JPH1043972A - シリンダヘッドの組付方法およびその装置 - Google Patents

シリンダヘッドの組付方法およびその装置

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JPH1043972A
JPH1043972A JP20852696A JP20852696A JPH1043972A JP H1043972 A JPH1043972 A JP H1043972A JP 20852696 A JP20852696 A JP 20852696A JP 20852696 A JP20852696 A JP 20852696A JP H1043972 A JPH1043972 A JP H1043972A
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JP
Japan
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cylinder head
cylinder
spring
mounting
clip
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JP20852696A
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English (en)
Inventor
Yasushi Hamaguchi
泰史 浜口
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】人手を必要とせず、生産コストを低廉化するこ
とができ、製造時間を短縮化して生産効率を向上させる
ことが可能なシリンダヘッドの組付方法およびその装置
を提供する。 【解決手段】シリンダヘッド14はシリンダヘッド移載
装置40によってテーブル12の位置決め治具16に載
置される。前記テーブル12が回転してシリンダヘッド
14はクリップ装着装置42に搬送されてクリップが装
着される。再びテーブル12が回転してシリンダヘッド
14をスプリングシート装着装置44に搬送すると、該
プリングシート装着装置44はシリンダヘッド14にス
プリングシートを装着する。前記テーブル12の回転作
用下にシリンダヘッド14はリテーナおよびスプリング
装着装置46に搬送されてリテーナとスプリングが装着
され、更なるテーブル12の回転作用下にシリンダヘッ
ド14はシリンダヘッド搬出装置48に搬送され、該シ
リンダヘッド搬出装置48によってシリンダヘッド14
はコンベア装置1302に載置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリンダヘッドの
組付工程において、シリンダヘッドをその組付装置の所
定の位置に搬送し、該シリンダヘッドにクリップ、スプ
リングシート、リテーナおよびスプリングを装着する方
法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリンダヘッドの組付工程では、
先ず、シリンダヘッドのスリーブの外周に形成された溝
部に該スリーブの抜け止めのためのクリップを係合させ
る。次に、前記クリップが所定の装着状態となっている
か否かを確認した後、スプリングシートの孔部に前記ス
リーブを挿通させて前記スプリングシートが装着され
る。そして、スプリングがバルブステムを囲繞して装着
され、リテーナがバルブステムの端部に係合されて組み
付けられる。これらの作業は、人手により遂行されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシリンダヘッドの組付方法では、専任の作業者が必
要となり、生産コストが高騰するという問題があり、し
かも、作業効率もさほどに向上せず、製造工程が長くな
るという欠点があった。
【0004】本発明は前記の課題を解決すべくなされた
ものであって、人手を必要とせず、生産コストを低廉化
することができ、製造時間を短縮することが可能なシリ
ンダヘッドの組付方法およびその装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、シリンダヘッドをシリンダヘッド移載
装置によってテーブルに載置する工程と、前記シリンダ
ヘッドのスリーブにクリップ装着装置によってクリップ
を装着する工程と、前記シリンダヘッドにスプリングシ
ート装着装置によってスプリングシートを装着する工程
と、前記シリンダヘッドにリテーナおよびスプリング装
着装置によってリテーナとスプリングを装着する工程
と、前記シリンダヘッドをシリンダヘッド搬出装置によ
って前記テーブルから所定の位置に搬送する工程と、前
記夫々の工程の間に、前記テーブルを所定角度ずつ回動
し、前記シリンダヘッドをシリンダヘッド移載装置から
前記クリップ装着装置、スプリングシート装着装置、リ
テーナおよびスプリング装着装置、シリンダヘッド搬出
装置に順次搬送する工程を有することを特徴とする。
【0006】本発明によれば、シリンダヘッドはシリン
ダヘッド移載装置によってテーブルに載置され、該テー
ブルは所定角度回転し、前記シリンダヘッドをクリップ
装着装置に搬送する。該クリップ装着装置によって前記
シリンダヘッドにクリップが装着されると、再びテーブ
ルが所定角度回転し、シリンダヘッドがスプリングシー
ト装着装置に搬送される。該スプリングシート装着装置
によって前記シリンダヘッドにスプリングシートが装着
され、前記テーブルが回転して前記シリンダヘッドがリ
テーナおよびスプリング装着装置に搬送され、リテーナ
とスプリングが装着される。そして、前記テーブルが回
転してシリンダヘッドがシリンダヘッド搬出装置に搬送
されると、該シリンダヘッド搬出装置は前記シリンダヘ
ッドを所定の位置に搬出する。
【0007】この場合、前記シリンダヘッドをテーブル
に載置する工程は、前記テーブルに設けられ、その上面
が傾斜して形成された位置決め治具に、前記シリンダヘ
ッドを傾斜して載置する工程であると、前記クリップ、
スプリングシート、リテーナおよびスプリングを前記ク
リップ装着装置、スプリングシート装着装置、リテーナ
およびスプリング装着装置によって前記シリンダヘッド
に垂直方向に変位させて容易に装着することができ、好
適である。
【0008】また、本発明は、シリンダヘッドが載置位
置決めされる位置決め治具と、前記位置決め治具が複数
設けられ、回転可能なテーブルと、前記テーブルに近接
して設けられ、前記シリンダヘッドを前記位置決め治具
に載置するシリンダヘッド移載装置と、前記テーブルに
近接して設けられ、前記シリンダヘッドのスリーブにク
リップを装着するクリップ装着装置と、前記テーブルに
近接して設けられ、前記シリンダヘッドにスプリングシ
ートを装着するスプリングシート装着装置と、前記テー
ブルに近接して設けられ、前記シリンダヘッドにリテー
ナおよびスプリングを装着するリテーナおよびスプリン
グ装着装置と、前記シリンダヘッドを前記位置決め治具
から所定の位置に搬出するシリンダヘッド搬出装置と、
を備えることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、シリンダヘッドはシリン
ダヘッド移載装置によってテーブルの位置決め治具に載
置される。次に、テーブルが回転してシリンダヘッドが
搬送され、クリップ装着装置によってスリーブにクリッ
プが装着される。次いで、テーブルが再び回転してシリ
ンダヘッドが搬送され、スプリングシート装着装置によ
ってシリンダヘッドにスプリングシートが装着される。
さらにシリンダヘッドが搬送され、シリンダヘッドにリ
テーナおよびスプリング装着装置によってリテーナとス
プリングが装着される。そして、再度シリンダヘッドが
搬送され、シリンダヘッド搬出装置によってシリンダヘ
ッドはテーブルから所定の位置に搬出される。
【0010】この場合、前記位置決め治具の上面が傾斜
して形成され、前記シリンダヘッドは前記位置決め治具
に傾斜して載置されると、前記クリップ、スプリングシ
ート、リテーナおよびスプリングを前記クリップ装着装
置、スプリングシート装着装置、リテーナおよびスプリ
ング装着装置によって前記シリンダヘッドに垂直方向に
変位させて容易に装着することができ、好適である。
【0011】また、この場合、前記位置決め治具が、テ
ーブルの中心に対して互いに所定角度ずつ偏位して設け
られ、一方、前記シリンダヘッド移載装置、クリップ装
着装置、スプリングシート装着装置、リテーナおよびス
プリング装着装置、シリンダヘッド搬出装置は、前記夫
々の位置決め治具に対応して配設されると、テーブルが
所定角度回転する毎に、前記位置決め治具に載置された
シリンダヘッドは夫々の装置に対応した位置に搬送さ
れ、好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明に係るシリンダヘッドの組
付方法について、その装置との関係において好適な実施
の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説
明する。
【0013】図1において、参照符号10は、本実施の
形態に係るシリンダヘッドの組付装置を示す。このシリ
ンダヘッドの組付装置10は円形のテーブル12を備
え、該テーブル12を囲繞してシリンダヘッド移載装置
40、クリップ装着装置42、スプリングシート装着装
置44、リテーナおよびスプリング装着装置46、そし
てシリンダヘッド搬出装置48が前記テーブル12の中
心に対して夫々互いに所定角度ずつ偏位して配設されて
いる。
【0014】先ず、前記テーブル12について説明する
と、該テーブル12は図示しない回転駆動源により矢印
A方向に回転可能に構成される。前記テーブル12の上
部には、図2に示すように、シリンダヘッド14が載置
され且つ位置決めされる位置決め治具16が前記シリン
ダヘッド移載装置40、クリップ装着装置42、スプリ
ングシート装着装置44、リテーナおよびスプリング装
着装置46、シリンダヘッド搬出装置48と対応して複
数個設けられる。該位置決め治具16は、図3に示すよ
うに、前記テーブル12の縁部に向かって下方に傾斜し
た上面16aを有し、前記テーブル12にねじ18で固
着される。該位置決め治具16の略中央部には前記テー
ブル12に画成された孔部20a、20bに同軸的に連
通する孔部22a、22bが垂直方向に延在して画成さ
れ、該孔部22a、22bを構成する壁部には段部24
が形成される。前記孔部22a、22bには筒状部材2
6が挿入される。該筒状部材26の下部には半径方向外
方に突出したフランジ部28が設けられ、該フランジ部
28は前記段部24に係合し、ねじ30で前記位置決め
治具16に固着される。図3から容易に諒解される通
り、前記筒状部材26の上端部は前記傾斜する上面16
aより上方へと突出している。前記位置決め治具16の
一方の縁部近傍には段部32を有する凹部34が画成さ
れ、該凹部34にはピン部材36が挿入される。該ピン
部材36にはその外周にフランジ部38が形成され、該
フランジ部38は前記段部32に係合する。これによっ
て前記ピン部材36が位置決めされる。該ピン部材36
の上部は半球状の円滑な膨出面とされている。
【0015】次に、シリンダヘッド移載装置40につい
て説明する。このシリンダヘッド移載装置40は、図4
に示すように、長尺状のコンベア装置(搬送装置)50
と、該コンベア装置50の端部に設けられ、当該コンベ
ア装置50によって搬送されるシリンダヘッド14を把
持して前記テーブル12の位置決め治具16に載置する
把持機構52とを備える。前記コンベア装置50は長尺
状の基台54を含み、該基台54の両端部には軸部材5
6a、56bが回動自在に軸着される。該軸部材56
a、56bには図示しない回転駆動源が連結されてい
る。前記軸部材56a、56bにはスプロケット(図示
せず)を介して環状のコンベア(無端搬送手段)60が
巻回され、従って、コンベア60は回転駆動源の付勢作
用下に駆動される前記軸部材56a、56bの回転運動
によって前記基台54の長手方向に回転する。前記コン
ベア60は、多数のローラ62と、夫々のローラ62の
両端部を互いに回動自在に連結するチェーン64a、6
4bとで構成され、該チェーン64a、64bは前記ス
プロケットに係合する。
【0016】前記基台54の両側部には夫々複数の取付
部材66が固着され、該取付部材66には長尺に形成さ
れたガイド部材68a、68bが前記基台54の長手方
向に沿って互いに平行に固着される。該ガイド部材68
a、68bには一方の端部に斜面部70a、70bが形
成され、従って、夫々のガイド部材68a、68bは一
端部において互いにその間隔が広がっている。
【0017】前記基台54の一方の端部には前記コンベ
ア60の延在方向に沿って変位自在な変位センサ72が
設けられ、該変位センサ72のロッド74の先端には当
接部76が設けられている。該当接部76は、シリンダ
ヘッド14の大径部1500の一部(第1の当接部位)
に当接するように配設される。前記変位センサ72はシ
リンダヘッド14の大径部1500により当接部76が
押圧されて前記ロッド74が変位し、この変位量に応じ
た電圧Vを出力する。
【0018】前記変位センサ72の出力はCPU(演算
回路)75に電気的に接続される。該CPU75はその
内部にA/D変換器77を備え、アナログ信号である前
記変位センサ72の出力電圧Vをデジタル値に変換す
る。前記CPU75にはメモリ79が設けられ、該メモ
リ79には前記変位センサ72の出力電圧Vとシリンダ
ヘッド14の機種との関係がデータテーブルとして記憶
されている。従って、前記変位センサ72の出力電圧V
によって、シリンダヘッド14の機種が特定される。
【0019】前記変位センサ72の近傍には第1シリン
ダ78が固着され、該第1シリンダ78のピストンロッ
ド80には長尺状に形成されたストッパ82が設けられ
ている。該ストッパ82は、シリンダヘッド14の放熱
用フィン1508の一部(第2の当接部位)に当接する
ように、前記コンベア60からその上方に所定間隔離間
して配設される。
【0020】前記基台54の側部には、その終端部近傍
に第2シリンダ84と第3シリンダ86が設けられ、夫
々のシリンダ84、86のピストンロッド88、90に
は、長尺で一方の端部近傍が傾斜して形成されたガイド
部92、94が設けられる。前記第2シリンダ84、第
3シリンダ86から夫々ピストンロッド88、90が突
出することにより、前記コンベア60上のシリンダヘッ
ド14を挟持するための挟持手段を構成する。前記基台
54の側部には前記第2シリンダ84、第3シリンダ8
6から所定間隔離間して発光部96と、該発光部96か
ら発光された光を受光する受光部98が設けられ、前記
コンベア60の上をシリンダヘッド14が搬送される
と、前記発光部96から発光された光が遮断され、前記
受光部98は該光を受光しない。これによって、シリン
ダヘッド14の有無検知がなされる。前記基台54の側
部には前記第2シリンダ84から所定間隔離間して第4
シリンダ100が設けられ、該第4シリンダ100のピ
ストンロッド102には斜面部104が形成されたスト
ッパ106が設けられる。
【0021】前記把持機構52は前記コンベア装置50
の第1シリンダ78側に設けられる。図5、図6に示す
ように、この把持機構52は垂直方向に延在するフレー
ム110を備え、該フレーム110の上部には長尺な板
状の基板112が水平方向に延在して固着される。該基
板112にはその長手方向に沿ってリニアガイド114
a、114bが平行に配設され、一方のリニアガイド1
14aの両端部には取付部材116a、116bを介し
てストッパ118a、118bが固着される。前記リニ
アガイド114a、114bには保持板122が設けら
れる。前記保持板122の前記基板112に対向する面
には水平方向に延在して第5シリンダ124が設けられ
(図5中、点線参照)、該第5シリンダ124のピスト
ンロッド126は係止プレート128を介して前記基板
112の一方の端部に固着される。従って、前記第5シ
リンダ124が付勢されると、前記保持板122は水平
方向(矢印DまたはE方向)に変位する。
【0022】前記保持板122の上部隅角部には切欠部
130a、130bが形成され、該切欠部130a、1
30bを形成する壁部には前記ストッパ118a、11
8bが当接自在である。このため、前記ストッパ118
