JPH1056760A - 車両用交流発電機 - Google Patents

車両用交流発電機

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JPH1056760A
JPH1056760A JP21077796A JP21077796A JPH1056760A JP H1056760 A JPH1056760 A JP H1056760A JP 21077796 A JP21077796 A JP 21077796A JP 21077796 A JP21077796 A JP 21077796A JP H1056760 A JPH1056760 A JP H1056760A
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rectifier
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plate
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 整流素子を直接冷却することにより整流装置
の冷却効率を向上させることができる車両用交流発電機
を提供すること。 【解決手段】 整流装置であるレクチファイヤの各放熱
板に設けられたエンボス部57は、円錐台形状を有して
おり、側面である傾斜面の一部に通風口となる4個の貫
通孔59が形成されている。このエンボス部57の裏側
凹部平坦面には銅プレート61を挟んで整流素子55が
取り付けられている。4つの貫通孔59のそれぞれはエ
ンボス部57の傾斜面の一部を貫通させるように形成さ
れているため、リヤカバーの吸入窓を介して導入された
冷却風Wは、一部が貫通孔59を通して放熱板53の裏
側に流れ、一部が放熱板53の表面に沿って流れる。放
熱板53の裏側に流れる冷却風Wによって整流素子55
が直接冷却される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等に搭載さ
れた車両用交流発電機に関し、特に内蔵される整流装置
の冷却効率を高めた車両用交流発電機に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用交流発電機は、車両走行中にバッ
テリの補充電を行うとともに、エンジンの点火、照明、
その他の各種電装品の電力を賄うものであり、市場競争
力を維持あるいは向上させるために、小型軽量化、高出
力化およびコストダウンは重要な課題である。これらの
課題の中で、小型軽量化およびコストダウンを達成する
手段の一つとして、車両用交流発電機に内蔵される整流
装置の放熱板の材質を銅からアルミニウムに変更する手
法が知られている。ところが、アルミニウムは銅よりも
電気抵抗が大きいとともに熱伝達係数が小さいため、放
熱板を従来の形状を維持しながら銅からアルミニウムに
変更すると温度上昇を伴うおそれがあり、何らかの方法
で放熱板の温度を低減する必要がある。
【0003】また、近年、車両の高級化等に伴って車両
の電気負荷動向は年々増加の傾向にあり、車両用交流発
電機の高出力化が要求されているが、出力電流の増大は
そのまま整流装置の温度上昇につながるため、放熱板を
アルミニウムで形成した場合のみならず、銅で形成した
場合であっても放熱板の温度を低減する必要がある。
【0004】整流装置の放熱板の温度を低減する従来技
術として、特開平1−99460号公報に記載された整
流装置がある。この整流装置は、放熱板の一部に整流素
子のリード側に開口した切り起こし部を設けることによ
り、放熱板裏側に突出したリードを冷却風によって直接
冷却するものである。また、他の従来技術として、ドイ
ツ国特許第2942693号に記載された整流装置があ
る。この整流装置は、扇形の放熱板の外周部分を回転軸
方向に折り曲げることによる表面積をかせぎ、その角部
数カ所に切り欠きを設けることにより整流素子側に冷却
風を導入したものである。また、他の従来技術として、
米国特許第4701828号に記載された整流装置があ
る。この整流装置は、整流素子の外周に沿って放熱板の
一部を切り起こすとともにこの切り起こした面を整流素
子に押し当てており、放熱板を部分的に切り起こすこと
により生じた貫通孔を通して冷却風を導入するものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
