JPH1057512A - 赤外線治療装置 - Google Patents

赤外線治療装置

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JPH1057512A
JPH1057512A JP22349396A JP22349396A JPH1057512A JP H1057512 A JPH1057512 A JP H1057512A JP 22349396 A JP22349396 A JP 22349396A JP 22349396 A JP22349396 A JP 22349396A JP H1057512 A JPH1057512 A JP H1057512A
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JP
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infrared
housing
irradiating
support means
turning support
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JP22349396A
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Toshihiko Hazama
俊彦 間
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S N D KK
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S N D KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線の照射方向を手軽で簡単に調整できる
赤外線治療装置を提供する。 【解決手段】 赤外線治療装置10は、赤外線照射部2
0がベース2に対して鉛直方向に設けられた支柱15に
よって所定の高さに支持されている。赤外線照射部20
は水平旋回支持部30に設けられた水平取付け部33を
起点に水平方向に旋回する。また、赤外線治療装置10
は赤外線照射部20のハウジング23を両側方から垂直
方向に旋回に支持する垂直旋回支持部40を備えてい
る。赤外線照射部20は、垂直旋回支持部40に設けら
れた垂直取付け部41および42を起点に垂直方向に旋
回する。このため、水平旋回支持部30および垂直旋回
支持部40を旋回させるだけで、簡単に赤外線の照射方
向を調整できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠赤外線を中心と
した赤外線を患部に照射することにより温熱効果が得ら
れる赤外線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、赤外線治療装置10
は、遠赤外線を中心とした赤外線を肩等の患部80に向
けて照射可能な赤外線照射部20を有し、この赤外線照
射部20が床面に設置されるベース2に対して垂直に設
けられた柱状の支持部材(支柱)15によって適当な高
さに支持されている。赤外線照射部20は、セラミック
ス系の赤外線放射体が含有された耐熱性塗料が塗布され
た赤外線照射板21を備えており、加熱されることによ
り赤外線放射体から遠赤外線を中心とした赤外線が放射
される。このため、赤外線照射部20の位置や向きを適
切に設定することにより患部80に向けて赤外線を照射
できる。
【0003】赤外線照射部20を支持している支持部材
15は赤外線照射部20を任意の角度に調整できるフレ
キシブルアーム部32を備えており、このフレキシブル
アーム部32を曲げたり、または、捩じったりして赤外
線照射部20から患部80に向けて適切に赤外線が照射
されるように調整できるようになっている。さらに、支
持部材15と赤外線照射部20の連結部分は赤外線照射
部20を水平方向に旋回できる水平取付け部33となっ
ており、支持部材15のフレキシブルアーム部32およ
び水平取付け部33で赤外線照射部20の位置や向きを
調整することにより患部80に対し赤外線を適切に照射
するようにしている。これにより、ユーザーは温熱効果
が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】赤外線治療装置10
は、一般家庭において広く普及しつつあり、誰にでも手
軽で簡単に操作できるように改良が進められている。そ
の1つとして患部80に対して適正に赤外線を照射でき
るように、赤外線照射部20から照射される赤外線の照
射方向をさらに簡単に調整できるようにすることが検討
されている。
【0005】従来の赤外線治療装置10では、支持部材
15のフレキシブルアーム部32を適当な力を加えて曲