a、118bは前記保持板122の変位範囲を規制す
る。
【0023】前記保持板122の一方の切欠部130a
の近傍には屈曲部138が形成され、該屈曲部138に
は軸部材140を介して第6シリンダ142の一端部が
軸着され、従って、該第6シリンダ142は前記保持板
122に対して前記軸部材140を中心に回動自在であ
る。
【0024】前記保持板122の一方の側部近傍には取
付部材132a、132bを介してストッパ134a、
134bが設けられる。一方のストッパ134aは垂直
方向に、他方のストッパ134bは所定角度偏位して前
記保持板122に固着される。前記保持板122には軸
部材(回動軸)144を介して板状の偏位部材146が
回動自在に設けられ(図5参照)、該偏位部材146の
一方の壁部にはT字状の突部148が嵌合され、該突部
148には前記第6シリンダ142のピストンロッド1
50が軸部材152により回動自在に係着されている。
前記偏位部材146には前記突部148と反対側の壁部
にT字状の突部154が固着される。従って、前記第6
シリンダ142が付勢されると、前記偏位部材146は
前記軸部材144を中心に回動し、該突部154は前記
ストッパ134aまたは134bに当接して該偏位部材
146の偏位範囲が規制される。前記偏位部材146の
上部には支持部材156が固着され、該支持部材156
には垂直方向に延在して第7シリンダ158が設けられ
る。
【0025】前記偏位部材146にはリニアガイド16
0a、160bが垂直方向に且つ平行して設けられ、該
リニアガイド160a、160bには断面が略L字状に
屈曲形成された支持部材162が固着される。該支持部
材162には前記第7シリンダ158のピストンロッド
164の先端部がプレート166を介して係合する。な
お、偏位部材146には、図6に示すように、前記突部
148の近傍に取付部材159が取着され、この取付部
材159にはストッパ161が固着される。従って、前
記第7シリンダ158が付勢されると、前記支持部材1
62が前記リニアガイド160a、160bに沿って矢
印C方向に変位し、前記ストッパ161が当接すること
により、当該支持部材162の変位が規制される。前記
支持部材162の下部には該支持部材162の変位方向
に沿ってガイドロッド168a、168bが延在してい
る。
【0026】前記支持部材162の図において水平方向
に延在する部位には、図6、図7に示すように、その両
端部に凹部170a、170bが画成され、該凹部17
0a、170bには略コ字状に屈曲した保持部材172
a、172bが嵌合される。該保持部材172a、17
2bにはストッパ174a、174bが設けられる。前
記保持部材172a、172bには、さらに、軸部材1
76a、176bを介して把持部178a、178bが
回動自在に設けられる。該把持部178a、178bの
上方は幅狭部180a、180bが形成され、一方の幅
狭部180aの端部には第8シリンダ182のブラケッ
ト184が軸部材186を介して軸着されている。他方
の幅狭部180bの端部には前記第8シリンダ182の
ピストンロッド188の先端部が軸部材190を介して
軸着される。前記把持部178a、178bの下端部に
は互いに内方へと突出して爪部192a、192bが形
成されている。従って、前記第8シリンダ182が付勢
されると、軸部材176a、176bを中心に把持部1
78a、178bが揺動し、前記爪部192aと192
bは互いに接近または離間する。この場合、前記爪部1
92a、192bが互いに離間する方向に変位すると、
前記把持部178a、178bが前記ストッパ174
a、174bに当接し、このため、該把持部178a、
178bの変位範囲は前記ストッパ174a、174b
によって規制される。
【0027】前記支持部材162には、図6において、
その前部に四角形状の孔部194が画成され、前記支持
部材162の下部には前記孔部194に連通する孔部1
95が画成された板状部材197が固着される。一方、
前記支持部材162には前記孔部194を形成する壁部
に橋架されて略T字状の板状部材196が固着される。
該板状部材196の端部には一対の凹部198a、19
8bが画成され、該凹部198a、198bの壁部には
棒状の係合部材202a、202bの一端部が軸部材2
03a、203bを介して回動自在に設けられる。前記
係合部材202a、202bにはピン部材204a、2
04bが固着され、前記板状部材196にもピン部材2
06a、206bが固着される。なお、前記ピン部材2
04a、204bと206a、206bにかけてばね部
材208a、208bが橋架される。前記係合部材20
2a、202bの下方は僅かに屈曲して形成されること
により、爪部210a、210bが形成される。
【0028】前記支持部材162の下部には第9シリン
ダ212が傾斜して固着され(図7参照)、該第9シリ
ンダ212のピストンロッド214にはL字状に屈曲し
た押圧部216が係合する。該押圧部216は前記板状
部材197に固着されたリニアガイド217に沿って摺
動自在に構成され、前記第9シリンダ212が付勢され
ると、該押圧部216は前記係合部材202a、202
bを押圧して偏位させる。
【0029】次に、クリップ装着装置42について説明
する。このクリップ装着装置42は、図1に示すよう
に、パーツフィーダ340と、該パーツフィーダ340
のパーツ導出口に連結された通路349に隣接して配設
されたクリップ供給機構342と、該クリップ供給機構
342の近傍から前記テーブル12の上方にかけて配設
された装着機構344とを備える。
【0030】前記通路349には、図8、図9に示すよ
うに、その長手方向に沿って溝部350が形成され、該
溝部350には弾性を有するべく、C字状に形成された
金属材料からなるクリップ1550が前記パーツフィー
ダ340から1列に整列されて搬送される。
【0031】前記通路349の近傍にはクリップ供給機
構342が設けられる。該クリップ供給機構342はフ
レーム356を備え、該フレーム356にはL字状に屈
曲した取付部材357を介して長尺状に形成された基板
358が固着される。該基板358は前記通路349の
端部に隣接して配設される。前記基板358の上部中央
には前記通路349の溝部350に連通する溝部362
が形成され、さらに、該溝部362と平行に当該溝部3
62より幅狭な溝部366a〜366dが形成される。
なお、該溝部366a〜366dは前記溝部362より
深く形成されている。
【0032】前記基板358にはその両端部に支持部材
368a、368bが固着され、夫々の支持部材368
a、368bにはストッパ369a、369bが設けら
れる。この場合、一方の支持部材368bには第10シ
リンダ370が固着される。前記支持部材368a、3
68bに橋架して前記基板358と平行に柱状部材37
2が固着される。該柱状部材372の上部には前記溝部
366a〜366dの延長線上に複数の溝部374a〜
374dが互いに平行に形成されている。
【0033】前記柱状部材372の上部中央には前記基
板358に向かって突出して発光部376が固着され、
前記柱状部材372の下部中央には、図10、図11に
示すように、前記発光部376に対向して受光部378
が固着される。
【0034】前記基板358の前記柱状部材372に対
向する面にはその長手方向に沿って長尺な取付部材38
4が固着され、該取付部材384にはレール部材386
が固着される(図8参照)。該レール部材386には、
図11に示すように、その断面が略クランク状に屈曲し
て形成されたクリップ載置台390が摺動自在に設けら
れ、該クリップ載置台390の上部は前記柱状部材37
2と前記基板358との間隙に挿通されている。前記ク
リップ載置台390の一方の端部には前記第10シリン
ダ370のピストンロッド392が係合している。従っ
て、前記第10シリンダ370が付勢されると、前記ク
リップ載置台390は前記通路349と交差する方向に
変位する。前記クリップ載置台390の両端部は前記ス
トッパ369a、369bに当接自在であり、このた
め、前記クリップ載置台390は前記ストッパ369a
と369bの範囲内を変位する。
【0035】前記クリップ載置台390の上部には、図
8、図9に示すように、前記クリップ1550が係合自
在な溝状の載置部400a、400bが形成される。前
記載置部400a、400bの底部にはU字状の凹部3
94a〜394hが形成され、該凹部394a〜394
hは前記クリップ載置台390が、図9に示す位置にあ
るときに、前記溝部366a〜366d、374a〜3
74dと連通する。前記載置部400a、400bには
垂直方向に溝部401a、401bが形成され、前記ク
リップ載置台390が、図46または図47に示す位置
にあるとき、前記発光部376から発光された光は該溝
部401a、401bを通って受光部378に受光され
る。
【0036】前記装着機構344は、図12に示すよう
に、前記クリップ供給機構342の近傍に立設されたフ
レーム402を備え、該フレーム402の上部には長尺
な基板404が水平方向に延在して固着される。該基板
404にはその長手方向に沿ってレール部材406a、
406bが互いに平行に固着され、レール部材406a
の両端部にはストッパ407a、407bが設けられ
る。前記レール部材406a、406bには、図14に
示すように、ガイド部材408a、408bが摺動自在
に係合する。該ガイド部材408a、408bには変位
板410が固着され(図13参照)、該変位板410に
は前記基板404に対向する面に第11シリンダ412
が装着され、該第11シリンダ412のピストンロッド
414は、図12に示すように、プレート415を介し
て前記基板404の一方の端部近傍に固着される。従っ
て、前記第11シリンダ412が付勢されると、前記変
位板410が矢印D、E方向に変位する。
【0037】前記変位板410にはクリップ1550の
把持機構416が設けられる。該把持機構416は、図
13、図14に示すように、前記変位板410の一方の
端部に固着された板状部材418を含み、前記板状部材
418の上部および下部にはプレート422a、422
bが固着される。夫々のプレート422a、422bの
間には第12シリンダ420のピストンロッド424
a、424bが橋架され、該ピストンロッド424a、
424bには前記第12シリンダ420のハウジング4
26が矢印B、C方向に摺動自在に設けられる。前記プ
レート422bにはストッパ428が設けられ、前記ハ
ウジング426が矢印C方向に変位すると前記ストッパ
428に当接して該ハウジング426の終端位置を規制
する。
【0038】前記ハウジング426には垂直方向に長尺
な板状部材430が固着され、該板状部材430の下端
部にはL字状の取付部材432を介して板状部材434
が固着される。該板状部材434の下面には第13シリ
ンダ436a、436bが互いに対向して固着され、該
第13シリンダ436a、436bの端部にはブラケッ
ト438a、438bを介してストッパ440a、44
0bが設けられている。前記第13シリンダ436a、
436bのピストンロッド442a、442bは、互い
に接近または離間する方向に配設される。夫々のピスト
ンロッド442a、442bにはL字状に屈曲した摺動
部材444a、444bが固着され、該摺動部材444
a、444bは前記第13シリンダ436a、436b
の下部に設けられたリニアガイド446a、446bを
介して摺動自在に設けられる。前記摺動部材444a、
444bの下部には垂直方向に延在してエアチャック4
48a、448bが固着される。前記エアチャック44
8a、448bは把持部450a〜450dを備え、前
記エアチャック448a、448bが付勢されると、把
持部450a〜450dは互いに接近または離間する方
向に変位する。夫々の把持部450a〜450dには円
柱状の棒状部材452が垂直方向に延在して固着され
る。夫々の棒状部材452の下部にはその周方向に溝部
454が形成される。
【0039】前記変位板410には、図12に示すよう
に、前記把持機構416に隣接して押圧機構460が設
けられ、該押圧機構460は、図15、図16に示すよ
うに、前記変位板410の上部に固着された長尺な板状
部材462を含む。該板状部材462の一端部には、図
12に示すように、L字状に形成された取付部材464
を介して第14シリンダ466が固着される。前記板状
部材462の上部にはその長手方向に沿ってレール部材
468が固着され、該レール部材468にはガイド部材
470が摺動自在に設けられる。該ガイド部材470に
は段部によって高さの異なる水平面472a、472b
が形成されたスライダ474が固着され、該スライダ4
74の一端部は前記第14シリンダ466のピストンロ
ッド476に固着される。
【0040】また、前記押圧機構460は、図15、図
16に示すように、前記変位板410に複数の柱状部材
478を介して固着され、前記変位板410と平行な支
持板480を含む。該支持板480には支持部材482
a、482bが互いに平行に固着される。該支持部材4
82a、482bには前記板状部材462と平行に板状
部材484が橋架され、該板状部材484には、前記板
状部材462と同様に、その一端部に取付部材486を
介して第15シリンダ488が固着され、前記板状部材
484の上部にはレール部材490およびガイド部材4
92を介してスライダ494が設けられる。該スライダ
494には段部を介して高さの異なる水平面496a、
496bが形成されている。前記スライダ494には前
記第15シリンダ488のピストンロッド498が係着
される。
【0041】図16を参照して、前記支持板480の両
面には垂直方向に延在して第16シリンダ500a、5
00bが固着され、該第16シリンダ500a、500
bのピストンロッド502a、502bにはプレート5
04a、504bを介して垂直方向に長尺に形成された
板状部材506a、506bが前記支持板480と平行
に延在する。従って、前記第16シリンダ500a、5
00bが付勢されると、前記板状部材506a、506
bが矢印B、C方向に変位する。前記板状部材506
a、506bの上部には取付部材508a、508bを
介してストッパ510a、510bが設けられ、前記板
状部材506a、506bが矢印C方向に変位すると、
一方のストッパ510aは前記スライダ494の水平面
496aまたは496bのいずれか一方に、他方のスト
ッパ510bは前記スライダ474の水平面476aま
たは476bのいずれか一方に当接して前記板状部材5
06a、506bの終端位置を規制する。
【0042】前記板状部材506a、506bの下部は
斜面部512を介して徐々に幅狭に形成され、水平面と
して構成される下端部にはL字状に屈曲した取付部材5
14a、514bを介して第17シリンダ516a、5
16bが互いに同軸的に固着される。前記第17シリン
ダ516a、516bの端部には板状のストッパ518
a、518bが固着される。前記第17シリンダ516
a、516bの下部には図示しないリニアガイドを介し
てL字状に形成された摺動部材520a、520bが設
けられ、該摺動部材520a、520bには前記第17
シリンダ516a、516bのピストンロッド522
a、522bが固着される。前記摺動部材520a、5
20bの下部には支持部材524a、524bが固着さ
れ、該支持部材524a、524bの端部には下方に拡
径するテーパ状の孔部526a、526bが形成されて
いる。前記支持部材524a、524bの上部には垂直
方向に延在する第18シリンダ528a、528bが固
着され、該第18シリンダ528a、528bのピスト
ンロッド530a、530bは前記孔部526a、52
6bの内部を変位自在に構成される。
【0043】前記支持部材524a、524bの下部に
は弾性を有する金属の材料で形成された筒状のコレット
532a、532bが設けられ、該コレット532a、
532bの上部に形成されたフランジ部534a、53
4bは前記支持部材524a、524bに固着される。
前記コレット532a、532bの孔部536a、53
6bは、図48に示すように、前記孔部526a、52
6bと同軸的に連通し、該コレット532a、532b
の孔部536a、536bは斜面部538a、538b
