JPH1043907A - 多軸スピンドル旋削機械及び方法 - Google Patents

多軸スピンドル旋削機械及び方法

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JPH1043907A
JPH1043907A JP9124413A JP12441397A JPH1043907A JP H1043907 A JPH1043907 A JP H1043907A JP 9124413 A JP9124413 A JP 9124413A JP 12441397 A JP12441397 A JP 12441397A JP H1043907 A JPH1043907 A JP H1043907A
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machining
work
turning machine
workpiece
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Helmut Friedrich Link
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Index Werke GmbH and Co KG Hahn and Tessky
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23Q39/00Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation
    • B23Q39/04Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being arranged to operate simultaneously at different stations, e.g. with an annular work-table moved in steps
    • B23Q39/042Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being arranged to operate simultaneously at different stations, e.g. with an annular work-table moved in steps with circular arrangement of the sub-assemblies
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストを維持しつつ使用可能な工具の数を
増加させる。 【解決手段】 多軸スピンドル旋削機械は、装置フレー
ム12と、ドラム軸16のまわりを回転するスピンドルドラ
ム14と、少なくとも一つの機械加工ステーションを備え
た複数のステーション1〜8とを有する。ドラム14は、
回転方向に移動可能でありかつ各々がワーク把持手段46
を備えた、複数のワークスピンドル40を有する。機械加
工ステーションは、装置フレーム12上にワーク50の回転
方向に連続して配列され、数がスピンドル40の数に相当
する。使用可能な工具52、54の数は、低コストを維持し
つつ増加する。少なくとも一つの機械加工ステーション
は、ドラム軸16のまわりに所定角度の間隔をあけて配列
された第一及び第二のスピンドル位置1.1 〜6.2 を有す
る。ドラム14の回転の際、ワーク50を備えたワークスピ
ンドル40は、工具52、54を備えた各スピンドル位置に配
置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置フレームと、
ドラム軸のまわりに該装置フレームに対して回転するた
めに配列されたスピンドルドラムとを具備し、前記スピ
ンドルドラムが複数のワークスピンドルを具備し、該複
数のワークスピンドルは、前記ドラム軸のまわりにそれ
ぞれ所定の角度だけ間隔をあけて配列されており、か
つ、前記スピンドルドラムの回転の際に前記装置フレー
ムに対して一の回転方向に移動可能であり、各ワークス
ピンドルは、ワークを把持するためのワーク把持手段を
具備し、複数のステーションは、少なくとも一つの機械
加工ステーションを有し、該機械加工ステーションの数
は、前記ワークスピンドルの数に対応しており、前記機
械加工ステーションは、前記装置フレーム上に、ワーク
の前記回転方向に連続的に配列されている、多軸スピン
ドル旋削機械に関する。
【0002】
【従来の技術】そのような多軸スピンドル旋削機械は、
従来の技術から知られている。これらの多軸スピンドル
旋削機械の場合、各ステーションに単一のスピンドル位
置が設けられ、各ステーションにおいて、ワークの機械
加工又は処理が行われる。そのような多軸スピンドル旋
削機械の問題点は、機械加工ステーションで使用される
工具の数が限定されるか、工具あるいは制御手段の費用
が高くなってしまうことである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、低コ
ストを維持しつつ使用される工具の数を増加させること
によって、上述した型式の多軸スピンドル旋削機械を改
良することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的は、上述した型
式の多軸スピンドル旋削機械において、ワークを機械加
工するために、前記少なくとも一つの機械加工ステーシ
ョンが、それぞれ第一及び第二のスピンドル位置を具備
し、該第一及び第二のスピンドル位置は、前記ドラム軸
のまわりにそれぞれ所定の角度だけ間隔をあけて配列さ
れており、更に、前記スピンドルドラムは、ワークを備
えたワークスピンドルを各スピンドル位置に配置可能な
ように、回転可能であり、更に、各スピンドル位置は、
それぞれ機械加工工具を有することを特徴とする多軸ス
ピンドル旋削機械によって、本発明に従って達成され
る。
【0005】本発明による解決手段の効果として、回転
方向に互いの間に所定の角度だけ間隔をあけて二つのス
ピンドル位置を配列することにより、機械加工ステーシ
ョンにおいて、少なくとも二つの工具を簡単に使用する
こと、つまり、各スピンドル位置において少なくとも一
つの工具を簡単に使用することが可能になる。
【0006】この解決手段により、迅速に工具を配置す
るために高い経費を必要とすることなく、機械加工ステ
ーションにおいて、機械加工ステーションの数の二倍の
数の工具を使用することが可能になる。
【0007】少なくとも二つのステーションが、それぞ
れ第一及び第二のスピンドル位置を備えた機械加工ステ
ーションとして構成される場合、本発明の解決手段の効
果を良好に利用可能である。
【0008】しかしながら、本発明の概念は、少なくと
も一つの機械加工ステーションに二つのステーション位
置を設けたことのみに限定されず、一つの機械加工ステ
ーションに二つより多くのスピンドル位置を設けること
も含む。
【0009】本発明の解決手段の特有の効果として、多
軸スピンドル旋削機械のステーションは、付加的な機械
加工手段を備えた取付け及び/又は取り外しステーショ
ン、あるいは機械加工ステーションとして構成される。
その結果、ステーションの数に応じて最適に使用するこ
とができる。
【0010】原則、本発明の解決手段の範囲内におい
て、第一及び第二のスピンドル位置を備えた少なくとも
一つの機械加工ステーションを設けること、及び少なく
とも一つのスピンドル位置を備えた他の機械加工ステー
ションを設けることが可能である。これらの場合、特に
好適には、他のステーションが少なくとも一つのスピン
ドル位置を有し、このスピンドル位置が、少なくとも一
つの機械加工ステーションの第一又は第二のスピンドル
位置から所定の角度だけ間隔をあけて配列されており、
該角度が、360°をワークスピンドルの数で割った角
度の倍数に相当する場合、本発明の多軸スピンドル旋削
機械において、最も低い機械加工速度及び最も効果的な
操作が可能になる。この場合、一のワークスピンドル
が、少なくとも一つの機械加工ステーションの一つのス
ピンドル位置に位置しており、かつ、他のワークスピン
ドルのうちの少なくとも一つ又は複数が、他のステーシ
ョンの一つのスピンドル位置に位置することにより、そ
の位置において、例えば処理及び機械加工が可能にな
る。
【0011】すべてのステーションがそれぞれ同数のス
ピンドル位置を有する場合、達成される機械加工速度に
関して特に効果的なこととして、ワークの機械加工又は
処理ができる数を、他のステーションにより増加させる
ことができる。この場合、特に効果的な解決手段によ
り、回転方向に連続的に配列された、すべてのステーシ
ョンの第一のスピンドル位置は、360°をワークスピ
ンドルの数で割った角度だけ互いに間隔をあけて配列さ
れている。それゆえ、複数の第一のスピンドル位置にワ
ークを同時に配置することが可能になる。スピンドルド
ラム上に所定の角度だけ間隔あけて、複数のワークスピ
ンドルが配列される場合、特に効果的なこととして、す
べてのステーションのそれぞれの第一のスピンドル位置
にワークを配置することが可能になる。360°をワー
クスピンドルの数で割った角度だけスピンドルドラムが
回転する場合、このことが達成できる。
【0012】あるいは又は更に、回転方向に連続的に配
列された、すべてのステーションの第二のスピンドル位
置は、360°をワークスピンドルの数で割った所定の
角度だけ互いに間隔をあけて配列されている。その結
果、特に、ワークが、スピンドルドラム上に一定の角度
だけ互いに間隔をあけて配列された場合に、上述した効
果が同様に達成される。
【0013】特に好適な一実施形態において、すべての
ステーションの第一のスピンドル位置と、すべてのステ
ーションの第二のスピンドル位置と、可能な場合にはす
べてのステーションの更なるスピンドル位置とは、それ
ぞれ、360°をワークスピンドルの数で割った角度だ
け間隔をあけて配列されている。この場合、第一のスピ
ンドル位置と第二のスピンドル位置との間の角度も常に
一定である。特に、ワークスピンドルが互いに一定の角
度だけ間隔をあけて配列されている場合に保証されるこ
ととして、一つのワークスピンドルが一つのステーショ
ンの一つのスピンドル位置に位置する際に、他のワーク
