JPH1058270A - スピンドル装置と切削液侵入防止方法 - Google Patents

スピンドル装置と切削液侵入防止方法

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JPH1058270A
JPH1058270A JP8222757A JP22275796A JPH1058270A JP H1058270 A JPH1058270 A JP H1058270A JP 8222757 A JP8222757 A JP 8222757A JP 22275796 A JP22275796 A JP 22275796A JP H1058270 A JPH1058270 A JP H1058270A
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spindle
fluid
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frame
spindle device
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JP8222757A
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Hiroshi Kubotani
洋 窪谷
Yuji Sakai
裕司 坂井
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Pentax Corp
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークの加工中に切削液が切削装置の内部に
侵入するのを阻止する切削液侵入防止方法と切削装置を
提供する。 【解決手段】 筒状の外筒13の内側に保持されたスピ
ンドル23を外筒13に対して回転させ、スピンドル2
3の前端に取り付けた切削具27でワーク25を切削す
る。この切削作業の際に切削作業部59に供給した切削
液65が外筒13とスピンドル23との隙間61から切
削装置11の内部に侵入するのを阻止するため、前記外
筒13の前端縁とスピンドル23との間に形成されて前
記隙間61に連なる環状の噴出口63から、前記切削液
侵入阻止用の流体を外筒13の前方に噴出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドル装置と
切削液侵入防止方法に関し、更に詳細には、切削液を供
給しながらワークを切削する際に使用されるスピンドル
装置と、このスピンドル装置の内部への切削液侵入防止
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スピンドル装置には、スピンドルの前端
に切削具を装着して切削具を回転させるものと、スピン
ドルの前端にワークを装着してワークを回転させるもの
等があるが、いずれにしても、切削する際には切削作業
部に切削液を供給しながら行なうのが一般的である。こ
の種のスピンドル装置は、このスピンドル装置のフレー
ムの内部に前記切削液とともに切り屑が侵入してスピン
ドルを傷つけたり、侵入した切削液がスピンドル装置に
使用している油類と反応するのを阻止するために、切削
液の侵入阻止手段を備えている。
【0003】その手段の一つに、スピンドルの前端部の
外側とフレームとの間に、合成ゴム・フェルト・皮・コ
ルク・Oリング・オイルシール等のシール材を挟装した
ものがある。
【0004】しかし、このような構造のものでは、シー
ル材がスピンドルに直接接触するため摩擦が生じてスピ
ンドルの回転時に大きな駆動トルクが必要となり、モー
タが大きくなってスピンドル装置自体が大型化する。ま
た、スピンドルを高速回転させる場合には接触部におけ
る発熱の問題も生じることから、この種の構造のものは
高速回転させる装置には適さない。
【0005】そこで、スピンドルと接触せずシール性を
確保できる切削液侵入阻止手段が提案され、既に使用さ
れている。この種の非接触型の切削液侵入阻止手段を備
えたスピンドル装置の一例を図5に示す。このスピンド
ル装置1は、スピンドル3の前端部の外側に張り出した
フィン5を環状に設け、このフィン5と一定の小さな間
隔を有して配された固定フィン7をフレーム9の内側に
環状に設け、前記フィン5と固定フィン7の間を迷路状
に形成していわゆるラビリンスシールの機構としてお
り、前記フィン5と固定フィン7の間の切削液の流れに
抵抗を与えて、切削液がスピンドル装置1の内部へ侵入
するのを阻止できるようにされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述のような
ラビリンスシールの機構を備えたスピンドル装置では、
スピンドルの前端部に設けられたフィンとフレームに設
