JPH10509590A - 安定したリコピン濃縮物およびその製造方法 - Google Patents

安定したリコピン濃縮物およびその製造方法

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JPH10509590A JP8514873A JP51487396A JPH10509590A JP H10509590 A JPH10509590 A JP H10509590A JP 8514873 A JP8514873 A JP 8514873A JP 51487396 A JP51487396 A JP 51487396A JP H10509590 A JPH10509590 A JP H10509590A
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Abstract

(57)【要約】 リコピンを実質的に溶解しない液状媒体中でリコピン結晶を粉砕することを含んでなる、安定なリコピン濃縮物の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】 安定したリコピン濃縮物およびその製造方法 発明の分野 本発明は、食品、製薬および化粧品工業に関する。より詳しくは、本発明は、 食品の着色、健康食品(nutraceuticals)、製薬および化粧品組成物に使用する のに適したリコピン濃縮物に関する。本発明はさらにそれらの組成物の製造方法 にも関する。 発明の背景 リコピンは最近、赤色領域における着色力が高く、安全であり、潜在的に有益 な効果があるために、工業的に重要な食品着色剤として認められている。リコピ ンは天然に産し、多くの果実、主としてトマトおよびスイカに大量に含まれてお り、そこから様々な抽出方法により抽出することができる。リコピンは、化学的 ならびに生物合成的に様々な合成経路で合成することもできる。以下、簡潔にす るために、リコピンの供給源としてトマトに関して説明するが、必要に応じて、 スイカまたは合成リコピンを含む他のリコピン供給源にも同じことが当てはまる 。 この分野では、食品工業向けの着色剤および添加剤として植物の抽出物が使用 されている。例えばスパイスおよび薬草オレオレジンは、食品工業で一般的に使 用されている。例えば、米国特許第4,285,981号は、食品着色剤または 香料としてオレオレジンの使用を記載している。米国特許第5,019,405 号は、果実の染色に天然着色剤の使用を開示している。 オレオレジン、例えばパプリカオレオレジン、を抽出するための多くの方法、 例えば抽出溶剤としてヘキサンを使用する方法、が提案され、現在使用されてい る。本願と同じ出願者により1993年12月23日に提出された審査中のイス ラエル特許出願第107999号に記載されている方法によれば、廃棄物および トマト漿液を分離した後に得られるパルプを抽出工程に供給し、そこで抽出して トマトオレオレジンを得る。その様なオレオレジンは、トマト中の本来のリコピ ン濃度に応じて、約2〜10%のリコピンを含む。約40%〜100%のリコピ ンを含むトマトオレオレジンは、自由流動性粉体の形態で得られる。 リコピンの使用には、幾つかの技術的および実用上の問題がある。第一に、純 粋な結晶性リコピンは、室温で保存した場合、酸化のために不安定であり、酸化 防止剤を加えるなどの適切な手段を取らない限り、リコピンが時間と共に分解す ることがある。BHT、BHAまたは没食子酸プロピルの様な、食品との相容性 がある酸化防止剤は公知であり、工業的に使用されているが、これらは望ましい 添加剤ではなく、可能な限り使用を見合わせている。さらに、リコピンを含む組 成物は、微生物による腐敗から保護すべきである。オレオレジン中に天然に産す るリコピンは明らかに、トマトから生じる油および天然酸化防止剤(トコフェロ ール)の保護を受けているが、微生物の成長を支援する水の様な環境中に分散さ れると、加熱消毒または保存剤の添加の様な、適当な手段により保護しない限り 、組成物は腐敗する。その様な保存剤の例としては、安息香酸およびソルビン酸 がある。 リコピンは、様々な色および強度を有する、様々な形態で存在するが、用語「 リコピン」はすべての場合で化学的な本質を指すものとして使用する。しかし、 結晶性リコピンは強い赤色を有し、溶解した、または分散した、あるいは可溶化 された、黄−オレンジ色を有するリコピンとは異なる。さらに、天然に果実中に 産するリコピンは、雑色体中では結晶形態にあり、したがってトマトにおける様 に、その赤色を保持することができる。