開平1−99460号公報に記載された整流装置は、整
流素子のリードを直接冷却するものであるが、リードそ
のものの表面積は小さいため冷却効率がそれほど上がら
ないおそれがある。また、整流素子の近傍に切り起こし
部を設けているが、同公報第2図で示す車両用交流発電
機のファンを回転させてブラケット内部を負圧にして整
流装置の裏側に冷却風を導入する場合、冷却風のほとん
どは回転軸方向に流れるため、リードに冷却風が充分に
あたらずに冷却効率が上がらないおそれがある。
【0006】また、上述したドイツ国特許第29426
93号に記載された整流装置は、放熱板の外周角部に設
けられた数カ所の切り欠きによって放熱板の裏側に冷却
風を導入することができるが、同図1および図3からわ
かるように、複数の切り欠きは適当な間隔で配置されて
いるだけであるため、最も温度が高くなる整流素子を効
率よく冷却できないおそれがある。
【0007】また、米国特許第4701828号に記載
された整流装置は、放熱板を切り起こしてできた貫通孔
を通して導入された冷却風によって、切り起こされた面
を最初に冷却しているため、最も温度が高い整流素子を
直接冷却する場合に比べると冷却効率が低下するおそれ
がある。
【0008】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は整流素子を直接冷却すること
により整流装置の冷却効率を向上させることができる車
両用交流発電機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、整流装置の放
熱板の整流素子を取り付ける位置に、整流素子の外周に
ほぼ接するように1あるいは複数の貫通孔を形成してお
り、車両用交流発電機の吸入窓から整流装置に向けて吸
入した冷却風の一部が、放熱板の裏側に半田付け等によ
り取り付けられた整流素子本体に直接あたるため、発熱
源である整流素子を効率よく冷却することができる。
【0010】特に、放熱板に整流素子を取り付ける円錐
台形状の凸部を設け、その側面の傾斜位置に貫通孔を形
成した場合には、貫通孔と整流素子本体とが接近するた
め、冷却風の一部を整流素子本体に直接あてることが容
易となる。
【0011】また、上述した各種の整流装置において、
放熱板と整流素子との間に金属プレートを介在させ、こ
の金属プレートを貫通孔に臨ませるようにしてもよい。
例えば、放熱板の材質をアルミニウムとした場合には、
この放熱板の表面に銅のプレートを取付け、さらにその
表面に整流素子を半田付けする場合が考えられるが、こ
の銅のプレートを貫通孔に臨ませるようにすれば、放熱
板より熱源である整流素子に近い銅のプレートが冷却さ
れるため、整流装置全体の温度低減が可能となる。な
お、放熱板の材質を銅として上述した金属プレートを介
在させた場合にも同様の効果がある。
【0012】また、単に貫通孔を形成するだけでなく、
この貫通孔の外縁であって整流素子から離れた側を、貫
通孔を通る冷却風の下流に向けて整流素子に近づくよう
に傾斜させることにより、ほぼ放熱板と垂直方向に流れ
る冷却風の流れを部分的に整流素子本体に向けることが
できる。あるいは、貫通孔の外周であって整流素子から
離れた側に凸形状の衝立部を形成して開口面積を拡大す
ることにより、整流素子側に流れる冷却風の風量を増加
させることができる。これらによって、放熱板に比べて
高温となる整流素子本体を効率よく冷却することができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の車両用交流発電機(以
後、「オルタネータ」と称する)は、整流装置であるレ
クチファイヤの形状を工夫することにより冷却性能を向
上させたことに特徴がある。以下、本発明を適用した一
の実施形態のオルタネータについて、図面を参照しなが
ら具体的に説明する。
【0014】図1は、本実施形態のオルタネータの全体
構造を示す部分断面図であり、一例として冷却ファンを
内蔵するオルタネータの構造が示されている。同図に示
すオルタネータ1は、ロータ2、ステータ3、ブラシ装
置4、レクチファイヤ5、ICレギュレータ6、ドライ
ブフレーム7、リヤフレーム8、プーリ9等を含んで構
成されている。
【0015】ロータ2は、同期発電機であるオルタネー
タ1の回転子であって、絶縁処理された銅線を円筒状か