を介して下方に縮径し、さらに下端部は段部540a、
540bを介して縮径している。前記コレット532
a、532bには、図15に示すように、下端部から上
方に向かって複数のスリット542が形成され、従っ
て、コレット532a、532bの下部は半径方向に弾
性的に変形自在である。前記コレット532a、532
bの外周下端部には溝部544a、544bが形成さ
れ、該溝部544a、544bにはゴム材料で形成され
たリング部材546a、546bが係合し、従って、該
コレット532a、532bの下部は半径方向内方に付
勢されている。
【0044】前記コレット532a、532bの内部に
は、図16、図48に示すように、棒状のクリップガイ
ド550が着脱自在に挿入される。該クリップガイド5
50の上部は上方に向かってテーパ状に徐々に縮径し、
一方、当該クリップガイド550の下部は下方に向かっ
てテーパ状に徐々に拡径して形成され、下端部にはその
軸線方向に凹部552が形成される。該凹部552の壁
部には段部554が形成されて下方に拡径し、該段部5
54には後述するスリーブ586の上部が係合自在であ
る。
【0045】次いで、スプリングシート装着装置44に
ついて説明する。このスプリングシート装着装置44
は、図1に示すように、パーツフィーダ640と、該パ
ーツフィーダ640のパーツ導出口に連結された通路6
50に隣接して設けられたスプリングシート供給機構6
42と、該スプリングシート供給機構642の近傍から
前記テーブル12の上方にかけて配設された装着機構6
44とを備える。
【0046】前記通路650には、図17、図18に示
すように、その長手方向に沿って溝部648が形成さ
れ、該溝部648にはスプリングシート1560が前記
パーツフィーダ640から1列に整列されて搬送され
る。
【0047】前記通路650の近傍にはスプリングシー
ト供給機構642が設けられる。該スプリングシート供
給機構642は断面L字状のフレーム656を備え、該
フレーム656には長尺状に形成された基板658が固
着される。該基板658は前記通路650に対して所定
角度偏位して配設される。前記基板658には上部に突
部660が形成され、該突部660には前記通路650
の溝部648に連通する孔部662が形成される。前記
突部660には水平方向に延在して板状部664が形成
され、一方、前記基板658の上部には前記突部660
に隣接して溝部666a、666bが形成され、一方の
溝部666bは前記突部660によって終端される。
【0048】前記基板658にはその両端部に取付部材
668a、668bが固着され、夫々の取付部材668
a、668bにはストッパ669a、669bが設けら
れると共に、一方の取付部材668bには第19シリン
ダ670が固着される。前記取付部材668a、668
bには前記基板658と平行に柱状部材672が固着さ
れる。該柱状部材672の上部中央には上方に突出した
突部674が形成され、前記板状部664の端部がこの
突部674に当接する。前記板状部664と突部674
に跨って発光部676が固着され、前記柱状部材672
の下部中央には、図19、図20に示すように、前記発
光部676に対向して受光部678が固着される。前記
柱状部材672の上部には複数の溝部682a〜682
dが互いに平行に形成されている。
【0049】前記基板658の前記柱状部材672に対
向する面にはその長手方向に沿って長尺な取付部材68
4が固着され、該取付部材684にはレール部材686
が固着される。該レール部材686には、図20に示す
ように、その断面が略クランク状に屈曲して形成された
スプリングシート載置台690が摺動自在に設けられ、
該スプリングシート載置台690の上部は前記柱状部材
672と前記基板658との間隙に挿通される。前記ス
プリングシート載置台690の一方の端部には前記第1
9シリンダ670のピストンロッド692が係合してい
る。従って、前記第19シリンダ670が付勢される
と、前記スプリングシート載置台690が矢印Oまたは
P方向に変位する。前記スプリングシート載置台690
の両端部は前記ストッパ669a、669bに当接自在
であり、このため、前記スプリングシート載置台690
は前記ストッパ669aと669bの範囲内を変位する
ように構成されている。
【0050】前記スプリングシート載置台690の上部
には、図17、図18に示すように、U字状の凹部69
4a〜694fが形成され、該凹部694a〜694f
は前記スプリングシート載置台690が、図18に示す
位置にあるときに前記溝部666a、666b、682
a〜682dと連通する。前記スプリングシート載置台
690の上部から下方に指向して円形の凹部696a、
696bが形成される。前記スプリングシート載置台6
90の上部には該スプリングシート載置台690の両端
部および中央部に突部698a〜698cが形成され、
夫々の突部698aと698b、698bと698cの
間はスプリングシート1560の載置部700a、70
0bとして形成される。夫々の載置部700a、700
bには垂直方向に溝部701a、701bが形成され、
前記載置台90が、図50または図51に示す位置にあ
るとき、前記発光部76から発光された光は該溝部70
1a、701bを通って受光部678に受光される。
【0051】前記装着機構644は、図21に示すよう
に、前記スプリングシート供給機構642の近傍に立設
されたフレーム702を備え、該フレーム702の上部
には、図23に示すように、屈曲部703が形成され、
該屈曲部703には長尺な基板704が水平方向に延在
して固着される。該基板704の両端部にはプレート7
08a、708bが固着され(図21参照)、夫々のプ
レート708a、708bの間には第20シリンダ70
6のピストンロッド710a、710bが橋架され、該
ピストンロッド710a、710bには前記第20シリ
ンダ706のハウジング712が矢印D、E方向に摺動
自在に設けられる。前記ハウジング712には変位板7
14が固着され、該変位板714にはスプリングシート
1560の把持機構715が設けられる。該把持機構7
15は、図22に示すように、第21シリンダ716を
備え、該第21シリンダ716のピストンロッド720
a、720bは前記変位板714の上部および下部に固
着されたプレート718a、718bの間に橋架され
る。前記ピストンロッド720a、720bには前記第
21シリンダ716のハウジング722が矢印B、C方
向に摺動自在に設けられる。
【0052】前記ハウジング722には垂直方向に長尺
な板状部材724が固着され、該板状部材724の下端
部には、図23に示すように、断面L字状の取付部材7
26を介して略正方形の板状部材728が固着される。
該板状部材728の下面には第22シリンダ730、第
23シリンダ732が互いに対向して固着され、該第2
2シリンダ730、第23シリンダ732の端部には板
状部材735a、735bを介してストッパ737a、
737bが設けられている。夫々のシリンダ730、7
32のピストンロッド734、736は互いに接近また
は離間する方向に配設される。前記夫々のピストンロッ
ド734、736にはL字状に屈曲した摺動部材740
a、740bが固着され、該摺動部材740a、740
bは前記第22シリンダ730、第23シリンダ732
の下部に設けられたリニアガイド742a、742bを
介して摺動自在に設けられる。前記摺動部材740a、
740bには板状部材744a、744bが固着され、
該板状部材744a、744bには垂直方向に延在して
エアチャック746a、746bが固着される。該エア
チャック746a、746bの側面には板状部材747
a、747bが固着され、該板状部材747a、747
bの下部は屈曲してストッパ749a、749bが形成
されている。前記エアチャック746a、746bは把
持部748a〜748dを備え、一方の把持部748
b、748dには、図24に示すように、夫々1つの棒
状部材750a、750bが、他方の把持部748a、
748cには夫々2つの棒状部材750c〜750fが
垂直方向に延在して固着される。夫々の棒状部材750
a〜750fの下部にはその周方向に溝部752が形成
される。
【0053】前記板状部材747a、747bにはレー
ル部材754a、754bが垂直方向に延在して固着さ
れ、該レール部材754a、754bにはガイド部材7
56a、756bを介して柱状部材758a、758b
が摺動自在に設けられる。該柱状部材758a、758
bの上端部にはバネ部材760a、760bの一端部が
設けられ、該バネ部材760a、760bの他端部は前
記板状部材744a、744bに設けられる。従って、
前記柱状部材758a、758bは前記板状部材744
a、744bから離間する方向に付勢されている。前記
柱状部材758a、758bの下端部には棒状の取付部
材762a、762bの一端部が固着され、該取付部材
762a、762bの他端部は、夫々前記エアチャック
746a、746bの把持部748aと748b、74
8cと748dの間に配設される。前記取付部材762
a、762bの他端部には垂直方向に延在して円柱状部
材764a、764bが固着され、該円柱状部材764
a、764bにはその下端部から軸線方向に沿って断面
円形の凹部766a、766bが形成されている。
【0054】前記第20シリンダ706のハウジング7
12の一端部には、図25、図26に示すように、スプ
リングシート1560の装着状態を検出する検出機構7
68が設けられる。該検出機構768は、一部がL字状
に屈曲した長尺な板状部材770を備え、該板状部材7
70は垂直方向に延在して前記ハウジング712に固着
され、該板状部材770にはL字状の取付部材772を
介して第24シリンダ774が垂直方向に延在して固着
される。前記板状部材770には垂直方向に延在してレ
ール部材776が固着され、該レール部材776にはガ
イド部材778が摺動自在に係合する。該ガイド部材7
78には前記第24シリンダ774のピストンロッド7
80が係着され、従って、前記第24シリンダ774が
付勢されると、前記ガイド部材が矢印B、C方向に摺動
する。
【0055】前記ガイド部材778には取付板782を
介して固定板784a、784bが固着され、該固定板
784a、784bの上端部にはストッパ786a、7
86bが形成され、また、該ストッパ786a、786
bから所定間隔離間した下方にもストッパ788a、7
88bが形成されている。前記固定板784a、784
bにはリニアガイド790a、790bを介して板状の
第1検出部材792a、792bが矢印B、C方向に摺
動自在に設けられ、前記固定板784a、784bの下
端部と前記第1検出部材792a、792bの上端部に
かけてばね部材794a、794bが橋架される。従っ
て、前記第1検出部材792a、792bは矢印C方向
に付勢されている。夫々の第1検出部材792a、79
2bの下方は屈曲して互いに接近し、平行な腕部796
a、796bが形成されている。該腕部796a、79
6bの下端部には互いに離間する方向に屈曲して第1当
接部798a、798bが形成される。該第1当接部7
98a、798bには、図24に示すように、断面U字
状の溝部800a、800bが形成されている。
【0056】前記第1検出部材792a、792bの前
記固定板784a、784bに対向する面には、前記ス
トッパ786a、786b、788a、788bに当接
自在な突部802a、802bが形成され、一方、その
反対の面にはストッパ804a〜804dが形成されて
いる。前記ストッパ804a、804cの上部には取付
部材806a、806bを介して発光部808a〜80
8dと受光部810a〜810dとを備えた光電センサ
812a〜812dが固着される。
【0057】前記第1検出部材792a、792bには
リニアガイド814a、814bを介して第2検出部材
816a、816bが矢印B、C方向に摺動自在に設け
られ、前記第1検出部材792a、792bの略中央部
と前記第2検出部材816a、816bの上端部にかけ
てばね部材818a、818bが橋架される。従って、
前記第2検出部材816a、816bは矢印C方向に付
勢されている。前記第2検出部材816a、816bの
上部には前記ストッパ804a〜804dに当接自在な
突部820a、820bが形成されている。
【0058】夫々の第2検出部材816a、816bの
下方には屈曲して互いに平行な腕部822a、822b
が形成され、夫々の腕部822a、822bには互いに
平行な板状の第2当接部824a〜824dが形成され
る。前記第2当接部824aと824b、824cと8
24dの間には前記第1当接部798a、798bが摺
動自在に介装されている。前記第2検出部材816a、
816bの上部には板状部材826a〜826dが固着
され、該板状部材826a〜826dは前記発光部80
8a〜808dと受光部810a〜810dとの間を変
位自在である。前記板状部材826a〜826dには孔
部828a〜828dが形成され、前記発光部808a
〜808dから発光された光を前記孔部828a〜82
8dを通って前記受光部810a〜810dで受光する
ことにより前記光電センサ812a〜812dは信号を
発生し、前記第2検出部材816a、816bの前記第
1検出部材792a、792bに対する変位量を検出す
ることができる。
【0059】次に、リテーナおよびスプリング装着装置
46について説明する。このリテーナおよびスプリング
装着装置46は、図27、図28に示すように、その一
端側が前記テーブル12に向かうように配設されたリテ
ーナ供給機構970と、前記リテーナ供給機構970に
対して所定角度偏位して配設されたスプリング供給機構
1095を備える。前記リテーナ供給機構970の一方
の端部からスプリング供給機構1095の一方の端部に
かけてレール部材1014が設けられ、該レール部材1
014には前記リテーナ供給機構970によって供給さ
れたリテーナ1570a、1570bが載置されるリテ
ーナ載置台1026と、前記スプリング供給機構109
5によって供給されたスプリング1590が載置される
スプリング載置台1086が摺動自在に設けられる。一
方、前記リテーナおよびスプリング装着装置46は、前
記レール部材1014の一端側の上方から前記テーブル
12にかけて配設され、前記リテーナ載置台1026、
スプリング載置台1086に載置されたリテーナ157
0a、1570bおよびスプリング1590を把持して
シリンダヘッド14に移載する移載機構1160を有
し、さらに、図29に示すように、前記テーブル12の
下方に配設され、シリンダヘッド14のバルブステム1
538a、1538bを上方に変位させるためのバルブ
ステム変位機構950を備える。
【0060】先ず、バルブステム変位機構950につい
て説明する(図29参照)。前記バルブステム変位機構
950は、上部が屈曲形成されたフレーム952を含
み、該フレーム952には板状部材954を介して第2
5シリンダ956が垂直方向に延在して固着され、該第
25シリンダ956のピストンロッド958の上部には
プレート960を介してストッパ962が固着される。
また、前記ピストンロッド958の下部にはL字状に屈
曲形成された変位部材964の屈曲部967が固着さ
れ、該変位部材964の上部近傍には前記プレート96
0が固着される。該変位部材964の上端部にはL字状
の取付部材966を介して円柱形の押圧部材968が垂
直方向に延在して固着される。前記押圧部材968は前
記テーブル12の孔部20a、20bおよび前記位置決
め治具16の筒状部材26の内部に挿通自在に構成さ
れ、前記第25シリンダ956が付勢されて該押圧部材
968が上昇すると、図30に示すように、前記筒状部
材26から上方に突出し、バルブステム1538a、1
538bを上方に変位させる。その際、前記ストッパ9
62は前記テーブル12の下面に当接し、前記押圧部材
968の突出量を規制する。
【0061】次に、リテーナ供給機構970について説
明する。該リテーナ供給機構970は、図1に示すよう
に、パーツフィーダ972a、972bのパーツ導出口
に連結された通路974a、974bを有する。該通路
974a、974bは、図31に示すように、長尺状に
形成され、当該通路974a、974bにはその長手方
向に沿って溝部976a、976bが画成される。該溝
