JPH1044907A - エアバッグ装置およびステアリングホイール - Google Patents

エアバッグ装置およびステアリングホイール

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JPH1044907A
JPH1044907A JP8200788A JP20078896A JPH1044907A JP H1044907 A JPH1044907 A JP H1044907A JP 8200788 A JP8200788 A JP 8200788A JP 20078896 A JP20078896 A JP 20078896A JP H1044907 A JPH1044907 A JP H1044907A
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JP
Japan
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airbag
steering wheel
inflator
horn
plate
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JP8200788A
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English (en)
Inventor
Michitaka Suzuki
道孝 鈴木
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Nihon Plast Co Ltd
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Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/20Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components
    • B60R21/203Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns
    • B60R21/2035Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit
    • B60R21/2037Arrangements for storing inflatable members in their non-use or deflated condition; Arrangement or mounting of air bag modules or components in steering wheels or steering columns using modules containing inflator, bag and cover attachable to the steering wheel as a complete sub-unit the module or a major component thereof being yieldably mounted, e.g. for actuating the horn switch or for protecting the driver in a non-deployment situation

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  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアバッグ装置の構造を簡略化し、ばね上の
可動部を軽量化する。 【解決手段】 エアバッグおよびインフレータ27を備え
たエアバッグユニット21の下側に、ホーンスイッチ機構
22を設ける。エアバッグを固定するリテーナ29の取付ボ
ルト29b を下側に突設する。この取付ボルト29b を、ホ
ーンプレート33を上下動可能に案内する軸とする。ホー
ンプレート33の上側に、エアバッグユニット21を支持す
るコイルスプリング34を配置し、ホーンプレート33の下
側に、ステアリングホイール本体に固定する取付部33f
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ホーンス
イッチを備えたエアバッグ装置およびステアリングホイ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実開平2−143734