けらた固定フィン間の間隔を小さくする必要があるた
め、スピンドルとフレームに高い加工精度が要求される
とともに、高い組み立て精度が要求され、製造コストの
上昇を招きひいては製品コストも上昇するという問題が
あった。
【0007】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、スピンドルを高速回転して
もワークの加工中に切削液がスピンドル装置の内部に侵
入するのを阻止することができる切削液侵入防止方法と
製造コストの安いスピンドル装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するために、以下の手段を採用した。以下に、本発明の
ポイントを簡単に述べる。 (1) 本発明による切削液侵入防止方法は、スピンド
ル装置における筒状のフレームの内側に保持されたスピ
ンドルをフレームに対して回転させた時に、スピンドル
の前方の作業部に供給した切削液がフレームとスピンド
ルとの隙間を通ってスピンドル装置の内部に侵入するの
を阻止する切削液侵入防止方法において、前記フレーム
の前端縁とスピンドルとの間に形成されて前記隙間に連
なる環状の開口から、切削液侵入阻止用の流体をフレー
ムの前方に噴出させるようにしたことを特徴とする。
【0009】前記開口から流体をフレームの前方に噴出
させるため、ワークと切削具に供給された切削液が開口
からスピンドル装置の内部に侵入することができない。
また、スピンドルの前端部の外部にはシール材等の接触
物がないことから、スピンドルの駆動トルクが小さくな
り、小型モータを使用することができるようになって、
スピンドル装置の小型化を図ることが可能となる。
【0010】ここで、切削とは、刃物による加工(狭義
の切削加工)と砥粒による加工(砥粒加工)に大別され
るが、本発明では両者を含む概念である。狭義の切削加
工はバイト、ドリル、フライス等の切削具に直線運動ま
たは回転運動を与えてワークを加工するものであり、一
方、砥粒加工は砥石または研磨布紙等の切削具に直線運
動または回転運動を与えてワークの表面を仕上げ加工す
るものである。
【0011】また、前記作業部とは、ワークと切削具と
が接触する部位及びその周辺をいう。前記切削液とは、
狭義の切削加工における切削液剤と砥粒加工における研
削液の総称をいう。
【0012】(2) 本発明に使用されるスピンドル装
置は、スピンドルの前端に切削具を装着して切削具を回
転させるものでもよいし、あるいは、スピンドルの前端
にワークを装着してワークを回転させるものであっても
よい。
【0013】(3) 本発明における前記切削液侵入阻
止用の流体は空気であることが好ましい。
【0014】流体が空気であれば、切削液、切削具、ワ
ーク、作業者、及びスピンドル装置に使用している油類
に悪影響を及ぼさないからである。尚、前記流体は、空
気の他、他の気体や液体も含まれる。但し、これらの気
体や液体は切削液、ワーク及び作業者等に悪影響を与え
ないことが条件となる。
【0015】(4) 本発明によるスピンドル装置は、
筒状のフレームの内側にスピンドルが回転自在に保持さ
れ、スピンドルを回転駆動しながらスピンドルの前方の
作業部に切削液を供給して作業を行うスピンドル装置に
おいて、前記フレームとスピンドルとの間に形成された
環状の隙間を第1流体通路とし、この第1流体通路に切
削液侵入阻止用の流体を供給する流体供給手段を備え、
前記フレームの前端縁とスピンドルとの間に形成されて
前記第1流体通路に連なる環状の開口を前記流体の噴出
口としたことを特徴とする。
【0016】切削液を前記作業部にあるワークと切削具
に供給しながらワークを加工する際に、流体供給手段に
よって流体を第1流体通路に供給し、前記噴出口からス
ピンドル装置の外部に噴出させることにより、切削液の
スピンドル装置内への侵入を防止することができる。
【0017】本発明のスピンドル装置における切削、切
削具、作業部、切削液の概念は、前記第1の発明である
切削液侵入防止方法における概念と同じである。
【0018】(5) 本発明によるスピンドル装置は、
スピンドルの前端に切削具を装着して切削具を回転させ
るものでもよいし、あるいは、スピンドルの前端にワー
クを装着してワークを回転させるものであってもよい。
【0019】(6) 前記流体供給手段は、スピンドル
内に貫通して設けられていて前記流体が流れる第2流体
通路を備え、この第2流体通路の一端を前記スピンドル
の前端部の周壁に開口させ、他端をスピンドルの後端部
に開口させて構成してもよい。
【0020】第2流体通路の一端側の開口をスピンドル
の前端部の周壁に設け、このスピンドルを回転させる
と、前記一端側の開口から噴出した流体はフレームの内
側に衝突後、その向きを変えて前記環状の噴出口におい
て周方向360度の全ての部位から噴出する。従って、