部976a、976bにはリテーナ1570a、157
0bが前記パーツフィーダ972a、972bから1列
に整列されて搬送される。
【0062】前記通路974a、974bの端部には夫
々の通路974a、974bに直交する通路980a、
980bが互いに平行に設けられ、該通路980a、9
80bの一端側は、図27に示すように、テーブル12
に向かって配設される。夫々の通路980a、980b
にはリテーナ1570a、1570bが移動する溝部9
82a、982bが画成されている(図31参照)。前
記通路980a、980bは、図32に示すように、複
数の脚部材984によって水平方向に延在して支持され
ている。前記通路980a、980bには前記通路97
4a、974bに対向する位置に孔部986a、986
bが垂直方向に延在して画成され、また、前記通路98
0a、980bには前記孔部986a、986bの上方
に発光部988a、988bが、また、前記孔部986
a、986bの下方に受光部990a、990bが固着
される。このため、前記発光部988a、988bから
発光された光は前記孔部986a、986bを通って前
記受光部990a、990bに受光される。
【0063】前記通路980a、980bの一端部には
取付部材994a、994bが立設され、該取付部材9
94a、994bには前記通路980a、980bと平
行に第26シリンダ996a、996bが設けられる。
該第26シリンダ996a、996bのピストンロッド
998a、998bにはプレート1000a、1000
bが係合する。該プレート1000a、1000bの下
部には押圧部材1002a〜1002dが固着され、該
押圧部材1002a〜1002dの一方の面は湾曲して
形成され、リテーナ1570a、1570bの縁部に係
合自在である。前記押圧部材1002a〜1002dに
はガイド部材1004a、1004bが固着され、該ガ
イド部材1004a、1004bの下部は前記通路98
0a、980bの溝部982a、982bに摺動自在で
ある。
【0064】前記取付部材994a、994bには筒状
のガイド部材1006a、1006bが前記第26シリ
ンダ996a、996bと平行に固着され、該ガイド部
材1006a、1006bの内部にはガイドロッド10
08a、1008bがその軸線方向に摺動自在に設けら
れる。該ガイドロッド1008a、1008bの端部は
前記プレート1000a、1000bの上部に固着され
る。
【0065】前記通路980a、980bの端部には、
図28に示すように、該通路980a、980bと直交
する方向に延在してフレーム1010が配設され、該フ
レーム1010は複数の脚部材1012a、1012b
によって水平方向に延在して支持されている。前記フレ
ーム1010の上部にはレール部材1014が固着され
る。該レール部材1014にはガイド部材1028が摺
動自在に設けられ、該ガイド部材1028の上部にはリ
テーナ載置台1026が固着される。
【0066】図33に、前記リテーナ載置台1026お
よび前記フレーム1010の一端側を示す。なお、図3
3は前記通路980a、980bの側から見た図、すな
わち、図31のX−X線矢視図である。前記フレーム1
010の一方の側面にはその端部近傍に取付部材101
6を介して第27シリンダ1018が前記フレーム10
10と固着され、該第27シリンダ1018のピストン
ロッド1020にはプレート1022を介して前記リテ
ーナ載置台1026が固着される。従って、前記第27
シリンダ1018が付勢されると、前記リテーナ載置台
1026は矢印FまたはG方向に変位する。前記フレー
ム1010の一方の側面には取付部材1029を介して
ストッパ1031が固着され、前記リテーナ載置台10
26が矢印F方向に変位すると、前記プレート1022
が該ストッパ1031に当接して前記リテーナ載置台1
026が所定の位置(把持位置)に位置決めされる。
【0067】前記リテーナ載置台1026は、図34
A、図34Bに示すように、前記ガイド部材1028の
上部に固着された板状部材1030を備え、該板状部材
1030には凹部1032が画成されている。該凹部1
032を形成する底部にはプレート1034を介して第
28シリンダ1036が垂直方向に進退可能に固着さ
れ、該第28シリンダ1036のピストンロッド103
8には水平方向に延在する保持板1040が設けられて
いる。該保持板1040の両端部には上方に延在してピ
ン部材1042a、1042bが固着される。該ピン部
材1042a、1042bの断面は大小2つの異径の円
が一体的に結合した形状に形成され、当該ピン部材10
42a、1042bの先端部はテーパ状に縮径して形成
される。
【0068】前記板状部材1030には逆T字状に形成
された台部材1046が固着され、該台部材1046に
は凹部1044が画成され、該凹部1044には前記第
28シリンダ1036が嵌入する。該台部材1046の
上部には両端部および中央部に突部1048a〜104
8cが形成され、夫々の突部1048aと1048b、
1048bと1048cとの間に形成される溝部105
0a、1050bは、図31に示すように、前記通路9
80a、980bの溝部982a、982bに連通す
る。前記溝部1050a、1050bの終端には突部1
052a、1052bが形成され、該突部1052a、
1052bは、後述するリテーナ1570a、1570
bの平坦部1584a、1584bに当接する(図34
B参照)。前記溝部1050a、1050bの底部に
は、図34Aに示すように、前記ピン部材1042a、
1042bが挿通する孔部1056a、1056bが画
成される。
【0069】図35に、前記フレーム1010を図33
と反対側から見た側面図を示す。前記フレーム1010
の前記第27シリンダ1018が設けられた側と反対の
側面には取付部材1060が固着され、該取付部材10
60には前記フレーム1010と平行に第29シリンダ
(変位用シリンダ)1062と第30シリンダ(位置決
め用シリンダ)1064が固着されている。また、前記
取付部材1060の上部にはストッパ1066が固着さ
れている。前記第29シリンダ1062のピストンロッ
ド1070には板状の位置決め部材1072が取着さ
れ、該位置決め部材1072の上部には水平方向に延在
して板状部材1074が固着される。該板状部材107
4の下部には前記レール部材1014に摺動自在なガイ
ド部材1076が固着され、従って、前記第29シリン
ダ1062が付勢されると、前記板状部材1074が矢
印FまたはG方向に変位する。前記板状部材1074の
下部には突部1078が形成され、前記板状部材107
4が矢印G方向に摺動すると、前記ストッパ1066に
当接して該板状部材1074の変位範囲を規制する。前
記第30シリンダ1064のピストンロッド1080の
先端には当接部1082が設けられ、前記第29シリン
ダ1062が付勢されて前記位置決め部材1072が矢
印G方向に変位すると、該位置決め部材1072は前記
当接部1082に当接する。
【0070】前記板状部材1074の上部には、図3
5、図36に示すように、スプリング載置台1086が
固着される。該スプリング載置台1086には凹部10
88a、1088bがその上部から下方にかけて延在し
て画成され、該凹部1088a、1088bを形成する
壁部にはその上部に複数の溝部1090が画成されてい
る。前記凹部1088a、1088bはスプリング15
90が載置される載置部として機能する。前記スプリン
グ載置台1086の一方の側部には前記凹部1088
a、1088bに連通する孔部1092が画成されてい
る(図36参照)。
【0071】次いで、スプリング供給機構1095につ
いて説明する。該スプリング供給機構1095は、図2
8に示すように、前記フレーム1010の前記リテーナ
供給機構970と反対側の端部近傍に設けられ、図36
に示すように、前記フレーム1010に固着され、クラ
ンク状に屈曲した支持部材1096を備える。該支持部
材1096には孔部1098が画成され、該孔部109
8には近接スイッチ1100が臨む。すなわち、該近接
スイッチ1100は前記孔部1092から前記凹部10
88a、1088bの内部に向いて配設される。前記支
持部材1096の上部には前記スプリング載置台108
6の上方に突出した保持部材1102が固着され、該保
持部材1102には垂直方向に孔部1104が画成され
ている。該孔部1104を形成する壁部はその上部がテ
ーパ状に拡径して形成されている。前記保持部材110
2の上部には垂直方向に延在する筒状部材1106が設
けられ、該筒状部材1106の孔部1108は前記孔部
1104に連通している。該孔部1108を形成する壁
部の一部には上方に向かって拡径した湾曲面1110が
形成され、該湾曲面1110の上部は、図35、図37
に示すように、一方に向かって開口する溝状の開口部1
111が形成されている。
【0072】前記筒状部材1106の上部側面には、図
35に示すように、L字状に形成された取付部材111
2が固着され、該取付部材1112には第31シリンダ
1114が水平方向に進退可能に固着される(図37参
照)。前記第31シリンダ1114の一対のピストンロ
ッド1116には板状部材1118を介してブラケット
1120が固着される。該ブラケット1120の一方の
端部には水平方向に延在してスライダ1122が設けら
れ、該スライダ1122は、図36に示すように、前記
開口部1111から筒状部材1106の内部に嵌入す
る。前記筒状部材1106の上部には板状の蓋部112
4が形成され、該蓋部1124の下部には前記スライダ
1122の上部に位置する突部1126が形成される。
前記蓋部1124には前記孔部1108の内部に向いて
配設された近接スイッチ1128が設けられ、該近接ス
イッチ1128はスプリング1590が接近することに
より信号を発生する。
【0073】前記筒状部材1106の前記開口部111
1と対向する壁部には、図36に示すように、孔部11
52が画成され、該孔部1152を形成する天井部には
板状部材1153を介して第32シリンダ1130が垂
直方向に進退可能に設けられる。該第32シリンダ11
30のピストンロッド1132には押圧部材1134が
固着される。前記筒状部材1106の上部には水平方向
に延在して筒状の通路1148が設けられ、該通路11
48の孔部1150は前記孔部1152と連通する。前
記通路1148は、図1、図27に示すように、前記レ
ール部材1014に対して所定角度偏位して設けられ、
スプリング1590が供給されるパーツフィーダ115
4に連結される。
【0074】次に、移載機構1160について説明す
る。該移載機構1160は、図27に示すように、前記
レール部材1014の一端側の上方から前記テーブル1
2の上方にかけて配設される。前記移載機構1160
は、図38に示すように、垂直方向に延在するフレーム
1161を有し、該フレーム1161の上部には長尺な
板状の基板1162が水平方向に延在して固着される。
該基板1162にはその両端部に板状部材1164a、
1164bが固着され、該板状部材1164a、116
4bにはストッパ1166a、1166bが設けられ
る。また、一方の板状部材1164aには第33シリン
ダ(微小水平変位用シリンダ)1168が固着され、該
第33シリンダ1168のピストンロッド1170は水
平方向に僅かに進退可能なように構成され、該ピストン
ロッド1170の先端には押圧部1172が設けられて
いる。
【0075】前記基板1162にはその長手方向に沿っ
てレール部材1174a、1174bが固着され、該レ
ール部材1174a、1174bには、図39に示すよ
うに、ガイド部材1176a、1176bが摺動自在に
係合する。該ガイド部材1176a、1176bには板
状の水平変位部材1178が固着される。前記水平変位
部材1178は、図38に示すように、矢印DまたはE
方向に変位すると、該水平変位部材1178の縁部が前
記ストッパ1166a、1166bに当接して当該水平
変位部材1178の変位範囲を規制する。
【0076】前記水平変位部材1178の前記基板11
62に対向する面には水平方向に進退可能に第34シリ
ンダ(水平変位用シリンダ)1180が設けられ(図3
8の破線参照)、該第34シリンダ1180のピストン
ロッド1182はプレート1184を介して前記基板1
162の一方の端部に固着される。従って、前記第34
シリンダ1180が付勢されると、前記水平変位部材1
178は水平方向(矢印DまたはE方向)に変位する。
前記第34シリンダ1180のピストンロッド1182
は、前記第33シリンダ1168のピストンロッド11
70よりも長い変位量を有している。前記水平変位部材
1178の一方の壁部には切欠部1186が形成され、
前記第34シリンダ1180が付勢されて前記水平変位
部材1178が矢印D方向に変位すると、該切欠部11
86の壁部には前記第33シリンダ1168の押圧部1
172に当接し、さらに、前記第33シリンダ1168
が付勢されると、前記水平変位部材1178は水平方向
(矢印DまたはE方向)に僅かに変位する。
【0077】図40に示すように、前記水平変位部材1
178の下部には第35シリンダ(微小垂直変位用シリ
ンダ)1190が垂直方向に僅かに進退可能なように設
けられ、該第35シリンダ1190のピストンロッドに
は押圧部1194が設けられている。また、前記水平変
位部材1178の一方の隅角部近傍には突部1196が
形成されている。
【0078】前記水平変位部材1178の上方の縁部に
は、図38に示すように、ブラケット1200が固着さ
れ、該ブラケット1200には第36シリンダ1202
が垂直方向に進退可能に固着される。前記水平変位部材
1178には垂直方向に延在してリニアガイド1204
a、1204bが設けられ、該リニアガイド1204
a、1204bには垂直変位部材1208が摺動自在に
設けられる。該垂直偏位部材1208はその上部および
下部に屈曲部1209a、1209bが形成され、夫々
の屈曲部1209a、1209bの間には補強板121
1が設けられている。前記垂直変位部材1208の上部
には、図40に示すように、板状部材1210を介して
前記第36シリンダ1202のピストンロッド1212
が係合する。従って、前記垂直変位部材1208は前記
第36シリンダ1202が付勢されると、垂直方向(矢
印CまたはB方向)に変位する。
【0079】前記垂直変位部材1208の上部にはブラ
ケット1213a、1213bを介してストッパ121
4a、1214bが設けられ、一方のストッパ1214
bは前記突部1196に当接自在に構成され、前記垂直
変位部材1208の変位範囲を規制している。他方のス
トッパ1214aは前記第35シリンダ1190の押圧
部1194に当接自在に構成され、前記第36シリンダ
1202が付勢されて前記垂直変位部材1208が矢印
C方向に変位している際、前記第35シリンダ1190
が付勢されると、前記垂直変位部材1208は垂直方向
(矢印CまたはB方向)に僅かに変位する。
【0080】前記屈曲部1209bには、図39に示す
ように、水平方向に延在する保持板1224が固着さ
れ、該保持板1224の一方の端部には屈曲部1222
が形成される。前記屈曲部1222には第37シリンダ
(把持部駆動用シリンダ)1226a、1226bが水
平方向に延在して固着される。一方の第37シリンダ1
226aは、他方の第37シリンダ1226bよりも若
干高い位置に配設される。前記保持板1224の下部に
は突部1228a、1228bが形成されている。ま
た、前記保持板1224の下部には前記第37シリンダ
1226a、1226bと平行にレール部材1230が
固着され、該レール部材1230には2つのガイド部材
1232a、1232bが摺動自在に設けられる。
【0081】夫々のガイド部材1232a、1232b
の下部には変位板1236a、1236bが固着され、
該変位板1236a、1236bの端部は、図40に示
すように、下方に向かって屈曲部1234a、1234
bが形成される。夫々の屈曲部1234a、1234b
には第38シリンダ1237a、1237bが前記第3
7シリンダ1226a、1226bと直交する方向に延
在して固着される。一方の変位板1236aの上部に
は、図39に点線で示すように、プレート1239が固
着され、該プレート1239には一方の第37シリンダ
1226aのピストンロッド1238aが係合し、該ピ