したがって、本明細書では、ここに記載 する方法の様々な工程において、どの形態のリコピンのことを説明しているかが 重要である。 上記の様に、リコピンの強い赤色は、その結晶性形態によるものであり、その 粒度分布により影響される。リコピンは、結晶が溶解する時にその赤色領域にお ける着色力を失うが、これは各種の有機溶剤、例えばトマトの種子中に見られ、 リコピンオレオレジン製造中にトマトを処理する際に抽出される油を含む油、で 容易に起こる。リコピンオレオレジンが水溶液中に可溶化されると、濃度に応じ て黄色〜オレンジ色を呈し、食品製品に赤色を付与することには使用できない。 さらに、オレオレジン抽出液から回収されたリコピン結晶は、上記の様に、大 きさが非常に様々であり、数十ミクロンのオーダーの比較的大きな結晶を含む。 赤色領域における最適な着色力が1μm〜3μm粒子直径範囲で得られると仮定し て、結晶から屈折する光に関して、この分野で従来行なわれている様に、オレオ レジンをそのまま使用すると、着色力が大幅に失われる。さらに、リコピンの一 部はトマト脂質の中に溶解し、その結果得られる色合いはオレンジ色になるので 、赤色を得るためにオレオレジンをそのまま効果的に使用することはできない。 したがって、高度の着色力を維持しながら、上記の欠点を解決するリコピン濃 縮物を提供することが非常に望ましい。 発明の概要 本発明は、赤色領域において高い染色(着色)力を有し、そして室温において 長期間貯蔵できる、安定なリコピン組成物を提供するものであり、これは本発明 の目的でもある。 本発明の目的は、食品適合性である、このようなリコピン組成物を提供するこ とである。 本発明の他の目的は、化粧品調製物とともに使用できるリコピン濃縮物を提供 することである。 本発明のなお他の目的は、製剤とともに使用できるリコピン濃縮物を提供する ことである。 本発明の他の目的は、健康食品(nutraceuticals)において使用できるリコピ ン濃縮物を提供することである。 本発明のなお他の目的は、添加された酸化防止剤を含有せず、しかも酸化に対 して安定であるリコピン濃縮物を提供することである。 本発明の他の目的は、保存剤の使用を必要としないで、微生物による腐敗また は酵素の攻撃に対して保護されたリコピン濃縮物を提供することである。 本発明の他の目的は、含油樹脂(例えば、トマトまたはスイカ)からリコピン 結晶に富んだ含油樹脂画分を得る方法を提供することであり、この結晶は安定な 着色組成物の製造に直接使用することができる。 本発明のさらに他の目的は、リコピンと、1または2以上の追加のカロチノイ ド、例えば、β−カロチンを含有する安定な組成物を提供することである。 本発明のなお他の目的は、合成リコピンに基づく、このような安定な組成物を 提供することである。 本発明の他の目的は、後続の説明によってさらに明らかとなるであろう。 発明の詳細な説明 本発明による安定なリコピン濃縮物を製造する方法は、リコピンを本質的に溶 解しない、食品適合性液状媒質中でリコピン結晶を粉砕することを含んでなる。 適当な粉砕技術、例えば、本発明の目的に対して便利である湿式粉砕を当業者は 認識し、したがって、このような技術は、簡潔化のために、本明細書においては 詳細に論じない。適当な食品適合性液体は当業者は容易に認識するであろうが、 その例示的かつ非限定的例は、グリセロール、プロピレングリコールおよびエタ ノール(これらは認識された食品等級液体である)、またはそれらの混合物であ る。そのようにして得られたリコピン濃縮物は二重に安定である。すなわち、そ れは酸化および微生物による腐敗の双方に対して保護される。なぜなら、食品適 合性液体、例えばグリセロール、プロピレングリコールおよびエタノールは、微 生物に対する活性、例えば、抗菌活性ならびに酵母、真菌、およびその他に対す る活性を有するように選択することができるからである。しかしながら、抗菌的 に有効性が低い液体を使用する場合でさえ、または微生物の増殖を許す液体、例 えば、水(これは抗菌剤の添加を必要とする)でさえ、これは本発明の利点の多 数を保持するものであり、そして本発明の範囲を逸脱するものではない。 グリセロールは、実際的理由で、本発明の目的に対して最も好ましい液体であ る。グリセロールはアメリカ食品医薬局に従いGRAS(安全として一般に認識 されている)であり、そして万能食品添加剤である。さらに、グリセロールは天 然源および合成源の双方から入手可能であり、したがって、天然の成分のみ、例 えば、健康食品(ニュートラシューティカル)を必要とする目的のために使用す ることができる。