つ同心状に巻き回したロータコイル21を、それぞれが
6個の爪を有するポールコア22、23によって、回転
軸であるシャフト24を通して両側から挟み込んだ構造
を有している。また、フロント側(プーリ9側)のポー
ルコア22の端面には、フロント側から吸い込んだ冷却
風を軸方向および径方向に吐き出すために軸流式の冷却
ファン25が溶接等によって取付け固定されている。同
様に、リヤ側のポールコア23の端面には、リヤ側から
吸い込んだ冷却風を径方向に吐き出すために遠心式の冷
却ファン26が溶接等によって取付け固定されている。
また、シャフト24のリヤ側にはロータコイル21の両
端に電気的に接続されたスリップリング27、28が形
成されており、ブラシ装置4内のブラシ41、42をス
リップリング27、28のそれぞれに押し当てた状態で
組み付けることにより、レクチファイヤ5からロータコ
イル21に対して励磁電流が流れるようになっている。
【0016】ステータ3は、オルタネータ1の固定子で
あって、ステータコア31に形成された複数個(例えば
36個)のスロットに3相のステータコイル32が所定
の間隔で巻き回されている。
【0017】レクチファイヤ5は、3相のステータコイ
ル32の出力電圧である3相交流を整流して直流出力を
得るためのものであり、配線用電極を内部に含む端子台
51と、所定の間隔で固定される正極側放熱板52およ
び負極側放熱板53と、それぞれの放熱板に半田付けに
よって取り付けられた複数個の整流素子54、55とを
含んで構成されている。レクチファイヤ5の詳細につい
ては後述する。
【0018】ICレギュレータ6は、ロータコイル21
に流す励磁電流を制御するものであり、負荷が軽くて出
力電圧が高くなる場合には、ロータコイル21に対する
電圧の印加を断続することにより、オルタネータ1の出
力電圧を一定に保っている。プーリ9は、エンジン(図
示せず)の回転をオルタネータ1内のロータ2に伝える
ためのものであり、シャフト24の一方端(スリップリ
ング27等と反対側)にナット91によって締め付け固
定されている。また、ブラシ装置4、レクチファイヤ5
およびICレギュレータ6を覆うようにリヤカバー92
が取り付けられている。
【0019】上述した構造を有するオルタネータ1は、
ベルト等を介してプーリ9にエンジンからの回転が伝え
られるとロータ2が所定方向に回転する。ロータコイル
21に外部から励磁電圧を印加することによりポールコ
ア22、23のそれぞれの爪部が励磁され、ステータコ
イル32に3相交流電圧を発生させることができ、レク
チファイヤ5の出力端子からは所定の出力電流が取り出
される。以後、オルタネータ1自身の出力電圧がICレ
ギュレータ6を介してロータコイル21に印加されるた
め、外部から印加する励磁電圧が不要となる。
【0020】また、上述したロータ2の回転に伴って、
ポールコア22の端面に取り付けられた冷却ファン25
が回転するため、ドライブフレーム7のプーリ9近傍の
吸入窓を介して冷却風がオルタネータ1内部に吸入さ
れ、この冷却風の軸方向成分によってロータコイル21
が冷却されるとともに、径方向成分によってステータコ
イル32のプーリ側半分が冷却される。同様に、ポール
コア23の端面に取り付けられた冷却ファン26も回転
するため、リヤカバー92の吸入窓を介して吸入された
冷却風が、レクチファイヤ5あるいはICレギュレータ
6を冷却した後、冷却ファン26近傍まで導かれ、この
冷却風が径方向に排出されて、ステータコイル32のリ
ヤ側半分が冷却される。
【0021】図2は、上述したレクチファイヤ5の詳細
形状を示す平面図である。また、図3はレクチファイヤ
5を含むオルタネータ1の部分的拡大断面図であり、図
1に示したリヤカバー92とレクチファイヤ5近傍の断
面構造が示されている。これらの図に示すように、レク
チファイヤ5は、回転軸方向に所定の間隔を有するとと
もに互いに径方向に部分的に重なった円弧形状を有する
正極側放熱板52と負極側放熱板53を有している。正
極側放熱板52の外径は、負極側放熱板53の外径より
も大きく設定されており、リヤカバー92の吸入窓を通
して導入された空気の一部が負極側放熱板53を通った
後に正極側放熱板52に導かれるとともに、負極側放熱
板53を介さずに直接正極側放熱板52に導かれるよう
になっている。また、正極側放熱板52の一部にはオル
