JPH1051980A - 監視制御システム - Google Patents

監視制御システム

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Publication number
JPH1051980A
JPH1051980A JP21404696A JP21404696A JPH1051980A JP H1051980 A JPH1051980 A JP H1051980A JP 21404696 A JP21404696 A JP 21404696A JP 21404696 A JP21404696 A JP 21404696A JP H1051980 A JPH1051980 A JP H1051980A
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JP
Japan
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signal
control
operation mode
input
devices
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JP21404696A
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English (en)
Inventor
Shinji Yuasa
真司 湯朝
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication of JPH1051980A publication Critical patent/JPH1051980A/ja
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  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転モードの異なる装置からの信号の受信を
防止できる監視制御システムを得ることにある。 【解決手段】 各々の監視制御装置1、信号伝送装置
3、および入出力装置6に運転モード付加手段7および
運転モード判定手段8を設ける。運転モード付加手段7
は、制御信号または状態信号を送信するときは、自己に
設定された運転モードを付加して制御信号または状態信
号を送信する。運転モード判定手段8は、制御信号また
は状態信号を受信するときは、受信した制御信号または
状態信号に付加された運転モードと自己に設定された運
転モードとが一致しているか否かを判定し、一致してい
るときにその制御信号または状態信号を取り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電力系統
を構成する変電所あるいは発電所に設置されている変電
機器、発電機器あるいは送電機器等の被監視制御機器を
集中監視制御する監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、発変電所の集中監視制御装置は
制御用計算機を中核として構成された監視制御システム
で行われている。図6はその様な監視制御システムを示
す構成図である。
【0003】監視制御装置1は制御用計算機で構成さ
れ、A系の監視制御装置1AおよびB系の監視制御装置
1Bの2重化構成となっている。これら2重化構成の監
視制御装置1A、1Bは信号バス2に接続される。この
信号バス2には2重化構成の信号伝送装置3A、3Bが
接続され、信号伝送路4A、4Bを介して、同様に2重
化構成された入出力装置5A、5Bに接続されている。
【0004】すなわち、複数台の被監視制御機器6の各
々には2重化構成の2台の入出力装置5A、5Bがそれ
ぞれ接続されており、A系の入出力装置5AはA系の信
号伝送装置3AにA系の信号伝送路4Aで接続され、B
系の入出力装置5BはB系の信号伝送装置3BにB系の
信号伝送路4Bで接続されている。
【0005】そして、被監視制御機器6a〜6nの状態
は、状態信号としてA系およびB系の双方の入出力装置
5A1、5B1〜5An、5Bnに取り込まれ、A系に
ついては信号伝送路4A1〜4Anを介して遠方に設置
された信号伝送装置3Aに伝送され、B系についても同
様に、信号伝送路4B1〜4Bnを介して遠方に設置さ
れた信号伝送装置3Bに伝送される。信号伝送装置3
A、3Bに取り込まれた状態信号は、信号バス2を経由
して監視制御装置1A、1Bに送られ、ここで所定の演
算処理が行われて運転員に提供される。
【0006】また、被監視制御機器6に対する制御信号
は、監視制御装置1A、1Bから出力され、信号バス2
を経由して信号伝送装置3A、3Bに取込まれる。そし
て、信号伝送路41A、41Bを経由して入出力装置5