グリセロールの他の実質的な利点は、それが静菌性であること であり、したがって、本質的にグリセロールである液体中に提供されたリコピン 組成物は保存剤の添加を必要としない。また、本発明は食品用保存剤の添加を必 要とする液体を使用して実施することができるが、このような保存剤を含有しな い処方物にいかなる方法においても限定されることを意図するものではないが、 食品用保存剤の添加を回避する能力は有利であり、したがって、ポリオール、例 えば、グリセロールまたはプロピレングリコールのような液体は最も好ましい。 また、第一アルコールおよび第二アルコール、例えば、エタノールまたはプロパ ノール、およびポリオールとのそれらの混合物は適当である。それにもかかわら ず、多数の実際的工業的用途に対して、特定の用途および要求される貯蔵時間に 依存して、本質的に水性である溶液中においてリコピン結晶を粉砕することを含 む方法を実施することは好都合であり、これは保存技術、例えば、抗菌剤の添加 を必要とするか、または必要としないことがある。すべてのこのような情報は本 発明の範囲内に包含される。 さらに、驚くべきことには、グリセロールに基づく本発明の組成物は酸化から 保護されることが発見された。いかなる特定の論理にも拘束されるものではない が、これは結晶と酸素の接触が抑制されるためであると、本発明者らは考える。 いずれの場合においても、また、この結果についての理由に無関係に、酸化に対 する高い安定性は本発明の重要な利点である。 グリセロールの他の実質的な利点は、それが水混和性であるということである 。リコピン結晶を分散させるために水溶性または水混和性の液体を使用すること は、それを添加する食品中のリコピンの均質な分布を可能とするので、有利であ る。着色剤としてリコピンを添加する赤色の大部分の食物製品は水性である。な ぜなら、前述したように、油状製品はリコピンを溶解し、その結果、リコピンは 赤色領域における染色力を喪失するからである。グリセロール、ならびに他の好 ましい液体、例えば、本明細書に記載する液体は、対照的に、水中によく溶解し 、そして解放されたリコピン粒子は水性製品中の均一に分散し、赤色を生ずる。 本明細書中、「処方物」、「濃縮物」および「組成物」なる用語は、交換可能 に使用され且つ与えられた説明の文脈で解釈すべきである。 高い色付け力を得るために、リコピン結晶は、平均粒径約5μm以下に粉砕す ることが好ましい。典型的には、平均粒径約1〜3μmは、大抵の用途に好都合 である。結晶の形状も、「Interfacial Phenomena in Apolar Media,Dispersio ns of Dye in Apolar Media」、H.F.アイクおよびG.D.パーフィット( 編集)、第21巻、Surfactant Science Series、マルセル・デッカー、ニュー ヨーク、1986に記載のように重要性を有する。それゆえ、最適の結果を保証 するために使用するサイズ減少装置に注意を払うことが望ましい。 更に、凝集およびクランピングの防止も、重要性を有する。この目的で、レシ チンなどの好適な分散剤を加えることが望ましいことがある。他の好適な分散剤 は、当業者によって容易に認識されるであろう。 それゆえ、1つのアスペクトにおいては、本発明は、リコピンを本質上溶解し ない液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物に関する。濃縮 物が意図される用途に応じて、リコピン結晶が懸濁される液体は、食品相容性ま たは化粧上許容可能なまたは製薬上許容可能な液体であってもよい。 当業者によって認識されるように、前記の安定な濃縮組成物を水性媒体に溶解 する時には、食品を製造するために、適当な添加剤、例えば、増量剤、分散剤、 または他の材料は、しばしば、例えば、製品に対する色の損失を生ずるであろう リコピン結晶の沈降を回避するために添加しなければならない。勿論、使用する 特定の薬剤は、1つの製品から別のものまで非常に異なり且つ各々の場合にテイ ラーメイド(taylor-made)であるべきであり且つ更にこのような薬剤は、当業者 に周知であり、それゆえここでは論じない。 別のアスペクトにおいては、本発明は、リコピン含有オレオレジンを、オレオ レジンの液相を溶解し且つリコピンを実質上溶解しない溶媒または溶媒混合物で 処理してオレオレジン脂質の主要部分をそれから除去することを特徴とする結晶 性リコピン組成物の製法に関する。しかしながら、脂質の微小部分は、最終材料 に残ることがあり且つ例えば、リコピン結晶の安定性に時々有益であることさえ ある。