JPH1040649A - データ記録装置及びデータ再生装置 - Google Patents

データ記録装置及びデータ再生装置

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JPH1040649A
JPH1040649A JP19227496A JP19227496A JPH1040649A JP H1040649 A JPH1040649 A JP H1040649A JP 19227496 A JP19227496 A JP 19227496A JP 19227496 A JP19227496 A JP 19227496A JP H1040649 A JPH1040649 A JP H1040649A
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Application number
JP19227496A
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English (en)
Inventor
Tadashi Ono
正 小野
Chiyoko Matsumi
知代子 松見
Akira Iketani
章 池谷
Shinji Hamai
信二 濱井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上にデータを記録するとき、再生方
法の異なるデータを記録媒体上の異なる領域に記録す
る。また各領域は、互いに上書きされないように記録す
る。 【解決手段】入力されたデータは、入力データ識別器1
2でデータ識別信号13を生成し、データ識別信号13
に応じて領域管理情報が設定される。領域管理情報はデ
ータとともにフォーマット変換器15でフォーマッティ
ングされ、記録信号に変換された後、記録ヘッド17を
通して磁気テープ18に記録される。また、各領域の記
録開始点を、位置決め誤差を考慮して決定し、これを領
域管理情報に記録することで、隣接した領域の重畳を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、データを
磁気テープ上に記録する場合に利用可能な、データ記録
装置及びデータ再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ディジタル信号処理技術の向上に
より、磁気テープ上にデータをディジタル記録できる機
器が実現されている。磁気テープは、単位記録容量あた
りのコストが低く、大容量のデータを記録するストリー
マとしての機能を持たせることが容易である。この一例
として、DAT(Digital Audio Tape)をストリーマと
して用いたDDS(Digital Data Storage)がある。
【0003】ストリーマでは、記録したデータをチェッ
クして、必要であれば記録し直す「Read-after-Write」
を行わないと、データの信頼性が保証されない。ただ
し、記録・再生レートは指定する必要はない。
【0004】一方、データが映像データまたは音声デー
タであった場合、リアルタイム記録(または再生)する
ことが要求され、Read-after-Writeを行うと、これを満
足しない可能性がある。しかし映像または音声データ
は、一般のデータほど信頼性は要求されないので、Read
-after-Writeを行わずに記録する装置(以下アーカイブ
と称す)が利用される。
【0005】さらに映像、音声データといっても多種多
様であり、その伝送レート、すなわち記録レートは用途
に応じて様々である。
【0006】又、1本のテープを複数の領域に分割して
使用するときには、それらの領域を重ならないように設
定する必要があるため、従来は磁気テープにデータを記
録する際、あらかじめプリフォーマットしていた。これ
ら領域は、相互に重ならないように予め定められた一定
の充分な間隔があけられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
に従来のストリーマとアーカイブとでは、基本的な機能
は同じであるにもかかわらず、記録方法や領域管理情報
の内容など、わずかに異なっているため、使用者は両方
の装置を購入する必要があるといった課題を有してい
た。例えば、記録・再生レートを指定する必要のないス
トリーマ機能のみを有する従来の記録装置を用いて、映
像データ等を仮に記録したとしても、記録・再生レート
の情報が記録されないので、再生装置が映像データの再
生する際に、記録レートがわからず、リアルタイム性の