ストンロッド1238aは他方の変位板1236bの上
方に配設される。他方の変位板1236bの壁部には他
方の第37シリンダ1226bのピストンロッド123
8bが固着される。従って、前記第37シリンダ122
6a、1226bが付勢されると、夫々の変位板123
6a、1236bは矢印FまたはG方向に変位する。
【0082】前記変位板1236a、1236bの上部
にはストッパ1240a〜1240dが設けられ、夫々
のストッパ1240a〜1240dは前記突部1228
a、1228bに当接自在に構成される。従って、前記
変位板1236a、1236bの変位範囲は前記ストッ
パ1240a〜1240dによって規制される。
【0083】変位板1236aと1236bは同一の構
成であるので、以下、一方の変位板1236aについて
詳細に説明し、他方の変位板1236bについては、同
一の構成要素に参照符号bを付して、その説明を省略す
る。
【0084】前記変位板1236aの下部には、図40
に示すように、該変位板1236aの変位方向(矢印F
またはG方向)と直交する方向(矢印DまたはE方向)
に延在してレール部材1246aが固着され、該レール
部材1246aには2つのガイド部材1248a、12
50aが摺動自在に設けられる。該ガイド部材1248
a、1250aにはその下部に屈曲部1252a、12
54aが形成された取付部材1256a、1258aが
固着され、夫々の屈曲部1252aと1254aは互い
に近接して対面している。一方の取付部材1256aに
は前記第38シリンダ1237aのピストンロッド12
60aが係合し、従って、前記第38シリンダ1237
aが付勢されると、前記取付部材1256aは矢印Dま
たはE方向に摺動する。
【0085】前記取付部材1256aには水平方向に延
在して突出部1262aが形成され、該突出部1262
aの端部には肉薄の支持部1264aが形成される。該
支持部1264aには2枚の板部材1266a、126
8aで形成された第1腕部1270aの一端部が軸部材
1272aにより回動自在に設けられる。該第1腕部1
270aの他端部には第2腕部1274aの一端部が軸
部材1276aによって回動自在に設けられ、該第2腕
部1274aの中央は前記変位板1236aの下部に固
着された軸部材1278aにより、回動自在に支持され
ている。
【0086】前記第2腕部1274aの他端部には軸部
材1280aを介して2枚の板部材1282a、128
4aで形成された第3腕部1286aの一端部が回動自
在に設けられ、該第3腕部1286aの他端部は他方の
取付部材1258aに形成された突部1288aに軸部
材1290aを介して回動自在に設けられる。従って、
前記第1〜第3腕部1270a、1274a、1286
aによりクランク機構が構成され、一方のガイド部材1
248aが矢印E方向に摺動すると、他方のガイド部材
1250aは矢印D方向に、また、一方のガイド部材1
248aが矢印D方向に摺動すると、他方のガイド部材
1250aは矢印E方向に摺動する。すなわち、一方の
ガイド部材1248aと他方のガイド部材1250a
は、互いに接近または離間する方向に摺動する。
【0087】前記取付部材1256a、1258aの屈
曲部1252a、1254aには把持部1292a、1
294aが固着され、夫々の把持部1292a、129
4aには下方に突出する複数の係合部1296が形成さ
れる。
【0088】次に、シリンダヘッド搬出装置48につい
て説明する。このシリンダヘッド搬出装置48は、図4
1に示すように、前記テーブル12の近傍に配設された
コンベア装置1302と、該コンベア装置1302の上
部から前記テーブル12に向かって設けられた把持機構
1304とを備える。
【0089】前記コンベア装置1302は2つの基台1
306a、1306bが互いに隣接して平行に配設さ
れ、夫々の基台1306a、1306bの一方の端部に
は支持板1308a、1308bを介して板状の当接部
1310a〜1310dが固着される。前記基台130
6a、1306bにはその両端部に軸部材1312a〜
1312dが回動自在に軸着される。一方の軸部材13
12a、1312bにはプーリ1314a、1314b
が設けられ、該プーリ1314a、1314bの近傍に
は図示しない回転駆動源に連結されたプーリ1316
a、1316bが配設され、前記プーリ1314aと1
316a、1314bと1316bの間にはチェーン1
318a、1318bが巻回される。
【0090】前記軸部材1312a〜1312dにはス
プロケット(図示せず)を介して環状のコンベア132
0a、1320bが巻回され、従って、前記回転駆動源
が付勢されると、その回転運動はプーリ1316a、1
316bからプーリ1314a、1314bを介してコ
ンベア1320a、1320bに伝達され、該コンベア
1320a、1320bは前記基台1306a、130
6bの長手方向に回転する。前記コンベア1320a、
1320bは多数のローラ1322が回転自在に連結さ
れて環状に形成される。
【0091】前記コンベア1320a、1320bの上
部にはその長手方向に沿って設けられた仕切板1324
a、1324bによって夫々領域1325a〜1325
dに仕切られる。前記基台1306a、1306b、仕
切板1324a、1324bの一方の端部近傍には発光
部1326a〜1326dと、該発光部1326a〜1
326dから発光された光を受光する受光部1328a
〜1328dとが配設され、前記コンベア1320a、
1320bの上をシリンダヘッド14が搬送されると、
前記発光部1326a〜1326dから発光された光が
遮断され、前記受光部1328a〜1328dは該光を
受光しない。これによってシリンダヘッド14の有無検
知がなされる。
【0092】前記把持機構1304は前記基台1306
a、1306bの一方の端部近傍に配設される。該把持
機構1304はフレーム1330a、1330bを備
え、夫々のフレーム1330a、1330bにはロッド
レスシリンダ1332が橋架される。該ロッドレスシリ
ンダ1332のスライドテーブル1334には当該ロッ
ドレスシリンダ1332に対して所定角度偏位してロッ
ドレスシリンダ1336が支持部材1338によって支
持されて固着される。
【0093】前記ロッドレスシリンダ1336のスライ
ドテーブル1340には、図42に示すように、変位板
1342が固着され、該変位板1342の上部は水平方
向に延在して屈曲部1344が形成される。該屈曲部1
344の端部には突部1346が形成され、該突部13
46には軸部材1348を介して第39シリンダ135
0の突部1352が回動自在に設けられる。該第39シ
リンダ1350のピストンロッド1354には回動板1
356の端部に形成された屈曲部1358が軸部材13
60を介して回動自在に軸着される。前記回動板135
6は前記変位板1342に軸部材1362を介して回動
自在に設けられ、従って、前記第39シリンダ1350
が付勢されると、前記回動板1356は矢印YまたはZ
方向に回動する。
【0094】前記回動板1356には当接部1364が
形成され、一方、前記変位板1342には略L字状に形
成された取付部材1366a、1366bを介してスト
ッパ1368a、1368bが設けられ、該ストッパ1
368a、1368bは前記当接部1364に当接する
ことにより、前記回動板1356の偏位範囲を規制す
る。
【0095】前記回動板1356には第40シリンダ1
370と、該第40シリンダ1370に当接してガイド
部材1372a、1372bが固着される。該第40シ
リンダ1370のピストンロッド1374および前記ガ
イド部材1372a、1372bのガイドロッド137
6a、1376bの端部には支持部材1378を介して
ロータリーアクチュエータ1380が設けられる。該ロ
ータリーアクチュエータ1380の下部には把持部13
82が設けられ、このため、前記ロータリーアクチュエ
ータ1380が付勢されると、前記把持部1382が、
図41の矢印SまたはT方向に回動する。
【0096】前記把持部1382は、図42に示すよう
に、前記ロータリーアクチュエータ1380に固着され
た板状部材1384を備え、該板状部材1384の一方
の縁部は下方に向かって延在する屈曲部1386を形成
する。該屈曲部1386の下部には前記板状部材138
4と平行に保持板1388が設けられ、該保持板138
8の下部にはシリンダヘッド14の上部に当接して把持
部1382の位置決めをする当接部1389a、138
9bが形成される。前記保持板1388の上部にはプレ
ート1390a、1390bを介して軸部材1392
a、1392bが設けられ、該軸部材1392a、13
92bには腕部材1394a、1394bが回動自在に
軸着される。一方の腕部材1394aの上端部には軸部
材1396aを介して第41シリンダ1398から突出
形成された突部1400が軸着され、他方の腕部材13
96bの上端部には軸部材1396bを介して前記第4
1シリンダ1398のピストンロッド1402が軸着さ
れる。前記腕部1394a、1394bの下端部は互い
に接近する方向に突出する爪部1404a、1404b
が形成され、従って、前記第41シリンダ1398が付
勢されると、前記爪部1404aと1404bが互いに
接近または離間する方向に変位する。
【0097】本実施の形態に係るシリンダヘッドの組付
装置10は、基本的には以上のように構成されるもので
あり、次に、シリンダヘッド14について説明する。
【0098】このシリンダヘッド14は、図3に示すよ
うに、大径部1500と、該大径部1500から段部1
502を経て一体的に形成される縮径部1504を有
し、該縮径部1504の上部には外方に向かって突出し
たフランジ部1506が形成されている。前記大径部1
500、縮径部1504の外周には複数の放熱用フィン
1508が形成されている。前記シリンダヘッド14の
下面には燃焼室を形成する凹部1510が画成され、該
凹部1510に連通して吸気孔1512a、排気孔15
12bが画成される。夫々の吸気孔1512a、排気孔
1512bの軸線方向は前記シリンダヘッド14の底部
1514に対して所定角度偏位している。前記吸気孔1
512a、排気孔1512bは、図示しないが、前記シ
リンダヘッド14の外部に連通している。前記吸気孔1
512a、排気孔1512bは孔部1516a、151
6bを介して前記縮径部1504に画成された凹部15
18に連通する。前記凹部1518を形成する底部15
20には前記孔部1516a、1516bの開口部を囲
繞して円形の凸部1522が画成され、前記底部152
0には図示しないプッシュロッドが挿通する孔部152
4が画成されている。なお、参照符号1526は、図示
しないロッカアームを支持する支柱が締結されるねじ孔
を示す。
【0099】前記孔部1516a、1516bには略円
筒形状のスリーブ1528が挿通され、該スリーブ15
28の外周にはその周方向に沿って溝部1530a、1
530bが画成される。前記スリーブ1528の上部に
は上方に向かって縮径するテーパ部1532が形成さ
れ、前記スリーブ1528の孔部1534にはバルブ1
536a、1536bに形成された棒状のバルブステム
1538a、1538bが摺動自在に挿通する。前記バ
ルブ1536a、1536bは前記バルブステム153
8a、1538bが矢印F方向に摺動したときに夫々前
記吸気孔1512a、排気孔1512bを閉蓋する。前
記バルブステム1538a、1538bの上部にはその
周方向に溝部1540が画成されている。なお、参照符
号1542は前記シリンダヘッド14がエンジンに組み
付けられる際にねじ止めされるための孔部である。
【0100】次に、本発明の実施の形態で装着されるス
プリングシート1560について説明する。このスプリ
ングシート1560は、図43A、図43Bに示すよう
に、板状の金属の如き材料で円形に形成され、中央部に
一方の面に向かって突出した突部1562が膨出形成さ
れ、該突部1562には円形の孔部1564が形成され
ている。該孔部1564は前記スリーブ1528が挿通
自在である。
【0101】次いで、本発明の実施の形態で装着される
リテーナ1570a、1570bについて説明する。前
記シリンダヘッド14には吸気側のリテーナ1570a
と排気側のリテーナ1570bが装着され、夫々のリテ
ーナ1570a、1570bは、図34A、図34Bに
示すように、金属の如き材料で略円盤型に形成される。
該リテーナ1570a、1570bの一方の面には、図
34Aに示すように、その中央に突部1572a、15
72bが形成され、他方の面には凹部1574a、15
74bが画成されている。排気側のリテーナ1570a
には、前記凹部1574aを形成する底部に段部を介し
てさらに深く形成された凹部1576が画成されてい
る。夫々のリテーナ1570a、1570bには孔部1
578a、1578bが画成され、該孔部1578a、
1578bは、図34Bに示すように、前記リテーナ1
570a、1570bの中心と同一の中心点を有する小
径部(係合部)1580a、1580bと、該小径部1
580a、1580bから所定間隔離間した位置に中心
を有する大径部1582a、1582bとから形成され
る。前記リテーナ1570a、1570bの縁部の一部
には平坦部1584a、1584bが形成されている。
【0102】次に前記シリンダヘッド組付装置10の動
作について、本発明の実施の形態にかかるシリンダヘッ
ド14の組付方法との関連で説明する。
【0103】先ず、シリンダヘッド移載装置40によっ
てシリンダヘッド14をテーブル12に載置する(図4
参照)。この場合、コンベア装置50の第1シリンダ7
8が付勢されてそのピストンロッド80が所定量突出さ
れる。なお、第2シリンダ84と、第3シリンダ86
と、第4シリンダ100のピストンロッド88、90、
102は縮退している状態にある。
【0104】このような準備段階を経て、図示しない回
転駆動源が付勢されると、図4に示すように、コンベア
60は基台54の長手方向に移動する。図示しないスト
ッカ等からシリンダヘッド14がコンベア装置50に載
置されると、シリンダヘッド14はコンベア60の移動
に伴ってコンベア装置50の長手方向に移動する。この
とき、シリンダヘッド14は拡幅された斜面部70a、
70bによって捕捉され、その縮径部1504はガイド
部材68a、68bによって案内される。従って、シリ
ンダヘッド14はコンベア60上の所定の領域を移動す
るに至る。
【0105】発光部96からの光がシリンダヘッド14
により遮断されて受光部98に受光されなくなると、第
4シリンダ100が付勢されてストッパ106が矢印H
方向に変位する。このため、続いて搬送されるシリンダ
ヘッド14は該ストッパ106の斜面部104に当接す
る。シリンダヘッド14はローラ62が回転しているた
め、コンベア60が付勢されているにも拘わらず、該ス
トッパ106によってその移動が停止される。
【0106】次に、シリンダヘッド14が基台54の端
部まで移動すると、第1シリンダ78のストッパ82は
放熱用フィン1508の一部(第1の当接部位)に当接
してシリンダヘッド14は移動を停止する。第1シリン
ダ78を付勢してストッパ82を縮退させると、シリン
ダヘッド14が矢印F方向に変位し、該シリンダヘッド
14の大径部1500の一部(第2の当接部位)は変位
センサ72の当接部76を押圧して変位センサ72のロ
ッド74を変位させる。この変位量、すなわちシリンダ
ヘッド14の移動方向(矢印F方向)における前記第1
の当接部位と第2の当接部位との距離の差(図中、参照
符号N)はシリンダヘッド14の機種によって異なり、
従って、変位センサ72はシリンダヘッド14の機種に
対応した電圧を出力することになる。A/D変換器77
は前記電圧Vをデジタル値に変換する。CPU75はこ
のデジタル値に変換された電圧Vからメモリ79に格納
されているデータテーブルを参照してシリンダヘッド1
4の機種を特定するための処理を行う。シリンダヘッド
組付装置10に使用される他の装置、すなわち、クリッ
プ装着装置42、スプリングシート装着装置44、リテ
ーナおよびスプリング装着装置46、シリンダヘッド搬
出装置48は、CPU75によって求められたシリンダ
ヘッド14の機種に対応して吸気側と排気側のバルブス
テム1538aと1538bの間隔、スリーブ1528