タネータ1の出力を外部に取り出す出力端子69が圧入
等によって取付け固定されている。
【0022】正極側放熱板52は、凹部に整流素子54
が半田付けされた4個のエンボス部56を有している。
同様に、負極側放熱板53は、裏側の凹部に整流素子5
5が半田付けされる4個のエンボス部57を有してい
る。例えば、これら各放熱板52、53は、所定の板厚
を有するアルミニウム板をプレスすることにより、所定
の外形形状に形成されるとともに、その一部を押し出す
ことにより各エンボス部56、57が形成される。な
お、放熱板52、53のそれぞれに形成したエンボス部
56、57の数を4個としたが、ステータコイル32で
発生した3相交流を整流する場合にはそれぞれ3個の整
流素子54、55があれば充分であるため、エンボス部
56、57の数をそれぞれ3個に設定してもよい。
【0023】図4は、エンボス部57のいずれか一つを
抜き出してその詳細形状を示す図である。同図(A)は
エンボス部57の平面図であり、同図(B)はそのIV
−IV線断面図である。なお、エンボス部56も同様の
詳細形状を有しており、代表してエンボス部57につい
て説明するものとする。
【0024】エンボス部57は、円錐台形状の凸部とし
て形成されており、その側面である傾斜位置に、通風口
となる4個の貫通孔59が形成されている。各貫通孔5
9は、例えばエンボス部57を押し出す際に、プレス装
置によって打ち抜くことにより形成される。あるいは切
削によって貫通孔59を形成してもよい。
【0025】また、エンボス部57の裏側凹部の平坦面
には金属プレートである銅プレート61を挟んで整流素
子55が取り付けられている。一般に、アルミニウム板
である放熱板53に、材質が銅である整流素子55のケ
ース55aを半田付けすることは容易ではないため、本
実施形態では、放熱板53表面に銅プレート61を超音
波溶着等により取り付け、さらにその表面に整流素子5
5のケース55aを半田付けしている。このように、エ
ンボス部57の裏側凹部平坦面に銅プレート61を挟ん
で整流素子55を半田付けすることにより、整流素子5
5と放熱板53とが電気的に良好に接触するとともに、
整流素子55で発生した熱が銅プレート61を介して放
熱板53に効率よく伝わるようになる。
【0026】また、上述したように4つの貫通孔59の
それぞれは、エンボス部57の傾斜面の一部を貫通する
ように形成されているため、リヤカバー92の吸入窓を
介して導入された冷却風Wは、図3および図4(B)に
示すように、一部が貫通孔59を通して放熱板53の裏
側に流れ、一部が放熱板53の表面に沿って流れる。し
たがって、放熱板53の表面に沿って流れる冷却風Wに
よって放熱板53自身が冷却されるとともに、裏側に流
れる冷却風Wによって整流素子55が直接冷却される。
【0027】整流素子55のケース55aとリード55
bは、一般には電気抵抗が小さな銅で形成されており、
熱伝導率も大きいため、これらを直接冷却することがで
きれば、熱源の一つである整流素子55を効率よく冷却
することができる。特に、図4(B)に示すようにエン
ボス部57の裏側凹部平坦面の外径寸法と、整流素子5
5のケース55aの外径寸法とをほぼ同じ大きさに設定
した場合には、ケース55aと貫通孔59とが非常に接
近した位置関係となるため、貫通孔59を介して導入さ
れた冷却風Wによって高温となるケース55aを効率よ
く冷却することができる。
【0028】また、腐食防止を目的としてレクチファイ
ヤ5に塗装を施す場合があるが、本実施形態のレクチフ
ァイヤ5は、各エンボス部56、57に複数の貫通孔5
8、59が設けられているため、レクチファイヤ5の各
放熱板52、53の裏側(整流素子54、55が取り付
けられている側)に塗装が回りやすくなり、塗装むらの
発生を防止することができる。特に、従来のレクチファ
イヤに粉体塗装を行おうとすると、粉体塗装は液体塗装
に比べて流動性が低いため、図4に示すようにエンボス
部57裏側に銅プレート61を挟んで整流素子55を半
田付けした場合には、銅プレート61の外周近傍の隙間
部分まで充分に塗装用粉体を浸透させることは容易では
ないが、本実施形態のように銅プレート61の外周近傍
に貫通孔59を形成すれば、この部分に粉体が回り込み
やすくなるため、塗装むらの発生を抑えることができ
る。
【0029】また、図3に示したレクチファイヤ5の断