保証が出来なくなると言った課題を有していた。
【0008】又、従来の記録装置では、1本のテープを
複数の領域に分割して使用するときには、あらかじめプ
リフォーマットしておく必要があった。しかし、プリフ
ォーマットを行うには時間と手間がかかり、また、プリ
フォーマットされたテープは非常に高価であると言った
欠点があった。
【0009】本発明は、従来のこのような課題を考慮
し、再生方法の異なるデータを正しく再生できる様に記
録出来る記録装置を提供することを目的とする。
【0010】又、本発明は、従来のこのような課題を考
慮し、記録済みのデータに上書きしないようにデータの
記録位置を決定する事が出来るデータ記録装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】又、本発明は、従来のこのような課題を考
慮し、記録データの種類が異なっていても、その記録デ
ータの再生方法に応じた再生が出来る再生装置を提供す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、入力されてくる記録すべきデータに基づいて、その
データの再生方法を特定し、その特定結果を出力する再
生方法識別手段と、前記記録すべきデータの記録に際
し、前記出力された特定結果を管理情報として所定の記
録媒体に記録する記録手段とを備えたデータ記録装置で
ある。
【0013】請求項2記載の本発明は、上記管理情報
は、前記特定結果と前記データの記録位置に関する情報
とを対応させて記録されているデータ記録装置である。
【0014】請求項3記載の本発明は、上記記録すべき
データは、前記所定の記録媒体に記録され、前記記録手
段は、前記データの記録領域とは別の管理情報記録領域
に、前記管理情報を記録するデータ記録装置である。
【0015】請求項4記載の本発明は、上記所定の記録
媒体は、前記記録すべきデータの記録先の記録媒体とは
別の補助記憶媒体であり、前記記録先の記録媒体を収容
する筐体に取り付けられたデータ記録装置である。
【0016】請求項5記載の本発明は、上記記録すべき
データは、その記録先の記録媒体にシーケンシャルに記
録されるデータ記録装置である。
【0017】請求項6記載の本発明は、上記特定結果に
は、前記記録すべきデータの再生の際の再生レートを含
むデータ記録装置である。
【0018】請求項7記載の本発明は、上記再生レート
についての外部からの指示を受け付ける外部指示受け付
け手段を有し、その受け付けられた再生レートが前記管
理情報記録領域に記録されるデータ記録装置である。
【0019】請求項8記載の本発明は、上記再生レート
を指定する必要のない前記データに対しては、前記再生
レートを指定しないことを示す情報が前記管理情報とし
て記録されるデータ記録装置である。
【0020】請求項9記載の本発明は、記録媒体にデー
タを記録する第1記録手段と、前記第1記録手段に対
し、記録領域を分けて記録を行わせる記録制御手段と、
前記各記録領域におけるデータの記録開始点の位置決め
誤差を管理情報記録領域に記録する第2記録手段とを備
え、前記記録制御手段は、前記記録された記録開始点の
位置決め誤差の履歴に基づいて、新たに記録すべきデー
タの記録開始点の位置を決定するデータ記録装置であ
る。
【0021】請求項10記載の本発明は、上記管理情報
記録領域は、前記記録すべきデータの記録媒体上、又は
前記記録媒体を収容する筐体に取り付けられた補助記憶
媒体上に設けられるデータ記録装置である。
【0022】請求項11記載の本発明は、上記管理情報
記録領域には、前記記録開始点の位置決め誤差の他に、
記録開始点の位置、および前記記録領域の大きさも領域
管理情報として記録されるデータ記録装置である。
【0023】請求項12記載の本発明は、上記新たに記
録すべきデータの記録領域の直前に既に記録されている
データの領域の記録開始点の位置をS(n)、前記直前に
記録されているデータの領域の記録開始点の位置決め誤
差の範囲を±E(n)、前記直前に記録されているデータ
の領域の大きさをX(n)、前記新たに記録すべきデータ
の領域の記録開始点の位置決め誤差の範囲を±E(n+
1)とした場合、前記記録制御手段は、前記新たに記録
すべきデータの領域の記録開始点の位置をS(n+1)=
S(n)+E(n)+X(n)+E(n+1)以降に設定するデ
ータ記録装置である。
【0024】請求項13記載の本発明は、請求項1記載
のデータ記録装置により記録されたデータを再生する場
合、前記管理情報を読み出して、再生すべきデータの再