げたり、または、捩じったり、または、水平取付け部3
3を旋回させて赤外線照射部20の位置や向きを変える
ことにより、赤外線照射部20から照射される赤外線の
照射方向を調整できるようになっている。しかし、フレ
キシブルアーム部32を曲げたり、または、捩じったり
する操作は、比較的大きな力を加える必要があるので、
場合によっては、調整しにくく時間がかかってしまうこ
とがある。たとえば、子供や高齢者のように力の弱い者
がフレキシブルアーム部32を曲げたり、または、捩じ
ったりすることを考えると操作性は必ずしも良好とは言
えない。また、支持部材15に力を加えて操作するので
は、治療中に姿勢を変える必要があるので、患部80の
位置がずれたり、それに伴って赤外線の照射方向をさら
に微調整するのでは不便である。
【0006】そこで、本発明においては、赤外線の照射
方向をいっそう簡単に調整できる薄型の赤外線治療装置
を提供することを目的としている。また、赤外線照射部
から照射される赤外線の照射方向を火傷することなく簡
単に調整できるコンパクトな赤外線治療装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、本発明におい
ては、赤外線照射手段を水平方向に旋回可能に支持でき
る第1の旋回支持手段と、垂直方向に旋回可能に支持で
きる第2の旋回支持手段を設けることにより、赤外線照
射手段を水平方向および垂直方向の2方向に旋回可能と
し、フレキシブルアームを使用しなくても旋回させるだ
けで赤外線の照射方向を変更できるようにしている。す
なわち、本発明の赤外線治療装置は、床面に設置される
ベースと、患部に向かって赤外線を照射可能な赤外線照
射手段と、この赤外線照射手段をベースに対して所定の
高さに支持する支持手段を有し、支持手段は赤外線照射
手段を水平方向に旋回可能に支持し、その角度を保持で
きる第1の旋回支持手段と、赤外線照射手段を垂直方向
に旋回可能に支持し、その角度を保持できる第2の旋回
支持手段とを備えていることを特徴としている。
【0008】本発明の赤外線治療装置では、第1の旋回
支持手段で赤外線照射手段を水平方向に旋回させ、さら
に、第2の旋回支持手段で赤外線照射手段を垂直方向に
旋回させることにより、赤外線照射手段から照射される
赤外線の照射方向をいずれの方向へも自由に調整でき
る。このため、赤外線の照射方向の調整する操作は、第
1の旋回支持手段および第2の旋回支持手段を旋回させ
るだけで良く、フレキシブルアームを用いて支柱を曲げ
たり、または、捩じったりする必要がない。このため、
少ない力で簡単に素早く赤外線の照射方向を調整でき
る。従って、力の弱い子供や高齢者など、老若男女を問
わず誰にでも手軽で簡単に赤外線の照射方向を調整でき
る便利な赤外線治療装置を提供できる。本発明の赤外線
治療装置を使用することにより、治療を行いたい患部と
赤外線の照射方向が多少ずれている場合でも、第1の旋
回支持手段と、第2の旋回支持手段を操作することによ
り赤外線の照射方向の微調整が簡単にでき、姿勢を大き
く動かさなくても赤外線を患部に対して適正に照射して
十分な治療効果を得ることができる。特に、床面に近い
患部に対し適切に赤外線を照射することができる。
【0009】さらに、赤外線照射手段が加熱されること
により赤外線を照射可能なディスク状の赤外線照射板
と、この赤外線照射板を収納する前後に薄いハウジング
とを備えている赤外線治療装置においては、第2の旋回
支持手段でハウジングの両側方を垂直に旋回可能に支持
し、この第2の旋回支持手段を第1の旋回支持手段で水
平方向に旋回することが望ましい。第2の旋回支持手段
によりディスク状の赤外線照射板を収納した薄いハウジ
ングの両側方を支持することによって、第2の旋回支持
手段をハウジングとほぼ同一面上に設けられるので、前
後方向に薄く、さらに、いずれの方向にも赤外線を照射
できる赤外線治療装置を提供できる。このため、家庭で
使用してもかさばらず、パーソナルユースに適した赤外
線治療装置を実現できる。
【0010】さらに、ハウジングがリング状の側壁を備
えている赤外線治療装置においては、第2の旋回支持手
段に両側方からリング状の側壁に沿って下端まで伸びた
アームと、このアーム部に対しハウジングの両側方を垂
直方向に旋回可能に取り付ける第2の取付け部を設け、
さらに、アーム部の下端を水平方向に旋回可能な第1の
取付け部によって第1の旋回支持手段と接続することが
好ましい。このように構成すると、第2の旋回支持手段
とハウジングとに一体感を生み出すことができる。さら
に、アーム部がリング状の側壁に沿った流線形にできる
ので、ユーザーに対して優しいイメージを与えることが
できる。このため、デザイン的に優れ、ユーザーが見た
目に穏やかな印象を受け、リラックスしながら快適に赤
外線治療を行える赤外線治療装置を実現できる。また、
