方向端部が干渉す
る可能性のあるリブ104の設置範囲が少なくなるの
で、組付性がよい。
【0043】また、ケース1内への組付時に、フィルム
部材92の開口部92aがケース1の各空気通路開口部
5、6、7の周辺部に引っ掛かり、干渉するという事態
が発生することがある。このフィルム部材92の開口部
92aの干渉という不具合を解消するためには、ケース
1内への組付時に、ロータリドア91の回動位置を図2
に示すデフロスタモードの回動位置に設定して、ロータ
リドア91とフィルム部材92をケース2内に組み込む
という組付方法を採用する。これにより、フィルム部材
92の開口部92aを各空気通路開口部5、6、7とは
反対側の部位である流入側開口部103側に位置させる
ことができ、その結果、フィルム部材92の開口部92
aがケース1の各空気通路開口部5、6、7の周辺部に
引っ掛かり、干渉するという事態を未然に防止できる。 (第2実施形態)図5は第2実施形態を示すもので、フ
ィルム部材92の軸方向端部の外周面が摺動する摺動部
として、第1実施形態のリブ104の代わりに、本例で
は、各空気通路開口部5、6、7の軸方向端部に円弧状
の段付面104aを形成し、この段付面104aに連続
するようにして傾斜面105を形成している。
【0044】このように段付面104aを形成する構成
であっても、フィルム部材92の軸方向端部を傾斜面1
05により案内して、フィルム部材92をリブ104の
内周側の正規組付位置(図5(b)の2点鎖線位置)に
スムースに移行させることができる。なお、第2実施形
態においては、ケース1の空気流入側の開口部103の
軸方向端部に、各空気通路開口部5、6、7の円弧状の
段付面104aより十分径の大きい円弧状の段付面10
6を形成してある。この段付面106の存在により、組
付時に、フィルム部材92を空気流入側の開口部103
側へずらすことができる。そのため、各空気通路開口部
5、6、7の軸方向端部に円弧状の段付面104aを形
成しても、フィルム部材92とロータリドア91の組付
を容易に行うことができる。 (他の実施形態)なお、上記した第1、第2実施形態で
は、ロータリードア91を円周壁91bを有する半円筒
状に形成しているが、ロータリードア91の外周面に対
して隙間を介してフィルム部材92を配設しているの
で、ロータリードア91の形状は必ずしも半円筒状に形
成しなくてもよい。例えば、ロータリードア91を楕円
状の半筒状等の形状にして、フィルム部材92をケース
1側の内壁面に沿って円弧状にすることが可能であり、
このようにしても同様の作用効果を発揮できる。
【0045】また、上記第1、第2実施形態では、ロー
タリードア91の円周壁91bの外周面に対して隙間を
介してフィルム部材92を配設しているが、ロータリー
ドア91の円周壁91bの梁91eとフィルム部材92
との間に、軸方向に延びる細長のウレタンフォーム等の
弾性部材を配設して、フィルム部材92の円弧形状を良
好に維持することにより、フィルム部材92によるシー
ル性能の向上と騒音低減を図るようにしてもよい。
【0046】なお、上記第1、第2実施形態では、フィ
ルム開口部92aを複数の開口部によって構成していた
が、複数に限らず一つの開口部としてもよい。その他、
本発明は上記実施形態で説明した車両用の空調装置に限
らず、空気通路を開閉するための各種装置に適用するこ
とができ、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する車両用空調装置の要部の概略
断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示すものであり、
(a)は図1に示すロータリドア部分の拡大断面図、
(b)は(a)のG−G断面図である。
【図3】図1、2のロータリドア部分の分解斜視図であ
る。
【図4】図2のF矢視による空気通路開口部5、6、7
の拡大斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態を示すものであり、
(a)はロータリドア部分の拡大断面図、(b)は
(a)のH−H断面図である。
【符号の説明】
1…ケース、2…送風機、5、6、7…吹出空気通路開
口部、9…空気通路切替装置、91…ロータリドア、9
1b…円周壁、91d…ドア通風口、91g、91i…
ピン部材、92…フィルム部材、92a…フィルム開口
部、103…流入側開口部、104…リブ、104a…
段付面、105…傾斜面、106…フィルム部材逃がし
用の段付面。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気通路をなすケース(1)と、 このケース(1)内に回動可能に配設され、かつ円弧状
    の円周壁(91b)を有するロータリードア(91)
    と、 このロータリードア(91)の円周壁(91b)に開口
    したドア通風口(91d)と、 前記ケース(1)において、前記ロータリードア(9
    1)の円周壁(91b)が回動する領域に開口した空気
    通路開口部(5、6、7)と、 前記ロータリードア(91)の円周壁(91b)の外周
    側に配設され、前記ロータリードア(91)とともに回
    動する可撓性を有するフィルム部材(92)と、 このフィルム部材(92)に、前記ドア通風口(91
    d)と常に連通するように開口されたフィルム開口部
    (92a)とを備え、 前記ロータリードア(91)を回動することにより、前
    記フィルム開口部(92a)と前記空気通路開口部
    (5、6、7)との連通および遮断を選択するようにし
    た空気通路切替装置であって、 前記ケース(1)の内壁面に、前記フィルム部材(9
    2)の軸方向端部の外周面が摺動する摺動部(104、
    104a)を設けるとともに、 この摺動部(104、104a)に、前記フィルム部材
    (92)の軸方向端部を前記ケース(1)内への組付時
    に前記フィルム部材(92)の内周側へ案内する傾斜面
    (105)を形成したことを特徴とする空気通路切替装
    置。
  2. 【請求項2】 前記摺動部は、前記ケース(1)の内壁
    面のうち、少なくとも、前記空気通路開口部(5、6、
    7)の軸方向端部に形成された円弧状のリブ(104)
    であり、 このリブ(104)の端面に前記傾斜面(105)が形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の空気通
    路切替装置。
  3. 【請求項3】 前記摺動部は、前記ケース(1)の内壁
    面のうち、少なくとも、前記空気通路開口部(5、6、
    7)の軸方向端部に形成された円弧状の段付面(104
    a)であり、 この段付面(104a)に連続するようにして前記傾斜
    面(105)が形成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の空気通路切替装置。
  4. 【請求項4】 前記空気通路開口部は空気吹出側の開口
    部(5、6、7)であり、前記ケース(1)において、
    前記空気吹出側の開口部(5、6、7)と対向する部位
    に空気流入側の開口部(103)が備えられており、 この空気流入側の開口部(103)には、前記円弧状の
    段付面(104a)より径の大きいフィルム部材逃がし
    用の段付面(106)が形成されていることを特徴とす
    る請求項3に記載の空気通路切替装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の空気通路切替装置を具備し、 前記空気通路開口部として、フェイス用吹出空気通路開
    口部(5)、フット用吹出空気通路開口部(6)、およ
    びデフロスタ用吹出空気通路開口部(7)を備え、 これらの吹出空気通路開口部(5、6、7)を、前記フ
    ィルム部材(92)と前記ロータリードア(91)とに
    より開閉することを特徴とする車両用空調装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100947444B1 (ko) * 2003-06-20 2010-03-12 한라공조주식회사 자동차 공조장치의 원통형 도어용 씰링부

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KR100947444B1 (ko) * 2003-06-20 2010-03-12 한라공조주식회사 자동차 공조장치의 원통형 도어용 씰링부
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