号公報に記載されたステアリングホイールが知られてい
る。このステアリングホイールは、ステアリングホイー
ル本体の乗員側にホーンスイッチを備え、このホーンス
イッチを介して、センタパッドを構成するドライバー用
のエアバッグ装置の全体を支持している。
【0003】そして、このホーンスイッチは、ステアリ
ングホイール本体側に設けられた固定接点と、この固定
接点に対向する可動接点を設けた両側一対のホーンプレ
ートとを備え、各ホーンプレートは、それぞれ前後一対
のボルト(ねじ)およびスプリング体により、ステアリ
ングホイール本体に弾性的に進退可能に支持され、エア
バッグ装置は、これらホーンプレートに取付ボルトなど
を用いて固定されている。そして、このステアリングホ
イールでは、エアバッグ装置を押動することにより、可
動接点を固定接点に接触させ、ホーンスイッチを閉成し
てホーンを吹鳴するようになっている。
【0004】また、エアバッグ装置は、ホーンプレート
に固定されるベースプレートを備え、このベースプレー
トに、折り畳まれたエアバッグ、ガスを噴射するインフ
レータ、およびエアバッグを覆うカバー体などが取り付
けられている。そして、このエアバッグ装置は、車両の
衝突時などに衝突を検出して起動し、エアバッグを乗員
の前面に膨張展開して保護するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、スプリング体により支持されたホーンプ
レートに複数の取付ボルトなどを用いてエアバッグ装置
が取り付けられている。そこで、スプリング体には、エ
アバッグ装置の重量に加えて、これらホーンスイッチの
取り付けなどに関する構造の重量が加わることになり、
いわゆるばね上重量が増加するため、スプリング体の弾
性力を確保する必要があり、ホーンスイッチの操作感の
向上が困難であるとともに、部品点数が増加および組立
作業の煩雑化などにより、製造コストの低減が困難とな
る問題を有している。また、両側のホーンプレートにそ
れぞれ取付ボルトを用いてエアバッグ装置を取り付ける
際には、これら取付ボルトの締め付けトルクによって
は、弾性的に支持されたホーンスイッチが傾斜するなど
して、接点間の間隔すなわち操作ストロークが一定でな
くなり、操作感が悪化するとともに、車両の組立ライン
に置ける修正作業、調整作業が必要になり、車両の生産
性の向上が困難になる問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、製造コストを低減可能であるとともに操作感が良
好でスイッチを備えたエアバッグ装置およびステアリン
グホイールを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のエアバッ
グ装置は、ガスの流入により膨張するエアバッグを備え
たエアバッグユニットと、このエアバッグユニットに設
けられた案内体と、この案内体に進退可能に案内され、
被取付部材に取り付けられる取付部を設けた支持体と、
前記エアバッグユニット側および前記支持体側に相対向
して設けた接点と、前記支持体を前記エアバッグユニッ
トから離間する方向に付勢する付勢手段とを具備したも
のである。
【0008】そして、この構成では、エアバッグ装置
は、支持体の取付部を被取付部材に取り付けて用いら
れ、エアバッグユニットを押動操作することにより、付
勢手段の付勢力に抗して接点同士が接離される。被取付
部材に取り付けられる取付部は、付勢手段の被取付部材
側に設けられ、付勢手段のエアバッグユニット側の構造
が簡略化され、軽量化が可能になり、付勢手段の付勢力
の低下が可能になる。エアバッグ装置に相対向する接点
を備えたスイッチが組み込まれてユニット化されている
ので、被取付部材に取り付ける際に、スイッチと、この
スイッチの操作部分となるエアバッグ装置との調整作業
が必要なく、作業が容易になる。
【0009】請求項2記載のエアバッグ装置は、請求項
1記載のエアバッグ装置において、エアバッグユニット
は、エアバッグが取り付けられるベース体と、このベー
ス体に取り付けられガスを噴射するインフレータとを備
え、案内体は、前記インフレータを前記ベースプレート
に固定する固定手段を構成するものである。
【0010】そして、この構成では、案内体は、インフ
レータをベースプレートに固定する固定手段を構成する
ので、構造が簡略化され、付勢手段のエアバッグユニッ
ト側の軽量化が可能になり、付勢手段の付勢力の低下が
可能になる。
【0011】請求項3記載のエアバッグ装置は、請求項
1または2記載のエアバッグ装置において、エアバッグ
ユニットは、エアバッグが取り付けられるベース体と、