勿論、メーキャップとして、またはそれらを含有しない結晶へのいずれか での脂質の添加も、望ましいか有益である時にはいつでも、本発明の部分と意図 される。 前記のように、原料として使用するオレオレジンは、いかなる好適な源も有す ることができ、例えば、オレオレジンはトマトまたはスイカオレオレジンである ことができる。 本発明の場合に使用するのに好適な溶媒混合物のうち、1つの混合物は、顕著 な結果を与える。前記溶媒混合物は、アセトン/酢酸エチル混合物である。他の 好適な混合物は、当業者によって認識されるであろうし、それらとしては、例え ば、ヘキサン/アセトンおよび酢酸エチル/エタノールが挙げられる。一般に、 溶媒は、最終製品の所期の用途に適していなければならず、それゆえ、最終製品 からの要件に応じて食品等級または製薬等級または化粧品等級でなければならな い。 本発明の方法で使用すべきである特定の温度はないが、余りに高い温度はリコ ピンの劣化(例えば、異性化または分解)を生じるであろうし、それゆえ、望ま しくないことが当業者に明らかである。一方、余りに低い温度は、オレオレジン と溶媒混合物との長い接触時間を必要とするであろう。従って、通常、オレオレ ジンを約10℃以上の温度、典型的には約50℃の温度の溶媒混合物と接触状態 に保つことが好ましい。温度も、重要性を有する。その理由は、温度が選択溶解 度、それゆえ、オレオレジン脂質の分離に影響を及ぼすからである。高温におい ては、リコピンは、溶媒に溶解するであろうし且つ方法の損失が高いであろう。 使用する接触時間および溶媒容量は、勿論、原料リコピンオレオレジン中のリ コピン含量によって影響され且つ熟練エンジニアは、原料含量の変化に適応する ために必要とされるプロセスパラメーターの変更を容易に認識するであろう。し かしながら、大抵の場合には、トマトオレオレジンを使用する時には、原料オレ オレジンは、リコピン約3〜10%を含有し且つオレオレジンと溶媒混合物との 間の容量比は、好都合には、1:10から1:2である。 溶媒混合物中の溶媒間の比率も、考慮を必要とするパラメーターである。所定 の所望の製品に最適の比率は、過度の実験なしに単純な方法によって当業者によ って容易に決定できる。本発明の好ましい態様によれば、アセトンおよび酢酸エ チルを溶媒混合物の成分として使用する時には、溶媒混合物中のアセトンと酢酸 エチルとの間の比率は、約2:3(v/v)である。 従って、本発明は、粗リコピン含有オレオレジンを、脂質画分の実質的部分を 溶媒混合物に溶解するのに十分な時間および温度でアセトン/酢酸エチル溶媒混 合物と接触し、混合物を濾過してリコピンの少ない画分を除去し、それによって リコピンに富んだ画分を残し、リコピンに富んだ画分を熱アセトンですすいでア セトン可溶性物質を除去し、それによってリコピン結晶に富んだ画分を残すこと を特徴とする方法も包含する。前記のように、方法をすべての段階で行う好都合 な温度は、約50℃である。アセトンを使用して行われるすすぎの数も、リコピ ン結晶の純度に影響するパラメーターである。 前記のように、溶媒の使用量は、最終製品の性状に影響を及ぼす。例えば、1 :10(v/v)オレオレジン/溶媒混合物比率を使用するならば、90重量% より多いリコピンを含有する画分が、得られる。一方、1:3(v/v)オレオ レジン/溶媒混合物比率を使用するならば、70重量%より多いリコピンを含有 する画分が、得られる。この後者の画分は、勿論、リコピンに余り富んでいない が、リコピンの損失余りなしに高い収率で得られる。それゆえ、各種のパラメー ターおよび工学上の考慮に応じて、最終画分で異なるリコピン濃度を得ることが 可能である。 別のアスペクトにおいては、本発明は、 (a)粗リコピン含有オレオレジンを、脂質画分の実質的部分を溶媒混合物に 溶解するのに十分な時間および温度でアセトン/酢酸エチル溶媒混合物と接触し 、 (b)混合物を分離してトマト脂質の実質的部分を除去し、それによってリコ ピンに富んだ画分を残し、 (c)リコピンに富んだ画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除 去し、それによって必要に応じて濾過後、リコピン結晶に富んだ画分を残し、 (d)そのようにして得られたリコピンに富んだ画分を、リコピンを本質上溶 解しない食品相容性液体に分散し、 (e)前記食品相容性液体中のリコピン結晶をサイズ減少する ことを特徴とする安定なリコピン濃縮物の製法に関する。 