JPH105694A - 振動選別装置 - Google Patents

振動選別装置

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JPH105694A
JPH105694A JP18120196A JP18120196A JPH105694A JP H105694 A JPH105694 A JP H105694A JP 18120196 A JP18120196 A JP 18120196A JP 18120196 A JP18120196 A JP 18120196A JP H105694 A JPH105694 A JP H105694A
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JP
Japan
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sieve
trough
transfer
vibration
under
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Pending
Application number
JP18120196A
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English (en)
Inventor
Eiko Miyata
栄孝 宮田
Atsuhiro Kanefuji
厚宏 金藤
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Shinko Electric Co Ltd
Original Assignee
Shinko Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Shinko Electric Co Ltd filed Critical Shinko Electric Co Ltd
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Publication of JPH105694A publication Critical patent/JPH105694A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 資源ごみとしてのガラス瓶・金属缶から選別
される篩上としてのフィルム・シート類の破袋片、ない
しは新聞・雑誌類などが引っ掛かたりして移送が停滞す
ることのない選別装置を提供すること。 【解決手段】 振動トラフ1の両側板9a、9bの間に
4本の長尺グリズリバー10を移送方向へ向かってやや
下向き傾斜に平行に並べてフィルム・シート類Fを篩上
とする目開きSの篩面を形成させ、各目開きSの直下に
上流側から下流側へかけて、所定の長さの篩下移送トラ
フ111 、211 、311 、411 、511 、611
所定のピッチで設け、それぞれの間には篩下としてのガ
ラス瓶・金属缶Vを落下させる間隙G1 を設ける。例え
ば篩下移送トラフ211 は各目開Sの直下の5本の丸樋
が幅方向に連接されており(他の篩下移送トラフ21
1 、…、611 も同様)、何ずれもグリズリバー10と
は逆傾斜に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動選別装置に関するも
のであり、更に詳しくはフィルム・シート類等とガラス
瓶・金属缶等との混在物からフィルム・シート類等を選
別除去するための振動選別装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、一般家庭から排出されるガラス瓶
・金属缶はリサイクル可能な資源ごみとして主としてプ
ラスチックのフィルム・シート等の袋に入れた状態で分
別収集されている。ガラス瓶・金属缶をリサイクルに回
すには、先ずこれらの入ったプラスチックのフィルム・
シート等の袋を破袋機にかけて袋を破り、次いでガラス
瓶・金属缶の選別回収プロセスで支障になる破袋片とし
てのフィルム・シート類が除去される。しかし、フィル
ム・シート類とガラス瓶・金属缶との選別に好適な装置
は未だ開発されておらず、最新式の選別処理工場でさえ
手作業に頼っているのが現状である。
【0003】また、高速道路のサービスエリヤ、テーマ
パーク、交通機関等から排出される一般ごみはガラス瓶
・金属缶のほか弁当箱、紙袋、雑誌、新聞紙等を含む
が、やはりプラスチックフイルムの袋に入れた状態で収
集され、これらも破袋後にガラス瓶・金属缶が選別回収
され、プラスチックのフィルム・シート類や紙類を可燃
物として除去することが行われる。
【0004】これらフィルム・シート類の選別装置とし
ては、既に提案されているものとして、実開昭61−1
87276号公報に係る「トロンメルスクリーン」があ
る。これは周側面に篩目を設けたドラム内に塵芥を投入
し、ガラス屑とビニール・シートなどとの選別を行うも
のである。また、特開平4−267977号公報に係る
「破棄物選別装置」においては、上向きに移動する多数
の孔をあけた傾斜ベルト上に破棄物を供給し、供給位置
のベルト下面に吸引室を設けると共にベルトに超音波を
かけるベルトコンベヤが開示されている。すなわち、ビ
ニールシートの如き軽量物はベルトに吸引されて上方へ
移動し、重量物は自重でベルトを下方へ移動して選別さ
れるベルトコンベヤ選別装置である。このほかフィルム
