JPH1058811A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH1058811A
JPH1058811A JP22085196A JP22085196A JPH1058811A JP H1058811 A JPH1058811 A JP H1058811A JP 22085196 A JP22085196 A JP 22085196A JP 22085196 A JP22085196 A JP 22085196A JP H1058811 A JPH1058811 A JP H1058811A
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JP
Japan
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master
plate cylinder
clamper
plate
feeding direction
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Application number
JP22085196A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Kobayashi
一喜 小林
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 腰の弱いマスタを使用した場合にもマスタに
皺が生じることを防止できる孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 回動自在に設けられ製版済みのマスタ1
が巻き付く版胴2を備え、この版胴2にマスタ1を給版
する搬送ローラ24,25を設け、版胴2に対しマスタ
1の給版方向先端を保持するクランパ16を取り付け、
このクランパ16によりマスタ1の給版方向先端が保持
された状態で版胴2が回転するとき搬送ローラ24,2
5の回転を搬送ローラ規制部により規制し、マスタ1が
版胴2に巻き付くとき搬送ローラ24,25と版胴2と
の間でマスタ1に適度な張力を加える。これにより、弛
みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に巻き付くよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、孔版印刷装置等の
印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】孔版印刷装置は、回転自在な版胴に巻き
付いた製版済みのマスタに位置を合わせて印刷用紙を給
紙する。そして、マスタを介して印刷用紙を版胴に押し
付け、版胴内のインキを版胴の孔及びマスタの穿孔から
滲み出させて印刷用紙にインキを転移させることにより
印刷用紙に画像を印刷する。
【0003】このような孔版印刷装置においては、版胴
にマスタを給版するときマスタに弛みが生じ、マスタを
介して印刷用紙を版胴に押し付けたときマスタの弛みが
押し潰されてマスタに皺が生じると、印刷用紙に印刷さ
れる画像の画像品質が悪化してしまう。
【0004】従来の孔版印刷装置では、熱可塑性樹脂フ
ィルムに多孔性支持体を貼り合わせた腰の強いマスタが
使用される。多孔性支持体は、和紙繊維や合成繊維によ
り形成されたものである。従って、従来の孔版印刷装置
では、マスタを介して印刷用紙を版胴に押し付けた際に
マスタ自体の腰の強さによりインキの粘着力に打ち勝っ
てマスタが版胴の外周面を移動する。これにより、マス
タの弛みが伸ばされ、マスタに皺が生じるのが防止され
る。
【0005】ところが、孔版印刷装置では、マスタの穿
孔から滲み出したインキを印刷用紙に転移するので、熱
可塑性樹脂フィルムに多孔性支持体を貼り合わせた腰の
強いマスタを使用すると、多孔性支持体において繊維が
複雑に絡み合って塊となっている部分がある場合や太い
繊維がマスタの穿孔を横切っている場合に、印刷用紙に
印刷された画像のベタ部が抜けたり細線や太線が切れた
りかすれたりしてしまう、俗に繊維目と呼ばれる問題が
生じる。
【0006】そこで、多孔性支持体を削除又は薄くする
ことにより繊維目を低減させる試みがされている。
【0007】しかし、多孔性支持体を削除又は薄くした
マスタ(以下、腰の弱いマスタと表す)を使用した場
合、版胴に巻き付いた腰の弱いマスタに弛みがあると、
腰の弱いマスタを介して印刷用紙を版胴に押し付けたと
してもマスタ自体の腰が弱いため、インキの粘着力によ
り腰の弱いマスタが版胴の外周面を移動できずに押し潰
されて腰の弱いマスタに皺が生じてしまう。
【0008】それに対してマスタの弛みや皺を防止する
ことのできる孔版印刷装置が特公平5−70595号公
報、実開平4−83770号公報、特開平6−2552
25号公報、特開平8−48067号公報、特開平6−
143784号公報、特開平7−290810号公報及
び特開平8−142482号公報に記載されている。
【0009】特公平5−70595号公報に記載されて
いる孔版印刷装置は、版胴の周面上に対し製版部と排版