A1、5B1に伝送する。その結果、被監視制御機器6
に対しては入出力装置5A1、5B1から制御信号が出
力され制御が行われる。
【0007】このように、監視制御装置1A、1Bは被
監視制御機器6からの状態信号を入力してその監視を行
うと共に、被監視制御機器6への制御信号を出力する。
すなわち、監視制御装置1A、1Bは次の機能を有して
いる。状態信号を信号バス2を経由して信号伝送装置3
から受信する機能、運転員に被監視制御機器6の状態を
提供する機能、運転員が被監視制御機器6の制御を行う
ためのマンマシンインターフェイスの機能、制御信号を
信号バスに送信する機能等を有している。
【0008】また、信号伝送装置3A、3Bは次の機能
を有している。信号バス2からの制御信号を受信し、伝
送プロトコルに従って該当の入出力装置5A、5Bを特
定し、当該入出力装置5A、5B向けの信号伝送路4
A、4Bに送出する機能、入出力装置5A、5Bからの
状態信号を伝送プロトコルに従って受信し、監視制御装
置1A、1Bに送出する機能を有する。また、入出力装
置5A、5Bは次の機能を有している。信号伝送路4
A、5Bから伝送プロトコルに従って制御信号を受信
し、被監視制御機器6に制御信号を送出する機能、被監
視制御機器6からの状態信号を取込み、伝送プロトコル
に従って信号伝送路4A、4Bに送出する機能を有す
る。
【0009】ここで、このような監視制御システムで
は、監視制御装置1、信号伝送装置3、入出力装置5
は、それぞれ同等の装置が2台(A、B)設置されるの
で、これら2重系構成の各々の装置には、所定の運転モ
ードが設定されて運転される。例えば、通常の監視制御
を行う常用モード、常用モードの系が故障したときにバ
ックアップする待機モード、自己の系の試験を行う試験
モード等の運転モードが設定されている。これら運転モ
ードの設定は、運転員が任意に設定できるようになって
いる。
【0010】そして、お互いに同じ運転モードに設定さ
れた監視制御装置1、信号伝送装置3および入出力装置
5間でのみ状態信号あるいは制御信号の受け渡しを行う
こととしている。このため、自己装置が信号の送受信を
行う際には、必ず相手装置の運転モードを確認した上
で、信号の送信を開始するようにしている。
【0011】例えば、2重化構成された監視制御装置1
A、1B、信号伝送装置3A、3B、入出力装置5A、
5BのうちのA系は常用モードで運転し、B系は待機モ
ードや試験モードで運転する場合には、常用モードの監
視制御装置1Aは、信号伝送装置3Aに対して制御信号
を送信しようとするときは、信号伝送装置3Aの運転モ
ードが監視制御装置1Aと同じ常用モードであることを
確認してから制御信号の送出を開始する。
【0012】この運転モードの確認で、運転モードが一
致しないときは、送信元の装置である監視制御装置1A
は信号伝送装置3Aに対して制御信号の送信を行わな
い。これは、各々の装置への運転モードの設定は、運転
員により任意に設定できるようになっているので、運転
モードが変更になっている場合があるからである。この
ようにして、運転モードの異なる装置には制御信号や状
態信号を送信しないようにしている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところが、送信元の装
置である監視制御装置1Aが運転モードの確認をした直
後に、運転員が信号伝送装置3Aの運転モードを変更し
たとすると、監視制御装置1Aと信号伝送装置3Aとの
運転モードが異なっているにも拘わらず、信号伝送装置
3Aに対して制御信号を送信することになってしまう。
この結果、不適合な信号の伝送が行われることとなる。
【0014】また、例えば、試験モードに設定された監
視制御装置1Bが出力した制御信号を何らかの不適合に
より、常用モードに設定された信号伝送装置3Bが受信
したとすると、その制御信号が試験を目的に送出された
ことを信号伝送装置3Bは判定することができないた
め、その制御信号は誤って信号伝送装置3Bから当該の
被監視制御機器6に送信されてしまう。
【0015】本発明の目的は、運転モードの異なる装置
からの信号の受信を防止できる監視制御システムを得る
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
台の被監視制御機器を監視制御するための監視制御装置
と、監視制御装置からの制御信号を入出力装置を介して
被監視制御機器に伝送すると共に被監視制御機器からの
状態信号を入出力装置を介して監視制御装置に伝送する
信号伝送装置とを備え、監視制御装置、信号伝送装置、
入出力装置のうちの少なくとも監視制御装置を2重化
し、監視制御装置、信号伝送装置、入出力装置には所定
の運転モードが設定され運転される監視制御システムで
あって、監視制御装置、信号伝送装置、入出力装置の各