前記エアバッグを前記ベース体に固定するリテーナとを
備え、案内体は、前記リテーナに一体的に設けられたも
のである。
【0012】そして、この構成では、案内体は、リテー
ナに一体的に設けられるので、構造が簡略化され、付勢
手段のエアバッグユニット側の軽量化が可能になり、付
勢手段の付勢力の低下が可能になる。
【0013】請求項4記載のステアリングホイールは、
請求項1ないし3いずれか記載のエアバッグ装置と、こ
のエアバッグ装置に設けた取付部が取り付けられる被取
付部材を備えたステアリングホイール本体とを具備した
ものである。
【0014】そして、この構成では、請求項1ないし3
いずれか記載のエアバッグ装置を備えたので、ステアリ
ングホイールに備えるスイッチの操作感の向上が可能に
なるとともに、車両などにステアリングホイール本体を
取り付けた後に、このステアリングホイール本体にエア
バッグ装置を取り付ける際の作業が容易になり、製造コ
ストが低減される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明のエアバッグ装置お
よびステアリングホイールの一実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0016】図2において、1は自動車のステアリング
ホイールで、このステアリングホイール1は、ステアリ
ングホイール本体2と、このステアリングホイール本体
2の乗員側に装着されたエアバッグ装置(エアバッグモ
ジュール)4となどから構成されている。なお、ステア
リングホイール1は、通常所定の角度に傾斜した状態で
用いられるものであるが、以下、エアバッグ装置4の正
面側すなわち乗員側を上側とし、エアバッグ装置4の裏
面側すなわち車体側を下側として説明する。
【0017】そして、ステアリングホイール本体2は、
リング部あるいはグリップとも呼ばれる円環状をなすリ
ム部5と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、
これらリム部5とボス部6とを連結する複数の、本実施
の形態では3本のスポーク部7とから構成されている。
また、図3に示すように、ボス部6の下部には、ステア
リングシャフトSに嵌着される略円筒状のボス8が設け
られているとともに、このボス8に、被取付部材として
のボスプレート9が溶接などして固着されあるいは一体
に形成されている。そして、このボスプレート9から、
スポーク部7の芯金が一体に延設されあるいは溶接など
して固着され、さらに、このスポーク部7の芯金に、リ
ム部5の芯金が一体にあるいは溶接などして固着されて
いる。また、これらリム部5の芯金の外周部と、スポー
ク部7の芯金のリム部5側の部分の外周部とには、軟質
の発泡ポリウレタンなどからなる表皮部10が形成されて
いる。
【0018】また、ボス部6には、樹脂製の下部カバー
11が取り付けられ、ボス部6の下側部が覆われている。
そして、この下部カバー11には、ボス8あるいはステア
リングシャフトSが挿通する図示しない開口部が中央部
に形成されているとともに、この開口部の両側に位置し
て、側方に向かう作業用開口部11a が形成されており、
これら作業用開口部11a は、それぞれ着脱可能に係合し
た樹脂製の蓋体12により覆われている。さらに、この下
部カバー11の下側部には、車体側とステアリングホイー
ル1側とを電気的に接続する電気的な接続装置であるク
ロックスプリングあるいはケーブル式コネクタ装置など
とも呼ばれるケーブル用リール装置14が取り付けられて
いる。また、ステアリングシャフトSおよびケーブル用
リール装置14の一部を覆って、コラムカバー15が設けら
れている。
【0019】さらに、ボスプレート9の両側部には、両
側一対のエアバッグ固定部16が一体に形成されている。
そして、各エアバッグ固定部16には、略垂直に立ち上げ
られ上側に向かって若干外方に拡開する立板部17と、こ
れら立板部17の上端部から外方に延設された水平な平板
部18とが形成され、各立板部17には、それぞれねじ用通
孔17a が形成されている。
【0020】一方、エアバッグ装置4は、図1ないし図
4に示すように、エアバッグユニット21と、このエアバ
ッグユニット21の下側に設けられたホーンスイッチ機構
22とから構成されている。
【0021】そして、エアバッグユニット21は、ベース
体としてのベースプレート24、袋状のエアバッグ25、こ
のエアバッグ25を覆う樹脂製のカバー体26、ガスを噴射
するインフレータ(ガス発生体)27、およびインフレー
タ27の下側を覆うプロテクタ28、および、エアバッグ25