本発明の赤外線治療装置は、アーム部が第1の取付け部
を介して第1の旋回支持手段に連結して赤外線の照射方
向を自由に調整できる機能も確保されており、デザイン
面だけではなく、実用面での便利さも確保されている。
【0011】また、ハウジングの側壁に沿って第2の取
付け部から上方に伸びたハンドル部を設けることによ
り、第1および第2の旋回支持手段を旋回しやすくな
り、赤外線の照射方向を調整する操作性を向上すること
ができる。また、治療中、加熱されている赤外線照射板
の熱によって高温となる可能性があるハウジング等に直
に触れずに第1および第2の旋回支持手段をハンドル部
で操作できるので、火傷することなく、簡単に赤外線の
照射方向を調整できる。さらに、ハンドル部がハウジン
グの側壁に沿って伸びているので、ハウジングおよび第
2の旋回支持部とハンドル部とに一体感を生み出すこと
ができる。このため、赤外線の照射方向を調整する操作
性を向上しながらも、ユーザーに対して優しいイメージ
を与えて、リラックスした状態で赤外線治療を行うこと
ができる赤外線治療装置を実現できる。さらに、ハンド
ル部を設けたことにより、赤外線治療装置を持ち運びや
すくなるという利点もある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1および図2に本例の赤外線治
療装置10の外観を示してある。これらの図に示すよう
に、本例の赤外線治療装置10は、床面5に設置される
ベース2と、遠赤外線を中心とした赤外線を患部に向か
って照射可能な赤外線照射部20と、ベース2に対し垂
直に設けられた支柱15を備えている。本例の赤外線照
射部20は支柱15によってベース2に対して適当な高
さに支持されており、赤外線照射部20から患部に対し
て赤外線を照射することにより治療効果が得られるよう
になっている。
【0013】本例の赤外線照射部20は、加熱されるこ
とにより赤外線を照射可能なディスク状の赤外線照射板
21と、この赤外線照射板21を収納するハウジング2
3を備えている。ハウジング23は患部とは反対側に反
射面が設けられた前後に薄いリング状であり、この中に
ハウジング23の開いた側から患部に向かって赤外線が
照射されるように赤外線照射板21が収納されている。
本例の赤外線照射板21としては、たとえば、セラミッ
クス系の赤外線放射体を含有した耐熱性塗料が表面に塗
布された発熱体を用いることができ、発熱体に電力を供
給して赤外線放射体を加熱することにより、この赤外線
放射体から赤外線を放射できるようになっている。
【0014】この赤外線照射部20を支持する支柱15
は、ベース2から上に向かって伸びた柱状の基部31
と、この基部31の上に設けられ、赤外線照射部20の
高さ位置や向きを自由に変えられるフレキシブルアーム
部32とを備えている。フレキシブルアーム部32は、
適当な力を加えて、曲げたり、捩じったりして赤外線照
射部20の位置や向きを自由に変えられるようになって
いる。このため、赤外線照射部20から照射される赤外
線の照射方向は、フレキシブルアーム部32を適当に操
作することにより調整できる。たとえば、赤外線治療を
はじめる際に、このフレキシブルアーム部32によって
赤外線照射部20の高さや向きを設定して赤外線を患部
に対して照射できるように調整できる。このフレキシブ
ルアーム部32の上端には赤外線照射部20を水平方向
に旋回可能に支持し、その旋回角度を保持できる柱状の
水平旋回支持部30が設けられている。
【0015】本例の水平旋回支持部30は、水平方向に
旋回可能な水平取付け部33によってフレキシブルアー
ム部32の上部に接続されており、支柱15によって適
当な高さに支持されている。水平取付け部33は赤外線
照射部20を垂直方向に旋回可能に支持し、その旋回角
度を保持できる垂直旋回支持部40に連結されている。
このため、水平取付け部33は、垂直旋回支持部40を
介して赤外線照射部20の向きを水平旋回支持部30の
軸線回りに調整できる。なお、本例のおいては、フレキ
シブルアーム部32を鉛直方向に伸ばした時の回転方向
で説明しているが、フレキシブルアーム部32の向きに
よって回転軸が変動するのは勿論である。
【0016】本例の垂直旋回支持部40は、ハウジング
23の両側方から下端まで伸び、そこで水平取付け部3
3に連結されたアーム部45と、このアーム部45とハ
ウジング23を垂直方向に旋回可能に支持する2つの垂
直取付け部41および42を備えている。アーム部45
は、ハウジング23の前後の寸法とほぼ等しい幅を持っ
た平板状であり、さらに、リング状のハウジング23の
側壁25に沿った形状に成形されている。このため、本
例の赤外線治療装置10においては、アーム部45に対
しハウジング23が旋回していないときは、ハウジング
23とアーム部45がほぼ同一面上に収まり、さらに、