々に、制御信号または状態信号を送信するときは自己に
設定された運転モードを付加して制御信号または状態信
号を送信する運転モード付加手段と、制御信号または状
態信号を受信するときは受信した制御信号または状態信
号に付加された運転モードと自己に設定された運転モー
ドとが一致しているときにその制御信号または状態信号
を取り込む運転モード判定手段とを設けたものである。
【0017】請求項1の発明では、運転モード付加手段
は、制御信号または状態信号を送信するときは、自己に
設定された運転モードを付加して制御信号または状態信
号を送信し、運転モード判定手段は、制御信号または状
態信号を受信するときは、受信した制御信号または状態
信号に付加された運転モードと自己に設定された運転モ
ードとが一致しているか否かを判定し、一致していると
きにその制御信号または状態信号を取り込む。
【0018】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、複数台の被監視制御機器の各々に対しそれぞれ2重
化した2台の入出力装置を設けると共に、信号伝送装置
を2重化してその2重化した各々の信号伝送装置に2重
化された各々の入出力装置を接続するようにしたもので
ある。
【0019】請求項2の発明では、2重化された各々の
装置において、制御信号または状態信号を送信するとき
は運転モード付加手段にて自己装置の運転モードを制御
信号または状態信号に付加し、制御信号または状態信号
を受信するときは自己の運転モード判定手段にて制御信
号または状態信号に付加された運転モードと自己装置の
運転モードとを比較し、一致している場合にその信号を
取り込む。
【0020】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、複数台の被監視制御機器の各々に対しそれぞれ1台
の入出力装置を設け、各々の入出力装置をシングル構成
の信号伝送装置に接続するようにしたものである。
【0021】請求項3の発明では、2重化された監視制
御装置、シングル構成の各々の入出力装置および信号伝
送装置の各々において、制御信号または状態信号を送信
するときは運転モード付加手段にて自己装置の運転モー
ドを制御信号または状態信号に付加し、制御信号または
状態信号を受信するときは自己の運転モード判定手段に
て制御信号または状態信号に付加された運転モードと自
己装置の運転モードとを比較し、一致している場合にそ
の信号を取り込む。
【0022】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、複数台の被監視制御機器の各々に対しそれぞれ1台
の入出力装置を設け、各々の入出力装置を2重化構成の
信号伝送装置に接続するようにしたものである。
【0023】請求項4の発明では、2重化された監視制
御装置および信号伝送装置、シングル構成の入出力装置
の各々において、制御信号または状態信号を送信すると
きは運転モード付加手段にて自己装置の運転モードを制
御信号または状態信号に付加し、制御信号または状態信
号を受信するときは自己の運転モード判定手段にて制御
信号または状態信号に付加された運転モードと自己装置
の運転モードとを比較し、一致している場合にその信号
を取り込む。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成図
である。この第1の実施の形態は、図6に示した従来例
に対し、監視制御装置1、信号伝送装置3、入出力装置
5の各々に、運転モード付加手段7および運転モード判
定手段8を設けたものである。
【0025】運転モード付加手段7は、自己装置が制御
信号または状態信号を送信するときは、自己装置に設定
された運転モードを付加して制御信号または状態信号を
送信するものであり、一方、運転モード判定手段8は、
自己装置に制御信号または状態信号を受信するときは、
受信した制御信号または状態信号に付加された運転モー
ドと自己装置に設定された運転モードとが一致している
か否かを判定し、一致しているときにその制御信号また
は状態信号を取り込むものである。
【0026】また、この第1の実施の形態では、信号バ
ス2としてLANを適用する。すなわち、伝送プロトコ
ルとしてイーサネットLAN等を用いる。また、信号伝
送路4ではHDLC方式等の伝送プロトコルを用いる。
これは、被監視制御機器6の数が多く入出力装置5の数
も多いので、高速伝送を実現するためである。したがっ
て、信号伝送装置3としてLAN−IF(ローカルエリ
アネットワークーインターフェース)を適用し、数多く
の入出力装置5からの情報をまとめて監視制御装置1に
伝送可能とすると共に、伝送プロトコルの変換を行うよ
うにする。
【0027】また、監視制御装置1A、1B、信号伝送
装置3A、3B、入出力装置5A、5Bは、それぞれ2