やインフレータ27などをベースプレート24に固定するリ
テーナ(リテーナリング)29となどを組み合わせて構成
されている。
【0022】そして、ベースプレート24は、金属板など
導電性を有する材質から一体に形成され、接点(可動接
点)を構成する略多角形平板状をなす基板部24a と、こ
の基板部24a の略全周の周縁部から下方に折曲された周
板部24b と、基板部24a の後側の周縁部から上方に折曲
された後部周板部24c となどが設けられている。そし
て、基板部24a には、円孔状をなすインフレータ用通孔
24d が形成されているとともに、このインフレータ用通
孔24d の外周に位置して、複数箇所、本実施の形態では
4か所にボルト用通孔24e が形成されている。また、周
板部24b および後部周板部24c には、所定間隔でリベッ
ト用通孔24f が形成されているとともに、後部周板部24
c の上端部の一部からは、外側に向かって端子接続片24
g が突設されている。
【0023】また、エアバッグ25は、二枚の円形の基布
を重ねて外周を縫合などして袋状に形成され、底部中央
には、インフレータ用通孔25d が形成されているととも
に、このインフレータ用通孔25d の外周に位置して、4
か所にボルト用通孔25e が形成されている。
【0024】さらに、カバー体26は、合成樹脂にて一体
に形成され、ステアリングホイール本体2のボス部6お
よびスポーク部7の一部を覆う被覆部26a と、この被覆
部26a の下面から下側に突設された略各筒状をなす取付
片部26b とが設けられている。そして、この取付片部26
b の内側が、折り畳んだエアバッグ25を収納するエアバ
ッグ収納部26c となり、このエアバッグ収納部26c に面
して、被覆部26a の裏面には、薄肉に形成した脆弱なテ
アライン26d が平面略H字状などに形成されている。さ
らに、取付片部26b には、所定間隔でリベット用通孔26
f が形成されている。
【0025】また、インフレータ27は、内部に推進薬な
どを充填した略円柱状のインフレータ本体(容器)27a
を備え、このインフレータ本体27a の上側部には、周方
向に所定の間隔でガス噴射口27b が形成されているとと
もに、インフレータ本体27aの高さ方向の略中央部から
は外周側にフランジ部27c が突設され、このフランジ部
27c には、4か所にボルト用通孔27e が形成されてい
る。また、インフレータ本体27a の底部からは、図示し
ないリード線などが導出され、起動用の電力が供給され
るようになっている。
【0026】さらに、プロテクタ28は、絶縁性を有する
合成樹脂などにて一体に形成され、インフレータ本体27
a の下側部に嵌合する略筒状のインフレータ嵌合部28a
と、このインフレータ嵌合部28a の下部から中心側に延
設されたインフレータ保護部28b と、インフレータ嵌合
部28a の上部から外周側に突設されたフランジ部28cと
が設けられている。そして、このフランジ部28c には、
4か所にボルト用通孔28e が形成されているとともに、
各ボルト用通孔28e と同心状に、下側に向かって円筒状
の筒状部が二重に突設され、これら筒状部同士の間がス
プリング保持部28d となっている。
【0027】また、リテーナ29は、略円環状をなす金属
製のリテーナ本体29a と、このリテーナ本体29a に等間
隔で一体的に固着された4本の金属製の案内体としての
取付ボルト(スタッドボルト)29b とから構成されてい
る。
【0028】そして、エアバッグユニット21を組み立て
る際は、リテーナ29をインフレータ用通孔25d からエア
バッグ25の内側に挿入し、リテーナ29の各取付ボルト29
b をエアバッグ25のボルト用通孔25e に挿入し、さら
に、エアバッグ25から突出した各取付ボルト29b をベー
スプレート24のボルト用通孔24e に挿入する。そして、
エアバッグ25をコンパクトに所定の形状に折り畳み、こ
のエアバッグ25を収納するようにしてカバー体26を被
せ、取付片部26b をベースプレート24の周板部24bの外
側と後部周板部24c の内側との間に嵌合する。この状態
で、カバー体26およびベースプレート24の外側から各リ
ベット用通孔26f ,24f にリベットRを挿入してかしめ
ることにより、ベースプレート24にカバー体26が固定さ
れる。さらに、ベースプレート24の下側から、プロテク
タ28を嵌合したインフレータ27のインフレータ本体27a
の上部を、互いに位置合わせされたインフレータ用通孔
24d ,25d からエアバッグ25の内側に挿入するととも