アーム部45とハウジング23との間に大きな隙間が生
じない。したがって、アーム部45とハウジング23と
に一体感を生じさせることができる。さらに、赤外線照
射部20が薄くコンパクトになると同時に、赤外線治療
装置10からユーザーが受けるイメージを優しく穏やか
なものとすることができる。また、アーム部45は、ハ
ウジング23の下端で水平取付け部33によって水平旋
回支持部30と連結されており、アーム部45全体を水
平旋回支持部30の軸線回りに旋回できるようになって
いる。2つの垂直取付け部41および42は、それぞれ
アーム部45とハウジング23の側壁25とを接続して
おり、ハウジング23を2つの垂直取付け部41および
42を結んだ水平軸回りに垂直方向に旋回できるように
なっている。このため、2つの垂直取付け部41および
42によって、ハウジング23を介して赤外線照射部2
0全体をアーム部45に対して垂直に旋回できるように
なっている。この結果、水平旋回支持部30に対し2軸
でハウジング23を旋回することにより赤外線照射部2
0の向きを自由に調整できる。すなわち、本例の赤外線
治療装置10では、水平旋回支持部30に対し水平取付
け部33で垂直旋回支持部40のアーム部45を水平方
向に旋回でき、さらに、このアーム部45に対して垂直
取付け部41および42でハウジング23を垂直方向に
旋回できる。したがって、赤外線照射部20から照射さ
れる赤外線の照射方向を自由に調整できる。
【0017】本例の垂直旋回支持部40は、さらに、ア
ーム部45から上方にほぼハウジング23の側壁25に
沿って伸びた操作ハンドル50を備えている。操作ハン
ドル50の両端は、垂直旋回支持部40の2つの垂直取
付け部41および42に旋回可能にそれぞれ連結され、
さらに、操作ハンドル50はハウジング23に対して固
定されている。このため、図2に示すように、操作ハン
ドル50を垂直方向に動かすとハウジング23を垂直方
向に旋回でき、これにより、赤外線照射部20から照射
される赤外線の照射方向を垂直方向に自由に調整でき
る。また、操作ハンドル50を水平方向に旋回すること
により水平旋回支持部30に対しアーム部45、垂直取
付け部41および42、およびハウジング23が一緒に
なって水平方向に旋回する。これにより、赤外線照射部
20から照射される赤外線の照射方向を水平方向に自由
に調整できる。したがって、操作ハンドル50を用いて
ハウジング23を垂直方向および水平方向に自由に旋回
させることにより、赤外線照射部20から照射される赤
外線の照射方向を調整できる。
【0018】このような本例の赤外線治療装置10は、
たとえば、図3に示すように、ユーザーが床面5に座り
ながら背中81を治療した後に、図4に示すように、椅
子85に座りながら腰82を治療するときは、操作ハン
ドル50を垂直方向に押してハウジング23の向きを変
えるだけで赤外線照射部20から照射される赤外線の照
射方向を簡単に調整できる。これに対して、図7に基づ
き説明した従来の赤外線治療装置では、赤外線照射部2
0から照射される赤外線の照射方向が鉛直方向に上向き
となるようにベースを押さえつけながらフレキシブルア
ーム部32を調整する必要がある。このように本例の赤
外線治療装置10は、赤外線の照射方向を操作ハンドル
50を旋回させるだけで簡単に腰82に対して適当に赤
外線を照射させることができる。
【0019】また、本例の赤外線治療装置10において
は、図5(a)および(b)に示すように、床面5に座
りながら腰82を治療するような床面5に近い患部に対
して赤外線を照射するときは、フレキシブルアーム部3
2を操作パネル2aなどの設けられたベース2の正面側
に曲げ、さらに、操作ハンドル50を垂直方向に回し
て、ハウジング23の向きを垂直にして赤外線を患部に
照射することができる。このようにベース2の中央から
若干正面から反対の背面側に設置された支柱15を前方
に曲げて赤外線の照射方向を設定できるので、赤外線治
療装置10のバランスを良好に保つことができる。
【0020】これに対して、従来の赤外線治療装置で
は、図5(c)および(d)に示すように、フレキシブ
ルアーム部32をベース2の正面と直交する側面側に曲
げてハウジング23の向きを設定しなければ床面5に近
い低い患部に赤外線を照射できない。したがって、赤外
線治療装置のバランスがくずれやすくなり、不安定にな
る。このように本例の赤外線治療装置10は、ハウジン
グ23の向きを変更できる機構が2つあるので、赤外線
治療装置10のバランスを保ちながら腰82などの床面
5に近い患部に対しても安定して適切に赤外線が照射さ
れるように調整できる。
【0021】以上のように本例の赤外線治療装置10
は、水平旋回支持部30および垂直旋回支持部40を旋
回させるだけで、赤外線照射部20から照射される赤外
線の照射方向を変えれるようにしている。したがって、