スピンドルは、必ず、他のステーションの一つのスピン
ドル位置に位置する。
【0014】少なくとも一つの機械加工ステーションの
第一及び第二のスピンドル位置に配置された工具の配列
に関して、まだ詳細に説明していない。原則、工具は、
互いに完全に独立して使用及び移動されるように配列さ
れている。特に好適な実施形態において、少なくとも一
つの機械加工ステーションの第一及び第二のスピンドル
位置に配置された工具は、平行な工具通路上を移動す
る。この解決手段の効果として、それぞれの工具通路上
において二つの工具を移動させるための位置決め装置
が、省スペースのため及び工具が衝突することなく移動
可能であるために、配列されている。
【0015】原則、工具通路は、ドラム軸に対する一半
径方向に対して平行に、かつ互いに平行に延長している
ことが望まれる。省スペース構造に関して、工具通路
が、第一及び第二のスピンドル位置の間に配置されたド
ラム軸に対して半径方向をなす方向に対して平行に延長
している場合が特に好適である。
【0016】極端な場合、工具通路の一つが第一又は第
二のスピンドル位置のスピンドル軸を通過するように、
工具通路は配置される。しかしながら、第一及び第二の
スピンドル位置の間の中央に配置されたドラム軸に対し
て半径方向をなす一方向に対して対称に、二つの平行な
工具通路が延長している場合が特に好適である。
【0017】少なくとも一つの機械加工ステーションの
第一及び第二のスピンドル位置における機械加工の場合
に通常の旋削操作が可能であることを保証するために、
好適には、各スピンドル位置に配置された工具は、この
工具スピンドルに対してX方向に、このスピンドル位置
に位置する工具スピンドルに対して移動される。この場
合、X方向は、それぞれのスピンドル位置に位置する工
具スピンドルのスピンドル軸と常に交差する。
【0018】少なくとも一つの機械加工ステーションの
第一及び第二のスピンドル位置における機械加工におい
て角度誤差の発生を防止するため、好適には、ワークス
ピンドルに固定されたワークの基準位置に関し、X方向
は、第一のスピンドル位置に対して所定の角度だけ移動
された第二のスピンドル軸上に配列されている。更に、
ワークの機械加工の座標を計算する制御手段は、その移
動量を考慮する。その結果、保証されることとして、特
に、駆動される工具によってワークが機械加工される場
合に、第一のスピンドル位置のX方向の機械加工が、少
なくとも一つの機械加工ステーションの第二のスピンド
ル位置のX方向の機械加工と同様になる。
【0019】上述したように、特に工具通路が並列な場
合、原則、工具は、互いに完全に独立して移動され、配
置される。しかしながら、本発明の解決手段の特に好適
な実施形態においては、特に工具の構造及び作動を簡略
化するために、機械加工ステーションの第一及び第二の
スピンドル位置に配置される工具は、結合位置決め装置
によって位置決めされる。その結果、第一及び第二の両
方のスピンドル位置に工具を位置決めするために、一つ
のみの位置決め装置を設けることが可能になり、更に、
対応する制御手段によって、一つの位置決め装置は必要
な方向に作動される。
【0020】この場合、特に好適には、制御側により、
例えばスピンドルドラムの回転位置に従って、第一のス
ピンドル位置に配置された工具又は第二のスピンドル位
置に配置された工具が、工具の異なったブレード位置を
修正するため、及び可能な場合には、X方向に異なる向
きを修正するために、使用可能であるか否かを判断でき
る。
【0021】上述した位置決め装置は、原則、位置決め
装置が、一方又は他方の工具に常に作用しているように
構成されている。しかしながら、特に簡単な解決手段に
おいては、機械加工ステーションの第一及び第二のスピ
ンドル位置に配置された工具は、位置決め装置によって
同時に移動される。つまり、一方又は他方の工具の動作
に対しての選択はなされず、両方の工具が常に同時に位
置決めされる。その場合、第一のスピンドル位置あるい
は第二のスピンドル位置のどちらに配置された工具が使
用されているかは、第一又は第二のスピンドル位置にワ
ークを配置する際に同時に判断される。
【0022】位置決め装置は、機械加工工具の分野で知
られている任意の必要な方法で構成される。それゆえ、
特別な型式の機械加工のために、考えられる場合とし
て、工具は、X方向に相当しない一方向に移動可能であ
り、位置決め装置は、中央スリーブの型式として構想さ
れる。しかしながら、位置決め装置が、機械加工ステー
ションの第一及び第二のスリーブ位置に配置された工具
が取付けられる工具キャリッジである場合に、特に好適
には、工具はX方向に移動可能である。
【0023】例えば、工具を、工具変換装置、例えば工
具回転装置に常に配置することも可能である。しかしな
がら、工具が位置決め装置に不動に固定されている場
合、工具変換装置の費用が不要になるにもかかわらず多
数の工具を使用可能であるため、本発明の解決手段は特
に好適である。
【0024】上述したように、原則、位置決め装置は、
それぞれのスピンドル位置に位置するワークに対してす
べての方向に移動可能である。特に好適な解決手段は、
X軸を設け、スピンドルドラムのドラム軸に対して垂直
に移動可能な位置決め装置を使用する。
【0025】この場合、位置決め装置は、好適には、ド
ラム軸に対して半径方向をなす一方向に移動可能であ
る。
【0026】使用可能な工具の数を増加させるために、
好適には、二つの工具が、少なくとも一つの機械加工ス
テーションの各スピンドル位置に配置されている。
【0027】本発明の解決手段において、特に好適に
は、一つのスピンドル位置に配置された二つの工具が互
いに結合して移動可能である場合に、工具の操作が可能
な限り簡単にされる。
【0028】この場合、二つの工具は、好適には、一つ
のワークに対して交互に使用されるように、互いに配列
されている。
【0029】特に好適な解決手段において、一つのスピ
ンドル位置に配置された二つの工具は、好適には結合さ
れた工具通路である、平行な工具通路に沿って移動可能
である。
【0030】二つの異なる連続したステーションの連続
したスピンドル位置において、第一及び第二のスピンド
ル位置を、一定の角度だけ間隔をあけて配列することも
考えられる。しかしながら、この解決手段は、本発明の
効果を最適に活用するためには好ましくない。
【0031】この理由のために、本発明に従って、少な
くとも一つの機械加工ステーションの第一及び第二のス
ピンドル位置は、互いの間に所定の角度を有し、その角
度は、二つの異なるステーションの二つの隣接して連続
したスピンドル位置の間の角度と異なる、つまり、連続
したスピンドル位置の間の角度とは等しくなく、異な
る。その結果、本発明の効果は、特有の最適な方法にお
いて使用可能である。特に好適な解決手段において、少
なくとも一つの機械加工ステーションの第一及び第二の
スピンドル位置は、互いの間に所定の角度を有し、該角
度は、360°をすべてのステーションのスピンドル位
置の数で割った角度よりも小さい。それゆえ、各ステー
ションのスピンドル位置は、すべてのスピンドル位置が
ドラム軸のまわりに均一に分配されている場合の各スピ
ンドル位置の間の角度よりも小さい角度だけ間隔をあけ
て配列されている。その結果、一つの機械加工ステーシ
ョンの複数のスピンドル位置のための複数の工具は、互
いに近接して配列される。
【0032】原則、各機械加工ステーションの第一及び
第二のスピンドル位置の間の角度と、連続したスピンド
ル位置の間の角度とは、ステーションが連続している場
合に、互いに独立して選択可能である。しかしながら、
スピンドルドラムの作動を可能な限り簡単にするため
に、第一及び第二のスピンドル位置が、二つの隣接して
連続したステーションの二つの隣接して連続したスピン
ドル位置の間の角度の約数に相当する角度を、互いの間
に有する場合が好適である。
【0033】少なくとも一つの機械加工ステーションの
第一及び第二のスピンドル位置の間の角度を選択するこ
とに関し、好適には、第一及び第二のスピンドル位置の
間の角度は、一つのスピンドル位置に位置するワーク
が、この機械加工ステーションの他のスピンドル位置の
工具と衝突することなく機械加工されるように、選択さ
れる。
【0034】個々の実施形態の上述した説明に関連した
ワークスピンドルの配列に関し、まだ詳細に説明してい
ない。好適には、複数のワークスピンドル及び複数のス
テーションは、それぞれ、スピンドルドラム上に、互い
の間に一定の間隔を有して配列される。
【0035】原則、スピンドルドラム上に確実にワーク
スピンドルを配列すること、及び工具を適切に移動させ
ることによってワークを機械加工するために必要な軸方
向の動作を達成することが可能である。しかしながら、
特に好適な実施形態において、ワークスピンドルは、ス
ピンドルドラムに対してスピンドル軸の方向に移動可能
であり、ワークの機械加工のためにZ軸方向に移動す
る。この解決手段は、ワークスピンドルに対して軸方向
の動作がシフトされる点が効果的であるだけでなく、好
適には、水平方向に延長したスピンドル軸と垂直方向に
延長したスピンドル軸とにより、ワークスピンドルのZ
軸方向の動作が、ワーク搬送装置、つまり取付け及び取
り外しステーションにおけるワークの取付け及び取り外
しに使用可能である。
【0036】この効果は、多軸スピンドル旋削機械がほ
ぼ垂直方向に延長したワークスピンドルを有する場合
に、重力によりワークの処理が容易になるために、特に
重要である。
【0037】機械加工ステーションの第一及び第二のス
ピンドル位置において使用される工具について、まだ詳
細に説明していない。複数の機械加工操作によってワー
クの一方の側部の機械加工を行う場合、例えば、各スピ
ンドル位置に異なる工具を設けること、及び適切なステ
ップシーケンスにおいて個々のワークスピンドルを移動
することが可能であり、その結果、ワークは、すべての
機械加工ステーションの各スピンドル位置を通過する。
【0038】あるいは、本発明の解決手段により、すべ
ての機械加工ステーションのすべての第一のスピンドル
位置及びすべての機械加工ステーションのすべての第二
のスピンドル位置が、それぞれ組の工具を有することが
可能である。この解決手段により、第一のスピンドル位