生方法を決定し、その決定された再生方法に基づいて前
記再生を行うデータ再生装置である。
【0025】請求項1記載の本発明では、再生方法識別
手段が、入力されてくる記録すべきデータに基づいて、
そのデータの再生方法を特定し、その特定結果を出力
し、記録手段が 前記記録すべきデータの記録に際し、
前記出力された特定結果を管理情報として所定の記録媒
体に記録する。
【0026】請求項9記載の本発明では、第1記録手段
が、記録媒体にデータを記録し、記録制御手段が、前記
第1記録手段に対し、記録領域を分けて記録を行わせ、
第2記録手段が、前記各記録領域におけるデータの記録
開始点の位置決め誤差を管理情報記録領域に記録する。
又、前記記録制御手段は、前記記録された記録開始点の
位置決め誤差の履歴に基づいて、新たに記録すべきデー
タの記録開始点の位置を決定する。
【0027】請求項13記載の本発明では、請求項1記
載のデータ記録装置により記録されたデータを再生する
場合、前記管理情報を読み出して、再生すべきデータの
再生方法を決定し、その決定された再生方法に基づいて
前記再生を行う。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いながら説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明の一実施の形態を
説明したブロック図である。図1において11は入力端
子、12は入力データ識別器、13はデータ識別信号、
14は領域管理情報生成器、15はフォーマット変換
器、16は記録信号変換器、17は記録ヘッド、18は
磁気テープである。本発明の再生方法識別手段は、領域
管理情報生成器14等を含み、本発明の記録手段は、記
録ヘッド17等を含むものである。
【0029】以下図1を用いながら、本実施の形態の動
作について説明する。
【0030】入力端子11より入力されたデータは、入
力データ識別器12に入力され、データ識別信号13を
出力する。データ識別信号13は、領域管理情報生成器
14に供給され、入力されたデータに応じて領域管理情
報が生成される。
【0031】入力データおよび、領域管理情報生成器1
4により生成された領域管理情報は、フォーマット変換
器15に供給され、データと領域管理情報が定められた
フォーマットに変換される。その後、記録信号変換器1
6で、適切な誤り訂正符号化、トラックパターン生成、
変調等の処理が施され、記録ヘッド17を通して磁気テ
ープ18に記録される。
【0032】図2は本実施の形態における、フォーマッ
トについて説明した図である。同図に示すように、テー
プ先端部は、リーダー、ロード/アンロード領域からな
る。テープ先端部の後に領域管理情報記録領域、データ
領域の順に割り当てられ、テープ終端部にはトレーラー
領域がある。またデータ領域は複数あってもよい(領域
1、領域2...)。
【0033】領域管理情報記録領域には、テープ全体の
情報であるテープ情報と、各データ領域毎の情報である
領域の管理情報とが記録される。記録可能な部分のうち
領域割り当てが行われていない部分は未使用領域と呼
ぶ。
【0034】図3は本実施の形態における領域の管理情
報の一例について説明した図である。各領域の管理情報
には、少なくとも領域番号、データ識別フラグ、領域の
記録開始点、領域の大きさが記録される。領域管理情報
生成器14は、例えばデータ識別信号13がストリーマ
のときはデータ識別フラグを1、アーカイブの時は0と
設定する。
【0035】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、領域管理情報にデータの再生方法に関する情報を記
録することで、再生方法の異なるデータを記録すること
ができる。
【0036】なお、各領域の管理情報のデータの並び
方、および割り当てるビット数は全く任意に設定でき
る。また、本実施の形態では再生方法の種類を2種類と
したが、これ以外の再生方法のデータが入力される場合
でも同様である。
【0037】(第2の実施の形態)図4(a)は、本発
明の第2の実施形態について説明したブロック図であ
る。図4(a)において、101はメモリである。メモ
リ101は磁気テープを収容した筐体に取り付けられて
いる。図4(b)は、メモリ101が、磁気テープを収
容した筐体に取り付けられた状態を示す斜視図である。
【0038】本実施の形態の動作は、上記第1の実施の
形態の場合と次の点で相違する。即ち、本実施の形態で
は、第1の実施の形態において説明した領域管理情報と
同様の領域管理情報を、磁気テープの先頭に設けられる