面構造からわかるように、レクチファイヤ5は複雑な形
状を有しており、従来は各放熱板52、53の裏側、特
に整流素子54、55の回りに泥水や雨水等が滞留しや
すかったが、本実施形態では整流素子54、55に近い
位置に貫通孔58、59が形成されているためこのよう
な各種液類の滞留を防止する効果もある。
【0030】図5は、上述した実施形態の変形例を示す
図である。同図(A)はエンボス部57のいずれか一つ
を抜き出した平面図であり、同図(B)はそのV−V線
断面図である。図4に示したエンボス部57近傍の構造
と比べると、銅プレート61の形状を部分的に変更した
銅プレート62に置き換えた点が異なっている。すなわ
ち、図4に示した銅プレート61は、整流素子55のケ
ース55aとほぼ同じ外径を有する円形形状を有してお
り、整流素子55の半田付けを容易にする目的で使用さ
れる。これに対し、図5に示した銅プレート62は、貫
通孔59に対応する外径部分を外側に延長した形状を有
しており、整流素子55の半田付けを容易にするととも
に、冷却風Wの通風路にこの延長部分を突き出すことに
より、冷却効率をさらに高めることができる。さらに具
体的には、この銅プレート62は、エンボス部57の裏
側凹部平坦面より僅かに小さく、整流素子55のケース
55aの底面より若干大きい円形の接合用部分62a
と、この接合用部分から四方に延び出して貫通孔59に
直接臨まされる4本の腕部62bとを有している。しか
もこれら腕部62bは、貫通孔59を通して直接目視で
きるように貫通孔59の軸線方向上に位置している。
【0031】特に、熱源である整流素子55に近い銅プ
レート62の方が放熱板53よりも高温になるため、冷
却風Wとの温度差が大きくなり、放熱量も大きくなる。
また、図5(B)に示すように、銅プレート62の外径
部分を延長するだけで貫通孔59に突き出すことができ
るため、銅プレート62の冷却効率を高めることがで
き、しかも銅プレート61を銅プレート62に置き換え
る場合にはその打ち抜き型の形状を変えるだけでよく、
製造コストの上昇を最小限に抑えることができる。
【0032】図6は、エンボス部の傾斜面に設けられた
貫通孔の変形例を示す図であり、上述した例では打ち抜
いていた放熱板53の一部を冷却風Wを導入する案内板
として用いた場合が示されている。同図(A)はエンボ
ス部57のいずれか一つを抜き出した平面図であり、同
図(B)はそのVI−VI線断面図である。同図(B)
に示すように、整流素子55から離れた側の貫通孔59
の縁をこの貫通孔59を通る冷却風Wの流れの下流に向
けて整流素子55に近づくように傾斜させることによ
り、この傾斜部分を冷却風Wの案内板65として用いて
おり、貫通孔59を通る冷却風Wの流れを積極的に整流
素子55のケース55aおよびリード55bに向けるこ
とができる。特に、図4に示した構造では貫通孔59を
形成するために打ち抜きや切削等により放熱板53の一
部を取り除いたが、図6に示した構造ではこの放熱板5
3の一部を取り除かずに、貫通孔59の外周側の一辺に
沿って折り曲げて放熱板53の裏側(整流素子55を取
り付ける側)に傾斜させることにより案内板65を形成
しており、材料の有効利用とともに整流素子55の効率
的な冷却を実現することができる。
【0033】図7は、図6に示したエンボス部周辺の形
状をさらに変形した図であり、同図(A)にはエンボス
部57のいずれか一つの平面形状が、同図(B)にはそ
のVII−VII線断面が示されている。放熱板53の
一部を折り曲げて冷却風Wを導入する案内板65として
機能させる点は図6に示したエンボス部57の構造と同
じであるが、さらに整流素子55から離れた側の貫通孔
59の外周にプレスによる押出し成形を行って、円弧形
状の外周に沿った凸形状の衝立部63を形成している。
例えば、衝立部63は、プレスによる押出し成形によっ
てさらに外周側の放熱板53の一部を押圧変形し、肉厚
変化を生じさせることにより凸形状に形成される。この
衝立部63によって放熱板53の表面に流れる冷却風W
の一部が貫通孔59内に取り込まれ、冷却風Wを整流素
子55側に導入するための開口面積を実質的に拡大する
ことができる。
【0034】図8は、冷却風Wを導入する開口面積を拡
大する他の変形例を示す図であり、同図(A)にはエン
ボス部57のいずれか一つの平面形状が、同図(B)に