置の工具によって第一の型式のワークを最初に機械加工
することが可能になる。この場合、例えば、すべての第
一のスピンドル位置は異なる工具を把持している。第二
の型式のワークの機械加工は、第二のスピンドル位置に
おいて行われる。第一及び第二のスピンドル位置の組の
工具は、同一である。同様のことが、第一の型式及び第
二の型式のワークについても可能である。第一のスピン
ドル位置の工具が摩耗した場合、すべての機械加工ステ
ーションの第二のスピンドル位置に変換することが可能
である。更に、第二のスピンドル位置の組の工具が同一
であるため、第二のスピンドル位置の工具も摩耗してし
まうまで、第二のスピンドル位置において、同様の機械
加工操作を行うことが可能である。
【0039】代わりに、第一のスピンドル位置の組の工
具又は第二のスピンドル位置の組の工具の間で定期的に
切り換えを行うことも可能である。その場合、両方の組
の工具は均一に摩耗する。
【0040】本発明の解決手段により、従来の技術の公
知の方法に比べて、工具の変換を行う必要なく、運転時
間を二倍にすることができる。
【0041】本発明の多軸スピンドル旋削機械を、ワー
クの一方の側部のみが機械加工されるように構成するこ
とも可能である。この方法は、多軸スピンドル旋削機械
の最も簡単な使用方法である。
【0042】本発明の多軸スピンドル旋削機械を、ワー
クの両方の側部が機械加工されるように、特に便宜的に
使用することも可能である。
【0043】このために、好適には、回転方向に連続し
て配列されたワークスピンドルは、交互に、ワークの第
一の側部を把持するための把持手段と、第二の側部を把
持するための把持手段とを有する。この場合、連続した
ワークスピンドルが、異なる側部を機械加工されるワー
クを、交互に把持する。
【0044】対応する工具がそれぞれのスピンドル位置
における機械加工に適合する必要があるため、使用する
工具により、ワークの第一及び第二の側部は上述したよ
うに機械加工される。
【0045】好適な実施形態において、機械加工ステー
ションのスピンドル位置に設けられた工具は、ワークの
第一及び第二の両方の側部を機械加工するために適切で
ある。
【0046】他の好適な解決手段において、少なくとも
一つの機械加工スピンドルの一つのスピンドル位置は、
ワークの一方の側部のみを機械加工する工具を有する。
この場合、このスピンドル位置のワークの一方の側部の
みを機械加工すること、それゆえ特にこの側部のために
適切な工具を配列することが可能であり、同一の機械加
工ステーションの他方のスピンドル位置で使用される工
具について義務的な要件は存在しない。それゆえ、例え
ば、機械加工ステーションの他方のスピンドル位置のワ
ークの両方の側部を機械加工するための工具を配列する
こと、あるいは、ワークの一方の側部のみを機械加工す
るための工具を設けることが可能である。
【0047】しかしながら、本発明の解決手段におい
て、ワークの第一の側部のみのための工具を、一の機械
加工ステーションの両方のスピンドル位置に配置し、か
つ、ワークの第二の側部のみのための工具を、他の機械
加工ステーションの両方のスピンドル位置に配置するこ
とも可能である。この解決手段の大きな効果として、第
一に、工具は、個々の側部の個々の機械加工操作のため
に確実に配置される。第二に、本発明の解決手段の実質
的な効果として、少なくとも二つの工具、つまり、各ス
ピンドル位置について一つの工具が、機械加工のため
に、各ステーション毎に使用可能である。
【0048】ワークの機械加工に関して特に好適な解決
手段として、他の機械加工ステーションは、一の機械加
工ステーションの次の機械加工ステーションである。
【0049】更に、本発明は、旋削部品の製造方法であ
って、ワークは、複数のワークスピンドルのワーク把持
手段によってブランクとして把持され、前記複数のワー
クスピンドルは、スピンドルドラム上に配列されてお
り、かつ、該スピンドルドラムの回転の際にスピンドル
ドラム軸のまわりに回転方向に移動可能であり、更に、
ワークは、少なくとも一つの機械加工ステーションにお
いて機械加工され、前記機械加工ステーションは、装置
フレーム上に連続的に配列された複数のステーションの
うちの一つであり、ステーションの数はワークスピンド
ルの数に対応している、方法において、第一の機械加工
操作は、機械加工ステーションの第一のスピンドル位置
の第一の工具によって行われ、更に、第二の機械加工操
作は、前記第一のスピンドル位置に対して前記回転方向
に所定の角度だけ間隔をあけて配列された第二のスピン
ドル位置の第二の工具によって行われることを特徴とす
る方法に関する。
【0050】本発明の方法の効果として、本発明の多軸
スピンドル旋削機械の場合と同様に、特に、上述した実
施形態のうちの一つを使用する際に、可能な限り簡単な
方法で、ワークに対して多数の工具を使用することが可
能である。
【0051】各ステーションが第一及び第二のスピンド
ル位置を有し、かつ、第一及び第二のスピンドル位置
が、それぞれ所定の角度だけ間隔をあけて連続して配列
されている場合が、特に好適である。この結果、特に、
ワークスピンドルが一定の角度の間隔をあけて配列され
ている場合に、少なくとも多数のワークスピンドル、好
適にはすべてのワークスピンドルが、ワークの機械加工
又は処理が可能なスピンドル位置に常に位置するため
に、最適な機械加工速度で機械加工操作は行われる。
【0052】本発明の方法において、好適には、ワーク
は一のワークサイクルによって製造され、ワークサイク
ルは、スピンドルドラムを回転させるために、少なくと
も一つの角度ステップを有する少なくとも一つのステッ
プシーケンスを有する。
【0053】ワークサイクルが幾つかの同一のステップ
シーケンスを有する場合、ワークは、特に便宜的に製造
される。最も簡単な場合、各ステップシーケンスは、単
一の角度ステップを有する。しかしながら、多軸スピン
ドル旋削機械を使用可能であるために、各ステップシー
ケンスが異なる大きさの幾つかの角度ステップを有する
場合が特に好適である。
【0054】そのようなワークサイクルによってワーク
を機械加工する場合、ワークサイクルは、特有の数のス
テーションの通過後に終了する。この場合、ステーショ
ンの特有の数は、多軸スピンドル旋削機械のすべてのス
テーションの約数であるか、多軸スピンドル旋削機械の
ステーションの数と等しい。あるいはステーションの特
有の数は、多軸ステーション旋削機械のステーションの
数の倍数である。
【0055】原則、ステップシーケンスは、任意の必要
な角度ステップを有することが可能である。本発明の方
法の好適な実施形態において、一のステップシーケンス
の角度ステップの合計は、360°をワークスピンドル
の数で割った角度の倍数になる。この場合、多軸スピン
ドル旋削機械のステーションの数と調和した、ワークサ
イクルを形成するためのステップシーケンスを結合する
ことが特に簡単である。
【0056】ワークを機械加工するための幾つかの異な
る方法は、本発明の多軸スピンドル旋削機械を使用して
達成できる。
【0057】特に好適な方法において、第一の期間にワ
ークスピンドルによってワークサイクルを行う際に、第
一のスピンドル位置のみが使用され、続いて、第二の期
間に、第二のスピンドル位置のみが使用される。
【0058】そのような方法において、まず、第一のス
ピンドル位置のみを使用することによってワークサイク
ルが行われ、続いて、第二のスピンドル位置のみを使用
してワークサイクルが行われる。
【0059】つまり、多軸スピンドル旋削機械は、従来
の多軸スピンドル旋削機械の方法によって第一のスピン
ドル位置に到達している間に作動され、更に、同様の方
法によって第二のスピンドル位置に到達している間に作
動される。その結果、第一のスピンドル位置から第二の
スピンドル位置への変換が可能になる。
【0060】例えば、そのような方法により、第一のス
ピンドル位置の工具を選択することができる。その場
合、第一のスピンドル位置に配置された工具を使用しか
つ装置を処理することにより、第一の型式のワークは機
械加工される。続いて、装置の再調整の必要なく、第二
の型式のワークは、第二のスピンドル位置を使用し、か
つ、第二のスピンドル位置に配置された工具を使用しか
つ装置を処理する際に、機械加工される。
【0061】他の方法において、第一の期間は、第一の
スピンドル位置の工具の摩耗によって決定される。この
場合、第一のスピンドル位置の組の工具と同様の組の工
具が第二のスピンドル位置に配列されている。それゆ
え、ワークは、第一のスピンドル位置から第二のスピン
ドル位置への変換を行うことにより、工具があまり摩耗
することなく、継続的に機械加工される。
【0062】好適には、第二のスピンドル位置における
機械加工は、第二の期間に行われる。第二の期間も、同
様に、第二のスピンドル位置の工具の磨耗によって決定
される。
【0063】第一及び第二の期間を決定することによ
り、工具はそれぞれが部分的に摩耗するか、一方の工具
が完全に摩耗する。
【0064】本発明の方法の更なる変形例において、個
々のワークスピンドルは、すべての連続したスピンドル
位置を、回転方向に連続的に通過する。つまり、スピン
ドルドラムが回転すると、ワークスピンドルは、常に、
回転方向の次のスピンドル位置に到達する。
【0065】本発明の方法の上述した変形例は、例え
ば、ワークの第一の側部及び第二の側部が機械加工され
る際に行われる。
【0066】好適には、第一の側部及び第二の側部を機
械加工するために、ワークは、回転方向に連続したワー
クスピンドル位置に交互に把持されているために、この
ような機械加工が行われる。
【0067】この場合、好適には、回転方向の次のスピ
ンドル位置は、ステップシーケンスの少なくとも一つの
角度ステップによって飛ばされる。本発明の方法のその
ような変形例において、スピンドル位置を飛ばすことに
より、ワークの一方の側部のみを機械加工することが可
能になり、それゆえ、一方の側部のみを機械加工するの
に適した工具を使用することが可能になる。
【0068】原則、本発明の方法のそのような変形例で
は、回転方向の次のスピンドル位置のみを飛ばす。
【0069】しかしながら、回転方向の次の二つのスピ
ンドル位置を飛ばすこと、あるいは回転方向の次の三つ
のスピンドル位置を飛ばすことも可能である。
