JPH1048688A - 測光測色装置 - Google Patents

測光測色装置

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JPH1048688A
JPH1048688A JP8216969A JP21696996A JPH1048688A JP H1048688 A JPH1048688 A JP H1048688A JP 8216969 A JP8216969 A JP 8216969A JP 21696996 A JP21696996 A JP 21696996A JP H1048688 A JPH1048688 A JP H1048688A
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JP
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colorimetric
photometric
light source
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photometric value
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JP8216969A
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English (en)
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Michihisa Yanagi
道寿 柳
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 測色用のデータサンプリング時間を短縮でき
る測光測色演算装置。 【解決手段】 多分割測光装置1からの輝度出力SOU
Tを利用した光源種識別装置において、測光処理に必要
な情報と光源種識別に必要な情報の取得を平行して行う
測光測色装置2を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影時等における
光源種と外光輝度を判定する装置の処理速度と検出精度
の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光源のちらつき(以下、フリ
ッカと呼ぶ)を利用して光源種を検知する手法は良く知
られている。具体的に人工光源の場合は、電源が50H
zまたは60Hzであるため100Hzか120Hzで
明滅を繰り返し、インバータ光源の場合は周波数10K
Hz位で明滅を繰り返している。
【0003】こういったフリッカ上の特徴を利用して、
光源のフリッカの1周期応じた約10ms間外光輝度を
サンプリングし続け、この波形をフーリエ変換等の手法
を用いて解析することにより、サンプリングしたデータ
が人工光源下で採取されたものか、自然光下で採取され
たものかが判別できる。更に、人工光源種間の詳細な識
別については、インバータ光源はフリッカ周波数が高い
ことから判別可能であるし、蛍光灯はフリッカのp−p
(振幅値)が大きい点から、タングステン灯はフリッカ
のp−p値が蛍光灯より小さいことから識別することが
可能である。なお、自然光下ではフリッカは殆ど存在し
ない。
【0004】また、その他の光源種判別手段としては、
RGBセンサに類するものを使用したものも知られてお
り、例えば、タングステン光、デイライト、蛍光灯、不
明、を判定するものであって、センサで検出した色情報
が全体に赤みがかっていればタングステン光下であると
判定し、全体に緑がかっている場合は蛍光灯下であると
判定する等の手法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、前者の場合光源種判定のために輝度値をサン
プリングし解析する時間が必要であり、例えば、カメラ
にこのシーケンスを入れたとすると、少なくとも現在の
レリーズタイムラグに測色用輝度データサンプリング時
間が加わることになり、カメラのレリーズに対する反応
が著しく悪化することになるという問題がある。
【0006】また、後者のRGBセンサ等を用いて判定
を行い光源種を確定する場合は、正確に光源を確定でき
ない場合も多いという検出精度上の問題がある。
【0007】依って、請求項1に記載の発明の目的は、
測光用のデータサンプリングと測色用データサンプリン
グを同時に行い、測色用のデータサンプリング時間を最
小にする測光測色装置を提供することにある。
【0008】更に、請求項2に記載の発明の目的は、測
光用データと測色用データのサンプリングを同一測光手
段により時分割に無駄無く行って、最短時間内にデータ
を採取することができる測光測色装置を提供することに
ある。
【0009】更に、請求項3に記載の発明の目的は、測
光手段を利用して蛍光灯等の人工光源のフリッカデータ
を効率良く取り込める測光測色装置を提供することにあ