・シート類を櫛歯で掬い上げる方法、真空吸引する方
法、風力選別する方法も考えられるが、これらは何れも
装置が大型化ないしは複雑化するので必ずしも好ましい
方法ではない。
【0005】(従来例)上記の問題に対して、本願出願
人は特願平7−158556号に係る「振動選別装置」
において、フィルム・シート類等とガラス瓶・金属缶等
とを選別するための簡易な振動選別装置を提案してい
る。
【0006】図11は従来例の振動選別装置100’の
側面図であり、図12は同平面図、図13は同正面図で
ある。特に図11を参照して、振動選別装置100’は
振動コンベヤをベースにして作製されており、フィルム
・シート類Fとガラス瓶・金属缶Vとの未選別物を選別
する振動トラフ1’と、これに直線振動を与える駆動部
71’とから成っている。そして、フィルム・シート類
Fの移送速度を高めるべく振動トラフ1’は下流側へ向
かって下向き傾斜(水平面との角度10度)に設置され
ている。
【0007】駆動部71’においては、振動トラフ1’
と下方のカウンタウエイト72’とがレンカー73’、
およびレンカー73’と直角な方向のコイルばね83’
とによって連結されている。すなわち、レンカー73’
は上端部と下端部とにそれぞれ溶接したゴムブッシュ7
4’を介して振動トラフ1’の底面3’のフレームに溶
接固定されている取付板75’、およびカウンタウエイ
ト72’に溶接固定されている取付板75’に取り付け
られている。ゴムブッシュ74’は内筒74a’が取付
板75’に固定され外筒74b’が取付板75’とは独
立しており、内筒74a’と外筒74b’とは環状のゴ
ム74c’で加硫接着されている。
【0008】レンカー73’にはその中央部に上述のゴ
ムブッシュ74’と同様なゴムブッシュ76’が取り付
けられている。ゴムブッシュ76’の内筒76a’はレ
ンカー73’に固定され外筒76b’が逆U字形状のア
ンカーボルト77’によりベース部材78’に締め付け
て固定されている。そして、ベース部材78’は傾斜調
節部材79’と防振コイルばね81’を介して床面上の
架台82a’または82b’上に設置されている。
【0009】また更には、カウタウエイト72’上には
モータ84’が固定され、偏心軸85’をベルト駆動す
る。偏心軸85’にはロッド86’が取り付けられてお
り、ロッド86’はその先端部をゴム板スプリング8
7’で挟持する連結部88’を介して振動トラフ1’の
底面3’のフレームと一体的な取付板89’に連結され
ている。そして、モータ84’が起動されて偏心軸8
5’が回転運動すると、これはロッド86’の往復運動
に転換されて、振動トラフ1’に矢印a’で示す方向の
直線振動を与え、振動トラフ1’内の選別対象物は図
1、図2において矢印b’で示す方向の移送力を受け
る。
【0010】振動トラフ1’内には、図11、図12を
参照して、上流側から順にフィルム・シート類Fとガラ
ス瓶・金属缶Vとの未選別物の受入台4’と分散台
5’、および篩別部6’が設けられている。
【0011】すなわち、受入台4’は下流側へ向かって
若干下向き傾斜とされ、図示しない破袋機からの未選別
物が投入される。また受入台4’の下流端から下方への
段差D1 ’を介して、投入された未選別物を拡げ、かつ
ガラス瓶・金属缶Vの軸心を移送方向に配向させる分散
台5’が同じく下流側へ向かって若干下向き傾斜に設け
られている。
【0012】篩別部6’においては、図11〜図13、
および篩別部6’の部分斜視図である図14、図12に
おける[15]−[15]線方向の断面を示す図15を
参照して、篩ユニット10’、20’、30’、4
0’、50’、60’がそれぞれ下方への段差D3 ’を
介して移送方向へ6段のカスケード状に配設されてい
る。そして、最上段の篩ユニット10’の上流側端部は
上流側の分散台5’の直下方に挿入され、分散台5’と
の間に段差D2 ’が形成されている。
【0013】各篩ユニット10’、20’、・・・、6
0’は同様に構成されているので、篩ユニット20’に
ついて説明するに、篩ユニット20’においては6本の
丸棒21’が、軸心を移送方向に向けたガラス瓶・金属
缶Vを落下させる目開きSと共に、移送方向に若干下向
き傾斜として平行に並べられ篩面とされている。そし
て、丸棒21’の下流端は下段の篩ユニット30’の上
流端部の直上方まで延在している。図12〜図15に示
すように、6本の丸棒21’の目開きSの下方を受ける
ように、丸棒21’の上流端から下流側への所定の範囲
において、上流端の断面をU字形状とし、下流端の断面
を上開きの半円弧状として、上流側へ向かって下向き傾
斜で幅方向に連接された5連の篩下移送トラック22’
が設けられ、それぞれの両側縁は丸棒21’に溶接固定
されている。そして、図12、図14に示すように、両
端の丸棒21’は振動トラフ1’の両側壁2a’、2
b’に対し、取付プレート23a’、23b’を介して
溶接固定されている。
【0014】上述したように各篩ユニットは同様に構成
されているので、例えば篩ユニット30’には丸棒3
1’、篩下トラック32’のように、下一桁を篩ユニッ
ト20’と同一にした符号を付している。そして、篩下
移送トラック22’の下流端と下段の篩別ユニット3
0’における篩下移送トラック32’の上流端との間に
はガラス瓶・金属缶Vを落下させるための間隙G1 ’が
設けられている。
【0015】振動トラフ1’の下流端部は篩ユニット6
