JPH104029A - 薄膜コンデンサ、及びその製造方法 - Google Patents

薄膜コンデンサ、及びその製造方法

Info

Publication number
JPH104029A
JPH104029A JP15552696A JP15552696A JPH104029A JP H104029 A JPH104029 A JP H104029A JP 15552696 A JP15552696 A JP 15552696A JP 15552696 A JP15552696 A JP 15552696A JP H104029 A JPH104029 A JP H104029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
thin film
substrate
film capacitor
forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP15552696A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Yamanaka
英二 山中
Tatsuhiko Suzuki
龍彦 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
Priority to JP15552696A priority Critical patent/JPH104029A/ja
Publication of JPH104029A publication Critical patent/JPH104029A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Parts Printed On Printed Circuit Boards (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業性、生産性が極めて良好であること。 【解決手段】 低抵抗基板1の表面に第1の溝2を形成
する工程と、該第1の溝2に絶縁性樹脂3を埋込んで平
坦化する工程と、前記表面に誘電体膜4を形成する工程
と、前記第1の溝2の内側に前記第1の溝2よりも幅寸
法及び深さ寸法が小さい第2の溝6を形成する工程と、
該第2の溝6と前記基板1の表裏面で位置が整合するよ
う前記基板1の裏面に前記第2の溝6と略同形状の第3
の溝7を形成する工程と、前記基板1の両面に金属膜
8、9を形成する工程と、さらに前記第2及び第3の溝
6、7で切断する工程とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面実装部品であ
る薄膜チップ部品のうち薄膜コンデンサ、及びその製造
方法に属する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜コンデンサの製造方法は、ま
ず図3(a)に示すように、薄膜チップとして、半導体
基板51の表面に金属層(アルミニウム膜)52、53
によって誘電体膜55を挟み込む。その後、図3(b)
に示すように、半導体基板51の両側端へ電極56、5
7を引き出す。電極56、57の形成手段は、図3
(c)に示すように、金属層52、53、誘電体膜55
及び半導体基板51を個々の素子に切断して分割した
後、キャリアに整列してディップ方式で導電性材料を塗
布、焼き付けするという方法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
薄膜コンデンサの方法では、個片化した後に各素子の両
側に導電材料を塗布、焼き付けしなければならず、この
作業は素子サイズが小さくなる程、作業性が悪くなると
いう問題がある。
【0004】それ故に本発明の課題は、作業性、生産性
の極めて良好な薄膜コンデンサ、及びその製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、低抵抗
基板の表面に第1の溝を形成する工程と、該第1の溝に
絶縁性樹脂で埋込んで平坦化する工程と、前記表面に誘
電体膜を形成する工程と、前記第1の溝の内側に前記第
1の溝よりも幅寸法及び深さ寸法が小さい第2の溝を形
成する工程と、該第2の溝と前記基板の表裏面で位置が
整合するよう前記基板の裏面に前記第2の溝と略同形状
の第3の溝を形成する工程と、前記基板の両面に金属膜
を形成する工程と、さらに前記第2及び第3の溝で切断
する工程とを含むことを特徴とする薄膜コンデンサの製
造方法が得られる。
【0006】また、本発明によれば、低抵抗基板の表裏
面で位置が整合するよう溝を形成する工程と、前記表裏
面に誘電体膜を形成する工程と、該誘電体膜上に金属膜
を形成する工程と、前記溝の中央部で切断する工程とを
含むことを特徴とする薄膜コンデンサの製造方法が得ら
れる。
【0007】
【作用】薄膜コンデンサは、低抵抗基板の表面に選択エ
ッチング又はダイヤモンド刃による第1の溝を形成した
後、第1の溝を絶縁性樹脂で埋込んで平坦化し、スパッ
タリング法又は回転塗布法により誘電体膜を形成し、引
き続き第1の溝の内側に、第1の溝よりも幅及び深さが
小さい第2の溝を形成し、第2の溝と表裏で位置が整合
するように基板の裏面に第2の溝とほぼ同形状の第3の
溝を形成した後、基板の両面にアルミニウム、ニッケル
等の金属膜を形成し、さらに第2及び第3の溝の中央部
をダイシング切断することによって得られる。
【0008】また、薄膜コンデンサは、低抵抗半導体基
板の表裏面で位置が整合するようにダイシングソー等に
よりV形状の溝を形成した後、熱酸化スパッター又は回
転塗布法等によりSiO2 等の誘電体膜を形成し、引き
続きアルミニウム、ニッケル等の金属膜を形成した後、
溝の中央部に沿ってダイシング切断することを特徴とす
る金属膜を形成することによって得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
薄膜コンデンサ及びその製造方法の実施の形態例を説明
する。図1(a)〜図1(g)は本発明の薄膜コンデン
サの製造方法の第1の実施の形態例を示している。
【0010】本発明の薄膜コンデンサの製造方法では、
まず、図1(a)に示すように、低抵抗半導体基板(S