領域管理情報記録領域に記録するのではなく、メモリ1
01に記録する。従って、この場合、領域管理情報生成
器14は、各領域ごとの管理情報、およびこれを書込む
べきメモリアドレスを生成して、メモリ101の所定の
アドレスに記録する。本実施の形態では、上記第1の実
施の形態のように、磁気テープ上に領域管理情報が記録
された場合よりも、管理情報へのアクセスがより高速に
行える。
【0039】なお、領域管理情報は、上記実施の形態で
は、磁気テープ上の領域管理情報記録領域、あるいは、
磁気テープを収容した筐体に取り付けられたメモリ10
1のどちらか一方に記録する場合について説明したが、
これに限らず例えば、両方に記録しても構わない。 (第3の実施の形態)図5は本発明の別の実施の形態に
ついて説明したブロック図である。図5において51は
レート決定器、52はレート信号、53はテープ送り制
御器である。
【0040】入力端子11より入力されたデータは、レ
ート決定器91で記録レートを決定した後、フォーマッ
ト変換器15に供給される。記録レートは、記録装置に
有効なレートを外部からの指示、またはデータが内包し
ている情報等により決めるものとする。レート決定器5
1はレート信号52を出力し、領域管理情報生成器14
およびテープ送り制御器53に供給される。
【0041】領域管理情報生成器14は、記録されるデ
ータの記録レートを領域管理情報に保持する。領域管理
情報は、フォーマット変換器15に供給され、入力デー
タとともに、定められたフォーマットに従ってフォーマ
ット変換される。フォーマット変換されたデータは、記
録信号変換器16で、適切な誤り訂正符号化、トラック
パターン生成、変調等の処理が施され、テープ送り制御
器21の制御にあわせ、記録ヘッド17を通して磁気テ
ープ18上に記録される。
【0042】図6は、本実施の形態における領域の管理
情報の一例について説明した図である。本実施の形態に
おける各領域の管理情報には、少なくとも領域番号、記
録レートを記録する領域を設ける。
【0043】図7から図9は、記録レートに応じたデー
タの記録の方法の一例について説明した図である。なお
本実施の形態の説明では、データは映像データとし、こ
れをリアルタイムで記録することを目的とする。
【0044】図7は本データ記録装置のシリンダおよび
ヘッドについて説明した図であり、図8は入力されるデ
ータと記録のためのヘッドの動作を時間軸に沿って説明
した図である。なお、本実施の形態においては、1フレ
ームを8トラックで記録するものとする。
【0045】図7のようなヘッド構成でシリンダの回転
速度を一定とすると、記録レートx、およびx/2の2
種類の記録レートで記録が可能となる。すなわち、記録
レートxで記録するときは、図8(a)のように、トラ
ック毎にA→B→A→B→...のヘッドを用いて記録す
る。すなわち、シリンダの1回転毎にトラック2本が記
録される。
【0046】一方記録レートがx/2のときは、テープ
送り速度を(a)の場合の1/2にし、図8(b)のよ
うにトラック毎にA→B’→A→B’→...の順で記録
する。すなわち、シリンダの1回転毎にトラック1本が
記録される。同じ量のトラックに記録するのに要する時
間は、(b)は(a)の2倍である。
【0047】記録レートをxとしたとき、入力レートが
xを超えないようなデータが入力されるものとする。入
力されたデータは、データの処理単位であるフレームに
分割されてフォーマット変換され、さらにトラック単位
の記録信号に変換されて、磁気テープに記録される。
【0048】また入力レートがx/2を超えない場合に
は、記録レートをx/2にすることができる。記録レー
トx/2で記録するときは、テープ送り速度を(a)の
場合の1/2とする。このとき、データの処理単位であ
るフレームの大きさを(a)と共通にするため、フレー
ム期間を2倍とする。
【0049】図9は、本データ記録装置に入力レート
x、x/2以外のレート(一例として3x/4)のデー
タが入力されたときの一例を説明した概念図である。
【0050】ここでは、図8を用いて説明した場合と異
なり、データはセクタ単位に入力されており、例えば、
1フレームには最大で8個のセクタを配置できるものと
する。
【0051】上記入力レートのそれぞれの関係は、x/
2<3x/4<xであるから、入力レートが3x/4の
とき、記録レートはxとなる。
【0052】いま、入力レート、記録レートがともにx
のとき、8セクタすべてにデータが記録されるものとす
ると、入力レートが3x/4のときは、6セクタを記録