0’の丸棒61’に続いてフィルム・シート類Fを排出
する篩上排出口7’が形成され、振動トラフ1’の底面
3’の下流端部にはガラス瓶・金属缶Vを排出する篩下
排出口8’が設けられている。
【0016】従来例の振動選別装置100’は以上のよ
うに構成されるが、次にその作用を説明する。
【0017】図11〜図15を参照して、破袋機から送
られてくるフィルム・シート類Fとガラス瓶・金属缶V
との混在する未選別物は振動トラフ1’内の受入台4’
へ投入され山状に堆積する。振動トラフ1’は下流側へ
向かって下向き傾斜とされ直線振動されているので未選
別物は崩されつつ下流側、矢印b’の方向へ移送され、
段差D1 ’を落下しほぐされ乍ら分散台5’へ移行す
る。
【0018】分散台5’において、未選別物は幅一杯に
拡げられると共に、ガラス瓶・金属缶Vは軸心を移送方
向に向けるように配向されつつ、下流端における段差D
2 ’を落下して篩別部6’における篩ユニット10’へ
移行される。この時、段差D2 ’を落下することによ
り、未選別物は重量の大きいガラス瓶・金属缶Vがフィ
ルム・シート類Fより下になる割合を増やして篩ユニッ
ト10’の丸棒11’による篩面に至る。
【0019】図15を参照して、破袋片としての面積形
状の大きいフィルム・シート類Fは丸棒11’間に跨が
るようにして篩面上を下流側へ移送される。フィルム・
シート類Fの上にあるガラス瓶・金属缶Vに伴われて目
開きS内へ垂れ下がる部分があっても、篩下移送トラッ
ク12’に受け止められるのでフィルム・シート類Fが
下方へずり落ちることはない。
【0020】一方、配向されているガラス瓶・金属缶V
はそのまま丸棒11’間の目開きSを落下し、配向が不
十分なガラス瓶・金属缶Vも底部または首部から目開き
S内へ落下して、篩下移送トラック12’内に受け止め
られる。そして篩下移送トラック12’の上流側へ向か
って下向きの傾斜に沿いガラス瓶・金属缶Vは振動トラ
フ1’内の全体の移送方向とは逆行して篩下移送トラッ
ク12’の上流側の端部から底面3’上へ落下する。
【0021】篩ユニット10’を通過したフィルム・シ
ート類Fはそのまま篩ユニット20’へ移行され丸棒2
1’で形成される篩面上を移送される。また、篩ユニッ
ト10’において、例えばフィルム・シート類Fの上に
あり、かつ軸心方向への配向も十分でなかったガラス瓶
・金属缶Vは篩ユニット10’をフィルム・シート類F
と共に通過し篩ユニット20’へ至るが、篩ユニット1
0’と篩ユニット20’との段差D3 ’を落下する時に
フィルム・シート類Fと分離されるものを生じて篩ユニ
ット10’におけると同様な選別が行われる。
【0022】そして、このような選別が篩ユニット3
0’、・・・、60’において繰り返されて、フィルム
・シート類Fは下流端部における篩上排出口7’から排
出され、ガラス瓶・金属缶Vは底面3’を下流側へ移送
されて下流端部における篩下排出口8’から排出され
る。以上のようにしてフィルム・シート類Fが選別除去
され、有価物としてのガラス瓶・金属缶Vは更に選別さ
れた後にリサイクル工場へ送られる。
【0023】すなわち、従来例の振動選別装置100’
においては、上述したように、篩下移送トラック12’
は振動トラフ1’とは逆傾斜に上流側へ向かって下向き
傾斜とされているので、フィルム・シート類Fに比して
重量が大きく、直線振動によって矢印b’方向への移送
力を受けて大きい運動量を持つガラス瓶・金属缶Vも移
送の方向とは逆行して篩下移送トラック12’を上流側
へ移送され確実に底面3’へ落下する。すなわち、ガラ
ス瓶・金属缶Vが篩下移送トラック121 から間隙G
1 ’を飛び越えて下段の篩ユニット20’における篩下
移送トラック22’へ移送され、このような移送が下流
端部まで続いて、下流端部でフィルム・シート類Fに混
入し選別精度を低下させるというトラブルを避けること
ができる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来例
の振動選別装置100’に対して、破袋されたフィルム
・シート類F、ガラス瓶・金属缶Vのほか種々雑多なも
のが投入され、その中のフィルム・シート類Fは丸棒の
上を移送され篩上として排出されるようになっている。
そして、例えば篩ユニット20’の丸棒21’と篩ユニ
ット30’の丸棒31’との間の段差D3 はフィルム・
シート類Fとガラス瓶・金属缶Vとを分離させるに有用
である。しかし、実際の稼動時においては、図15に示
すように上流側の丸棒21’と下流側の丸棒31’との
段差D3 においてフィルム・シート類Fが垂れ下がって
巻き付いたり新聞・雑誌類Mが引っ掛かって停滞したり
し、後続する未選別物の移送が妨害され、丸棒上に溢れ
るようになることがある。このような事態になると、都
市ごみ選別工場の全体を停止して人手で移送詰まりを解
消せねばならず、都市ごみの処理能力が大幅に低下す
る。
【0025】従って、本発明は丸棒上に篩上としてのフ
ィルム・シート類F、新聞・雑誌類M等が停滞すること
なく、篩下としてのガラス瓶・金属缶V等の選別が安定
して確実に行われる振動選別装置を提供することを課題
とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の振動選別装置は
振動トラフの両側壁間に複数の長尺のグリズリバーを下
流側へ向かって一定の目開きで平行に並べて篩面とし、
各目開きの直下に上流側から下流側へかけて複数の所定