i基板)1の表面に選択エッチング又はダイヤモンド刃
による第1の溝2を形成する。図1(a)に示す実施の
形態例では、比抵抗 0.02Ωcm以下で、厚さ寸法
1.0mmの低抵抗半導体基板1の表面に通常のフォ
トリソグラフィー手法によって深さ寸法150μ、幅寸
法100mμの第1の溝2を形成した。第1の溝2はH
F:HNO3 =2:4のシリコン用エッチャントで処理
した。
【0011】その後、図1(b)に示すように、第1の
溝2の中に絶縁性樹脂3として、例えば、ポリイミドを
埋め込んで平坦化する。
【0012】第1の溝2を絶縁性樹脂3で埋込んで平坦
化した状態で、図1(c)に示すように、基板1の表面
にスパッタリング法又は回転塗布法により誘電体膜4を
形成する。この実施の形態例では、表面にスパッター法
によって誘電体膜4としてSi02 を3000オングス
トローム形成した。
【0013】引き続き、図1(d)に示すように、第1
の溝2の内側には、第1の溝2よりも幅寸法及び深さ寸
法が小さい第2の溝6を形成する。例えば、第1の溝2
には深さ寸法100μm、幅寸法50mμの第2の溝6
をダイサーを用いて形成する。また、第2の溝6と表裏
で位置が整合するように基板の裏面に第2の溝6とほぼ
同形状の第3の溝7を形成する。この実施の形態例で
は、ダイサーの送り寸法で表裏を合わせた。
【0014】図1(e)は、図1(d)の状態のウエハ
ーの表裏面にAl(アルミニウム膜)8、Ni(ニッケ
ル膜)9を2層連続でスパッター形成した状態を示して
いる。下地のアルミニウム膜8は3.0μm,ニッケル
膜9は2.5μmの膜厚とした。
【0015】図1(f)は、図1(e)に示した矢印方
向で示す第2及び第3の溝6、7の中央でダイサーによ
ってダイシング切断して完全切断した状態を示してい
る。このように、切断して完成した薄膜コンデンサは、
図1(g)にも示すように、薄膜コンデンサの機構部が
あるA面(基板1の表面に相当)と対向電極B面(基板
1の裏面に相当)とは素子の両側の端子部に位置してい
る。
【0016】次に、薄膜コンデンサの製造方法の第2の
実施例を説明する。
【0017】第2の実施例における薄膜コンデンサの製
造方法は、まず、図2(a)に示すように、低抵抗半導
体基板21の表裏面で位置が整合するようにダイシング
ソー等により角度付けされたV形状の第1及び第2の溝
22、23を形成する。第1の実施例と同様に、表裏面
の第1及び第2の溝22、23の位置は整合されてい
る。また、第1及び第2の溝22、23の角度は任意に
選ばれるが、この実施の形態例では、θ=90度で、深
さ寸法200μmで実施した。なお、図2(a)に示し
た第1及び第2の溝22、23の角度は、θ=90度よ
りも大きい角度の例を示している。
【0018】図2(a)の状態から図2(b)に示すよ
うに、基板21の表面に熱酸化スパッター又は回転塗布
法等によりSiO2 等の誘電体膜24を形成する。この
実施例では、ウエハーを1100℃×5分の熱酸化(ス
チーム)を実施し、2000オングストロームの膜厚の
誘電体膜24を得た。
【0019】引き続き、図2(c)に示すように、ウエ
ハーの表裏面にAl(アルミニウム膜)25、Ni(ニ
ッケル膜)26等の金属膜を連続的にスパッターにて形
成する。
【0020】図2(d)は、図2(c)で矢印で示した
第1及び第2の溝22、23の中央部に沿ってダイシン
グ切断した状態を示している。切断して完成した薄膜コ
ンデンサでは、薄膜コンデンサの機構部があるA面(基
板21の表面に相当)と対向電極B面(基板21の裏面
に相当)とが素子の両側の端子部に位置している。最初
の第1及び第2の溝22、23が基板21上で平面図的
にX軸、Y軸共にV形状で形成すれば、図2(e)に示
すようになるが、X軸のみ、Y軸のみをV形状とした場
合は、完成品は図2(f)のようになる。
【0021】即ち、第1及び第2の実施の形態例で説明
した薄膜コンデンサは、表裏面とも誘電体膜4、24を
保持するコンデンサ構造であって、低抵抗半導体基板の
両面にコンデンサを保持した直列接続型である。また、
低抵抗半導体基板は、導体であってもよい。
【0022】さらに、薄膜コンデンサは、導体又は低抵
抗半導体によって誘電体膜4、24が挟まれてなるコン
デンサ層が部品の側面に形成されている。
【0023】
【発明の効果】以上、実施の形態例によって説明したよ
うに、本発明の薄膜コンデンサ及びその製造方法による
と、ウエハー状態で電極形成まで完了でき、切断で個片
化した解きには素子が完成しているという極めて安定で
生産性の高い製造方法が得られる。
【0024】また、従来の薄膜コンデンサが機能部を素
子の上面に位置付けて電極端子を側面両端に位置付けて
いるのに対し、本願では、機能部を片法の電極端子が兼
ねる形でなっているため、素子の上面には何等の機能膜
もなく、捺印にさいしても極めて自由度が高いという効
果を奏する。
【0025】また、個片化してからのプロセスがほとん
どないため、極めて生産性が高く安定した供給が可能な
のである。
【0026】なお、実施の形態例では片面機能膜の例の
みを述べたが、当然基板の両面に機能膜を位置付けるキ
ャパシタンスの直列接続構造も可能である。しかも機能
膜と電極とを兼ねるて素子の側面に形成する構成は、な
んら薄い膜コンデンサのみに適用することに限られるも
のではなくたの薄い膜部品への展開は可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の薄膜コンデンサの製造方法の第1の実
施例を示し、(a)〜(f)は製造工程を示した断面
図、(g)は(f)の斜視図である。
【図2】本発明の薄膜コンデンサの製造方法の第2の実
施例を示し、(a)〜(d)は製造工程を示した断面
図、(e)は(d)の斜視図、(f)は(d)の変形例
を示す斜視図である。
【図3】従来の薄膜コンデンサの製造方法の第1の実施
例を示し、(a)及び(b)は製造工程を示した断面
図、(c)は(b)を切断した状態の斜視図である。
【符号の説明】
1、21 低抵抗半導体基板 2,22 第1の溝 3 絶縁性樹脂 4 誘電体膜 6,23 第2の溝 7 第3の溝 8、25 Al(アルミニウム膜) 9、26 Ni(ニッケル膜) 24、55 誘電体膜 51 半導体基板 52、53 金属層 56,57 電極