はそのVIII−VIII線断面が示されている。図6
に示した構造では単に整流素子55から離れた側の貫通
孔59の縁を傾斜させることにより案内板65を形成し
たが、図8に示した構造ではプレスによる切り曲げ加工
を行って、整流素子55から離れた側の貫通孔59の縁
であって、エンボス部57の傾斜面と放熱板53とが交
差する位置に形成された連結部67より外側を切り起こ
すことにより、外周部分の径が大きな案内板66を形成
している。また、連結部67より内側である案内板66
の整流素子55側は、図6に示した案内板65と同様
に、貫通孔59を通る冷却風Wの流れの下流に向けて整
流素子55に近づくように傾斜している。したがって、
貫通孔59を通る冷却風Wの流れを積極的に整流素子5
5のケース55aおよびリード55bに向けることがで
き、しかもその外周の径を大きくすることで冷却風Wを
整流素子55側に導入するための開口面積を実質的に拡
大することができる。
【0035】図7あるいは図8に示した構造によって冷
却風Wを導入するための開口面積を拡大することによ
り、エンボス部57の裏側、すなわち整流素子55のケ
ース55aおよびリード55bに導かれる冷却風Wの風
量が増すため、放熱板53よりも高温となる整流素子5
5を効率よく冷却することができる。
【0036】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述したレクチファイヤ5は、
材質がアルミニウムの放熱板52、53を用いたが、材
質が銅の放熱板を用いるようにしてもよい。但し、この
場合には図4等に示した銅プレート61は不要であり、
エンボス部裏側の平坦部に整流素子を直接半田付けする
ことができる。また、一例として各エンボス部57のそ
れぞれに4個の貫通孔59を形成する場合を説明した
が、この貫通孔59の個数や形状は、整流素子の温度や
放熱板の材質等を考慮に入れて適宜変更すればよい。
【0037】また、図4に示す放熱板53をアルミニウ
ムや銅の板材をプレス加工して形成する場合には、貫通
孔59に相当する板材を打ち抜いて取り除くことになる
ため、この打ち抜く部分から残りの傾斜面に向けて肉厚
変化を生じさせることにより、残りの傾斜面の厚みを増
すようにして、整流素子55から放熱板53に対して熱
が伝わりやすくしてもよい。特に、材質をアルミニウム
とした場合には、展性および延性が良好なため、容易に
肉厚変化を生じさせることができ、上述した加工がしや
すいという利点もある。
【0038】また、上述した厚みが増した残りの傾斜面
を部分的に押し出すことにより冷却フィンを形成するよ
うにしてもよい。図9は、傾斜面に冷却フィン64を形
成したエンボス部57近傍の構造を示す図であり、同図
(A)は平面図を、同図(B)はそのIX−IX線断面
図をそれぞれ示している。これらの図に示すように、貫
通孔59を形成する際に隣接する傾斜面に移動した肉厚
を利用して、エンボス部57の凸部平坦面の端部から放
熱板53に向けて冷却フィン64を形成することによ
り、放熱板53の表面積が増すため、さらに冷却効率を
高めることができる。特に、図9(A)に示すように、
エンボス部57の凸部平坦面の中心からほぼ放射状に冷
却フィン64を形成した場合には、この凸部平坦面から
放熱板53の表面に流れる冷却風や貫通孔を通って整流
素子55に流れる冷却風が遮られることがないため、冷
却風の風量が低下することもない。
【0039】また、上述した実施形態の説明では、アル
ミニウムの板材を用いて放熱板53等を形成することを
前提にして半田付けを容易にするために、放熱板53の
エンボス部57の凹部平坦面に銅プレート61を取付
け、さらにその表面に整流素子55を半田付けするよう
にしたが、放熱板53に直接半田付けあるいはその他の
方法により整流素子55を直接取り付けた場合や、放熱
板53を銅で形成した場合には、この銅プレート61を
取り除いてもよい。あるいは、放熱版53を銅で形成
し、銅プレート62を追加するようにしてもよい。
【0040】また、上述した実施形態の説明では、放熱
板52、53のそれぞれに4個のエンボス部56、57
を形成し、その凹部に整流素子54、55を半田付け等
によって取り付けるようにしたが、エンボス部56、5
7のない放熱板を有するレクチファイヤ、すなわち凹凸
のない放熱板に直接あるいは銅プレートを介在させて整