水平旋回支持部30および垂直旋回支持部40を旋回さ
せるだけで赤外線の照射方向を調整できるので、老若男
女を問わず、力の弱い者でも手軽に簡単に短時間で赤外
線の照射方向を患部に対して適正に位置合わせすること
ができ、使い勝手のよい便利な赤外線治療装置10を提
供できる。また、短時間で簡単に患部に対して赤外線が
照射されるように赤外線照射部20の向きを調整できる
ので、ユーザーは自分の好みの姿勢を保ちながら治療を
受けることができ、しかも十分な温熱効果を得ることも
できる。
【0022】このため、本発明の赤外線治療装置10を
用いることにより、たとえば、治療を行いたい患部と赤
外線の照射方向が多少ずれていた場合に、操作ハンドル
50を操作して、水平旋回支持部30および垂直旋回支
持部40を旋回させることにより、患部に対して赤外線
が適正に照射されるように微調整することがいっそう簡
単になる。また、上述のように、治療中に、ユーザーが
姿勢を変えたい場合や、異なる患部を治療したい場合で
も、それに合わせて、ハウジング23を水平旋回支持部
30および垂直旋回支持部40を用いて旋回させること
により、その患部に対して赤外線が適正に照射されるよ
うに簡単に短時間で調整することができる。このように
本例の赤外線治療装置10は、赤外線の照射方向を簡単
に変えて快適に赤外線治療を行うのに適した構成となっ
ている。また、本例の赤外線治療装置10は、床面に近
い患部に対してバランスが不安定にならないようにフレ
キシブルアーム部32を装置の正面側に曲げて赤外線の
照射方向を調整できるという利点もある。なお、フレキ
シブルアーム部32を曲げたり、捩じったりする場合に
は、ある程度の力を加える必要があり、さらに、調整す
る時間もかかるので、ハウジング23の高さ位置を大幅
に変える必要がない場合には、水平旋回支持部30およ
び垂直旋回支持部40を用いて赤外線の照射方向を調整
するほうが便利である。
【0023】また、本例の赤外線治療装置10において
は、赤外線照射板21がディスク状で、さらに、この赤
外線照射板21を収納するハウジング23が前後に薄
く、赤外線照射部20全体が薄型となっている。このた
め、垂直旋回支持部40のアーム部45をハウジング2
3の両側方から垂直取付け部41および42を取り付け
ることにより、垂直旋回支持部40全体がハウジング2
3の前後方向に突き出ないようにして、厚みが増加する
のを防止している。したがって、全体が薄く、旋回が自
由に行え、かさばらず、家庭において使用するパーソナ
ルユースに適した赤外線治療装置10を実現できる。
【0024】さらに、本例の赤外線治療装置10におい
ては、垂直旋回支持部40のアーム部45がハウジング
23の両側方からリング状のハウジングの側壁24に沿
ってハウジング23に伸びている。このため、リング状
のハウジング23とアーム部45に一体感が生じ、さら
に、曲線的な外観となっているので、ユーザーに対して
優しく穏やかなイメージを与えられるデザイン的に優れ
た赤外線治療装置10を実現できる。したがって、本例
の赤外線治療装置10を用いることにより、ユーザーが
穏やかな気持ちで、リラックスしながら快適に赤外線治
療を行うことができる。
【0025】また、本例の赤外線治療装置10において
は、ハウジング23の側壁24に沿って上方に伸びた操
作ハンドル50を設けて、上述したようにハウジング2
3を水平および垂直方向に旋回でき、さらに、この操作
ハンドル50で本例の赤外線治療装置10を持ち運びで
きるようにしている。このため、ハウジング23に直接
触れずに赤外線照射部20の向きを変えることができ、
赤外線の照射方向を変更する操作が簡単である。また、
治療中、温度が高くなるハウジング23等に直に触れず
にハウジング23の向きを変えることができる。したが
って、熱い部分に触れる危険性がなく、安全で簡単に赤
外線の照射方向を調整できる赤外線治療装置10を提供
できる。さらに、操作ハンドル50がハウジング23の
側壁25に沿って伸びているので、ハウジング23およ
び垂直旋回支持部40と操作ハンドル50とにも一体感
が生じ、デザイン的に優れた赤外線治療装置10を実現
できる。
【0026】なお、図6に示すように、垂直旋回支持部
40のアーム部45は、ハウジング23の両側方から垂
直方向に伸びて、ハウジング23とアーム部45との間
に隙間が生じるような形状とすることも可能である。こ
のように、アーム部45のデザインは様々なものを採用
することができるので、ユーザーの好みに応じた赤外線
治療装置10を提供できる。
【0027】また、操作ハンドル50も、ハウジング2
3の側方に伸びたダイヤル型のものを採用でき、これに
よって赤外線照射部20全体が垂直方向に旋回させるこ
ともできる。
【0028】さらに、上記においては、フレキシブルア