の長さの樋状の篩下移送トラフをほぼ等ピッチで設けて
おり、かつ上流側の前記篩下移送トラフと、その直ぐ下
流側の前記篩下移送トラフとの間に前記篩下が落下する
間隙を設けたものとしている。
【0027】従って、篩上としてのフィルム・シート類
F、新聞・雑誌類M等は長尺のグリズリバー上を停滞す
ることなく移送されて詰まりを発生せず、篩下としての
ガラス瓶・金属缶V等との選別が安定的に効率よく進行
する。
【0028】
【発明の実施の形態】図面を使って本発明の実施の形態
を説明する。図4は本発明の振動選別装置の要部の斜視
図であり、図5はその部分の破断側面図である。すなわ
ち、振動トラフ1の両側壁2a、2bの間に4本の長尺
のグリズリバー10が下流側へ向かって若干下向き傾斜
として一定の目開きSで平行に並べられて篩面が形成さ
れており、各目開きSの直下には上流側から下流側へか
けて、所定の長さの樋状の篩下移送トラフ111 、21
1 、…… 、611 が等ピッチに設けられており、か
つ、例えば上流側の篩下移送トラフ211 と下流側の篩
下移送トラフ311 との間には篩下を落下させるための
間隙G1 が設けられている。
【0029】そして、フィルム・シート類F、新聞・雑
誌類M等は篩上として長尺のグリズリバー10上を下流
側へ移送され、ガラス瓶・金属缶Fは篩下として目開き
Sの篩面で篩別されて篩下移送トラフ111 、211
…… 、611 へ落ち、その傾斜に従って隣り合う篩下
移送トラフとの間隙G1 から下方へ落下することによ
り、フィルム・シート類F、新聞・雑誌類M等とガラス
瓶・金属缶Vとが選別される。
【0030】次ぎに本発明の振動選別装置を実施例によ
って具体的に説明する。
【0031】(実施例1)図1は実施例1の振動選別装
置100の側面図であり、図2は同平面図、図3は同正
面図である。振動選別装置100は基本的には図11か
ら図13に示した従来例の振動選別装置100’とほぼ
同様に構成されているが、実施例1の振動選別装置10
0が従来例と大きく異なるところは、従来例の振動選別
装置100’は振動トラフ1’の篩別部6’に設けた篩
ユニット10’、20’、……、60’がそれぞれに丸
棒11’、21’、……、61’を有しているに対し
て、本実施例の振動選別装置100では振動トラフ1内
の篩別部6において、4本のグリズリバー10が上流側
から下流側まで切れ目なく段差もない長尺ものとして、
目開きSで平行に設けられていることである。
【0032】すなわち、篩別部6においては、図1、図
2、図3を参照して、振動トラフ1の両側壁2a、2b
の内面に固定された側板9a、9bの間に4本の長尺
(直径16mm、長さ2.35m)のグリズリバー10
が分散台5の直下方から下流端まで、下流側へ向かって
下向き傾斜に、かつ目開きSが約139mmの篩面とし
て設けられている。上記の下向き傾斜の角度は水平面に
対して7.5度に設定されている。そして、各グリズリ
バー10の上流端部10sは後述の図5を参照して上向
き面がでるようにグリズリバー10の傾斜面に対して4
5度にカットされているが、これは移送されるフィルム
・シート類Fが引っ掛からないようにするためである。
【0033】篩別部6の部分斜視図である図4、および
図2における[5]−[5]線方向の断面を示す図5を
参照して、振動トラフ1内の側板9a、9bと各グリズ
リバー10とで形成されている目開きSの篩面の直下に
は、最上流部分において5本の丸樋状の篩下移送トラフ
が幅方向に連結されて5連の篩下移送トラフ111 が取
り付けられており、以下、下流側へかけて同様な篩下移
送トラフ211 、311 、411 、511 、および最下
流部分には篩下移送トラフ611 が設けられている。
【0034】篩下移送トラフ111 、211 、……、6
1 は同様に構成されているので、例えば篩下移送トラ
フ311 について説明すると、図4、図5を参照して、
5連の篩下移送トラフ311 それぞれの両側壁上には三
角形状のリブ板321 が溶接されており、各篩下移送ト
ラフ311 の上流側の断面は半円形状とされ、下流側の
断面はU字形状とされている。また、各篩下移送トラフ
311 の連結箇所におけるリブ板321 上に前述のグリ
ズリバー10がそれぞれ溶接固定されている。すなわ
ち、篩下移送トラフ311 はグリズリバー10とは逆傾
斜に、水平面となす角度7.5度に設けられており、水
平面への投影長さ270mm程度を有し、それぞれの間
には同じく水平面への投影長さ120mm程度の間隙G
1 があけられている。そして、目開きSから落ちるガラ
ス瓶・金属缶Vは図4、図5において右方から左方へ移
送される。
【0035】図5を参照し、篩下移送トラフ311 は上
流側の端部の底面を幅方向のリブ板331 で支持され、
リブ板331 は両端を側板9a、9bに溶接固定されて
いる。篩下移送トラフ311 の下流側の端部の底面には
同様なリブ板341 が設けられているが、側板9a、9
bの下端縁よりも下方へ垂下されている部分34hは移
送するフィルム・シート類Fが垂れ下がって篩下移送ト
ラフ311 の底面側へ巻き付くことを防ぐために設けら
れている。また、図4を参照して、篩下移送トラフ31
1 に溶接されている左端のリブ板321 は図示されてい
ない側板9aに溶接固定され、右端のリブ板321 は側
板9aに溶接固定されている。他の篩下移送トラフ11
1 、211 、……、611 についても同様である。