重化されており、信号伝送装置3A、3Bについては、
被監視制御機器6の数量に応じて、2セットの信号伝送
装置3A1、3B1および信号伝送装置3A2、3B2
を設置している。
【0028】このような監視制御システムでは、通常時
は、A系の監視制御装置1Aが常用モードに設定され、
B系の監視制御装置1Bが待機モードで運転されてい
る。したがって、A系の信号伝送装置3A1、3A2お
よびA系の入出力装置5A1〜5Ai、5Aj〜5An
は常用モードに設定されており、一方、B系の信号伝送
装置3B1、3B2およびB系の入出力装置5B1〜5
Bi、5Bj〜5Bnは常用モードに設定されている。
【0029】この状態で、いま、被監視制御機器6aに
対して制御信号の伝送試験を実施する場合について説明
する。まず、運転員は、監視制御装置1B、信号伝送装
置3B1、入出力装置5B1の運転モードを待機モード
から試験モードに設定変更する。また、試験対象である
被監視制御機器6aを常用モードの入出力装置5A1か
ら切り離し、試験モードの入出力装置5B1の接続のみ
とする。
【0030】この場合、被監視制御機器6a以外は常用
モードに設定された監視制御装置1A、信号伝送装置3
A1、3A2および入出力装置5A2〜5Ai、5Aj
〜5Anを使用して通常の監視制御を行う。
【0031】被監視制御機器6aに対する試験として、
一般的に制御信号と状態信号の送受信試験を行う。制御
信号は、図2に示すように制御対象の被監視制御機器6
を特定するための機器アドレス9と、制御内容を示す制
御情報10と、送信元装置の運転モードを示す運転モー
ド情報11とから構成されている。また、状態信号につ
いても同様に、図3に示すように、被監視制御機器6を
特定するための機器アドレス9と、当該被監視制御機器
6の状態を示す状態情報12と、送信元装置の運転モー
ド情報11とから構成されている。
【0032】試験モードに設定された監視制御装置1B
から出力される制御信号には、監視制御装置1Bの運転
モード付加手段7により、試験モードの運転モード情報
が付加され信号バス2に出力される。このとき、各々の
信号伝送装置3は、運転モード判定手段7にて制御信号
に付加されている運転モード情報を判定し、ここに示さ
れている運転モードと一致する運転モードに設定された
信号伝送装置のみがこの制御信号を取込むことになる。
ここでは、試験モードに設定されている信号伝送装置3
B1のみがこの制御信号を取込む。
【0033】その後、この制御信号は信号伝送装置3B
1から入出力装置5B1に送出されるが、入出力装置5
B1ではその制御信号を取り込む前に、運転モード判定
手段8により運転モードの確認を行う。この場合、入出
力装置5B1も試験モードに設定されているので、入出
力装置5B1はこの制御信号を取込み、被監視制御機器
6aに対して試験の制御信号を送出する。
【0034】このとき、信号伝送装置5B1が誤って入
出力装置5B1以外の入出力装置にこの制御信号を送出
しても、その他の入出力装置は試験モード以外の運転モ
ードに設定されているので、各々の運転モード判定手段
8での判定により、この制御信号を取り込むことはな
い。この様にして確実に試験として発行された制御信号
は試験モードに設定された装置間でのみでの受け渡しが
される。
【0035】同様に、被監視制御機器6aからの状態信
号は試験モードに設定された入出力装置5B1にて入力
され、入出力装置5B1の運転モード付加手段7によ
り、その状態信号に試験モードを示す運転モード情報が
付加される。そして、信号伝送路4B1を介して試験モ
ードに設定された信号伝送装置3B1に渡される。その
後、信号伝送装置3B1は状態信号を信号バス2に流す
が、この状態信号は同様に試験モードに設定された監視
制御装置1Bが取込む。この様にして、状態信号あるい
は制御信号はその信号内に付加された運転モード情報と
同じ運転モードに設定された装置でのみ受け渡しがされ
る。
【0036】ここで、監視制御装置1Bから試験用の制
御信号を送出した直後に、運転員が信号伝送装置5B1
の運転モードを試験以外の運転モードに変更した時に
は、信号伝送装置5B1は、自己装置の運転モードがこ
の制御信号に付加されている運転モード情報と合致しな
いので、この制御信号を受け取ることはない。この様に
して、不適合な信号の受け渡しを防止している。
【0037】以上述べたように、この第1の実施の形態
によれば、制御信号や状態信号の受信の際に、制御信号
や状態信号に付加された運転モードと自己装置に設定さ
れた運転モードとを比較し、一致する場合にのみ信号を
受信するようにしているので、運転モードの異なる不適
切な信号を受信することを防止できる。
【0038】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図4は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第2の実施の形態は、図1に示した