る。
【0010】更に、請求項4に記載の発明の目的は、測
色結果が不明の場合も更に再判定処理を行うことによっ
て測色判定処理の検出精度を向上させる測光測色装置を
提供することにある。
【0011】更に、請求項5に記載の発明の目的は、測
色結果の記憶内容を初期化することにより誤動作を防止
できる測光測色装置を提供することにある。
【0012】更に、請求項6又は7に記載の発明の目的
は、最初の測色処理で不明と判定された場合にも、再度
測光データを見直す再判定処理を行って、記憶データを
書換えることも可能な測光測色装置を提供することにあ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本出願に係る発明の目的
を実現する構成は、請求項1に記載のように、多分割測
光手段からの輝度出力を利用した光源種識別装置におい
て、測光処理に必要な情報と光源種識別に必要な情報の
取得を平行して行う測光測色手段を有することを特徴と
する測光測色装置にある。
【0014】この構成によれば、測光用のデータサンプ
リングと測色用のデータサンプリングを同時に行うこと
で、測色用のデータサンプリング時間を短縮できる。
【0015】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項2に記載のように、多分割測光手段か
らの輝度出力を利用した光源種識別装置において、測光
処理に必要な情報と光源種識別に必要な情報の取得を平
行して行う測光測色手段を有し、前記測光測色手段は、
ループ変数より求めた多分割測光センサの各センサ番号
に対応するS_NOを判断して、前記S_NOが所定値
以下の場合は指定されたセンサ出力を取得する測光サン
プリングから開始し、前記S_NOが所定値以上の場合
は測色サンプリングのみを行うことを特徴とする測光測
色装置にある。
【0016】この構成によれば、S_NOの指定に従い
測光サンプリングと測色サンプリングを交互に無駄の無
いタイミングで最短時間に行うことができる。
【0017】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項3に記載のように、前記測色サン
プリングを行うセンサは、前記多分割測光センサの中で
最大面積を持つ最外側センサであることを特徴とする請
求項2記載の測光測色装置にある。
【0018】この構成によれば、多分割測光センサの一
部を利用して蛍光灯等の人工光源のフリッカを容易に検
出することができる。
【0019】本出願に係る発明の目的を実現する他の構
成は、請求項4に記載のように、被写体の光源色を判定
する測色検出手段と、被写体の輝度を判定する測光手段
と、測色結果を記憶する測色結果記憶手段と、測光値を
記憶する測光値記憶手段を備えた光源種識別装置におい
て、測色検出手段からの出力が判定できた時の測光値と
測色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結果記憶手段
に記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶する測光値
と比較して現在の測光値との差が大きくない限り現在の
測色検出結果が不明であっても前記測色結果記憶装置に
記憶する測色結果を出力する光源色判定手段を有するこ
とを特徴とする測光測色装置にある。
【0020】この構成によれば、測色結果の判定が不明
となった場合でも、記憶する前の測光値と今度の測光値
に差がない時は記憶する前の測色結果を、不明に代えて
現在の測色結果として出力することができる。
【0021】本出願に係る発明の目的を実現する具体的
な構成は、請求項5に記載のように、被写体の光源色を
判定する測色検出手段と、被写体の輝度を判定する測光
手段と、測色結果を記憶する測色結果記憶手段と、測光
値を記憶する測光値記憶手段を備えた光源種識別装置に
おいて、測色検出手段からの出力が判定できたときの測
光値と測色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結果記
憶手段に記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶する
測光値と比較して現在の測光値との差が大きくない限り
現在の測色検出結果が不明であっても前記測色結果記憶
装置に記憶する測色結果を出力する光源色判定手段を有
し、前記光源色判定手段は、初期状態として測色結果記
憶手段に不明に類する記憶を行うことを特徴とする測光
測色装置にある。
【0022】この構成によれば、初期化として測色結果
を不明と記憶しておくことで、後の誤動作を防止でき
る。
【0023】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項6に記載のように、被写体の光源
色を判定する測色検出手段と、被写体の輝度を判定する
測光手段と、測色結果を記憶する測色結果記憶手段と、
測光値を記憶する測光値記憶手段を備えた光源種識別装