し、残り残りの2セクタにはダミーデータを記録すれば
よい。実際には入力レートとしては平均値のこともあ
り、1フレームには平均して6セクタを記録することに
なる。
【0053】テープにデータを記録するときは、記録レ
ートをxとして領域の管理情報に保持し、記録動作を行
う。再生時は、セクタ毎にデータであるかダミーデータ
であるかが判別できれば、レートxで再生しダミーデー
タを取り除けば、自動的にレート3x/4で再生でき、
リアルタイム再生が可能となる。
【0054】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、異なる記録レートのデータをリアルタイムに記録す
ることができる。
【0055】なお、本データ記録装置の記録レートは2
種類としたが、適当なヘッドの構成を行えば、2種類に
限ったものではない。またシリンダの回転速度を変化さ
せることで、任意の記録レートに対応することもでき
る。また1フレームあたりのトラック数、セクタ数は、
任意の数であっても本発明を適応可能である。 また、
ダミーデータの挿入位置は、ダミーデータであるか否か
が判別できればフレーム内のどのセクタであっても構わ
ない。また、入力に対して1フレーム期間遅延させた記
録タイミングとなっているが、これも遅延時間がどれだ
けであってもよい。
【0056】なお、第2の実施の形態と同様に、領域管
理情報は筐体に取り付けられたメモリに記録してもよ
い。 (第4の実施の形態)図10は、本発明の一実施の形態
を説明したブロック図である。
【0057】以下図10を用いながら、本実施の形態に
ついて説明する。
【0058】入力端子11より、新たなデータ領域を設
定するコマンドが入力されると、そのコマンドはフォー
マット変換器15に供給される。領域管理情報設定器1
4は、今回設定しようとする領域の記録開始点を、直前
の領域の記録開始点、領域の大きさ、直前の領域の記録
開始点の位置決め誤差の範囲、および今回設定する領域
の記録開始点の位置決め誤差の範囲から求め、領域管理
情報に保持する。上記直前の領域の記録開始点、領域の
大きさ、記録開始点の位置決め誤差の範囲はすでにテー
プ上に記録されている(あるいは記録されるべく保持さ
れている)。また今回設定する領域の記録開始点の位置
決め誤差の範囲は、この記録装置の固有の値をテープ送
り制御器53が領域管理情報設定器14に与える。
【0059】領域管理情報は、フォーマット変換器15
に供給され、入力データとともに、定められたフォーマ
ットに従ってフォーマット変換される。また、領域管理
情報設定器14は今回設定された領域の記録開始点をテ
ープ送り制御器41に供給する。
【0060】フォーマット変換されたデータは、記録信
号変換器16で、適切な誤り訂正符号化、トラックパタ
ーン生成、変調等の処理が施され、テープ送り制御器4
1の制御にあわせ、記録ヘッド17を通して磁気テープ
18上に記録される。 図11は、本実施の形態におけ
る領域の管理情報の一例について説明した図である。本
実施の形態における領域の管理情報には、少なくとも領
域番号、領域の記録開始点、領域の大きさ、記録開始点
の位置決め誤差に関する情報が記録される。記録開始点
は絶対トラック番号または絶対フレーム番号で、領域の
大きさ、記録開始点の位置決め誤差の範囲はトラック数
またはフレーム数で与えられる。ここで、絶対トラック
番号、絶対フレーム番号は、それぞれテープの先頭から
トラック、フレームを順に数え上げた番号のことを指
す。ここで、記録ヘッド17は、本発明の第1記録手段
及び第2記録手段を含むものである。又、本発明の記録
制御手段は、領域管理情報設定器14等を含む手段であ
る。
【0061】図12は、本実施の形態における、記録開
始点の設定について、より詳細に説明した図であり、こ
の設定方法について図11とともに説明する。
【0062】図12において、直前に記録された領域1
の記録開始点をS(1)、領域1の記録開始点の位置決め
を行なったときの誤差の範囲を±E(1)、領域1に割り
当てられた領域の大きさをX(1)とする。これらは、図
11に示す領域1の管理情報の所定の位置に既に記録さ
れている。次に、領域1の直後に設定しようとする領域
2の記録開始点の位置決め誤差の範囲が±E(2)である
時に、領域2が領域1上に上書きしてデータを損ねるこ
とのないように、領域2の記録開始点S(2)を決定す
る。
【0063】領域管理情報に記録された領域1の記録開
始点はS(1)であるが、実際には誤差±E(1)を伴って記
録されるので、領域1の実際の記録位置は、図11
(a)のように、最も前にずれた場合には、図12の