【0070】本発明の方法の上述した変形例を、ステッ
プシーケンスの各角度ステップが次の一つのスピンドル
位置を飛ばすようにすることも可能である。
【0071】しかしながら、本発明の上述した変形例
を、所定の角度ステップと結合することも可能である。
その場合、回転方向に、一のスピンドル位置から次のス
ピンドル位置への変換が行われる。
【0072】それぞれ、本発明の方法の変形例は、例え
ば、ステップシーケンスが単一の角度ステップを有する
ように構成される。その場合、第一のスピンドル位置か
ら第二のスピンドル位置への変換が行われる。
【0073】更に、例えば、一の角度ステップを有する
一のステップシーケンスを、一の角度ステップと結合で
きる。その場合、第二のスピンドル位置から第一のスピ
ンドル位置への変換が行われる。
【0074】この場合、好適には、単一のステーション
内において、第一のスピンドル位置から第二のスピンド
ル位置への変換が行われる。更に、一のステーションか
ら次のステーションへの移行の際に、第二のスピンドル
位置から第一のスピンドル位置への変換が行われる。
【0075】本発明の他の好適な方法において、一のス
テーションから次のステーションへの移行の際に、第一
のスピンドル位置から第二のスピンドル位置への変換、
及び第二のスピンドル位置から第一のスピンドル位置へ
の変換がそれぞれ行われる。
【0076】他の方法では、一のステーション内におい
て、第一のスピンドル位置から第二のスピンドル位置へ
の変換が行われ、更に、一のステーションから次の一の
ステーションへの移行の際に、第二のスピンドル位置か
ら第一のスピンドル位置への変換が行われる。
【0077】本発明の更なる特徴及び効果を、以下の説
明と、幾つかの実施形態を示す図面とに示す。
【0078】
【発明の実施の形態】図1に全体として10で示した多
軸スピンドル旋削機械又は旋盤の一実施形態は、装置フ
レーム12を有する。装置フレーム12には、スピンド
ルドラム14が取付けられており、スピンドルドラム1
4は、垂直方向のドラム軸16のまわりを回転可能であ
る。
【0079】スピンドルドラム14は、詳細に示してい
ないベアリングユニット18によって、回転可能に取付
けられている。ベアリングユニット18は、装置フレー
ムのスタンド20に支持されている。スタンド20は、
ベアリングユニット18を介して、スピンドルドラム1
4を支持しかつ回転可能に取付けている。更に、鋸歯状
部22が設けられており、スピンドルドラム14は、個
々の回転位置に固定される。
【0080】例えば回転方向23に、装置フレーム12
に対してスピンドルドラム14が回転するために、全体
として24で示した回転駆動部が設けられている。回転
駆動部24は、遊星ギヤ26を駆動する駆動モータ28
を有する。スピンドルドラム14に結合されたクラウン
ギヤ30は、遊星ギヤ26を介して駆動される。
【0081】駆動モータ28は、NC装置29によって
制御される。それゆえ、スピンドルドラム14は、正確
に限定可能な角度ステップSだけ回転可能である。
【0082】スピンドルドラム14は、本実施形態に示
すように、装置フレーム12のスタンド20を介して取
付けられる必要はない。例えばドイツ特許出願195 04 3
69.3及び195 04 371.5に記載されているように、スピン
ドルドラム14の周囲の側部を使用して取付けを行うこ
とも可能である。上述した文献の内容は、参考として組
み込まれている。
【0083】スピンドルドラム14は、下側のガイドフ
ランジ32と上側のガイドフランジ34とを有する。上
側のガイドフランジ34には、垂直のスピンドル軸42
の方向に移動可能に複数のワークスピンドル40が取付
けられている。スピンドル軸42は、好適にはドラム軸
16に対して平行に延長しているが、ドラム軸16に対
して鋭角を形成して傾いて延長することも可能である。
【0084】ワークスピンドル40が、NC装置29に
よって制御されて、スピンドル軸42の方向に移動可能
であるために、各ワークスピンドル40は、スピンドル
ドラム14に直線駆動部44を有する。その結果、好適
には、取付けられたスピンドルモータと共にであるが、
各ワークスピンドル40は、全体として、スピンドル軸
42の方向に移動可能である。そのような直線駆動部4
4の一実施形態は、例えばドイツ特許出願195 04 369.3
及び195 04 371.5に詳細に記載されている。
【0085】垂直のワークスピンドルの場合、各ワーク
スピンドル40は、機械加工されるワーク50を把持す
るためのワーク把持手段46を、前側の下側の端部に有
する。本実施形態の場合、ワーク把持手段46は、例え
ばクランプチャックによって構成されているが、例えば
コレットチャックの型式に構成されることも可能であ
る。
【0086】ワークスピンドル40のワーク把持手段4
6に保持されたワークは、機械加工ステーションに設け
られた工具52及び/又は54に面して配列されてい
る。工具52及び/又は54は工具キャリッジ60上に
配置されており、工具キャリッジ60は、一方向62に
直線に移動可能である。この方向62は、スピンドル位
置に配置されたワークスピンドル40のスピンドル軸4
2を横切る方向に、好適にはスピンドル軸42に対して
垂直に、延長している。スピンドル位置において、工具
キャリッジ60の工具52又は54による機械加工が行
われる。
【0087】機械加工ステーションの各工具キャリッジ
60は、装置フレーム12に確実に取付けられたキャリ
ッジガイド64に取付けられている。更に工具キャリッ
ジ60は、全体として参照番号66で示した直線駆動部
によって駆動され、かつNC装置29によって制御され
る。直線駆動部66は、好適には駆動モータ68を有す
る。駆動モータ68は、ギヤを介して、(図面には詳細
に示していない)スピンドル駆動部を駆動し、工具キャ
リッジ60を移動させる。
【0088】各ワークスピンドル40のワーク把持手段
46に把持されたワーク50を機械加工する場合、スピ
ンドル軸42に沿ってワークスピンドル40が移動する
際の軸方向の動作はZ軸を示し、方向62に工具キャリ
ッジ60が移動する際の軸方向の動作はX軸を示す。工
具52又は54に対するワーク50の相対運動により、
通常の旋削操作は、機械加工ステーションの各スピンド
ル位置において行われる。
【0089】ワークスピンドル40のワーク把持手段4
6に把持されたワーク50の機械加工を行うために、図
2に示すように、装置フレーム12には幾つかのステー
ション1〜8が設けられている。例えば、ステーション
1〜6は機械加工ステーションであり、例えば、ステー
ション7及び8は、ワーク50の取付け及び取り外しを
行うための取付け及び取り外しステーションである。
【0090】各機械加工ステーション1〜6には、単一
の工具キャリッジ601 〜606 がそれぞれ配列されて
おり、工具キャリッジ601 〜606 は、それぞれ対応
する方向621 〜626 に移動可能である。
【0091】本実施形態において、工具キャリッジ60
1 〜606 は機械加工ステーション1〜6に配置されて
いる。それゆえ、工具キャリッジの中心軸又は対称軸7
1〜706 は、互いに角度γだけ間隔をあけて配列さ
れている。ステーション1〜8の総数が8である本実施
形態の場合、角度γは45°である。
【0092】スピンドルドラム14は、互いに一定の角
度γだけ間隔をあけて配列された複数のワークスピンド
ル40を有する。角度γは、ステーション1〜8の数に
対応している。八つのステーションを備えた本実施形態
において、スピンドルドラム14には、八つのワークス
ピンドル40が配列されている。
【0093】本発明の場合、すべてのステーション1〜
8が、それぞれ単一のスピンドル位置を有するわけでは
ない。各ステーション1〜8は、それぞれ二つのスピン
ドル位置1.1及び1.2又は2.1及び2.2・・・
8.1及び8.2を有する。スピンドル位置には、スピ
ンドルドラム14のワークスピンドル40が配置可能で
ある。
【0094】例えば図2に示すように、スピンドルドラ
ム14のすべてのワークスピンドル40は、それぞれ、
ステーション1、2、3、4、5、6、7、8の第一の
スピンドル位置1.1、2.1、3.1、4.1、5.
1、6.1、7.1、8.1に配置されるか、第二のス
ピンドル位置1.2、2.2、3.2、4.2、5.
2、6.2、7.2、8.2に配置される。その場合、
連続する第一のスピンドル位置1.1、2.1・・・
8.1は互いに角度γだけ間隔をあけて配列されてお
り、同様に、連続する第二のスピンドル位置1.2、
2.2・・・8.2も互いに角度γだけ間隔をあけて配
列されている。
【0095】更に、各ステーション1・・・8の第一の
スピンドル位置1.1・・・8.1と第二のスピンドル
位置1.2・・・8.2とは、互いに一定の角度αだけ
間隔をあけて配列されている。更に、第二のスピンドル
位置1.2・・・8.2は、それぞれ、次のステーショ
ンの第一のスピンドル位置2.1・・・1.1に対して
角度βを有して配列されている。この角度βは、すべて
の、連続する第二のスピンドル位置1.2・・・8.2
と次の第一のスピンドル位置2.1・・・1.1との間
において等しい。
【0096】角度αは、好適には角度βの半分である。
そのため、本実施形態の場合、角度γが45°であるた
め、角度αは15°であり、角度βは30°である。
【0097】すべての機械加工ステーション1・・・6
の第一及び第二のスピンドル位置1.1、1.2・・・
6.1、6.2においてワーク50を機械加工可能であ
るために、各スピンドル位置1.1、1.2・・・6.
1、6.2には、少なくとも一つの工具541.1 が配置
されている。工具541.1 及び541.2 は、同一のキャ
リッジ601 上に不動の工具として取付けられており、
それゆえ、互いに結合されてのみ、方向62に移動可能
である。本実施形態において、各工具は、方向62に対
して平行に延長しているそれぞれの工具通路531.1
は531.2 上を移動する。
【0098】各機械加工ステーション1〜6において、
方向62は、好適には、二つのスピンドル位置1.1及
び1.2の間に横設しかつドラム軸16に対して半径方
向をなす、一方向に対して平行に延長している。詳細に
は、半径方向は、二つのスピンドル位置1.1及び1.