置において、測色検出手段からの出力が判定できたとき
の測光値と測色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結
果記憶手段に記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶
する測光値と比較して現在の測光値との差が大きくない
限り現在の測色検出結果が不明であっても前記測色結果
記憶装置に記憶する測色結果を出力する光源色判定手段
を有し、前記光源色判定手段は、測光値記憶手段に記憶
している測光値と現在の測光値との間に大きな差が生ま
れた場合には、測光値記憶手段には現在の測光値を記憶
することを特徴とする測光測色装置にある。
【0024】この構成によれば、現在の測光値と前の記
憶している測光値の差が大きい場合には、現在の測光値
で記憶測光値を書換えることができる。
【0025】本出願に係る発明の目的を実現する他の具
体的な構成は、請求項7に記載のように、前記光源色判
定手段は、測光値記憶手段に記憶している測光値と現在
の測光値とのあいだに大きな差が生まれた場合には、測
色結果記憶手段には現在の測色結果を記憶することを特
徴とする請求項4記載の測光測色装置にある。
【0026】この構成によれば、測色結果が不明となっ
た場合に、再度記憶している測光値と現在の測光値を比
較してみて、大きな差が発生している時は最終的に測色
結果記憶手段を、現在の測色結果である不明に書換える
ことができる。
【0027】さらに、本出願にかかる発明の目的を実現
する具体的な構成は、請求項8記載のように、複数の受
光領域を有し、各領域からの出力を所定順序で繰り返し
時系列でAD変換して、各領域の受光出力を測定すると
ともに、所定の領域からの出力にて光源を判定するため
のデータを測定する測光及び測色装置において、前記各
領域の受光出力測定のためのAD変換動作と前記光源を
判定するためのデータ測定のための所定の領域からの出
力に対するAD変換動作を交互に行う構成を有するもの
であり、請求項9に記載のように、N個の受光領域を有
する受光手段と、該受光手段のN個の領域に対する各出
力を時系列でAD変換するAD変換回路と、該N個の領
域に対するAD変換動作を1ブロックとして、該1ブロ
ックのAD変換動作を光源のフリッカ周期に応じた時間
内に複数回行わせ、同一の領域に対して行われた複数回
のAD変換値に応じて、その領域の測光値を得るととも
に、測色動作のための受光部の出力に対するAD変換動
作を前記AD変換回路にて前記1ブロックのAD変換動
作時間内に行わせた構成を有するものであり、請求項1
0に記載のように、前記測色動作のための受光部の出力
に対するAD変換動作を前記フリッカ周期に応じた時間
内に複数回行わせ、該複数回のAD変換値に応じて測色
情報を得る構成を有するものであり、請求項11記載の
ように、前記測色動作のための受光部の出力に対するA
D変換動作を前記受光領域に対する各AD変換動作間に
行う構成を有するものであり、請求項12に記載のよう
に、前記受光部はN個の領域のうちの所定の領域である
を有するものであり、請求項13記載のように、繰り返
し光源色及び輝度を測定する測色及び測光装置におい
て、光源色の判定が出来ない時に前回の測光値に対して
今回の測光値が所定値内の値の場合今回の光源色を前回
判定された光源色として決定する構成を有するものであ
り、請求項14に記載のように、前記装置は光源色と輝
度をほぼ同時期に測定する構成を有するものである。
【0028】これらの構成を有することにより、測色判
定効率が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下、本発明の第1の実施の形態
について図を参照して説明する。図1〜図4は第1の実
施の形態に関する図である。図1は本発明の第1の実施
の形態に係る測光測色装置のブロック図である。図2は
図1に示す多分割測光装置の詳細図である。図3は図2
に示す多分割測光センサによるサンプリングのタイミン
グチャートである。図4は図1に示す測光測色装置の処
理のフローチャートである。
【0030】図1において、1は外光輝度計測を目的と
した多分割測光センサを含む測光装置である。本実施の
形態においては多分割測光センサによって光源種判別も
行っている。測色に使用する部分は、多分割された測光
センサ中の最大面積で、且つ蛍光灯等の人工光源の光を
受光しやすい、後述する最外側のS5センサを使用して
いる。
【0031】2は多分割測光装置1からの輝度出力を利
用して測光値、測色結果を出力するCPU(図示してい
ない)制御のモジュールである測光・測色装置である。
ここで測光値を得るためには、室内等人工光源下で撮影
されたときのために光源フリッカを平滑化する必要があ
り、それぞれの測光エリア毎に、例えば、約125μs
間隔に8回測光を行って、その平均をとる必要がある。
【0032】また、測色検出を行う場合には、人工光源