の高さ等の設定を変更し、クリップ1550、スプリン
グシート1560、リテーナ1570a、1570b、
スプリング1590をシリンダヘッド14の機種に対応
して組み付けることが可能である。
【0107】次いで、第2シリンダ84が付勢されてピ
ストンロッド88が所定量突出し、さらに第3シリンダ
86が付勢されてピストンロッド90が突出すると、シ
リンダヘッド14は第2シリンダ84のガイド部92と
第3シリンダ86のガイド部94に挟持され、位置決め
される。
【0108】次に、把持機構52でシリンダヘッド14
をテーブル12の位置決め治具16に載置する。この場
合、図5に示すように、第5シリンダ124を付勢して
保持板122をコンベア装置50の上方に移動させる。
このとき、一方の切欠部130aはストッパ118aに
当接して保持板122が位置決めされる。次いで、把持
機構52の第7シリンダ158が付勢され、支持部材1
62が矢印C方向に摺動すると、図44に示すように、
ガイドロッド168a、168bはシリンダヘッド14
の孔部1542に挿入され、位置決めされる。そして、
第8シリンダ182が付勢され、把持部178a、17
8bが互いに接近する方向に変位し、爪部192a、1
92bがシリンダヘッド14上部のフランジ部1506
に係合する。このとき、係合部材202a、202bの
爪部210a、210bはばね部材208a、208b
の引張力によってバルブステム1538a、1538b
の溝部1540に係合する。
【0109】次いで、第7シリンダ158が付勢され、
支持部材162が矢印B方向に変位すると、シリンダヘ
ッド14は把持部178a、178bの爪部192a、
192bに把持されて上昇する。このとき、バルブステ
ム1538a、1538bは係合部材202a、202
bの爪部210a、210bに係合しているため、孔部
1534から抜け落ちる懸念がない。
【0110】その後、第5シリンダ124が付勢され、
保持板122が基板112の矢印D方向に変位すると、
図45に示すように、一方の切欠部130bがストッパ
118bに当接して保持板122が位置決めされる。第
6シリンダ142が付勢されると、偏位部材146が矢
印J方向に偏位し、ストッパ134bに突部154が当
接して位置決めされ、シリンダヘッド14は傾斜する。
次に、第7シリンダ158が付勢され、支持部材162
が矢印L方向に変位すると、シリンダヘッド14が位置
決め治具16に載置される。このとき、図3に示すよう
に、シリンダヘッド14の孔部1542に位置決め治具
16のピン部材36が係合し、シリンダヘッド14は位
置決め治具16に対して位置決めされる。また、バルブ
1536a、1536bは筒状部材26の上部に当接し
て支持され、バルブステム1538a、1538bは垂
直方向に沿って延在する。
【0111】そして、第9シリンダ212が付勢される
と押圧部216は係合部材202a、202bを押圧
し、該係合部材202a、202bはばね部材208
a、208bの引張力に抗して変位し、バルブステム1
538a、1538bの溝部1540と爪部210a、
210bとの係合が解除される。
【0112】次いで、第8シリンダ182が付勢され、
把持部178a、178bが互いに離間する方向に変位
すると、把持部178a、178bの爪部192a、1
92bとシリンダヘッド14のフランジ部1506との
係合が解除される。
【0113】そして、第7シリンダ158のピストンロ
ッド164が収縮して支持部材162が矢印M方向に変
位し、第6シリンダ142が付勢されて偏位部材146
が矢印K方向に偏位し、さらに第5シリンダ124が付
勢されて保持板122が矢印E方向に変位して図5に示
す位置に移動する。
【0114】このとき、コンベア装置50の第4シリン
ダ100が付勢されてストッパ106が矢印I方向に変
位し、次のシリンダヘッド14がコンベア装置50を矢
印F方向に移動する。そして、前記と同様に、把持機構
52によって位置決め治具16に載置される。
【0115】以上のようにしてシリンダヘッド14が位
置決め治具16に載置されると、テーブル12の回転駆
動源(図示せず)が付勢されて該テーブル12が矢印A
方向に所定角度回転し、シリンダヘッド14はシリンダ
ヘッド移載装置40からクリップ装着装置42に搬送さ
れる(図1参照)。そして、該クリップ装着装置42に
よってシリンダヘッド14にクリップ1550が装着さ
れる。
【0116】この場合、クリップ装着装置42には、先
ず、図8、図9に示すように、クリップ1550が通路
349からクリップ供給機構342の溝部362に供給
される。第10シリンダ370が矢印F方向に付勢され
てクリップ載置台390が、図46に示す位置に変位す
ると、載置部400aは溝部362と連通し、発光部3
76から発光された光が溝部401aを通って受光部3
78で受光される(図11参照)。クリップ1550が
通路349から載置部400aに搬送されると、発光部
376から発光された光はクリップ1550によって遮
断され、受光部378で受光されなくなるため、クリッ
プ1550が載置部400aに載置されたことが検出さ
れる。次に、第10シリンダ370が矢印G方向に付勢
されてクリップ載置台390が図47に示す位置に変位
すると、クリップ1550は載置部400bに載置され
る。このときも、発光部376から発光された光はクリ
ップ1550によって遮断され、クリップ1550が載
置部400bに載置されたことが検出される。以上のよ
うにして、クリップ載置台390に2個のクリップ15
50が載置される。そして、再び第10シリンダ370
が付勢されてクリップ載置台390は、図9に示す位置
に変位する。
【0117】次に、クリップ1550を把持機構416
で把持する。この場合、予め、第13シリンダ436
a、436bを付勢してエアチャック448aと448
bとの間隔をクリップ供給機構342の載置部400a
と400bに対応した間隔だけ離間するように変位させ
る。以上のような準備段階を経て、図12に示すよう
に、変位板410を変位させてクリップ供給機構342
の上方に把持機構416を移動させる。このとき、押圧
機構460はシリンダヘッド14の上方に位置してい
る。第12シリンダ420を付勢して把持部450a〜
450dを矢印C方向に変位させると、棒状部材452
の先端部が、図11に示すように、クリップ供給機構3
42の溝部366a〜366d、374a〜374dに
係合する。エアチャック448a、448bを付勢する
と、把持部450aと450b、450cと450dが
互いに接近し、クリップ1550が棒状部材452の溝
部454に係合する。このため、クリップ1550が把
持部450a〜450dによって把持される。そして、
第12シリンダ420を付勢してクリップ1550が把
持された把持部450a〜450dを矢印B方向に変位
させる。
【0118】このとき、クリップガイド550をシリン
ダヘッド14のスリーブに載置する。この場合、図12
に示すように、予め、押圧機構460の第14シリンダ
466、第15シリンダ488を付勢してスライダ47
4を矢印E方向に、スライダ494を矢印D方向に移動
させておく。また、第17シリンダ516a、516b
を付勢してコレット532aと532bの間隔をシリン
ダヘッド14のバルブステム1538a、1538bに
対応した間隔だけ離間するように変位させる(図16参
照)。
【0119】以上のような準備段階を経て、第16シリ
ンダ500a、500bを付勢して板状部材506a、
506bを矢印C方向に変位させると、ストッパ510
aがスライダ474の水平面496aに、ストッパ51
0bがスライダ474の水平面472aに当接して前記
板状部材506a、506bが位置決めされる。このと
き、シリンダヘッド14の機種によってバルブステム1
538a、1538bの高さが異なる場合、予め、スラ
イダ474を矢印D方向に、スライダ494を矢印E方
向に変位させておくと、板状部材506a、506bの
終端位置は変化する。
【0120】そして、図48に示すように、コレット5
32a、532bの内部に装着されたクリップガイド5
50の凹部552にバルブステム1538a、1538
bの上端部が挿入され、スリーブ586の上端部が段部
554に係合する。その際、クリップガイド550の下
端部の位置はスリーブ1528の溝部1530aを形成
する上方の壁部に略一致する。
【0121】次に、第18シリンダ528a、528b
を付勢して夫々のピストンロッド530a、530bで
クリップガイド550の上端部を押圧し、同時に第16
シリンダ500a、500bを付勢して板状部材506
a、506bを矢印B方向に変位させると、図49に示
すように、クリップガイド550はコレット532a、
532bから脱落してスリーブ1528の上部に載置さ
れる。
【0122】次いで、第11シリンダ412を付勢して
クリップ1550が把持された把持部450a〜450
dをシリンダヘッド14の上方に変位させる。このと
き、第13シリンダ436a、436bを付勢して把持
部450aと450b、450cと450dで把持した
夫々のクリップ1550がシリンダヘッド14の夫々の
バルブステム1538a、1538bに対応した間隔だ
け離間するように変位させる。第12シリンダ420を
付勢して把持部450a〜450dを矢印C方向に変位
させると、クリップ1550の内側にクリップガイド5
50の上部が挿通する。エアチャック448a、448
bを付勢して把持部450aと450b、450cと4
50dを夫々離間する方向に変位させると、図49に示
すように、クリップ1550が把持部450a〜450
dから落下し、該クリップ1550はクリップガイド5
50の外周に係合する。そして、第12シリンダ420
を付勢して把持機構416を矢印B方向に変位させる。
【0123】次に、図12に示すように、第11シリン
ダ412を付勢して押圧機構460をシリンダヘッド1
4の上方に変位させ、第16シリンダ500a、500
bを付勢してコレット532a、532bを矢印C方向
に変位させると、コレット532a、532bの内部に
クリップガイド550が挿通され、コレット532a、
532bの下端部の内周がクリップガイド550の外周
に当接する。さらにコレット532a、532bを矢印
C方向に変位させると、該コレット532a、532b
はクリップガイド550のテーパ状の外周により半径方
向外方に拡径する。この場合、コレット532a、53
2bの下端部はクリップ1550を当接押圧し、該クリ
ップ1550は拡径しながらクリップガイド550の外
周を矢印C方向に摺動する。そして、クリップガイド5
50の下端部を経て、図48に示すように、スリーブ1
528の溝部1530aに係合するに至る。このとき、
コレット532a、532bの下部はリング部材546
a、546bによって縮径する方向に付勢されており、
従って、クリップガイド550はコレット532a、5
32bの内部に装着される。そして、第16シリンダ5
00a、500bを付勢してコレット532a、532
bを矢印B方向に変位させると、クリップガイド550
はコレット532a、532bの内部に装着され、スリ
ーブ586から取り外される。
【0124】以上のようにして、クリップ1550がス
リーブ1528の溝部1530aに装着される。
【0125】そこで、クリップ供給機構342にはパー
ツフィーダ340からクリップ1550が供給され、把
持機構416は次のシリンダヘッド14に装着するため
のクリップ1550を把持する。このため、連続的にシ
リンダヘッド14にクリップ1550を装着することが
可能である。
【0126】このようにしてシリンダヘッド14にクリ
ップ1550が装着されると、図1に示すように、テー
ブル12が矢印A方向に所定角度回転し、該シリンダヘ
ッド14はクリップ装着装置42からスプリングシート
装着装置44に移動する。そして、スプリングシート装
着装置44によってシリンダヘッド14にスプリングシ
ート1560が装着される。
【0127】このスプリングシート装着装置44の動作
について説明すると、先ず、図17、図18に示すよう
に、スプリングシート1560が通路650からスプリ
ングシート供給機構642に供給される。その際、スプ
リングシート1560は突部698bに当接して載置部
700aまたは700bに載置されない。第19シリン
ダ670が矢印P方向に付勢されてスプリングシート載
置台690が、図50に示す位置に変位すると、載置部
700aは孔部662と連通し、発光部676から発光
された光が溝部701aを通って受光部678に受光さ
れる(図20参照)。そこで、スプリングシート156
0が孔部662を通って載置部700aに搬送される
と、発光部676から発光された光はスプリングシート
1560によって遮断され、受光部678で受光されな
くなるため、スプリングシート1560が載置部700
aに載置されたことが検出される。次に、第19シリン
ダ670が矢印O方向に付勢されてスプリングシート載
置台690が図51に示す位置に変位すると、スプリン
グシート1560は載置部700bに載置される。この
ときも、発光部676から発光された光はスプリングシ
ート1560によって遮断され、スプリングシート15
60が載置部700bに載置されたことが検出される。
以上のようにして、スプリングシート載置台690には
2個のスプリングシート1560が載置される。そし
て、再び第19シリンダ670が付勢されてスプリング
シート載置台690は、図18に示す位置に変位する。
【0128】次に、第20シリンダ706を付勢して、
図21に示すように、スプリングシート供給機構642
の上方に把持機構715が位置するように変位板714
を変位させる。この場合、検出機構768はシリンダヘ
ッド14の上方に位置している。第21シリンダ716
を付勢して把持部748a〜748dを矢印C方向に変
位させると、円柱状部材764a、764bがスプリン
グシート1560の孔部1564を挿通して凹部696
a、696bに挿入される(図20参照)。次いで、棒
状部材750a〜750fの先端部が溝部666a、6
66b、682a〜682dに係合する。エアチャック
746a、746bを付勢すると、把持部748aと7
48b、748cと748dが互いに接近し、スプリン
グシート1560の縁部が棒状部材750a〜750f
の溝部752に係合する。このため、スプリングシート
1560が把持部748a〜748dによって把持され
る。そして、第21シリンダ716を付勢して把持部7
48a〜748dを矢印B方向に変位させると、スプリ
ングシート1560が把持されて変位する。
【0129】このとき、シリンダヘッド14のスリーブ
1528に装着されたクリップ1550の装着状態の確
認を行う。この場合、第24シリンダ774を付勢して
検出機構768を矢印C方向に変位させると、図52に
示すように、第2当接部824a〜824dの下端部が
シリンダヘッド14の底部1520に当接する。さらに
検出機構768を変位させると、図53に示すように、
第2検出部材816a、816bはばね部材818a、
818bの引張力に抗して第1検出部材792a、79
2bに対して相対的に変位し、第1当接部798a、7
98bがクリップ1550に当接する。このため、板状
部材826a〜826dが変位し、該板状部材826
a、826cの孔部828a、828cが光電センサ8
12a、812cの間隙に変位し、該光電センサ812
a、812cは信号を発生する。このため、クリップ1
550がスリーブ1528に装着されていることが確認
できる。
【0130】もし、クリップ1550がスリーブ152
8に装着されていない場合、第2当接部824a〜82
2dの下端部がクリップ1550に当接することがない
ため、第2検出部材816a、816bは第1検出部材
792a〜792dに対して相対的に変位せず、光電セ
ンサ812a、812cは信号を発生しない。従って、
クリップ1550が装着されていないことが検出され
る。
【0131】なお、シリンダヘッド14の位置には誤差
があるため、検出機構768をさらに矢印C方向に変位
させることにより、第2当接部824a〜824dはば
ね部材794a、794の引張力によって確実にシリン
ダヘッド14の底部1520に当接し、該シリンダヘッ
ド14の誤差に関わらず、クリップ1550の装着状態
を確認することができる。