2の間に対称に横設しており、かつ対称線70と一致し
ている。同様のことが、すべての他の機械加工ステーシ
ョン2〜6に当てはまる。
【0099】特に好適な実施形態において、工具54
1.1 又は541.2 は、機械加工ステーションの各スピン
ドル位置1.1及び1.2のために、それぞれのキャリ
ッジ601 上に配置されており、更に、更なる工具、つ
まり工具521.1 又は521.2が、それぞれの工具通路
531.1 又は531.2 に沿って移動する。方向62にキ
ャリッジ60が移動することにより、いずれか一つの工
具54又は52が、各スピンドル位置1.1又は1.2
のワーク50のために使用可能である。
【0100】図面に示す実施形態において、工具54は
外側旋削工具であり、工具52はドリルロッドである。
【0101】しかしながら、あらゆる他の型式の工具も
使用可能である。
【0102】ワークスピンドル40を備えたスピンドル
ドラム14の回転に依存して、個々の機械加工ステーシ
ョン1〜6において、機械加工操作を、幅広く変更して
行うことが可能である。
【0103】図3及び図4に示すように、本発明の多軸
スピンドル旋削機械を使用してワーク50を機械加工す
るための第一の変形例において、まず、ワークスピンド
ル40は、第一の期間t1 に、角度γと常に等しい角度
ステップS3 だけ一定してスピンドルドラム14を回転
させることにより、ステーション1〜8の(図3に実線
で示した)第一のスピンドル位置1.1、2.1、3.
1、4.1、5.1、6.1、7.1、8.1に配置さ
れる。それゆえ、機械加工ステーション1〜6におい
て、工具521.1 〜526.1 及び/又は541.1 〜54
6.1 によって、ワーク50を機械加工することができ
る。本実施形態の場合、ワークサイクルは八つの連続し
たステップからなり、各ステップは、一つの角度ステッ
プS3 に対応している。
【0104】ステーション7及び8は、取付け及び取り
外しステーションとして構成されている。本実施形態の
場合、ワーク50の取付け及び取り外しは、ワーク搬送
装置80によって行われる。ワーク搬送装置80の構成
要件として、例えばスピンドル位置7.1のような、ス
テーションの一のスピンドル位置において、機械加工さ
れたワーク50が取り外され、更に、次のステーション
8のスピンドル位置8.1において、送る準備のなされ
た生の(機械加工される前の)ワーク50が取付けられ
る。この場合、ワーク把持手段46をワークスピンドル
40のZ軸移動方向に移動することによってアクセス可
能である。
【0105】期間t1 の経過後、工具521.1 〜52
6.1 及び/又は541.1 〜546.1 が摩耗した場合に
も、角度αに相当する角度ステップS1 だけスピンドル
ドラム14を回転させることにより、機械加工ステーシ
ョン(1〜6)の(図4に実線で示した)第二のスピン
ドル位置1.2〜6.2において継続してワーク50を
機械加工することが可能であるために、多軸スピンドル
旋削機械は、継続して作動することができる。
【0106】このために、第二のスピンドル位置1.2
〜6.2は、第一のスピンドル位置1.1〜6.1と同
様の工具52及び54を有する。その結果、角度γに相
当する角度ステップS3 を維持したまま、第二のスピン
ドル位置1.2〜6.2の工具52及び54が摩耗する
まで、第二の期間t2 の間、機械加工を継続することが
可能である。
【0107】本実施形態の場合、ワーク搬送装置の構成
要件として、ステーション7及び8の第二のスピンドル
位置7.2及び8.2においても、ワーク50の取り外
し及び取付けを行うことが可能である。
【0108】ワークスピンドル40により、本発明の方
法の第一の変形例に従ってワーク50を機械加工する際
のスピンドル位置を、図6に概略示す。
【0109】機械加工を行う期間が長い場合、ワーク5
0の取付け及び取り外しをステーション8のみにおいて
行うことが可能であるため、ステーション1〜7を、機
械加工のために使用可能である。
【0110】本発明による方法の第一の変形例を以下の
表1に概略示す。表1において、装置フレーム12又は
スピンドルドラム14の構造に依存して、工具52又は
54、あるいは対の工具52及び54が、ワーク50を
機械加工するために使用可能である。
【0111】
【表1】
【表2】 1)少数の工具によって側部Aのみが仕上げられると、
続いて、側部Aのように側部Bが使用される。ドラム切
り換えシーケンス8×45°及び4×90°において、
二組の工具が設けられている(1.及び2.)。第一の
組が摩耗した後、15°だけドラムのゼロ位置回転が行
われる。側部Aのみにおいて、ドラム一回転毎に8個の
部品の機械加工の準備がなされている。側部A及びBに
おいて、ドラム一回転毎に4個の部品の機械加工の準備
がなされている。
【0112】すべてのスピンドル位置においてワーク5
0を機械加工するための本発明による方法の第二の簡単
な変形例を図5に示す。この変形例において、例えば、
機械加工ステーション1の第一のスピンドル位置1.1
においてワーク50の機械加工が開始すると、まず、工
具541.1 によって、ワーク50の外側の機械加工が行
われ、続いて、キャリッジ601 が移動し、工具52
1.1 によってワーク50の機械加工が行われる。
【0113】続いて、スピンドルドラム14が第一の角
度ステップS1 だけ回転する。その結果、ワーク50
は、機械加工ステーション1の第一のスピンドル位置
1.1には位置せず、第二のスピンドル位置1.2に位
置する。ワーク50は、第二のスピンドル位置1.2に
おいて、工具52及び54によって機械加工可能であ
る。
【0114】続いて、ワーク50は、角度ステップS2
だけ回転すると、機械加工ステーション2の第一のスピ
ンドル位置2.1に位置する。更に、ワーク50は、角
度ステップS1 だけ回転すると、第二のスピンドル位置
2.2に位置する。
【0115】本実施形態において、ステップシーケンス
1 +S2 は角度ステップS1 及びS2 からなり、ワー
クサイクルは八つのステップシーケンスS1 +S2 によ
り構成されている。ワークサイクルにより、すべての機
械加工ステーション1〜6のすべてのスピンドル位置
1.1、1.2、・・・、6.1、6.2を通過するこ
とができる。
【0116】そのような方法は、例えば、多数の工具を
使用可能な場合、つまり、各機械加工ステーションに二
組の工具52及び54を設けることができる場合に、効
果的である。第一のスピンドル位置1.1から第二のス
ピンドル位置1.2への継続的な切り換えを行い、かつ
第二のスピンドル位置1.2においても工具52及び5
4によって機械加工を行うことにより、従来の技術の公
知の多軸スピンドル旋削機械の場合と比べて、使用可能
な工具の数が二倍になる。従来の技術の装置の場合、機
械加工ステーションに特別な手段がないために、機械加
工は、各機械加工ステーションにおいて一つのスピンド
ル位置でのみ行われる。
【0117】第一の機械加工ステーションの第一のスピ
ンドル位置1.1におけるワーク50の機械加工と同様
の方法で、機械加工ステーション2(〜6)のスピンド
ル位置2.1において、同時に、ワーク50は機械加工
される。各ワークスピンドル40は各機械加工ステーシ
ョン1〜6に位置するため、上述したステップS1 及び
2 の切り換えにより、すべての機械加工ステーション
1〜6において、同時に、機械加工されるすべてのワー
ク50を継続的に切り換えることができる。
【0118】図6に概略示すように、本発明の方法の第
二の変形例において、ワークスピンドル40がステーシ
ョン1〜8をそれぞれ通過することにより、すべてのス
ピンドル位置を使用することができる。
【0119】表1に示すように、本発明の方法の第二の
変形例において、入出力ステーションとしてステーショ
ン7及び8を使用するのではなく、入出力ステーション
としてステーション8のみを使用することも可能であ
る。
【0120】入出力ステーションの数に応じて、機械加
工ステーションとして使用されるステーションの数が変
化し、それゆえ、機械加工ステーションにおいて使用さ
れる工具の数も変化する。機械加工ステーションの数が
6である場合、工具52又は54、あるいは対の工具5
2及び54の最大数は12である。機械加工ステーショ
ンの数が7である場合、工具52又は54、あるいは対
の工具52及び54の最大数は14である。
【0121】本発明の方法は、本発明の旋削機械によ
り、ワークの前側の側部及び後側の側部を機械加工する
場合にも、特に効果的に適用可能である。
【0122】図7に示すように、本発明の方法の第三の
変形例の場合、例えば、ワーク50は、異なる側部をク
ランプされている。例えば、(円周方向にハッチングを
した)ワーク50Vは、ワークの前側の側部を機械加工
できるようにワークスピンドル401 にクランプされて
いる。すぐ次のワークスピンドル402 には、(半径方
向のハッチングをした)ワーク50Rが、ワークの後側
の側部を機械加工できるように、クランプされている。
機械加工ステーション3〜6及びワークスピンドル40
3 〜406 においても、同様に構成されている。それゆ
え、例えば、ワーク50Vは、前側の側部を機械加工で
きるように、ワークスピンドル403 によってクランプ
されており、ワーク50Rは、後側の側部を機械加工で
きるように、ワークスピンドル404 によってクランプ
されており、このことは、ワークスピンドル408 まで
同様である。
【0123】角度ステップS3 、ワークサイクル、及び
ステップシーケンスは、本発明の方法の第一の変形例と
第三の変形例とで同様である。
【0124】図6及び表1に示すように、前側の側部を
機械加工するためにクランプされたワーク50Vと、後
側の側部を機械加工するためにクランプされたワーク5
0Rとは、連続するワークスピンドルに連続的に配置さ
れている。角度ステップS3を繰り返し送る場合、それ
ぞれのワーク50V及び50Rは、すべてのステーショ
ン1〜8のすべての第一のスピンドル位置1.1〜8.