のフリッカを検出する目的で、例えば、約10msの間
に80回の測光動作(これは平均をとる前の測光値)を
する必要がある。このようにして取得した測色用のサン
プリングデータを、フーリエ変換等の処理により解析し
て光源種を識別するものである。
【0033】3は測光・測色装置2からの測色結果を利
用する主体である出力装置である。例えば、カメラの場
合には、この出力装置3と測光・測色装置2が単一のマ
イコンで構成されるといったケースもあり、その時のブ
ロック図の測光・測色装置2と出力装置3の接続関係
は、ハードウェア的なものではなくソフトウェア的な接
続と解釈することができる。
【0034】なお、SOUTは多分割測光装置1からの
測光センサの出力信号であり、SSは後述する多分割測
光センサのセンサセレクタであって、3本あるという意
味から数字3を添わせている。
【0035】図2は図1に示した多分割測光装置1の詳
細図であり、図2(a)は測光・測色装置2と多分割測
光センサ(多分割測光装置に対応)1の接続を詳細に示
した図である。この多分割測光センサ1は6分割であ
り、それぞれの測光センサは他の測光センサと独立して
いる。
【0036】これら独立した測光センサの選択方法は、
図2(b)のセンサセレクタとセンサ番号(各測光エリ
ア)の対照図に示すように、センサセレクタSS1、S
S2、SS3にその下方に示した信号(1,0)を入力
することによって行うものである。例えば、(SS1,
SS2,SS3)=(0,0,0)の時は、SOUT出
力対象として、センサS0が選択され、多分割測光セン
サ1の中心にある測光エリアS0に当たる光量をSOU
Tとして出力する。
【0037】測光・測色装置2は多分割測光センサ1か
らのこうした外光輝度情報を基に測光値と光源種を演算
するモジュールである。このモジュールは、測光のため
の情報としてS0〜S5までの6個のセンサ出力を光源
のフリッカの1周期に対応する10ms間に8回A/D
変換して取り込み、平均化することによって室内等の人
工光源下での測光を正確に行うことができる。一方、測
色のために多分割測光センサ1のS5センサの出力を、
例えば、10ms間に等間隔で80回A/D変換して取
り込むことによって、フリッカを検出し光源種識別を行
っている。
【0038】図3は多分割測光センサ1の各種タイミン
グを示すタイミングチャートであり、SS1、SS2、
SS3は先述のようにセンサセレクトで各センサをセレ
クトするためのポートを表し、(SS1,SS2,SS
3)が(0,1,1)又は(1,1,1)の時には、こ
の多分割測光センサ1の多分割の性質を表す情報を出力
する。
【0039】次に、測光A/D変換と測色A/D変換
は、同一周波数のクロック(125μs)でサンプリン
グ動作を行い、相互に半周期ずらしたインターリーブ的
なタイミングを設定し、信号がHIになった時にA/D
変換されるタイミングで動作している。こうして合計1
0ms間に測色用データが80回A/D、測光用データ
がそれぞれ各センサ毎8回A/Dづつ取得されることに
なる。
【0040】つぎに図4を参照して動作について説明す
る。測光、測色処理を開始する(S1)。処理開始後、
多分割測光センサ1のそれぞれのセンサS0、S1、S
2、S3、S4、S5を8回A/D分合計するためのR
AMエリアを、S_Sum[0〜5]=0に初期化する
(S2)。
【0041】本フローのS4〜S13を80回ループさ
せるための、ループ変数I1=0に初期化する(S
3)。
【0042】次に、測光サンプリングと測色サンプリン
グのタイミングを決めるために、ループ変数I1の1の
位の数をS_NOに代入し、S_NOによるサンプリン
グのタイミング指定を行う。このS_NOは又セレクト
する多分割測光センサ1の各センサ番号と対応している
(S4)。
【0043】具体的には、図3には、最初の1検出ブロ
ックの10ms/8=1.25ms間のサンプリングの
タイミングを示している。この間の測光サンプリング
は、S0、S1、S2、S3、S4、S5の順に合計6
回行われ、各センサ当たりではそれぞれ1回となる。こ
れに対し測色は同一周波数で半周期遅れのタイミングで
10回となっている。
【0044】このように、測光データは1検出ブロック
1.25ms間に各センサ当たり1回づつ計6回サンプ
リングし、1.25ms×8ブロック=10ms間に各
センサ当たり8回づつ取得する。一方、測色データは1
検出ブロックで10回取得し8検出ブロック合計では8
0回取得する。
【0045】従って、ループ回数は80回を10分割指
定して8ブロックとし、1検出ブロックで10回とし
て、この1検出ブロック10回を基準に1〜8ブロック
とも共通に「S_NO」は0〜9の数値で表し、且つ、
この「S_NO」をセンサ番号に対応させて、測光・測
色サンプリングのタイミングを指定するという手順とな
る。
【0046】図4のフローに戻り、S_NOが6より小
さいかを判断する(S17)。S_NO<6で0〜5の
値をとる場合は、多分割測光センサ1の各センサNO.