【0132】クリップ1550の装着状態の確認が終了
したら、第24シリンダ774を付勢して固定板784
a、784bを上昇させる。
【0133】次いで、第20シリンダ706を付勢して
スプリングシート1560が把持された把持部748a
〜748dをシリンダヘッド14の上方に変位させる。
その際、第22シリンダ730、第23シリンダ732
を付勢して把持部748aと748b、748cと74
8dで把持した夫々のスプリングシート1560がシリ
ンダヘッド14のバルブステム1538a、1538b
に対応した間隔だけ離間するように変位させる。
【0134】第21シリンダ716を付勢して把持部7
48a〜748dを矢印C方向に変位させると、図54
に示すように、バルブステム1538a、1538bの
上部が円柱状部材764a、764bの凹部766a、
766bの内部に挿入されて位置決めされ、さらに、ス
リーブ1528の上部が円柱状部材764a、764b
の下部に当接する。エアチャック746a、746bを
付勢して把持部748aと748b、748cと748
dを夫々離間する方向に変位させると、スプリングシー
ト1560はその孔部1564にスリーブ1528が挿
通してシリンダヘッド14の底部1520に載置され
る。
【0135】次に、スプリングシート1560の装着状
態の確認を行う。この場合、図21に示すように、第2
0シリンダ706を付勢して検出機構768をシリンダ
ヘッド14の上方に変位させ、第24シリンダ774を
付勢して検出機構768を矢印F方向に変位させると、
図55に示すように、第2当接部824a〜822dの
下端部がスプリングシート1560の縁部に当接する。
さらに検出機構768を変位させると、図56に示すよ
うに、第2検出部材816a、816bはばね部材81
8a、818bの引張力に抗して第1検出部材792
a、792bに対して相対的に変位し、第1当接部79
8a、798bの下端部がスプリングシート1560の
突部1562に当接する。このため、板状部材826a
〜826dが変位し、板状部材826b、826dの孔
部828b、828dが光電センサ812b、812d
の間隙に変位し、光電センサ812b、812dは信号
を発生する。このため、スプリングシート1560がス
リーブ1528に装着されていることが確認できる。
【0136】このとき、シリンダヘッド14の位置の誤
差は、前述と同様に、固定板784a、784bをさら
に矢印C方向に変位させることにより、第1当接部79
8a、798bは確実にスプリングシート1560の縁
部に当接し、該シリンダヘッド14の誤差に関わらず、
スプリングシート1560の装着状態を確認することが
できる。
【0137】この場合、スプリングシート供給機構64
2にはパーツフィーダ640からスプリングシート15
60が供給され、把持機構715は次のシリンダヘッド
14に装着するためのスプリングシート1560を把持
する。このため、連続的にシリンダヘッド14にスプリ
ングシート1560を装着することが可能である。
【0138】以上のようにしてシリンダヘッド14にス
プリングシート1560が装着されると、図1に示すよ
うに、テーブル12が矢印A方向に回転し、シリンダヘ
ッド14はリテーナおよびスプリング装着装置46に搬
送され、該リテーナおよびスプリング装着装置46によ
って前記シリンダヘッド14にリテーナ1570a、1
570bとスプリング1590が装着される。
【0139】このリテーナおよびスプリング装着装置4
6の動作について説明すると、先ず、図30に示すよう
に、バルブステム変位機構950の第25シリンダ95
6を付勢して押圧部材968を矢印B方向に変位させ、
バルブステム1538a、1538bを上方に変位させ
る。
【0140】この場合、リテーナ供給機構970にはパ
ーツフィーダ972a、972bからリテーナ1570
a、1570bが通路974a、974bに1列に整列
されて供給される(図31参照)。このとき、リテーナ
1570a、1570bの平坦部1584a、1584
bが溝部976a、976bを形成する一方の壁部に当
接し、該リテーナ1570a、1570bは所定の方向
に向いて整列している。リテーナ1570a、1570
bが通路974a、974bから通路980a、980
bに搬送されると、発光部988a、988bから発光
した光がリテーナ1570a、1570bの縁部によっ
て遮断され、受光部990a、990bに受光されなく
なる(図32参照)。このため、リテーナ1570a、
1570bが通路980a、980bの所定の位置に搬
送されたことが検出され、受光部990a、990bは
信号を発生する。この信号により、第26シリンダ99
6a、996bが付勢され、リテーナ1570a、15
70bは押圧部材1002a〜1002dに押圧されて
通路980a、980bを摺動し、リテーナ載置台10
26の溝部1050a、1050bを形成する底部に載
置される。このとき、リテーナ1570a、1570b
の平坦部1584a、1584bは突部1052a、1
052bに当接して位置決めされる(図34B参照)。
【0141】次いで、第28シリンダ1036が付勢さ
れてピン部材1042a、1042bが上方に変位し、
該ピン部材1042a、1042bは前記リテーナ15
70a、1570bの孔部1578a、1578bに挿
通する(図34A、図34B参照)。このため、リテー
ナ1570a、1570bはリテーナ載置台1026に
位置決めされる。そして、図33に示すように、第27
シリンダ1018が付勢され、リテーナ載置台1026
は矢印F方向に変位し、図33の2点鎖線に示すよう
に、プレート1022がストッパ1031に当接して前
記リテーナ載置台1026は所定の把持位置で停止す
る。
【0142】一方、スプリング供給機構1095には、
パーツフィーダ1154からスプリング1590が通路
1148に整列されて供給される(図36参照)。該ス
プリング1590が搬送されてスライダ1122に載置
されると、近接スイッチ1128はこれを検出し、この
信号によって第32シリンダ1130が付勢される。す
ると、該第32シリンダ1130の押圧部材1134と
孔部1152を形成する壁部とにより、続いて搬送され
るスプリング1590が挟持され、該スプリング159
0の移動が停止する。次に、第31シリンダ1114が
付勢され(図37参照)、スライダ1122が矢印Q方
向に変位して、図35、図36に示すように、前記スプ
リング1590は筒状部材1106の孔部1108から
落下する。このとき、スプリング1590の一端は孔部
1108を形成する湾曲面1110に当接してその軸線
方向が垂直方向に変位し、スプリング載置台1086の
一方の凹部1088aに挿入される。近接スイッチ11
00がこのスプリング1590を検知すると、第29シ
リンダ1062が付勢されてスプリング載置台1086
が矢印G方向に変位し、図57に示すように、位置決め
部材1072が第30シリンダ1064の当接部108
2に当接してスプリング載置台1086の他方の凹部1
088bが前記孔部1108と連通する位置に位置決め
される。
【0143】次いで、第31シリンダ1114が付勢さ
れてスライダ1122は矢印R方向に変位し(図36参
照)、第32シリンダ1130が付勢されて押圧部材1
134が上昇し、通路1148に続いて搬送されるスプ
リング1590がスライダ1122に載置される。そし
て、前記と同様に近接スイッチ1128がこのスプリン
グ1590を検出した後、第32シリンダ1130を付
勢して続いて搬送されるスプリング1590の移動を停
止し、第31シリンダ1114が付勢されてスライダ1
122が矢印Q方向に変位して、前記と同様にスプリン
グ1590が落下してスプリング載置台1086の他方
の凹部1088bにスプリング1590が挿入される
(図57参照)。
【0144】次に、所定の把持位置に変位されたリテー
ナ載置台1026上のリテーナ1570a、1570b
を移載機構1160の把持部1292a、1292b、
1294a、1294bで把持する。この場合、図39
に示すように、予め、第37シリンダ1226a、12
26bを付勢し、把持部1292aと1292b、12
94aと1294bの間隔をリテーナ載置台1026の
溝部1050aと1050bに夫々対応した間隔だけ離
間するように変位させる(図33参照)。また、図38
に示すように、第35シリンダ1190を付勢して押圧
部1194を矢印B方向に変位させておき、第34シリ
ンダ1180を付勢して水平変位部材1178を矢印E
方向に変位させ、所定の把持位置に位置決めされたリテ
ーナ載置台1026の上方に把持部1292a、129
2b、1294a、1294bを移動させておく。
【0145】以上のような準備段階を経て、移載機構1
160の第36シリンダ1202を付勢して垂直変位部
材1208を矢印C方向に変位させると、ストッパ12
14aは第35シリンダ1190の押圧部1194に当
接して垂直変位部材1208が位置決めされ、図33に
示すように、係合部1296がリテーナ載置台1026
の溝部1050a、1050bに係合する。図40に示
すように、第38シリンダ1237a、1237bが付
勢されると、把持部1292aと1294a、1292
bと1294bが互いに接近し、リテーナ1570a、
1570bを把持する。次に、第36シリンダ1202
が付勢されて把持部1292a、1292b、1294
a、1294bが矢印B方向に変位する(図38参
照)。そして、図33に示すように、第27シリンダ1
018が付勢されてリテーナ載置台1026が矢印G方
向に変位し、該リテーナ載置台1026の溝部1050
a、1050bは再び前記通路980a、980bの溝
部982a、982bと連通する。
【0146】次いで、図58に示すように、第30シリ
ンダ1064が付勢されて当接部1082が矢印G方向
に変位すると、突部1078がストッパ1066に当接
してスプリング載置台1086は所定の把持位置に位置
決めされる。
【0147】移載機構1160の第36シリンダ120
2を付勢して垂直変位部材1208を矢印C方向に変位
させると(図38参照)、ストッパ1214aは第35
シリンダ1190の押圧部1194に当接して垂直変位
部材1208が位置決めされる。このとき、図58に示
すように、把持部1292a、1292b、1294
a、1294bに把持されたリテーナ1570a、15
70bの突部1572a、1572bはスプリング載置
台1086に載置されたスプリング1590に係合す
る。第38シリンダ1237a、1237bが付勢され
て把持部1292aと1294a、1292bと129
4bが互いに離間する方向に変位し(図40参照)、リ
テーナ1570a、1570bはスプリング1590に
載置される。そして、第35シリンダ1190を付勢し
て押圧部1194を矢印C方向に変位させると(図38
参照)、垂直変位部材1208は僅かに下降し、ストッ
パ1214bが突部1196に当接して垂直変位部材1
208が位置決めされる。第38シリンダ1237a、
1237bを付勢して把持部1292aと1294a、
1292bと1294bとを互いに接近する方向に変位
させると、該把持部1292a、1292b、1294
a、1294bは前記リテーナ1570a、1570b
と前記スプリング1590を把持する(図58参照)。
【0148】第36シリンダ1202を付勢して垂直変
位部材1208を矢印B方向に変位させ、さらに、第3
4シリンダ1180を付勢して水平変位部材1178を
矢印D方向に変位させると、切欠部1186を形成する
壁部は第33シリンダ1168の押圧部1172に当接
し、水平変位部材1178が位置決めされる(図38参
照)。そして、第37シリンダ1226a、1226b
を付勢して把持部1292aと1292b、1294a
と1294bの間隔をシリンダヘッド14のバルブステ
ム1538a、1538bに対応した間隔だけ離間する
ように変位させる(図39参照)。このとき、リテーナ
1570a、1570bおよびスプリング1590はシ
リンダヘッド14のバルブステム1538a、1538
bの上方に位置している(図59参照)。
【0149】そして、図38に示すように、第35シリ
ンダ1190を付勢して押圧部1194を矢印B方向に
変位させておき、第36シリンダ1202を付勢して垂
直変位部材1208を矢印C方向に変位させると、スト
ッパ1214aが第35シリンダ1190の押圧部11
94に当接して垂直変位部材1208が位置決めされ
る。その際、図59に示すように、スプリング1590
にバルブステム1538a、1538bが挿通し、該ス
プリング1590の下端部はスプリングシート1560
に当接する。
【0150】第34シリンダ1180が付勢された状態
を維持して、第33シリンダ1168を付勢して押圧部
1172を矢印D方向に僅かに変位させると(図38参
照)、水平変位部材1178は矢印D方向に僅かに変位
し、リテーナ1570a、1570bはその大径部15
82a、1582bがバルブステム1538a、153
8bの上方に位置するように変位する(図60参照)。
このとき、スプリング1590はその弾性によって傾斜
する。次に、第36シリンダ1202を付勢した状態を
維持して第35シリンダ1190を付勢すると(図38
参照)、垂直変位部材1208は矢印C方向に僅かに変
位し、リテーナ1570a、1570bの大径部158
2a、1582bにバルブステム1538a、1538
bが挿通する。さらに、第33シリンダ1168を付勢
して水平変位部材1178を矢印E方向に僅かに変位さ
せると、バルブステム1538a、1538bの溝部1
540にリテーナ1570a、1570bの小径部15
80a、1580bを形成する壁部が係合する(図61
参照)。
【0151】そして、バルブステム変位機構950の第
25シリンダ956を付勢して押圧部材968を矢印C
方向に変位させる(図29参照)。このとき、リテーナ
1570a、1570bはスプリング1590の弾性に
よって上方に付勢されるため、バルブステム1538
a、1538bは上方に変位した状態を維持し、バルブ
1536a、1536bは吸気孔1512a、排気孔1
512bを閉塞する。
【0152】以上のようにしてリテーナ1570a、1
570b、スプリング1590はシリンダヘッド14に
装着される。
【0153】そして、再びリテーナ1570a、157
0bはリテーナ載置台1026に、スプリング1590
はスプリング載置台1086に載置され、移載機構11
60は次のシリンダヘッド14に装着するリテーナ15
70a、1570bおよびスプリング1590を把持す
る。このため、連続的にシリンダヘッド14にリテーナ
1570a、1570bおよびスプリング1590を装
着することができる。
【0154】このようにしてシリンダヘッド14にリテ
ーナ1570a、1570bとスプリング1590が装
着されると、テーブル12が回転してシリンダヘッド1
4はシリンダヘッド搬出装置48に搬送される(図1参
照)。
【0155】このシリンダヘッド搬出装置48は、先
ず、図41に示すように、コンベア装置1302の回転
駆動源(図示せず)が付勢されてその回転運動がプーリ
1316a、1316bおよび1314a、1314b
を介してコンベア1320a、1320bに伝達され、
該コンベア1320a、1320bはその長手方向に移
動する。また、図42に示すように、ロッドレスシリン
ダ1336が付勢されて変位板1342が矢印D方向に
変位し、第39シリンダ1350が付勢されて回動板1
356が矢印Y方向に回転する。このとき、当接部13
64はストッパ1368bに当接して回動板1356は
所定角度傾斜して位置決めされる。また、第40シリン
ダ1370のピストンロッド1374は縮退して把持部
1382は矢印A1 方向に変位している。
【0156】さらに、図41に示すように、発光部13
26a〜1326dと受光部1328a〜1328dに
よって、シリンダヘッド14を蓄えることが可能な領域
1325a〜1325dを検出する。この場合、例え
ば、領域1325aにシリンダヘッド14が一杯に蓄え
られている場合、発光部1326aから発光された光は
シリンダヘッド14によって遮断されて受光部1328
dに受光されなくなる。このため、領域1325aには
これ以上シリンダヘッド14を蓄えることができないこ