混合物の分離は、好適な装置により、例えば、濾過、傾瀉または遠心分離によ り行うことができる。同様に、粉砕は、各種の装置を使用して行うこともできる 。しかしながら、本発明の好ましい態様によれば、粉砕は、湿式粉砕であり且つ 好適な粉砕装置は、使用される。 勿論、混合物は、物質移動プロセスを高めるために、接触時間時に必要に応じ て攪拌すべきである。 食品相容性液体は、前記のようであり且つ典型的には本質上グリセロール、プ ロピレングリコールおよびエタノール、またはそれらの混合物、またはそれらと 他の食品相容性液体との混合物からなる群から選ばれる。 更に他のアスペクトにおいては、本発明は、食品着色料または食品添加物とし ての、食品相容性液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン濃縮物の 用途に関する。 別のアスペクトにおいては、本発明は、薬物または薬物への添加剤としての、 製薬上許容可能な液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の 用途に関する。 なお別のアスペクトにおいては、本発明は、化粧品への添加剤としての、化粧 上許容可能な液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の用途 に関する。 また、本発明は、栄養製品(nutraceutical)または栄養成分としての、食品相 容性液体に懸濁されたリコピン結晶を含む安定なリコピン処方物の用途に関する 。 また、本発明は、合成リコピンをベースとする処方物、並びに合成リコピン( 典型的には、しかし非限定的に、純度95%以上)を好適な液体媒体に分散し、 必要ならば且つ必要に応じて、前記媒体中でサイズ減少することを特徴とする本 発明の安定な処方物の製法を包含する。また、リコピンと他のカロチノイド、例 えば、β−カロチン(源は天然または合成のどちらでも)との混合物は、本発明 によって包含される。 すべての前記説明および本発明の利点は、下記の例示的な非限定例によってよ り良く理解されるであろう。特に断らない限り、ここで与える%は、重量%であ る。 例1 オレオレジンからのリコピン結晶の製造 リコピン100ppmを含有するトマト100kgを後述のように加工した。洗 浄、破砕、廃棄物分離後、加工可能な材料99.5kgが残った。材料を遠心機に 供給し、2つの流れに分離した:トマトパルプ(9kg)およびトマトセラム(9 0.5kg)。 トマトパルプ9kgを温(50℃)酢酸エチル25kgで2回抽出した。溶媒の蒸 発後、リコピン約5%を含有するトマトオレオレジン250gが得られた。 上で得られたオレオレジン1部を2:3アセトン/酢酸エチル溶媒混合物10 部と混合し、混合物を50℃に加熱し、攪拌しながら、その温度に10分間保っ た。次いで、混合物を50℃で水ジェットポンプ真空で真空濾過して、粗リコピ ン画分を調製した。得られた材料を熱(50℃)アセトン3×3部で3回洗浄し 、得られた画分は、結晶形の90%超の結晶性リコピンを含有していた。結晶性 画分を真空乾燥して、痕跡溶媒を除去した。 平均結晶大きさは、15〜120μmであった。 前記操作を異なる溶媒混合物の場合に繰り返して、以下の表Iに示す結果を与 えた。 例2 安定なリコピン濃縮物の調製 例1で得られたリコピン結晶をグリセロールに懸濁して、1重量%〜3.2重 量%リコピン濃縮物を与えた。懸濁液をパール・ミル、ディスパーメート(Disp ermate)SL−501(独国VMAゲッツメン)に供給し、結晶を平均大きさ1 〜3μmにサイズ減少した。 そのようにして得られる処方物の各々の試料を20mlのフラスコに入れ、それ を室温に保ち、分光測光法によって月1回調べ、リコピン濃度および微生物攻撃 に対する安定性を測定した。劣化は、安定性試験6ヶ月後に検出できなかった。 プロピレングリコールおよびエタノール、並びにそれらの混合物を使用して行わ れた試験は、匹敵する結果を与えた。 また、処方物を水をベースとする飲料、アイスクリーム、ベークトケーキおよ びトマトスープへの着色添加物として使用し、すべての場合に食品中で色付け力 および高い分散性を保持した。 例3 オレオレジンからの70%リコピン結晶の製造 下記の変更以外は、例1を繰り返した:(1)トマトオレオレジンと溶媒混合 物との間の容量比は1:3であり、(2)リコピンに富んだ画分を熱アセトンで 1回だけすすいだ。 粗リコピン結晶が得られ、純度70%であり、依然として自由流動性であり且 つ取扱いやすかった。 すべての前記説明および例は、例示の目的で与えられ且つ本発明を決して限定 しようとはしない。