JPH1057674A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JPH1057674A
JPH1057674A JP8221060A JP22106096A JPH1057674A JP H1057674 A JPH1057674 A JP H1057674A JP 8221060 A JP8221060 A JP 8221060A JP 22106096 A JP22106096 A JP 22106096A JP H1057674 A JPH1057674 A JP H1057674A
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JP
Japan
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inner lid
handle
washing machine
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engaging member
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Application number
JP8221060A
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Inventor
Hiroshi Nishimura
博司 西村
Morimasa Komatsu
守正 小松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蓋の開閉に関係する部品の必要点数を減じ
て、コストの低廉化を図ると共に、組立工数の削減をも
図り得るようにする。 【解決手段】 内蓋31に設けられる取手41に、内蓋
31の閉鎖状態で槽カバー21と係合する係合部材49
と、この係合部材49を槽カバー21との係合状態に保
持する弾性変形可能な保持部材47とを一体に形成する
ことにより、内蓋31の開閉に関係する部品として取手
1つを必要とするに留め得るようにした。又、取手41
と内蓋31との間に、先端部に係合部を有し、この係合
部を内蓋の閉鎖状態で槽カバーに係合させる逆U字状に
て、取手の回動により弾性変形されてその係合が解除さ
れる中間部材を設けることにより、内蓋31の開閉に関
係する部品として2つを必要とするに留め得るようにも
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内蓋を有する洗濯機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、洗濯機においては、内蓋を有
するものが供されている。このものの場合、外箱の内部
に内槽を収容した外槽が設けられ、この外槽の上縁部に
槽カバーが装着されて、この槽カバーに内蓋が開閉可能
に枢着され、この内蓋を閉鎖することにより、内槽から
洗濯水の飛沫や小物の洗濯物等が飛び出すのを防止する
ようになっている。
【0003】図18は従来の上記内蓋の閉鎖状態におけ
る係止構造を示しており、内蓋1の最前部に取手2と係
合部材3及びスプリング4が同軸状にて枢支され、係合
部材3がスプリング4のばね力により下端部の爪部3a
を槽カバー5に係合させて内蓋1を閉鎖状態に保持して
いる。
【0004】この状態から、取手2の手掛部2aに手を
掛けて取手2を上方(係合部材3側は下方)へ回動させ
ると、図19に示すように、係合部材3が取手2の押圧
部2bに押されてスプリング4のばね力に抗し後方へ回
動され、爪部3aを槽カバー5から離して該槽カバー5
との係合を解除するから、後はそのまま内蓋1を引き上
げて開放させることができる。
【0005】又、開放させた内蓋1を押し下げると、図
20に示すように、係合部材3が爪部3aを槽カバー5
に当接させてスプリング4のばね力に抗し後方へ回動さ
れ、槽カバー5を越えたところで、スプリング4のばね
力により爪部3aを槽カバー5に係合させて内蓋1を閉
鎖状態に保持する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものによる
と、内蓋1の開閉に関係する部品として取手2、係合部
材3、及びスプリング4の3部品が必要であり、コスト
高になると共に、組立工数も多くが必要になるという欠
点を有していた。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、内蓋の開閉に関係する部品
の必要点数を減じて、コストの低廉化を図ると共に、組