フレームとスピンドルの間から切削液が侵入する余地は
なく、切削液の侵入を確実に阻止することができる。
【0021】但し、切削液侵入阻止用の流体は必ずスピ
ンドルの内部(第2流体通路)を経由して第1流体通路
に供給しなければならないわけではなく、例えば、フレ
ームの前端部に、フレームの周壁に開口して第1流体通
路に連なる連通孔を設け、この連通孔にフレームの外部
から前記流体を供給するようにしてもよい。このように
すると、前記流体はスピンドルの内部を経由することな
く第1流体通路に供給され、フレームの前端縁とスピン
ドルの間の開口から噴出する。
【0022】(7) 前記第2流体通路において前記ス
ピンドルの前端部内に設けられている部分については、
スピンドルの前端部の中心から径方向外側に放射状に形
成することが可能である。このようにすると、環状の噴
出口の周方向いずれの部位からもより均一に切削液侵入
阻止用の流体を噴出させることができるようになる。
【0023】(8) 前記流体供給手段の第2流体通路
のうちスピンドルの軸芯と平行な部分の表面に螺旋状の
溝を設けてもよい。このように構成したスピンドルを回
転させると、溝が第2流体通路内の空気に推進力を与え
スピンドルの後端から前端の方向に空気の流れを発生さ
せ、前記第1流体通路に空気が流れ込む。即ち、空気の
流れを発生させるファン等を使用せずに空気の流れを作
ることができる。
【0024】尚、スピンドル装置の後端からスピンドル
を見た場合、スピンドルを時計回り方向に回転させると
きには、螺旋状の溝はスピンドルの後端から前端に左ネ
ジを螺刻するが如く形成する。一方、スピンドルを反時
計回り方向に回転させるときには、螺旋状の溝はスピン
ドルの後端から前端に右ネジを螺刻するが如く形成す
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
から図4の図面に基いて説明する。 <第1の実施の形態>初めに、本発明の第1の実施の形
態によるスピンドル装置としての切削装置の構成を説明
する。
【0026】切削装置11は、外枠をなす円筒状の外筒
(フレーム)13と、この外筒13内に互いに一定の間
隔を有して嵌合固定された第1ベアリング15と第2ベ
アリング17と、前記外筒13内に嵌合しベアリング1
5,17間に挟装される大径カラー19と、これらのベ
アリング15,17間に挟装される第1小径カラー21
と、これらのベアリング15,17に嵌合し回転可能に
保持さるスピンドル23と、このスピンドル23の前端
部に着脱自在に装着されてワーク25を研削する切削具
としての砥石27と、スピンドル23の後端部に接続さ
れてスピンドル23に回転力を伝達するモータ29と、
このモータ29と前記第2ベアリング17間に挟装され
てスピンドル23の外側に嵌合する第2小径カラー31
とを備えている。
【0027】外筒13はベアリング15,17,スピン
ドル23等をその内部に保持するものであり、円筒状を
なしその内部に貫通孔33を備えている。この貫通孔3
3はベアリング15,17と嵌合する大径部33aとこ
の大径部33aより小径をなし大径部33aに連通する小
径部33bから構成されている。
【0028】第1ベアリング15と第2ベアリング17
は玉軸受で構成されており、外筒13内にスピンドル2
3を回転可能に保持するものである。大径カラー19は
円筒状をなし外筒13に内嵌しており、第1小径カラー
21は円筒状をなしスピンドル23に嵌合していて、こ
れらカラー19,21は、スピンドル23にスラスト加
重が作用しても第1ベアリング15と第2ベアリング1
7との間隔を一定に保つように機能する。
【0029】第2小径カラー31は円筒状をなし、スピ
ンドル23に嵌合しており、第2ベアリング17とモー
タ29のロータ39との間隔を一定に保つように機能す
る。スピンドル23はワーク25を研削する砥石27を
装着するものである。スピンドル23は、図1に示すよ
うに、内部に貫通孔(第2流体通路)43を有する円筒
状の回転体45と、この回転体45の前端部に着脱自在
に装着されたホルダ49から構成されている。
【0030】前記回転体45の前端部には外側に張り出
したフランジ部45aが環状に設けられており、貫通孔
43は回転体45の両端面に開口している。前記ホルダ
49は、図2、図3に示すように、その回転軸に沿って
台形状の断面形状を有し、後端部には外側に張り出した
フランジ部49aが環状に設けられている。ホルダ49
の後端面には、図2に示すように、中央部に円形の凹部
51が形成されるとともに、この凹部51の外側に当該
凹部51に連なる6本の溝47が放射状に等間隔に形成
されている。
【0031】尚、以下においては、両フランジ部45
a,49aの周壁のことを「スピンドル23の前端部の
周壁」という。前記回転体45の前端部にホルダ49を