に、ベースプレート24から突出した各取付ボルト29b
を、インフレータ27およびプロテクタ28のフランジ部27
c ,28c のボルト用通孔27e ,28e に挿入する。この状
態で、図1に示すようにエアバッグユニット21が組み立
てられ、さらに、ホーンスイッチ機構22を挟んで各取付
ボルト29b の先端側のねじ部にナット31を螺合して締め
付けることにより、ベースプレート24とリテーナ29との
間にエアバッグ25が挟持されるなどして、エアバッグ装
置4が組み立てられる。
【0029】次に、このエアバッグユニット21に組み付
けられるホーンスイッチ機構22について説明する。
【0030】まず、このホーンスイッチ機構22は、支持
体としてのホーンプレート33を1個と、付勢手段として
の弾性体(ばね)であるコイルスプリング34、ブッシュ
35、およびインシュレータ36を各3個となどから構成さ
れている。
【0031】そして、ホーンプレート33は、導電性を有
する金属板を打ち抜き折曲などして平面略V字状あるい
は平面略U字状に一体に形成されている。すなわち、こ
のホーンプレート33は、インフレータ27のフランジ部27
c の後部(乗員に対する手前側)から側部に沿って、両
側方向を長手方向とする基部33a と、この基部42の両端
部から前側に延設された一対の腕部33b ,33b とが形成
されている。そして、これら基部33a および腕部33b ,
33b には、それぞれ案内用通孔33c が形成されていると
ともに、各案内用通孔33c の下端部の周囲には上側に向
かって凹設された環状の段部33d が形成されている。ま
た、基部33a の案内用通孔33c の両側部および各腕部33
b ,33b の先端部からは、それぞれ上側に向かって略円
柱状などをなす接点(固定接点)33e が突設されてい
る。一方、各腕部33b ,33b の基端部からは、それぞれ
下側に向かって略矩形板状の取付部33f ,33f が突設さ
れ、これら取付部33f ,33f には、それぞれ外側に向
き、かつ、若干下方に向かって傾斜したねじ孔33g ,33
g が形成されている。
【0032】また、各ブッシュ35は、鉄などの金属から
なり、所定の高さ寸法を有する円筒状に形成されてい
る。
【0033】さらに、各インシュレータ36は、絶縁性を
有する樹脂などから、円筒状をなす筒状部36a と、この
筒状部36a の下端部から外周側に突出するフランジ部36
b とが一体に形成されているとともに、筒状部36a に
は、上端側から外周側に突出する一対の係止爪部36c が
突設されている。
【0034】そして、エアバッグユニット21にホーンス
イッチ機構22を組み付ける際には、まず、リテーナ29か
ら突設された各取付ボルト29b にそれぞれブッシュ35を
嵌挿する。さらに、前側の取付ボルト(以下、前部取付
ボルトと呼ぶ)29b を除いて、他の取付ボルト(以下、
後部取付ボルトと呼ぶ)29b に嵌挿したブッシュ35の外
側に、それぞれコイルスプリング34を巻装する。一方、
ホーンプレート33の各案内用通孔33c には、それぞれ下
側からインシュレータ36を嵌合し、係止爪部36c を上面
に係止するとともに、各後部取付ボルト29b に嵌挿した
ブッシュ35を、これらインシュレータ36の内側に摺動自
在に嵌挿する。そして、全ての取付ボルト29b にナット
31を螺合して締め付けることにより、図4に示すよう
に、取付ボルト29b の頭部とナット31との間に、リテー
ナ本体29a 、エアバッグ25、ベースプレート24、および
ブッシュ35が挟持して固定されるとともに、コイルスプ
リング34は、上端部がプロテクタ28のスプリング保持部
28d に絶縁した状態で嵌合保持され、下端部はインシュ
レータ36の外側に絶縁した状態で嵌合しつつホーンプレ
ート33の上面に当接して下方に押動する。そして、この
状態で、ホーンプレート33は、プロテクタ28およびイン
シュレータ36により、ベースプレート24、取付ボルト29
b 、コイルスプリング34、およびブッシュ35から電気的
に絶縁されるとともに、上下方向に進退可能に、かつ、
外力が加わっていない状態では、エアバッグユニット21
に対して相対的に下降限に弾性的に保持され、ベースプ
レート24の基板部24a の下面とホーンプレート33の接点
33e の上面との間が所定間隔で離間するようになってい
る。
【0035】そして、このようにして組み立てられたエ
アバッグ装置4は、車体に取り付けられることなく、ホ
ーンスイッチ機構22の作動テストがなされ、作動確認の
なされたものだけが車体の組み立てラインに持ち込まれ
る。