部とよりなる着排版ユニットを備える。この着排版ユニ
ットは、連続紙であるマスタを供給ロールから供給し、
サーマルヘッドで加熱穿孔してマスタをカットしない状
態のままで給版すると共に、使用済みのマスタを排版ロ
ールで巻き取る。これにより、マスタに弛みが生じない
ようにする。
【0010】また、実開平4−83770号公報に記載
されている孔版印刷装置は、中央部よりも両端部が高く
なるように形成されマスタの給版方向先端を挟持する挟
持部を備える。この挟持部は、マスタを幅方向に凹状に
反らせ、マスタが版胴に巻き付くときマスタの幅方向の
中心部に加えられる張力よりもその両端に加えられる張
力を大きくする。これにより、マスタに生じた弛みが伸
ばされる。
【0011】特開平6−255225号公報に記載され
ている孔版印刷装置は、クランパによりマスタを保持す
るときマスタを幅方向に広げる向きに摩擦力を与える弾
性部材を備える。これにより、マスタの給版方向先端に
生じた弛みが伸ばされる。
【0012】特開平8−48067号公報に記載されて
いる孔版印刷装置は、中央部よりも先に両端部がマスタ
に接触するように形成されマスタの給版方向先端を挟持
するクランパを備える。このクランパは、中央部がマス
タに接触するとき両端部の間隔が広がり、マスタを幅方
向に広げる向きに摩擦力を与える。これにより、マスタ
に生じた弛みが伸ばされる。
【0013】特開平6−143784号公報に記載され
ている孔版印刷装置は、マスタの給版方向先端を係止す
るクランプ機構を備える。このクランプ機構は、版胴の
周面上に設けられた固定クランプ面と、揺動軸を支軸と
して揺動自在に設けられ固定クランプ面にマスタを押し
付ける可動クランプ片とよりなる。固定クランプ面は、
可動クランプ片の揺動軸に隣接する凹状部を有する。可
動クランプ片は、前記固定クランプ面の凹状部に係合す
る凸状部を有する。従って、マスタの給版方向先端を凹
状部に配置し、固定クランプ面と可動クランプ片とによ
りマスタを係止することによりマスタを係止する能力を
高める。これにより、固定クランプ面と可動クランプ片
とにより係止されたマスタに弛みが生じないようにす
る。
【0014】特開平7−290810号公報及び特開平
8−142482号公報に記載されている孔版印刷装置
は、連続紙であるマスタを加熱穿孔し所定の長さで切り
取って版胴に給版する製版装置を備える。この製版装置
は、加熱穿孔されたマスタの給版方向先端が版胴のクラ
ンパにより挟持されると、マスタを版胴へ給版する搬送
ローラの回転を止める。その後、版胴が回転することに
よりマスタが製版装置から引き出され、引き出されたマ
スタが版胴に巻き付く。このとき、製版装置から引き出
されるマスタには搬送ローラにより張力が加えられる。
これにより、マスタの弛みが引き延ばされる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特公平5−
70595号公報に記載されている孔版印刷装置では、
着排版ユニットを設けなければならないため、装置の構
造が複雑であり、重量が重くなってしまう。また、実開
平4−83770号公報に記載されている孔版印刷装置
では、中央部よりも両端部が高くなるように挟持部を形
成する必要があるため、挟持部を形成する工程が煩雑で
ある。さらに、特開平6−255225号公報に記載さ
れている孔版印刷装置では、マスタを幅方向に広げる向
きに摩擦力を与える弾性部材をクランパに設ける必要が
あるため、クランパの構造が複雑である。特開平8−4
8067号公報に記載されている孔版印刷装置では、中
央部よりも先に両端部がマスタに接触し、中央部がマス
タに接触するとき両端部の間隔が広がり、マスタを幅方
向に広げる向きに摩擦力を与えるようにクランパを形成
する必要があるため、クランパの構造が複雑であり、ク
ランパを形成する工程が煩雑である。さらに、特開平6
−143784号公報に記載されている孔版印刷装置で
は、固定クランプ面に凹状部を形成し、可動クランプ片
に凸状部を形成する必要があるため、クランプ機構の構
造が複雑であり、クランプ機構を形成する工程が煩雑で
ある。また、特開平7−290810号公報及び特開平
8−142482号公報に記載されている孔版印刷装置
では、マスタが版胴に巻き付くときマスタと搬送ローラ
との間の摩擦力によって搬送ローラが回転するので、版
胴に巻き付くマスタに十分な張力を加えることができな
い。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
回転自在に設けられた版胴にマスタを給版する搬送ロー
ラ対を備え、前記版胴に対し前記マスタの給版方向先端
を保持するクランパを設け、このクランパによって前記
マスタの給版方向先端が保持された状態で前記版胴を回
転させてその版胴に前記マスタを巻き付け、そのマスタ
の位置に合わせて印刷用紙を給紙し、前記マスタを介し
て前記印刷用紙を前記版胴に押し付けることにより前記
印刷用紙に画像を印刷する印刷装置において、前記マス
タの給版方向先端が前記クランパにより保持された状態
で前記版胴が回転するとき少なくとも一つの前記搬送ロ
ーラの回転を規制する搬送ローラ規制部を備える。従っ