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低抵抗基板の表面に第1の溝を形成する
    工程と、該第1の溝に絶縁性樹脂を埋込んで平坦化する
    工程と、前記表面に誘電体膜を形成する工程と、前記第
    1の溝の内側に前記第1の溝よりも幅寸法及び深さ寸法
    が小さい第2の溝を形成する工程と、該第2の溝と前記
    基板の表裏面で位置が整合するよう前記基板の裏面に前
    記第2の溝と略同形状の第3の溝を形成する工程と、前
    記基板の両面に金属膜を形成する工程と、さらに前記第
    2及び第3の溝で切断する工程とを含むことを特徴とす
    る薄膜コンデンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 低抵抗基板の表裏面で位置が整合するよ
    う溝を形成する工程と、前記表裏面に誘電体膜を形成す
    る工程と、該誘電体膜上に金属膜を形成する工程と、前
    記溝の中央部で切断する工程とを含むことを特徴とする
    薄膜コンデンサの製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の薄膜コンデンサの
    製造方法によって製造された薄膜コンデンサにおいて、
    前記表裏面ともに誘電体膜を保持するコンデンサ構造で
    あって、前記低抵抗基板の両面に前記コンデンサを保持
    した直列接続型であることを特徴とする薄膜コンデン
    サ。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の薄膜コンデンサの
    製造方法によって製造された薄膜コンデンサにおいて、
    前記低抵抗基板が導体であることを特徴とする薄膜コン
    デンサ。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の薄膜コンデンサの
    製造方法によって製造された薄膜コンデンサにおいて、
    導体又は低抵抗半導体によって誘電体膜が挟まれてなる
    コンデンサ層が部品の側面に形成されていることを特徴
    とする薄膜コンデンサ。
JP15552696A 1996-06-17 1996-06-17 薄膜コンデンサ、及びその製造方法 Withdrawn JPH104029A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15552696A JPH104029A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 薄膜コンデンサ、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15552696A JPH104029A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 薄膜コンデンサ、及びその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH104029A true JPH104029A (ja) 1998-01-06

