JPH1041491A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその製造方法

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JPH1041491A
JPH1041491A JP8207757A JP20775796A JPH1041491A JP H1041491 A JPH1041491 A JP H1041491A JP 8207757 A JP8207757 A JP 8207757A JP 20775796 A JP20775796 A JP 20775796A JP H1041491 A JPH1041491 A JP H1041491A
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JP
Japan
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film
tungsten
light
solid
films
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JP8207757A
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English (en)
Inventor
Masaru Sugimoto
大 杉本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層構造の第1及び第2の膜で遮光膜が構成
されていても、画素毎の感度のばらつきを少なくして、
優れた画質を実現する。 【解決手段】 タングステン膜41とアルミニウム膜4
2とを非酸化性雰囲気中で順次に形成する。このため、
タングステン膜41の表面にタングステン自然酸化膜が
形成されず、その後に熱処理を施しても、タングステン
とアルミニウムと酸素との三元系の析出物がタングステ
ン膜41とアルミニウム膜42との界面に部分的に生じ
ない。従って、積層膜43から成る遮光膜の表面のモフ
ォロジーが良好であり、画素毎の感度のばらつきが小さ
くて、画質が優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、金属を含む膜
が積層されて成る遮光膜を有する固体撮像素子及びその
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】固体撮像素子の製造に際しては、電荷転
送領域、チャネルストップ領域、センサ領域及びゲート
電極等を形成した後、センサ領域以外の領域へ光が入射
することを防止して各画素を光学的に分離するための遮
光膜を形成する。そして、従前の固体撮像素子では、ア
ルミニウム膜で遮光膜が形成されていた。
【0003】アルミニウムは、膜形成や微細加工が容易
であり且つ低抵抗で伝播遅延が少ないという性質から半
導体集積回路の配線材料として広く用いられており、固
体撮像素子においても遮光膜の他に周辺回路部の配線材
料としても用いられて、動作特性の向上に寄与してい
る。しかし、アルミニウム薄膜では結晶粒界から光が漏
れ込むので、アルミニウム膜のみから成る遮光膜は、膜
厚を薄くすることができなくて、固体撮像素子の微細化
を阻害する一つの要因になっていた。
【0004】一方、タングステンは高い遮光能力を有し
ているので、遮光膜としてのタングステン膜は、膜厚を
薄くすることが可能であり、微細化が進められている固
体撮像素子に適している。そこで、アルミニウム膜とタ
ングステン膜との積層構造によって、センサ部には遮光
能力の高い遮光膜を形成し、周辺回路部には低抵抗の配
線を形成することが考えられている。
【0005】図4は、この様な積層構造の遮光膜を有す
る固体撮像素子及びその製造方法の一従来例を示してい
る。この一従来例の固体撮像素子を製造するためには、
図4(a)に示す様に、シリコンウェハ11の表面にゲ
ート絶縁膜12を形成した後、電荷転送領域13、チャ
ネルストップ領域14、センサ領域15及びゲート電極
16を形成する。
【0006】その後、周辺回路部における配線の段切れ
を防止すると共に受光部において段差被覆性の悪い部分
から光が入射することを防止するために、PSG膜等を
形成してリフロー等を行うことによって、段差部が丸め
られた平坦化絶縁膜17を形成する。そして、シリコン
ウェハ11に達するコンタクト孔(図示せず)を平坦化
絶縁膜17等に形成する。
【0007】次に、図4(b)に示す様に、スパッタリ
ング装置やCVD装置によってタングステン膜21を形
成し、更に、図4(c)に示す様に、別のスパッタリン
グ装置によってアルミニウム膜22を形成して、タング
ステン膜21とアルミニウム膜22との積層膜23を形
成する。
【0008】次に、図4(d)に示す様に、受光部では
積層膜23に受光用の開口24を形成して積層膜23を
遮光膜にし、周辺回路部では積層膜23を配線のパター
ンに加工する。そして、更に、従来公知の工程を実行し
て、この固体撮像素子を完成させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示し
た一従来例では、スパッタリング装置やCVD装置によ
ってタングステン膜21を形成した後、別のスパッタリ
ング装置によってアルミニウム膜22を形成する前に、
タングステン膜21が大気に曝される。このため、図4
(b)に示した様に、タングステン膜21の表面にタン
グステン自然酸化膜25が形成され、図4(c)に示し
た様に、このタングステン自然酸化膜25がタングステ
ン膜21とアルミニウム膜22との間に挟まれる。
【0010】この結果、その後に熱処理を施すと、図4