て、搬送ローラ対によってマスタが給版され、そのマス
タの給版方向先端がクランパにより保持されて版胴が回
転するとき少なくとも一つの搬送ローラ対の回転が搬送
ローラ規制部によって規制されるので、マスタが版胴に
巻き付くとき搬送ローラ対と版胴との間でマスタに適度
な張力が加えられる。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置における搬送ローラが、版胴の近傍に設けられて
いる。従って、マスタの給版方向後端が搬送ローラから
送り出されたときマスタの給版方向後端に弛みが生じに
くくなる。
【0018】請求項3記載の発明は、回転自在に設けら
れた版胴に対し製版済みのマスタの給版方向先端を保持
するクランパを設け、このクランパによって前記マスタ
の給版方向先端が保持された状態で前記版胴を回転させ
てその版胴に前記マスタを巻き付け、そのマスタの位置
に合わせて印刷用紙を給紙し、前記マスタを介して前記
印刷用紙を前記版胴に押し付けることにより前記印刷用
紙に画像を印刷する印刷装置において、前記クランパに
近接する位置に設けられ、前記クランパによって保持さ
れた前記マスタの給版方向先端付近においてそのマスタ
の両端を押し上げる***部材を備える。従って、クラン
パに近接する位置でマスタの両端が***部材により押し
上げられることにより、マスタが版胴に巻き付くときマ
スタの幅方向の中心部に加えられる張力よりもその両端
に加えられる張力が大きくなり、マスタに生じた弛みが
伸ばされ、また、マスタを保持する能力が高められる。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項3記載の印
刷装置における***部材が、この***部材の幅方向の中
心部側よりも端部側が高く形成されている。従って、マ
スタを幅方向に広げる向きに張力が加えられやすくな
る。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項3又は4記
載の印刷装置における***部材が、マスタの給版方向下
流側の対向間隔が次第に広がるように形成されている。
従って、マスタを幅方向に広げる向きに張力が強制的に
加えられる。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の印刷装置における***部材が、弾性体で形成さ
れている。従って、***部材とマスタとの間に局部的に
大きな力が加わった場合には、***部材が変形する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態の孔版
印刷装置を図1ないし図4に基づいて説明する。図1
は、本実施の形態の孔版印刷装置を示す。この孔版印刷
装置の本体ケース(図示せず)には、製版済みのマスタ
1が巻き付く版胴2が回転自在に設けられている。前記
版胴2の周面に対向する位置には、前記マスタ1を加熱
穿孔製版して前記版胴2に給版する製版部3が設けられ
ている。前記版胴2の下方には、前記マスタ1を介して
印刷用紙4を前記版胴2に押し付けるプレスローラ5が
配置されている。前記本体ケースには、前記版胴2と前
記プレスローラ5との接触部分である印圧部6を通る搬
送経路7が設けられている。前記印圧部6よりも前記搬
送経路7の給紙方向上流側には、前記印刷用紙4を給紙
する給紙部8が配置されている。前記印圧部6よりも前
記搬送経路7の給紙方向下流側には、前記印刷用紙4を
排紙する排紙部9が配置されている。
【0023】前記版胴2は、開口部と非開口部とからな
る多孔性支持円筒体の外周面にメッシュスクリーンを複
数層巻き付けたものである。メッシュスクリーンは、樹
脂又は金属の網体である。前記版胴2は、図示しないフ
ランジに取り付けられている。このフランジは、前記版
胴2の内部にインキを供給するインキパイプ10を支軸
として回転自在に設けられている。前記版胴2には、図
示しない駆動モータが連結されている。前記インキパイ
プ10には、前記版胴2の外部に設けられたインキパッ
ク(図示せず)からインキを吸引してインキパイプ10
内にインキを供給するインキ吸引部(図示せず)が取り
付けられている。前記インキパイプ10の下面には、こ
のインキパイプ10内に供給されたインキを前記版胴2
内に供給する供給孔11が形成されている。前記インキ
パイプ10の下方には、このインキパイプ10から供給
されたインキを保持して前記版胴2の内周面に供給する
インキローラ12が設けられている。このインキローラ
12は、前記インキパイプ10に取り付けられた側板対
により回転自在に支持されている。前記インキローラ1
2には、前記版胴2と同期して回転するように駆動力伝
達部を介して前記駆動モータが連結されている。前記イ
ンキローラ12に対向する位置には、前記インキローラ
12の外周面と僅かに間隔を開けてドクタローラ13が
設けられている。このドクタローラ13は、前記インキ
ローラ12に保持されるインキの量を一定に保つように
配置されている。前記インキローラ12と前記ドクタロ
ーラ13との間の楔状空間には、前記インキパイプ10
から供給されたインキが溜り混練されるインキ溜り14
が形成されている。