【0036】上記の篩別部6以外の、振動トラフ1の受
入台4、分散台5や駆動部71は従来例の振動選別装置
100’と全く同様に構成されているので、従来例の振
動選別装置100’の構成要素に対応する本実施例の振
動選別装置100の構成要素には( ’)を付けない同
一の符号を配して、それらの説明は省略する。
【0037】実施例1によるフィルム・シート類の振動
選別装置100は以上のように構成成されるが、次ぎに
その作用を説明する。
【0038】図1、図2、図3を参照して、破袋機から
送られてくるフィルム・シート類Fとガラス瓶・金属缶
Vとの混在する未選別物は振動トラフ1内の受入台4へ
投入される。山状に積まれる未選別物は直線振動を受け
て、崩されつつ下流側、矢印bで示す方向へ移送され、
段差D1 を落下し、ほぐされながら分散台5へ移行され
る。
【0039】分散台5においては、未選別物は幅一杯に
拡げられると共にガラス瓶・金属缶Vは軸心を移送方向
に向けるように配向されつつ、段差D2 を落下して篩別
部6へ移行される。この落下時、重量の大きいガラス瓶
・金属缶Vはフィルム・シート類Fよりも下になる割合
を増大させる。
【0040】篩別部6においては、図4、図5を参照
し、面積形状の大きいフィルム・シート類Fは主として
グリズリバー10の複数本に跨がるようにして篩面上を
下流側へ移送される。その間、フィルム・シート類Fの
上にガラス瓶・金属缶Vが存在する場合、それらに伴わ
れて目開きS内へ垂れ下がるフィルム・シート類Fがあ
っても、その部分は篩下移送トラフ111 、211 、…
…、611 に受け止められるので下方へずり落ちること
はない。
【0041】一方、配向されているガラス瓶・金属缶V
は振動トラフ1内の側板9a、9b、および4本のグリ
ズリバー10で形成されている目開きSを落下し、配向
が不十分なガラス瓶・金属缶Vも底部または首部から落
下して、篩下移送トラフ111 、211 、……、611
の何れかに受け止められる。フィルム・シート類Fに比
べて重量の大きいガラス瓶・金属缶Vは直線振動を受け
て大きい運動量を持つようになるが、グリズリバー10
とは逆傾斜の篩下移送トラフ111 、211 、……、6
1 によって直線振動による移送の方向とは逆行し、例
えば篩下移送トラフ311 へ落下したガラス瓶・金属缶
Vはその傾斜に従って上流側へ移送され、隣り合う篩下
移送トラフ21との間の間隙G1 から底面3へ落下す
る。また、グリズリバー10の目開きSから篩下移送ト
ラフ111 、211 、……、611を経ることなく直接
に間隙G1 から底面3へ落下するものも存在する。な
お、篩下移送トラフ111 、211 、……、611 をグ
リズリバー10と平行に設けた場合には、運動量の大き
いガラス瓶・金属缶Vは間隙G1 から落下することな
く、篩下移送トラフ111 から間隙G1 を飛び越えて篩
下移送トラフ211 へ移り、以降、篩下移送トラフ31
1 、411 、……、611 と順に移送されて篩上排出口
7から排出され易い。
【0042】フィルム・シート類Fとガラス瓶・金属缶
Vとは上述のような選別を受けて、フィルム・シート類
Fは4本のグリズリバー10の下流端部の篩上排出口7
から排出されて最終的には焼却処理され、ガラス瓶・金
属缶Vは底面3を下流側へ移送されて篩下排出口8から
排出された後、更にガラス瓶と金属缶とに選別されてそ
れぞれリサイクル・プラントへ出荷される。
【0043】この間、4本の長尺グリズリバー10には
途中に段差がなく、従って段差の端部でフィルム・シー
ト類Fが引っ掛かって巻き付いたりすることはなく、混
入されてくる新聞・雑誌類Mが段差の端部に引っ掛かっ
て移送が停滞されることはない。また、各グリズリバー
10の上流側の端部10sは45度にカットしてテーパ
ーを付しているので、フィルム・シート類Fが引っ掛か
ることはない。
【0044】また、各グリズリバー10から目開きSへ
垂れ下がるフィルム・シート類Fがあっても、篩下移送
トラフ111 、211 、……、611 に受け止められて
移送されるのでずり落ちることはないが、間隙G1 にお
いて垂れ下がるフィルム・シート類Fも篩下移送トラフ
111 、211 、……、611 、例えば篩下移送トラフ
311 の上流側の底面に設けたリブ板341 の垂下部3
4hによって、垂れ下がり部分が振動力を受けて篩下移
送トラフ311 の底面へ回り込み、結果的にフィルム・
シート類Fが振動トラフ1の底面3へ引きずり落とされ
るようなトラブルが防止される。
【0045】(実施例2)実施例1の振動選別装置10
0では篩下移送トラフ111 、211 、……、611
グリズリバー10と逆傾斜に設けており、その上流側の
端部においてはグリズリバー10の篩面からの深さが大
となっているので、フィルム・シート類Fの垂れ下がり
も大となり、特に未選別物中のフィルム・シート類Fの
含有率が大きい場合に、垂れ下がりに引きずられて、篩
下移送トラフ111 、211 、……、611 内へずり落
ちることがある。
【0046】図6は実施例2の振動選別装置200にお
ける篩別部6の縦断面図であり、実施例1の図5に対応
する図である。すなわち、篩下移送トラフ112 、21
2 、……、612 は上流側、下流側の何れの断面も半円
形状としてグリズリバー10と平行に取り付けられてお
り、グリズリバー10から各篩下移送トラフ112 、2
2 、……、612 の底面までの深さは目開きSの1/
2程度に設定されている。