(d)に示した様に、タングステンとアルミニウムと酸
素との三元系の析出物26がタングステン膜21とアル
ミニウム膜22との界面に部分的に生じる。つまり、タ
ングステン膜21とアルミニウム膜22との対向面に互
いに直接には接していない部分が生じて、積層膜23か
ら成る遮光膜の表面のモフォロジーが悪化していた。
【0011】この様に、積層膜23から成る遮光膜の表
面のモフォロジーが悪化すると、遮光膜の表面で反射し
た後に各画素に入射する光量のばらつきが多くなって、
図3(b)に示す様に、画素毎の感度のばらつきが大き
くなる。従って、図4に示した一従来例では、優れた画
質を実現することが困難であった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明による固体撮
像素子は、金属を含む膜が積層されて成る遮光膜を構成
する第1及び第2の膜が対向面の全体同士で直接に接し
ていることを特徴としている。
【0013】本願の発明による固体撮像素子は、前記第
1及び第2の膜の一方及び他方が夫々タングステンを含
む膜及びアルミニウムを含む膜であることが好ましい。
【0014】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
は、金属を含む膜が積層されて成る遮光膜を構成する第
1及び第2の膜を非酸化性雰囲気中で順次に形成する工
程を具備することを特徴としている。
【0015】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
は、前記第1及び第2の膜の一方及び他方として夫々タ
ングステンを含む膜及びアルミニウムを含む膜を用いる
ことが好ましい。
【0016】本願の発明による固体撮像素子では、積層
構造の第1及び第2の膜で遮光膜が構成されていても、
第1及び第2の膜が対向面の全体同士で直接に接してい
て、これら第1及び第2の膜の界面に異物が存在してい
ないので、遮光膜の表面のモフォロジーが良好である。
【0017】また、第1及び第2の膜の一方及び他方が
夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む膜で
あれば、遮光膜の遮光能力が高く且つ第1及び第2の膜
を低抵抗の配線として用いることができるにも拘らず、
遮光膜の表面のモフォロジーが良好である。
【0018】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
では、積層構造の第1及び第2の膜で遮光膜を構成して
いても、これら第1及び第2の膜を非酸化性雰囲気中で
順次に形成しているので、第1の膜の表面に自然酸化膜
が形成されない。このため、その後に熱処理を施して
も、第1及び第2の金属と酸素との三元系の析出物が第
1及び第2の膜の界面に部分的に生じることがなくて、
遮光膜の表面のモフォロジーを良好にすることができ
る。
【0019】また、第1及び第2の膜の一方及び他方と
して夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む
膜を用いれば、遮光能力が高い遮光膜と第1及び第2の
膜から成る低抵抗の配線とを形成することができるにも
拘らず、遮光膜の表面のモフォロジーを良好にすること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本願の発明の一実施形態
を、図1を参照しながら説明するが、本実施形態の説明
に先立って、まず、本実施形態で積層膜を形成するため
に使用するスパッタリング装置を、図2を参照しながら
説明する。このスパッタリング装置はマルチチャンバ型
であり、ロードロック室31にトランスファ室32が接
続されている。
【0021】トランスファ室32内にはトランスファロ
ボット33が設けられており、トランスファ室32の周
囲には複数の反応室34、35、・・・が接続されてい
る。そのうち、反応室34にはタングステンターゲット
36が備えられており、反応室35にはアルミニウムタ
ーゲット37が備えられている。。
【0022】本実施形態の固体撮像素子の製造に際して
も、図1(a)に示す様に、シリコンウェハ11の表面
にゲート絶縁膜12を形成し、電荷転送領域13、チャ
ネルストップ領域14、センサ領域15、ゲート電極1
6及び平坦化絶縁膜17を形成し、更に、シリコンウェ
ハ11に達するコンタクト孔(図示せず)を形成するま
では、図4に示した一従来例と実質的に同様の工程を実
行する。
【0023】しかし、本実施形態では、その後、図2に
示したスパッタリング装置の反応室34内におけるスパ
ッタリングによって、図1(b)に示す様に、膜厚が5
0〜100nmのタングステン膜41を形成する。そし
て、10-7Torr台に真空排気されているトランスフ
ァ室32内のトランスファロボット33によって、シリ
コンウェハ11を反応室35に搬送する。
【0024】次に、反応室35内におけるスパッタリン
グによって、図1(c)に示す様に、膜厚が200〜5
00nmのアルミニウム膜42を形成して、タングステ
ン膜41とアルミニウム膜42との積層膜43を形成す
る。その後、図2に示したスパッタリング装置からシリ
コンウェハ11を取り出し、図1(d)に示す様に、再
び、図4に示した一従来例と実質的に同様の工程を実行
して、この固体撮像素子を完成させる。
【0025】以上の様な実施形態では、反応室34でタ
ングステン膜41を形成した後、真空排気されているト
ランスファ室32を通ってシリコンウェハ11を反応室
35に搬送し、この反応室35でアルミニウム膜42を
形成しているので、タングステン膜41が大気に曝され
なくて、このタングステン膜41の表面にタングステン
自然酸化膜が形成されない。