【0024】前記版胴2の外周面には、前記非開口部に
対応する位置で前記マスタ1の給版方向先端を挟持する
ステージ15とクランパ16とが取り付けられている。
前記ステージ15は、前記版胴2の軸心方向に沿って磁
性体により形成されている。前記クランパ16は、前記
ステージ15の長手方向に沿って配置されたクランパ軸
17を支軸として回転自在に支持されている。
【0025】前記ステージ15上には、前記クランパ1
6に近接する位置に***部材18が設けられている。こ
の***部材18は、前記ステージ15と前記クランパ1
6とにより挟持された前記マスタ1の給版方向先端付近
においてそのマスタ1の両端を押し上げるように前記ス
テージ15の幅方向の両端にそれぞれ配置されている。
前記***部材18は、ウレタンゴムやポリウレタン等の
弾性体により形成されている。前記***部材18の高さ
は、最も高い位置で0.5mmから2mm程度の高さに
形成されている。
【0026】前記製版部3には、前記マスタ1がロール
状に巻かれたマスタロール19が回転自在に設けられて
いる。前記製版部3には、前記マスタロール19から引
き出された前記マスタ1が前記版胴2へ向けて搬送され
るマスタ搬送経路20が形成されている。前記マスタ搬
送経路20には、加熱穿孔部21と、カッタ部22と、
吸引ボックス23と、一対の搬送ローラ24,25とが
前記マスタ1の搬送方向に沿って順に配置されている。
前記マスタ搬送経路20を介して前記吸引ボックス23
と対向する位置には、前記マスタ1を案内する第一のガ
イド板26が配置されている。前記一対の搬送ローラ2
4,25よりも前記マスタ搬送経路20の下流側には、
前記マスタ1を案内する第二のガイド板27が配置され
ている。
【0027】前記加熱穿孔部21は、前記マスタロール
19から前記マスタ1を引き出すプラテンローラ28
と、このプラテンローラ28により引き出された前記マ
スタ1を加熱穿孔するサーマルヘッド29とより形成さ
れている。前記プラテンローラ28と前記サーマルヘッ
ド29とは、前記マスタ1を挟持するように配置されて
いる。前記プラテンローラ28は回転自在に設けられて
いる。前記プラテンローラ28には、図示しないステッ
ピングモータが連結されている。前記サーマルヘッド2
9には、多数の発熱素子が設けられている。前記サーマ
ルヘッド29は、図示しないスプリングにより前記プラ
テンローラ28に押し付けられている。
【0028】前記カッタ部22は、回転刃移動タイプの
カッタであり、上下一対のカッタ刃により形成されてい
る。
【0029】前記吸引ボックス23には、前記マスタ搬
送経路20に対向する位置に開口部30が形成されてい
る。前記吸引ボックス23の上部には、その吸引ボック
ス23内に前記マスタ1を吸引する吸引ファン31が設
けられている。
【0030】前記搬送ローラ24,25は、前記版胴2
の近傍に配置されている。このとき、前記搬送ローラ2
4,25は、前記版胴2が回転した際にも前記クランパ
16に接触しないように配置されている。前記搬送ロー
ラ24,25は、互いに押圧し合う状態で配置されてい
る。前記搬送ローラ24,25は、前記マスタ1に所定
以上の張力が加えられるとそれらの搬送ローラ24,2
5間を前記マスタ1が滑るように形成されている。前記
上側の搬送ローラ24には、導電性を有するゴムローラ
が使用される。前記下側の搬送ローラ25には、平滑な
金属ローラが使用される。前記下側の搬送ローラ25に
は、図示しないクラッチを介して前記ステッピングモー
タが連結されている。
【0031】前記上側の搬送ローラ24には、搬送ロー
ラ24,25の回転を規制する搬送ローラ規制部32が
設けられている。この搬送ローラ規制部32には、図3
に示すようにラチェット33が設けられている。このラ
チェット33は、前記上側の搬送ローラ24の搬送ロー
ラ軸34に取り付けられている。前記ラチェット33に
対向する位置には、フック35が設けられている。この
フック35は、そのフック35の中心部分に設けられた
フックピン36を支軸として回転自在に支持されてい
る。前記フック35の一方の端部には、前記ラチェット
33に係合する係合歯37が形成されている。前記フッ
ク35の他方の端部には、ソレノイド38が接続されて
いる。前記フック35には、このフック35を時計回り
方向に回転させて前記ラチェット33から前記係合歯3
7を離れさせるスプリング(図示せず)が取り付けられ
ている。
【0032】前記給紙部8には、前記印刷用紙4が積載
された給紙トレイ(図示せず)からその印刷用紙4を一
枚ずつ給紙する分離給紙部(図示せず)が設けられてい
る。この分離給紙部により給紙された前記印刷用紙4を
前記版胴2に巻き付いた前記マスタ1に位置を合わせて
搬送するレジストローラ39が配置されている。
【0033】前記プレスローラ5は、芯金に弾性体を円
筒状に形成したものである。前記弾性体には、ニトリル
ゴムやクロロプレンゴムが使用される。前記プレスロー
ラ5は、プレスローラアーム40の一方の端部に回転自
在に支持されて前記版胴2に対して接離自在に設けられ
ている。前記プレスローラアーム40は、このプレスロ
ーラアーム40の他方の端部に形成されたプレスローラ