とが検出される。他の領域1325b〜1325dにつ
いても、同様にシリンダヘッド14を蓄えることが可能
かどうかを検出する。
【0157】以上のような準備段階を経て、テーブル1
2が回転してシリンダヘッド14が所定の位置に移動す
ると、図42に示すように、第40シリンダ1370が
付勢されて把持部1382は矢印A2 方向に変位し、当
接部1389a、1389bがシリンダヘッド14の上
部に当接する。第41シリンダ1398が付勢される
と、腕部材1394a、1394bが回動して爪部14
04aと1404bが互いに接近する方向に変位し、該
爪部1404a、1404bはシリンダヘッド14のフ
ランジ部1506に係合する。
【0158】次に、第40シリンダ1370が付勢され
ると、シリンダヘッド14は把持部1382に把持され
て矢印A1 方向に変位する。次いで、第39シリンダ1
350が付勢されて回動板1356が矢印Z方向に変位
し、ロッドレスシリンダ1336が付勢されてシリンダ
ヘッド14は矢印E方向に変位する。このとき、シリン
ダヘッド14は、図41に示すように、コンベア装置1
302に載置されるシリンダヘッド14の向きに対して
所定角度偏位している。このため、ロータリーアクチュ
エータ1380を付勢してシリンダヘッド14を矢印S
方向に回動させ、該シリンダヘッド14の向きを所定の
方向に偏位させる。
【0159】そして、ロッドレスシリンダ1332を付
勢してスライドテーブル1334を矢印W方向に変位さ
せてシリンダヘッド14を複数の領域1325a〜13
25dのいずれか1つ上方に移動させる。この場合、前
記のように、受光部1328a〜1328dの信号によ
って検出された、シリンダヘッド14を蓄えることが可
能な領域1325a〜1325dを選択する。第40シ
リンダ1370を付勢して、図62に示すように、把持
部1382を矢印C方向に変位させると、シリンダヘッ
ド14はコンベア装置1302に載置される。第41シ
リンダ1398が付勢されて爪部1404aと1404
bとが互いに離間する方向に変位し、第40シリンダ1
370が付勢されて把持部1382が矢印B方向に変位
すると、シリンダヘッド14はコンベア1320a、1
320bの移動に伴ってコンベア装置1302の長手方
向に移動する。シリンダヘッド14がコンベア装置13
02の端部まで移動すると、該シリンダヘッド14は、
図4に示すように、当接部1310a〜1310dに当
接する。シリンダヘッド14はローラ1322が回転し
ているため、コンベア1320a、1320bが付勢さ
れているにも関わらず、該当接部1310a〜1310
dによってその移動が停止される。
【0160】以上のようにして、シリンダヘッド14に
クリップ1550、スプリングシート1560、リテー
ナ1570a、1570bおよびスプリング1590が
装着される。
【0161】このシリンダヘッド組付装置10は、テー
ブル12が所定角度回転する度にシリンダヘッド移載装
置40によって位置決め治具16にシリンダヘッド14
が載置され、クリップ装着装置42、スプリングシート
装着装置44、リテーナおよびスプリング装着装置46
によってクリップ1550、スプリングシート156
0、リテーナ1570a、1570bおよびスプリング
1590が装着され、シリンダヘッド搬出装置48によ
ってシリンダヘッド14が搬出される。このため、シリ
ンダヘッド14にクリップ1550、スプリングシート
1560、リテーナ1570a、1570bおよびスプ
リング1590を連続的に装着することが可能である。
【0162】
【発明の効果】本発明に係るシリンダヘッドの組付方法
およびその装置によれば、以下のような効果ならびに利
点が得られる。
【0163】シリンダヘッドはシリンダヘッド移載装置
によってテーブルの位置決め治具に載置され、該シリン
ダヘッドにはクリップ装着装置、スプリングシート装着
装置、リテーナおよびスプリング装着装置によって夫々
クリップ、スプリングシート、リテーナおよびスプリン
グが装着されるため、専任の作業者が不要となり、生産
コストを低廉化することができるとともに、製造時間を
短縮することが可能となる。
【0164】また、テーブルには夫々所定角度ずつ偏位
して位置決め治具が設けられ、一方、前記シリンダヘッ
ド移載装置、クリップ装着装置、スプリングシート装着
装置、リテーナおよびスプリング装着装置、シリンダヘ
ッド搬出装置は、前記夫々の位置決め治具と等しい角度
ずつ偏位して配設され、前記テーブルを所定角度ずつ回
動させることにより、シリンダヘッドを前記シリンダヘ
ッド移載装置、クリップ装着装置、スプリングシート装
着装置、リテーナおよびスプリング装着装置、シリンダ
ヘッド搬出装置に順次搬送するため、シリンダヘッドに
クリップ、スプリングシート、リテーナおよびスプリン
グを連続的に装着することができ、製造時間を一層短縮
することが可能になるという特有の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組付
装置を示す概略平面図である。
【図2】図1のシリンダヘッド組付装置のテーブルを示
す概略平面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッドの組
付方法で使用されるシリンダヘッドと位置決め治具の概
略縦断面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組付
装置のシリンダヘッド移載装置に使用されるコンベア装
置を示す平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組付
装置のシリンダヘッド移載装置に使用される把持機構を
示す概略正面図である。
【図6】図5の把持機構の斜視図である。
【図7】図5の把持機構の一部拡大概略正面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組付
装置に使用されるクリップ装着装置の供給機構を示す斜
視図である。
【図9】図8の供給機構の平面図である。
【図10】図8の供給機構の正面図である。
【図11】図9の供給機構のXI−XI線断面図であ
る。
【図12】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組
付装置に使用されるクリップ装着装置の装着機構を示す
概略正面図である。
【図13】図12の装着機構に使用される把持機構の斜
視図である。
【図14】図13の把持機構の側面図である。
【図15】図12の装着機構に使用される押圧機構の斜
視図である。
【図16】図15の押圧機構の側面図である。
【図17】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組
付装置に使用されるスプリングシート装着装置の供給機
構を示す斜視図である。
【図18】図17の供給機構の平面図である。
【図19】図17の供給機構の正面図である。
【図20】図19の供給機構のXX−XX線断面図であ
る。
【図21】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組
付装置に使用されるスプリングシート装着装置の概略正
面図である。
【図22】図21のスプリングシート装着装置に使用さ
れる把持機構の斜視図である。
【図23】図22の把持機構の側面図である。
【図24】図22の把持機構の把持部を示す一部拡大斜
視図である。
【図25】図21のスプリングシート装着装置に使用さ
れる検出機構の斜視図である。
【図26】図25の検出機構の側面図である。
【図27】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組
付装置に使用されるリテーナおよびスプリングの装着装
置を示す概略平面図である。
【図28】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置を示す概略斜視図である。
【図29】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置に使用されるバルブステム変位機構を示す縦断面図で
ある。
【図30】図29のバルブステム変位機構の使用方法を
示し、円柱部材が上方に変位した状態の縦断面図であ
る。
【図31】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置に使用されるリテーナ供給機構を示す平面図である。
【図32】図31のリテーナ供給機構を示す縦断面図で
ある。
【図33】図31のリテーナ供給装置のXXXIII−
XXXIII線矢視図である。
【図34】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置に使用されるリテーナ載置台であり、図34Aは正面
図を示し、図34Bは平面図を示す。
【図35】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置に使用されるスプリング供給機構を示す一部断面正面
図である。
【図36】図35のスプリング供給機構を示す一部拡大
断面図である。
【図37】図35のスプリング供給機構の一部拡大斜視
図である。
【図38】図27のリテーナおよびスプリングの装着装
置に使用される移載機構を示す正面図である。
【図39】図38の移載機構を示す側面図である。
【図40】図38の移載機構を示す一部拡大斜視図であ
る。
【図41】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッド組
付装置に使用されるシリンダヘッド搬出装置を示す平面
図である。
【図42】図41のシリンダヘッド搬出装置に使用され
る把持機構を示す正面図である。
【図43】本発明の実施の形態に係るシリンダヘッドの
組付方法に使用されるスプリングシートを示し、図43
Aは平面図であり、図43Bは縦断面図である。
【図44】図5の把持機構の使用方法を示し、把持部で
シリンダヘッドを把持した状態の概略正面図である。
【図45】図5の把持機構の使用方法を示し、シリンダ
ヘッドを位置決め治具に載置した状態の概略正面図であ
る。
【図46】図8の供給機構の使用方法を示し、載置部が
矢印F方向に変位した状態の平面図である。
【図47】図8の供給機構の使用方法を示し、載置部が
矢印G方向に変位した状態の平面図である。
【図48】図15の押圧機構の使用方法を示し、コレッ
トによりグリップガイドがスリーブに装着された状態の
一部拡大縦断面図である。
【図49】図15の押圧機構の使用方法を示し、グリッ
プガイドがスリーブに係合した状態の一部拡大縦断面図
である。
【図50】図17の供給機構の使用方法を示し、載置部
が矢印P方向に変位した状態の平面図である。
【図51】図17の供給機構の使用方法を示し、載置部
が矢印O方向に変位した状態の平面図である。
【図52】図25の検出機構の使用方法を示し、第2当
接部がシリンダヘッドの底部に当接した状態の一部拡大
側面図である。
【図53】図25の検出機構の使用方法を示し、第1当
接部がクリップに当接した状態の一部拡大側面図であ
る。
【図54】図22の把持機構の使用方法を示し、円柱状
部材の凹部にバルブステムが係合している状態の縦断面
図である。
【図55】図25の検出機構の使用方法を示し、第2当
接部がスプリングシートの縁部に当接している状態の一
部拡大側面図である。
【図56】図25の検出機構の使用方法を示し、第1当
接部がスプリングシートの突部に当接している状態の一
部拡大側面図である。
【図57】図35のスプリング供給機構の使用方法を示
し、スプリング載置台のプレートが第30シリンダの当
接部に当接した状態の一部断面正面図である。
【図58】図35のスプリング供給機構の使用方法を示
し、スプリング載置台が所定の把持位置に変位した状態
の一部断面正面図である。
【図59】図38の移載機構の使用方法を示し、スプリ
ングにバルブステムが挿入した状態の縦断面図である。
【図60】図38の移載機構の使用方法を示し、把持部
が僅かに水平方向に変位した状態の縦断面図である。
【図61】図38の移載機構の使用方法を示し、リテー
ナがバルブステムの溝部に係合した状態の縦断面図であ
る。
【図62】図42の把持機構の使用方法を示し、コンベ
ア装置にシリンダヘッドが載置された状態の正面図であ
る。
【符号の説明】
10…シリンダヘッド組付装置 12…テーブル 14…シリンダヘッド 16…位置決め治具 40…シリンダヘッド移載装置 42…クリップ装着
装置 44…スプリングシート装着装置 46…リテーナおよ
びスプリング装着装置 48…シリンダヘッド搬出装置 50、1302…コ
ンベア装置 52、1304…把持機構 342…クリップ供
給機構 344、644…装着機構 642…スプリング
シート供給機構 950…バルブステム変位機構 970…リテーナ供
給機構 1026…リテーナ載置台 1086…スプリン
グ載置台 1095…スプリング供給機構 1160…移載機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダヘッドをシリンダヘッド移載装置
    によってテーブルに載置する工程と、 前記シリンダヘッドのスリーブにクリップ装着装置によ
    ってクリップを装着する工程と、 前記シリンダヘッドにスプリングシート装着装置によっ
    てスプリングシートを装着する工程と、 前記シリンダヘッドにリテーナおよびスプリング装着装
    置によってリテーナとスプリングを装着する工程と、 前記シリンダヘッドをシリンダヘッド搬出装置によって
    前記テーブルから所定の位置に搬送する工程と、 前記夫々の工程の間に、前記テーブルを所定角度ずつ回
    動し、前記シリンダヘッドをシリンダヘッド移載装置か
    ら前記クリップ装着装置、スプリングシート装着装置、
    リテーナおよびスプリング装着装置、シリンダヘッド搬
    出装置に順次搬送する工程を有することを特徴とするシ
    リンダヘッドの組付方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のシリンダヘッドの組付方法
    において、 前記シリンダヘッドをテーブルに載置する工程は、前記
    テーブルに設けられ、その上面が傾斜して形成された位
    置決め治具に、前記シリンダヘッドを傾斜して載置する
    工程であることを特徴とするシリンダヘッドの組付方
    法。
  3. 【請求項3】シリンダヘッドが載置位置決めされる位置
    決め治具と、 前記位置決め治具が複数設けられ、回転可能なテーブル
    と、 前記テーブルに近接して設けられ、前記シリンダヘッド
    を前記位置決め治具に載置するシリンダヘッド移載装置
    と、 前記テーブルに近接して設けられ、前記シリンダヘッド
    のスリーブにクリップを装着するクリップ装着装置と、 前記テーブルに近接して設けられ、前記シリンダヘッド
    にスプリングシートを装着するスプリングシート装着装
    置と、 前記テーブルに近接して設けられ、前記シリンダヘッド
    にリテーナおよびスプリングを装着するリテーナおよび
    スプリング装着装置と、 前記シリンダヘッドを前記位置決め治具から所定の位置
    に搬出するシリンダヘッド搬出装置と、 を備えることを特徴とするシリンダヘッドの組付装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載のシリンダヘッドの組付装置
    において、 前記位置決め治具の上面は傾斜して形成され、前記シリ
    ンダヘッドは前記位置決め治具に傾斜して載置されるこ
    とを特徴とするシリンダヘッドの組付装置。
  5. 【請求項5】請求項3または4記載のシリンダヘッドの
    組付装置において、 前記位置決め治具は、テーブルの中心に対して互いに所
    定角度ずつ偏位して設けられ、一方、前記シリンダヘッ
    ド移載装置、クリップ装着装置、スプリングシート装着
    装置、リテーナおよびスプリング装着装置、シリンダヘ
    ッド搬出装置は、前記夫々の位置決め治具に対応して配
    設されることを特徴とするシリンダヘッドの組付装置。
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