【0026】このため、その後に熱処理を施しても、タ
ングステンとアルミニウムと酸素との三元系の析出物が
タングステン膜41とアルミニウム膜42との界面に部
分的に生じることがなくて、積層膜43から成る遮光膜
の表面のモフォロジーが良好である。従って、本実施形
態の固体撮像素子では、図3(a)に示す様に、画素毎
の感度のばらつきが小さくて、画質が優れている。
【0027】なお、以上の実施形態ではタングステン膜
41上にアルミニウム膜42を積層しているが、アルミ
ニウム膜上にタングステン膜を積層してもよく、その場
合でも、アルミニウム膜の表面にアルミニウム自然酸化
膜が形成されてタングステンとアルミニウムと酸素との
三元系の析出物がアルミニウム膜とタングステン膜との
界面に部分的に生じることを防止することができる。
【0028】また、上述の実施形態ではタングステン膜
41をスパッタリングで形成しているが、このタングス
テン膜41はCVDで形成してもよい。また、上述の実
施形態では真空排気されているトランスファ室32を通
ってシリコンウェハ11を反応室34から反応室35へ
搬送することによってタングステン膜41が大気に曝さ
れることを防止しているが、トランスファ室32は非酸
化性雰囲気であればよく例えば不活性ガスで満たされて
いてもよい。
【0029】なお、上述の実施形態ではタングステン膜
41とアルミニウム膜42とを用いているが、タングス
テンシリサイド膜等の様にタングステンを含む膜とアル
ミニウム合金膜等の様にアルミニウムを含む膜とを用い
てもよい。更に、タングステンを含む膜やアルミニウム
を含む膜は酸化され易くて上述の三元系の析出物が生じ
易いので本願の発明の適用が特に有効であるが、これら
の金属以外の金属を含む膜で遮光膜や配線等を形成する
場合にも本願の発明を適用することができる。
【0030】
【発明の効果】本願の発明による固体撮像素子では、積
層構造の第1及び第2の膜で遮光膜が構成されていて
も、遮光膜の表面のモフォロジーが良好であるので、遮
光膜の表面で反射した後に各画素に入射する光量のばら
つきが少なく、画素毎の感度のばらつきが少なくて、画
質が優れている。
【0031】また、第1及び第2の膜の一方及び他方が
夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む膜で
あれば、遮光膜の遮光能力が高く且つ第1及び第2の膜
を低抵抗の配線として用いることができるにも拘らず、
遮光膜の表面のモフォロジーが良好であるので、画質が
更に優れており且つ動作特性も優れている。
【0032】本願の発明による固体撮像素子の製造方法
では、積層構造の第1及び第2の膜で遮光膜を構成して
いても、遮光膜の表面のモフォロジーを良好にすること
ができるので、遮光膜の表面で反射した後に各画素に入
射する光量のばらつきを少なくすることかでき、画素毎
の感度のばらつきを少なくすることができて、画質の優
れた固体撮像素子を製造することができる。
【0033】また、第1及び第2の膜の一方及び他方と
して夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む
膜を用いれば、遮光能力が高い遮光膜と第1及び第2の
膜から成る低抵抗の配線とを形成することができるにも
拘らず、遮光膜の表面のモフォロジーを良好にすること
ができるので、画質が更に優れており且つ動作特性も優
れている固体撮像素子を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願の発明の一実施形態を工程順に示す側断面
図である。
【図2】一実施形態で使用するスパッタリング装置の模
式的な平面図である。
【図3】固体撮像素子の感度のばらつきを示すグラフで
あり、(a)は一実施形態の固体撮像素子の感度、
(b)は一従来例の固体撮像素子の感度を示している。
【図4】本願の発明の一従来例を工程順に示す側断面図
である。
【符号の説明】
41 タングステン膜(第1の金属を含む第1の膜) 42 アルミニウム膜(第2の金属を含む第2の膜)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の金属を含む第1の膜上に第2の金
    属を含む第2の膜が積層されて成る遮光膜を有する固体
    撮像素子において、 前記第1及び第2の膜が対向面の全体同士で直接に接し
    ていることを特徴とする固体撮像素子。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の膜の一方及び他方が
    夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む膜で
    あることを特徴とする請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】 第1の金属を含む第1の膜上に第2の金
    属を含む第2の膜が積層されて成る遮光膜を有する固体
    撮像素子の製造方法において、 前記第1及び第2の膜を非酸化性雰囲気中で順次に形成
    する工程を具備することを特徴とする固体撮像素子の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の膜の一方及び他方と
    して夫々タングステンを含む膜及びアルミニウムを含む
    膜を用いることを特徴とする請求項3記載の固体撮像素
    子の製造方法。
JP8207757A 1996-07-18 1996-07-18 固体撮像素子及びその製造方法 Pending JPH1041491A (ja)

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