【0036】さらに、車体の組み立てラインでは、ホー
ンプレート33をボスプレート9に固定するとともに、電
気的な接続を行って、エアバッグ装置4がステアリング
ホイール本体2に組み付けられる。すなわち、エアバッ
グ装置4は、図3に示すように、ホーンプレート33の腕
部33b ,33b をボスプレート9のエアバッグ固定部16の
平板部18上に当接し、ホーンプレート33の取付部33f を
エアバッグ固定部16の立板部17の内側に当接した状態で
ほぼ位置決めされ、さらに、下部カバー11の両側の作業
用開口部11a の蓋体12を取り外した状態で、立板部17の
ねじ用通孔17aに外側から挿入したトルクスボルト38を
取付部33f のねじ孔33g に螺合して締め付けることによ
り正しく位置決めして機械的に固定される。そして、ト
ルクスボルト38の螺合後に両側の蓋体12を係合して取り
付ける。また、電気的な接続作業は、ケーブル用リール
装置14から導出された図1に示すリード線41の先端に設
けた差し込み端子42をベースプレート24の端子接続片24
g に接続して行う。この状態で、可動接点となるベース
プレート24は、ケーブル用リール装置14を介して図示し
ない車体側のホーン装置のプラス回路に接続され、固定
接点となるホーンプレート33は、ボスプレート9、ボス
8、およびステアリングシャフトSなどを介して、車体
(アース)に接続されている。
【0037】そして、このように組み立てられたステア
リングホイール1のエアバッグ装置4は、自動車が衝突
した際などには、インフレータ27からからエアバッグ25
の内部に窒素ガスなどの不活性ガスが急速に噴射され
て、折り畳まれて収納されたエアバッグ25が急激に膨張
する。すると、このエアバッグ25の膨張の圧力により、
カバー体26がテアライン26d に沿って開裂してエアバッ
グ25の突出口が形成され、この突出口からエアバッグ25
が突出して乗員の前面に膨張展開し、乗員を車両の衝突
などの衝撃から保護するようになっている。
【0038】また、エアバッグ装置4に力が加わってい
ない状態では、各コイルスプリング34の付勢力により、
ホーンプレート33に対してエアバッグユニット21が上側
に押し上げられ、ベースプレート24の基板部24a の下面
とホーンプレート33の接点33e の上面との間が所定間隔
で離間する。一方、各コイルスプリング34の付勢力に抗
して、エアバッグユニット21を押動すると、このエアバ
ッグユニット21は、取付ボルト35と一体に移動するブッ
シュ35がホーンプレート33に嵌合されたインシュレータ
36に案内されて下降し、所定のストロークだけ下方に押
下げられた状態で、ベースプレート24がホーンプレート
33に接触して回路が閉じ、ホーンが吹鳴されるようにな
っている。
【0039】このように、本実施の形態によれば、エア
バッグ装置4にホーンスイッチ機構22を組み込んでユニ
ット化したため、エアバッグ装置4をステアリングホイ
ール本体2に取り付ける際に、ホーンスイッチ機構22
と、このホーンスイッチ機構22の操作部分となるエアバ
ッグユニット21との調整作業を行う必要がなく、車体の
組み立てラインにおける工程不良の部品交換や手直し作
業を低減し、製造コストを低減することができる。
【0040】また、エアバッグ装置4の全体を支持して
ボスプレート9に取り付けられる取付部33f を、コイル
スプリング34の車体側に設け、また、エアバッグユニッ
ト21を構成するリテーナ29の取り付けボルト29b を、ホ
ーンスイッチ機構22を構成する部品としても用いて部品
を統合したため、部品点数、組み立て工数を削減し、ま
た、品質確認を容易にして、製造コストを低減すること
ができる。特に、コイルスプリング34の上側であるエア
バッグユニット21側の構造を簡略化、軽量化して、可動
部の重量、換言すればいわゆるばね上重量を軽減できる
ため、コイルスプリング34の付勢力を低下させても、エ
ンジンのアイドリングなどによるエアバッグ装置4の共
振を防止でき、操作感の向上を図ることができる。な
お、実験の結果、例えば、実開平2−143734号公
報に記載された構成に比べて、本実施の形態では、ばね
上重量を120gから150gの範囲で軽量化を図るこ
とができた。
【0041】なお、上記の実施の形態では、ホーンスイ
ッチ機構22を構成する部品として、リテーナ29から一体
的に垂下される取付ねじ29b を用いたが、ベースプレー
ト24などから一体的に垂下されるシャフトなどを用いる
こともできる。
【0042】
【発明の効果】請求項1記載のエアバッグ装置によれ
ば、被取付部材に取り付けられる取付部を、付勢手段の