Family

ID=15608003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15552696A Withdrawn JPH104029A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 薄膜コンデンサ、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH104029A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077757A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Soshin Electric Co Ltd チップコンデンサ、およびその製造方法
KR100568306B1 (ko) 2004-07-23 2006-04-05 삼성전기주식회사 박막형 다층 세라믹 캐패시터 및 그 제조방법

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003077757A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Soshin Electric Co Ltd チップコンデンサ、およびその製造方法
KR100568306B1 (ko) 2004-07-23 2006-04-05 삼성전기주식회사 박막형 다층 세라믹 캐패시터 및 그 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4033027A (en) Dividing metal plated semiconductor wafers
CN109524412A (zh) 三维存储器及其制造方法
JPH104029A (ja) 薄膜コンデンサ、及びその製造方法
JPS59213145A (ja) 半導体装置及びその製造方法
US4023258A (en) Method of manufacturing semiconductor diodes for use in millimeter-wave circuits
JPS6056237B2 (ja) メツキ膜のベ−ス層構造
KR100565840B1 (ko) 반도체소자 및 그의 제조방법
JPS6037150A (ja) 半導体装置の製造方法
JPS60127762A (ja) 半導体装置とその製造方法
JP2005295364A (ja) 弾性表面波素子の製造方法
JPS60214569A (ja) Mos型半導体装置
JPS61174677A (ja) ダイオ−ドの製造方法
JPS587073B2 (ja) カゴウブツハンドウタイソウチノセイサクホウ
JPS62156820A (ja) 半導体素子の製造方法
JPH118307A (ja) 半導体集積回路の製造方法
JPH03153033A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07273295A (ja) マイクロデバイスの電極形成方法
JPH0377322A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPS5841775B2 (ja) ハンドウタイソウチノセイゾウホウホウ
JPH1012421A (ja) 多連型チップ電子部品及びその製造方法
JPS5856760B2 (ja) 導電性メッキ膜の作製方法
JPS61148841A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH02162732A (ja) 半導体装置及び製造方法
JPH08107035A (ja) 薄膜チップインダクタの製造方法
JPS63234565A (ja) Pinダイオ−ド

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030902