1を通過し、期間t1の経過後、すべての第二のスピン
ドル位置1.2〜8.2を通過する。
【0125】図8に示すように、本発明の方法の第四の
変形例において、第三の変形例の場合と同様に、連続す
るワークスピンドル401 ・・・408 は、交互にワー
ク50V及び50Rを有する。
【0126】本発明の方法のこの変形例のステップシー
ケンス及び角度ステップは、第二の変形例のステップシ
ーケンス及び角度ステップに相当しており、これらを、
図6及び表1に示す。更に、図6及び表1には、取付け
及び取り外しステーションの数に応じて使用可能な工具
の最大数を示す。
【0127】スピンドルドラム14が、第二の変形例の
実施形態(図5)において説明した角度ステップS1
びS2 と同様の角度ステップだけ回転すると、それぞれ
のワーク50V及び50Rは、すべてのスピンドル位置
1.1、1.2、2.1、・・・6.2を通過する。こ
の場合、各工具52及び54は、それぞれ前側の側部及
び後側の側部を機械加工できるように、構成されてい
る。
【0128】本発明の方法の第五の変形例の実施形態を
図9及び図10に例として示す。図9及び図10におい
て、ワーク50V及び50Rは、図7に示したものと同
様に、円周方向に連続的に配列されたワークスピンドル
401 〜408 にクランプされている。上述したよう
に、ステップS1 及びS2 の切り換えによりスピンドル
ドラム14が回転すると、例えば、最初に第一のステー
ション1の第一のスピンドル位置1.1に位置していた
ワーク50Vは、第一の機械加工ステーションの第一の
スピンドル位置1.1及び第二のスピンドル位置1.2
を通過し、第二の機械加工ステーションの第一のスピン
ドル位置2.1に位置する。
【0129】続いて、角度ステップS3 により45°回
転する。一のステーションの第一のスピンドル位置から
開始する、このステップシーケンスの場合、すぐ次の機
械加工ステーション2の第二のスピンドル位置2.2
は飛ばされる。続いて、機械加工ステーション3のスピ
ンドル位置3.1及び3.2の通過の後、機械加工ステ
ーション4において、第二のスピンドル位置4.2が飛
ばされる。
【0130】それゆえ、前側の側部が機械加工されるワ
ーク50Vは、すべての機械加工ステーション1〜6に
おけるスピンドル位置1.1及び1.2、2.1、3.
1及び3.2、4.1、5.1及び5.2、6.1を通
過するが、第二のスピンドル位置2.2、4.2及び
6.2を飛ばす。
【0131】図10に示すこの型式の機械加工におい
て、後側の側部が機械加工されるワーク50Rは、同様
の方法で通過する。連続的なステップは、例えば、機械
加工ステーション2の第一のスピンドル位置2.1のワ
ークスピンドル402 から開始する。本実施形態の場
合、一回転の間に、ステップS1 、S2 及びS3 の切り
換えにより、ワークは、スピンドル位置2.1、2.
2、3.1、4.1、4.2、5.1、6.1、6.2
及び7.1に到達するが、スピンドル位置1.2、3.
2、5.2には到達しない。図9と図10とを比較した
場合、明らかなように、工具52及び54はスピンドル
位置1.2、3.2及び5.2に設けられており、スピ
ンドル位置1.2、3.2及び5.2は、ワーク50V
を機械加工するためのみに使用される。一方、工具は、
スピンドル位置2.2、4.2及び6.2にも設けられ
ている。ワーク50Vはスピンドル位置2.2、4.2
及び6.2に到達しないため、スピンドル位置2.2、
4.2及び6.2は、ワーク50Rを機械加工するため
のみに使用される。
【0132】第五の変形例の場合、ステップシーケンス
は、角度ステップS1 、S2 及びS 3 からなり、例え
ば、ワークサイクルは、四つの同一のステップシーケン
スからなる。
【0133】取付け及び取り外しのためのステーション
の数に応じて使用される工具の数を、表1及び図6に示
す。
【0134】図11及び図12に示す本発明の方法の第
六の変形例の場合、個々のスピンドル位置における前側
の側部の機械加工と後側の側部の機械加工とを完全に分
割することが可能である。つまり、ワーク50Vがスピ
ンドル位置1.1から作動される場合、図12に示すよ
うに、まず、角度ステップS4 の際に、ワーク50V
は、機械加工位置1.1からスピンドル位置2.2まで
移動し、続いて、角度ステップS2 の際に、機械加工位
置3.1まで移動することにより、ワーク50Vの機械
加工が行われる。明らかなように、スピンドル位置2.
1のワーク50Rに適用された同様の角度ステップS4
及びS2 により、ワーク50Rは、まず、スピンドル位
置3.2まで移動し、続いて、スピンドル位置4.1ま
で移動する。
【0135】一つのステップシーケンスにおいて角度ス
テップS4 及びS2 が互いに連続している場合、明らか
なように、ワーク50Vは、スピンドル位置1.1、
2.2、3.1、4.2、5.1及び6.2のみを通過
し、スピンドル位置1.2、2.1、3.2、4.1、
5.2及び6.1を通過しない(つまり、飛ばす)。
【0136】一方、図12に示すように、ワーク50R
は、スピンドル位置1.2、2.1、3.2、4.1、
5.2及び6.1をすべて通過するが、スピンドル位置
1.1、2.2、3.1、4.2、5.1及び6.2を
通過しない。その結果、個々のスピンドル位置1.1か
ら6.2において、一つのワーク50Vあるいは一つの
ワーク50Rを機械加工することが可能である。それゆ
え、個々のスピンドル位置において使用可能な工具52
及び54は、ワーク50Vの場合には前側の側部を機械
加工するため、あるいはワーク50Rの場合には後側の
側部を機械加工するために適合可能である。
【0137】第六の変形例のステップシーケンスは角度
ステップS2 及びS4 からなり、この場合、四つのステ
ップシーケンスが一つのワークサイクルを形成する。
【0138】第六の変形例において取付け及び取り外し
のためのステーションの数に応じて使用される工具の数
を、図6及び表1に示す。
【0139】本発明の方法の第七の変形例では、前側の
側部の機械加工と後側の側部の機械加工とを、機械加工
ステーション1〜6の個々のスピンドル位置1.1〜
6.2において完全に分割することができる。図13及
び図14に示すように、例えば、ワーク50Vは、スピ
ンドル位置1.1から開始し、角度ステップS1 によ
り、スピンドル位置1.2まで移動する。続いて、ステ
ップS5 により、スピンドル位置3.1まで移動する。
続いて、ステップS1 に切り換えることにより、スピン
ドル位置3.2まで移動する。ワーク50Vは、スピン
ドル位置1.1及び1.2、3.1及び3.2、5.1
及び5.2のみ、つまり、機械加工ステーション1、3
及び5のすべてを通過するが、機械加工ステーション
2、4及び6のスピンドル位置2.1及び2.2、4.
1及び4.2、及び6.1及び6.2には到達しない。
それゆえ、機械加工ステーション1、3及び5のそれぞ
れ第一及び第二のスピンドル位置において、前側の側部
の機械加工及び後側の側部の機械加工が同時に行われ
る。
【0140】一方、同様に角度ステップS1 及びS5
使用する場合、スピンドル位置2.1から開始するワー
ク50Rは、スピンドル位置2.2、4.1及び4.
2、6.1及び6.2のみに到達し、ワーク50Vが到
達する機械加工ステーション1、3及び5のスピンドル
位置1.1及び1.2、3.1及び3.2、5.1及び
5.2には到達しない。
【0141】それゆえ、角度ステップS1 及びS5 を循
環して繰り返し適用する場合、機械加工ステーション
2、4及び6において前側の側部の機械加工及び後側の
側部の機械加工を同時に行うことが可能である。その結
果、これらの機械加工ステーションの個々のスピンドル
位置において使用される工具52及び/又は54は、そ
れぞれ、対応する型式の機械加工に適合可能である。
【0142】第七の変形例の場合、ワーク50Vは、前
側の側部の機械加工のための一のステーションに到達
し、ワーク50Rは、後側の側部の機械加工のための一
のステーションに到達する。そのため、ワーク50のク
ランプを変換するため、及び生のワーク50又は両側の
側部を完全に機械加工されたワーク50の取付け及び取
り外しを行うために、二つのステーション7及び8が必
要である。その結果、第六の変形例の場合と異なり、図
1及び図6に示すように、これらの目的のために、単一
のステーションのみ、つまりステーション8のみを使用
することはできない。
【0143】第七の変形例の場合、ステップシーケンス
は角度ステップS1 及びS5 からなり、全部で四つのス
テップシーケンスがワークサイクルを形成している。
【0144】図15及び図16に示すように、本発明の
方法の第八の変形例の場合、スピンドルドラム14は角
度ステップS6 だけ回転する。ワーク50V及び50R
が、第一及び第三の変形例において説明したようにワー
クスピンドル401 ・・・408 に配列されている場
合、一方で、ワーク50Vのみが、前側の側部の機械加
工のために、一つ置きのステーション1、3、5及び7
の第一のスピンドル位置1.1、3.1、5.1、7.
1に到達し、他方で、ワーク50Rのみが、後側の側部
の機械加工のために、上述したステーションに対してス
テーションを一つだけずらした、一つ置きのステーショ
ン2、4、6及び8の第一のスピンドル位置2.1、
4.1、6.1、8.1に到達する。その結果、スピン
ドル位置1.1、3.1及び5.1とスピンドル位置
2.1、4.1及び6.1とを分離することができ、ス
ピンドル位置1.1、3.1及び5.1において、前側
の側部の機械加工のためのみに工具52及び/又は54
を使用可能であり、更に、スピンドル位置2.1、4.
1及び6.1において、後側の側部の機械加工のための
みに工具52及び/又は54を使用可能である。
【0145】工具52及び/又は54が、期間t1 の後
に第一のスピンドル位置1.1〜6.1において摩耗し
た場合、角度ステップS1 の切り換えにより、第一のス
ピンドル位置1.1〜6.1におけるワーク50V及び
50Rの機械加工操作から、第二のスピンドル位置1.