0〜5に対応するので、測光A/Dと判断して、対応す
る多分割測光センサ1の対応センサをセレクトする(S
5)。正確に125μs周期のタイミングでサンプリン
グを行うためにタイミング調整を行い(S6)、セレク
トしたセンサのA/Dを行いデータを取得する(S
7)。取得したデータAD_VALを同一NOのS_S
um[S_NO]に加算する(S8)。このS5〜S8
までの一連の動作で測光データとしては、1個の分割セ
ンサの1回分のデータが取得されたことになる。以降
は、このループ6回で各センサS0〜S5共1回分のデ
ータを取得して1ブロック間のサンプリングが完了し、
これを更に8ブロック間繰り返して各センサ共8回分の
データを取得して、測光サンプリングが完了となる。
【0047】フローに戻り、S8まで測光サンプリング
で1個のデータを取得し終わるか、あるいはS17の判
断でS_NO>6の場合(6以上の値は測光センサ番号
に対応していない)は、続いて、半周期遅れのタイミン
グで測色サンプリングを行うために、多分割測光センサ
1のS5センサをセレクトする(S9)。125μsの
タイミング調整を行う(S10)。S5センサより測色
データを取得する(S11)。取得した測色データAD
_VALを、フリッカ波形情報としてRAM内のWAV
E[I1]に保存する(S12)。
【0048】ループ変数I1を1インクリメントして
(S13)、合計で80回の測色ループが終了したか判
断して、80回以下の場合はS4へ戻ってループを繰返
し(S14)、既に80回のループが実行済みの場合
は、8回分加算された測光値を1回当たりの量に平均化
し、測光モードに対応した測光値を算出するための基本
データを生成する(S15)。以上の一連の処理によっ
て、測光値演算に必要とされる基本測光値と、測色処理
に必要なフリッカ波形データ収集を完了する(S1
6)。
【0049】このように、本実施の形態によれば、多分
割測光センサ1個で測光と測色の両方のデータを1度に
取得するようにして、測光、測色データのサンプリング
のタイミングも無駄無く短時間でデータ取得が可能なよ
うに設定したので、測色サンプリングに要する時間が大
幅に短縮され、カメラ等に適用すればレリーズタイムに
悪影響を与えない使い勝手の良いカメラを提供できる。
【0050】(第2の実施の形態)次に、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の
実施の形態に係る測光測色装置のブロック図である。図
6は図5に示す測光測色装置の処理のフローチャートで
ある。
【0051】図5において、21は測色結果記憶装置
で、「蛍光灯」、「タングステン」、「デイライト」、
「不明」、の何れかの光源種を保存することを目的と
し、後述する測色検出装置からの出力が、「蛍光灯」、
「タングステン」または「デイライト」の何れかの場合
にはその光源種が優先的に記憶される。また、後述する
測光値記憶装置に記録している測光値と、現在の測光値
との間に大きな差が生じた場合には、測色結果記憶装置
21には「不明」を記憶するといった処理も行われる。
【0052】22は測色結果記憶装置21に記憶してい
る光源種の測定を行った時の、測光値を保存するための
測光値記憶装置である。
【0053】23は「蛍光灯」、「タングステン」、
「デイライト」、「不明」の何れかを検出するための測
色検出装置(センサ装置)である。本装置の構成につい
ては特に限定するものではなく、例えば、CCDを使用
したものでも良いし、その他のRGBセンサ等に類する
構成のものでもよい。また、CCDによる構成の場合も
単なるCCDでも、CCDからの出力から光源種を識別
する部分まで含むとしても矛盾することはない。
【0054】24は外光輝度を測定することを目的とし
た測光装置である。25は最終的に測色結果を受け取る
出力装置である。例えば、カメラの場合は測色結果を写
真の色補正に使用したり、自動車の場合は光スイッチの
応用としてヘッドライトの自動点灯に使用したりすると
いった形態を表わす。
【0055】26は測色判断装置で、以上の各装置をC
PU(図示していない)制御によって制御して、測色の
最終結果を出力装置5へ出力する光源色を判定するため
の装置である。
【0056】つぎに動作について図6を参照して説明す
る。動作を開始し(S101)、開始直後は最終測色結
果および最終測光値は不定のため、最終測色結果には
「不明」を、最終測光値には「不定」を代入する(S1
02)。この処理によって以下のフローによる誤動作を