(a1)に示すように(S(1)−E(1))から(S(1)−
E(1)+X(1))までとなり、最も後ろにずれた場合に
は、図12の(a2)に示すように(S(1)+E(1))か
ら(S(1)+E(1)+X(1))となる。
【0064】領域2を記録するとき、領域1のデータを
全く損ねることなく記録するためには、領域1が最大限
後方にずれ、かつ領域2が最大限前方へずれても、全く
両者が重なり合わないようにすればよい。従って、図1
2(b)のように、領域1が最大限後方へずれ(a2の
場合。このときの領域1の終端はS(1)+E(1)+X
(1))、かつ領域2が最大限前方へずれる場合を考慮し
て、領域2の記録開始点S(2)を(b1)で示したよう
に(S(1)+E(1)+X(1))+E(2)以降に設定する。こ
のとき、領域2の記録開始点の位置決め誤差により前方
へE(2)ずれた場合(b2)でも、2つの領域が重なり
合うことはなく、領域1のデータが上書きによって消失
する事はない。
【0065】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、各領域の管理情報に、各領域の記録開始点、記録開
始点の位置決め誤差に関する情報を保持しておき、各領
域の記録開始点を前記位置決め誤差を考慮して決定する
ことで、隣り合った領域が互いに侵食することなくデー
タを記録することができる。
【0066】なお、テープ送り精度の問題により、設定
された領域の大きさと実際に記録するときのテープ上で
の領域の大きさとの間で誤差が生じることがある。この
場合、各領域の先頭と終端についてそれぞれ位置決め誤
差に関する情報を持てばよい。すなわち本実施の形態に
おいて、領域1の終端の位置決め誤差の範囲を±E'(1)
とし、図13のように、S(2)をS(2)=S(1)+E'(1)
+X(1)+E(2)とすればよい。
【0067】一般にN番目の領域の記録開始点をS
(N)、領域の大きさをX(N)、各領域の記録開始点の位置
決め誤差の範囲を±E(N)、領域の終端の位置決め誤差
の範囲を±E'(N)とするとき、N+1番目の記録開始点
S(N+1)は以下のように決定できる。
【0068】S(N+1)=S(N)+E'(N)+X(N)+E(N+1) また本実施の形態では、領域管理情報を磁気テープ上の
領域管理情報記録領域に記録するとしたが、第2の実施
の形態と同様に筐体に取り付けられたメモリに記録する
構成も可能である。この場合、メモリに記録する記録手
段が、本発明の第2記録手段に対応する。
【0069】さらに、本発明で説明した領域管理情報
は、各実施の形態に合わせて必要なもののみについて説
明したが、すべての実施の形態において、上記第1の実
施の形態から第4の実施の形態までの領域管理情報を組
み合わせた形のものであっても良いことは言うまでもな
い。また領域の管理情報には、ほかに領域名、記録日時
等を記録することも可能である。 (第5の実施の形態)図14は、本発明の第5の実施の
形態について説明したブロック図である。図14におい
て、141は再生信号変換器、142は領域管理情報抽
出器、143は再生レート、144は出力端子である。
尚、磁気テープ18は、上記実施の形態において説明し
た様に、磁気テープの領域管理情報記録領域に領域管理
情報が記録されているものとする。
【0070】以上の構成において、次に本実施の形態の
動作を説明する。
【0071】即ち、磁気テープ18がセットされると、
再生する領域の管理情報を、磁気テープの先頭に記録さ
れている領域管理情報記録領域から、磁気ヘッド17に
より読み出す。読み出された管理情報は、再生信号変換
器141により復調され、適切な誤り訂正復号等が施さ
れる。そして、領域管理情報抽出器142により、必要
な再生情報、例えば再生レート143(記録レートと同
じ)を抽出する。抽出された再生レート143はテープ
送り制御器53に供給され、再生レートに応じた速度で
テープが走行する。
【0072】データは、管理情報と同様に磁気ヘッド1
7から読み出され、再生信号変換器141により復調さ
れ、適切な誤り訂正復号等が施され、領域管理情報抽出
器142より出力端子144に供給され、再生される。
【0073】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、磁気テープの先頭に記録されている各領域の管理情
報を読みだし、各領域毎に再生方法を決定することで、
領域別に再生方法の異なる(すなわち記録方法の異な
る)データを正しく再生することができる。