2〜6.2におけるワーク50V及び50Rの機械加工
操作に変換することができる。
【0146】第八の変形例において行われる角度ステッ
プの場合、ワーク50V及び50Rが常に異なるステー
ションに位置するため、例えば、生のワーク50又は両
側の側部が機械加工されたワーク50の取付け及び取り
外しのために、二つのステーション、つまりステーショ
ン7及び8が必要になる。
【0147】この変形例のステップシーケンスは一つの
角度ステップS6 のみからなり、四つの同様のステップ
シーケンスがワークサイクルを形成している。表1及び
図6に示すように、工具52又は54の一方のみが使用
される場合、使用される工具の数は6になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の多軸スピンドル旋削機械又は旋盤の断
面図である。
【図2】図1の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の方法の第一の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図4】本発明の方法の第一の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図5】本発明の方法の第二の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図6】本発明の方法のすべての変形例の角度ステップ
を示すステップシーケンスの概略図である。
【図7】本発明の方法の第三の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図8】本発明の方法の第四の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図9】本発明の方法の第五の変形例を示す図2と同様
の断面図である。
【図10】本発明の方法の第五の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図11】本発明の方法の第六の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図12】本発明の方法の第六の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図13】本発明の方法の第七の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図14】本発明の方法の第七の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図15】本発明の方法の第八の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【図16】本発明の方法の第八の変形例を示す図2と同
様の断面図である。
【符号の説明】
1〜8…ステーション 1.1〜6.2…スピンドル位置 12…装置フレーム 14…スピンドルドラム 16…ドラム軸 40…ワークスピンドル 46…ワーク把持手段 50…ワーク 52、54…工具

Claims (52)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置フレーム(12)と、ドラム軸(1
    6)のまわりに該装置フレーム(12)に対して回転す
    るために配列されたスピンドルドラム(14)とを具備
    し、前記スピンドルドラムが複数のワークスピンドル
    (40)を具備し、該複数のワークスピンドル(40)
    は、前記ドラム軸(16)のまわりにそれぞれ所定の角
    度(γ)だけ間隔をあけて配列されており、かつ、前記
    スピンドルドラム(14)の回転の際に前記装置フレー
    ム(12)に対して一の回転方向(23)に移動可能で
    あり、各ワークスピンドルは、ワーク(50)を把持す
    るためのワーク把持手段(46)を具備し、複数のステ
    ーション(1〜8)は、少なくとも一つの機械加工ステ
    ーション(1〜6)を有し、該機械加工ステーションの
    数は、前記ワークスピンドル(40)の数に相当してお
    り、前記機械加工ステーションは、前記装置フレーム
    (12)上に、ワークの前記回転方向に連続的に配列さ
    れている、多軸スピンドル旋削機械において、ワーク
    (50)を機械加工するために、前記少なくとも一つの
    機械加工ステーション(1〜6)が、それぞれ第一及び
    第二のスピンドル位置(1.1、1.2;・・・;6.
    1、6.2)を具備し、該第一及び第二のスピンドル位
    置(1.1、1.2;・・・;6.1、6.2)は、前
    記ドラム軸(16)のまわりにそれぞれ所定の角度
    (α)だけ間隔をあけて配列されており、更に、前記ス
    ピンドルドラム(14)は、ワーク(50)を備えたワ
    ークスピンドル(40)を各スピンドル位置(1.1、
    1.2;・・・;6.1、6.2)に配置可能なよう
    に、回転可能であり、更に、各スピンドル位置(1.
    1、1.2;・・・;6.1、6.2)は、それぞれ機
    械加工工具(52、54)を有することを特徴とする多
    軸スピンドル旋削機械。
  2. 【請求項2】 少なくとも二つのステーション(1〜
    8)が、それぞれ第一及び第二のスピンドル位置(1.
    1〜6.1及び1.2〜6.2)を備えた機械加工ステ
    ーションとして構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  3. 【請求項3】 前記複数のステーション(1〜8)のう
    ち、少なくとも一つのスピンドル位置を備えたステーシ
    ョン(1〜8)を具備し、該スピンドル位置と、他の少
    なくとも一つのステーションの第一又は第二のスピンド
    ル位置との間には、角度(γ)だけ間隔があけられてお
    り、該角度(γ)は、360°をワークスピンドル(4
    0)の数で割った角度の倍数に相当することを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  4. 【請求項4】 すべてのステーション(1〜8)が、そ
    れぞれ同数のスピンドル位置(1.1、1.2;・・
    ・;8.1、8.2)を有することを特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一項に記載の多軸スピンドル旋削機
    械。
  5. 【請求項5】 前記回転方向(23)に連続的に配列さ
    れた、すべてのステーション(1〜8)の第一のスピン
    ドル位置(1.1、・・・、8.1)は、それぞれ、3
    60°をワークスピンドル(40)の数で割った前記角
    度(γ)だけ間隔をあけて、前記ドラム軸(16)のま
    わりに配列されていることを特徴とする請求項4に記載
    の多軸スピンドル旋削機械。
  6. 【請求項6】 前記回転方向(23)に連続的に配列さ
    れた、すべてのステーション(1〜8)の第二のスピン
    ドル位置(1.2、・・・、8.2)は、それぞれ、3
    60°をワークスピンドル(40)の数で割った前記角
    度(γ)だけ間隔をあけて、前記ドラム軸(16)のま
    わりに配列されていることを特徴とする請求項4又は5
    に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  7. 【請求項7】 少なくとも一つの機械加工ステーション
    (1〜6)の第一のスピンドル位置(1.1、・・・、
    6.1)のための工具(52、54)と、第二のスピン
    ドル位置及び(1.2、・・・、6.2)のための工具
    (52、54)とは、平行な工具通路(53)上を移動
    可能であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一
    項に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  8. 【請求項8】 前記平行な工具通路(53)は、それぞ
    れ、第一のスピンドル位置(1.1、・・・、6.1)
    と第二のスピンドル位置(1.2、・・・、6.2)と
    の間に配置された前記ドラム軸(16)に対する一の半
    径方向に対して平行に延長していることを特徴とする請
    求項7に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  9. 【請求項9】 各スピンドル位置(1.1、・・・、
    6.1)のための工具(52、54)は、該スピンドル
    位置(1.1、・・・、6.1)に配置されたワークス
    ピンドル(40)に対して、X方向に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の多
    軸スピンドル旋削機械。
  10. 【請求項10】 ワークスピンドルに固定されたワーク
    の基準位置における前記X方向は、第一のスピンドル位
    置(1.1、・・・、6.1)から所定の角度だけ移動
    した第二のスピンドル位置(1.2、・・・、6.2)
    に配置されており、更に、ワーク(50)の機械加工の
    ための座標を計算する制御手段(29)は、移動量を考
    慮していることを特徴とする請求項9に記載の多軸スピ
    ンドル旋削機械。
  11. 【請求項11】 機械加工ステーション(1〜6)の第
    一のスピンドル位置(1.1、・・・、6.1)のため
    の工具(52、54)と、第二のスピンドル位置(1.