【0047】グリズリバー10の篩面へ供給される未選
別物中のフィルム・シート類Fの含有率が大で、目開き
Sから垂れ下がるものを多く生じても、篩下移送トラフ
112 、212 、……、612 の深さが浅いのでフィル
ム・シート類Fが篩下移送トラフ112 、212 、…
…、612 内へずり落ちることはない。またこの場合、
篩下移送トラフ112 、212 、……、612 内へのフ
ィルム・シート類Fの垂れ下がりの密度が高いので、運
動量が大きく高速で移送されてくるガラス瓶・金属缶V
もこれらに衝突して移送速度が減殺され、篩下移送トラ
フ112 から間隙G1 を飛び越えて下流側の篩下移送ト
ラフ212 へ移行し、更には下流端まで移送されてしま
うようなトラブルは発生しない。
【0048】しかし、逆に未選別物中のフィルム・シー
ト類Fの含有率が低い場合には、ガラス瓶・金属缶Vは
移送速度が減殺されないので篩下移送トラフ112 から
212 、312 、……、612 を飛ぶように渡って移送
され、フィルム・シート類Fにガラス瓶・金属缶Vが混
入する場合を生じる。
【0049】(実施例3)図7は実施例3の振動選別装
置300における篩別部6の部分縦断面図であり、実施
例1の図5に対応する図である。図7に示す部分以外は
実施例1の振動選別装置100と同様に構成されている
ので、それらの説明は省略する。
【0050】図7において篩下移送トラフ113 、21
3 、……、613 はそれぞれグリズリバー10とは独立
して連接されており、それらの両端は振動トラフ1の側
壁2a、2bに取り付けられている。これらは同様に構
成されているので、篩下移送トラフ213 について説明
する。篩下移送トラフ213 の外面に接してこれを支持
する5連の支持板93が振動トラフ1の両側壁2a、2
bに溶接固定されている。一方、支持板93に内接して
5連の篩下移送トラフ213 が設けられ、側壁2aに最
も近い部分において、篩下移送トラフ213 の下流側の
端部に固定したピン91が支持板93を挿通して側壁2
aに軸支され、上流側の端部に立てたピン92が支持板
93と側壁2aに形成した円弧状の長孔2c内へ挿通さ
れている。このことは振動トラフ1の側壁2b側につい
ても同様である。
【0051】また、側壁2aの外側においてピン91に
固定してレバー28が設けられており、その他端部にお
ける長孔28hに角度調整棒35のピン36が挿通され
ている。この角度調整棒35の駆動源としてモータ37
が設けられており、その回転、反回転がギヤボック38
において角度調整棒35の矢印cの方向の往復運動に変
換される。そしてこの往復運動によって篩下移送トラフ
213 がピン91の回りに矢印dの方向に回動され、篩
下移送トラフ213 をグリズリバー10と平行で傾斜の
ない位置から上流側へ向かって下向き傾斜の位置までの
範囲内で傾斜させることができる。このことは勿論、他
の篩下移送トラフ113 、313 、……、613 におい
ても同様であり、角度調整棒35によって同時に傾斜角
度が変更される。そして、未選別物中のフィルム・シー
ト類Fの含有率に応じて篩下移送トラフ113 、21
3 、・・・、613 の傾斜角度を最適に設定することが
できる。
【0052】(実施例4)図8は実施例4の振動選別装
置400における篩別部6の部分縦断面図であり、実施
例1の図5に対応する図である。この部分以外は実施例
1の振動選別装置100と同様に構成されている。図8
において、各篩下移送トラフ114 、214 、……、6
4 は上流側の篩下移送トラフ214 の上流側へ向かっ
ての下向き傾斜の角度が最も大きく、篩下移送トラフ6
4 において傾斜角度は最も小さく設定されている。
【0053】なお上記における傾斜角度の調整機構を図
9のA、Bに示した。図9のAは篩下移送トラフ31
4 、414 の部分の平面図であり、図9のBは図9のA
における[B]−[B]線方向の断面図である。代表例
としての篩ユニット314 について説明すれば篩下移送
トラフ314 の外面に接してこれを支持する5連の支持
板354 が振動トラフ1の側壁2bに溶接固定されてい
る。そして5連の篩下移送トラフ314 はそれぞれの支
持板354 内に位置し、その下流側の端部には回動軸4
6があたかも挿通するように設けられ、側壁2bの外側
において回動軸46は座板47、後述のレバー48を介
しナット46n で固定されている。
【0054】側壁2bの外側において回動軸46に固定
され、篩下移送トラフ314 とは直角に下方へレバー4
8が設けられており、他端部に設けたピン49が座板4
7上の長孔2eに挿入されてナット94で締付け固定し
得るようになっている。更には、篩下移送トラフ314
の上流側の端部において軸95が5連の篩下移送トラフ
314 をあたかも挿通するように設けられて、側壁2b
に設けた長孔2dを挿通しており、側壁2bの外側にお
いてナット95n による締付け固定が可能となってい
る。このことは側壁2a側においても全く同様である。
すなわち、篩下移送トラフ314 は支持板354 内にお
いて回動軸46の回りに任意の傾斜角度に設定される。
【0055】篩別部6の上流側においては未選別物中の
フィルム・シート類Fの含有率は相対的に低く、グリズ
リバー10を下流側へ移送されるにつれてガラス瓶・金
属缶Vが選別されてゆくのでフィルム・シート類Fの含
有率が相対的に高まってくる。この各篩下移送トラフ1
4 、214 、……、614 の傾斜角度はそのフィルム