多くの修正は、本発明の方法および処方物で施すことができ る。例えば、異なる液体は、リコピン結晶を分散するために使用でき且つ異なる 溶媒混合物および温度は、結晶に富んだ画分を与えるために使用できる。更に、 各種のリコピンおよび他のカロチノイド源(天然および合成)、オレオレジン製 法および結晶サイズは、すべて本発明の範囲を超えることなく使用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,SZ,U G),AM,AT,AU,BB,BG,BR,BY,C A,CH,CN,CZ,DE,DK,EE,ES,FI ,GB,GE,HU,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, TJ,TM,TT,UA,UG,US,UZ,VN (72)発明者 ラベー,イーガル イスラエル国ハイファ、ハイム、ラスボ フ、ストリート、24 (72)発明者 ウォルフ,アブラハム イスラエル国キリアト、アタ、ボロショ フ、ストリート、66

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. リコピンを実質的に溶解しない液状媒体中でリコピン結晶を粉砕するこ とを含んでなる、リコピン結晶の赤色安定分散体の製造方法。 2. 前記液状媒体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール 又はそれらの混合物から実質的になる群から選択される、請求項1に記載の製造 方法。 3. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項2に記載の製造方法 。 4. 前記液体が、酸化防止剤添加物及び/又は防腐剤を含有する、水又は水 溶性若しくは水混和性液体である、請求項1に記載の製造方法。 5. 前記リコピン結晶が、平均粒度約5μm未満に粉砕されたものである、 請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。 6. 前記リコピン結晶が、平均粒度約1〜3μmに粉砕されたものである、 請求項5に記載の製造方法。 7. リコピン結晶を、リコピンを実質的に溶解しない液体中に懸濁して含ん でなる、安定なリコピン濃縮物。 8. 前記リコピン結晶を懸濁している液体が、食品適合性又は化粧品学的若 しくは薬学的に許容される液体である、請求項7に記載の濃縮物。 9. 前記液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール若し くはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物から実質的にな る群から選択される、請求項7又は8に記載の濃縮物。 10. 前記液体が、酸化防止剤添加物及び/又は防腐剤を含有する、水又は 水溶性若しくは水混和性液体である、請求項7又は8に記載の濃縮物。 11. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約5μm未満である、請求項7に記 載の濃縮物。 12. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約1〜3μm未満である、請求項1 1に記載の濃縮物。 13. オレオレジンの脂質相を溶解し且つリコピン結晶を実質的に溶解しな い溶媒又は溶媒混合物でリコピン含有オレオレジンを処理して大部分のオレオレ ジン脂質をそこから除去し、その後リコピン結晶の大きさを平均粒度5μm未満 まで減少させること、を含んでなる、結晶性リコピン組成物の製造方法。 14. 前記オレオレジンが、トマトオレオジン又はスイカオレオレジンであ る、請求項13に記載の製造方法。 15. 前記溶媒混合物が、アセトン/酢酸エチル混合物である、請求項13 又は14に記載の製造方法。 16. 前記オレオレジンを、前記溶媒混合物と約10℃で接触保持する、請 求項13に記載の製造方法。 17. 前記温度が、約50℃である、請求項16に記載の製造方法。 18. 前記オレオレジンがリコピン約2〜10%を含有し、オレオレジンと 溶媒混合物との容積比が1:10〜1:2である、請求項15に記載の製造方法 。 19. 前記溶媒混合物におけるアセトンと酢酸エチルとの比が約2:3(v /v)である、請求項18に記載の製造方法。 20. 