流素子を取り付けたレクチファイヤに適用することもで
きる。この場合には、エンボス部の傾斜面に通風口とな
る貫通孔を形成する代わりに、整流素子のケース外周に
ほぼ接するように1あるいは複数の貫通孔を形成する。
このように、整流素子と非常に近い位置に貫通孔を形成
することにより、この貫通孔を通ってレクチファイヤの
裏側に流れる冷却風が整流素子のケースに沿って流れる
ことになるため、高温となる整流素子を直接冷却するこ
とができる。また、図5に示した形状の銅プレート62
を用いた場合には銅プレート62の一部がこの貫通孔に
露出するためこの銅プレート62を効率よく冷却でき
る。図6〜図8に示したように放熱板の一部を折り曲げ
たり、衝立を形成したりした場合には、貫通孔を通る冷
却風の向きを変えてさらに直接的に整流素子にあてるこ
とができ、あるいは開口面積を拡大して風量の増加を図
ることができる。
【0041】また、上述した実施形態では、図1に示す
ように冷却ファンがフレーム内に内蔵された内扇式のオ
ルタネータ1を例示して説明したが、プーリ端面に冷却
ファンを取り付けた外扇式のオルタネータについても本
発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したオルタネータの部分断面図で
ある。
【図2】整流装置であるレクチファイヤの詳細形状を示
す平面図である。
【図3】レクチファイヤ近傍のオルタネータの部分的な
拡大断面図である。
【図4】レクチファイヤに形成されたエンボス部の詳細
構造を示す図である。
【図5】レクチファイヤに形成されたエンボス部の変形
例を示す図である。
【図6】レクチファイヤに形成されたエンボス部の他の
変形例を示す図である。
【図7】レクチファイヤに形成されたエンボス部の他の
変形例を示す図である。
【図8】レクチファイヤに形成されたエンボス部の他の
変形例を示す図である。
【図9】レクチファイヤに形成されたエンボス部の他の
変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 オルタネータ 2 ロータ 3 ステータ 4 ブラシ装置 5 レクチファイヤ 51 端子台 52、53 放熱板 54、55 整流素子 56、57 エンボス部 58、59 貫通孔 61、62 銅プレート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入窓を通して導入される冷却風の流れ
    に対してほぼ垂直に取り付けられた放熱板と、前記放熱
    板の一方の面であって前記吸入窓と反対側に取り付けら
    れた整流素子とを含む整流装置が内蔵された車両用交流
    発電機において、 前記放熱板の整流素子を取り付ける位置であって、前記
    整流素子の外周にほぼ接するように、1あるいは複数の
    貫通孔を設けることを特徴とする車両用交流発電機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記放熱板の整流素子を取り付ける位置に前記吸入窓側
    に突出するように円錐台形状の凸部を形成し、この凸部
    側面の傾斜位置に前記貫通孔を設けることを特徴とする
    車両用交流発電機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記放熱板と前記整流素子との間に金属プレートを介在
    させ、この金属プレートを前記貫通孔に臨ませて配置し
    たことを特徴とする車両用交流発電機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 前記整流素子から離れた側の前記貫通孔の縁を前記冷却
    風の流れの下流に向けて前記整流素子に近づくように傾
    斜させることにより、前記貫通孔を通過する前記冷却風
    の流れを前記整流素子に向けることを特徴とする車両用
    交流発電機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、 前記整流素子から離れた側の前記貫通孔の外周に凸形状
    の衝立部を形成することにより、前記整流素子側に流れ
    る冷却風の開口面積を広くすることを特徴とする車両用
    交流発電機。
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