防止できる。以下のフローはエンドレスループであり、
測定結果を外部へ出し続けることになる。
【0057】次に、測色判断装置26により測色演算を
行って、演算の戻り値としての測色結果、「蛍光灯」、
「タングステン」、「デイライト」、「不明」の何れか
を返す(S103)。同じく測光演算を行って、演算の
戻り値としては、測光値のEv値を示したアペックス
値、又はこれに類する数値を返す(S104)。以上の
測色判定、測光演算の詳細については本発明に直接関係
ないので省略する。
【0058】次に、S105,S106,S107の処
理において、測色判断装置26からの測色結果の戻り値
と「蛍光灯」、「タングステン」、「デイライト」を比
較して、このうちの何れかの場合は測色成功としてS1
11へ進む。
【0059】一方、何れでもなく測色失敗の場合は、判
定ミスの救済措置として、最終測光値として保存されて
いる値と、S104で得られた測光値を比較し(S10
8)、ほぼ等しいと判断した場合には(例えば、現測光
値が保存測光値の±1段以内)最終測色結果を測色結果
に代入する(S110)。
【0060】また、S108の判断で、最終測光値とし
て保存している値とS104で得られた測光値の間に大
きな差がある場合は、最終測色結果として「不明」を、
最終測光値としてS104で得られた測光値を代入する
(S109)。
【0061】なお、S105,S106,S107の処
理で測色結果が、「蛍光灯」、「タングステン」、「デ
イライト」の何れかと判断され測色成功の場合は、最終
測色結果としてS103で得られた測色結果を代入し、
最終測光値としてS104で得られた測光値を代入する
(S111)。
【0062】最後に、S109、S110、S111で
得られた測色結果の情報を外部へ出力して、S103へ
戻る(S112)。
【0063】このように、第2の実施の形態によれば、
測色の結果、光源種が確定できなかった場合にも、直前
までの測色動作において最後に光源種が確定した時点の
Ev値と、現測色動作において検出したEv値を比較
し、その差が一定値以内であれば最後に確定した測色結
果を現在の測色結果として出力することで、一旦、「不
明」と判定したケースでも更に見直して詳細な判定処理
を行って復活させるようにしたので、測色判定効率が向
上する。
【0064】(請求項と実施の形態の対応)本発明の測
光測色手段は測光・測色装置2の動作に相当する。
【0065】本発明の光源色判定手段は測色判断装置2
6の動作に相当する。
【0066】(他の実施の形態)本実施の形態では、出
力装置3,25は主にソフトウェア構成をとるものとし
て、カメラの例では色補正等に使用すると説明したが、
測色結果を撮影データとしてフィルムに潜像として書込
む場合、あるいはフィルムの磁気記憶部に磁気情報とし
て書込む場合、それらの情報を読取ってプリントアウト
時の色補正データとして使用するプリンター関連等、測
色結果を使用する装置は全て出力装置とみなすことがで
きる。
【0067】また、適用例としてはカメラに止まらず、
自動車のヘッドライトや電車、ヘリコプター、航空機、
船舶、各種標識灯等の照明の自動点灯/消灯用、あるい
は屋内、屋外の各種の照明設備用の光スイッチとして応
用することも可能である。
【0068】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1に記載
の発明によれば、測光処理に必要な情報と測色処理に必
要な情報の取得を平行して行えるように構成したので、
測色用のデータサンプリング時間を大幅に短縮すること
が可能になる。
【0069】更に、請求項2に記載の発明によれば、ル
ープ変数よりセンサ番号に対応するデータ取得のタイミ
ング係数S_NOを求めて、S_N0が所定値以下なら
測光データの取得から、所定値以上なら飛んで測色デー
タの取得というように構成したので、測光データと測色
データのサンプリングを時分割に無駄無く最短時間で行
うことが可能になる。
【0070】更に、請求項3に記載の発明によれば、測
光と測色を同一測光センサで同時に実施するように構成
したので、測光センサの一部を利用して人工光源のフリ
ッカデータを効率良く取り込むことが可能になる。
【0071】更に、請求項4に記載の発明によれば、測
色が不明と判断された場合も、保存する測光値と現測光
値を比較して差が小さい場合は、保存する測色結果を出
力するように救済措置を設けたので、測色判定処理の検
出精度を向上させることが可能になる。