立工数の削減をも図り得る洗濯機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機においては、第1に、外箱の内部
に、内槽と、この内槽を収容した外槽と、この外槽の上
縁部に装着された槽カバーと、この槽カバーに開閉可能
に枢着された内蓋と、この内蓋に設けられた取手とを具
備するものにあって、その取手に、内蓋の閉鎖状態で槽
カバーと係合する係合部材と、この係合部材を槽カバー
との係合状態に保持する弾性変形可能な保持部材とを一
体に形成したことを特徴とする。
【0009】このものによれば、係合部材が従来の係合
部材に相当し、保持部材が従来のスプリングに相当する
もので、これらを取手と一体に形成しているので、内蓋
の開閉に関係する部品としては1つを必要とするに留め
得る。
【0010】本発明の洗濯機においては、第2に、外箱
の内部に、内槽と、この内槽を収容した外槽と、この外
槽の上縁部に装着された槽カバーと、この槽カバーに開
閉可能に枢着された内蓋と、この内蓋に設けられた取手
とを具備するものにあって、その取手と内蓋との間に、
先端部に係合部を有し、この係合部を内蓋の閉鎖状態で
槽カバーに係合させる逆U字状にて、取手の回動により
弾性変形されてその係合が解除される中間部材を設けた
ことを特徴とする。
【0011】このものによれば、中間部材が1つで従来
の係合部材とスプリングとに相当するもので、ほかには
取手を要するのみであるから、内蓋の開閉に関係する部
品としては2つを必要とするに留め得る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図8を参照して説明する。まず図2には
洗濯機全体の構成を示しており、外箱11内に外槽12
を収容して弾性吊持機構13(一部のみ図示)により揺
動可能に支持している。外槽12内には洗濯・脱水兼用
の内槽14を収容しており、内槽14内には底部に洗濯
用の撹拌体15を配設している。更に、外槽12外の下
方部には、洗濯時に内槽14を制止して撹拌体15を回
転させ、脱水時に内槽14を撹拌体15と共に回転させ
る、モータ16を主体とする駆動機構17を配設してい
る。このほか、外槽12外の下方部には、排水弁18や
排水ホース19をも配設している。
【0013】一方、内槽14の上縁部には例えば液体封
入形のバランサ20を装着しており、外槽12の上縁部
には環状の槽カバー21を装着している。更に、外箱1
上にはトップカバー22を装着しており、このトップカ
バー22には、図3に示すように、洗濯物出入口23を
形成すると共に、この洗濯物出入口23を開閉する例え
ば2つ折りタイプの蓋24を枢着している。このほか、
トップカバー22には、前部に制御装置25を内設し、
後部に給水弁26及び注水ケース27を主体とする給水
装置28を内設している(図2参照)。
【0014】これに対して、前記槽カバー21には、図
4にも示すように、最後部の中央に補助散水部29を形
成しており、これの両側方部に内蓋ヒンジ受部30を形
成している。この内蓋ヒンジ受部30には、槽カバー2
1の中央開口部を閉鎖し切る大きさに形成した内蓋31
の後部両側に突設したヒンジ部32を嵌合して上下回動
可能に軸支しており、それによって内蓋31を上下に開
閉可能に枢着している。
【0015】又、内蓋31のヒンジ部32間部分には散
水部33を形成しており、この散水部33と上記槽カバ
ー21の補助散水部29とで、前記給水装置28から供
給される水を受け、内槽14内に向かってシャワー状に
拡散しながら注水するようになっている。
【0016】一方、内蓋31の最前部の中央には手が入
る大きさの凹部34を形成しており、この凹部34は詳
細には図1に示すように前方へ向かって漸次深さを増す
ように形成したもので、その最前部には、孔35と、こ
の孔35の上部の左右に架橋状に渡る制止部36とを形
成している。又、凹部34の孔35よりやゝ後方(図中
右側)の左右両側壁部の上部には軸突起37をそれぞれ
図5に示すように内側に突出させて形成しており、この
軸突起37部分下方の底面上には係止部である溝38
と、これの後側で漸次上昇する斜面部39、及びこの斜
面部39から上方へ延びる仕切リブ40とを形成してい
る。
【0017】これに対して、41は取手を示しており、
これは例えばプラスチック製で、平板部42を主体とし
ており、これのやゝ前方寄りの中間部の左右両側に形成
した突片43にそれぞれヒンジ孔44を形成し、このヒ
ンジ孔44を上記内蓋凹部34の軸突起37に嵌合する
ことにより、取手41を上下回動可能に枢支している。
又、これにより、平板部42の突片43より後方の部分