装着すると前記溝47と凹部51は前記貫通孔43に連
通し、これら貫通孔43と溝47と凹部51は第2流体
通路を構成する。したがって、この第2流体通路は、そ
の一端をスピンドル23の前端部の周壁に開口させ、他
端をスピンドル23の後端面に開口させている。
【0032】前記スピンドル23の前端部の周壁と外筒
13の前端部の内壁面との間に形成される環状の隙間は
第1流体通路61になっており、その前端は空気を噴出
するための噴出口63として開口している。
【0033】第1流体通路に空気を供給する流体供給手
段は、前記第2流体通路と図示しないファン等の空気流
発生手段から構成されている。前記モータ29はスピン
ドル23を回転するためのものであり、ロータ39と、
コイルが巻回されたステータ53とを備えている。ロー
タ39はスピンドル23の後端部に嵌合固定されてい
て、ステータ53はロータ39の外側に一定の間隔を有
して対向配置され外筒13の内壁面に固定されている。
次に、本発明の第1の実施の形態による切削装置の作用
について、図1に基づいて説明する。
【0034】まず、モータ29を駆動させて砥石27を
回転させるとともに、図示しない空気流発生手段を用い
て空気をスピンドル23の後端縁の開口から供給する。
尚、この時にはまだ砥石27をワーク25に接触させな
い。
【0035】前記貫通孔43に供給された空気は、貫通
孔43とホルダ49の底部の溝47を通り、スピンドル
23の前端部の周壁の開口から第1流体通路61に放出
され、外筒13の内壁面に衝突した後、その向きを外筒
13の前端方向に変えて、外筒13とスピンドル23間
の環状の噴出口63における周方向の360度全ての部
位から切削装置11の前方に向かって放出される。
【0036】このように噴出口63から空気を噴出させ
た後、切削液65をワーク25及び砥石27に供給しな
がら、砥石27をワーク25に接触させ切削作業を開始
する。切削作業の間、切削が行われている部位及びその
周辺、即ち切削作業部(作業部)59に切削液を切らさ
ないように切削液を供給し続ける。
【0037】スピンドル23の回転により、空気が環状
の噴出口63における周方向の360度全ての部位から
切削装置11の前方に噴出するため、切削作業部59に
供給された切削液65は噴出口63から切削装置11の
内部に侵入することができない。また、モータ29から
発生した熱はスピンドル23に伝達されるが、スピンド
ル内を流れる空気はスピンドル23を冷却する冷媒とし
て機能し、スピンドル23及びモータ29の加熱を抑制
する。
【0038】<第2の実施の形態>次に本発明の第2の
実施の形態を説明する。第2の実施の形態では回転体4
5の貫通孔43に溝57を形成したものである。この点
だけが第1の実施の形態との相違点であり、その他の点
については第1の実施の形態と全く同じである。
【0039】以下、回転体45の貫通孔(第2流体通
路)43に形成された溝57についてのみ説明し、その
他の点については説明を省略する。スピンドル23の回
転体45における貫通孔43の内壁面には、図4に示す
ように、回転体45の後端から前端に右ネジを螺刻する
が如く溝57が形成されている。この回転体45を後端
から見て反時計回り方向に回転させると、溝57が貫通
孔43内の空気に推進力を与えて回転体45の後端から
前端の方向に空気の流れを発生させる。したがって、こ
の実施の形態では、空気の流れを発生させるファン等を
用いずに空気の流れを作ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
切削液を供給しながらワークを加工する際に、フレーム
の前端縁とスピンドルとの間に形成されてスピンドルの
前端部とフレームとの間の隙間に連なる環状の開口から
切削液侵入阻止用の流体をフレームの前方に噴出するの
で、切削液が前記隙間に侵入するのを確実に阻止するこ
とができる。さらに、前記切削液とともに切り屑が隙間
に侵入してスピンドルを傷つけたり、切削液がスピンド
ル装置に使用している油類と反応するのを防止すること
もできる。
【0041】スピンドルの前端にワークを切削する切削
具を取り付けてこの切削具を回転させることにより、ワ
ークを所望の形状に加工することができる。切削液侵入
阻止用の流体を空気とし、また、スピンドル内に流体を
流す第2流体通路を設け、この第2流体通路の一端を前
記スピンドルの前端部の周壁に開口させ、他端をスピン
ドルの後端部に開口させた場合には、切削液の侵入を阻
止することができるだけでなく、スピンドルの冷却を同
時に行なうことができる。
【0042】前記第2流体通路のスピンドルの前端部内
に設けられている第2流体通路をスピンドルの前端部の
中心から径方向外側に放射状にした場合には、環状の噴
出口の周方向いずれの部位からもより均一に切削液侵入
阻止用の流体を噴出させることができる。