アーム軸41を支軸として回転自在に支持されている。
前記プレスローラアーム軸41には、カムフォロア(図
示せず)が設けられている。そのカムフォロアに対向す
る位置には、前記版胴2の回転に同期して回転し、前記
カムフォロアに当接して前記プレスローラ5を前記版胴
2に対して当接又は離反させるカム(図示せず)が設け
られている。前記プレスローラアーム40には、このプ
レスローラアーム40を時計回り方向に回転させて前記
プレスローラ5を前記版胴2に当接させるスプリング
(図示せず)が取り付けられている。
【0034】前記排紙部9には、前記版胴2に接近して
前記印刷用紙4を前記版胴2から剥離する剥離爪42
と、前記版胴2の表面に向けて送風し前記印刷用紙4を
前記版胴2から剥離する剥離ファン(図示せず)と、前
記剥離爪42と前記剥離ファンとにより前記版胴2から
剥離された印刷用紙4が積載される排紙トレイ43とが
配置されている。
【0035】このような構成において、図示しない製版
スタートキーが押されると、版胴2が回転し始める。そ
して、クランパ16が略真上の位置に到達すると、版胴
2が停止すると共に、クランパ16が開放される。次
に、サーマルヘッド29が駆動され、画像情報に基づい
てサーマルヘッド29の各発熱素子が発熱すると共に、
ステッピングモータが駆動されてプラテンローラ28及
び搬送ローラ24,25が回転し、マスタ1が加熱穿孔
されて搬送される。この時、搬送ローラ24,25がプ
ラテンローラ28よりも僅かに速く回転し、加熱穿孔部
21と搬送ローラ24,25との間でマスタ1に適度な
張力を加える。
【0036】そして、ステッピングモータが駆動され始
めた後ステッピングモータの駆動ステップ数がカウント
される。その後、カウントされた駆動ステップ数からマ
スタ1の給版方向先端がクランパ16に到達したと判断
されると、クランパ16が閉じられてマスタ1の給版方
向先端がステージ15とクランパ16とにより挟持され
る。この時、下側の搬送ローラ25のクラッチが切られ
て搬送ローラ24,25の回転が停止すると共に、ソレ
ノイド38が駆動されてフック35が反時計回り方向に
回転し、ラチェット33に係合歯37が係合し、上側の
搬送ローラ24が回転しないように規制される。
【0037】その後、吸引ファン31が駆動されて回転
し、マスタ1が吸引ボックス23内に収納される。そし
て、予め設定されていた時間が経過すると、版胴2が回
転し始め、加熱穿孔されたマスタ1が搬送ローラ24,
25の間から引き出され、マスタ1が版胴2に巻き付
く。この時、上側の搬送ローラ24が回転しないように
保持されているので、版胴2と搬送ローラ24,25と
の間でマスタ1に適度な張力が加えられる。さらに、ク
ランパ16に近接する位置においてマスタ1の両端が隆
起部材18により押し上げられる。これにより、マスタ
1の幅方向の中心部よりもその両端に張力が加えられ、
弛みが伸ばされてマスタ1が版胴2に巻き付く。そし
て、版胴2に巻き付いたマスタ1の一部は、弛みが伸ば
された状態でインキの粘性により保持される。従って、
版胴2がさらに回転した場合にも版胴2と搬送ローラ2
4,25との間でマスタ1に張力が加えられ、弛みが伸
ばされてマスタ1が版胴2に巻き付く。
【0038】そして、ステッピングモータが駆動され始
めた後にカウントされたステッピングモータの駆動ステ
ップ数から所定の長さのマスタ1が搬送されたと判断さ
れると、カッタ部22が駆動され、加熱穿孔されたマス
タ1が切り取られる。このとき切り取られたマスタ1の
長さは、そのマスタ1が版胴2の開口部全体を覆うと共
にそのマスタ1の給版方向後端が版胴2の非開口部に位
置するような長さである。
【0039】マスタ1がカッタ部22により切り取られ
ると、プラテンローラ28及び吸引ファン31が停止す
る。その後、版胴2がさらに回転し、切り取られたマス
タ1の給版方向後端が引き出され版胴2に巻き付く。こ
の時、ソレノイド38が停止し、フック35が時計回り
方向に回転してラチェット33から係合歯37が離れ
る。
【0040】その後、給紙部8の給紙トレイから印刷用
紙4が一枚給紙される。すると、レジストローラ39が
駆動されて印刷用紙4がマスタ1の位置に合わせて版胴
2とプレスローラ5との間へ搬送される。印刷用紙4の
先端が版胴2とプレスローラ5との間に搬送されるタイ
ミングに合わせてプレスローラアーム40が時計回り方
向に回転し、プレスローラ5が印刷用紙4及びマスタ1
を介して版胴2に当接する。そして、印刷用紙4の後端
が版胴2とプレスローラ5との間を通過するまでマスタ
1を介して印刷用紙4が版胴2に押し付けられる。この
とき、版胴2とプレスローラ5との間を通過した印刷用
紙4は、剥離爪42と剥離ファンとにより版胴2から剥
離され、排紙トレイ43へ排紙される。これにより、マ
スタ1を版胴2に密着させる版付け動作が行なわれる。
【0041】そして、図示しないテンキーにより印刷枚
数が設定され、図示しない印刷スタートキーが押される
と、設定された枚数分の印刷用紙4が給紙部8より一枚
ずつ給紙される。そして、前述した版付け動作と同様に
マスタ1を介して印刷用紙4が版胴2に押し付けられ、