【0072】更に、請求項5に記載の発明によれば、初
期化として測色結果記憶手段に不明を記憶するように構
成したので、初期化処理によって以降の処理における誤
動作を避けることが可能になる。
【0073】更に、請求項6又は7に記載の発明によれ
ば、保存している測光値と現在の測光値の間に大きな差
が生じた場合は、測光値記憶手段には現在の測光値を、
測色結果記憶手段には現在の測色結果の不明を記憶する
ように構成したので、測色結果が不明の場合に救済措置
として再度測光データの比較見直しを行った結果、なお
測色結果が不明の時は最終的に測色結果を不明と決定す
ることにより、測色検出精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る測光測色装置
のブロック図である。
【図2】図1に示す多分割測光装置の詳細図である。
【図3】図2に示す多分割測光センサによるサンプリン
グのタイミングチャートである。
【図4】図1に示す測光測色装置の処理のフローチャー
トである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る測光測色装置
のブロック図である。
【図6】図5に示す測光測色装置の処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1 多分割測光装置 2 測光・測色装置 3,25 出力装置 21 測色結果記憶装置 22 測光値記憶装置 23 測色検出装置 24 測光装置 26 測色判断装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多分割測光手段からの輝度出力を利用し
    た光源種識別装置において、 測光処理に必要な情報と光源種識別に必要な情報の取得
    を平行して行う測光測色手段を有することを特徴とする
    測光測色装置。
  2. 【請求項2】 多分割測光手段からの輝度出力を利用し
    た光源種識別装置において、 測光処理に必要な情報と光源種識別に必要な情報の取得
    を平行して行う測光測色手段を有し、前記測光測色手段
    は、ループ変数より求めた多分割測光センサの各センサ
    番号に対応するS_NOを判断して、前記S_NOが所
    定値以下の場合は指定されたセンサ出力を取得する測光
    サンプリングから開始し、前記S_NOが所定値以上の
    場合は測色サンプリングのみを行うことを特徴とする測
    光測色装置。
  3. 【請求項3】 前記測色サンプリングを行うセンサは、
    前記多分割測光センサの中で最大面積を持つ最外側セン
    サであることを特徴とする請求項2記載の測光測色装
    置。
  4. 【請求項4】 被写体の光源色を判定する測色検出手段
    と、被写体の輝度を判定する測光手段と、測色結果を記
    憶する測色結果記憶手段と、測光値を記憶する測光値記
    憶手段を備えた光源種識別装置において、 測色検出手段からの出力が判定できたときの測光値と測
    色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結果記憶手段に
    記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶する測光値と
    比較して現在の測光値との差が大きくない限り現在の測
    色検出結果が不明であっても前記測色結果記憶装置に記
    憶する測色結果を出力する光源色判定手段を有すること
    を特徴とする測光測色装置。
  5. 【請求項5】 被写体の光源色を判定する測色検出手段
    と、被写体の輝度を判定する測光手段と、測色結果を記
    憶する測色結果記憶手段と、測光値を記憶する測光値記
    憶手段を備えた光源種識別装置において、 測色検出手段からの出力が判定できたときの測光値と測
    色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結果記憶手段に
    記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶する測光値と
    比較して現在の測光値との差が大きくない限り現在の測
    色検出結果が不明であっても前記測色結果記憶装置に記
    憶する測色結果を出力する光源色判定手段を有し、前記
    光源色判定手段は、初期状態として測色結果記憶手段に
    不明に類する記憶を行うことを特徴とする測光測色装