は手掛部45として機能するようになっており、その後
端部には手の掛かりを良くするための凸部46を形成し
ている。
【0018】更に、この取手41の平板部42には、回
動中心部である突片43間に位置させて保持部材47を
一体に形成している。この保持部材47は平板部42か
ら下方へほゞ直角に垂下した板状で、図6に示すよう
に、平板部42の両側にそれぞれ1枚ずつ存しており、
ともに先端部である下端部には例えば矩形の切欠部48
を形成し、この切欠部48を含む保持部材47の下端部
を前記内蓋凹部34の溝38に挿入している。なお、こ
の折り、溝38後側に形成した斜面部39は保持部材4
7の下端部を溝38に案内する機能を奏する。
【0019】そして、取手41の平板部42の前部の中
央には係合部材49を一体に形成している。この係合部
材49も基本的には平板部42から下方へほゞ直角に垂
下した板状で、その先端部である下端部には前方へ鋭角
に屈曲する爪部50を形成しており、中央部には例えば
矩形の孔51を形成していて、この孔51を形成した部
分を前記内蓋凹部34の制止部36の真後部に位置させ
ている。
【0020】なお、係合部材49に対し、保持部材47
はそれよりも薄肉に形成している。又、上記係合部材4
9の爪部50に対し、前記槽カバー21の開口縁最前部
の中央にはその爪部50の係合を受ける係合受部52を
形成している。
【0021】次に、上記構成のものの作用を述べる。図
1は内蓋31を閉鎖して更にその閉鎖状態に保持した状
態を示しており、この状態では、係合部材49が爪部5
0を槽カバー21の係合受部52に係合させ、その離れ
(係合の解除)を、保持部材47が溝38の後面との下
端部の当接により取手41の平板部42の図中反時計回
りの回動を制することによって阻止している。
【0022】この状態から、取手41の手掛部45に手
を掛けて取手41を上方(係合部材52側は下方)へ回
動させると、図7に示すように、係合部材49が平板部
42と一体に図中反時計回りに回動して爪部50を槽カ
バー21の係合受部52から離し、該槽カバー21との
係合を解除するから、後はそのまま内蓋31を引き上げ
て開放させることができる。又、このとき、保持部材4
7は下端部を溝38の後面に当接させたまま弓なりに弾
性変形されるもので、その復元力が取手41に加わるか
ら、取手41の上述の操作はその復元力に抗して行うこ
とになる。
【0023】次いで、開放させた内蓋31を押し下げる
と、図8に示すように、係合部材49が爪部50を槽カ
バー21の係合受部52に当接させて弓なりに弾性変形
しながら取手41を図中反時計回りに回動させる。又、
このときにも保持部材47は下端部を溝38の後面に当
接させたまま弓なりに弾性変形されるもので、その復元
力と上記係合部材49の復元力とによる摩擦力が内蓋3
1に加わるから、内蓋31の閉鎖操作はその摩擦力(復
元力)に抗して行うことになる。そして、係合部材49
の爪部50が槽カバー21の係合受部52を越えれば、
係合部材49の復元力と保持部材47の復元力とによ
り、係合部材49が爪部50を槽カバー21の係合受部
52に係合させ、この状態を保持部材47が保持するこ
とによって、内蓋31が閉鎖状態に保持される。
【0024】以上の作用説明から明らかなように、本構
成のものにおいては、係合部材49が従来の係合部材3
に相当し、保持部材47が従来のスプリング4に相当す
るもので、これらを取手41と一体に形成しているか
ら、内蓋31の開閉に関係する部品としては、従来のも
ののように取手2、係合部材3、及びスプリング4の3
つを必要とすることなく、1つを必要とするに留め得
る。よって、必要部品点数を減じることができ、コスト
の低廉化を達成し得ると共に、組立工数の削減も達成す
ることができる。
【0025】加えて、特に上記構成のものにおいては、
係合部材49の中央部に孔51を形成しているので、係
合部材49をその孔51周りの部分で柔軟にできて、係
合部材49の弾性力を適正にすることができる。この場
合、係合部材49の弾性力は係合部材49の幅を全体に
小さくすることでも適正にできるが、しかし、それによ
ると、爪部50の幅まで小さくなって槽カバー21の係
合受部52との係合量が小さくなり、内蓋31を閉鎖状
態に保持する力が不足するようになる。その点、本構成
のものにおいては、係合部材49の中央部に孔51を形
成することで、係合部材49の弾性力を適正にできるか
ら、係合部材49の幅を全体に小さくする必要がなく、
槽カバー21の係合受部52に対する爪部50の係合量
を大きく確保できて、内蓋31を閉鎖状態に保持する力
も充分なものにすることができる。