第1の実施の形態に対して、信号伝送装置3、信号伝送
路4、入出力装置5をシングル構成としたものである。
この第2の実施の形態においても信号伝送装置3および
入出力装置5には運転モードがそれぞれ設定される。
【0039】図4において、監視制御装置1Aを使用し
て被監視制御機器6a〜6iに対して通常の運転を実施
しながら、監視制御装置1Bを使用して被監視制御機器
6j〜6nに対して試験を実施する場合について説明す
る。
【0040】まず、被監視制御機器6a〜6iに接続さ
れる入出力装置5a〜5i、信号伝送装置3a、監視制
御装置1Aの運転モードを常用モードに設定し、一方、
被監視制御機器6j〜6nに接続される入出力装置5j
〜5n、信号伝送装置3b、監視制御装置1Bの運転モ
ードを試験モードに設定する。
【0041】この状態で、監視制御装置1Aから出力さ
れる制御信号には、監視制御装置1Aの運転モード付加
手段7により、常用モードを示す運転モード情報が付加
される。一方、監視制御装置1Bから出力される制御信
号には、監視制御装置1Bの運転モード付加手段7によ
り、試験を示す運転モード情報が付加される。この結
果、信号バス2にはには常用モードと試験モードとの制
御信号が流れることになるが、信号伝送装置3aは常用
モードに設定されているので、その運転モード判定手段
8の判定により常用モードの制御信号のみ取込む。ま
た、信号伝送装置3bは試験モードに設定されているの
で、その運転モード判定手段8の判定により試験モード
の制御信号のみ取込む。
【0042】このように、各々の信号伝送装置3a、3
bは、自己装置の運転モードと制御信号に付加されてい
る運転モード情報とを比較して、合致している場合にの
み信号を取込み、次の装置である入出力装置5にその制
御信号を伝送する。したがって、運転員が制御信号を監
視制御装置1から出力した直後に信号伝送装置3の運転
モードを変更したとしても、信号伝送装置3が信号バス
2から制御信号を取り込むときに制御信号に付加された
運転モード情報と自分の運転モードを照合するので、誤
って運転モードの合致しない制御信号を入出力装置5に
送出することを防止できる。
【0043】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図5は、本発明の第3の実施の形態を示すブロック
構成図である。この第3の実施の形態は、無人被制御所
である発電所あるいは変電所の機器を、制御所から集中
監視制御するために本発明の監視制御システムを適用し
た集中監視制御システムを示すものである。この場合、
信号伝送装置3はテレコン結合装置で構成され、入出力
装置5はテレコンで構成される。
【0044】すなわち、各被制御所に設置された被監視
制御機器6a〜6iを遠方の制御所から監視制御するた
めに、各被制御所には、入出力装置5である被制御所遠
方監視制御装置(テレコン)を設置し、制御所には監視
制御装置1および信号伝送装置3であるテレコン結合装
置を設置し、テレコン結合装置とテレコンは専用の信号
伝送路4で結合する。なお、この第3の実施の形態では
被制御所(被監視制御機器6)に設置されているテレコ
ン(入出力装置5)はシングル構成であり、監視制御装
置1および信号伝送装置3は2重化構成となっており、
信号伝送装置3は2セット設けられている。
【0045】いま、監視制御装置1Aおよび信号伝送装
置3A1は常用モードに設定されおり、監視制御装置1
B、信号伝送装置3B1、入出力装置5aが試験モード
に設定されているとする。
【0046】このとき、信号伝送装置3B1から入出力
装置5aに対して出力される制御信号には、信号伝送装
置3B1の運転モード付加手段7により試験を示す運転
モード情報が付加される。入出力装置5aには試験モー
ドに設定されているので、その運転モード判定手段8の
判定により信号伝送装置3B1からの制御信号を取込む
ことができる。
【0047】ここで、信号伝送装置3A1は、信号伝送
路4A1で入出力装置5aに結合されているので、信号
伝送装置3A1が誤って入出力装置5aに対して制御信
号を送出する場合も考えられる。しかし、この場合、信
号伝送装置3A1は常用モードに設定されているので、
信号伝送装置3A1から出力される制御信号には、その
運転モード付加手段7により常用モードを示す運転モー
ド情報が付加されている。そして、入出力装置5aの運
転モード判定手段8では、信号伝送装置3A1から出力
された制御信号の運転モード情報を照合し、その結果、
自己装置の運転モードである試験モードと合致しないの
で、信号伝送装置3A1からの制御信号は取り込まな
い。この様にして、入出力装置5を含む各装置は、運転