版胴2内のインキが印刷用紙4に転移し、印刷用紙4に
画像が印刷される。画像が印刷された印刷用紙4は、剥
離爪42と剥離ファンとにより版胴2から剥離され、排
紙トレイ43へ排紙される。これにより、設定された枚
数分の印刷用紙4に画像が印刷される。
【0042】このように、ステージ15とクランパ16
とによりマスタ1の給版方向先端が挟持された状態で版
胴2が回転するとき、上側の搬送ローラ24が搬送ロー
ラ規制部32により回転しないように規制されるので、
版胴2と搬送ローラ24,25との間でマスタ1に適度
な張力を加えることができ、また、クランパ16に近接
する位置においてマスタ1の両端が***部材18により
押し上げられるので、マスタ1の幅方向の中心部よりも
その両端に張力を加えることができる。これにより、弛
みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に巻き付く。従
って、マスタ1の弛みが押し潰されてマスタ1に皺が生
じることがなくなり、マスタ1の皺により画像品質が悪
化することがなくなる。また、搬送ローラ24,25が
版胴2の近傍に配置されているので、マスタ1の給版方
向後端が搬送ローラ24,25の間から引き出されたと
きそのマスタ1の給版方向後端に弛みが生じにくくな
る。さらに、マスタ1の給版方向後端が版胴2の非開口
部に位置するようにマスタ1が切り取られるので、マス
タ1の給版方向後端が搬送ローラ24,25の間から引
き出される前にマスタ1が開口部全体に巻き付き、開口
部に巻き付いたマスタ1に弛みが生じることがなくな
る。また、***部材18が弾性体により形成されている
ので、マスタ1に張力が加えられそのマスタ1の一部が
***部材18に押し付けられた場合に***部材18が変
形する。これにより、マスタ1にかかる張力が大きくな
りすぎて***部材18のクランパ16側のエッジ部にマ
スタ1が強く押し付けられた場合にもマスタ1が破れて
しまうことがなくなる。さらに、平坦なステージ15と
クランパ16とによりマスタ1の給版方向先端が挟持さ
れ、クランパ16の端部に近接する位置でマスタ1の両
端が***部材18により押し上げられるので、マスタ1
を係止する能力を高めることができ、これにより、マス
タ1に強い張力が加えられた場合にもステージ15とク
ランパ16との間からマスタ1の給版方向先端が抜ける
ことがなくなる。
【0043】本発明の第二の実施の形態の孔版印刷装置
を図5に基づいて説明する。前述の第一の実施の形態に
おいて説明した部分と同一部分については同一符号を用
いて表し、その説明を省略する。本実施の形態の孔版印
刷装置では、ステージ15の幅方向の中心部側よりも端
部側が高くなるように***部材44が形成されている。
【0044】これにより、クランパ16に近接する位置
において***部材44によりマスタ1の両端が押し上げ
られると、マスタ1を幅方向に広げる向きに張力が加え
られる。このため、マスタ1の弛みを伸ばすことがで
き、弛みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に巻き付
く。従って、マスタ1の弛みが押し潰されてマスタ1に
皺が生じることがなくなり、マスタ1の皺により画像品
質が悪化することがなくなる。
【0045】本発明の第三の実施の形態の孔版印刷装置
を図6に基づいて説明する。前述した第一の実施の形態
において説明した部分と同一部分については同一符号を
用いて表し、その説明を省略する。本実施の形態の孔版
印刷装置では、マスタ1の給版方向下流側の対向間隔が
しだいに広がるように***部材45が形成されている。
また、クランパ軸17を支軸として回転自在にクランパ
46が設けられている。このクランパ46には、前記隆
起部材45に対向する部分に斜めの切欠き部が形成され
ている。
【0046】これにより、クランパ46に近接する位置
において***部材45によりマスタ1の両端が押し上げ
られると、マスタ1を幅方向に広げる向きに張力が強制
的に加えられる。このため、マスタ1の弛みを伸ばすこ
とができ、弛みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に
巻き付く。従って、マスタ1の弛みが押し潰されてマス
タ1に皺が生じることがなくなり、マスタ1の皺により
画像品質が悪化することがなくなる。
【0047】本発明の第四の実施の形態の孔版印刷装置
を図7に基づいて説明する。前述の第三の実施の形態に
おいて説明した部分と同一部分については同一符号を用
いて表し、その説明を省略する。本実施の形態の孔版印
刷装置では、ステージ15の幅方向の中心部側よりも端
部側が高くなると共に、マスタ1の給版方向下流側の対
向間隔がしだいに広がるように***部材47が形成され
ている。
【0048】これにより、クランパ46に近接する位置
において***部材47によりマスタ1の両端が押し上げ
られると、マスタ1を幅方向に広げる向きに張力が強制
的に加えられる。このため、マスタ1の弛みを伸ばすこ
とができ、弛みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に