【0026】又、保持部材47の先端部には切欠部48
を形成しているので、保持部材47をその切欠部48周
りの部分で柔軟にできて、保持部材47の弾性力を適正
にすることができる。この場合、保持部材47の弾性力
も保持部材47の幅を全体に小さくすることでも適正に
できるが、しかし、それによると、保持部材47の根元
部の強度が不足して、保持部材47が根元部から折損し
やすくなる。その点、本構成のものにおいては、保持部
材47の先端部に切欠部48を形成することで、保持部
材47の弾性力を適正にできるから、保持部材47の幅
を全体に小さくする必要がなく、保持部材47の根元部
の強度を充分に確保できて、保持部材47が根元部から
折損することを避けることができる。
【0027】更に、保持部材47は取手41の回動中心
部に位置させて形成しているので、取手41を内蓋31
開放時に回動操作したときの溝38の後面に対する保持
部材47の当接位置を一定にできる。この場合、保持部
材47が取手41の回動中心部から特に前方にずらして
形成されていると、取手41を内蓋31開放時に回動操
作したとき、溝38の後面に対する保持部材47の当接
位置は漸次上方に移り、取手41の回動中心部に近付く
から、それだけ大きな操作トルクが必要になる。その
点、本構成のものおいては、保持部材47を取手41の
回動中心部に位置させて形成したことで、取手41を内
蓋31開放時に回動操作したときの溝38の後面に対す
る保持部材47の当接位置を一定にできるので、取手4
1の回動操作に必要な力を一定化でき、それだけ操作性
を良くすることができる。
【0028】このほか、内蓋31には制止部36を形成
していて、これが係合部材49の槽カバー21と係合す
る方向である前方への変形を一定に規制するから、内蓋
31を閉鎖するときの槽カバー21に対する爪部50の
係り量も適正に一定化でき、内蓋31の閉鎖が困難にな
ることを避けることができる。
【0029】又、内蓋31には溝38を形成していて、
これが保持部材47の先端部を係止する係止部として機
能するので、取手41をそれにより保持でき、精度良く
組立てることができる。
【0030】以上に対して、図9ないし図12は本発明
の第2実施例を示すもので、係合部材49、特にこれの
根元部に薄肉でU字状の弾性部61を形成して、これを
取手41の平板部42に代わる主板部62に連ねたもの
を示している。又、このものの場合、係合部材49には
弾性部61と平行に直状の延出部63を形成し、これの
上端部を取手41の主板部62に近接させている。更
に、その取手41の主板部62は取手41の回動中心部
分より反係合部材49側(後方)に漸次板厚を増して後
端部62aが最も厚くなるように形成し、これによっ
て、取手41の重心が回動中心より反係合部材49側に
位置するように設けている。
【0031】この構成で、取手41の主板部62の後端
部62aに手を掛けて取手41を上方(係合部材52側
は下方)へ回動させると、図11に示すように、係合部
材49が主板部62により延出部63を押されて図中反
時計回りに回動し、爪部50を槽カバー21の係合受部
52から離す。これによって、爪部50と槽カバー21
との係合が解除されるから、後はそのまま内蓋31を引
き上げて開放させることができる。又、このとき、保持
部材47は第1実施例同様に下端部を溝38の後面に当
接させたまま弓なりに弾性変形されるもので、その復元
力が取手41に加わるから、取手41の上述の操作はそ
の復元力に抗して行うことになる。
【0032】次いで、開放させた内蓋31を押し下げる
と、図12に示すように、係合部材49が爪部50を槽
カバー21の係合受部52に当接させて弾性部61をわ
ずかながら拡開させるように弾性変形させる。そして、
係合部材49の爪部50が槽カバー21の係合受部52
を越えれば、弾性部61の復元力により、係合部材49
が爪部50を槽カバー21の係合受部52に係合させ、
この状態を保持部材47が保持することによって、内蓋
31が閉鎖状態に保持される。
【0033】このものによれば、係合部材49が弾性部
61により第1実施例よりも柔軟に弾性変形するから、
内蓋31の閉鎖時の抵抗を少なくできて、よりスムーズ
に内蓋31を閉鎖させ得るようになる。又、この場合、
延出部63は取手41の内蓋31開放時の回動操作力を
係合部材49に直接的に伝達する伝達部として機能する
から、弾性部61の存在に関係なく、爪部50と槽カバ
ー21との係合、すなわち、内蓋31の閉鎖状態の保持
を確実に解くことができる。
【0034】加えて、取手41は重心が回動中心より反
係合部材49側に位置するように設けているので、取手