ーム部32を備えた赤外線治療装置10を例に説明して
いるが、水平旋回支持部30および垂直旋回支持部40
によって赤外線の照射方向を自由に変えることができる
ので、フレキシブルアーム部32を省略することももち
ろん可能である。比較的高価なフレキシブルアーム部3
2を省くことにより、さらに安価な赤外線治療装置を提
供することが可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、赤外線照射手段を水平方向に旋回可能に支持できる
第1の旋回支持手段と、垂直方向に旋回可能に支持でき
る第2の旋回支持手段を設けることにより、赤外線照射
手段を水平方向および垂直方向に個別に旋回させるだけ
で赤外線の照射方向を変えることができるようにしてい
る。したがって、本発明の赤外線治療装置を用いること
により、第1の旋回支持手段と第2の旋回支持手段を旋
回させるだけで、手軽で簡単に短時間で赤外線の照射方
向を変更できる大変便利な赤外線治療装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る赤外線治療装置の正
面図である。
【図2】図1に示す赤外線治療装置の側面図である。
【図3】図1に示す赤外線治療装置を用いて床面に座り
ながら背中を赤外線治療する様子を示す説明図である。
【図4】図1に示す赤外線治療装置を用いて椅子に座り
ながら腰を赤外線治療する様子を示す説明図である。
【図5】図1に示す赤外線治療装置を用いて腰を赤外線
治療する様子を示す説明図である。
【図6】本発明の別の実施の形態に係る赤外線治療装置
の赤外線照射部周辺の正面図である。
【図7】従来の赤外線治療装置を用いて赤外線治療する
様子を示す説明図である。
【符号の説明】
2 ベース 5 床面 10 赤外線治療装置 15 支柱 20 赤外線照射部 21 赤外線照射板 23 ハウジング 25 ハウジングの側壁 30 水平旋回支持部 32 フレキシブルアーム部 33 水平取付け部 40 垂直旋回支持部 45 アーム部 41、42 垂直取付け部 50 操作ハンドル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床面に設置されるベースと、患部に向か
    って赤外線を照射可能な赤外線照射手段と、この赤外線
    照射手段を前記ベースに対して所定の高さに支持する支
    持手段とを有し、前記支持手段は前記赤外線照射手段を
    水平方向に旋回可能に支持し、その角度を保持できる第
    1の旋回支持手段と、前記赤外線照射手段を垂直方向に
    旋回可能に支持し、その角度を保持できる第2の旋回支
    持手段を備えていることを特徴とする赤外線治療装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記赤外線照射手段
    は、加熱されることにより赤外線を照射可能なディスク
    状の赤外線照射板と、この赤外線照射板を収納する前後
    に薄いハウジングとを備え、 前記第2の旋回支持手段は、前記ハウジングの両側方を
    垂直方向に旋回可能に支持し、前記第1の旋回支持手段
    は前記第2の旋回支持手段を水平方向に旋回可能に支持
    する柱状であることを特徴とする赤外線治療装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記ハウジングはリ
    ング状の側壁を備えており、前記第2の旋回支持手段
    は、前記ハウジングの両側方から前記側壁に沿って下端
    まで伸びたアーム部と、このアーム部に対し前記ハウジ
    ングの両側方を垂直方向に旋回可能に取り付ける第2の
    取付け部と、前記アーム部の下端を水平方向に旋回可能
    なように前記第1の旋回支持手段に取り付ける第1の取
    付け部とを備えていることを特徴とする赤外線治療装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記ハウジングの側
    壁に沿って前記第2の取付け部から上方に伸びたハンド
    ル部を有することを特徴とする赤外線治療装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100882A1 (en) * 2019-11-22 2021-05-27 Pak Sun Hyok Healthcare instrument for sauna at room temperature and local irradiation treatment

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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