巻き付く。従って、マスタ1の弛みが押し潰されてマス
タ1に皺が生じることがなくなり、マスタ1の皺により
画像品質が悪化することがなくなる。
【0049】本発明の第五の実施の形態の孔版印刷装置
を図8に基づいて説明する。前述した第三の実施の形態
において説明した部分と同一部分については同一符号を
用いて表し、その説明を省略する。本実施の形態の孔版
印刷装置では、ステージ15の幅方向の中心部側よりも
端部側が高くなると共に、マスタ1の給版方向下流側の
対向間隔がしだいに広がるように***部材48が形成さ
れている。この***部材48の上面は、略円弧状に形成
されている。
【0050】これにより、クランパ46に近接する位置
において***部材48によりマスタ1の両端が押し上げ
られると、マスタ1を幅方向に広げる向きに張力が強制
的に加えられる。このため、マスタ1の弛みを伸ばすこ
とができ、弛みが伸ばされた状態でマスタ1が版胴2に
巻き付く。従って、マスタ1の弛みが押し潰されてマス
タ1に皺が生じることがなくなり、マスタ1の皺により
画像品質が悪化することがなくなる。また、***部材4
8の上面を略円弧状に形成することにより、マスタ1に
加えられる張力が大きくなりすぎて***部材48にマス
タ1が強く押し付けられた場合にもマスタ1が破けてし
まうことがなくなる。
【0051】本発明の第六の実施の形態の孔版印刷装置
を図9に基づいて説明する。前述した第一の実施の形態
において説明した部分と同一部分については同一符号を
用いて表し、その説明を省略する。本実施の形態の孔版
印刷装置では、搬送ローラ24,25の回転を規制する
搬送ローラ規制部であるトルクリミッタ49が取り付け
られている。このトルクリミッタ49は、液体の粘性を
利用したものである。このトルクリミッタ49の制動力
は、プラテンローラ28及び搬送ローラ24,25に連
結されているステッピングモータの駆動力よりも小さ
く、搬送ローラ24,25とマスタ1との間の静摩擦抵
抗よりも大きくなるように設定されている。
【0052】これにより、下側の搬送ローラ25のクラ
ッチが接続されている間は、ステッピングモータの駆動
力よりもトルクリミッタ49の制動力が小さいため、搬
送ローラ24,25が回転しマスタ1が搬送される。そ
の後、マスタ1の給版方向先端がクランパ16に到達
し、下側の搬送ローラ25のクラッチが切られと、搬送
ローラ24,25とマスタ1の間の静摩擦抵抗よりもト
ルクリミッタ49の制動力が大きいため、トルクリミッ
タ49により搬送ローラ24,25が回転しないように
規制され、版胴2と搬送ローラ24,25との間でマス
タ1に適度な張力が加えられる。これにより、弛みが伸
ばされた状態でマスタ1が版胴2に巻き付く。従って、
マスタ1の弛みが押し潰されてマスタ1に皺が生じるこ
とがなくなり、マスタ1の皺により画像品質が悪化する
ことがなくなる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、クランパ
によりマスタの給版方向先端が保持された状態で版胴が
回転するとき少なくとも一つの搬送ローラの回転を搬送
ローラ規制部により規制することにより、マスタが版胴
に巻き付くとき搬送ローラ対と版胴との間でマスタに適
度な張力を加えることができる。従って、弛みを伸ばし
た状態でマスタを版胴に巻き付けることができ、マスタ
の弛みが押し潰されてマスタに皺が生じることがなくな
り、マスタの皺により画像品質が悪化することがなくな
る。
【0054】請求項2記載の発明によれば、版胴の近傍
に搬送ローラが設けられているので、マスタの給版方向
後端が搬送ローラから送り出されたときマスタの給版方
向後端に弛みが生じにくくなる。従って、マスタに生じ
る弛みが少なくなる。
【0055】請求項3記載の発明によれば、クランパに
近接する位置に設けられ、そのクランパによって保持さ
れたマスタの給版方向先端付近においてそのマスタの両
端を押し上げる***部材を備えるので、クランパに近接
する位置でマスタの両端が***部材により押し上げられ
ることにより、マスタを保持する能力を高めることがで
き、また、マスタが版胴に巻き付くときマスタの幅方向
の中心部に加えられる張力よりもその両端に加えられる
張力を大きくすることができ、弛みを伸ばした状態でマ
スタを版胴に巻き付けることができる。従って、マスタ
の弛みが押し潰されてマスタに皺が生じることがなくな
り、マスタの皺により画像品質が悪化することがなくな
る。
【0056】請求項4記載の発明によれば、***部材の
幅方向の中心部側よりも端部側が高くなるように***部
材が形成されているので、マスタを幅方向に広げる向き
に張力が加えられやすくなることにより、弛みを伸ばし
た状態でマスタを版胴に巻き付けることができる。
【0057】請求項5記載の発明によれば、マスタの給
版方向下流側の対向間隔が次第に広がるように***部材
が形成されているので、マスタを幅方向に広げる向きに
張力が強制的に加えられることにより、弛みを伸ばした
状態でマスタを版胴に巻き付けることができる。
【0058】請求項6記載の発明によれば、***部材が
弾性体で形成されているので、***部材とマスタとの間