41には係合部材49の爪部50を槽カバー21に係合
させる方向の回動力が自然に加わり、その分、その係合
をしやすくできる。なお、この場合、取手41の主板部
62は取手41の回動中心部分より反係合部材49側に
漸次板厚を増して後端部62aが最も厚くなるように形
成するのではなく、後端部62aのみを厚くするもので
あっても良い。
【0035】図13ないし図17は本発明の第3実施例
を示すもので、主板部62の係合部材49相当位置に垂
下部71を有し、そのほか突片43とヒンジ孔44のみ
を有する取手72を取手41に代わって用い、この取手
72と内蓋31の凹部34に形成した溝73との間に逆
U字状の中間部材74を配設したものを示している。こ
の場合、中間部材74は摩擦係数の小さいエンジニアリ
ングプラスチック(例えばポリアセタール樹脂)により
作製していて、前側の先端部に係合部である爪部75を
形成し、中間部に段部76を形成していて、これに上記
取手72の垂下部71先端を当接又は近接させている。
又、この中間部材74は後側の基端部を溝73に圧入固
着している。更に、溝73の両端部には中間部材74の
横方向への動きを規制する凸部77を形成している。
【0036】この構成で、内蓋31を閉鎖した図13の
状態では、中間部材74が爪部75を槽カバー21の係
合受部52に係合させ、その離れ(係合の解除)を、中
間部材74自身で阻止している。
【0037】この状態から、取手72の手掛部45に手
を掛けて取手72を上方(垂下部71側は下方)へ回動
させると、図16に示すように、中間部材74が垂下部
71により段部76を押されてその幅を狭めるように弾
性変形し、爪部75を槽カバー21の係合受部52から
離して、該槽カバー21との係合を解除するから、後は
そのまま内蓋31を引き上げて開放させることができ
る。又、このとき、取手72には中間部材74の復元力
が加わるから、取手72の上述の操作はその復元力に抗
して行うことになる。
【0038】次いで、開放させた内蓋31を押し下げる
と、図17に示すように、中間部材74が爪部75を槽
カバー21の係合受部52に当接させて上述同様にその
幅を狭めるように弾性変形しながら、爪部75に槽カバ
ー21の係合受部52を越えさせる。そして、越えたと
ころで、中間部材74の復元力により、中間部材74の
爪部75が槽カバー21の係合受部52に係合し、この
状態を中間部材74が保持することによって、内蓋31
が閉鎖状態に保持される。
【0039】このものによれば、中間部材74が1つで
従来の係合部材3とスプリング4とに相当するもので、
ほかには取手72を要するのみであるから、内蓋31の
開閉に関係する部品としては2つを必要とするに留め得
る。よって、この場合も必要部品点数を減じることがで
き、コストの低廉化を達成し得ると共に、組立工数の削
減も達成することができる。このほか、本発明は上記し
且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得
る。
【0040】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、内蓋
の開閉に関係する部品として、係合部材と保持部材とを
一体に形成した取手1つを必要とするに留め得るから、
必要部品点数を減じることができ、コストの低廉化を達
成し得ると共に、組立工数の削減も達成することができ
る。
【0041】請求項2の洗濯機によれば、内蓋を閉鎖状
態に保持する力を充分に確保しつつ、内蓋の閉鎖操作に
関わる係合部材の弾性力を適正にすることができる。請
求項3の洗濯機によれば、保持部材の根元部の強度を充
分に確保しつつ、内蓋の開放操作及び閉鎖操作に関わる
保持部材の弾性力を適正にすることができる。
【0042】請求項4の洗濯機によれば、取手を内蓋開
放時に回動操作したときの保持部材の当接位置を一定に
できて、取手の回動操作に必要な力を一定化でき、操作
性を良くすることができる。請求項5の洗濯機によれ
ば、内蓋を閉鎖するときの槽カバーに対する係合部材の
係り量を適正に一定化できて、内蓋の閉鎖が困難になる
ことを避けることができる。
【0043】請求項6の洗濯機によれば、内蓋に形成し
た係止部で保持部材の先端部を係止できるので、取手の
保持がそれによりできて、精度良く組立てることができ
る。請求項7の洗濯機によれば、係合部材を弾性部によ
り柔軟に弾性変形させることができて、内蓋閉鎖時の抵
抗を少なくできて、よりスムーズに内蓋を閉鎖させ得る
ようにできる。又、この場合、取手の内蓋開放時の回動
操作力を係合部材に直接的に伝達することもできるか
ら、弾性部の存在に関係なく、内蓋の閉鎖状態の保持を