【0074】なお、第2の実施形態と同様に、領域管理
情報は筐体に取り付けられたメモリに記録してもよく、
この場合、管理情報の再生をよりはやく行うことができ
る。
【0075】以上説明したように上記実施の形態では、
入力されるデータの再生方法を決定し、これを記録媒体
上の領域管理情報記録領域に記録することで、ストリー
マデータとアーカイブデータ、または記録レートの異な
るデータ等、再生方法の異なるデータを記録することが
可能となる。
【0076】また他の上記実施の形態では、入力される
データの再生方法を決定し、これを記録媒体が収容され
ている筐体に取り付けられた補助記憶媒体の領域管理情
報に記録することで、ストリーマデータとアーカイブデ
ータ、または記録レートの異なるデータ等、再生方法の
異なるデータを記録することが可能となる。さらにこの
場合、管理情報にアクセスすることが容易になる。
【0077】また上記実施の形態では、各領域の記録開
始点を、位置決め誤差を含めて決定し、これら記録開始
点や位置決め誤差の範囲を領域管理情報に記録すること
で、隣接した領域を互いに上書きされることなく配置す
ることができる。
【0078】また、上記実施の形態を実現するための回
路規模はきわめて小さく、実用的な効果は大きい。
【0079】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように本
発明は、再生方法の異なるデータを正しく再生できる様
に記録出来ると言う長所を有する。
【0080】又、本発明は、記録済みのデータに上書き
しないようにデータの記録位置を決定する事が出来ると
いう長所を有する。
【0081】又、本発明は、記録データの種類が異なっ
ていても、その記録データの再生方法に応じた再生が出
来ると言う長所を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態について説明したブ
ロック図。
【図2】本実施の形態の磁気テープの領域について説明
した図。
【図3】本実施の形態における、領域の管理情報につい
て説明した模式図。
【図4】(a):本発明の第2の実施形態について説明
したブロック図。 (b):メモリ101が、磁気テープを収容した筐体に
取り付けられた状態を示す斜視図。
【図5】本発明の第3の実施の形態について説明したブ
ロック図。
【図6】本実施のの形態における、領域の管理情報につ
いて説明した模式図。
【図7】本実施の形態における、記録ヘッドおよびシリ
ンダの構成について説明した図。
【図8】本実施の形態における、記録レートがxおよび
x/2の場合の、磁気テープへの記録方法について説明
した図。
【図9】本実施の形態における、 記録レートが3x/
4の場合におけるセクタの記録方法について説明した
図。
【図10】本発明の第4の実施の形態について説明した
ブロック図。
【図11】本実施の形態における、領域の管理情報につ
いて説明した模式図。
【図12】(a):本実施の形態において、領域1の記
録範囲を説明した模式図。 (b):本実施の形態において、領域2の記録開始点を
説明した模式図。
【図13】本実施の形態において、設定された領域の大
きさと実際に記録するときのテープ上での領域の大きさ
との間で誤差が生じる場合について説明したブロック
図。
【図14】本発明の第5の実施の形態について説明した
ブロック図。
【符号の説明】
11 入力端子 12 入力データ識別器 13 データ識別信号 14 領域管理情報生成器 15 フォーマット変換器 16 記録信号変換器 17 記録ヘッド 18 磁気テープ 51 レート決定器 52 レート信号 53 テープ送り制御器 142 領域管理情報再生器
フロントページの続き (72)発明者 濱井 信二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されてくる記録すべきデータに基づ
    いて、そのデータの再生方法を特定し、その特定結果を
    出力する再生方法識別手段と、 前記記録すべきデータの記録に際し、前記出力された特
    定結果を管理情報として所定の記録媒体に記録する記録
    手段と、 を備えたことを特徴とするデータ記録装置。
  2. 【請求項2】 前記管理情報は、前記特定結果と前記デ
    ータの記録位置に関する情報とを対応させて記録されて
    いることを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  3. 【請求項3】 前記記録すべきデータは、前記所定の記