に局部的に大きな力が加わった場合に***部材が変形す
ることにより、マスタにかかる張力が大きくなりすぎて
マスタが***部材に強く押し付けられた場合にもマスタ
が破けることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の孔版印刷装置を示
す縦断正面図である。
【図2】***部材を版胴、ステージ及びクランパと共に
示す斜視図である。
【図3】搬送ローラ規制部を示す正面図である。
【図4】版胴と搬送ローラとを示す斜視図である。
【図5】本発明の第二の実施の形態の孔版印刷装置の隆
起部材を版胴、ステージ及びクランパと共に示す斜視図
である。
【図6】本発明の第三の実施の形態の孔版印刷装置の隆
起部材を版胴、ステージ及びクランパと共に示す斜視図
である。
【図7】本発明の第四の実施の形態の孔版印刷装置の隆
起部材を示す斜視図である。
【図8】本発明の第五の実施の形態の孔版印刷装置の隆
起部材を示す斜視図である。
【図9】本発明の第六の実施の形態の孔版印刷装置の搬
送ローラ規制部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 マスタ 2 版胴 4 印刷用紙 16 クランパ 18 ***部材 24,25 搬送ローラ対 32 搬送ローラ規制部 44 ***部材 45 ***部材 46 クランパ 47 ***部材 48 ***部材 49 搬送ローラ規制部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に設けられた版胴にマスタを給
    版する搬送ローラ対を備え、前記版胴に対し前記マスタ
    の給版方向先端を保持するクランパを設け、このクラン
    パによって前記マスタの給版方向先端が保持された状態
    で前記版胴を回転させてその版胴に前記マスタを巻き付
    け、そのマスタの位置に合わせて印刷用紙を給紙し、前
    記マスタを介して前記印刷用紙を前記版胴に押し付ける
    ことにより前記印刷用紙に画像を印刷する印刷装置にお
    いて、 前記マスタの給版方向先端が前記クランパにより保持さ
    れた状態で前記版胴が回転するとき少なくとも一つの前
    記搬送ローラの回転を規制する搬送ローラ規制部を備え
    ることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 搬送ローラは、版胴の近傍に設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 回転自在に設けられた版胴に対し製版済
    みのマスタの給版方向先端を保持するクランパを設け、
    このクランパによって前記マスタの給版方向先端が保持
    された状態で前記版胴を回転させてその版胴に前記マス
    タを巻き付け、そのマスタの位置に合わせて印刷用紙を
    給紙し、前記マスタを介して前記印刷用紙を前記版胴に
    押し付けることにより前記印刷用紙に画像を印刷する印
    刷装置において、 前記クランパに近接する位置に設けられ、前記クランパ
    によって保持された前記マスタの給版方向先端付近にお
    いてそのマスタの両端を押し上げる***部材を備えるこ
    とを特徴とする印刷装置。
  4. 【請求項4】 ***部材は、この***部材の幅方向の中
    心部側よりも端部側が高く形成されていることを特徴と
    する請求項3記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 ***部材は、マスタの給版方向下流側の
    対向間隔が次第に広がるように形成されていることを特
    徴とする請求項3又は4記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 ***部材は、弾性体で形成されているこ
    とを特徴とする請求項3,4又は5記載の印刷装置。
JP22085196A 1996-08-22 1996-08-22 印刷装置 Pending JPH1058811A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001353949A (ja) * 2000-06-16 2001-12-25 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置
JP2005335175A (ja) * 2004-05-26 2005-12-08 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置およびマスタ巻き付け方法
JP2006315334A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置及びこれに用いられる版胴
JP2015208888A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 理想科学工業株式会社 孔版印刷装置

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