・シートFの含有率に応じて最も好ましい値に設定され
得るので選別精度を高めることができる。
【0056】(実施例5)図10は実施例5の振動選別
装置500における篩別部6の部分縦断面図であり、実
施例1の図5に対応する図である。この部分以外は実施
例1の振動選別装置100と同様に構成されている。図
10において、篩下移送トラフ115 、215 、・・・
・・、615 の取り付けは実施例2と同様であるが、例
えば篩下移送トラフ215 はグリズリバー10と平行
に、かつグリズリバー10の篩面からの深さを大に設け
られている。また、篩下移送トラフ215 の下流側の端
部と下流側の篩下移送トラフ315 の上流側の端部との
間の間隙G2 は背の低い小型のガラス瓶・金属缶Vsが
落下し、背の高い大型のガラス瓶・金属缶Vbは落下し
ない幅とされている。
【0057】このような篩下移送トラフ215 、31
5 、・・・、615 において小型のガラス瓶・金属缶V
sは底面3へ落下するに対し、大型のガラス瓶・金属缶
Vbは篩下移送トラフ115 から下段の篩下移送トラフ
215 、……、515 へと順次移行し最下段の篩下移送
トラフ625 の下流端から排出される。従って、大型の
ガラス瓶・金属缶Vbの収集手段を別途設けることによ
り、フィルム・シート類Fと大型のガラス瓶・金属缶V
bと小型のガラス瓶・金属缶Vsとが同時に選別され
る。
【0058】以上、本発明の各実施例について説明した
が、勿論、本発明はこれらに限られることなく、本発明
の技術的精神に基づいて種々の変形が可能である。
【0059】例えば各実施例においては振動トラフ1を
下流側へ向かって下向き傾斜に設置したが、必ずしも下
向き傾斜を必要とせず、水平に設置してもよい。
【0060】また、各実施例においては振動トラフ1に
直線振動を与える駆動部71としてモータ84の回転に
よってロッド86を往復させるクランク方式の加振機を
採用したが、振動周波数の大きい振動電動機によって直
線振動を与えるようにしてもよい。
【0061】また実施例においては、分散台5を平板面
としたが、移送方向と平行に樋状の浅い窪みを設けても
よい。これによってガラス瓶・金属缶Vの配向が促進さ
れ、篩ユニット部6への移行する時点でガラス瓶・金属
缶Vの殆どが軸心を下流側へ向けるようになる。
【0062】また、各実施例においては篩面の形成に丸
棒を使用したが、必ずしも丸棒である必要はなく角棒を
使用してもよい。
【0063】また、実施例1においては、篩下移送トラ
フ111 、211 、…… 、611と、グリズリバー1
0とを一体的に隣接して固定したが、篩下移送トラフ1
1、211 、…… 、611 と各グリズリバー10を
別個に振動トラフ1の側壁2a、2bまたは底面3に固
定するようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の振動選別装
置によれば、切れ目や段差のない長尺のグリズリバーが
設けられているので、フィルム・シート類や新聞・雑誌
類が途中で絡みついたり引っ掛かったりすることなく移
送され、ガラス瓶・金属缶類との選別が円滑に進行す
る。
【0065】また、請求項3による振動選別装置によれ
ば、製作やメンテナンスが簡便であり、かつ篩下移送ト
ラフの傾斜角度の調整機構を取り付け易い。
【0066】また、請求項4による振動選別装置によれ
ば、篩下移送トラフがグリズリバーとは逆傾斜に設けら
れているので、篩下移送トラフ上においてガラス瓶・金
属缶等は下流側への移行が阻止されて確実に振動トラフ
の底面へ落下し、特に未選別物中のフィルム・シート類
の含有率が低い場合においてガラス瓶・金属缶等がフィ
ルム・シート類へ混入することを避け得る。
【0067】また、請求項5による振動選別装置によれ
ば、未選別物中のフィルム・シート類の含有率の大小に
応じて篩下移送トラフの傾斜角度を最適の値に調整し得
る。
【0068】また、請求項6による振動選別装置によれ
ば、篩下移送トラフを通過する毎にガラス瓶・金属缶等
の重量物が選別除去され、フィルム・シート類の含有率
が高まるに応じて篩下移送トラフの傾斜角度を緩くして
おり、選別精度が高められる。
【0069】また、請求項7による振動選別装置によれ
ば、篩下移送トラフの底面の深さが浅いので篩面からの
フィルム・シート類の垂れ下がり、ずり落ちが阻止さ
れ、特に未選別物中のフィルム・シート類の含有率が高
い場合において、ガラス瓶・金属缶等の中へのフィルム
・シート類が混入することを避け得る。
【0070】また、請求項8による振動選別装置によれ
ば、フィルム・シート類の選別と同時に、大型のガラス
瓶・金属缶と小型のガラス瓶・金属缶との選別も行い得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の振動選別装置の側面図である。
【図2】同装置の平面図である。
【図3】同装置の正面図である。
【図4】同装置の篩別部の部分斜視図である。
【図5】図2における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】実施例2の振動選別装置における篩別部の部分
縦断面図である。
【図7】実施例3の振動選別装置における篩別部の部分
縦断面図である。
【図8】実施例4の振動選別装置における篩別部の部分
縦断面図である。
【図9】実施例4の振動選別装置における篩下移送トラ
フの傾斜角度の調整機構を示し、図9のAは部分平面