被取付部材側に設けたため、付勢手段のエアバッグユニ
ット側の構造を簡略化、軽量化して、付勢手段の付勢力
を低下させ、操作感を向上することができる。また、エ
アバッグ装置に、相対向する接点を備えたスイッチが組
み込まれてユニット化されているため、被取付部材に取
り付ける際に、スイッチと、このスイッチの操作部分と
なるエアバッグ装置との調整作業を行う必要なく、作業
を容易にして、製造コストを低減できる。
【0043】請求項2記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1記載の記載に加え、案内体は、インフレータを
ベースプレートに固定する固定手段を構成するため、構
造を簡略化し、製造コストを低減できるとともに、付勢
手段のエアバッグユニット側の軽量化が可能になり、付
勢手段の付勢力を低下させ、操作感を向上することがで
きる。
【0044】請求項3記載のエアバッグ装置によれば、
請求項1または2記載の効果に加え、案内体をリテーナ
に一体的に設けたため、構造を簡略化し、製造コストを
低減できるとともに、付勢手段のエアバッグユニット側
の軽量化が可能になり、付勢手段の付勢力を低下させ、
操作感を向上することができる。
【0045】請求項4記載のステアリングホイールによ
れば、請求項1ないし3いずれか記載のエアバッグ装置
を備えたため、ステアリングホイールに備えるスイッチ
の操作感を向上できるとともに、車両などにステアリン
グホイール本体を取り付けた後に、このステアリングホ
イール本体にエアバッグ装置を取り付ける際の作業を容
易にして、製造コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のエアバッグ装置の一実施の形態を示す
分解斜視図である。
【図2】同上エアバッグ装置を備えたステアリングホイ
ールの平面図である。
【図3】同上ステアリングホイールを車両に取り付けた
状態を示す図2のI−I断面図である。
【図4】同上エアバッグ装置を示す図2のII−II断面図
である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 ステアリングホイール本体 4 エアバッグ装置 9 被取付部材としてのボスプレート 21 エアバッグユニット 24 ベース体としてのベースプレート 24a 接点を構成する基板部 25 エアバッグ 27 インフレータ 29 リテーナ 29b 案内体としての取付ボルト 33 支持体としてのホーンプレート 33e 接点 33f 取付部 34 付勢手段としてのコイルスプリング

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスの流入により膨張するエアバッグを
    備えたエアバッグユニットと、 このエアバッグユニットに設けられた案内体と、 この案内体に進退可能に案内され、被取付部材に取り付
    けられる取付部を設けた支持体と、 前記エアバッグユニット側および前記支持体側に相対向
    して設けた接点と、 前記支持体を前記エアバッグユニットから離間する方向
    に付勢する付勢手段とを具備したことを特徴とするエア
    バッグ装置。
  2. 【請求項2】 エアバッグユニットは、エアバッグが取
    り付けられるベース体と、このベース体に取り付けられ
    ガスを噴射するインフレータとを備え、 案内体は、前記インフレータを前記ベースプレートに固
    定する固定手段を構成することを特徴とする請求項1記
    載のエアバッグ装置。
  3. 【請求項3】 エアバッグユニットは、エアバッグが取
    り付けられるベース体と、前記エアバッグを前記ベース
    体に固定するリテーナとを備え、 案内体は、前記リテーナに一体的に設けられたことを特
    徴とする請求項1または2記載のエアバッグ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3いずれか記載のエアバ
    ッグ装置と、 このエアバッグ装置に設けた取付部が取り付けられる被
    取付部材を備えたステアリングホイール本体とを具備し
    たことを特徴とするステアリングホイール。
JP8200788A 1996-07-30 1996-07-30 エアバッグ装置およびステアリングホイール Pending JPH1044907A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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