【0043】前記流体供給手段の第2流体通路のうちス
ピンドルの軸芯と平行な部分の表面に螺旋状の溝を設け
た場合には、スピンドルを回転すると、溝が第2流体通
路内でスピンドルの後端から前端に向かう方向に空気の
流れが発生するので、空気流を発生させる手段を別個に
設ける必要がなくなり、スピンドル装置の小型化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態におけるスピンド
ル装置としての切削装置の断面図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のスピンドル装置
としての切削装置におけるホルダの底面図である。
【図3】 図2のA−A矢視断面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態のスピンドル装置
としての切削装置における回転体の縦断面図である。
【図5】 従来における切削装置の断面図である。
【符号の説明】
11 切削装置(スピンドル装置) 13 外筒(フレーム) 23 スピンドル 25 ワーク 27 砥石(切削具) 43 貫通孔(流体供給手段における第2流体通路) 47 溝(流体供給手段における第2流体通路) 51 凹部(流体供給手段における第2流体通路) 57 溝 59 切削作業部(作業部) 61 第1流体通路(隙間) 63 噴出口(開口) 65 切削液

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピンドル装置における筒状のフレーム
    の内側に保持されたスピンドルをフレームに対して回転
    させた時に、スピンドルの前方の作業部に供給した切削
    液がフレームとスピンドルとの隙間を通ってスピンドル
    装置の内部に侵入するのを阻止する切削液侵入防止方法
    において、 前記フレームの前端縁とスピンドルとの間に形成されて
    前記隙間に連なる環状の開口から、切削液侵入阻止用の
    流体をフレームの前方に噴出させるようにしたことを特
    徴とする切削液侵入防止方法。
  2. 【請求項2】 前記スピンドル装置は、スピンドルの前
    端に取り付けた切削具でワークを切削する切削装置であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の切削液侵入防止方
    法。
  3. 【請求項3】 前記切削液侵入阻止用の流体は空気であ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の切削液侵
    入防止方法。
  4. 【請求項4】 筒状のフレームの内側にスピンドルが回
    転自在に保持され、スピンドルを回転駆動しながらスピ
    ンドルの前方の作業部に切削液を供給して作業を行うス
    ピンドル装置において、 前記フレームとスピンドルとの間に形成された環状の隙
    間を第1流体通路とし、この第1流体通路に切削液侵入
    阻止用の流体を供給する流体供給手段を備え、前記フレ
    ームの前端縁とスピンドルとの間に形成されて前記第1
    流体通路に連なる環状の開口を前記流体の噴出口とした
    ことを特徴とするスピンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記スピンドルの前端には、ワークを切
    削する切削具が装着されることを特徴とする請求項4に
    記載のスピンドル装置。
  6. 【請求項6】 前記流体供給手段は、スピンドル内に貫
    通して設けられていて前記流体が流れる第2流体通路を
    備え、この第2流体通路の一端は前記スピンドルの前端
    部の周壁に開口し、他端はスピンドルの後端部に開口す
    ることを特徴とする請求項4または5に記載のスピンド
    ル装置。
  7. 【請求項7】 前記スピンドルの前端部内に設けられて
    いる前記第2流体通路はスピンドルの前端部の中心から
    径方向外側に放射状に形成されていることを特徴とする
    前記請求項6に記載のスピンドル装置。
  8. 【請求項8】 前記流体供給手段の第2流体通路のうち
    スピンドルの軸芯と平行な部分の表面には螺旋状の溝が
    設けられていることを特徴とする請求項6または7に記
    載のスピンドル装置。
  9. 【請求項9】 前記切削液侵入阻止用の流体は空気であ
    ることを特徴とする請求項4から8のいずれかに記載の
    スピンドル装置。
JP8222757A 1996-08-23 1996-08-23 スピンドル装置と切削液侵入防止方法 Withdrawn JPH1058270A (ja)

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