図、図9のBは図9のAにおける[B]−[B]線方向
の断面図である。
【図10】実施例5の振動選別装置における篩別部の部
分縦断面図である。
【図11】従来例の振動選別装置の側面図である。
【図12】同装置の平面図である。
【図13】同装置の正面図である。
【図14】同装置の篩別部の部分斜視図である。
【図15】図12における[15]−[15]線方向の
断面図である。
【符号の説明】
1 振動トラフ 2 側壁 3 底面 4 受入台 5 分散台 6 篩別部 7 篩上排出口 8 篩下排出口 9 側板 10 グリズリバー 111 篩下移送トラフ 112 篩下移送トラフ 113 篩下移送トラフ 114 篩下移送トラフ 115 篩下移送トラフ 211 篩下移送トラフ 212 篩下移送トラフ 213 篩下移送トラフ 214 篩下移送トラフ 215 篩下移送トラフ 311 篩下移送トラフ 312 篩下移送トラフ 313 篩下移送トラフ 314 篩下移送トラフ 415 篩下移送トラフ 411 篩下移送トラフ 412 篩下移送トラフ 413 篩下移送トラフ 414 篩下移送トラフ 415 篩下移送トラフ 511 篩下移送トラフ 512 篩下移送トラフ 513 篩下移送トラフ 514 篩下移送トラフ 515 篩下移送トラフ 611 篩下移送トラフ 612 篩下移送トラフ 613 篩下移送トラフ 614 篩下移送トラフ 615 篩下移送トラフ 71 駆動部 100 振動選別装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動トラフの両側壁間に複数のグリズリ
    バー(篩棒)を下流側へ向かって一定の目開きで平行に
    並べ、ガラス瓶・金属缶等の重量物を篩下とし、フィル
    ム・シート類等の軽量物を篩上とする振動選別装置にお
    いて、前記各目開きの直下に上流側から下流側へかけて
    複数の樋状の篩下移送トラフが所定の長さでほぼ等ピッ
    チに設けられており、かつ上流側の前記篩下移送トラフ
    と、その直ぐ下流側の前記篩下移送トラフとの間に前記
    篩下が落下する間隙が設けられていることを特徴とする
    振動選別装置。
  2. 【請求項2】 前記グリズリバーが下流側へ向かって若
    干下向き傾斜に設置されている請求項1に記載の振動選
    別装置。
  3. 【請求項3】 前記各目開きの直下において、移送方向
    と直交する方向に同一箇所にある前記篩下移送トラフが
    一体的に連接されている請求項1または請求項2に記載
    の振動選別装置。
  4. 【請求項4】 前記篩下移送トラフが下流側の端部にお
    ける前記グリズリバーから底面までの深さを前記目開き
    の大きさと同程度以下として、上流側へ向かって下向き
    に設けられている請求項1から請求項3までの何れかに
    記載の振動選別装置。
  5. 【請求項5】 前記篩下移送トラフが前記グリズリバー
    の前記傾斜と逆傾斜から無傾斜までの範囲内で傾斜角度
    を調整可能に設けられている請求項1から請求項3まで
    の何れかに記載の振動選別装置。
  6. 【請求項6】 下流側の前記篩下移送トラフの前記傾斜
    角度が上流側の前記篩下移送トラフの前記傾斜角度より
    も小さく設定されている請求項5に記載の振動選別装
    置。
  7. 【請求項7】 前記篩下移送トラフが前記グリズリバー
    から底面までの深さを前記目開きの大きさと同程度以下
    として前記のグリズリバーと平行に設けられている請求
    項1から請求項3までの何れかに記載の振動選別装置。
  8. 【請求項8】 前記篩下としてのガラス瓶・金属缶等の
    重量物を落下させる前記間隙が背の低い小型のガラス瓶
    ・金属缶等は落下させるが、背の高い大型のガラス瓶・
    金属缶等は落下させない幅に形成されており、前記大型
    のガラス瓶・金属缶等は上流側の前記篩下移送トラフか
    ら下流側の前記篩下移送トラフへと下流端まで移送され
    て単独に収集され、前記篩上としてのフィルム・シート
    類等の軽量物の選別と同時に、前記大型のガラス瓶・金
    属缶等と前記小型のガラス瓶・金属缶等との選別を行な
    い得る請求項1から請求項3までの何れかに記載の振動
    選別装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9329368B2 (en) 2010-04-22 2016-05-03 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Beam shaping unit for focusing a laser beam
JP2019188306A (ja) * 2018-04-24 2019-10-31 株式会社高速 枝豆選別装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9329368B2 (en) 2010-04-22 2016-05-03 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Beam shaping unit for focusing a laser beam
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