    置。
  6. 【請求項6】 被写体の光源色を判定する測色検出手段
    と、被写体の輝度を判定する測光手段と、測色結果を記
    憶する測色結果記憶手段と、測光値を記憶する測光値記
    憶手段を備えた光源種識別装置において、 測色検出手段からの出力が判定できたときの測光値と測
    色結果をそれぞれ測光値記憶手段と測色結果記憶手段に
    記憶しておき、前記測光値記憶手段に記憶する測光値と
    比較して現在の測光値との差が大きくない限り現在の測
    色検出結果が不明であっても前記測色結果記憶装置に記
    憶する測色結果を出力する光源色判定手段を有し、前記
    光源色判定手段は、測光値記憶手段に記憶している測光
    値と現在の測光値との間に大きな差が生まれた場合に
    は、測光値記憶手段に現在の測光値を記憶することを特
    徴とする測光測色装置。
  7. 【請求項7】 前記光源色判定手段は、測光値記憶手段
    に記憶している測光値と現在の測光値との間に大きな差
    が生まれた場合には、測色結果記憶手段には現在の測色
    結果を記憶することを特徴とする請求項4記載の測光測
    色装置。
  8. 【請求項8】 複数の受光領域を有し、各領域からの出
    力を所定順序で繰り返し時系列でAD変換して、各領域
    の受光出力を測定するとともに、所定の領域からの出力
    にて光源を判定するためのデータを測定する測光及び測
    色装置において、前記各領域の受光出力測定のためのA
    D変換動作と前記光源を判定するためのデータ測定のた
    めの所定の領域からの出力に対するAD変換動作を交互
    に行うことを特徴とする測光及び測色装置。
  9. 【請求項9】 N個の受光領域を有する受光手段と、該
    受光手段のN個の領域に対する各出力を時系列でAD変
    換するAD変換回路と、該N個の領域に対するAD変換
    動作を1ブロックとして、該1ブロックのAD変換動作
    を光源のフリッカ周期に応じた時間内に複数回行わせ、
    同一の領域に対して行われた複数回のAD変換値に応じ
    て、その領域の測光値を得るとともに、測色動作のため
    の受光部の出力に対するAD変換動作を前記AD変換回
    路にて前記1ブロックのAD変換動作時間内に行わせた
    ことを特徴とする測光及び測色装置。
  10. 【請求項10】 前記測色動作のための受光部の出力に
    対するAD変換動作を前記フリッカ周期に応じた時間内
    に複数回行わせ、該複数回のAD変換値に応じて測色情
    報を得ることを特徴とする請求項9記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記測色動作のための受光部の出力に
    対するAD変換動作を前記受光領域に対する各AD変換
    動作間に行うことを特徴とする請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記受光部はN個の領域のうちの所定
    の領域である請求項9乃至11記載の装置。
  13. 【請求項13】 繰り返し光源色及び輝度を測定する測
    色及び測光装置において、光源色の判定が出来ない時に
    前回の測光値に対して今回の測光値が所定値内の値の場
    合今回の光源色を前回判定された光源色として決定する
    ことを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 前記装置は光源色と輝度をほぼ同時期
    に測定する請求項13記載の装置。
JP8216969A 1996-07-31 1996-07-31 測光測色装置 Pending JPH1048688A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012026915A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Hioki Ee Corp 測光装置

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JP2012026915A (ja) * 2010-07-26 2012-02-09 Hioki Ee Corp 測光装置

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