粗製リコピン含有オレオレジンとアセトン/酢酸エチル溶媒混合物と を脂質画分の実質的な部分を前記溶媒混合物に溶解させるに十分な時間及び温度 で接触させ、この混合物を濾過してリコピン濃度の低い画分を除去することによ り濃縮リコピン画分を残留させ、前記濃縮リコピン画分を熱アセトンですすいで アセトン可溶性物質を除去することにより粗製結晶性リコピン生成物を残留させ る、ことを含んでなる、請求項13に記載の製造方法。 21. 全ての工程を約50°Cで行う、請求項20に記載の製造方法。 22. オレオレジン:溶媒混合比が1:10(v/v)であり、90重量% を超える結晶性リコピンを含有する画分を得る、請求項20に記載の製造方法。 23. オレオレジン:溶媒混合比が1:3(v/v)であり、70重量%を 超えるリコピンを含有する画分を得る、請求項20に記載の製造方法。 24. a)粗製リコピン含有オレオレジンとアセトン/酢酸エチル溶媒混合 物とを脂質画分の実質的な部分を前記溶媒混合物に溶解させるに十分な時間及び 温度で接触させる工程と; b)この混合物を分離してトマト脂質の実質的な部分を除去することにより濃 縮リコピン画分を残留させる工程と; c)前記濃縮リコピン画分を熱アセトンですすいでアセトン可溶性物質を除去 することにより必要に応じて濾過後に結晶性リコピン画分を残留させする工程と ; d)このようにして得られた結晶性リコピン画分をリコペンを実質的に溶解し ない食品適合性液体に分散する工程と; e)前記食品適合性液体中で前記リコピン結晶を粉砕する工程と、 を含んでなる、安定なリコピン濃縮物の製造方法 25. 前記食品適合性液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエ タノール若しくはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物か ら実質的になる群から選択される、請求項24に記載の濃縮物。 26. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項25に記載の製造 方法。 27. 前記混合物を、濾過、遠心分離又はデカンテーションによるか、これ らの方法の2つ以上を組み合わせて分離する、請求項24に記載の方法。 28. リコピン結晶の粉砕を、湿式粉砕により行う、請求項25に記載の製 造方法。 29. リコピン結晶を食品適合性液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピ ン濃縮物の、食用着色剤又は食品添加物としての使用。 30. リコピン結晶を薬学的に許容される液体に懸濁させて含んでなる安定 なリコピン濃縮物の、薬剤又は薬剤添加物としての使用。 31. リコピン結晶を化粧品学的に許容される液体に懸濁させて含んでなる 安定なリコピン濃縮物の、化粧剤添加物としての使用。 32. リコピン結晶を食品適合性液体に懸濁させて含んでなる安定なリコピ ン濃縮物の、ニュートラシューティカル(nutraceutical)プロダクト又は成分 としての使用。 33. 前記液体が、グリセロール、プロピレングリコール及びエタノール若 しくはそれらの混合物又はそれらと他の食品適合性液体との混合物から実質的に なる群から選択される、請求項29〜32のいずれか1項に記載の使用。 34. 前記液体が、実質的にグリセロールである、請求項30に記載の使用 。 35. 前記液体が水又は水溶性若しくは水混和性液体である請求項29〜3 2のいずれか1項に記載の使用。 36. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約5μm未満である、請求項29〜 35のいずれか1項に記載の使用。 37. 前記リコピン結晶の平均粒度が、約1〜3μmである、請求項36に 記載の使用。 38. 水性製品に、着色に効果的な量の請求項7〜12のいずれか1項に記 載のリコピン濃縮物を、単独又は適当な添加物及び/又は防腐剤とともに溶解さ せることを含んでなる、水性製品の着色方法。 39. 前記水性製品が食品、化粧品又は医薬品である、請求項38に記載の 方法。 40. 実質的に上記し且つ特に実施例を参照して記載した、安定なリコピン 濃縮物の製造方法。 41. 一種以上のさらなるカロチノイドをさらに含んでなる、請求項7〜 12のいずれか1項に記載の濃縮物。 42. 前記さらなるカロチノイドが、β−カロテンを含んでなる、請求項4 1に記載の濃縮物。 43. 実質的に上記したリコピン結晶の分散体。
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