    録媒体に記録され、 前記記録手段は、前記データの記録領域とは別の管理情
    報記録領域に、前記管理情報を記録することを特徴とす
    る請求項1記載のデータ記録装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の記録媒体は、前記記録すべき
    データの記録先の記録媒体とは別の補助記憶媒体であ
    り、前記記録先の記録媒体を収容する筐体に取り付けら
    れたことを特徴とする請求項1記載のデータ記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録すべきデータは、その記録先の
    記録媒体にシーケンシャルに記録されることを特徴とす
    る請求項1〜4の何れか一つに記載のデータ記録装置。
  6. 【請求項6】 前記特定結果には、前記記録すべきデー
    タの再生の際の再生レートを含むことを特徴とする請求
    項1〜5の何れか一に記載のデータ記録装置。
  7. 【請求項7】 前記再生レートについての外部からの指
    示を受け付ける外部指示受け付け手段を有し、 その受け付けられた再生レートが前記管理情報記録領域
    に記録されることを特徴とする請求項1〜5の何れか一
    に記載のデータ記録装置。
  8. 【請求項8】 前記再生レートを指定する必要のない前
    記データに対しては、前記再生レートを指定しないこと
    を示す情報が前記管理情報として記録されることを特徴
    とする請求項6又は7記載のデータ記録装置。
  9. 【請求項9】 記録媒体にデータを記録する第1記録手
    段と、 前記第1記録手段に対し、記録領域を分けて記録を行わ
    せる記録制御手段と、前記各記録領域におけるデータの
    記録開始点の位置決め誤差を管理情報記録領域に記録す
    る第2記録手段とを備え、 前記記録制御手段は、前記記録された記録開始点の位置
    決め誤差の履歴に基づいて、新たに記録すべきデータの
    記録開始点の位置を決定することを特徴とするデータ記
    録装置。
  10. 【請求項10】 前記管理情報記録領域は、前記記録す
    べきデータの記録媒体上、又は前記記録媒体を収容する
    筐体に取り付けられた補助記憶媒体上に設けられること
    を特徴とする請求項9記載のデータ記録装置。
  11. 【請求項11】 前記管理情報記録領域には、前記記録
    開始点の位置決め誤差の他に、記録開始点の位置、およ
    び前記記録領域の大きさも領域管理情報として記録され
    ることを特徴とする請求項9又は10記載のデータ記録
    装置。
  12. 【請求項12】 前記新たに記録すべきデータの記録領
    域の直前に既に記録されているデータの領域の記録開始
    点の位置をS(n)、前記直前に記録されているデータの
    領域の記録開始点の位置決め誤差の範囲を±E(n)、前
    記直前に記録されているデータの領域の大きさをX
    (n)、前記新たに記録すべきデータの領域の記録開始点
    の位置決め誤差の範囲を±E(n+1)とした場合、前記
    記録制御手段は、前記新たに記録すべきデータの領域の
    記録開始点の位置をS(n+1)=S(n)+E(n)+X
    (n)+E(n+1)以降に設定することを特徴とする請求
    項11記載のデータ記録装置。
  13. 【請求項13】 請求項1記載のデータ記録装置により
    記録されたデータを再生する場合、前記管理情報を読み
    出して、再生すべきデータの再生方法を決定し、その決
    定された再生方法に基づいて前記再生を行うことを特徴
    とするデータ再生装置。
JP19227496A 1996-07-22 1996-07-22 データ記録装置及びデータ再生装置 Pending JPH1040649A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022054402A1 (ja) * 2020-09-11 2022-03-17 富士フイルム株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022054402A1 (ja) * 2020-09-11 2022-03-17 富士フイルム株式会社 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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