    2、・・・、6.2)のための工具(52、54)と
    は、結合された位置決め装置(60)によって位置決め
    可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか
    一項に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  12. 【請求項12】 機械加工ステーション(1〜6)の第
    一及び第二のスピンドル位置(1.1、・・・、6.1
    及び1.2、・・・、6.2)のための工具(5
    1.1 、521.2 ;541.1 、541.2 )は、前記位置
    決め装置(60)によって同時に移動可能であることを
    特徴とする請求項11に記載の多軸スピンドル旋削機
    械。
  13. 【請求項13】 前記位置決め装置(60)は工具キャ
    リッジであり、機械加工ステーション(1〜6)の第一
    及び第二のスピンドル位置(1.1、・・・、6.1及
    び1.2、・・・、6.2)のための工具(52、5
    4)は、前記工具キャリッジ上に配置されることを特徴
    とする請求項12に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  14. 【請求項14】 工具(52、54)は、前記位置決め
    装置(60)に対して不動に結合されていることを特徴
    とする請求項12又は13に記載の多軸スピンドル旋削
    機械。
  15. 【請求項15】 前記位置決め装置(60)は前記ドラ
    ム軸(16)に対して垂直に移動可能であることを特徴
    とする請求項11〜14のいずれか一項に記載の多軸ス
    ピンドル旋削機械。
  16. 【請求項16】 前記位置決め装置(60)は前記ドラ
    ム軸(16)に対する一の半径方向に移動可能であるこ
    とを特徴とする請求項15に記載の多軸スピンドル旋削
    機械。
  17. 【請求項17】 各スピンドル位置(1.1、・・・、
    6.2)のために二つの工具(52、54)を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜16のいずれか一項に記載の
    多軸スピンドル旋削機械。
  18. 【請求項18】 各スピンドル位置(1.1、・・・、
    6.2)のための前記二つの工具(52、54)は、結
    合されて移動可能であることを特徴とする請求項17に
    記載の多軸スピンドル旋削機械。
  19. 【請求項19】 各スピンドル位置(1.1、・・・、
    6.2)のための前記二つの工具(52、54)は、結
    合された工具通路(53)に沿って移動可能であること
    を特徴とする請求項17又は18に記載の多軸スピンド
    ル旋削機械。
  20. 【請求項20】 少なくとも一つの機械加工ステーショ
    ン(1〜6)の第一のスピンドル位置(1.1、・・
    ・、6.1)と第二のスピンドル位置(1.2、・・
    ・、6.2)とは、前記ドラム軸(16)のまわりに、
    所定の角度(α)だけ間隔をあけて配列されており、該
    角度(α)は、二つの異なるステーションのうちの連続
    して隣接している二つのスピンドル位置の間の角度
    (β)と異なることを特徴とする請求項1〜19のいず
    れか一項に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  21. 【請求項21】 少なくとも一つの機械加工ステーショ
    ン(1〜6)の第一のスピンドル位置(1.1、・・
    ・、6.1)と第二のスピンドル位置(1.2、・・
    ・、6.2)とは、前記ドラム軸(16)のまわりに、
    前記角度(α)だけ間隔をあけて配列されており、前記
    角度(α)は、360°を、すべてのステーション(1
    〜8)のすべてのスピンドル位置(1.1、・・・、
    8.2)の数で割った角度よりも小さいことを特徴とす
    る請求項20に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  22. 【請求項22】 少なくとも一つの機械加工ステーショ
    ン(1〜6)の第一のスピンドル位置(1.1、・・
    ・、6.1)と第二のスピンドル位置(1.2、・・
    ・、6.2)とは、前記ドラム軸(16)のまわりに、
    前記角度(α)だけ間隔をあけて配列されており、前記
    角度(α)は、連続して隣接している二つのステーショ
    ン(1、2、・・・、7、8)のうちの二つの連続して
    隣接している二つのスピンドル位置(1.2、2.1;
    ・・・;7.2:8.1)の間の角度(β)の約数に相
    当することを特徴とする請求項20又は21に記載の多
    軸スピンドル旋削機械。
  23. 【請求項23】 前記第一及び第二のスピンドル位置の
    間の角度(α)は、一方のスピンドル位置(1.1、・
    ・・、6,2)に位置するワーク(50)が、他方のス
    ピンドル位置(1.1、・・・、6.2)のための工具
    (52、54)と衝突することなく機械加工されるよう
    に、選択されていることを特徴とする請求項1〜22の
    いずれか一項に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  24. 【請求項24】 複数のワークスピンドル(40)は、
    前記スピンドルドラム(14)のまわりに、それぞれ一
    定の角度(γ)だけ間隔をあけて配列されており、更に
    複数のステーション(1〜8)は、前記スピンドルドラ
    ム(14)のまわりに、それぞれ該角度(γ)だけ間隔
    をあけて配列されていることを特徴とする請求項1〜2
    3のいずれか一項に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  25. 【請求項25】 ワークスピンドル(40)が、前記ス
    ピンドルドラム(14)に対してスピンドル軸(42)
    の方向に移動可能であり、ワーク(50)を機械加工す
    るために、Z軸方向に移動することを特徴とする請求項
    1〜24のいずれか一項に記載の多軸スピンドル旋削機
    械。
  26. 【請求項26】 すべての機械加工ステーション(1〜
    6)のすべての第一のスピンドル位置(1.1、・・
    ・、6.1)とすべての機械加工ステーション(1〜
    6)のすべての第二のスピンドル位置(1.2、・・
    ・、6.2)とは、組の工具(52、54)を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜25のいずれか一項に記載の
    多軸スピンドル旋削機械。
  27. 【請求項27】 前記回転方向(23)に連続して配列
    された複数のワークスピンドル(40)は、ワーク(5
    0)の第一の側部を把持するための把持手段と第二の側
    部を把持するための把持手段とを一つ置きに有すること
    を特徴とする請求項1〜26のいずれか一項に記載の多
    軸スピンドル旋削機械。
  28. 【請求項28】 すべての機械加工ステーション(1〜
    6)のすべてのスピンドル位置(1.1、・・・、6.
    2)は、ワーク(50)の第一の側部及び第二の側部の
    両方のための工具(52、54)を有することを特徴と
    する請求項27に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  29. 【請求項29】 少なくとも一つの機械加工ステーショ
    ン(1〜6)の一方のスピンドル位置(1.1、・・
    ・、6.2)は、ワーク(50)の二つの側部のうちの
    一方のみを機械加工するための工具(52、54)を有
    することを特徴とする請求項27に記載の多軸スピンド
    ル旋削機械。
  30. 【請求項30】 機械加工ステーション(1〜6)の他
    方のスピンドル位置(1.1、・・・、6.2)は、ワ
    ーク(50)の両方の側部を機械加工するための工具
    (52、54)を有することを特徴とする請求項29に
    記載の多軸スピンドル旋削機械。
  31. 【請求項31】 機械加工ステーション(1〜6)の他
    方のスピンドル位置(1.1、・・・、6.2)は、ワ
    ーク(50)の他方の側部のみを機械加工するための工
    具(52、54)を有することを特徴とする請求項29
    に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  32. 【請求項32】 ワーク(50)の一方の側部のみのた
    めの工具(52、54)が、一の機械加工ステーション
    (1〜6)の二つのスピンドル位置(1.1、1.2;
    ・・・;6.1、6.2)に設けられ、更に、ワーク
    (50)の他方の側部のみのための工具(52、54)
    が、他の機械加工ステーション(1〜6)の二つのスピ
    ンドル位置(1.1、1.2;・・・;6.1、6.
    2)に設けられていることを特徴とする請求項29に記
    載の多軸スピンドル旋削機械。
  33. 【請求項33】 前記他の機械加工ステーション(1〜
    6)は、前記一の機械加工ステーション(1〜6)の次
    の機械加工ステーションであることを特徴とする請求項
    32に記載の多軸スピンドル旋削機械。
  34. 【請求項34】 旋削部品の製造方法であって、ワーク
    は、複数のワークスピンドルのワーク把持手段によって
    ブランクとして把持され、前記複数のワークスピンドル
    は、スピンドルドラム上に配列されており、かつ、該ス
    ピンドルドラムの回転の際にスピンドルドラム軸のまわ
    りに回転方向に移動可能であり、更に、ワークは、少な
    くとも一つの機械加工ステーションにおいて機械加工さ
    れ、前記機械加工ステーションは、装置フレーム上に連
    続的に配列された複数のステーションのうちの一つであ
    り、ステーションの数はワークスピンドルの数に相当し
    ている、方法において、第一の機械加工操作は、機械加
    工ステーションの第一のスピンドル位置の第一の工具に
    よって行われ、更に、第二の機械加工操作は、前記第一
    のスピンドル位置に対して前記回転方向に所定の角度だ
    け間隔をあけて配列された第二のスピンドル位置の第二
    の工具によって行われることを特徴とする方法。
  35. 【請求項35】 複数のステーションは、それぞれ第一
    及び第二のスピンドル位置を有し、更に、複数の第一の
    スピンドル位置は、一定の角度だけ間隔をあけて連続し
    て配列されており、かつ、複数の第二のスピンドル位置
    は、該角度だけ間隔をあけて連続して配列されているこ
    とを特徴とする請求項34に記載の方法。
  36. 【請求項36】 ワークはワークサイクルによって製造
    され、該ワークサイクルは、スピンドルドラムを回転さ
    せるための少なくとも一つの角度ステップを備えた少な
    くとも一つのステップシーケンスを有することを特徴と
    する請求項34又は35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記ワークサイクルは、複数の同一の
    ステップシーケンスを有することを特徴とする請求項3
    6に記載の方法。
  38. 【請求項38】 各ステップシーケンスは異なる大きさ
    の複数の角度ステップを有することを特徴とする請求項
    36又は37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 所定の数のステーションを通過した後
    に、前記ワークサイクルは終了することを特徴とする請
    求項35〜37のいずれか一項に記載の方法。
  40. 【請求項40】 ステップシーケンスの角度ステップの
    合計が、360°をワークスピンドルの数で割った角度
    の倍数であることを特徴とする請求項36〜39のいず
    れか一項に記載の方法。
  41. 【請求項41】 第一の期間におけるワークスピンドル
    のワークサイクルの際に、第一のスピンドル位置のみが
    使用され、続いて、第二の期間において、第二のスピン
    ドル位置のみが使用されることを特徴とする請求項36
    〜40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記第一の期間は、第一のスピンドル
    位置において工具が摩耗する期間であることを特徴とす
    る請求項41に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記第二の期間は、第二のスピンドル
    位置において工具が摩耗する期間であることを特徴とす
    る請求項41又は42に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記第一の期間の終了後、前記スピン
    ドルドラムが回転し、第一のスピンドル位置を開始する
    回転位置から、第二のスピンドル位置を開始する回転位
    置まで、ワークスピンドルの位置が変換されることを特
    徴とする請求項41〜43のいずれか一項に記載の方
    法。
  45. 【請求項45】 個々のワークスピンドルは、すべての
    連続したスピンドル位置を前記回転方向に連続的に通過
    することを特徴とする請求項34〜39のいずれか一項
    に記載の方法。
  46. 【請求項46】 ワークは、第一の側部及び第二の側部
    において機械加工されることを特徴とする請求項34〜
    45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記回転方向の次のスピンドル位置
    は、ステップシーケンスの少なくとも一つの角度ステッ
    プによって飛ばされることを特徴とする請求項34〜4
    5のいずれか一項に記載の方法。
  48. 【請求項48】 前記回転方向の次のスピンドル位置の
    みが、ステップシーケンスの少なくとも一つの角度ステ
    ップによって飛ばされることを特徴とする請求項47に
    記載の方法。
  49. 【請求項49】 前記回転方向の次の二つのスピンドル
    位置が、一つの角度ステップによって飛ばされることを
    特徴とする請求項47に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記回転方向の次の三つのスピンドル
    位置が、一つの角度ステップによって飛ばされることを
    特徴とする請求項47に記載の方法。
  51. 【請求項51】 一つのステップシーケンスの各角度ス
    テップが、次の一つのスピンドル位置を飛ばすために役
    立つことを特徴とする請求項47〜50のいずれか一項
    に記載の方法。
  52. 【請求項52】 一つの角度ステップにより、前記回転
    方向に、一のスピンドル位置から次のスピンドル位置ま
    で、スピンドル位置が変換されることを特徴とする請求
    項47〜50のいずれか一項に記載の方法。
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