確実に解くことができる。
【0044】請求項8の洗濯機によれば、取手に係合部
材を槽カバーに係合させる方向の回動力が自然に加える
ことができて、その係合をしやすくすることができる。
請求項9の洗濯機によれば、内蓋の開閉に関係する部品
として、中間部材と取手の2つを必要とするに留め得る
から、必要部品点数を減じることができ、コストの低廉
化を達成し得ると共に、組立工数の削減も達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の縦断側面
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】洗濯機上部の破断斜視図
【図4】槽カバー及び内蓋の平面図
【図5】主要部分の縦断正面図
【図6】取手の斜視図
【図7】主要部分の内蓋開放操作時状態の縦断側面図
【図8】主要部分の内蓋閉鎖操作時状態の縦断側面図
【図9】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図10】図5相当図
【図11】図7相当図
【図12】図8相当図
【図13】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図14】主要部分の平面図
【図15】図5相当図
【図16】図7相当図
【図17】図8相当図
【図18】従来例を示す図1相当図
【図19】図7相当図
【図20】図8相当図
【符号の説明】
11は外箱、12は外槽、14は内槽、21は槽カバ
ー、31は内蓋、37は軸突起、38は溝(係止部)、
41は取手、44はヒンジ孔、47は保持部材、48は
切欠部、49は係合部材、50は爪部、51は孔、52
は係合受部、61は弾性部、62は平板部、63は延出
部(伝達部)、71は垂下部、72は取手、74は中間
部材、75は爪部(係合部)、76は段部を示す。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外箱の内部に、内槽と、この内槽を収容
    した外槽と、この外槽の上縁部に装着された槽カバー
    と、この槽カバーに開閉可能に枢着された内蓋と、この
    内蓋に設けられた取手とを具備するものにおいて、その
    取手に、内蓋の閉鎖状態で槽カバーと係合する係合部材
    と、この係合部材を槽カバーとの係合状態に保持する弾
    性変形可能な保持部材とを一体に形成したことを特徴と
    する洗濯機。
  2. 【請求項2】 係合部材の中央部に孔を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 保持部材の先端部に切欠部を形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 保持部材を取手の回動中心部に位置させ
    て形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 内蓋に、係合部材の槽カバーと係合する
    方向への変形を一定に規制する制止部を形成したことを
    特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  6. 【請求項6】 内蓋に、保持部材の先端部を係止する係
    止部を形成したことを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  7. 【請求項7】 係合部材に弾性部を形成すると共に、取
    手の回動操作時にその操作力を係合部材に直接的に伝達
    する伝達部を設けたことを特徴とする請求項1記載の洗
    濯機。
  8. 【請求項8】 取手をその重心が回動中心より反係合部
    材側に位置するように設けたことを特徴とする請求項1
    記載の洗濯機。
  9. 【請求項9】 外箱の内部に、内槽と、この内槽を収容
    した外槽と、この外槽の上縁部に装着された槽カバー
    と、この槽カバーに開閉可能に枢着された内蓋と、この
    内蓋に設けられた取手とを具備するものにおいて、その
    取手と内蓋との間に、先端部に係合部を有し、この係合
    部を内蓋の閉鎖状態で槽カバーに係合させる逆U字状に
    て、取手の回動により弾性変形されてその係合が解除さ
    れる中間部材を設けたことを特徴とする洗濯機。
JP8221060A 1996-08-22 1996-08-22 洗濯機 Pending JPH1057674A (ja)

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