モードの合致しない制御信号あるいは状態信号を取り込
まないので、誤った信号送受信処理を防止することがで
きる。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、監
視制御システムを構成する各装置には運転モードが設定
され、信号を出力するときはその運転モードを付加して
送信し、信号を受信するときは自己装置に設定された運
転モードと信号に付加された運転モードとを比較し、一
致する場合に信号を取り込むようにしているので、不適
切な信号を取り込むことがない。
【0049】したがって、試験を行いたい装置に対し試
験モードを設定して、通常運転中においても安全に試験
を行うことができる。これにより、信頼性の高い監視制
御システムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示すブロック構成
図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における制御信号の
説明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態における状態信号の
説明図。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図5】本発明の第3の実施の形態を示すブロック構成
図。
【図6】従来例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1 監視制御装置 2 信号バス 3 信号伝送装置 4 信号伝送路 5 入出力装置 6 被監視制御機器 7 運転モード付加手段 8 運転モード判定手段 9 機器アドレス 10 制御情報 11 運転モード情報 12 状態情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数台の被監視制御機器を監視制御する
    ための監視制御装置と、前記監視制御装置からの制御信
    号を入出力装置を介して前記被監視制御機器に伝送する
    と共に前記被監視制御機器からの状態信号を前記入出力
    装置を介して前記監視制御装置に伝送する信号伝送装置
    とを備え、前記監視制御装置、前記信号伝送装置、前記
    入出力装置のうちの少なくとも前記監視制御装置を2重
    化し、前記監視制御装置、前記信号伝送装置、前記入出
    力装置には所定の運転モードが設定され運転される監視
    制御システムにおいて、前記監視制御装置、前記信号伝
    送装置、前記入出力装置の各々に、前記制御信号または
    前記状態信号を送信するときは自己に設定された運転モ
    ードを付加して前記制御信号または前記状態信号を送信
    する運転モード付加手段と、前記制御信号または前記状
    態信号を受信するときは受信した前記制御信号または前
    記状態信号に付加された運転モードと自己に設定された
    運転モードとが一致しているときにその制御信号または
    状態信号を取り込む運転モード判定手段とを設けたこと
    を特徴とする監視制御システム。
  2. 【請求項2】 前記複数台の被監視制御機器の各々に対
    しそれぞれ2重化した2台の前記入出力装置を設けると
    共に、前記信号伝送装置を2重化してその2重化した各
    々の信号伝送装置に前記2重化された各々の入出力装置
    を接続するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記複数台の被監視制御機器の各々に対
    しそれぞれ1台の前記入出力装置を設け、各々の前記入
    出力装置をシングル構成の前記信号伝送装置に接続する
    ようにしたことを特徴とする監視制御システム。
  4. 【請求項4】 前記複数台の被監視制御機器の各々に対
    しそれぞれ1台の前記入出力装置を設け、各々の前記入
    出力装置を2重化構成の前記信号伝送装置に接続するよ
    うにしたことを特徴とする監視制御システム。
JP21404696A 1996-07-26 1996-07-26 監視制御システム Pending JPH1051980A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010190538A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Fujitsu General Ltd 空気調和システム
WO2016114092A1 (ja) * 2015-01-15 2016-07-21 株式会社 東芝 電力系統監視装置、電力系統監視方法及び電力系統監視プログラム

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